JPH0137681B2 - - Google Patents

Description

技術分野 この発明は好ましくは車両の整合作業に関係さ
せて車両の大きさをチエツクする方法に関するも
のであり、この方法では測定スケールが設けられ
た少なくとも１つの長さ方向メインビームと、同
様に測定スケールが設けられ、メインビームに対
し変位することができる横方向サイドビームとを
備えた基準フレームが、車両のシヤシーに懸架さ
れ、車両の選定された各チエツクポイントにおい
て望ましい値からの位置の生じ得るふれを指示す
るに適したインジゲータが配置される。チエツク
ポイントの呼び位置は知られており、それは車両
の特性である。

この発明は好ましくは車両の整合作業に関係さ
せて車両の大きさをチエツクするための装置に関
するものであり、この装置は測定スケールが設け
られた少なくとも１つの長さ方向メインビームと
測定スケールが設けられ、メインビームに対し変
位することができる横方向サイドビームとを備え
た基準フレームからなり、基準フレームは固定部
材によつて車両のシヤシーから懸架されるに適
し、さらにこの装置は、車両の内側の選定された
チエツクポイントに配置され、それぞれ車両のた
めに選定されたチエツクポイントにおいて望まし
い値からの位置の生じ得るふれを指示するのに適
した複数のインジゲータを備え、チエツクポイン
トの位置は知られており、それは車両の特性であ
る。

従来技術 車両、特に自動車の衝突損傷部分をまつすぐに
するとき、自己支持本体を持つたシヤシーのフレ
ーム又はそれに対応する部分の損傷部分を工場で
正確に修正することがきわめて重要である。この
目的を持つて車両の大きさの不備を指示し、測定
するための種々の方法および装置が提案されてい
る。周知の指示装置はしばしば基準フレームを含
み、基準フレームは車両が載置されるサポート
（たとえばドイツ国特許出願公開第DE2324530号
明細書参照）を構成するか、又は車両の下方に懸
架され、整合作業時にこのチエツクポイントの位
置を変えることができる（米国特許第3869804号
明細書参照）。基準フレームはしばしば横方向ビ
ームに変位可能に取り付けられた上向きの直立部
材、すなわちマンドレルの形の欠陥インジケータ
が設けられ、横方向ビームは長さ方向ビーム上を
変位することができ、このビームは共に基準フレ
ームを形成する。マンドレルは昇降させることが
でき、車両のチエツク時に車両のシヤシーの設定
されたチエツクポイントに対し調節し、その後そ
の位置にロツクするに適している。しかしながら
マンドレルの上端、すなわちポイントがチエツク
ポイントに堅固にフツクされ、移動を共にする場
合はマンドレルが容易に回つたり破断したりし、
指示装置は使用できなくなる。特に整合作業時に
マンドレルが下方に傾斜した方向に移動するいく
つかのチエツクポイントから解放されず、それに
追従する場合はマンドレルに重大な損傷が生じ得
る。しばしばマンドレルは各チエツク後に下降さ
せねばならず、この場合特に車両に多数のチエツ
クポイントがあるときは、作業者がいくつかのマ
ンドレルをロツク位置にしたままにしやすい。そ
の上、これらのマンドレルを緩めたり下降させた
りすることは非常に時間を費やする作業となり、
これは特に各整合作業の終端でチエツクが繰り返
される場合に顕著である。

米国特許第3869804号明細書によつて知られて
いる装置では、マンドレルを比較的緩めて取り付
け、整合力が生じるときにマンドレルがそれに従
うようにすることによつてこの問題を解決する提
案がなされている。しかしながらこれは一方では
マンドレルが欠陥位置を憶測することがあり、他
方では作業者は整合力が作用する範囲までマンド
レルを十分に緩めることを忘れる危険性があるこ
とを意味する。

