JPH01566A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH01566A
JPH01566A JP62-272783A JP27278387A JPH01566A JP H01566 A JPH01566 A JP H01566A JP 27278387 A JP27278387 A JP 27278387A JP H01566 A JPH01566 A JP H01566A
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知幸 島田
正臣 佐々木
充 橋本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 五五分更 本発明は電子写真用感光体に関し、詳しくは感光層中に
特定のジエチル芳香族化合物を含有させた電子写真用感
光体に関する。
灸來圧亙 従来、電子写真方式において使用される感光体の光導電
性素材として用いられているものにセレン、硫化カドミ
ウム、酸化亜鉛などの無機物質がある。ここにいう「電
子写真方式」とは。
一般に、光導電性の感光体をまず暗所で、例えばコロナ
放電によって帯電せしめ、次いで像露光し、露光部のみ
の電荷を選択的に逸散せしめて静電潜像を得、この潜像
部を染料、顔料などの着色材と高分子物質などの結合剤
とから構成される検電微粒子(トナー)で現像し可視化
して画像を形成するようにした画像形成法の一つである
このような電子写真法において感光体に要求される基本
的な特性としては、(1)暗所で適当な電位に帯電でき
ること、(2)暗所において電荷の逸散が少ないこと、
(3)光照射によって速やかに電荷を逸散せしめ得るこ
となどがあげられる。
ところで、前記の無機物質はそれぞれが多くの長所をも
っていると同時に、さまざまな欠点をも有しているのが
事実である0例えば、現在広く用いられているセレンは
前記(1)〜(3)の条件は十分に満足するが、製造す
る条件がむずかしく、製造コストが高くなり、可撓性が
なく。
ベルト状に別工することがむずかしく、熱や機械的の衝
撃に鋭敏なため取扱いに注意を要するなどの欠点もある
。硫化カドミウムや酸化亜鉛は、結合剤としての樹脂に
分散させて感光体として用いられているが、平滑性、硬
度、引張り強度、耐摩擦性などの機械的な欠点があるた
めにそのままでは反復して使用することができない。
近年、こ九ら無機物質の欠点を排除するためにいろいろ
な有機物質を用いた電子写真用感光体が提案され、実用
に供されているものもある。
例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾールと2,4゜7−
ドリニトロフルオレンー9−オンとからなる感光体(米
国特許第3,484,237号明細書に記載)、ポリ−
N−ビニルカルバゾールをピリリウム塩系色素で増感し
てなる感光体(特公昭48−25658号公報に記載)
、有機顔料を主成分とする感光体(特開昭47−375
43号公報に記載)、染料と樹脂とからなる共晶錯体を
主成分とする感光体(特開昭47−10735号公報に
記M、)などである。これらの感光体は優れた特性を有
しており実用的にも価値が高いと思われるものであるが
、電子写真法において、感光体に対するいろいろな要求
を考慮すると、まだ、これらの要求を十分に満足するも
のが得られていないのが実状である。
だが、これまでに挙げた感光体は、いずれも目的により
、又は作製方法により違いはあるが、一般的にいってす
ぐれた光導電性物質を使用することによって良好な特性
が得られるものである。
目     的 本発明の目的は、先に述べた従来の感光体のもつ種々の
欠点を解消し、電子写真法において要求される条件を十
分満足しつる感光体を提供することにある。本発明の他
の目的は、製造が容易でかつ比較的安価に行なえ、耐久
性にもすぐれた電子写真用感光体を提供することにある
盪−一戒 本発明者らは、多くの光導電性物質についての研究、検
討を行なった結果、下記一般式(1)%式%() 〔上式中、Ar”は置換もしくは無置換の芳香族炭化水
素基または複素環基を表わし、Aは置換もしくは無置換
のN−置換力ルバゾリル基または くは無置換の芳香族炭化水素基または複素環基であり、
R1及びR2は置換もしくは無置換のアルキル基、また
