JPH0132012B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132012B2 JPH0132012B2 JP55036208A JP3620880A JPH0132012B2 JP H0132012 B2 JPH0132012 B2 JP H0132012B2 JP 55036208 A JP55036208 A JP 55036208A JP 3620880 A JP3620880 A JP 3620880A JP H0132012 B2 JPH0132012 B2 JP H0132012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- grinding
- pieces
- piece
- guide groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ボールねじにおける高リードのナ
ツトの研削加工方法に関するものである。
ツトの研削加工方法に関するものである。
近年、工作機械産業用ロボツト等の動作速度が
高速化し、このため、高リードのボールネジが要
求されている。
高速化し、このため、高リードのボールネジが要
求されている。
一般にボールネジには、振幅限界、給油限界が
あり、これを越えての高速回転は不能である。ま
た、必要以上に径を大きくしてリードを大きくす
る方法もあるが、これでは、性能上及びコスト的
に適切なものではなく、従つて、リード角を上げ
て限定された径の範囲内で、リードを大きくする
ことが最も望ましい。
あり、これを越えての高速回転は不能である。ま
た、必要以上に径を大きくしてリードを大きくす
る方法もあるが、これでは、性能上及びコスト的
に適切なものではなく、従つて、リード角を上げ
て限定された径の範囲内で、リードを大きくする
ことが最も望ましい。
しかし、従来の構造ではこの高リードのナツト
研削加工が不可能であつた。即ち、第1図に示す
ように、ナツト1の研削を行なうが、ボールねじ
3のリード角θ=βであり、βを大きくすると、
A点でクイール5が穴7の角部7aに干渉するた
め、実用になる穴7の深さ位置でのネジ溝研削は
不能となる。
研削加工が不可能であつた。即ち、第1図に示す
ように、ナツト1の研削を行なうが、ボールねじ
3のリード角θ=βであり、βを大きくすると、
A点でクイール5が穴7の角部7aに干渉するた
め、実用になる穴7の深さ位置でのネジ溝研削は
不能となる。
これを解決するために、クイール5の先端に取
付けられる砥石9を特殊形状に成形し、すなわ
ち、ネジ溝3aに直角ではなく、θ>βとして、
θはβよりも1〜2°大きく傾けた角度での溝断面
に砥石9を成形して、実用上行なうのであるが、
この場合にも、やはり、研削性が悪く、性能、コ
ストの両面で良くないという現状があつた。
付けられる砥石9を特殊形状に成形し、すなわ
ち、ネジ溝3aに直角ではなく、θ>βとして、
θはβよりも1〜2°大きく傾けた角度での溝断面
に砥石9を成形して、実用上行なうのであるが、
この場合にも、やはり、研削性が悪く、性能、コ
ストの両面で良くないという現状があつた。
この発明は、かかる従来の諸問題を有効に解決
したもので、その目的とするところは、ナツトを
複数個のナツトピースに分割するとともに連結可
能に構成し、この複数の連結したナツトピースか
ら成るナツトを、その開放端部から研削加工を行
ない、加工の完了したナツトピースから順次取外
して、次のナツトピースの研削加工を行なうこと
により、リード角の大きな、連続した長い溝の研
削を行なうことができるボールねじにおける高リ
ードのナツト及びナツトの研削加工方法を提供す
るものである。
したもので、その目的とするところは、ナツトを
複数個のナツトピースに分割するとともに連結可
能に構成し、この複数の連結したナツトピースか
ら成るナツトを、その開放端部から研削加工を行
ない、加工の完了したナツトピースから順次取外
して、次のナツトピースの研削加工を行なうこと
により、リード角の大きな、連続した長い溝の研
削を行なうことができるボールねじにおける高リ
ードのナツト及びナツトの研削加工方法を提供す
るものである。
以下、添附図面に基づいて、この発明の好適一
実施例を説明する。
実施例を説明する。
第2図は、図示しない回転駆動装置と連動連結
するチヤツク11に、ナツト13の一端部をクラ
ンプさせて、研削加工装置15のスピンドル17
の先端にクイール17aを介して取付けた砥石1
9により、前記ナツト13の内周面に螺旋状のボ
ールガイド溝21を研削加工する状態を示したも
のである。
するチヤツク11に、ナツト13の一端部をクラ
ンプさせて、研削加工装置15のスピンドル17
の先端にクイール17aを介して取付けた砥石1
9により、前記ナツト13の内周面に螺旋状のボ
ールガイド溝21を研削加工する状態を示したも
のである。
前記チヤツク11にクランプされたナツト13
は、複数(この実施例では2個)のナツトピース
13a,13bに分割され、この夫々のナツトピ
ース13a,13bは、インローに合わせて、か
つ複数の連結ボルト23により分割可能に連結さ