発明の開示 前述したすべての欠点はこの発明に従つた方法
および装置によつて除去される。

この発明に従つた方法では位置を相対的に調節
することができる２つのインジゲータエレメント
の形のインジゲータが配置され、各インジゲータ
において第１インジゲータエレメントは細長く、
リードとして車両の前記選定された各チエツクポ
イントに懸架され、この第１インジゲータエレメ
ント上に第１基準ポイントが選定され、各インジ
ゲータにおいて第２インジゲータエレメントが基
準フレーム上に配置され、前記各第２インジゲー
タエレメント上に第２基準ポイントが選定され、
その位置は水平面内において車両のタイプに応じ
て調節することができ、各インジゲータにおいて
一方の種類のインジゲータエレメント、好ましく
は前記第１インジゲータエレメントに個々に設定
され、車両のタイプによつて決定される高さが与
えられ、他方の種類のインジゲータエレメントに
一定の高さが与えられ、この結果、各インジゲー
タの基準ポイント間の間隔は前記位置のふれの大
きさを表わす。

この発明に従つた装置は、位置を相対的に調節
することができる２つのインジゲータエレメント
からなる各インジゲータを含み、各インジゲータ
において第１インジゲータエレメントは細長く、
リードとして車両の前記選定された各チエツクポ
イントに懸架され、この第１インジゲータエレメ
ントは第１基準ポイントを備え、各インジゲータ
において第２インジゲータエレメントが基準フレ
ーム上に取り付けられ、これは第２基準ポイント
を備え、その位置は水平面内において車両のタイ
プに応じて調節することができ、各インジゲータ
において一方の種類のインジゲータエレメント、
好ましくは前記第１インジゲータエレメントはそ
れぞれ個々に調節され、車両のタイプによつて決
定される高さを持ち、他方の種類のインジゲータ
エレメントは一定の高さを持ち、この結果、各イ
ンジゲータの基準ポイント間の間隔が前記位置の
ふれの大きさを表わす。

車両のチエツクポイントに連結されたインジゲ
ータエレメントはリードとして自由に懸架される
ため、整合作業時に基準フレームのインジゲータ
エレメントと接触するときに生じるすべての外力
の下で容易に曲がることができる。同時にこの発
明に従えば、整合作業全体にわたつてすべてのチ
エツクポイントにおいてそれぞれの望ましい値か
らの生じ得るふれの好都合な、かつ明瞭な指示が
常時得られる。

図面の説明 この発明は以下に添付図面を参照して、さらに
詳細に説明される。第１図はこの発明に従つて装
置の最もよい形の実施例と、鎖線で示されたチエ
ツクされる車両との斜視図を示す。第２図は第１
図の長さ方向及び横方向ビーム間の交差ポイント
の拡大斜視図を示す。第３図はこのような交差し
たビームの端面図を示す。第４ａ図は車両のシヤ
シーの設定されたチエツクポイントに取り付けら
れたリードラインを示す。第４ｂ図は第４ａ図の
リードラインのための延長バーを示す。第５ａ及
び５ｂ図は基準フレームを車両の下方に懸架する
ための取付部材の異なつた２つの詳細な形を示
す。

第１図から明らかなように、この発明に従つた
装置は基準フレーム１を有し、これは２つの長さ
方向のメインビーム２，３からなり、それを横切
つて適当な数の横方向のサイドビーム４がのび、
基準ピン５の形の必要な数の上向きのインジゲー
タエレメントを支持する。ビームを交差ポイント
において完全に自由に調節できるようにするた
め、横方向及び長さ方向ビーム４及び２，３はそ
れぞれ交差スライド６によつて互いに連結されて
いる。基準フレームビームの必要な曲げ強さを得
るため、これらはＸ形状などの、非常に曲げ抵抗
の大きい横断面を持ち、この横断面は特に第２図
から明らかなように交差スライド６が互いに交差
する２つのビーム２，３及び４に案内され、容易
に変位することを可能にする。しかしながら、そ
れよりも曲げ強さが大きい、又は小さいその他の
断面形状を使用することもできる。

この発明に従えば、基準フレーム１は車両のシ
ヤシーの下方に配置され、懸架されるに適し、フ
レーム上の取付部材８は車両のドアシル
（doorsill）又はそれに相当する部分に連結され
る。少なくとも一対の取付部材スライド７が各長
さ方向基準フレームビーム２，３上に変位可能に
配置されることが好ましく、スライド７はそれぞ
れ保持ロツド７ａを有し、これは同様に前記取付
部材８に対し変位することができ、その長さ方向
に調節することができ、かつ車両のドアシルなど
（図示せず）に連結されるに適している。よく知
られているように、自己支持車両本体、特に乗用
車の大多数の工場で製造される本体は、車両のド
アに平行な実質上まつすぐなドアシルビーム又は
ドアシルハウジングを有する。これを適用するこ
とができないその他の車両又は損傷があつてビー
ムを取付部材８によつて吊り下げることができな
い場合には、これらの部材８に永久磁石部分（図
示せず）を設けてもよく、それによつて基準フレ
ームビーム２，３は例外なくほとんど配置するこ
とが可能である。

