JP5001767B2 - コンバイン - Google Patents

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JP5001767B2
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Description

本発明は、コンバインにおけるミッションケースの付近の構造に関する。
コンバインでは特許文献1に開示されているように、上下に揺動駆動自在で刈取部(特許文献1の図1の3)を支持する支持フレーム、運転部(特許文献1の図1の8)、及びミッションケース(特許文献1の図2の17)が、機体の前部に左右方向に並ぶように配置されている。特許文献1では、運転部がミッションケースの右の横外側に備えられ、支持フレームがミッションケースの左の他方の横外側に備えられている。
特許文献1では、走行変速用又は旋回用の油圧機構(特許文献1の図2及び図4の23,36)がミッションケースに内装されており、ミッションケースの油圧機構を操作することによって、機体の走行変速操作又は旋回操作を行う。
特開2000−335439号公報
特許文献1では、油圧機構に作動油を給排操作する制御弁(特許文献1の図4の38,39,41)を備えた油圧ユニット(特許文献1の図4の42)を備えている。
本発明は、上下に揺動駆動自在で刈取部を支持する支持フレーム、運転部及びミッションケースが、機体の前部に左右方向に並ぶように配置されたコンバインにおいて、走行変速用又は旋回用の油圧機構をミッションケースに内装した場合、油圧機構に作動油を給排操作する制御弁を備えた油圧ユニットを適切に配置して、油圧ユニットのメンテナンス作業が行い易くなるようにすることを目的としている。

(構成)
本発明の第特徴は、コンバインにおいて次のように構成することにある。
走行変速用又は旋回用の油圧機構を内装するミッションケースを機体の前部に備える。運転部をミッションケースの右又左の一方の横外側に備え、上下に揺動駆動自在で刈取部を支持する支持フレームをミッションケースの右又左の他方の横外側に備える。油圧機構に作動油を給排操作する制御弁を備えた油圧ユニットを、ミッションケースの支持フレーム側の横側部に備える。油圧機構を支持する伝動軸をミッションケースの内部の左右方向に支持して、伝動軸の端部を油圧ユニットの内部に挿入する。油圧機構と伝動軸の端部とに亘る油路を伝動軸の内部に備えて、油圧ユニットから伝動軸の油路を介して油圧機構に作動油の給排操作を行うように構成する。
(作用・効果)
上下に揺動駆動自在で刈取部を支持する支持フレーム、運転部及びミッションケースが機体の前部に左右方向に並ぶように配置されたコンバインでは一般に、刈取部を上限まで上昇駆動すると、刈取部が機体の前部から前方上方に離れるので、運転部とは反対側において刈取部と機体の前部との間が開くことになり、運転部とは反対側から刈取部と機体の前部との間に、作業者が入り込むことができる(例えば特許文献1では、機体の前部の右側に運転部が備えられ、機体の前部の左側に刈取部が備えられているので、刈取部を上限まで上昇駆動すると、機体の前部の左側から刈取部と機体の前部との間に、作業者が入り込むことができる)。
例えばミッションケースの右又は左の運転部側の横側部に油圧ユニットを備えると、運転部とは反対側から刈取部と機体の前部との間に作業者が入り込んだ際、作業者にとってミッションケースの向こう側(運転部側)に油圧ユニットが位置することになるので、油圧ユニットのメンテナンス作業が行い難くなる。
同様に、ミッションケースの前側部に油圧ユニットを備えると、油圧ユニットの前側に刈取部が位置することになるので、油圧ユニットのメンテナンス作業が行い難くなる。ミッションケースの後側部に油圧ユニットを備えると、油圧ユニットの後側に機体の前部が位置することになるので、油圧ユニットのメンテナンス作業が行い難くなる。
これに対して、本発明の第1特徴によると、運転部とは反対側から刈取部と機体の前部との間に作業者が入り込んだ際、作業者にとってミッションケースのこちら側(作業者側)に油圧ユニットが位置することになるので、油圧ユニットのメンテナンス作業が行い易くなる。
本発明の第1特徴によると、上下に揺動駆動自在で刈取部を支持する支持フレーム、運転部及びミッションケースが、機体の前部に左右方向に並ぶように配置されたコンバインにおいて、走行変速用又は旋回用の油圧機構をミッションケースに内装した場合、油圧機構に作動油を給排操作する制御弁を備えた油圧ユニットのメンテナンス作業が行い易くなって、コンバインのメンテナンス性及び作業性を向上させることができた。
また、本発明の第特徴によると、ミッションケースの内部において、油圧機構は伝動軸(特許文献1の図2及び図4の20,28)に支持される。
油圧ユニット(制御弁)から油圧機構に作動油の給排操作を行う場合、本発明の第特徴によると、ミッションケースの右又は左の支持フレーム側の横側部に油圧ユニットを備えて、伝動軸の端部を油圧ユニットの内部に挿入しており、油圧ユニット(制御弁)から伝動軸の油路を介して油圧機構に作動油の給排操作を行っている。これにより、油圧ユニット(制御弁)と油圧機構とに亘って作動油の配管等を配置する必要が少なく、油圧ユニット(制御弁)と油圧機構とが短い経路(伝動軸の油路)により接続される。
油圧ユニット(制御弁)から油圧機構に作動油の給排操作を行う場合、油圧ユニット(制御弁)と油圧機構とを短い経路(伝動軸の油路)により接続することができて、構造の簡素化の面で有利なものとなった。
II
(構成)
本発明の第特徴は、支持フレームが下降駆動された状態において、側面視で支持フレームの少なくとも一部がミッションケースに重複する。
(作用・効果)
本発明の第特徴によると、支持フレームの下降駆動時に、この支持フレームの少なくとも一部が側面視でミッションケースに重複する。
III
(構成)
本発明の第特徴は、支持フレームが下降駆動された状態において、側面視で支持フレームの少なくとも一部が油圧ユニットに重複する。
(作用・効果)
本発明の第特徴によると、支持フレームの下降駆動時に、この支持フレームの少なくとも一部が側面視で油圧ユニットに重複する。
[1]
図1及び図2に示すように、右及び左のクローラ走行装置1で支持された機体の前部に支持フレーム2が横軸芯P1周りに昇降自在に支持され、支持フレーム2を昇降駆動する昇降シリンダ3が備えられており、支持フレーム2に刈取部4が支持されている。機体の前部の右側に運転部5が備えられ、運転部5の運転座席6の下側にエンジン7が備えられている。機体の後部の左側に脱穀装置8が備えられ、機体の後部の右側にグレンタンク9が備えられて、自脱型のコンバインが構成されている。