れている。
は、複数(この実施例では2個)のナツトピース
13a,13bに分割され、この夫々のナツトピ
ース13a,13bは、インローに合わせて、か
つ複数の連結ボルト23により分割可能に連結さ
れている。
また前記研削加工装置15は、ナツト13の長
手方向に移動可能で、スピンドル17はボールガ
イド溝21のリード角θ1に対応させて、所定の傾
斜角β1に設定してある。
手方向に移動可能で、スピンドル17はボールガ
イド溝21のリード角θ1に対応させて、所定の傾
斜角β1に設定してある。
次に研削加工方法を説明すると、ナツト13は
チヤツク11にクランプされた状態で、図示しな
い回転駆動装置により回動されており、この状態
で、研削加工装置15を、第2図において右側か
ら左方向に移動させる。そして、ナツトピース1
3bの開口端部25からスピンドル17を所定の
傾斜角β1のまま更に左方向に移動させて、クイー
ル17aの先端に取付けられた砥石19によつて
ナツトピース13bの内面にボールガイド溝21
の研削を行なう。そして更にナツトピース13
b,13aの連結部27で、かつクイール17a
が、ナツトピース13bの開口端部25(内面角
部)に接触しない程度まで移動させながら研削加
工を続ける。
チヤツク11にクランプされた状態で、図示しな
い回転駆動装置により回動されており、この状態
で、研削加工装置15を、第2図において右側か
ら左方向に移動させる。そして、ナツトピース1
3bの開口端部25からスピンドル17を所定の
傾斜角β1のまま更に左方向に移動させて、クイー
ル17aの先端に取付けられた砥石19によつて
ナツトピース13bの内面にボールガイド溝21
の研削を行なう。そして更にナツトピース13
b,13aの連結部27で、かつクイール17a
が、ナツトピース13bの開口端部25(内面角
部)に接触しない程度まで移動させながら研削加
工を続ける。
このようにして、ナツトピース13bの一方の
研削加工が完了した段階で、前記研削加工装置1
5を一旦右方向(第2図において右方向)に水平
移動させ、ナツトピース13bから研削加工装置
15を引き離す。そして、前記ナツトピース13
a,13bを連結する連結ボルト23を緩めてナ
ツトピース13bを取外し、再び研削加工装置1
5を左方向に水平移動させて、前述と同様にクイ
ール17aの先端に取付けた砥石19により、ナ
ツトピース13aにおけるボールガイド溝21を
研削するものである。
研削加工が完了した段階で、前記研削加工装置1
5を一旦右方向(第2図において右方向)に水平
移動させ、ナツトピース13bから研削加工装置
15を引き離す。そして、前記ナツトピース13
a,13bを連結する連結ボルト23を緩めてナ
ツトピース13bを取外し、再び研削加工装置1
5を左方向に水平移動させて、前述と同様にクイ
ール17aの先端に取付けた砥石19により、ナ
ツトピース13aにおけるボールガイド溝21を
研削するものである。
このようにして、夫々のナツトピース13a,
13bにおけるボールガイド溝21の研削加工が
完了したら、ナツトピース13aをチヤツク11
から取外して、最初に加工したナツトピース13
aとインロー合せを行ない前記連結ボルト23に
よつて連結するものである。
13bにおけるボールガイド溝21の研削加工が
完了したら、ナツトピース13aをチヤツク11
から取外して、最初に加工したナツトピース13
aとインロー合せを行ない前記連結ボルト23に
よつて連結するものである。
従つて、ナツト13の再組立後も、各々のボー
ルガイド溝21の相互位置関係を精密に確保する
ことができ、完全な連続したボールガイド溝21
の研削加工を行なうことができる。
ルガイド溝21の相互位置関係を精密に確保する
ことができ、完全な連続したボールガイド溝21
の研削加工を行なうことができる。
なお、上記の実施例では、ナツト13を構成す
る2個のナツトピース13a,13bについての
研削加工方法について説明したが、これに限定さ
れず、複数のナツトピースについても実施できる
ことは言うまでもない。
る2個のナツトピース13a,13bについての
研削加工方法について説明したが、これに限定さ
れず、複数のナツトピースについても実施できる
ことは言うまでもない。
この発明は、上記のようにナツト13の内周面
に、螺旋状のボールガイド溝を必要とするボール
ねじを備えたナツト13において、ナツト13を
長手方向において、複数のナツトピース13a,
13bにより分割、かつ連結可能に構成し、加工
の完了したナツトピース13bを取外して、次の
ナツトピース13aを研削して行くことにより、
再組立後も、相互位置関係が精密に確保でき、か
つリード角の大きい連続した長いボールガイド溝
21を研削加工できる効果がある。
に、螺旋状のボールガイド溝を必要とするボール
ねじを備えたナツト13において、ナツト13を
長手方向において、複数のナツトピース13a,
13bにより分割、かつ連結可能に構成し、加工
の完了したナツトピース13bを取外して、次の
ナツトピース13aを研削して行くことにより、
再組立後も、相互位置関係が精密に確保でき、か
