JPH01297069A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JPH01297069A
JPH01297069A JP63129387A JP12938788A JPH01297069A JP H01297069 A JPH01297069 A JP H01297069A JP 63129387 A JP63129387 A JP 63129387A JP 12938788 A JP12938788 A JP 12938788A JP H01297069 A JPH01297069 A JP H01297069A
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晃 中川
Masaji Kobayashi
正司 小林
Hiroaki Kasai
笠井 浩昭
Munehiko Hirano
宗彦 平野
Fumiaki Tokubuchi
文明 徳渕
Nobuchika Hirashima
信親 平島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は従来の医療用粘着剤の持つ欠点を解消した新規
な粘着剤組成物を提供することにある。
〔従来の技術〕
従来より、手術用ドレッシング、絆創膏、テーピング等
の粘着テープ、又薬物を経皮より投与する手段としての
プラスター、テープ剤、パッチ、パップ剤等に粘着剤が
用いられてきた。しかし、これらの粘着剤はその使用に
あたり、剥離時の毛の引張り、粘着剤の硬さによる皮膚
の圧迫、皮膚の動きと粘着剤のズレ等による擦過、及び
通気性、透湿性がなく、これを皮膚に貼付した場合、皮
膚表面の杼口閉塞を引き起こし、水分の拡散が止まって
しまい、汗や分泌物に含まれる刺激成分により気触れが
発生している。
一方、これらの問題を解決する手段として種々の試みが
なされている。
例えば、特公昭58−52251号には膏体に通気孔を
あける方法が提示されている。又特開昭58−4721
号、特開昭60−56911号、特開昭60−2331
2号等には気触れ防止あるいは皮膚刺激低減のための薬
物配合が示されている。特開昭60−75428には伸
縮性基布に特定の粘着剤で用いたものが示されている。
特公昭59−19528号には基剤に特殊な処理をほど
こし、皮膚刺激を低減させる方法が提示されている。し
かし、いずれの場合においても実用性に問題があったり
、製造工程が複雑であったり、又、その効果も不充分な
ものである。又、気触れの主たる原因である汗や分泌物
を基剤中に吸汗あるいは吸着させる方法も試みられてお
り、例えば、特公昭54−44688号ではPVAやセ
)Ltロース類を配合する方法、実開昭55−1925
8号では多ti類ガムを配合、特公昭58−23846
号及び特開昭60−41968号ではアクリル共重合体
を配合する方法が開示されている。又、特開昭60−1
23416号及び特開昭60−123417号では、水
溶性高分子及び多糖類を配合することによって貼付剤に
吸汗性あるいは水分透過性を付与し、皮膚刺激の低減が
試みられている。
しかしながら、実際上は、逆に水溶性であるがゆえに膏
体が汗で溶は出す場合もあり、更には、いずれの場合に
おいても吸水、吸汗能力としては不充分で、せいぜい1
〜1.0%程度の吸水能力でしかないために完全に汗あ
るいは分泌物を吸着しておらず、従って、吸着されなか
った汗や分泌物による気触れが発生している現状である
以上の如(、種々の方法が試みられているにもかかわら
ず、実用的には程遠く、結局未だ気触れのない理想的な
外用貼付剤は出現していないのが現状である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、この様な状況に鑑み、 ■剥離時の毛の引張りの解消 ■皮膚の動きに追従しうる柔軟な粘着 ■長時間貼付によるムレ、発汗等の生理的作用による皮
膚刺激の解消 等の医療用粘着剤の副作用を解消するため、鋭意研究を
重ねた結果、A−B−A型ブロック共重合体、軟化剤、
吸水高分子、及び脂環族系石油樹脂からなる粘着剤組成
物が皮膚の動きに充分に追従しうる柔軟な粘着特性、及
び皮膚を圧迫することのない柔らかい粘着特性を保持し
、且つ皮膚よりの汗、分泌物を吸収、吸着することによ
り、剥離時の毛の引張り、ムレ又は気触れ等の副作用を
著しく軽減できることを見い出し本発明を完成するに至
った。
本発明を構成する4つの要素について説明するが、どれ
が欠けても本発明を成さないものであり、各特定の成分
が本発明の必須要素である。
1)A−B−A型ブロック共重合体 本発明の粘着成分の主ポリマーであり保型性を持つもの
である。
2)吸水高分子 本発明の粘着剤組成物にあって、皮膚よりの汗、分泌物
を、吸収、吸着するものである。
3)指環族系石油樹脂 粘着付与剤であり、A−B−A型ブロック共重合体との
組合せにより、初めて、最適の粘着特性が得られる。
4)軟化剤 A−B−A型ブロック共重合体を溶解し軟化させるもの