次に、ミッションケース10について説明する。
図1及び図2に示すように、機体の前部の左右中央付近にミッションケース10が備えられており、運転部5がミッションケース10の右の横外側に備えられている。ミッションケース10の左の横外側の後方に横軸芯P1が位置して、横軸芯P1の位置から前側に支持フレーム2が延出されており、支持フレーム2がミッションケース10の左の横外側に位置している。
図3及び図7に示すように、ミッションケース10はアルミダイキャスト製で、右側部分10R及び左側部分10Lの2分割構造に構成されて、ミッションケース10の右側部分10Rの上部の外部に段差状の凹部10aが形成されており、正面視(図 参照)においてミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の合わせ部10bの近傍(少し紙面左側)にまで、凹部10aが入り込んでいる。
図3及び図7に示すように、静油圧式無段変速装置11がミッションケース10(右側部分10R)の凹部10aに入り込むように配置され、静油圧式無段変速装置11のポートブロック11aが、ミッションケース10(右側部分10R)の凹部10aに連結されている。静油圧式無段変速装置11のポートブロック11aに円筒状の支持部材12が連結されて、支持部材12が左側に延出されており、支持部材12のアーム12aがミッションケース10(左側部分10L)に連結されている。
図3及び図7に示すように、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の下部の外部に、右の支持部10c及び左の支持部10cが備えられている。右の伝動ケース14及び左の伝動ケース14が備えられており、右及び左の伝動ケース14が、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の右及び左の支持部10cに連結されて前側に延出されている(図4及び図5参照)。右及び左の伝動ケース14に右及び左の車軸ケース15が連結されて右及び左側に延出されており、右及び左のクローラ走行装置1を駆動するスプロケット1aが、右及び左の車軸ケース15の右及び左側の端部に備えられている。
図3,6,7に示すように、ミッションケース10(右側部分10R)の下部の外部において、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の右及び左の支持部10cとは異なる部分に、連結部10dが備えられており、ミッションケース10(右側部分10R)の連結部10dと右及び左の伝動ケース14とに亘って、連係部材13が連結されている。
[2]
次に、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)における伝動系(直進系)の構造について説明する。
図2,3,8に示すように、支持部材12に入力軸16が支持され、入力軸16の端部に入力プーリー17が連結されており、支持部材12の内部において静油圧式無段変速装置11の入力軸11bと入力軸16とが、連結部材18を介して連結されている。エンジン7の動力が伝動ベルト19を介して入力プーリー17に伝達され、エンジン7の動力が伝動ベルト20及び静油圧式無段変速装置21を介して刈取部4に伝達される。
図7及び図8に示すように、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の上部において、ミッションケース10(右側部分10R)の凹部10aに隣接(対向)するように、ミッションケース10(左側部分10L)に入力軸22が支持され、入力軸22に伝動ギヤ23,24がスプライン構造により固定されている。静油圧式無段変速装置11の出力軸11cがミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の内部に挿入され、スプライン構造により伝動ギヤ24(入力軸22)に連結されている。
図7及び図8に示すように、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の上部に支持された伝動軸27に、高速ギヤ25及び低速ギヤ26が相対回転自在に外嵌され、伝動ギヤ23及び高速ギヤ25、伝動ギヤ24及び低速ギヤ26が咬合しており、シフト部材28がスプライン構造により伝動軸27に一体回転及びスライド自在に外嵌されている。これによって、伝動ギヤ23及び高速ギヤ25、伝動ギヤ24及び低速ギヤ26、シフト部材28により副変速装置が構成されており、シフト部材28を高速及び低速ギヤ25,26に咬合させることにより、入力軸22の動力が高低2段(高速及び低速位置)に変速されて、伝動軸27に伝達される。通常は、シフト部材28が高速ギヤ25に咬合する位置にスライド操作されて、高速位置が設定されている。
図7及び図9に示すように、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の下部に亘って伝動軸29が支持され、伝動軸29の左側部(ミッションケース10の左側部分10Lの壁部の内面近傍)に伝動ギヤ31が固定されている。伝動軸27の左側部(ミッションケース10の左側部分10Lの壁部の内面近傍)に伝動ギヤ30が固定されて、伝動ギヤ30,31が咬合している。これにより、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の合わせ部10bに対して、左側(ミッションケース10の左側部分10L)に、入力軸22及び伝動軸27の大部分、伝動ギヤ30,31が配置されている。
図7及び図9に示すように、伝動軸27の右側部(ミッションケース10の右側部分10R)において、右及び左の出力ギヤ32R,32Lが伝動軸29に相対回転自在に外嵌され、右及び左の出力ギヤ32R,32Lの右及び左側に、右及び左の咬合部33R,33Lがスプライン構造により伝動軸29に一体回転及びスライド自在に外嵌されている(右の咬合部33Rがミッションケース10の右側部分10Rの壁部の内面近傍に配置されている)。右の出力ギヤ32R及び右の咬合部33Rの間で右のサイドクラッチ34が構成され、左の出力ギヤ32L及び左の咬合部33Lの間で左のサイドクラッチ34が構成されている。
