JPH01310777A - 均一塗膜の形成方法 - Google Patents

均一塗膜の形成方法

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JPH01310777A
JPH01310777A JP14401688A JP14401688A JPH01310777A JP H01310777 A JPH01310777 A JP H01310777A JP 14401688 A JP14401688 A JP 14401688A JP 14401688 A JP14401688 A JP 14401688A JP H01310777 A JPH01310777 A JP H01310777A
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alkoxide
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昌良 鳥居
Hitoshi Kumagai
仁 熊谷
Akiko Hirose
広瀬 彰子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は均一塗膜の形成方法に関する。さらに詳しくは
、建築材料などのような多孔性基材の表面上にも形成す
ることができる均一塗膜の形成方法に関する。
[従来の技術およびその課題] 従来より、塗料には耐熱性にすぐれたアルカリ金属塩含
有塗料、塗布後の塗膜硬度が大きいアルカリ金属塩およ
びその硬化剤を含有した塗料、耐熱性および耐水性に優
れた酸性金属塩含有塗料、耐火性にすぐれた金属酸化物
ゾル含有塗料などが用いられている。
これらの塗料はそれぞれの特性に応じた目的のみに有用
なものであり、たとえば耐熱水性、耐酸性、塗膜硬度、
塗膜の緻密性などの特性をすべて満足するものはなく、
またこれらの特性が要求されるとともに用いる基材が塩
基性を呈する多孔性基材である、たとえばコンクリート
製建築物の壁面などに適用したばあいには、かかる基材
の細孔に塗料が浸入し、塗膜表面に凹凸か生じたり、腐
食により剥れ落ちるなとの欠点かあった。
また、熱可塑性樹脂の蒸発固化タイプの何機ンーラを用
いたはあいには、無機塗料の硬化時の熱により軟化し、
無機塗料にひび割れ現象か生じるという欠点がある。
そこで本発明者らは、前記し、た従来技術の問題点に鑑
ろてかかる問題点を解決しうる、すなわち耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性にすくれ、しかも多
孔性基(づの表向−1−に適用L7たはあいであっても
塗膜表面に凹凸のない均一塗膜を形成することかできる
均一塗膜の形成方法を開発するべく鋭意研究を重ねた結
果、前記した問題点を解決しうるまったく新しい均一塗
膜の形成方法を見出し、本発明を完成するにいたった。
[課題を解決するだめの手段] すなわち、本発明は見料の表面−にに反応硬化型有機系
塗料を塗布したのち、アルコキンF系無機塗1をゆ布す
ることを特徴とする均一塗膜の形成方法に関する。
[作用および実施例] 本発明の均一塗膜の形成方法によれは、見料の表面上に
反応硬化型有機系塗料を塗布したのち、アルコキシド系
無機塗料を塗布することにより、耐熱水性、耐酸性、塗
膜硬度および塗膜の緻密性にすくれた均一塗膜を形成す
ることができる。
とくに、本発明の塗膜の形成方法は、td−来の塗料を
用いたはあいには均一塗膜を形成(7えなかった多孔性
試料に好適に使用しうるちのである。
ここで本明細書にいう均一塗膜とは、塗膜表面に凹凸や
気泡なとのワキをはじめ、ピンホールなどのない平滑な
塗膜をいう。
本発明の塗膜の形成り法を適用(7うる基(イとし、で
は、たとえば金属、プラスチック、紙、ガラス、セラミ
ック、ス1ノート、石綿スレー1・、コンクリートやセ
メントなどのような種々の累月からなる基(イがあげら
れるが、本発明はこれらの索材からなる4(村のみに限
定されるものではない。
前記反応硬化型有機系塗料は、基+4としてたとえは多
孔性基オ」を用いたはあいに、その表面の孔中に後で詳
述するアルコキシド系無機塗料か浸入しないようにし、
さらにアルコキシド系無機塗料は耐塩基性か低いので塩
基性を呈する見料に直接塗布した際に発生する腐食や剥
離を抑制するために塗布される。本発明においては反応
硬化型有機系塗料の具体例としては、たとえばポリエス
テルウレタン系塗料、エポキシ系塗料、アクリルウレタ
ン系塗料およびフッ素樹脂系塗料などかあぼられ、これ
