JPH01312912A

JPH01312912A - 歩行型農作業機

Info

Publication number: JPH01312912A
Application number: JP63145482A
Authority: JP
Inventors: Toshio Tamai; 利男玉井; Takahide Shiozaki; 孝秀塩崎; Kihachiro Hase; 喜八郎長谷; Michinori Seike; 理伯清家
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1988-06-13
Filing date: 1988-06-13
Publication date: 1989-12-18
Anticipated expiration: 2011-08-21
Also published as: JP2526831B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】イ　発明の目的［産業上の利用分野］本発明は１歩行型［Ｊ］Ｍｍ等の農作業機に関し。

特に機体を昇降させる油圧ユニットの周辺部の構造に関
する。

［従来の技術］機体の前後に走行部ミッションケースと作業部ミッショ
ンケースをそれぞれ配し、走行部ミッシランケースの両
側には伝動ケースを上下に回動可能に設けて、該伝動ケ
ースの先端部に推進車輪を軸支し、また走行部ミッショ
ンケースには植付装置等を取り付けた歩行型田植機があ
る。この種の［１１植機は、走行部ミッションケースの
上部に機体昇降用の油圧シリンダが後方に延出させて設
けられており、この油圧シリンダを伸縮させて前記伝動
ケースを−Ｆ下に回動させることにより、機体を昇降さ
せるようになっている。

［発明が解決しようとする課題］上記従来の田植機は、油圧シリンダやこれを駆動する油
圧バルブ等の取付は構造が複雑であり。

各部の調整、点検等に不便であるという問題点があった
。

本発明は、油圧ユニー２ト関係の部材の構造を筒車なも
のとし、メンテナンスを容易にすることを目的としてい
る。

口　発明の構成［課題を解決するための手段１上記課題を解決するために、本発明は次のような構成と
した。

すなわち、本発明にかかる走行式農作業機は。

機体走行用の走行部ミッションケースと、機体昇降用の
油圧ユニットとを備えた農作業機において、前記油圧ユ
ニットを前記走行部ミッションケースの上側に着脱可能
に設置し、該走行部ミッションケースには油圧ユニット
の戻り油相配管が接続される開口を設けて該走行部ミッ
ションケースを油圧ユニットの油タンクとして利用する
ことを特徴としている。

［作　用］油圧ユニットが走行部ミッションケースの上に着脱自在
に設けられており、バルブ等の調整、点検のために容易
に取り外すことができる０組付は時には、油タンクを兼
ねた走行部ミッションケースの開口に戻り油配管を接続
する。

［実施例］以下、図面にあられされた実施例について説１１する。

この農作業機は歩行型田植ａｌであり、その走行部ミッ
ションケース２の前部にエンジン３を配し、走行部ミッ
ションケース２の側方に伝動ケース６．６が上下に回動
可能に後向きに設けられ。

該伝動ケースの後端部に機体を支持する接地輪である推
進車輪７，７が取り付けられている。さらに、走行部ミ
ッションケース２の後部からメインフレーム９が後方に
突設され、その後端部に植付部フレームを兼ねる植付部
（作業部）ミッションケース１０が設けられている。

植付部ミ７ショケース１４の後部には後部フレーム１２
が固着連結され、該後部フレームに取り付けたレール１
５と支持枠１６に苗タンク１７が左右に摺動自在に支持
されている。後部フレームＬ部にはハンドル杆１９が設
けられている。また、植付部ミッションケース１０には
横移動装置１３と植付部ｆｌｊ１１２が設けられており
、横移動装置ｌ１３よって苗タンク１７を左右に往復動
させるとともに、植付装置１２の植付杆１２ａが所定の
軌道を描いて上下動を行ない、その先端部に設けられて
いる植付爪が苗タンク１７に保持されている苗マットか
ら苗を分割して取り出し、圃場に植え付けてゆく、なお
、図示例の装置は左右一対の植付杆による２条植えの装
置となっているが、４条植えその他の装置としてもよい
。