図7に示すように、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の右及び左の支持部10cと、右及び左の伝動ケース14とに亘って伝動軸35が支持され、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の内部において伝動軸35に固定された伝動ギヤ36が、右及び左の出力ギヤ32R,32Lに咬合しており、右及び左の伝動ケース14の内部において、伝動軸35に伝動ギヤ37が固定されている。右及び左の伝動ケース14、右及び左の車軸ケース15に亘って、右及び左の車軸38が支持されており、右及び左の伝動ケース14の内部において、右及び左の車軸38に固定された伝動ギヤ39が伝動ギヤ37に咬合している。右及び左の車軸ケース15の内部において、右及び左の車軸38が右及び左側に延出されており、右及び左のクローラ走行装置1のスプロケット1a(図2及び図4参照)が、右及び左の車軸38の右及び左側の端部に連結されている。
以上の構造により、図7に示すように、入力軸22の動力が、伝動軸27、伝動ギヤ30,31、伝動軸29、右及び左のサイドクラッチ34(右及び左の咬合部33R,33L)、右及び左の出力ギヤ32R,32L、伝動ギヤ36、伝動軸35、伝動ギヤ37,39、右及び左の車軸38を介して、右及び左のクローラ走行装置1に伝達されて、機体は直進する。
[3]
次に右及び左のサイドクラッチ34(旋回用の油圧機構に相当)について説明する。
図9に示すように、伝動軸29の右及び左側部の外面にスプライン部29aが形成されて、右及び左の咬合部33R,33Lが伝動軸29のスプライン部29aに一体回転及びスライド自在に外嵌され、受け部材40が伝動軸29のスプライン部29aに一体回転自在に外嵌されている。
図9及び図10に示すように、右及び左の咬合部33R,33Lにおける受け部材40側の部分に複数の凹部が配置されて、右及び左の咬合部33R,33Lの凹部の各々に、バネ41が内側及び外側に二重に配置されており、受け部材40及びバネ41により右及び左の咬合部33R,33Lが、右及び左の出力ギヤ32R,32Lの咬合側に付勢されている。右及び左の咬合部33R,33Lが右及び左の出力ギヤ32R,32Lに咬合することにより、右及び左のサイドクラッチ34の伝動状態となるのであり、伝動軸29の動力が、右及び左のサイドクラッチ34を介して、右及び左のクローラ走行装置1に伝達される。
図9に示すように、右及び左の出力ギヤ32R,32Lと伝動軸29との間にピストン42がスライド自在に配置され、ピストン42が右及び左の咬合部33R,33Lに接当しており、ピストン42と右及び左の咬合部33R,33Lとが一体で回転するように、右及び左の咬合部33R,33Lとピストン42とに亘ってスプリングピン43が挿入されている。
図9に示すように、右及び左の出力ギヤ32R,32Lとピストン42との間に作動油を供給すると、右及び左の咬合部33R,33Lとピストン42とが、バネ41に抗して右及び左の出力ギヤ32R,32Lの離間側にスライド操作されて、右及び左のサイドクラッチ34の遮断状態となる。右及び左の出力ギヤ32R,32Lとピストン42との間の作動油を排出すると、右及び左の咬合部33R,33Lとピストン42とが、バネ41により右及び左の出力ギヤ32R,32Lの咬合側にスライド操作されて、右及び左のサイドクラッチ34の伝動状態となる。
この場合、図9に示すように、右及び左の咬合部33R,33Lとピストン42とを別体に構成することにり、伝動軸29に対して右及び左の咬合部33R,33Lが傾斜しても、ピストン42が右及び左の咬合部33R,33Lの傾斜の影響を受けずにスライド操作されるようにしている。
図9に示すように、スプリングピン43により右及び左の咬合部33R,33Lとピストン42、伝動軸29が一体で回転し、互いに相対回転しないように構成しており、右及び左の出力ギヤ32R,32Lの内周部とピストン42の外周部との間で回転数差が生じるようにしている。ピストン42の外周部において右及び左の出力ギヤ32R,32Lの内面に接する部分に、複数の円周状の溝部42aが形成されて、ピストン42の溝部42aに作動油の一部が保持されるようにしており、ピストン42の外周部と右及び左の出力ギヤ32R,32Lの内周部との間の焼き付きを防止している。
図9に示すように、伝動軸29において右及び左側部のスプライン部29aの間の中央部分が、段差の無い同径に構成されており、後述する[4]の旋回クラッチケース47、右及び左の出力ギヤ32R,32L、ピストン42、右及び左の咬合部33R,33L、受け部材40が、伝動軸29の右及び左側部のどちらからでも取り付けて組み立てることができる。
[4]
次に、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)における伝動系(旋回系)の構造について説明する。
図7及び図9に示すように、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)に亘り伝動軸44が支持され、伝動軸44の右側部(ミッションケース10の右側部分10Rの壁部の内面近傍)に相対回転自在に外嵌された伝動ギヤ45が、右の咬合部33Rの外周部のギヤ部に咬合しており、伝動軸44と伝動ギヤ45との間に緩旋回クラッチ46(旋回用の油圧機構に相当)が備えられている。緩旋回クラッチ46は摩擦多板式に構成されており、作動油が供給されることで伝動状態に操作され、作動油が排出されることで遮断状態に操作される。
図7及び図9に示すように、伝動軸29に旋回クラッチケース47が相対回転自在に外嵌されて、伝動軸44に固定された伝動ギヤ48と旋回クラッチケース47の外周部の伝動ギヤ47aとが咬合している。旋回クラッチケース47は左右対称に構成されており、旋回クラッチケース47と右及び左の出力ギヤ32R,32Lとの間に、右及び左の旋回クラッチ49(旋回用の油圧機構に相当)が構成されている。右及び左の旋回クラッチ49は摩擦多板式に構成されており、作動油が供給されることで伝動状態に操作される。この場合、右及び左の旋回クラッチ49において、摩擦板が互いに密になるように配置されており、作動油が排出されても右及び左の旋回クラッチ49が半伝動状態となるように構成されている。
図9及び図11に示すように、旋回クラッチケース47において、右及び左の旋回クラッチ49の摩擦板を受け止めるリング状の受け部材54を取り付ける場合、受け部材54に凸部54aが備えられて、右及び左の旋回クラッチ49の摩擦板の凸部が入り込む旋回クラッチケース47の開口部47bの一つに、受け部材54の凸部54aが入り込んでおり、受け部材54が回り止めされている。