保持ロツド７ａがあるため、取付部材スライド
７及び各長さ方向基準フレームビーム２，３は本
体のドアシルの下方に実質上まつすぐに配置する
必要はなく、その内側又は外側に適当な間隔を置
いて配置することができる。言い換えると、これ
を車両の下方に取り付けるときに、必要に応じて
フレーム１の位置を調節することができるもので
ある。取付部材８は車両の本体のドアシルの部分
と協同する適当なタイプのものであればよく、た
とえば第５ａ図に示されているように、取付部材
は一対の対向把持ジヨー８ａ，８ｂによつて構成
され、これは１つ又はそれ以上の把持ねじ８ｃに
よつて互いに連結することができる。把持ジヨー
８ａ，８ｂは保持ロツド７ａに沿つて変位するこ
とができ、たとえばロツキングねじ７ｂによつて
ロツクすることができる。スライド７は押えねじ
７ａによつて基準フレームビーム２，３上の調節
位置に配置することができる。取扱いを簡単にす
るため、保持ロツド７ａは下側の中間ロツド７ｃ
などを介して車両の横方向において対向する各取
付部材８に互いに連結することができる。第５ｂ
図は特に本体のドアシルの上部に吊り下げるよう
にした取付部材を示す。取付部材スライド７は取
付部材８を有し、これは横に突出し、車両本体の
ドアシル（図示せず）の上方に適合させるに適
し、かつピン８ｅに嵌合された管状スリーブ８ｄ
に取り付けられ、ピン８ｅはガイドスリーブ８ｆ
から上方に突出し、ガイドスリーブ８ｆは保持ロ
ツド７ａ上に変位可能に配置され、ねじ８ｇによ
つてロツクすることができる。管状スリーブ８ｄ
はピン８ｅ上に変位可能に配置してもよく、ロツ
キングねじ８ｈによつて所望の高さ位置にロツク
することができる。

横方向ビーム４上に上向きの基準ピン５が配置
され、これは前記第２インジゲータエレメントを
形成する。各ピン５はその上端に第３図に示すよ
うに前記第２基準ポイントを形成するポイント５
ａを有するものであつてもよい。ピン５は基準ピ
ンスライド１０に取り付けられ、スライド１０は
横方向基準フレームビーム４上に変位可能に配置
され、ロツクされる。ピン５は第１図に示されて
いるように同一の一定の長さを持つことが好まし
く、尖端５ａは第１図から明らかなように、１つ
の同一の基準面内に配置されていることが好まし
い。普通はチエツクポイントは車両の長さ方向の
中心線の両側に対称的に存在し、したがつて２つ
の基準ピンスライド１０及びそれに関係するピン
５が普通は各横方向基準フレームビーム４上に配
置されるが、それよりも多い又は少ないピン５を
設けてもよい。

原理はすでに知られているリードとしての働き
をするスケール１２（たとえば米国特許第
4015338号明細書参照）は第４ａ図から明らかな
ように車両のタイプに応じて予め設定された車両
のチエツクポイントに取り付けるに適している。
これらのリードスケール１２は前記第１インジゲ
ータエレメントを形成する。チエツクポイントは
普通は車両の底面プレート、すなわちフレーム部
材の穴又は突出部からなる。第４ａ図はこのよう
な穴１９のある底面プレート１８を示す。チエツ
クポイントでの取付けは第４ａ図に示されている
種類のユニバーサルジヨイント装置によつて適当
に行なうことができ、これはレーザー光線の測定
に関係して使用される半透明スケールに関係して
知られている。この場合、しかしながらこのスケ
ール部分１２はアクリルガラスなどの適当な透明
材料の目盛を付けたスリーブ１３内を変位するこ
とができる円筒状のロツドの形をとつている。ロ
ツド１２はその下端にポイント１２ａを有し、こ
れは前記第１基準ポイントを形成し、かつ対応基
準ピン５の頂端５ａに向かつて調節し、それと協
同させるに適している。ロツド１２の下端はしか
しながら第４ｂ図に示されているように、延長ロ
ツド１２ｂと協同させるためのねじを形成しても
よい。

