JPH01301782A - パール調効果を有する接着シート及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業−■二の利用分野１ 本発明はパール顔料を含有する装飾用接着シー！・に関
するものである。

「従来の技術」 合成樹脂フィルムにパール調の光沢を与えるには従来か
ら種々の方法が使用されており、それらの大多数がパー
ル顔料を主体として該フィルムに混和成型したものを使
用している。特に装飾用として使用する場合には真珠か
発する特有の色調を再現させることに努力が傾けられて
きた。このような方法の一つに透過率の異なるフィルム
層を接着剤層と組ろ合わせ使用した例があり、これを利
用した商品は真珠に近い光沢を示すことで好評を得てい
る。

「発明が解決しようとする課題］ しかしながらこのような商品であっても、まだパール感
を強く発揮するには至っていない。特にその／−１・使
用する被１１体の種類によってはノートを透過する光の
ためにＦ地の色調子が重畳され、シート自体のバール発
光効果が削がれることも起きる。

このような欠点を補うには、真珠光ｄ（を史に増強し、
被着体面に対して隠蔽性を助長させる事が必要であると
想到した。

１課題を解決するだめの手段］ 発明者は、従来品のバールフィルムは人の眺める角度に
よってバール感の強弱を生じる事を認めた。これは接着
シート・Ｆ面からの光の方向性によるものであるから、
表面に凹凸を設ければ眺める角度でｙシなる事が少なく
なると推察し、シートをエンボス加工したところ、表面
にメリノ＼りがついて予想以」−にバール調が増強され
ることか判明した。被着体面に対する隠蔽性を助長させ
るためにフィルムには顔料を練り込んで不透明化したも
のを使用したが、特に蒸着フィルムを介在させて透過光
を遮断した場合には隠蔽性が一段と向Ｉ−したばかりで
なく、蒸着面からの反射光の重畳効果も伴って、パール
調か一段と増強される！１′；か分かった。

本発明におけるパールフィルムのエンボス加工には、透
明合成樹脂フィルムを箔押し機で雄・雌４（すに挟んで
加圧・加熱する方法か使用されるが、この方法で得られ
た凹凸をフィルム単独で保持することは困難なため、例
えば門ＥＴのように熱変形温度が比較的高いプラスチッ
クフィルムをあらかしめ積層したのち該バールフィル１
１をエンボス加工してエンボスフィルムとすることが望
ましい。

従ってこの場合の熱変形温度の高い方のフィルムはエン
ホス加工時の加熱温度より高い熱変形温度か要求される
。このフィルムには隠蔽性を助長するために不透明化し
たものを使用することか望ましいか、その片面にあらか
じめ蒸着力［旧ｌを施しておけば、前述の隠蔽性をさら
に助長出来るので好都合である。

以−１−の方法はあらかじめバール顔料を練り込んだフ
ィルムを使用し裏面に接着剤を使用しているが、パール
顔料はフィルムあるいは接着剤のどちらに練り込む事も
可能で、得られる効果としても人差すいことは容易に想
到され、実際に試験して１’ｉＪ能であり、かえってパ
ール感に一層の深みが得られる事か分かった。

次に図面にしたがって本発明の増強されたバール調効果
を有する接着ソートを説明する。

第１図は本発明の接着シートの構造の一例を示す断面略
図である。

エンボスフィルム１はｍ　可塑性合成ｍ　脂フィルムを
エンボス加工したものであらかじめバール顔料が練り込
まれたフィルムである。このエンボスフィルム１は熱可
塑性の合成樹脂フィルムの裏面全面にあらかじめ接着剤
を塗布して接着剤層２を形成し、蒸着ないし不透明の合
成樹脂フィルム３を貼りる・けたのちにエンボス加工を
施してエンボスフィルム１の積層体とするものである。

蒸着ないし不透明の合成樹脂フィルｌ、　３は熱変形温
度が比較的高い合成樹脂に顔料を練り込んで不透明化す
るかあるいは片面に蒸着加］−を施したものである。さ
らにその裏面には接着剤層４を設けて接着シートとする
。なお接着剤層４には使用直前まで接着剤面を保護する
ために通常は剥離紙７を貼着して商品とする。