これにより、図7及び図9に示すように、緩旋回クラッチ46が伝動状態に操作されると、伝動軸29の動力が右の咬合部3R、伝動ギヤ45、緩旋回クラッチ46、伝動軸44及び伝動ギヤ48を介して、伝動軸29と同方向の回転で伝動軸29よりも低速の動力として、旋回クラッチケース47に伝達される。右又は左のサイドクラッチ34を遮断状態に操作し、右又は左の旋回クラッチ49を伝動状態に操作すると、伝動軸29と同方向の回転で伝動軸29よりも低速の動力が右又は左の出力ギヤ32R,32Lに伝達される。
図7及び図9に示すように、伝動軸44の左側部(ミッションケース10の左側部分10Lの壁部の外面近傍)にブレーキ50(旋回用の油圧機構に相当)が備えられている。ブレーキ50は摩擦多板式に構成され、作動油が供給されることで制動状態に操作され、作動油が排出されることで解除状態に操作される。
これにより、図7及び図9に示すように、ブレーキ50が制動状態に操作されると、伝動軸44及び伝動ギヤ48を介して、旋回クラッチケース47が制動状態となる。右又は左のサイドクラッチ34が遮断状態に操作され、右又は左の旋回クラッチ49が伝動状態に操作されると、右又は左の出力ギヤ32R,32Lが制動状態となる。
図7及び図9に示すように、伝動軸27の左側部(ミッションケース10の左側部分10Lの壁部の内面近傍)に伝動ギヤ51が固定され、伝動軸44の左側部(ミッションケース10の左側部分10Lの壁部の内面近傍)に、伝動ギヤ52が相対回転自在に外嵌されて、伝動ギヤ51,52が咬合しており、伝動軸44と伝動ギヤ52との間に、逆転クラッチ53(旋回用の油圧機構に相当)が備えられている。逆転クラッチ53は摩擦多板式に構成されており、作動油が供給されることで伝動状態に操作され、作動油が排出されることで遮断状態に操作される。
これにより図7及び図9に示すように、逆転クラッチ53が伝動状態に操作されると、伝動軸27の動力が伝動ギヤ51,52、逆転クラッチ53、伝動軸44及び伝動ギヤ48を介して、伝動軸29と逆方向の回転の動力として、旋回クラッチケース47に伝達される。右又は左のサイドクラッチ34が遮断状態に操作され、右又は左の旋回クラッチ49が伝動状態に操作されると、伝動軸29と逆方向の回転の動力が右又は左の出力ギヤ32R,32Lに伝達される。
図7及び図9に示すように、逆転クラッチ53は右又は左のクローラ走行装置1の一方と逆方向の動力を右又は左のクローラ走行装置1の他方に伝達するものであり、比較的大きなトルク(逆方向の動力)を伝達する。緩旋回クラッチ46は右又は左のクローラ走行装置1の一方と同方向で低速の動力を右又は左のクローラ走行装置1の他方に伝達するものであり、比較的小さなトルク(同方向の低速の動力)を伝達する。
これにより、逆転クラッチ53は比較的大径及び多数の摩擦板が必要になって、逆転クラッチが比較的大型のものになり、特に外径が大きなものとなる。緩旋回クラッチ46は比較的小径及び少数の摩擦板でよく、緩旋回クラッチ46が比較的小型のものになり、特に外径が小さなものとなる。
[5]
次に、静油圧式無段変速装置11の操作について説明する。
図13に示すように、静油圧式無段変速装置11のポンプ11Pが、中立位置N、中立位置Nから前進Fの高速側及び後進Rの高速側に無段変速自在に構成されており、静油圧式無段変速装置11のモータ11Mが高低2段に変速自在に構成されている。静油圧式無段変速装置11のポンプ11Pの斜板を操作する油圧シリンダ59、油圧シリンダ59に作動油を給排操作する制御弁60が備えられて、運転部5に備えられた変速レバー61と制御弁60とが機械的に連係されている。これにより、変速レバー61を操作することによって、制御弁60が操作され油圧シリンダ59が作動して、変速レバー61の操作位置に対応する位置に静油圧式無段変速装置11のポンプ11Pの斜板が操作される。
図13に示すように、静油圧式無段変速装置11のモータ11Mの斜板を操作する油圧シリンダ62、油圧シリンダ62に作動油を給排操作する電磁操作式の制御弁63が備えられており、変速レバー61の握り部に変速スイッチ61aが備えられて、変速レバー61の変速スイッチ61aの操作信号が制御装置64に入力されている。これにより、変速レバー61の変速スイッチ61aを操作することによって、制御装置64により制御弁63が操作され油圧シリンダ62が作動して、静油圧式無段変速装置11のモータ11Mの斜板が高速及び低速位置に操作される。
図13に示すように、変速レバー61の操作位置を検出する操作位置センサー65が備えられ、機体の走行速度を検出する走行速度センサー79が備えられて、操作位置センサー65及び走行速度センサー79の検出値が制御装置64に入力されている。静油圧式無段変速装置11のモータ11Mの斜板が高速位置であるか低速位置であるかの検出は、変速レバー61の変速スイッチ61aの操作信号により、制御装置64で認識される。これにより、静油圧式無段変速装置11のポンプ11P及びモータ11Mの操作位置、機体の走行速度により、図7及び図8に示す副変速装置(シフト部材28)が高速位置であるか低速位置であるかを認識することができる。
図13に示す静油圧式無段変速装置11と副変速装置(シフト部材28)とにおいて、機械効率の良い伝動状態及び機械効率の悪い伝動状態がある。
静油圧式無段変速装置11(ポンプ11P及びモータ11M)が高速領域で副変速装置(シフト部材28)が高速位置、静油圧式無段変速装置11(ポンプ11P及びモータ11M)が低速領域で副変速装置(シフト部材28)が高速位置、静油圧式無段変速装置11(ポンプ11P及びモータ11M)が低速領域で副変速装置(シフト部材28)が低速位置の状態において、機械効率の良い伝動状態となる。静油圧式無段変速装置11(ポンプ11P及びモータ11M)が高速領域で副変速装置(シフト部材28)が低速位置の状態において、機械効率の悪い伝動状態となる。
この場合、操作位置センサー65及び走行速度センサー79の検出値、変速レバー61の変速スイッチ61aの操作信号により、制御装置64において、静油圧式無段変速装置11(ポンプ11P及びモータ11M)が高速領域で副変速装置(シフト部材28)が低速位置の状態であると認識されると、機械効率の悪い伝動状態であることが運転部5の操作パネル(図示せず)に表示されて、運転者に注意が喚起される。
後述する[8][9][10][11]に記載の、旋回モードスイッチ78、緩旋回状態、信地旋回状態及び超信地旋回状態において、旋回モードスイッチ78により緩旋回状態、信地旋回状態及び超信地旋回状態を選択することができるのは、変速レバー61の変速スイッチ61aにより、静油圧式無段変速装置11のモータ11Mの斜板が低速位置に操作されている状態である。変速レバー61の変速スイッチ61aにより、静油圧式無段変速装置11のモータ11Mの斜板が高速位置に操作されている状態であると、旋回モードスイッチ78の操作位置に関係なく、緩旋回状態が選択される。