つリード角の大きい連続した長いボールガイド溝
21を研削加工できる効果がある。
また加工方法が極めて簡単であるため、安価に
製産できる効果がある。
製産できる効果がある。
第1図は従来のナツトの研削加工を示す説明
図、第2図はこの発明の研削加工方法の説明図で
ある。 (図面中に表わされた主要な符号の説明)、2
1……ボールガイド溝、13……ナツト、13
a,13b……ナツトピース、15……研削加工
装置、27……連結部。
図、第2図はこの発明の研削加工方法の説明図で
ある。 (図面中に表わされた主要な符号の説明)、2
1……ボールガイド溝、13……ナツト、13
a,13b……ナツトピース、15……研削加工
装置、27……連結部。
Claims (1)
- 1 ナツトの内周面に螺旋状のボールガイド溝2
1を研削加工するナツト13の研削加工方法であ
つて、前記ナツト13を複数のナツトピース13
a,13bに分割して構成するとともに、着脱自
在に連結し、前記ナツトピース13a,13bの
一端部を回転駆動装置にクランプし、このナツト
ピース13a,13bの他端部内周面から一端部
内周面に向つて、研削加工装置15により研削加
工し、前記ナツトピース13a,13bの連結部
27まで内面研削した後、一旦研削加工装置15
を後退させ、加工完了したナツトピース13b
を、他のナツトピース13aの連結部27から取
外して、再び前記研削加工装置15により回転駆
動装置にクランプされたナツトピース13aの内
面研削を行なう高リードのナツト研削加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3620880A JPS56134129A (en) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | High-lead nut for ball screw and machining method for the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3620880A JPS56134129A (en) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | High-lead nut for ball screw and machining method for the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56134129A JPS56134129A (en) | 1981-10-20 |
JPH0132012B2 true JPH0132012B2 (ja) | 1989-06-29 |
Family
ID=12463318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3620880A Granted JPS56134129A (en) | 1980-03-24 | 1980-03-24 | High-lead nut for ball screw and machining method for the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56134129A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0355115A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-08 | Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd | 長尺物の内面加工方法 |
EP0416151B1 (de) * | 1989-09-07 | 1993-04-14 | Kapp GmbH | Schleifkopf zur Herstellung von Innenprofilen |
JPH063524U (ja) * | 1992-06-17 | 1994-01-18 | 三井精機工業株式会社 | 多数個の雌ねじ研削物のねじ溝合わせ構造 |
JP5087926B2 (ja) * | 2005-01-07 | 2012-12-05 | 日本精工株式会社 | ボールねじ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4729897U (ja) * | 1971-04-26 | 1972-12-05 |
-
1980
- 1980-03-24 JP JP3620880A patent/JPS56134129A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4729897U (ja) * | 1971-04-26 | 1972-12-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56134129A (en) | 1981-10-20 |
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