JPH0161036B2 - - Google Patents

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JPH0161036B2
JPH0161036B2 JP54006450A JP645079A JPH0161036B2 JP H0161036 B2 JPH0161036 B2 JP H0161036B2 JP 54006450 A JP54006450 A JP 54006450A JP 645079 A JP645079 A JP 645079A JP H0161036 B2 JPH0161036 B2 JP H0161036B2
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JP54006450A
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JPS55100100A (en
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Masayoshi Takeuchi
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は負荷ランバツク装置に係り、特にター
ビン発電機の運転制御に好適な負荷ランバツク装
置に関する。
第1図は一般的なタービン発電機プラントの概
略構成図であり、同図中、1はボイラ、2は主蒸
気止め弁、3は加減弁、4はタービン、5は再熱
器、6は再熱蒸気止め弁、7は発電機、8は電力
系統、9は電流変成器、10は電流検出器、11
は故障検出器、12は復水器、13は給水ポンプ
である。
かかる構成に於いて、ボイラ1にて発生した蒸
気は、主蒸気止め弁2、加減弁3を通つてタービ
ン4を駆動する。第1図に示す如く、再熱形シス
テムの場合、蒸気はさらに再熱器5で再熱され、
再熱蒸気止め弁6を通つてタービン4を駆動する
事となる。この様にしてタービン4が駆動されれ
ば、その軸に結合されている発電機7が回転し、
発電が行なわれ、発電出力は電力系統8に接続さ
れる。また前記発電機7の負荷電流は電流変成器
9により変形され電流検出器10により監視され
ている。また、タービン4を駆動した蒸気は復水
器12により復水され、給水ポンプ13によりボ
イラ1に供給される。
ところで、前記発電機7は固定子巻線を直接冷
却水で冷却する冷却装置を備えるもので、この冷
却装置の故障を検出するために圧力スイツチある
いは温度スイツチ等で構成された故障検出器11
が設けれている。一方、電流検出器10は発電機
7の冷却装置に依らない自冷容量相当の負荷電流
値以上で動作する様に設定されている。
以上述べた如く、発電機7の固定子巻線の直接
冷却方式を採用するタービン発電機プラントにお
いては、冷却系統が故障すると、固定子巻線導体
内を流れる冷却水が断水あるいは減水したり、冷
却水が十分冷えないうちに導体に供給されたりす
る等の事故の起こる事がある。この様な状態では
もはや冷却不能となるため、固定子巻線導体は異
常に高温となり、発電機7を危険状態に至らせる
ため、速やかに負荷電流を減少させる動作が必要
となる。この様な動作は一般に負荷ランバツク動
作と呼ばれている。
この様な負荷ランバツクは、発電機7の冷却装
置の故障を検出する故障検出器11が動作した時
に、発電機7の負荷電流が自冷容量以上あること
を検出する電流検出器10の出力がなされている
間、加減弁3に閉指令を出すことにより行なわれ
る。同時に、許容時間内に負荷が自冷容量まで下
るかどうかを負荷ランバツク指令が出ている時間
を検出するタイマにより監視し、下らなければ発
電機7をトリツプさせる。一方、許容時間内に負
荷が自冷容量まで下がれば、電流検出器10の出
力が無くなり、負荷ランバツクは終了することと
なる。
第2図は従来の負荷ランバツク装置の一例を示
すブロツク図で、同図中、ANDはアンド回路、
Aは前記アンド回路ANDの出力信号、3Mは加減
弁3の制御装置、14はタイマーをそれぞれ示す
ものである。
かかる構成に於いて、故障検出器11の出力が
有り、かつ電流検出器10の出力が有るという条
件で信号Aが出力される。この信号Aはランバツ
ク指令として加減弁3の制御装置3Mに与えら
れ、加減弁3の閉操作を行う。この後、負荷電流
が発電機7の自冷容量の相当値より下がれば、電
流検出器10の出力が無くなる為、信号Aが復帰
し、加減弁3の閉操作が停止する。一方、信号A
が発生した時点でランバツク許容時間を設定した
タイマ14がタイムカウントを開始し、設定時間
内に信号Aが復帰しなければタイマ14の出力信
号により発電機7をトリツプさせる。
以上述べた如く、従来の負荷ランバツク装置
は、冷却水圧力低、あるいは冷却水温度高などの
いわゆる冷却水断といわれる故障が発生すると、
