JPH01299208A - ふけ防止剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ふけの発生を防止し、併せてかゆみも防止す
るふけ防止剤、更に詳しくはショウキョウ　アルコール
エキスを含有するふけ防止剤に関するものである。

〔従来の技術〕

ふけは被髪頭部に見られる脂腺、汗腺の分泌物と表皮角
質層の剥離脱落したものである。特にふけの発生が著し
い場合は、脂腺の分泌昂進によるものと考えられる。

そこで、従来この昂進を抑えるためビタミンＢ複合体、
卵胞ホルモンの投与などが行われていた。

また、皮脂腺の分泌昂進が細菌、かびの感染により助長
されるものとの見地から、レゾルシン、ジンクピリチオ
ン、トリクロサン等の殺菌剤がふけの防止剤として用い
られていた。

他のふけ防止剤としては、縮合型タンニンを用いたもの
も開示されている（特開昭６２−５３９１．７号公報）
。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上の従来のふけ防止剤のビタミンＢ複合体。

卵胞ホルモン剤などの投与は、その投与時期、投与量な
どがむずかしいばかりでなく、それ自体医薬剤であり過
度の投与は避けねばならず、その効果も充分とは言えな
かった。

また、殺菌剤等の頭皮部への塗布は、殺菌成分を相当多
量に使用しなければふけ防止効果が得られないので安全
性に問題があった。

更に、縮合型タンニンは未だその評価は定まっていない
が、効果は充分とは言えない。

本発明はふけ防止効果に優れた安全なふけ防止剤を提供
することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者は上記目的を達成するため、頭皮に適用しても
毒性のない安全な物質を取り上げ、そのふけ防止効果に
ついて鋭意研究の結果、従来健胃薬などに用いられてい
たショウキョウ　アルコールエキスが極めて顕著にふけ
を防止する効果を有すること、並びにこれにアズキ抽出
物を配合すると一層効果が増強されることを見出し本発
明を完成した。

本発明はショウキョウ　アルコールエキスを含有するふ
け防止剤、並びにショウキョウ　アルコールエキスとア
ズキ抽出物を含有するふけ防止剤である。

本発明の有効成分であるショウキョウ　アルコールエキ
スは、ショウガの根茎中の可溶性成分をエタノールで溶
出したものである。そして、毛根刺激剤１頭皮刺激剤、
止痒剤として頭髪料、健胃薬として用いられているもの
である。

本発明のショウキョウ　アルコールエキスと配合される
アズキ抽出物はマメ科のアズキの成熟種子にヘキサンを
加え、温時脱脂後濾過し、残留物にアルコールを加え温
時抽出し濾過したものである。

本発明のふけ防止剤は上記ショウキョウ　アルコールエ
キスを０．０１〜１．０重量％、好適には０．１〜１．
０重量％含有させることによりふけ防止効果を奏するも
のである。ショウキョウ　アルコールエキスに配合され
るアズキ抽出物は０．０１〜５，０重量％配合すること
によりショウキョウ　アルコールエキスのふけ防止効果
を一層増強することができる。

上記有効成分を含有するふけ防止剤は、頭髪部に散布又
は塗布する形態で使用するのが一般に好適である。従っ
て、トニック、液剤、乳剤、シャンプー、リンス、クリ
ームなどの剤形に、それぞれ一般にこれらに使用される
基剤、助剤、協力剤を用い通常の方法により製剤とする
。

なお、一般に頭髪料に配合される通常の成分、例えば、
油分、紫外線吸収剤、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香
料、増粘剤１色剤等を必要に応じて配合することができ
る。

次に本発明のふけ防止剤の実施例並びにふけ防止効果試
験例について記載し、本発明を更に詳細に説明する。

〔実施例〕

例　ｌ　（ヘヤートニック） エタノール（９５％）　　　　　　　　　　　７５．０
％ポリオキシエチレン（４０）２化ヒマシ油　０．２％
シｙ１ウキヨウ　アルコールエキス　　　０．２％香料
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２％精製水　
　　　　　　　　　　　　　２４．４％の配合組成でヘ
ヤートニックを調製した。

例　２　（ヘヤートニック） エタノール（９５％）　　　　　　　　　　　　７５．
０％ポリオキシエチレン（４０）硬化ヒマシ油　０．２
％ショウキョウ　アルコールエキス　　　０．２％香料
　　　　　　　　　　　　　　　　　０．２％アズキ抽
出物　　　　　　　　　　　　０．２％精製水　　　　
　　　　　　　　　　２４．２％の配合組成でヘヤート
ニックを調製した。