基準フレームのビーム２，３及び４に測定スケ
ール１５を適当に設けてもよい。基準ピンスライ
ド、その他のスライドの位置を固定するため、ロ
ツキングねじ１６を使用する場合、ビームがアル
ミニウムなどの柔かい材料で成形されているとき
は、ビームにロツキングねじ１６が作用する領域
に沿つて挿入鋼帯などの形の保護層１７を設ける
べきである。

この発明に従つた方法によつて車両のチエツク
を行なうとき、２つの長さ方向ビーム２，３は車
両の下方に吊り下げられ、これらのビーム上の取
付部材８は車両のドアシルハウジング又はドアシ
ルビームの頂端に堅固に取り付けられるか、又は
その下側のひだに取り付けられる。部分損傷又は
その他の理由によつてこれができない場合には、
ビームは磁石取付部材部分によつて取り付けられ
る。これらの長さ方向ビーム２，３は車のドアシ
ルハウジングと均衡するように調節され、欠陥を
指示するための基準面を構成する。その後必要な
数の横方向ビーム４が交差スライド６によつてこ
れらの長さ方向ビーム２，３上に取り付けられ
る。各横方向ビーム４は適当な数たとえば２つ又
は３つの基準ピン５に関係する基準ピンスライド
１０を支持する。横方向基準フレームビーム４は
２つの懸架された長さ方向ビーム２，３に沿つて
正確な長さ方向の大きさに調節される。すなわち
チエツクポイントのための目的長さ方向位置に調
節されるものである。

車両の正確な幅がその後、損傷していないチエ
ツクポイントの下方に配置された横方向ビーム４
に沿つて２つの基準ピンスライド１０によつて調
節される。高さバー１２がその後、そのスリーブ
１３内において適当な高さ位置に調節され、たと
えば第４ａ図に示されているように車両の底面プ
レート１８の穴１９などの第１チエツクポイント
の位置に吊り下げられる。次いで、次の横方向ビ
ーム４が調節され、車両の損傷していない先端か
ら損傷した先端まで計測し、そのスライド１０は
長さ及び幅の正確な位置に調節される。次の対を
なす高さバー１２はそのスリーブ１３内において
正確な高さに調節され、次の対をなすチエツクポ
イントに取り付けられる。すべての高さバー１２
が適所に配置され、すべての横方向ビーム４が長
さ及び幅の目的位置に調節されたとき、車両の損
傷に対し算段することができ、各尖端１２ａと対
応尖端５ａの間の距離は車両の個々に選定された
チエツクポイントの所望の値からの位置の振れの
大きさを表わす。この呼び位置は知られている。
必要に応じて組み立てられた全体の基準フレーム
を高さ、長さ及び幅において的確に調節し、損傷
していないチエツクポイントに対し完全に一致さ
せることができる。車両に対して整合作業が行な
われる間、バー１２はユニバーサルジヨイントで
チエツクポイントに吊り下げられ、主に基準ピン
５からなる障害に容易に対処することができるた
め、高さバー１２、基準ピン５はその位置に残す
ことができる。この装置はしたがつて整合作業全
体にわたつて使用することができ、損傷を修理す
るときの作業の算段に対する情報を連続的に提供
する。

リードスケール１２を車両のチエツクポイント
に直接吊り下げるに代えて、これを第１図に示さ
れているように車両の外側に配置されたチエツク
ポイント１９ａに吊り下げることができ、リンク
及び基準尖端構成を車両の実際のチエツクポイン
ト１９ｂに関係させることができる。