タービンの加減弁に負荷減少指令を出し、発電機
7が冷却水断状態で運転できる自冷容量負荷(定
格の26又は30%)まで許容時間内に負荷減少する
ように制御し、もし許容時間内に自冷容量負荷ま
で下らなかつた場合は、負荷ランバツク失敗と判
断し、直ちに発電機7をトリツプさせるものであ
る。
さて、上述した負荷ランバツクは、加減弁3で
タービン4への蒸気量を絞り込む方法で行なわれ
ているが、これはボイラ1への出力指冷を降下さ
せる方法ではボイラ1の熱保有量が大きいため急
速に負荷を下げることが出来ないためである。と
ころが、特に最近の大容量火力発電所に用いられ
る貫流ボイラにおいては、負荷ランバツクを行う
場合、給水流量を加減弁3と協調しながら絞る必
要が有る。つまり加減弁3の絞り込みに対して給
水流量の方が絞り足りないボイラ1が火炉圧高と
なり、逆に給水流量を絞りすぎるとボイラ1が火
炉圧低となる。いずれの場合にも、ボイラ1にと
つては危険であり、ボイラトリツプに至ることも
有る。このため加減弁3を絞る速度は給水側の制
御性から等速度が要求される事となる。
また、一般に蒸気タービン4においては、蒸気
入力と発電機7の出力との間の出力時定数が有
り、特に再熱タービンでは、再熱器の保有蒸気量
によりその時定数は大きい。このため、負荷ラン
バツク時の加減弁3の等速絞り込みに対して発電
機7の出力は遅れて減少することになる。
第3図は定格負荷で運転しているタービン発電
機に上述した負荷ランバツクが発生した時の加減
弁開度Pおよび発電機7の負荷電流Iと時間Tと
の関係を示す特性図である。
第3図から明らかな如く、時間T0にて負荷ラ
ンバツクが開始されれば直ちに加減弁3は一定速
度で絞り込みを始めるが、負荷電流は遅れを減少
しはじめる。時間t1にて加減弁3は発電機自冷容
量相当の開度P1まで絞り込まれるが、この時、
負荷電流はまだ自冷容量相当電流I1に達しないた
め負荷ランバツクは更に進み、時間t2にて負荷電
流がI1に達した状態で負荷ランバツクは停止す
る。この時加減弁3はP2の開度まで絞り込まれ
ており、したがつて負荷電流は負荷ランバツク停
止後もさらに降下を続け、開度P2に相当する負
荷電流I2の値まで降下する。
以上述べた如く、発電機7の自冷容量相当の電
流以下なつた時点で負荷ランバツクを停止すると
いう従来の負荷ランバツク装置では、加減弁3の
絞りすぎにより最終整定負荷が下がりすぎてしま
うこととなる。この様な場合、ボイラの制御性、
給水流量の制御性等が悪くなるため、従来より冷
却装置故障による負荷ランバツクはほとんど成功
せずにトリツプに至つている。
従つて、本発明の目的は上記従来技術の欠点を
無くし、負荷ランバツク時の制御特性を改善し
て、確実な負荷ランバツクを終了復帰動作を可能
ならしめた負荷ランバツク装置を提供するにあ
る。
更に詳細には、本発明は負荷ランバツク時に、
一旦絞り込んだ加減弁を発電機出力電流が自冷容
量に相当する電流よりさらに下がつて来たことを
検出して再度加減弁を開くことにより、負荷ラン
バツク後の整定負荷の下がりすぎを無くし、負荷
ランバツク時の制御特性を改良した新規の負荷ラ
ンバツク装置を提供するものである。
以下、図面に従つて本発明の負荷ランバツク装
置を更に詳細に説明する。
第4図は本発明の一実施例に係る負荷ランバツ
ク装置のブロツク図で、同図中15は第2の電流
検出器、AND2はアンド回路、8は前記アンド
回路AND2の出力信号、3M−1は加減弁3の
閉制御器、3M−2は前記加減弁3の開制御器で
ある。ところで、前記第2の電流検出器15は第
5図の部分回路構成図に示す如く、第1図の電流
変成器9に対して付加されるもので、発電機7の
自冷容量相当の電流より少し低い設定値以下で出
力を出す様に設定されるものである。
以上述べた如き構成に於いて、以下その動作を
第6図の特性図に従つて説明する。第6図中、P
は加減弁開度、Iは負荷電流をそれぞれ示すもの
である。
今、発電機7の冷却装置に故障が発生し、故障
検出器11が動作した時、負荷電流が発電機7の
自冷容量相当の電流値以上であれば、第1の電流
検出器10が動作して出力を出しているため、ア
ンド回路ANDから信号Aがランバツク指令とし
て出力され、加減弁3の制御装置3Mに与えられ
る。その結果、閉制御器3M−1が動作して前記
加減弁3を一定速度で閉操作する。かかる動作の
結果、負荷電流が発電機7の自冷容量相当より下
がれば電流検出器10の出力が無くなり、信号A
が復帰し、加減弁3の閉操作が停止する。一方、
信号Aが発生した時点までランバツク許容時間を
設定したタイマ14がカウントを開始し、設定時
間内に信号Aが復帰しなければタイマ14の出力
信号により発電機7をトリツプさせる事となる。
なお、上述の負荷ランバツク動作がタイマ14
で規定される許容時間内に完了した後も、前に述