機体の上部には、燃料タンク２１と肥料タンク？２が設
けられている。肥料タンク２２内の肥料は、繰出し装置
２３によって繰出し管２４に繰り出され、該繰出し管の
下端部から圃場に供給される。そして、　これら機体の
上部はボンネット（機体カバー）２５で覆われ、さらに
その上側に予備苗載台２６が設けられている。第４図は
ボンネットの取付部の構造を示す図で、燃料タンク２１
の前方の空間部に棒状の係合フック２５ａ、２５ａを機
枠に固定して設けるとともに、ボンネットの裏面に係合
板２５ｂ、２５ｂを固着させ、ボンネット２５取付時に
は両者が互いに係合するよう構成されている。このため
、運転中のボンネット２５の左右のがたつきが少ない、
また１機体の下側には、フロート２９が支軸２７によっ
て回動自在に枢着されている。フロート２９の前Ｗ＆は
フロートリンクを兼ねるオイルダンパ２８によって支持
されている。

次に、この歩行型田植機ｌの油圧式作業機体制御装置に
ついて説明する。

走行部ミッションケース２の上方には、油圧シリンダと
複数の制御バルブを一体に組み付けた油圧ユニット３０
が設けられている。この油圧ユニットの油圧シリンダ３
１は機体昇降用のピッチングシリンダで、油圧ユニット
の基部から後方に延出している。該シリンダのピストン
ロッド３１ａの後端部には、スプリング３３によって後
向きに付勢された摺動体３４が嵌合しており、該摺動体
３４にリンク板３５が左右水平に取り付けられている。

リンク板３５の左右両端部は連結杆３６（Ｌ、Ｒ）によ
って伝動ケース６．６と一体となって回動するスイング
アーム３ｇ　、３Ｂに連結され。

左側の連結杆３６　（Ｌ）の中間部に機体の左右傾斜調
整用のローリングシリンダ３９が介装されている。

油圧ユニット３０には制御バルブとして、ピッチングシ
リンダ３１の切替弁４０．０−リングシリンダの切替弁
４１．ポンプから送られてくる油をこれら切替弁４０．
４１に分配して供給する分流弁４２等が設けられている
。ピッチング切替弁の弁軸４０ａに設けたアーム４４に
、フロート２９に取り付けた検出ロッド４５の上端部が
連結されている。また、油圧ユニットの上部から斜め上
方に支持枠４７が突設されており、これに機体の左右傾
斜検出用の振子４８が左右に揺動自在に取り付けられて
いる。そして、該振子のロッド４８ａには前記ローリン
グ切替弁のスプール４１ａが連結されている０図中の４
９は、ローリング制御を中止するとき振子４８が振れな
いよう固定する係脱可能なローリングロック軸である。

この油圧ユニット３０は、前記切替弁４０，４１および
分流弁４２がシリンダ３１の基部とは左右反対側に片寄
せて設けられており、第４図においてＡ−Ａで示す断面
でシリンダ部３０ａとバルブ部３０ｂとに分割できるよ
うになっている。そして、走行部ミッションケース２の
上面に設けたリプ５０にシリンダ１３０ａの下部がポル
）５１で固着されている。この油圧ユニットの戻り油パ
イプ５３はシリンダ部３０ａの下面に垂設され、これを
ミッションケース２の上面に設けた開口部５４に挿入す
ることによりタンクを兼ねた走行部ミッションケース２
に連結されるようになっている。

また、ピッチングシリンダ３１のシリンダチューブに垂
設した支持具６０．６０と植付部ミッションケース１０
の上部に突設した支持具６１との間に、ピストンロッド
３１ａの回動防止部材であるガイドロッド６２がピッチ
ングシリンダ３１と平行に設けられており、摺動体３４
と一体のガイドブロック６３がこのガイドロッド６２に
摺動自在に嵌合している。ガイドロッド６１の後端部は
ポルト６１ａによって支持具６１に取り付けられている
。なお、ガイドロッド６２は、走行部ミッションケース
２の背面部に段違いに設けられた左右一対のサイドクラ
ッチアーム６５．６５よりも上方に設けられている。シ
リンダの伸縮動作時にはガイドブロック６３がガイドロ
ッド６２に沿って移動するので、ピストンロッド３１ａ
は進退自在である。このような構成とすることにより、
ピストンロッド３１ａが両持梁構造となり１曲げに対す
る強度を大ｊくすることができる。また、ピストンロッ
ド３１ａが軸回りに回転しないので、連結杆３６に捩り
力等が作用しない。