は置換もしくは無置換のアリール基である)を表わす〕 で表わされるジエチル芳香族化合物が電子写真用感光体
の光導電性物質として有効に働くことを見出した。更に
また。このジエチル芳香族化合物は、後述から明らかな
ように、いろいろの材料と組合わされることによって予
期しえない効果を有する感光体を作成しうろことをも見
出した。本発明はこうした知見に基づいて完成されたも
のである。
即ち、本発明は導電性支持体上に感光層を設けた電子写
真用感光体において、前記感光層中に上記の一般式(1
)で表わされるジエチル芳香族化合物が有効成分として
含有されていることを特徴とするものである。
上記一般式(1)におけるA r 1及びAr”の芳香
族炭化水素基としては置換もしくは無置換のフェニレン
基、ナフチレン基、ビフェニレン基、アントラニレン基
及びN−置換力ルバゾール基等が、複数環基としてはチ
ェニレン基等があげられ、R1及びR2のアルキル基と
しては、低級アルキル基、ベンジル基等があげられ、ア
リール基としてはフェニル基等があげられる。またR”
、R”における置換基としては、低級アルキル基、アル
コキシ基、ハロゲン原子、フェニル基、シアノ基等があ
げられる。またAr”及びAr2は低級アルキル基、低
級アルコキシ基及びハロゲン等の置換基を有していても
よい。
本発明で用いられる前記一般式(I)で示されるジエチ
ル芳香族化合物はホスホン酸エステル化合物又はトリフ
ェニルホスホニウム塩化合物とアルデヒド化合物との反
応による。いわゆる変法ウイッチヒ(Wittig)反
応又はウイッチヒ(wittig)反応により合成され
るビススチリル化合物を還元することにより得られる。
こうして得られる一般式(I)で表わされるジエチル芳
香族化合物の具体例を以下に例示する。
(以下余白) A−CH,CH,−@−C1(2CH2−A    (
T )^−CH,CH2−4訓CH,CH,−A   
(1’)(ただし、−A=−Ar2−Nて  )(以下
余白) A−CH,CH,−Ar”−CH,CH2−A    
(I)A −CH,CH2−Ar1− CH2CH2−
ARl (ただし、−A=−Ar”−Nで  )以下余白 本発明感光体は、上記のような一般式(1)のジエチル
芳香族化合物の1種又は2種以上を感光層2(2’、2
’、2”、又は21つに含有させたものであるが、これ
ら化合物の応用の仕方によって第1図、第2図、第3図
、第4図あるいは第5図に示したごとくに用いることが
できる。
第1図における感光体は導電性支持体1上にジエチル芳
香族化合物、増感染料および結合剤(結着樹脂)よりな
る感光層2が設けられたものである。ここでのジエチル
芳香族化合物は光導電性物質として作用し、光減衰に必
要な電荷担体の生成および移動はこの化合物を介して行
なわれる。しかしながら、ジエチル芳香族化合物は光の
可視領域においてはほとんど吸収を有していないので、
可視光で画像を形成する目的のためには可視領域に吸収
を有する増感染料を添加して増感する必要がある。
第2図における感光体は、導電性支持体1上に電荷発生
層3をジエチル芳香族化合物と結合剤とからなる電荷搬
送媒体4の中に分散せしめた感光層2′が設けられたも
のである。ここでのジエチル芳香族化合物は結合剤(又
は、結合剤及び可塑剤)とともに電荷搬送媒体を形成し
、一方、電荷発生物質3(無機又は有機顔料のような電
荷発生物質)が電荷担体を発生する。この場合、電荷搬
送媒体4は主として電荷発生物質3が発生する電荷担体
を受入れ、これを搬送する作用を担当している。そして
、この感光体にあっては電荷発生層とジエチル芳香族化
合物とが、たがいに、主として可視領域において吸収波
長領域が重ならないというのが基本的条件である。これ
は、電荷発生物質3に電荷担体を効率よく発生させるた
めには電荷発生物質表面まで、光を透過させる必要があ
るからである。
一般式(I)で表わされるジエチル芳香族化合物は可視
領域にほとんど吸収がなく、一般に可視領域の光線を吸
収し、電荷担体を発生する電荷発生層3と組合わせた場
合、特に有効に電荷搬送物質として働くのがその特徴で
ある。
第3図における感光体は、導電性支持体1上に電荷発生
物質3を主体とする電荷発生層5と、ジエチル芳香族化
合物を含有する電荷搬送層4との積層からなる感光層2
#が設けられたものである。この感光体では、電荷搬送
