JPH0139067Y2 - - Google Patents

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JPH0139067Y2
JPH0139067Y2 JP10992482U JP10992482U JPH0139067Y2 JP H0139067 Y2 JPH0139067 Y2 JP H0139067Y2 JP 10992482 U JP10992482 U JP 10992482U JP 10992482 U JP10992482 U JP 10992482U JP H0139067 Y2 JPH0139067 Y2 JP H0139067Y2
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JP
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voltage
electrodes
resistor
electrode
sintered body
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JP10992482U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通信機器の保護回路として用いられる
サージ吸収器に関するものであり、従来の保護回
路と比較して性能が優れ、価格も安い保護回路と
することができるサージ吸収器を提供しようとす
るものである。
第1図に通信機器用保護回路を示す。図におい
て、1は3極避***、2,3,6,7は抵抗器、
4,5,8,9は酸化亜鉛を主成分とする電圧非
直線抵抗器、10は通信機器を示している。
この通信機器用保護回路の場合、対象とする雷
等のサージ電圧は線−大地間に発生するものであ
る。第1図において通信線にサージ電圧が乗つた
時、この保護回路は次の働きを示す。すなわち、
サージ電圧が侵入してくると、電圧非直線抵抗器
4または5によつてサージ電圧が抑制される。そ
して、この抑制電圧と抵抗器2または3の電圧降
下の和が避***1の放電限界を超えた時点でその
避***1が放電し、それ以降のサージ電圧は避雷
管1に吸収される。つまり電圧非直線抵抗器4ま
たは5は避***1が放電を起こすまでの時間にサ
ージエネルギーを吸収し、サージ電圧を抑制する
機能が要求される。一方、電圧非直線抵抗器8ま
たは9の役割は電圧非直線抵抗器4または5の両
端電圧を抵抗器6または7と分担することによ
り、電圧非直線抵抗器8または9の両端電圧が通
信機器10の耐電圧以下に低下し、通信機器10
を保護することにある。この様子を第2図に示し
たが、サージ電圧が電圧電流特性が曲線イで示さ
れる電圧非直線抵抗器4または5によつてVa
で制限されたとすると、抵抗器6または7との分
担によつて電圧電流特性が曲線ロで示される電圧
非直線抵抗器8または9の両端にはVbの電圧し
か発生しないことがわかる。第2図でハは上記特
性曲線ロに抵抗器6または7の電圧降下分を加え
た電圧電流特性の曲線である。このように電圧非
直線抵抗器4と8または5と9との間には重要な
関係があることがわかる。つまり電圧非直線抵抗
器4または5の各電流値における電圧特性が電圧
非直線抵抗器8または9のそれよりも低い場合は
上述のようになり、電圧非直線抵抗器4または5
の素子形状を電圧非直線抵抗器8または9よりも
大きくし、サージエネルギー吸収能力の大きいも
のにしておけばよい。通常、電極面積で4〜10倍
程度である。しかしながら、実際には電圧非直線
抵抗器4,5,8,9は個別の素子であるから、
バリスタ電圧V1nAは許容範囲内でばらついてい
る。つまり電圧非直線抵抗器4または5の各電流
値における電圧特性(以後電圧電流特性と呼ぶ)
が電圧非直線抵抗器8または9のそれよりも高く
なる時もある。この時、サージエネルギーは電圧
非直線抵抗器8または9に流れることがあり、電
圧非直線抵抗器8または9の素子形状を大きくし
ておく必要がある。したがつて、通信機器用保護
回路を安全側に設計するためには、どの電圧非直
線抵抗器も十分なサージエネルギー吸収能力を有
するように素子形状の大きいものを使う必要があ
り、コストアツプの原因になつていた。
本考案は以上の観点に立ち、どんな場合でも上
記電圧非直線抵抗器4または5の電圧電流特性が
電圧非直線抵抗器8または9のそれよりも低く、
しかもサージ吸収能力の大きいもので構成された
サージ吸収器を提供しようとするものである。そ
の構造として一枚の平板形の電圧非直線抵抗体焼
結体の相対向する面の一方に、電極面積の異なる
対をなす電極を複数組形成し、この複数組の対を
なす電極の一方同志を同一面積とするとともに電
極の他方同志を同一面積とし、かつ対をなす電極
間にそれぞれ抵抗器を設置し、上記電圧非直線抵
抗体焼結体の他方の面に1個の電極を形成させた
構成としたものである。つまり一枚の平板形の焼
結体なら、焼結体厚みは焼結体の各部分どこでも
ほぼ同じであるし、また製造条件も同一であるた