らの塗料は単独でまたは2種以上を混合し、て用いられ
る。
前記ポリエステルウレタン系塗料は、ポリエステル樹脂
ワニス、顔料、添加剤および溶剤からなる主剤とイソシ
アネ−1・樹脂ワニスからなる硬化剤より構成される。
かかるポリエステルウレタン系塗料の代表例としては、
ポリエステル樹脂ワニス59重量%、顔料36重量%、
添加剤=   4  −− 1重級%および溶剤4重量%からなる主剤とイソシアネ
ート樹脂ワニスからなる硬化剤を75、/25(重量比
)で混合したものがあげられ、たとえばポリタン(大日
本塗料■製、商品名)なとを入手しうる。
前記エポキシ系塗料は、エポキシ樹脂ワニス、顔料、添
加剤および溶剤からなる主剤と変性ポリアミドアミンワ
ニスからなる硬化剤より構成される。かかるエポキシ系
塗料の代表例とI7ては、エポキシ樹脂ワニス39重1
%、顔料37重量%、添加剤3重量%および溶剤21重
量からなる主剤と変性ポリアミドアミンワニス60重量
96および溶剤40重量%からなる硬化剤を872(f
flffl比)で混合したものがあげられ、たとえばエ
ボニックス#10、エボニックス#20、エボニノクス
#30 (以」−1大日本塗料■製、商品名)などを入
手しつる。
前記アクリルウレタン系塗料は、アクリル樹脂ワニス、
顔料、添加剤および溶剤からなる主剤とイソシアネート
樹脂フェスおよび溶剤からなる硬化剤より構成される。
前記アクリルウレタン系塗料の代表例としては、アクリ
ル樹脂ワニス30重量%、顔料44重量%、添加剤2重
量%および溶剤24重量%からなる主剤とイソシアネー
ト樹脂ワニス53重ユ%および溶剤47重量%からなる
硬化剤を10015(重量比)で混合したものかあげら
れ、たとえばVトップ#100(大日本塗料■製、商品
名)などを入手しうる。
前記フッ素樹脂系塗料は、フッ素樹脂ワニス、顔料、添
加剤および溶剤からなる主剤とイソシアネート樹脂ワニ
スからなる硬化剤より構成される。かかるフッ素樹脂系
塗料の代表例としては、フッ素樹脂ワニス66重量%、
顔料25重量%、添加剤1重量%および溶剤8重量%か
らなる主剤とイソシアネート樹脂ワニスからなる硬化剤
を8/2(重量比)で混合したものがあげられ、たとえ
ば■フロン(大日本塗料■製、商品名)なとを入手しつ
る。
前記反応硬化型有機系塗料のなかでは、ポリエステルウ
レタン系塗料およびアクリルウレタン系塗料は、基材と
の密着力にすぐれているので好ましい。
なお、反応硬化型有機系塗料には、塗布時の温度、塗布
方法や塗布される基材の種類などによって異なるが、そ
の粘度か塗布に適した粘度、すなわちフォードカップ#
4で5〜25秒(25℃)となるように溶剤の添加量を
加減するなどによってあらかじめ調整されたものを用い
るのが好ましい。
前記反応硬化型有機系塗料をたとえば多孔性基材に塗布
するばあいには、基材の孔中に反応硬化型有機系塗料が
浸入されるのを防ぐために基材をあらかじめ予熱してお
くのが好ましい。
該基材を予熱したばあい、反応硬化型有機系塗料は、基
材の孔中に浸入されるまえに乾燥し、その塗膜によって
孔が被覆される。基材の予熱温度は基材表面上の孔の数
およびその大きさならびに周囲雰囲気の温度および湿度
などによって異なるので、−概には決定することはでき
ない。
=   7  − 前記反応硬化型有機塗料の塗布方法は、従来より一般に
行なわれている、たとえばエアスプレー法、カーテンフ
ローコーター法、ロールコータ−法などを適用すること
ができるか、本発明においてはこれらの方法のみに限定
されずに他の方法によって塗布してもよい。また、たと
えば表面に孔数の多い基材に適用するばあいなどのよう
にその必要性に応じてさらに1回以上重ね塗りを施して
もよい。
前記反応硬化型有機系塗料の塗布量およびその乾燥後の
膜厚は、上記のように使用される基材の種類などによっ
て異なるので、−概には決定することはできないが、そ
の塗布量は通常30e111X30cmあたり10〜2
0g、その乾燥後の膜厚は30〜75加であるのが好ま
しい。
かくして形成された反応硬化型有機系塗料の塗膜を充分
に乾燥させたのち、その塗膜上にアルコキシド系無機塗
料が塗布される。
前記アルコキシド系無機塗料は一般に使用されている他
の無機塗料と異なり、反応硬化型有機系塗料の塗膜との
あいだで強固な化学的結合を形成するが、さらに該アル
コキシド系無機塗料が前記反応硬化型有機塗料の塗膜上
に塗布された塗膜は、耐熱水性、耐酸性、硬度および緻
密性に優れたものであることが本発明者らによって見出