層4を透過した光が電荷発生層5に到達し、その領域で
電荷担体の発生が起こり、一方、電荷搬送層4は電荷担
体の注入を受け、その搬送を行なうもので、光減衰に必
要な電荷担体の発生は、電荷発生物質3で行なわれ、ま
た電荷担体の搬送は、電荷搬送層4(主としてジエチル
芳香族化合物が働く)で行なわれる。こうした機構は第
2図に示した感光体においてした説明と同様である。
第4図における感光体は第3図の電荷発生層5とジエチ
ル芳香族の化合物を含有する電荷搬送層の積層順を逆に
したものであり、その電荷担体の発生及び搬送の機構は
上記の説明と同様にできる。この場合機械的強度を考慮
し、第5図の様に電荷発生層5の上に保護層6を設ける
こともできる。
実際に本発明感光体を作製するには、第1図に示した感
光体であれば、結合剤を溶かした溶液にジエチル芳香族
化合物の1種又は2種以上を溶解し、更にこれに増感染
料を加えた液をつくり、これを導電性支持体1上に塗布
し乾燥して感光層2を形成すればよい。
感光層2の厚さは3〜50μm、好ましくは5〜20μ
mが適当である。感光層2に占めるジエチル芳香族化合
物の量は30〜70重量%、好ましくは約50重量%で
あり、また、感光層2に占める増感染料の量は0.1〜
5重量%、好ましくは0゜5〜3重量%である。増感染
料としては、ブリリアントグリーン、ビクトリアブルー
B、メチルバイオレット、クリスタルバイオレット、ア
シッドバイオレット6Bのようなトリアリールメタン染
料、ローダミンB、ローダミン6G、ローダミンGエキ
ストラ、エオシンS、エリトロシン、ローズベンガル、
フルオレセインのようなキサンチン染料、メチレンブル
ーのようなチアジン染料、シアニンのようなシアニン染
料、2.6−ジフェニル−4−(N、N−ジメチルアミ
ノフェニル)チアピリリウムバークロレート、ベンゾピ
リリウム塩(特公昭48−25658号公報に記載)な
どのビリリウム染料などが挙げられる。なお、これらの
増感染料は単独で用いられても2種以上が併用されても
よい。
また、第2図に示した感光体を作製するには、1種又は
2種以上のジエチル芳香族化合物と結合剤とを溶解した
溶液に電荷発生物質3の微粒子を分散せしめ、これを導
電性支持体1上に塗布し乾燥して感光層2′を形成すれ
ばよい。
感光層2′の厚さは3〜50μm、好ましくは5〜20
μmが適当である。感光層2′に占めるジエチル芳香族
化合物の量は10〜95重量%、好ましくは30〜90
重量%であり、また、感光層2′に占める電荷発生物質
3の量は0.1〜50重量%。
好ましくは1〜20重量%である。電荷発生物質3とし
ては、例えばセレン、セレン−テルル、硫化カドミウム
、硫化カドミウム−セレン、α−シリコンなどの無機顔
料、有機顔料としては例えばシーアイピグメントブルー
25(カラーインデックスCl21180)、シーアイ
ピグメントレッド41 (CI21200)、シーアイ
アシッドレッド52 (CI45100)、シーアイヘ
ーシックL/2ド3 (CI45210)、カルバゾー
ル骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−95033号公
報に記載)、ジスチリルベンゼン骨格を有するアゾ顔料
(特開昭53〜133445号公報に記載)、トリフェ
ニルアミン骨格を有するアゾ顔料(特開昭53−132
347号公報に記載)、ジベンゾチオフェン骨格を有す
るアゾ顔料(特開昭54−21728号公報に記載)、
オキサジアゾール骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−
12742号公報に記載)、フルオレノン骨格を有する
アゾ顔料(特開昭54−22834号公報に記載)、ビ
ススチルベン骨格を有するアゾ顔料(特開昭54−17
733号公報に記載)、ジスチリルオキサジアゾール骨
格を有するアゾ顔料(特開昭54−2129号公報に記
載)、ジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料(
特開昭54−14967号公報に記載)などのアゾ顔料
、例えばシーアイピグメントブルー16(CI7410
0)などのフタロシアニン系顔料、例えばシーアイバッ
トブラウン5 (CI73410)、シーアイバットダ