め、単位面積あたりの特性差はほとんどないと言
つてよい。しかも酸化亜鉛を主成分とする電圧非
直線抵抗器は第2図に示すように電流が増えると
両端電圧は高くなる傾向にある。このため電極面
積が小さい程、電流密度が大きくなるから、電極
面積が大きいものと比べて電圧電流特性が上にな
る。そして、電極面積が大きい程、サージエネル
ギー吸収能力は大きい。したがつて、一枚の平板
形の焼結体上に複数組の電極を形成し、その電極
面積を調節することにより、どんな場合でも上記
第1図の電圧非直線抵抗器4または5の電圧電流
特性が電圧非直線抵抗器8または9のそれよりも
低く、しかもサージ吸収能力の大きいものにする
ことができる。
以下、添付図面を用いて、実施例に基づき本考
案を詳述する。
第3図、第4図に本考案の実施例のサージ吸収
器の上面図、底面図を示す。11は酸化亜鉛を主
成分とする平板形の電圧非直線抵抗体の焼結体
で、この焼結体11の厚みはほぼ一定にしてあ
る。12a,12bおよび13a,13bはそれ
ぞれ焼結体11の一方の平面に対をなすように形
成した電極であり、12aと13aの電極面積は
同一またはほぼ同一であり、また12bと13b
の電極面積も同一またはほぼ同一である。しか
し、電極12a,13aは電極12b,13bと
比べて電極面積は4〜10倍大きい。そして、14
a,14bはそれぞれ電極12aと12b間、電
極13aと13b間に設置した抵抗器である。1
5は焼結体11の他方の面に形成した電極であ
る。この場合、焼結体11を介した電極12aと
15,電極13aと15、電極12bと15、電
極13bと15によつて電圧非直線抵抗器が形成
される。そして、電極12aと15、電極13a
と15による電圧非直線抵抗器は電極12bと1
5、電極13bと15による電圧非直線抵抗器に
より電圧電流特性が低く、サージ吸収能力も大き
い。
以上、述べてきたように本考案のサージ吸収器
は同一焼結体に電極面積をかえて電圧非直線抵抗
器を形成することにより、小型でしかも性能の安
定したものになり、実用的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は通信機器用保護回路の回路図、第2図
は同回路を説明するための各抵抗器の電圧電流特
性図、第3図は本考案のサージ吸収器の一実施例
を示す上面図、第4図は同底面図である。 11……電圧非直線抵抗体焼結体、12a,1
2b,13a,13b……電極、14……抵抗
器、15……電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 酸化亜鉛を主成分とする平板形の電圧非直線抵
    抗体焼結体の相対向する面の一方に、電極面積の
    異なる対をなす電極を複数組形成し、この複数組
    の対をなす電極の一方同志を同一面積とするとと
    もに電極の他方同志を同一面積とし、かつ対をな
    す電極間にそれぞれ抵抗器を設置し、上記電圧非
    直線抵抗体焼結体の他方の面に1個の電極を形成
    してなるサージ吸収器。
JP10992482U 1982-07-19 1982-07-19 サ−ジ吸収器 Granted JPS5915225U (ja)

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JP10992482U JPS5915225U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 サ−ジ吸収器

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JP10992482U JPS5915225U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 サ−ジ吸収器

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Publication Number Publication Date
JPS5915225U JPS5915225U (ja) 1984-01-30
JPH0139067Y2 true JPH0139067Y2 (ja) 1989-11-22

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ID=30255866

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JP10992482U Granted JPS5915225U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 サ−ジ吸収器

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JPS5915225U (ja) 1984-01-30

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