された。
すなわち、上記のように本発明の形成方法によって形成
せられた塗膜は以上に述べた諸特性を有するばかりでな
く、多孔性基材上に設けられたばあいであっても均一塗
膜が形成されるのである。
前記アルコキシド系無機塗料は三次元網目構造を有する
オリゴマーであり、その分子量は約15000をこえる
とゲル化をおこし、塗布するのが困難となるので、通常
5000〜i 5000、なかんづ< 7000〜10
000の分子量を有するものが用いられる。
本発明に用いられるアルコキシド系無機塗料の分子量は
上記のように低分子量のものであり、一般に使用されて
いる有機系塗料の分子量(約20000〜数十万)より
もきわめて小さいため、たとえば多孔性基材に直接塗布
したばあい、該基材の孔中に短時間で吸収されてしまう
ので、アルコキシド系無機塗料を塗布するまえに反応硬
化型有機系塗料が塗布されるのである。
前記アルコキシド系無機塗料としては一般弐M(OR)
n (式中、HはSi、 Ti、 M、 Zr5Sn、
 Pbおよび/またはPe、 Rは炭素数1以上のアル
キル基、nは1以1−の整数を示す)で表される金属ア
ルコキシドを主成分とする塗料があげられ、かかる金属
アルコキシドの具体例としては、Sj (OCH3)4
、Sj (QC2+5 )4、S i (OCII (
CHs )2 )4、Si (QC3+7 )4、S 
i (QC4)+9 )4、Ti (OCH3)4、T
 1(QC2+5 )4、T i (OCII (CH
3)2 )4、Ti (QC3+7 )4、T i (
QC4+9 )4、M (OCH3)4、Ai’ (Q
C2+5 )4、M(OCII(CH3)2 )4、M
 (QC3+7 )4、M (QC4+9 )4、Zr
 (0CR3)4、Zr (QC2+5 )4、Zr(
OCH(CI−b )2 )4、Zr (QC3+7 
)4、Zr(OC4H9)4、Sn (OCH3)4.
5n(QC2+5 )4.5n(OCH(CHx )2
 )4、Sn (QC387)4、Sn (QC4+9
 )4、Pb (OCH3)2、Pb (QC2)Is
 )2、Pb(OCH(CHa )2 )2、PI)(
QC3+7 )2、Pb(OC4H9)2、Fe (0
CR3)4、Fe(OC2H5)4、Fe(OCH(C
H3)2 )4、Fe(QC3+7 )4、Pe(QC
4+9 )4、ZrSi (QC)13 )4、ZrS
i (QC2+5 )4、Zr5i(OCH(CH3)
2 )4、ZrSi (QC387)4、ZrSi (
QC489)4などがあげられ、これらの金属アルコキ
シドは単独で用いてもよく、また他のものと併用しても
よい。前記金属アルコキシドのなかでは、一般式M(O
I?)n中、Hが81であるシリコンアルコキシドは安
価であるので、とくに好適に使用することができる。
アルコキシド系無機塗料中に含有される前記金属アルコ
キシド以外の成分として、たとえばクロムグリーン、コ
バルトブルー、べんがら、アンバー、チタンイエロー、
鉄黒、亜鉛華、酸化チタン、タルク、シリカ粉などの無
機顔料などをアルコキシド系無機塗料中において60重
量%をこえない範囲で添加してもよい。
なお、前記アルコキシド系無機塗料の溶媒としては、た
とえばイソプロピルアルコール、メチルアルコール、エ
チルアルコール、メチルニチルケトン、トルエン、ブチ
ルセロソルブなどのアルコール類が用いられ、該溶媒は
アルコキシド系無機塗料の粘度を調整するために適宜添
加される。かかる溶媒の添加量は、前記金属アルコキシ
ドの分子量や無機顔料の有無などによって異なるので、
−概には決定することはできないが、通常アルコキシド
系無機塗料中に40〜80重苗%含Hされるように調整
して用いられる。
前記アルコキシド系無機塗料の塗布方法は、たとえばエ
アスプレー法、カーテンフローコーター法、ロールコー
タ−法などを適用することかできるか、本発明において
はこれらのみに限定されずに他の方法を適用してもよい
前記アルコキシド系無機塗料の塗布量および乾燥後の塗
膜の厚さは、使用される基Hの種類などによって異なる
ので、−概には決定することはできないか、その塗布量
は通常30〜300g/rrr、その乾燥後の塗膜の厚
さは5〜5011mであるのか好ましい。
なお、前記アルコキシド系無機塗料を反応硬=   1
2 − 化型有機系塗料の塗膜上に形成せしめる際には、たとえ
ば反応硬化型有機系塗料の塗膜」二に前記無機顔料を含
有したアルコキシド系無機塗料を塗布したのち、さらに
その」二面に無機塗料を含有しないアルコキシド系無機