以上説明したように、この発明によれば、自動
車などの車両の衝突損傷部分をチエツクし、これ
を修理するとき、長さ方向メインビーム２，３と
横方向サイドビーム４からなる基準フレームが車
両のシヤシーに取り付けられる。そして、車両の
各チエツクポイントにおいて、第１インジケータ
エレメント１２がその各チエツクポイントに配置
され、第２インジケータエレメント５が基準フレ
ームのサイドビーム４に取り付けられる。第１イ
ンジケータエレメント１２および第２インジケー
タエレメント５はそれぞれその先端からなる基準
ポイント１２ａ，５ａを有する。なお、メインビ
ーム２，３およびサイドビーム４については、こ
れに測定スケール１５が設けられており、サイド
ビーム４をメインビーム２，３に沿つて変位さ
せ、第２インジケータエレメント５をサイドビー
ム４に沿つてスライドさせ、測定スケール１５に
よつてその位置を読み取ることができる。したが
つて、どのようなタイプの車両であつても、第２
インジケータエレメント５をその各チエツクポイ
ントを指示する位置に配置することができる。そ
して、第１インジケータエレメント１２が車両の
各チエツクポイントに配置され、第２インジケー
タエレメント５がその指示位置に配置されるもの
である。したがつて、車両が正確に整合されてい
るとき、第１および第２インジケータエレメント
１２，５の基準ポイント１２ａ，５ａは同一の水
平位置を占める。さらに、第１インジケータエレ
メント１２または第２インジケータエレメント５
の高さが個々に調節され、車両が正確に整合され
ているとき、第１および第２インジケータエレメ
ント１２，５の基準ポイント１２ａ，５ａは同一
の垂直位置をもち、合致する。したがつて、第１
および第２インジケータエレメント１２，５の基
準ポイント１２ａ，５ａ間の水平方向の距離を目
視判別し、衝突破損した車両の各チエツクポイン
トの水平方向のふれの大きさをチエツクすること
ができる。さらに、第１および第２インジケータ
エレメント１２，５の基準ポイント１２ａ，５ａ
間の垂直方向の距離を目視判別し、衝突損傷した
車両の各チエツクポイントの垂直方向のふれの大
きさをチエツクすることができる。したがつて、
各チエツクポイントの水平方向および垂直方向の
ふれの大きさに基づき、車両の衝突損傷部分を修
理することができる。第１および第２インジケー
タエレメント１２，５の基準ポイント１２ａ，５
ａが同一の水平および垂直位置に配置され、合致
するまで修理作業すると、衝突損傷部分を完全に
修理することができる。