イ(CI73030)などのインジゴ系顔料、アルゴス
カーレットB(バイエル社製)、インダンスレンスカー
レットR(バイエル社製)などのペリレン系顔料などが
挙げられる。なお、これらの電荷発生物質は単独で用い
られても2種以上が併用されてもよい。
更に、第3図に示した感光体を作製するには、導電性支
持体1上に電荷発生物質を真空蒸着するか或いは、電荷
発生物質の微粒子3を必要によって結合剤を溶解した適
当な溶媒中に分散した分散液を塗布し乾燥するかして、
更に必要であればパフ研磨などの方法によって表面仕上
げ。
膜厚調整などを行なって電荷発生層5を形成し、この上
に1種又は2種以上のジエチル芳香族化合物と結合剤と
を溶解した溶液を塗布し乾燥して電荷搬送層4を形成す
ればよい、なお、ここで電荷発生層5の形成に用いられ
る電荷発生物質は前記の感光層2′の説明においてした
のと同じものである。
電荷発生層5の厚さは5μm以下、好ましくは2μm以
下であり、電荷搬送層4の厚さは3〜50μm、好まし
くは5〜20μmが適当である。電荷発生層5が電荷発
生物質の微粒子3を結合剤中に分散させたタイプのもの
にあっては、電荷発生物質の微粒子3の電荷発生層5に
占める割合は10〜95重量%、好ましくは50〜90
重量%程度である。また、電荷搬送層4に占めるジエチ
ル芳香族化合物の量は10〜95重量%、好ましくは3
0〜90重量%である。
第4図に示した感光体を作成するには、導電性支持体1
上にジエチル芳香族化合物と結合剤とを溶解した溶液を
塗布し、乾燥して電荷搬送層4を形成した後、この電荷
搬送層の上に、電荷発生物質の微粉子を、必要によって
結合剤を溶解した溶媒中に分散した分散液をスプレー塗
工等の方法で塗布乾燥して電荷発生層5を形成すればよ
い、電荷発生層あるいは電荷搬送層の厚さ及びこれらの
層に含まれる電荷発生物質あるいは電荷搬送物質の量比
は第3図で説明した内容と同様である。このようにして
得られた感光体の電荷発生層5の上に更に適当な樹脂溶
液をスプレー塗工等の方法により保護層6を形成するこ
とにより第5図に示す感光体を作成できる。ここで用い
る樹脂としては下記のような結合剤が使用できる。
なお、これらいずれの感光体製造においても導電性支持
体1としては、アルミニウムなどの金属板又は金属箔、
アルミニウムなどの金属を蒸着したプラスチックフィル
ム、あるいは、導電処理を施した紙などが用いられる。
また、結合剤としては、ポリアミド、ポリウレタン、ポ
リエステル、エポキシ樹脂、ポリケトン1.ポリカーボ
ネートなどの縮合樹脂や、ポリビニルケトン、ポリスチ
レン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリアクリルア
ミドのようなビニル重合体などが用いられるが、絶縁性
でかつ接着性のある樹脂はすべて使用できる。必要によ
り可塑剤が結合剤に加えられているが、そうした可塑剤
としてはハロゲン化パラフィン、ポリ塩化ビフェニル、
ジメチルナフタリン、ジブチルフタレートなどが例示で
きる。
更に、以上のようにして得られる感光体には、導電性支
持体と感光層の間に、必要に応じて接着層又はバリヤ層
を設けることができる。これらの層に用いられる材料は
、ポリアミド、ニトロセルロース、酸化アルミニウムな
どであり、また膜厚は1μ−以下が好ましい。
本発明の感光体を用いて複写を行なうには、感光面に帯
電、露光を施した後、現像を行ない、必要によって、紙
などへ転写を行なう。本発明の感光体は感度が高く、ま
た可撓性に富むなどの優れた利点を有している。
以下に実施例を示す。下記実施例において部はすべて重
量部である。
ジエチル芳香族化合物の製造例 1 1.4−ビス(4−N、N−ジフェニルアミノスチリル
)ベンゼン2.50gをテトラヒドロフラン50m2に
溶かし、これに5%パラジウム−炭素0.25gを加え
、19℃水素圧1気圧で振どう大水素化装置で水素化し
た。水素化終了後セライトと共にろ過し、テトラヒドロ
フランを減圧下留去し、白色結晶を得た。これをシリカ
ゲル−トルエンでカラムクロマト処理し、エタノール−
酢酸エチルの混合溶媒から再結晶して白色針状結晶の(
化合物Nα22) 2.18g (収率86.5%)を
得た。融点は162.5〜163.5℃であった。
元素分析値(%) HN 実  測  値   88.95  6,64  4.