べた様に負荷が下がつていくが、負荷電流が発電
機7の自冷容量相当の電流値より少し低い値以下
になると、第2の電流検出器15が動作して出力
を出す。前記第2の電流検出器15の出力はアン
ド回路AND2に与えられるが、その結果、前記
アンド回路AND2からは信号Bが出力される。
前記信号Bは加減弁3の制御装置3Mに与えら
れ、開制御器3M−2により加減弁3の開操作が
行なわれる。この為、加減弁3が開き、負荷電流
が増加するが、この負荷電流が第2の電流検出器
15の設定値以上になれば信号Bが復帰し、第1
図の加減弁3の開操作は停止する。この後に、さ
らに負荷電流が減少すれば、上述の操作をくりか
えし、発電機の負荷電流は自冷容量相当の電流値
より少し低い値に調整され、最終的に整定され
る。この場合、電流検出器のオン、オフの設定値
に少し幅を持たせておけばハンチングすることは
ない。また、給水制御は一旦絞り込みが終了すれ
ば、主蒸気流量、燃料流量、負荷等により自動的
に行なわれるため問題はない。
以上の動作の間の、加減弁3の開度Pおよび負
荷電流Iの関係は、第6図に示す通りであるが、
時間t0にて負荷ランバツクが開始されれば、直ち
に加減弁3は一定速度で絞り込みを始め、負荷電
流Iは少し遅れて減少しはじめる。時間t1にて加
減弁3は発電機自冷容量相当の開度P1まで絞り
込まれるが、この時負荷電流Iはまだ自冷容量相
当電流I1に達していないため負荷ランバツクは更
に進み、時間t2にて負荷電流IがI1に達してラン
バツクは停止する。この時、加減弁3はP2の位
置まで絞り込まれている。このため、負荷電流I
はランバツク停止後もさらに降化するが、すぐに
自冷容量相当の電流値の少し下に設定された電流
値I3に達し、この時点t3で加減弁3に開指令が出
されるため、電流値はI3以下には下がらない。そ
して、加減弁3は前に述べた様に、開閉操作を繰
り返し、最終的に自冷容量相当の開度P3に整定
する事となる。
以上述べた如く、本発明によれば、冷却装置を
有する発電機の冷却系統が故障した場合の負荷ラ
ンバツクを行う場合において、負荷の下げすぎが
なく、アクセントの他の機器との協調のとれた安
定な制御が可能であり、成功率の高い負荷ランバ
ツクを可能ならしめた負荷ランバツク装置を得る
事が出来るものである。
なお、上記実施例に於いては、発電機固定子巻
線を水冷却する場合を例示したが、本発明は水冷
却の代わりに他の冷却媒体を用いて冷却するよう
にした発電機に於いても同様に適用することがで
きる事は勿論である。また、上記実施例では許容
時間内に負荷が自冷容量まで下がるかどうかの監
視回路が1系統の場合を例示したが、複数の電流
検出器とタイマの組合せによる複数の監視回路を
設けてもよく、同様の効果を得る事ができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的なタービン発電機プラントの概
略構成図、第2図は従来の負荷ランバツク装置の
一例を示すブロツク図、第3図は第2図の構成の
動作を説明する特性図、第4図は本発明の一実施
例に係る負荷ランバツク装置のブロツク図、第5
図は第4図の第2の電流検出器の配置を説明する
部分回路構成図、第6図は第4図の構成の動作を
説明する特性図である。 1……ボイラ、2……主蒸気止め弁、3……加
減弁、4……タービン、7……発電機、10,1
5……電流検出器、11……故障検出器、14…
…タイマー、3M……制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 冷却装置を有する発電機の前記冷却装置の故
    障を検出する故障検出器と、前記発電機の負荷電
    流を検出して、発電機の自冷容量相当より以上の
    設定値で第1の出力を行い、前記自冷容量相当よ
    り少し低い設定値で第2の出力を行う電流検出器
    と、前記故障検出器出力並びに前記第1の出力に
    基いて、前記発電機を駆動する原動機に負荷ラン
    バツク指令を出力する第1の負荷制御回路と、前
    記故障検出器出力並びに前記第2の出力に基い
    て、前記原動機に負荷増加を指令する第2の負荷
    制御回路と、前記負荷ランバツク指令の出力時間
    を監視して前記発電機をトリツプさせる監視回路
    を備える事を特徴とする負荷ランバツク装置。
JP645079A 1979-01-23 1979-01-23 Load runback system Granted JPS55100100A (en)

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JPS55100100A JPS55100100A (en) 1980-07-30
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