さらに、この発明によれば、ユニバーサルジヨ
イントによつて第１インジケータエレメント１２
が車両の各チエツクポイントから吊り下げられ、
懸架される。したがつて、衝突損傷部分を修理し
ているとき、その作業の進行にともない、第１イ
ンジケータエレメント１２と第２インジケータエ
レメント５が当接しても、第１インジケータエレ
メント１２がそれに応答し、チエツクポイントの
まわりを傾動する。したがつて、第１および第２
インジケータエレメント１２，５が破損するおそ
れはない。しかも、その後、第１インジケータエ
レメント１２が第２インジケータエレメント５か
ら離れると、第１インジケータエレメント１２は
垂直に懸架され、もとの状態に復元する。したが
つて、第１および第２インジケータエレメント１
２，５の位置関係を再調整する必要はない。した
がつて、そのまま作業を続行することができ、そ
の能率を向上させることができる。さらに、この
発明によれば、修理作業の間、各チエツクポイン
トにおいて、その第１および第２インジケータエ
レメント１２，５の基準ポイント１２ａ，５ａを
監視し、すべてのチエツクポイントの修理進行程
度を総合チエツクすることができ、車両全体を的
確に修理することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 選定された数のチエツクポイントの位置を目
   視測定することにより、車輌の整合作業をなす作
   業者が車輌全体の非整合状態を容易に把握するこ
   とを可能にするための車輌の大きさをチエツクす
   る方法であつて、 基準フレームが前記車輌のシヤシーに取り付け
   られ、前記フレームは測定スケール１５を設けた
   少なくとも１つの長さ方向メインビーム２，３
   と、チエツクポイントの数によつて決定される数
   の横方向サイドビーム４とからなり、前記サイド
   ビームは前記メインビームに対し変位することが
   でき、前記サイドビームに測定スケール１５が設
   けられており、 第２インジケータエレメント５が前記フレーム
   のサイドビームにスライド可能に取り付けられ、
   該サイドビームから上方向に突出し、前記各チエ
   ツクポイントを指示する前記サイドビーム上の指
   示位置に配置され、前記指示位置は車輌の形式に
   よつて予め設定されており、 第１インジケータエレメント１２が前記車輌の
   各チエツクポイントに配置され、ユニバーサルジ
   ヨイントによつて前記車輌のチエツクポイントか
   らリードのように吊り下げられ、 前記第１または第２インジケータエレメントの
   高さが車輌の形式によつて予め設定された高さに
   個々に調節され、前記車輌が正確に整合されてい
   るとき、前記車輌およびフレームの対応位置に配
   置された各対の第１および第２インジケータエレ
   メントの自由端がそれぞれ同一の垂直および水平
   位置をもち、前記各端は前記１および第２インジ
   ケータエレメントの円錐端の尖端によつて構成さ
   れた基準ポイント１２ａ，５ａからなり、前記各
   対の第１および第２インジケータエレメントの基
   準ポイント間の分離によつて対応チエツクポイン
   トの非整合状態が測定され、前記各対の第１およ
   び第２インジケータエレメントの基準ポイント１
   ２ａ，５ａ間の分離状態を目視判別することによ
   り、作業者に車輌全体の非整合状態を容易に、そ
   して正確に判断させることを特徴とする方法。 ２ 前記第２インジケータエレメント５の基準ポ
   イント５ａが単一の同一面内に配置されている特
   許請求の範囲第１項に記載の方法。 ３ 少なくとも１つの長さ方向メインビーム２，
   ３と、チエツクポイントの数によつて決定される
   数の横方向サイドビーム４とからなる基準フレー
   ムを備え、前記各ビームに測定スケール１５が設
   けられ、前記サイドビーム４は前記メインビーム
   に対し変位することができ、前記基準フレームを
   取付部材８によつて前記車輌のシヤシーから懸架
   することができ、 前記サイドビームにスライド可能に取り付けら
   れ、車輌の形式によつて予め設定される支持位置
   に配置され、前記サイドビームから上方向に突出
   する第２インジケータエレメント５を備え、前記
   各サイドビームに取り付けられたインジケータエ
   レメントの数はそのサイドビームの長さ方向垂直
   面内にある前記車輌のチエツクポイントの数と同
   一である装置において、 それぞれ前記車輌のチエツクポイントに連結す
   るためのユニバーサルジヨイントを有する第１イ
   ンジケータエレメント１２を備え、これを選定さ
   れたチエツクポイントに連結するとき、前記第１
   インジケータエレメントを前記車輌からリードの
   ように吊り下げることができ、前記第１または第
   ２インジケータエレメントの高さを調節すること
   ができ、前記第１および第２インジケータエレメ
   ントはそれぞれその円錐端の尖端によつて構成さ
   れた基準ポイント１２ａ，５ａを有することを特
   徴とする車輌の大きさをチエツクする装置。 ４ 前記第２インジケータエレメント５の基準ポ
   イント５ａが単一の同一面内に配置されている特
   許請求の範囲第３項に記載の装置。 ５ 前記第１インジケータエレメント１２は尖つ
   た下端を有するリードスケールからなり、その尖
   端が前記第１基準ポイントを形成し、前記第２イ
   ンジケータエレメント５は上方向にのびるピンか
   らなり、これは１つの前記サイドビームに沿つて
   変位することができ、その上端に前記第２基準ポ
   イントを形成する尖端５ａが設けられている特許
   請求の範囲第３項または第４項に記載の装置。 ６ 前記第１インジレータエレメント１２はユニ
   バーサルジヨイントによつて前記車輌のチエツク
   ポイントに懸架されている特許請求の範囲第３項
   〜第５項のいずれかに記載の装置。 ７ 一方の種類のインジケータエレメントを目盛
   を付したスリーブ１３内で変位させ、その高さを
   調節することができ、このインジケータエレメン
   トは前記第１インジケータエレメント１２である
   ことが好ましく、前記スリーブ１３は透明材料で
   あることが好ましい特許請求の範囲第３項〜第６
   項のいずれかに記載の装置。 ８ 高さを調節することができるインジケータエ
   レメント１２を協同延長片１２ｂに連結すること
   ができるようにした特許請求の範囲第３項〜第７
   項のいずれかに記載の装置。