塗料を塗布してもよい。このばあい、前記無機顔料を含
有したアルコキシド系無機塗料および無機顔料を含有し
ないアルコキシド系無機塗料の塗布量は、それぞれ30
〜300g/ゴおよび30〜150g/イであるのが好
ましい。
本発明において用いられる、前記一般弐M(OR)+1
で示されるアルコキシド系無機塗料は、加水分解加熱脱
水縮合反応によりポリマー化して塗膜を形成するもので
ある。生成された金属酸化物MO2/nは耐熱性、耐水
性、耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性に優れたもの
であるため、本発明においては反応硬化型有機系塗料の
塗膜上にアルコキシド系塗料を塗布したのち、加熱する
のが好ましい。
ずなわぢ、反応硬化型有機系塗料の塗膜」−にアルコキ
シド系無機塗料を塗布し、周囲温度や湿度などの周囲環
境の条件によって異なるが、空気中で5分〜l[)時間
程度硬化せしめたのち、加熱されるのか好ましい。
前記アルコキシド系無機塗料の塗膜の加熱は、たとえば
温風乾燥機、遠赤外線乾燥機などを用いて60〜200
℃で5〜30分間行なわれる。
かくして反応硬化型有機系塗料の塗膜上にアルコキシド
系無機塗料か塗布されてなる塗膜は耐熱水性、塗膜硬度
および塗膜の緻密性に優れたものであり、基材が塩基性
を呈する多孔性基材なとにとくに好ましく適用すること
かできる。
つぎに本発明の形成方法を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
実施例1 基材としてJIS A 5403に規定された塩基性゛
基板(pl+ 12〜13)である石綿スレー]・板(
厚さ6市)を用い、該石綿スレート板の表面上に反応硬
化型有機系塗料としてアクリルウレタンシーラー(大日
本塗料■製、Vセラン# 100ST)をその塗布間が
30cm X 30cmあたり6gとなるようにエアス
プレー法により塗布したのち、室温(約25℃)で24
時間乾燥させた。
つぎに反応硬化型有機系塗料の塗膜上に無機顔料として
ベンガラを30%含有してなるアルコキシド系カラー無
機塗料(金属アルコキシド:Si (OC2H5)4、
分子i : 10000)を30cm X 30cmあ
たり5gとなるようにエアスプレー法により塗布し、室
温(約25℃)で6時間乾燥させたのち、さらにアルコ
キシド系クリアー無機塗料(金属アルコキシド: Si
(OC2H5)4、分子R: 10000)を30cm
 X 30cmあたり5gとなるようにエアスプレー法
により塗布し、室温(約25℃)で1時間乾燥させた。
上記のようにして石綿スレート板に塗布された反応硬化
型有機系塗膜およびアルコキシド系無機塗膜を、遠赤外
線乾燥機を用いて100〜150℃でLO分間加熱、焼
成してテストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、塗
膜硬度および塗膜の緻密性を下記の方法にしたがって調
べた。その結果を第1表に示す。
(耐熱水性) テストピースを75mmX  150+++mに切断し
、7日間連続煮沸し、ついで乾燥機(内部雰囲気温度二
60°C)で3日間乾燥したのち、JIS K 540
0に準拠して基盤目剥離試験を行なう。なお、その判定
基準はつぎのとおりである。
(判定基準) ○:剥離なし △:剥離か】O〜40個発生 ×:剥離が41個以上発生 (耐酸性) JIS K 54(107,5耐酸性に準拠して試験を
行なう。なお、その判定基準はっぎのとおりである。
(判定基準) ○:異常なし △:フクレ、ワレ、ハガレなどが5ヶ所以内で発生 ×:フクレ、ワレ、ハガレなどが6ケ所以上発生 (塗膜硬度) JIS K 54006.14鉛筆引っかき試験に準拠
して試験を行なう。
(塗膜の緻密性) (()塗膜の光沢度 テストピースを75mmX  150mmに切断し、J
IS Z 87415.4光沢度測定に示された「60
°鏡面光沢」に基づいて光沢度を測定する。
(ロ)塗膜の透水性 テストピースを80+nm X 8(1mm X 60
m+nに切断し、その表面上に塩化ビニル製パイプ(内
径:5Lmm。
高さ:30++on)を立て、I(10℃で2日間乾燥
させた後、該塩化ビニル製パイプの外周にエポキシ樹脂
を塗布し、ついでテストピースの外周に塗料(アクロー
ゼスーパー)を塗布した後、乾燥する。つぎに塩化ビニ
ル製パイプの中に水を注き、水+1の高さか、約25m
+nとなるように調整したのち、71」間装置し、テス
トピースの試験前後の重量から透水量(g / c! 