[6]
次に、右及び左のサイドクラッチ34(右及び左の咬合部33R,33L)、右及び左の旋回クラッチ49、緩旋回クラッチ46、ブレーキ50、逆転クラッチ53に作動油を給排操作する油圧ユニット57について説明する。
図3及び図8に示すように、静油圧式無段変速装置11の入力軸11bにおいて入力軸16とは反対側の部分(静油圧式無段変速装置11の右の横側部)に、チャージポンプ55及び油圧ポンプ56が接続されて、静油圧式無段変速装置11の入力軸11bにより、チャージポンプ55及び油圧ポンプ56が駆動されるように構成されており、チャージポンプ55の作動油が静油圧式無段変速装置11に供給されている。
図3及び図7に示すように、油圧ユニット57がミッションケース10(左側部分10L)の左の支持フレーム2側の横側部の外面に連結されており、油圧ポンプ56からの外部配管58(図12参照)が、油圧ユニット57に接続されている。図2及び図3、図4の実線に示すように、刈取部4(支持フレーム2)が下降駆動された状態において、支持フレーム2が油圧ユニット57の左の横外側に位置している。図4の二点鎖線に示すように、刈取部4(支持フレーム2)が上限まで上昇駆動された状態において、支持フレーム2が油圧ユニット57の左の横外側の上方に位置している。
図1,2,3,4に示すように、刈取部4(支持フレーム2)が上限まで上昇駆動されると、刈取部4が機体の前部から前方上方に離れるので、機体の前部の左側において刈取部4と機体の前部との間が開くことになり、機体の前部の左側から刈取部4と機体の前部との間に、作業者が入り込むことができる。
この場合に、図1,2,3,4に示すように、油圧ユニット57がミッションケース10(左側部分10L)の左の支持フレーム2側の横側部の外面に連結されているので、機体の前部の左側から刈取部4と機体の前部との間に作業者が入り込んだ際、作業者にとってミッションケース10のこちら側(作業者側)に油圧ユニット57が位置することになり、油圧ユニット57のメンテナンス作業が行い易くなる。
[7]
次に、油圧ユニット57の構造(右及び左のサイドクラッチ34(右及び左の咬合部33R,33L)、右及び左の旋回クラッチ49、緩旋回クラッチ46、ブレーキ50、逆転クラッチ53の油圧回路構造)について説明する。
図5,7,9に示すように、伝動軸29,44がミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)に左右方向に支持されて、伝動軸29,44の左端部がミッションケース10の左側部分10Lの壁部を貫通しており、油圧ユニット57の内部に挿入されている。伝動軸29の左端部と右及び左のサイドクラッチ34(右及び左の咬合部33R,33L)、右及び左の旋回クラッチ49とに亘って、伝動軸29の内部に油路29bが備えられている。伝動軸44の左端部と緩旋回クラッチ46及び逆転クラッチ53とに亘って、伝動軸44の内部に油路44aが備えられている。油圧ユニット57の内部において伝動軸44の端部にブレーキ50が備えられている。
図12に示すように、油圧ユニット57の内部に右旋回制御弁67(制御弁に相当)、左旋回制御弁68(制御弁に相当)、リリーフ弁69(制御弁に相当)、アンロード弁70(制御弁に相当)、比例制御弁71(制御弁に相当)、旋回切換制御弁72(制御弁に相当)、パイロット操作弁73,74(制御弁に相当)が備えられている。油圧ポンプ56からの外部配管58が油圧ユニット57に接続され、油圧ユニット57とミッションケース10(左側部分10L)の外面との連結面(合わせ面)に多数の油路(図示せず)が形成されており、外部配管58に接続された油路66に右及び左旋回制御弁67,68、リリーフ弁69、アンロード弁70が、連結面(合わせ面)の油路を介して並列的に接続されている。油圧ユニット57とミッションケース10(左側部分10L)の外面との連結面(合わせ面)にドレン油路が形成されており、リリーフ弁69及びアンロード弁70の作動油が前述のドレン油路を介してミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)に戻される。
図12に示すように、右旋回制御弁67が連結面(合わせ面)の油路及び伝動軸29の油路29bを介して、右のサイドクラッチ34(右の咬合部33R)及び右の旋回クラッチ49に接続されている。左旋回制御弁68が連結面(合わせ面)の油路及び伝動軸29の油路29bを介して、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)及び左の旋回クラッチ49に接続されている。
図12に示すように、右及び左旋回制御弁67,68は供給位置67a,68a及び排出位置67b,68bに操作自在な電磁操作式に構成されて、排出位置67b,68bに付勢されている。アンロード弁70は遮断位置70a及び排出位置70bに操作自在な電磁操作式に構成されて、遮断位置70aに付勢されている。右及び左旋回制御弁67,68と伝動軸29の油路29bとの間から分岐した油路75に、比例制御弁71及び旋回切換制御弁72が直列的に接続されており、旋回切換制御弁72が連結面(合わせ面)の油路及び伝動軸44の油路44aを介して、緩旋回クラッチ46及び逆転クラッチ53に接続され、旋回切換制御弁72が油圧ユニット57の油路76を介してブレーキ50に接続されている。
図9に示すように、伝動軸44の油路44aから分岐した油路44bが、伝動軸29と緩旋回クラッチ46との間、及び、伝動軸29と逆転クラッチ53との間に接続されて、伝動軸44の油路44aの作動油の一部が、伝動軸29と緩旋回クラッチ46との間、及び、伝動軸29と逆転クラッチ53との間に供給されるように構成しており、緩旋回及び逆転クラッチ46,53が冷却される。
図9に示すように、緩旋回及び逆転クラッチ46,53のピストン46a,53aに、伝動軸29と同芯円状のリング状の凹部46b,53bが形成されており、緩旋回及び逆転クラッチ46,53に作動油が供給されて、緩旋回及び逆転クラッチ46,53のピストン46a,53aが移動して(例えば緩旋回クラッチ46のピストン46aが図9の紙面左方に移動して)、緩旋回及び逆転クラッチ46,53が伝動状態に操作されると、伝動ギヤ45,52の摩擦板支持部が、緩旋回及び逆転クラッチ46,53のピストン46a,53aの凹部46b,53bに入り込む。これにより、伝動軸29と緩旋回クラッチ46との間、及び、伝動軸29と逆転クラッチ53との間が、緩旋回及び逆転クラッチ46,53のピストン46a,53aにより閉じられて、伝動軸29と緩旋回クラッチ46との間、及び、伝動軸29と逆転クラッチ53との間から冷却用の作動油が出て行き難くなる。