次に、制御装置の作用について説明すれば、フロート２
９に取り付けた検出ロッド４５によってＭｉ場面の高さ
が検出され、それに応じてピッチング切替弁４０が切り
替わり、ピッチングシリンダ３１が伸縮作動を行なう、
すると、連結杆３６（Ｌ、Ｒ）を介してスイングアーム
３８．３８が前後に回動させられ、左右の推進車輪７．
７が同時に同槍だけ機体に対し上下動するので、その結
果機体が昇降して植付深さを一定に保持するようになっ
ている。

また、振子４８によって機体の左右方向の傾斜が検出さ
れ、それに応じてローリング切替弁４１が切り替わり、
ローリングシリンダ３９が伸縮作動を行なう、すると、
左側のスイングアーム３８が回動させられ、左側の推進
車輪７（Ｌ）のみが機体に対し上下動して１機体の左右
傾斜を修正するようになっている。

油圧装置の修理、調整を行なうときには、ポル）５１，
６１ａを抜いて油圧ユニッ）３０をガイドロッド６２ご
と上向きに取り外せばよい、サイドクラッチレバ−６５
，６５よりもガイドロッド６２が上にあるため、着脱の
際に両者が互いに引っ掛かることがない、また、戻り油
パイプ５３は油タンクを兼ねる走行部ミッションケース
２の開口部５４に挿入することによって簡単に取り付け
られるとともに、このパイプが位置決め用のノックパイ
プとしての役割を果すため、装着が簡単である。

油圧装置のトラブルは制御バルブに原因があるものが多
く、このような場合には前記Ａ−Ａ断面に沿って油圧ユ
ニットのバルブ部３０ｂのみを取り外して点検を行なう
こともできる。

［発明の効果］以上の説明から明らかなように１本発明にかかる農作業
機は、機体昇降用油圧シリンダと制御バルブを一体に組
み付けた油圧ユニットを機体に対し簡単に着脱すること
ができるようになり、メンテナンスが容易になった。さ
らに、設計によっては油圧ユニットのバルブ部分だけを
取り外すようにすることもできるので、調整１点検が簡
単になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる農作業機の１例の側面図、第２
図はその平面図、第３図は要部の側面図。第４図はその背面図、第５図は第２図におけるＳ−５断
面図、および第６図は機体制御装置の油圧回路図である
。１・・・歩行型田植機、２・・・走行部ミッションケー
ス、１０・・・植付部ミッションケース、３０・・・油
圧ユニッ）、３０ａ・・・シリンダ部、３０ｂ・・・バ
ルブ部、３１・・・ピッチングシリンダ、３９・・・ロ
ーリングシリンダ、５３・・・戻り油パイプ、６２・・
・ガイドロッド、６５・・・サイドクラッチレバ−０特
許出願人　　井関農機株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）機体走行用の走行部ミッションケースと、機体昇
降用の油圧ユニットとを備えた農作業機において、前記
油圧ユニットを前記走行部ミッションケースの上側に着
脱可能に設置し、該走行部ミッションケースには油圧ユ
ニットの戻り油用配管が接続される開口を設けて該走行
部ミッションケースを油圧ユニットの油タンクとして利
用することを特徴とする農作業機。
（２）油圧ユニットを構成する油圧シリンダのピストン
ロッドの軸回りの回動を防止する回動防止部材を、サイ
ドクラッチアームの上方に設けた特許請求の範囲第１項
記載の農作業機。