例　３　（シャンプー） ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸ナトリウム　　　　　　　　　　１０．０％ヤシ油
脂肪酸ジェタノールアミド　　１０．０％１．３−ブチ
レングリコール　　　　　　　３．０％パラオキシ安息
酸メチル　　　　　　　０．２％エデト酸二ナトリウム
　　　　　　　　０．０２％塩化ナトリウム　　　　　
　　　　　　０．３％ショウキョウ　アルコールエキス
　　　０．２％精製水　　　　　　　　　　　　　　　
７６、２８％の配合組成でシャンプーを調製した。

例　４　（シャンプー） ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸ナトリウム　　　　　　　　　１０．０％ヤシ油脂
肪酸ジェタノールアミド　　１０．０％１．３−ブチレ
ングリコール　　　　　　　３．０％パラオキシ安息香
酸メチル　　　　　　０．２％エデト酸二ナトリウム　
　　　　　　　０．０２％塩化ナトリウム　　　　　　
　　　　　０．３％ショウキョウ　アルコールエキス　
　　０．２％アズキ抽出物　　　　　　　　　　　　０
．２％精製水　　　　　　　　　　　　　　７６、０８
％の配合組成でシャンプーを調製した。

例　　５　（リ　ンス） ポリオキシエチレン（２）オレイルエーテル２．０％ 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム４．０％ セタノール　　　　　　　　　　　　　２．５％２−オ
クチルドデカノール　　　　　　　１．０％１．３−ブ
チレングリコール　　　　　　　２．０％メチルパラベ
ン　　　　　　　　　　　０．１％クエン酸　　　　　
　　　　　　　　　０．０５％精製水　　　　　　　　
　　　　　　８７．９５％ショウキョウ　アルコールエ
キス　　　０．２％アズキ抽出物　　　　　　　　　　
　　０．２％の配合組成でリンスを調製した。

（本実施例の％は全て重量％である。）ふけ防止試験 １）試験方法 男性モニター１０名に各供試試料について１日１回、２
週間の使用試験を行い、試験終了後、各試料の使用後の
ふけの程度並びにかゆみについてのアンケートを集め、
それを芋用の「抗ふけ測定法」により評価した。

２）供試試料。

Ａ）エタノール（９５％）７５．００％、ショウキョウ
　アルコールエキス０．２０％、ニラコールＨＣＯ−４
０（ポリオキシエチレン（４０）硬化ヒマシ油：日光ケ
ニカルズ■製）０．２０％、精製水２４．６０％の配合
組成のへヤードニック（本発明のふけ防止剤）。

Ｂ）エタノール（９５％）７５．００％、ショウキョウ
　アルコールエキス０．２０％、ニラコールＨＣＯ−４
００，２０％、アズキ抽出物０．２０％、精製水２４．
４０％の配合組成のへヤードニック（本発明のふけ防止
剤）。

Ｃ）エタノール（９５％）７５．００％、ニラコールＨ
ＣＯ−４００，２０％、アズキ抽出物０．２０％、精製
水２４．６０％の配合組成のへヤードニック（対照）。

Ｄ）エタノール（９５％）７５．００％、カテキンタン
ニン０．２０％、ニラコールＨＣＯ−４００，２０％、
精製水２４．６０％の配合組成のへヤードニック（対照
）。

Ｅ）エタノール（９５％）７５．００％、ニラコールＨ
ＣＯ−４００，２０％、トリクロサン０．１０％、精製
水２４．７０％の配合組成のへヤードニック（対照）。

Ｆ）エタノール（９５％）７５．００％、ニラコール）
ＩＣＯ−４００，２０％、精製水２４．８０％のへヤー
ドニック　（コントロール）。

３）試験結果 アンケートの結果を「抗ふけ測定法」　（プレグランス
　ジャーナル　臨時増刊　５巻、芋用著）により評価し
た。

その結果は第１表の通りであった 第　　　１　　　表 ０やや効果あり（−１）以上の人の割合評価欄の上段は
ふけの程度、中段はかゆみ、下段は総合の各評価である
。

−３：かなり効果がある。

一２＝効果あり。

一１＝やや効果あり。

０：効果なし。

ｍ：測定不能。

以上の結果より明らかな通り、本発明のふけ防止剤は公
知のふけ防止剤であるカテキンタンニン。

トリクロサンより顕著な効果を示す。

〔発明の効果〕

本発明のふけ防止剤は、極めて顕著にふけの発生を防止
し、更に生薬成分であるアズキ抽出物およびショウキョ
ウ　アルコールエキスを有効成分とするものであるから
、頭皮に対し安全なものである。そしてショウキョウ　
アルコールエキスのかゆみ抑制効果も併せもつ有用な発
明である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ショウキョウアルコールエキスを含有することを特
   徴とするふけ防止剤。 ２、ショウキョウアルコールエキスとアズキ抽出物を含
   有することを特徴とするふけ防止剤。