30赤外線吸収スペクトル(KBr錠剤法)により出発
原料であるスチリル化合物に見られる963as−”の
トランスオレフィンのc−Hffi外変角外勤角振動く
吸収の消失が認められた。
ジエチル芳香族化合物の製造例 2 1.3〜ビス(4−N、N−ジフェニルアミノスチリル
)ベンゼン3.OOgをテトラヒドロフラン60ya 
Qに溶かし、これに5%パラジウム−炭素0.60 g
を加え、26℃水素圧1気圧で振どう大水素化装置で水
素化した。水素化終了後セライトと共にろ過し、テトラ
ヒドロフランを減圧下留去し、淡黄色結晶を得た。これ
を充填剤シリカゲル、展開溶媒トルエン/n−ヘキサン
(1/2容積比)でカラムクロマト処理し、エタノール
/酢酸エチルの混合溶媒から再結晶して白色針状結晶の (化合物Na269) 2.57g (収率85.7%
)を得た。
融点は119.0〜120.0℃であった。
元素分析値(%) HN 実  測  値   89,13  6,46  4.
50これの赤外線吸収スペクトル(KBrBr法)によ
り出発原料であるスチリル化合物における9601−1
のトランスオレフィンのC−H面外変角振動に基づく吸
収の消失が認められた。
実施例1 電荷発生物質としてダイアンブルー(シーアイピグメン
トブルー25. Cl21180)76部、ポリエステ
ル樹脂(バイロン200. @東洋紡績II)の2%テ
トラヒドロフラン溶液1260部およびテトラヒドロフ
ラン3700部をボールミル中で粉砕混合し、得られた
分散液をアルミニウム蒸着したポリエステルベースより
なる導電性支持体のアルミニウム面上にドクターブレー
ドを用いて塗布し、自然乾燥して厚さ約1μmの電荷発
生層を形成した。
一方、電荷搬送物質としてNa24のジエチル芳香族化
合物2部、ポリカーボネート樹脂(パンライトK 13
00、■電入製)2部およびテトラヒドロフラン16部
を混合溶解して溶液とした後、これを前記電荷発生層上
にドクターブレードを用いて塗布し、80℃で2分間、
ついで105℃で5分間乾燥して厚さ約20μmの電荷
搬送層を形成せしめて感光体Na 1を作成した。
実施例2〜27 電荷発生物質および電荷搬送物質(ジエチル芳香族化合
物)を下記の表−1に示したものに代えた以外は実施例
1とまったく同様にして感光体Na 2〜27を作成し
た。
(以下余白) 表  −1 実施例28 厚さ約300μmのアルミニウム板上に、セレンを厚さ
約1μmに真空蒸着して電荷発生層を形成せしめた。次
いでNα24のジエチル芳香族化合物2部、ポリエステ
ル樹脂(デュポン社製ポリエステルアドヒーシブ490
00) 3部およびテトラヒドロフラン45部を混合、
溶解して電荷搬送層形成液をつくり、これを上記の電荷
発生M(セレン蒸着層)上にドクターブレードを用いて
塗布し、自然乾燥した後、減圧下で乾燥して厚さ約10
μmの電荷搬送層を形成せしめて、本発明の感光体Nα
28を得た。
実施例29 セレンの代りにペリレン系顔料 を用いて電荷発生層(但し、厚さは約0.3μm)を形
成し、またジエチル芳香族化合物をNcL24の代りに
Nα22のものを用いた以外は実施例28とまったく同
様にして感光体Nα29を作成した。
実施例30 ダイアンブルー(実施例1で用いたものと同じ)1部に
テトラヒドロフラン158部を加えた混合物をボールミ
ル中で粉砕、混合した後、これにNα24のジエチル芳
香族化合物12部、ポリエステル樹脂(デュポン社製ポ
リエステルアドヒーシブ49000) 18部を加えて
、さらに混合して得た感光層形成液を、アルミニウム蒸
着ポリエステルフィルム上にドクターブレードを用いて
塗布し、100℃で30分間乾燥して厚さ約16μmの
感光層を形成せしめて、本発明の感光体Nα30を作成
した。
実施例31〜57 電荷発生物質及び電荷搬送物質(ジエチル芳香族化合物
)を下記の表−2に示したものに代えた以外は実施例1
とまったく同様にして感光体Nα31〜57を作成した