図12に示すように、比例制御弁71は電磁操作式に構成されて、作動油の流量制御が可能である。旋回切換制御弁72は、緩旋回位置72a、信地旋回位置72b及び超信地旋回位置72cに操作自在なパイロット操作式に構成されて、緩旋回位置72aに付勢されている。油路75から分岐したパイロット作動油を旋回切換制御弁72に供給して信地旋回位置72bに操作するように、パイロット操作弁73が構成され、油路75から分岐したパイロット作動油を旋回切換制御弁72に供給して超信地旋回位置72cに操作するように、パイロット操作弁74が構成されている。
右及び左旋回制御弁67,68、アンロード弁70、比例制御弁71、パイロット操作弁73,74は、後述する[8][9][10][11]に記載のように、制御装置64によって操作される。
[8]
次に、操向レバー77による直進状態について説明する。
図13に示すように、右及び左に操作自在な操向レバー77が運転部5に備えられて、操向レバー77の操作位置が制御装置64に入力されており、操向レバー77は直進位置N、右及び左第1旋回位置R1,L1、右及び左第2旋回位置R2,L2に操作自在に構成されている。旋回モードスイッチ78が運転部5に備えられて、旋回モードスイッチ78の操作位置が制御装置64に入力されており、旋回モードスイッチ78は緩旋回位置、信地旋回位置及び超信地旋回位置を備えている。
図12及び図13に示すように、旋回モードスイッチ78の操作位置に関係なく、操向レバー77が直進位置Nに操作されると、右及び左旋回制御弁67,68が排出位置67b,68bに操作され、アンロード弁70が排出位置70bに操作されて、右及び左のサイドクラッチ34(右及び左の咬合部33R,33L)、右及び左の旋回クラッチ49から作動油が排出され、右及び左のサイドクラッチ34(右及び左の咬合部33R,33L)が伝動状態に操作されて、右及び左の旋回クラッチ49が半伝動状態に操作される。比例制御弁71により緩旋回及び逆転クラッチ46,53が遮断状態に操作され、ブレーキ50が解除状態に操作される。
これにより図7及び前項[2][4]に記載のように、入力軸22の動力が、伝動軸27、伝動ギヤ30,31、伝動軸29、右及び左のサイドクラッチ34(右及び左の咬合部33R,33L)、右及び左の出力ギヤ32R,32L、伝動ギヤ36、伝動軸35、伝動ギヤ37,39、右及び左の車軸38を介して、右及び左のクローラ走行装置1に伝達されて、機体は直進する。
[9]
次に、操向レバー77による緩旋回状態について説明する。
図12及び図13に示すように旋回モードスイッチ78が緩旋回位置に操作されると、パイロット操作弁73,74により、旋回切換制御弁72が緩旋回位置72aに操作される。これにより、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、右のサイドクラッチ34(右の咬合部33R)及び右の旋回クラッチ49に作動油が供給されて、右のサイドクラッチ34(右の咬合部33R)が遮断状態に操作され、右の旋回クラッチ49が伝動状態に操作される。
この場合、図7及び図9に示すように左の旋回クラッチ49が半伝動状態であるので、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)の動力が、左の出力ギヤ32L及び左の旋回クラッチ49から、右の旋回クラッチ49を介して右の出力ギヤ32Rに伝達され、伝動軸29と同方向の回転で伝動軸29より少し低速の動力が右の出力ギヤ32Rに伝達される。これにより、機体は緩やかに右に向きを変える。
図12及び図13に示すように操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、前述のように右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されアンロード弁70が遮断位置70aに操作されるのと同時に、比例制御弁71及び旋回切換制御弁72(緩旋回位置72a)を介して、緩旋回クラッチ46に作動油が供給され始めるのであり、操向レバー77が右第1旋回位置R1から右第2旋回位置R2に操作されるほど、比例制御弁71により緩旋回クラッチ46の作動圧が昇圧操作される。
図7及び図9に示すように、操向レバー77の操作位置に基づいて比例制御弁71により緩旋回クラッチ46の作動圧が昇圧操作されるのに伴って、伝動軸29の動力が右の咬合部33R、伝動ギヤ45、緩旋回クラッチ46、伝動軸44、伝動ギヤ48、旋回クラッチケース47及び右の旋回クラッチ49を介して、伝動軸29と同方向の回転で伝動軸29よりも低速の動力が右の出力ギヤ32Rに伝達される。
この場合、図7及び図9に示すように、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力と、緩旋回クラッチ46からの動力とが、同時に右の出力ギヤ32Rに伝達される状態となるので、緩旋回クラッチ46の作動圧が低圧の範囲では、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力が緩旋回クラッチ46からの動力に打ち勝って、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力により右の出力ギヤ32Rが駆動される。これにより、緩旋回クラッチ46の作動圧が低圧の範囲では、機体は緩やかに右に向きを変える。
次に操向レバー77の操作位置が右第2旋回位置R2に接近し、緩旋回クラッチ46の作動圧が高圧になると、図7及び図9に示すように、緩旋回クラッチ46からの動力が左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力に打ち勝って、緩旋回クラッチ46からの動力により右の出力ギヤ32Rが駆動される。この状態において、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力により右の出力ギヤ32Rが駆動されるよりも、緩旋回クラッチ46からの動力により右の出力ギヤ32Rが駆動される方が、右の出力ギヤ32Rが低速で駆動されることになり、機体は右に緩旋回する。
図12及び図13に示すように操向レバー77が左第1旋回位置L1に操作されると、左旋回制御弁68が供給位置68aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)及び左の旋回クラッチ49に作動油が供給されて、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)が遮断状態に操作されて、左の旋回クラッチ49が伝動状態に操作される。これと同時に、前述と同様な操作が行われて、機体は緩やかに左に向きを変える。操向レバー77が左第1旋回位置L1から左第2旋回位置L2に操作されると、前述と同様な操作が行われて、機体は左に緩旋回する。
