JPH0138734Y2 - - Google Patents

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JPH0138734Y2
JPH0138734Y2 JP1981096597U JP9659781U JPH0138734Y2 JP H0138734 Y2 JPH0138734 Y2 JP H0138734Y2 JP 1981096597 U JP1981096597 U JP 1981096597U JP 9659781 U JP9659781 U JP 9659781U JP H0138734 Y2 JPH0138734 Y2 JP H0138734Y2
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JP
Japan
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gap
center core
double
erasing
sides
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JP1981096597U
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JPS587225U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はダブルギヤツプの消去ヘツドに関す
るもので、コアの損失の低減化を図ることにより
温度上昇をおさえ、高抗磁力磁気テープを充分に
消去できるようにしたものである。
消去ヘツドには磁気ギヤツプの構成から大別し
て第1図a,b,cに示されるようにシングルギ
ヤツプ、セミダブルギヤツプ、ダブルギヤツプの
3種類の方式がある。セミダブルギヤツプとダブ
ルギヤツプ方式の消去ヘツドは2度消去すること
によつて高い消去率を得ようとするものであり、
中でもダブルギヤツプの方が高い消去率が得られ
る。一方、消去ヘツドのコア材質としては発熱の
点でフエライトが多く用いられている。抗磁力が
1000(Oe)を越えるようなメタルテープに対して
は、コアにフエライトを用いた場合、セミダブル
ギヤツプでは充分な消去率が得られない。一方ダ
ブルギヤツプでは、センターコアに両側のサイド
コアに流れる磁束の合計量が流れるため、センタ
ーコアが飽和し易くかつ、損失が大きいので発熱
も大きい。その対策として、センターコアの幅を
大きくする方法があるが、ヘツドの全幅、2つの
ギヤツプへのテープタツチ等の制限を考慮する必
要がある。
そこでこの考案は上記した点に鑑みなされたも
ので、その目的は、消去率が高くかつ損失の少な
い消去ヘツドを提供しようとするものである。
以下、この考案の実施例に基き説明する。
第2図に本考案の実施例を示す。基本的にはダ
ブルギヤツプ構造である。センターコア1の両側
にサイドコア2,3を設け、サイドコア2,3
に、それぞれコイル4,5を捲回する。並列接続
された2つのコイル4,5の極性はセンターコア
1を流れる磁束が互いに打ち消される方向となる
ようになされる。
セミダブルギヤツプ、ダブルギヤツプとも、磁
気テープが消去磁界を2度受けることは同じであ
るが(第3図a,b)、消去率には大きな差があ
る。これは2つのギヤツプの消去磁界の方向の問
題ではなく、消去ヘツドにおける再記録現象によ
るものである。これは、消去過程において、まだ
充分に消去されていないテープ上の信号磁界がコ
アを通つて、テープ走行方向下流側ギヤツプエツ
ジに現われて、消去磁界がバイアスとなつて再記
録されるという現象である。ダブルギヤツプに比
べてセミダブルギヤツプの方が、この現象が強く
起こることによりセミダブルギヤツプの消去率が
悪く現われる。
この考案の場合、第3図cのような消去磁界で
あり、セミダブルギヤツプの場合と同様である。
しかし、第1ギヤツプG1近傍にあつてまだ充分
に消去されていない信号磁界は、セミダブルのよ
うに第2ギヤツプG2の下流側エツジに現われる
ことはなく、センターコアを通つて第1ギヤツプ
G1の下流側エツジに現われる。これはダブルギ
ヤツプの場合と同じである。従つて、第2ギヤツ
プによる消去が再記録現象を伴なうことなく完全
に行なわれる。ところが、上述の如く、2つのコ
イルの起磁力は、センターコアの部分で互いに打
ち消し合つているので、センターコアには殆ど磁
束は流れないのでセンターコアでの損失は生じな
い。
またセンターコアの前部と後部とで磁束が横切
るだけであり通常のダブルギヤツプの場合に比
し、センターコアの幅を極めて小さくすることが
できるのでヘツドの全幅を小さくできる効果があ
り、かつ2つのギヤツプ間隔が狭められるために
容易にテープタツチを良好にできるという効果が
ある。
第4図は消去電流に対する消去率を表わす図で
あり、曲線イは従来のセミダブル方式のグラフ、
曲線ロは従来のダブルギヤツプ方式及びこの考案
によるダブルギヤツプ方式のグラフである。
なお、実施例においては、サイドコア2,3を
別個に構成したものを示したが、該サイドコア
2,3は一体に構成したものであつてもよい。
以上、説明したように、この考案はセンターコ
アとその両側のサイドコアとで構成され、センタ
ーコアの両側に作動ギヤツプが形成されているダ
ブルギヤツプの消去ヘツドにおいて両側のサイド
コアにそれぞれ並列接続された巻線を施し、2つ
の巻線の極性を、センターコア部において両者の
起磁力が互いに打ち消し合うように構成したの
で、通常のダブルギヤツプの場合と同じ高い消去
率が得られると共にセンターコアに消去磁界が流
れないので低損失であり、またセンターコアの幅
を小さくできるので小型化に有利であるばかりで
なく、2つのギヤツプの間隔が狭められるのでテ
ープタツチが容易に良好になるなどの効果をゆう
する。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは従来の消去ヘツドを示す平
面図、第2図はこの考案の消去ヘツドを示す図、
第3図a,bは従来の消去ヘツドにおけるギヤツ
プ部付近の磁束を示す図、第3図cはこの考案の
消去ヘツドにおけるギヤツプ部付近の磁束を示す
図、第4図は消去率を示す図である。 1……センターコア、2,3……サイドコア、
4,5……コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. センターコアと、該センターコアを挟んで両側
    に配置されたサイドコアとで構成され、前記セン
    ターコアの両側に作動ギヤツプが形成されている
    ダブルギヤツプの消去ヘツドにおいて、両側のサ
    イドコアの夫々に並列接続した巻線を施すと共
    に、該巻線の極性がセンターコアにおいて両者の
    起磁力が互いに打ち消し合うように巻回したこと
    を特徴とする消去ヘツド。
JP9659781U 1981-07-01 1981-07-01 消去ヘツド Granted JPS587225U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9659781U JPS587225U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 消去ヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9659781U JPS587225U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 消去ヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS587225U JPS587225U (ja) 1983-01-18
JPH0138734Y2 true JPH0138734Y2 (ja) 1989-11-20

Family

ID=29891440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9659781U Granted JPS587225U (ja) 1981-07-01 1981-07-01 消去ヘツド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS587225U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5787329U (ja) * 1980-11-13 1982-05-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS587225U (ja) 1983-01-18

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