表  −2 実施例58 電荷搬送物質として化合物走269を使用した以外は実
施例28と全く同様にして感光体Nα58を得た。
実施例59 電荷搬送物質として化合物Nα430を使用した以外は
実施例29と全く同様にして感光体Nα59を得た。
実施例60 電荷搬送物質として化合物Na269を使用した以外は
実施例30と全く同様にして感光体Nα60を得た。
実施例61 アルミニウム蒸着したポリエステルフィルム基板上に、
電荷搬送物質として化合物&24の代わりに化合物Nα
269を用いた以外は、実施例1と全く同じ電荷搬送層
塗工液を実施例1と同様にしてブレード塗工し、ついで
乾燥して厚さ約20μmの電荷搬送層を形成した。ビス
アゾ顔料(P−2)13.5部、ポリビニルブチラール
(商品名:XY)ILユニオンカーバイトプラスチック
社l)5.4部、テトラヒドロフラン680部及びエチ
ルセロソルブ1020部をボールミル中で粉砕混合した
後、エチルセロソルブ1700部を加え撹拌混合して電
荷発生層用塗工液を得た。この塗工液を上記の電荷搬送
層の上にスプレー塗工し、100℃で10分間乾燥して
厚さ約0.2μmの電荷発生層を形成した。さらにこの
電荷発生層の上にポリアミド樹脂(商品名:CM−80
00、東し製)のメタノール/n−ブタノール溶液をス
プレー塗工し120℃で30分間乾燥して厚さ約0.5
μmの保護層を形成せしめて感光体Nα61を作成した
かくしてつくられた感光体Nα1〜61について、市販
の静電複写紙試験装置(KK川口電機製作所製5P42
8型)を用いて一6KV又は+6KV(7):10す放
電を20秒間行なって帯電せしめた後、20秒間暗所に
放置し、その時の表面電位Vpo(ボルト)を測定し、
ついでタングステンランプ光を、感光体表面の照度が2
0ルツクスになるよう照射してその表面電位がVpoの
1/2になる迄の時間(秒)を求め、露光量E1イ2(
ルックス・秒)を算出した。その結果を表−2に示す。
また、以上の各感光体を市販の電子写真複写機を用いて
帯電せしめた後、原図を介して光照射を行なって静電潜
像を形成せしめ、乾式現像剤を用いて現像し、得られた
画像(トナー画像)を普通紙上に静電転写し、定着した
ところ、鮮明な転写画像が得られた。現像剤として湿式
現像剤を用いた場合も同様に鮮明な転写画像が得られた
(以下余白) 表  −3 表 −3(続) 表 −3(続) 本発明の感光体は感光特性に優れていることは勿論のこ
と、熱や搬械的の衝撃に対する強度が大で、しかも安価
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図および第5図は本発明
にかかわる電子写真感光体の厚さ方向に拡大した断面図
である。 1・・・導電性支持体 2.2’ 、2’、2”、2”・・・感光層3・・・電
荷発生物質 4・・・電荷搬送媒体又は電荷搬送層 5・・・電荷発生層 6・・・保護層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体上に下記一般式( I )で表わされる
    化合物 A−CH_2CH_2−Ar^1−CH_2CH_2−
    A( I )〔上式中、Ar^1は置換もしくは無置換の
    芳香族炭化水素基または複素環基を表わし、 Aは置換もしくは無置換のN−置換カルバゾリル基また
    は ▲数式、化学式、表等があります▼(ただし、Ar^2
    は置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基または複素環
    基であり、R^1及びR^2は置換もしくは無置換のア
    ルキル基、または置換もしくは無置換のアリール基であ
    る)を表わす〕 の少くとも1つを有効成分として含有する感光層を有す
    ることを特徴とする電子写真用感光体。
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