[10]
次に、操向レバー77による信地旋回状態について説明する。
図12及び図13に示すように、旋回モードスイッチ78が信地旋回位置に操作されると、パイロット操作弁73,74により旋回切換制御弁72が信地旋回位置72bに操作される。これにより、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、右のサイドクラッチ34(右の咬合部33R)及び右の旋回クラッチ49に作動油が供給されて、右のサイドクラッチ34(右の咬合部33R)が遮断状態に操作され、右の旋回クラッチ49が伝動状態に操作される。この場合、左の旋回クラッチ49が半伝動状態であるので、前項[9]と同様に機体は緩やかに右に向きを変える。
図12及び図13に示すように操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、前述のように右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されアンロード弁70が遮断位置70aに操作されるのと同時に、比例制御弁71及び旋回切換制御弁72(信地旋回位置72b)を介して、ブレーキ50に作動油が供給され始めるのであり、操向レバー77が右第1旋回位置R1から右第2旋回位置R2に操作されるほど、比例制御弁71によりブレーキ50の作動圧が昇圧操作される。
図7及び図9に示すように、操向レバー77の操作位置に基づいて比例制御弁71によりブレーキ50の作動圧が昇圧操作されるのに伴って、伝動軸44、伝動ギヤ48、旋回クラッチケース47及び右の旋回クラッチ49を介して、右の出力ギヤ32Rに制動力が掛かる。
この場合、図7及び図9に示すように、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力と、ブレーキ50の制動力とが、同時に右の出力ギヤ32Rに伝達される状態となるので、ブレーキ50の作動圧が低圧の範囲では、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力がブレーキ50の制動力に打ち勝って、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力により右の出力ギヤ32Rが駆動される。これにより、ブレーキ50の作動圧が低圧の範囲では、機体は緩やかに右に向きを変える。
次に操向レバー77の操作位置が右第2旋回位置R2に接近し、ブレーキ50の作動圧が高圧になると、図7及び図9に示すように、ブレーキ50の制動力が左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力に打ち勝って、ブレーキ50の制動力により右の出力ギヤ32Rが制動状態となり、機体は右に信地旋回する。
図12及び図13に示すように操向レバー77が左第1旋回位置L1に操作されると、左旋回制御弁68が供給位置68aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)及び左の旋回クラッチ49に作動油が供給されて、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)が遮断状態に操作されて、左の旋回クラッチ49が伝動状態に操作される。これと同時に、前述と同様な操作が行われて、機体は緩やかに左に向きを変える。操向レバー77が左第1旋回位置L1から左第2旋回位置L2に操作されると、前述と同様な操作が行われて、機体は左に信地旋回する。
図12及び図13に示すように、操向レバー77の握り部に操向スイッチ77aが備えられている。前項[9]に記載のように、旋回モードスイッチ78が緩旋回位置に操作され、操向レバー77が右(左)第1旋回位置R1(L1)から右(左)第2旋回位置R1(L1)に操作された右又は左の緩旋回状態において、もう少し小さな半径で旋回する必要が生じる
この場合、図12及び図13に示すように、操向レバー77を右(左)第1旋回位置R1(L1)から右(左)第2旋回位置R1(L1)に操作した状態で、操向レバー77の操向スイッチ77aが押し操作されると、旋回切換制御弁72が緩旋回位置72aから信地旋回位置72bに操作されて、機体は右(左)に信地旋回する。この信地旋回状態は操向レバー77の操向スイッチ77aが押し操作されている間だけであり、操向レバー77の操向スイッチ77aから手が離れて戻し操作されると、旋回切換制御弁72が信地旋回位置72bから緩旋回位置72aに操作されて、機体は緩旋回状態に戻る。
[11]
次に、操向レバー77による超信地旋回状態について説明する。
図12及び図13に示すように、旋回モードスイッチ78が超信地旋回位置に操作されると、パイロット操作弁73,74により旋回切換制御弁72が超信地旋回位置72cに操作される。これにより、操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、右のサイドクラッチ34(右の咬合部33R)及び右の旋回クラッチ49に作動油が供給されて、右のサイドクラッチ34(右の咬合部33R)が遮断状態に操作され、右の旋回クラッチ49が伝動状態に操作される。この場合、左の旋回クラッチ49が半伝動状態であるので、前項[9]と同様に機体は緩やかに右に向きを変える。
図12及び図13に示すように操向レバー77が右第1旋回位置R1に操作されると、前述のように右旋回制御弁67が供給位置67aに操作されアンロード弁70が遮断位置70aに操作されるのと同時に、比例制御弁71及び旋回切換制御弁72(超信地旋回位置72c)を介して、逆転クラッチ53に作動油が供給され始めるのであり、操向レバー77が右第1旋回位置R1から右第2旋回位置R2に操作されるほど、比例制御弁71により逆転クラッチ53の作動圧が昇圧操作される。
図7及び図9に示すように、操向レバー77の操作位置に基づいて比例制御弁71により逆転クラッチ53の作動圧が昇圧操作されるのに伴って、伝動軸27の動力が伝動ギヤ51,52、逆転クラッチ53、伝動軸44、伝動ギヤ48、旋回クラッチケース47及び右の旋回クラッチ49を介して、伝動軸29と逆方向の回転の動力として右の出力ギヤ32Rに伝達される。