)を求める。
実施例2 基材としてJIS A 541111に規定された多孔
質基板である石綿セメントケイ酸カルシウム板(厚さ1
2mm、密度1.0g/ca)を用いたほかは実施例1
と同様にしてテストピースを作製(、た。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1て用いたアルコギント系カラー無機塗料のかわ
りにアルコキシド系カラー無機塗料(金属アルコキシド
・Si (OC2H5)4およびZr (OC3H7)
4.5i02 /Zr(hはモル比で773)を用いた
ほかは実施例1と同様にしてテストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例4 実施例2で用いたアルコキシド系カラー無機塗料のかわ
りに実施例3で用いたアルコギント系カラー無機塗料を
用いたほかは実施例1と同様にしてテストピースを作製
した。
えられたテストピースの塗膜の物性と(7て耐熱水性、
耐酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様
にして調べた。その結果を第1表に示す。
実施例5〜7 実施例1において、反応硬化型有機系塗料としてポリエ
ステルウレタン系塗料(人口木塗月■製、ポリタン$1
000)をその塗布量が30cmX30cmあたり8g
(実施例5)、12g(実施例6)または16g(実施
例7)となるようにエアスプレー法により塗布したのち
、温風でG O’Cに加熱して30分間乾燥させたほか
は同様にしてテス!・ピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性を実施例1を同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例8〜JO 実施例1において、反応硬化型有機系塗料としてエポキ
シ系樹脂塗料(大[」本塗料■製、エポニックス#10
)をその塗布量が30cm X 80cmあたり8g・
(実施例8)、12g(実施例9)または16g (実
施例10)となるようにエアスプレー法により塗布した
のち、温風で60°Cに加熱して30分間乾燥させたほ
かは同様にしてテストピースを作製し7た。
えられたテストピースの塗膜の物性を実施例1と同様に
して調へた。その結果を第1表に示す。
実施例1]および12 実施例1において、基材として石綿セメントケイ酸カル
シウム板(厚さ12mm)を用い、反応硬化型有機系塗
料としてエポキシ系樹脂塗料=  20 − (大日本塗料■製、エポニックス#10)をその塗布量
が30cm X 30cmあたり12g(実施例1])
または16g(実施例12)となるようにエアスプレー
法により塗布したのち、温風で60°Cに加熱して30
分間乾燥させたほかは同様にしてテスI・ピースを作製
した。
えられたテストピースの塗膜の物性を実施例1を同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例13および14 実施例1において、反応硬化型有機系塗料としてアクリ
ルウレタン系塗料(犬l」本塗料■製、■トップ$10
0)をその塗布量が30cm X 30cmあたり12
g(実施例13)または16g(実施例14)となるよ
うにエアスプレー法により塗布したのち、温風で60℃
に加熱して30分間乾燥させたほかは同様にしてテスト
ピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性を実施例1を同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例]5および16 実施例1において、基材として石綿セメントケイ酸カル
シウム板(厚さ12nun)を用い、反応硬化型有機系
塗料としてアクリルウレタン系樹脂塗料(大日本塗料■
製、■トップ#100)をその塗布量か30cm X 
30cmあたり12g(実施例15)または16g(実
施例16)となるようにエアスジ1ノー法により塗布し
たのち、温風で60℃に加熱して30分間乾燥させたほ
かは同様にしてテストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性を実施例1を同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
実施例17〜19 実施例1において、反応硬化型有機系塗料としてフッ素
樹脂系塗料(大日本塗料■製、■フロン$200)をそ
の塗布量か30cm X 30cmあたり8g・(実施
例17) 、12g (実施例18)または1.6g(