不発明の−１−記構造例には接着剤層２を介在せしめて
いるが、この接着剤層を省いて熱可塑性合成樹脂フィル
ムを蒸着ないし不透明の合成樹脂フィルム３に直接加熱
融着したのち該熱可塑性合成樹脂フィルムをエンホス加
工してエンボスフィルム・１とする方法も広く知られて
おり、殆ど同等の接着効果かえられ、エンボスフィルム
の保持の効果は十分に得られる。

第２図は本発明の接着シートの構造の別の一例を示す断
面略図である。

エンボスフィルム５は熱可塑性合成樹脂フィルムを蒸着
ないし不透明の合１戊樹脂フィルム３と接着後にエンボ
ス加工して得られたものであるが、第１図のエンボスフ
ィルム１とは異なってバール顔料の練り込みはないフィ
ルムである。一方接着剤層６の方には接普剤層２と異な
ってパール顔料か練り込み使用される。接着剤層６は塗
工によってエンボスフィルム５の凹面部を満たし空隙を
殆と残さないから、エンボスフィルム内に含まれるパー
ル顔料と殆と類仰の効果を発揮しすることが可能となる
。

［実施例１］ 熱可塑性の塩化ビニル系パール調フィル１１（日本カー
バイト工業（株）製、商品名ハイニスペイント）に対し
アルミ蒸イ１加工したポリエステルフィルムを熱融着し
たのち、加熱押型ロールにより網スクリーンのエンホス
加工を施す。次に該ポリエステルフィルムの裏面に感圧
性接着剤を４０μの厚さになるように均一に塗布し、乾
燥後に剥離紙と貼り合わゼてバール副接着シートを製造
した。

このようにして得た接着シートの剥離紙を剥かして焼付
塗装鋼板面に貼り着けた場合、エンボス加工をしない同
様な構造の接着シー！・に比較して、見る方向にかかわ
らず一層輝きに富む光沢が認めら　れ　ブこ　。

１実施例２］ 熱可塑性の塩化ビニル系フィルム（１コ木カーバイト工
業（株）製、商品名ハイニスペイント）に対しアルミ蒸
着加工したポリエステルフィルムヲ接ｉ′■剤を介在さ
せて接着したのち、加熱押型ロールにより網スクリーン
のエンホス加工を施す。この接着剤にはバール顔料２５
％を混和したものを使用した。次に該ポリエステルフィ
ルムの裏面に感圧性接着剤を４０μの厚さになるように
均一に塗布し、乾燥後に剥離紙と貼り合わせてパール調
接着シー１−を製造した。

このようにして得た接着シートの剥離紙を剥がして焼付
塗装鋼板面に貼り着けた場合、エンボス加」−をしない
同様な構造の接着シートに比較して、見る方向にかかわ
らず一層輝きに富む光沢が認められ、かつ深みが感じら
れた。

「発明の効果」 本発明の接着シートは以上説明したように見る角度によ
るバール感の低下をなくし、見る場所のいかんに拘わら
ず輝きに富むパール感を得ることが可能になった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の接着シートの構造の一例を示す断面略
図、第２図は本発明の接着シートの構造の別の一例を示
す断面略図である。 １、　エンボスフィルム、　　２　　接着剤！、３　、
蒸着あるいは不透明の合成樹脂フィルム、４　０．　接
着剤層、５　　　エンボスフィルム、６　、接着剤層、
　　　７　、剥離紙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、パール顔料を含有する合成樹脂フィルムよりなるパ
   ール調シートの裏面に熱変形温度の比較的高い蒸着合成
   樹脂フィルムを熱融着あるいは接着剤を用いて接着した
   のち、該パール調シートにエンボス加工を施してエンボ
   スフィルムとなし、さらに該蒸着合成樹脂フィルムの裏
   面に接着剤を塗布して形成する増強されたパール調効果
   を有する接着シート。２、透明合成樹脂フィルムの裏面
   全面にパール顔料を混和した接着剤を塗布し、熱変形温
   度の比較的高い蒸着ないし不透明の合成樹脂フィルムと
   共に接着したのち、該合成樹脂用フィルムにエンボス加
   工を施してエンボスフィルムとなし、さらに該蒸着ない
   し不透明の合成樹脂フィルムの裏面に接着剤を塗布して
   形成する増強されたパール調効果を有する接着シート。