この場合、図7及び図9に示すように、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力と、逆転クラッチ53からの動力とが、同時に右の出力ギヤ32Rに伝達される状態となるので、逆転クラッチ53の作動圧が低圧の範囲では、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力が逆転クラッチ53からの動力に打ち勝って、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力により右の出力ギヤ32Rが駆動される。これにより、逆転クラッチ53の作動圧が低圧の範囲では、機体は緩やかに右に向きを変える。
次に操向レバー77の操作位置が右第2旋回位置R2に接近し、逆転クラッチ53の作動圧が高圧になると、図7及び図9に示すように、逆転クラッチ53からの動力が左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)からの動力に打ち勝って、逆転クラッチ53からの動力により右の出力ギヤ32Rが駆動される。この状態において、左の出力ギヤ32Lに対して、右の出力ギヤ32Rが逆方向に駆動されて、機体は右に超信地旋回する。
図12及び図13に示すように操向レバー77が左第1旋回位置L1に操作されると、左旋回制御弁68が供給位置68aに操作されて、アンロード弁70が遮断位置70aに操作され、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)及び左の旋回クラッチ49に作動油が供給されて、左のサイドクラッチ34(左の咬合部33L)が遮断状態に操作されて、左の旋回クラッチ49が伝動状態に操作される。これと同時に、前述と同様な操作が行われて、機体は緩やかに左に向きを変える。操向レバー77が左第1旋回位置L1から左第2旋回位置L2に操作されると、前述と同様な操作が行われて、機体は左に超信地旋回する。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]の図2において、運転部5をミッションケース10の左の横外側に備え、支持フレーム2をミッションケース10の右の横外側に備えるように構成してもよい。このように構成すると、油圧ユニット57をミッションケース10(右側部分10R)の右の支持フレーム2側の横側部の外面に連結する。
油圧ユニット57をミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の横側部の外面ではなく、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の内部における右又は左の横側部に備え、油圧ユニット57のメンテナンス用の開閉自在な蓋部を、ミッションケース10(右及び左側部分10R,10L)の横側部の外面に備えるように構成してもよい。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]の図7において、副変速装置のシフト部材28を油圧シリンダ(図示せず)によってスライド操作するように構成したり(走行変速用の油圧機構に相当)、副変速装置を複数の油圧クラッチによって構成してもよい(走行変速用の油圧機構に相当)。
副変速装置を複数の油圧クラッチによって構成した場合、伝動軸27に油圧クラッチを支持し、伝動軸27の右又は左端部を油圧ユニット57に挿入して、伝動軸27の右又は左端部と油圧クラッチとに亘って伝動軸27の内部に油路を備える。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]の図7において、ブレーキ50を廃止し、逆転クラッチ53にブレーキ50の機能を備えさせるように構成してもよい。
この場合、前項[11]に記載のように、右(左)のサイドクラッチ34(右(左)の咬合部33R(33L))からの動力と、逆転クラッチ53からの動力とが、同時に左(右)の出力ギヤ32L(32R)に伝達される状態において、右(左)のサイドクラッチ34(右(左)の咬合部33R(33L))からの動力と、逆転クラッチ53からの動力とが平衡した状態となって、左(右)の出力ギヤ32L(32R)が停止した状態となるように、逆転クラッチ53の作動圧を設定する。
コンバインの全体側面図 コンバインの前部のミッションケースの付近の平面図 コンバインの前部のミッションケースの付近の正面図 コンバインの前部のミッションケースの付近の側面図 ミッションケースの側面図 ミッションケースの下部の付近の側面図 ミッションケース、右及び左の伝動ケースの縦断正面図 静油圧式無段変速装置及びミッションケースの入力軸の付近の縦断正面図 ミッションケースの緩旋回クラッチ、ブレーキ、逆転クラッチ、右及び左のサイドクラッチの付近の縦断正面図 右及び左のサイドクラッチにおける右及び左の咬合部の背面図 右及び左の旋回クラッチにおける旋回クラッチケース及び受け部材の斜視図 油圧ユニットにおける油圧回路構造を示す図 変速レバー、操向レバー、旋回モードスイッチ、静油圧式無段変速装置及び油圧ユニットの関係を示す図
2 支持フレーム
4 刈取部
5 運転部
10 ミッションケース
29,44 伝動軸
29a,44a 伝動軸の油路
34,46,49,50 油圧機構
57 油圧ユニット
67,68,69,70,71,72,73,74 制御弁

Claims (3)

  1. 走行変速用又は旋回用の油圧機構を内装するミッションケースを機体の前部に備えると共に、
    運転部を前記ミッションケースの右又左の一方の横外側に備え、上下に揺動駆動自在で刈取部を支持する支持フレームを前記ミッションケースの右又左の他方の横外側に備えて、
    前記油圧機構に作動油を給排操作する制御弁を備えた油圧ユニットを、前記ミッションケースの支持フレーム側の横側部に備え、
    前記油圧機構を支持する伝動軸を前記ミッションケースの内部の左右方向に支持して、前記伝動軸の端部を油圧ユニットの内部に挿入し、
    前記油圧機構と前記伝動軸の端部とに亘る油路を前記伝動軸の内部に備えて、前記油圧ユニットから前記伝動軸の油路を介して前記油圧機構に作動油の給排操作を行うように構成してあるコンバイン。
  2. 前記支持フレームが下降駆動された状態において、側面視で前記支持フレームの少なくとも一部が前記ミッションケースに重複する請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記支持フレームが下降駆動された状態において、側面視で前記支持フレームの少なくとも一部が前記油圧ユニットに重複する請求項1又は2に記載のコンバイン 。
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