実施例19)となるようにエアスプレー法により塗布し
たのち、温風で60°Cに加熱して40分間乾燥させた
ほかは同様にしてテストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性を実施例1を同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
比較例1 反応硬化型有機系塗料を塗布しないほかは実施例1と同
様にしてアルコキシド系カラー無機塗料およびアルコキ
シド系クリアー無機塗料を石綿スレート板に塗布してテ
ストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
比較例2 反応硬化型有機系塗料を塗布しないほかは実施例2と同
様にしてアルコキシド系カラー無機塗料およびアルコキ
シド系クリアー無機塗料を石綿セメントケイ酸カルシウ
ム板に塗布してチストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例2と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
比較例3および4 基板として実施例1で用いた石綿ストレート板を使用し
、該基板」二に従来より使用されているアクリル塗料(
大日本塗料■製、アクローゼ# LOOV)またはアク
リルウレタン塗料(大日本塗料■製、■トップ#  1
00)をその塗布量が30cmX30cmあたり20g
となるようにエアスプレー法により塗布したのち、約6
0〜70℃で15分間乾燥させ、テストピースを作製し
た。
えられたテストピースの塗膜の物性として耐熱水性、耐
酸性、塗膜硬度および塗膜の緻密性を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
比較例5 実施例1において、反応硬化型有機系塗料と−24= してアクリル樹脂系塗料(アクローゼ$LOOV、大日
本塗料■製)を用い、その塗布量が6g/尺2となるる
ようにエアスプレー法により塗布したのち、室温(25
℃)で24時間乾燥させたほかは実施例1と同様にして
テストピースを作製した。
えられたテストピースの塗膜の換装を実施例1と同様に
して調べた。その結果を第1表に示す。
[以下余白] 実施例1は塩基性基板上に反応硬化型有機系塗料を塗布
し、さらにその上面にアルコキシド系無機塗料を塗布し
たばあいであるが、反応型有機系塗料を塗布しないばあ
い(比較例1)と比べてきわめて耐熱水性に優れ、長期
間にわたり剥離などが生じないことかわかる。
実施例2は、多孔質基板上に反応硬化型有機系塗料を塗
布し、さらにその上面にアルコキシド系無機塗料を塗布
したばあいであるが、かかる塗膜は反応硬化型有機系塗
料を塗布しないばあい(比較例2)では光沢度がわるい
、つまり表面か均一でなく、またピンホールなどが生じ
ているので吸水性の大きな塗膜となるのに対し、きわめ
て光沢度および吸水性に優れていることがわかる。
また、従来より使用されている塗料は耐熱水性、耐酸性
、塗膜強度および塗膜の緻密性をすべて満足しうるちの
ではなく、本発明の形成方法によってえられる塗膜は上
記のような物性にきわめて優れていることがわかる。
[発明の効果] 本発明の均一塗膜の形成方法によれば、耐熱水性、耐酸
性、塗膜硬度、塗膜の緻密性などの特性をすべて満足し
つるとともに、多孔性基材に適用したばあいであっても
ピンホールや凹凸などのない均一な塗膜を形成すること
ができるので、とくに従来の塗料を適用することができ
なかった、たとえばコンクリート製建築物の壁面などの
ような多孔性基材をはじめとする種々の用途に好適に使
用することができる。
また、本発明の均一塗膜の形成方法によればアルコキシ
ド系無機塗料が塗布されるまえに有機系塗料が塗布され
るので、基材が塩基性を呈するものであっても好ましく
適用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材の表面上に反応硬化型有機系塗料を塗布したの
    ち、アルコキシド系無機塗料を塗布することを特徴とす
    る均一塗膜の形成方法。 2 反応硬化型有機系塗料がポリエステルウレタン系塗
    料、エポキシ系塗料、アクリルウレタン系塗料およびフ
    ッ素樹脂系塗料からえらばれた少なくとも1種である請
    求項1記載の均一塗膜の形成方法。 3 基材が塩基性を呈するものである請求項1記載の均
    一塗膜の形成方法。 4 基材が多孔性基材である請求項1または3記載の均
    一塗膜の形成方法。
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