であり、A−B−A型ブロック共重合体と粘着付与樹脂
である脂環族系石油樹脂と軟化剤との組合せにより、本
発明の特徴である皮膚に追従する柔らかい物性、剥離時
の毛の引張りのない柔軟な粘着が発現するのである。
次に、各成分について詳しく説明する。
A−B−A型ブロック共重合体とは、モノビニル置換芳
香族化合物Aと共役ジオレフィン共重合体Bとのブロッ
ク共重合体であり、具体的にはカリフレックスTR−1
101、カリフレックスTR−1107、カリフレ7ク
スTR−1111、カリフレックスTR−1112、カ
リフレックスTR−1117(シェル化学型)等、フィ
リップペトロリ・アム製のツルプレン418等であり、
その配合量は粘着剤組成中10〜30重量部であり、好
ましくは15〜25重量部である。
吸水高分子とは、自重の10倍以上の水を吸収しゲル化
膨潤するものであり、例えば水溶性ポリマーに軽度な架
橋結合を導入した吸水高分子が、適宜単独もしくは2種
以上の混合でもって処方される。具体的には、サンウェ
ットIM−300、サンウェットIM−300MPS、
サンウェットIM−1000、サンウェットIM−10
00MPS(三洋化成製)等、アクアキープ4S、アク
アキープ4SH(製鉄化学製)等、スミカゲル5P−5
20、スミカゲルN−100,スミカゲルNP−102
0、スミカゲルNP−1040(住人化学製)等、Kl
ゲル201−に、KIゲル−201に−F2 (クラレ
製)等、アラソーブ800、アラソーブ800F (荒
用化学製)等であり、中でもサンウェットIM−300
MPS、サンウェットIM−1000MPS、スミカゲ
ルNP−1020、スミカゲルNP−1040、KIゲ
ル−201に−F2、アラソーブ800F等は特に好ま
しい。配合量としては、粘着剤組成物中1〜10重量部
であり、好ましくは2〜8重量部である。
脂環族系石油樹脂とは、環状骨格を持った石油系樹脂で
あり、具体的にはアルコンP−85、アルコンP−10
0、アルコンP−125(荒用化学製)等、エスコレッ
ツ3000 (エクソン製)等、フィントン(日本ゼオ
ン類)等であり、その配合量は10〜50重量部であり
、好ましくは、25〜45重量部である。
軟化剤としては、高級脂肪酸、液状ゴム、鉱油等が用い
られ、その配合量としては、10〜50重量部、好まし
くは25〜45重量部である。
その他使用目的に応じて、従来公知の老化防止剤、無機
充填剤、酸化防止剤等が適宜適量配合できる。
以上のようにして、得られた本発明の粘着剤組成物は教
急絆創膏、手術後の傷口保護を目的としたサージカルド
レッシング、切開縫合部の補強固定用テープ、更にはス
ポーツ時に用いられるテーピング等にも利用可能である
又、経皮吸収製薬物を含有させ医療用貼付剤として用い
ることができる。例えば、皮膚刺激剤及び鎮痛消炎剤と
して、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリ
コール、l−メントール、カンフル、ハツカ油、チモー
ル、ニコチン酸ベンジルエステル、トウガラシエキス、
カブサイシン、ノニル酸ワニアルアミド、フルビナク、
フルフェナム酸ブチル、ピロキシカム、インドメタシン
、ケトプロフェン、プラノプロフェン、フエプラゾン、
ロキソブロフエン、アンツェナフナトリウム、オキサプ
ロジン、エモルファゾン、フェンチアザツク、ジクロツ
ェナフナトリウム、ジフルニサール、イブプロフェンピ
コノール、ペンダザック、及びスブロフェン、並びにこ
れらのエステル誘導体、あるいは塩酸ブプレノルフィン
、ペンタゾシン、酒石酸ブトルファノール等。
中枢神経作用剤(睡眠鎮静剤、抗てんかん剤、精神神経
用剤)として、フルフェナジン、チオリダジン、ジアゼ
パム、クロルプロマジン、ニトラゼパム、エスタゾラム
、トリアゾラム、ニメタゼパム、フルジアゼパム、ハロ
セキサシラム、フルラゼパム、クロナゼパム、プロベリ
ジアジン、プロクロルペラジン、アルブラシラム、オキ
サゼパム、オキサゾラム、クロキサゾラム、プラゼパム
、フルタゾラム、メキサゾラム、ロラゼパム、フルジア
ゼパム、プロマゼバム、プラゼパム等。
利尿剤としてハイドロサイアザイド、ペンドロフルメチ
アジド、エチアジド、シクロペンチアジド、ヒドロクロ
ロチアジド、ペンフルチド、メチクロチアジド、フロセ
ミド、メトラゾン、ポリチアジド、ペンドロフルメチア
ジド等。
血圧降下剤として、クロニジン、アルサーオキシロン、
レシナミン、メシル酸ジヒドロエルゴトキシン、レセル
、ピンプラゾシン、カプトプリル、ピンドロール、マレ
イン酸エナラプリル等。
冠血管拡張剤としてニトログリセリン、ニトログリコー
ル、イソソルバイトシナイトレート、塩酸バパペリン、
ジビリダモール、エフロキサート、トリメタシン、ニコ
ランジル、シンナリジン、ナイリドン、モルシドミンニ
フエジピン等。
鎮咳去痰剤としてリン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデ
イン、塩酸エフェドリン、塩酸クロルプレナリン、臭化
水素酸フェノチロール、硫酸サルブタモール、リン酸ジ
メモルファン、塩酸アゼラスチン、塩酸クレンブテロー
ル、塩酸ツロブテロール、塩酸トリメトキノール、塩酸
プロカテロール、塩酸ブロムヘキシン、トラニラスト、
ヒベンズ酸チペビジン、フマル酸ケトチフエン、フマル
酸フォルモチロール、リン酸ペンスプロペリン、グリチ
ルレチン酸等。
抗ヒスタミン剤として塩酸ジフェンヒドラミン、塩酸ト
リプロリジン、塩酸イソチベンジル、塩酸プロメタシン
、マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸シプロへブタジ
ン、フマル酸タレマスチン、マレイン酸カルビノキサミ
ン、マレイン酸ジメチンデン等。
不整脈用剤としてアルプレノロール、オクスプレノロー
ル、ブクモロール、ブプラノロール、ピンドロール、イ
ンデノロール、カルテオロール、ブクモロール、プロプ
ラノロール、チモロール等。
強心剤としてジキタリス、ユビデカレノン、ジゴキシン
、メチルジゴキシン、デストラノシド等。
性ホルモンとしてエストラジオールエナンテート、エス
トラジオールシピネート、レボノルゲストレル、エスト
ラジオール等。
副腎皮膚ホルモン剤として酢酸ヒドロコルチゾン、ヒド
ロコルチゾン、プレドニゾロン、ドリアムシノロンアセ
トニド、デキサメタシンリン酸エステル、メチルプレド
ニゾロン、酢酸グイクロリンアセトニド、酢酸デキサメ
タシン、デキサメタシン、フルオロメトロン、リン酸ベ
タメタシンナトリウム、ベタメタシン、吉草酸ベタメタ
シン、プロピオン酸ベクロメタゾン、フルドロキシコル
チド、酪酸ヒドロコルチゾン、ジプロピオン酸ベタメタ
シン、フルオシノニド、プロピオン酸クロベタプール、
吉草酸ジフルコルトロン、ハルジノニド、アムシノニド
、吉草酸プレドニゾロン等。
局所麻酔剤としてリドカイン、アミノ安息香酸エチル、
塩酸プロ力イン、ジブカイン、プロ力イン等が挙げられ
る。
これら薬効成分は、一種又は必要に応して二種以上配合
されて用いられる。
支持体としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブタジェン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン等
のフィルム又はシート、あるいはこれらの多孔体、発泡
体そして紙、布、不織布等の伸縮性又は非伸縮性の支持
体より選ばれる。
次に、製造法としては、従来公知の方法で良く、例えば
、ニーダ−、ミキサー等の混練機を用い、120〜16
0℃程度の温度で混練し、テープあるいはシート基材に
直接展延するか、もしくはいったん剥離処理の施された
紙、フィルム等に展延し、その後使用する基材に圧着転
写して製造することもできる。
〔作用効果〕
以上、上述した本発明の粘着剤組成物は、以下の試験例
、実施例で述べる如く、 1)A−B−A型ブロック共重合体10重量部〜30重
量部 2)吸水高分子1重量部〜10重量部 3)脂環族系石油樹脂10重量部〜50重量部4)軟化
剤10重量部〜50重量部 との組合せが必須であり、この特定の配合により■皮膚
に追従する柔らかい粘着特性 ■汗、分泌物の吸収、及び吸着作用 等の特徴が発現し、常に皮膚に柔らかく付着し、剥離時
の毛の引張りもなく、更に、ムレ、発汗等による気触れ
の発生も抑えられた。正に理想的な粘着剤組成物となる
ものである。
次に上述の作用及び効果を実施例及び試験例により更に
詳しく説明する。
実施例I A−B−A型ブロック共重合体として、カリフレックス
TR−1107(シェル化学製)25部と、脂環族系石
油樹脂としてアルコン(荒用化学製)40部、軟化剤と
して流動パラフィン30部をニーダ−にて150℃で混
練し、ついで吸水高分子としてサンウェットIM−30
0MPS (三洋化成製)5部を添加混合することによ
り本発明の粘着剤組成物を得た。
実施例2 A−B−A型ブロック共重合体として、カリフレックス
TR−1107(シェル化学製)22部と、脂環族系石
油樹脂としてアル、コン(荒用化学製)42部、軟化剤
として流動パラフィン33部をニーグーにて160℃で
混練し、ついで吸水高分子としてアラソーブ800F 
(荒用化学製)3部を添加混合することにより本発明の
粘着剤組成物を得た。
実施例3 A−B−A型ブロック共重合体として、カリフレックス
TR−1111(シェル化学製)20部と、脂環族系石
油樹脂としてアルコン(荒用化学製)31部、軟化剤と
して流動パラフィン40部をニーグーにて160℃で混
練し、ついで酸化チタン3部と吸水高分子としてサンウ
ェットIM−300MPS(三洋化成製)6部を添加混
合することにより、本発明の粘着剤組成物を得た。
参考例1 実施例1で得た粘着剤組成物を、両輪方向にそれぞれ1
20%伸びるポリエステル不織布に、膜厚200μ」に
なるように展延し、医療用テーピングテープとした。
参考例2 実施例2で得た粘着剤組成物を、60μ■の厚みでシリ
コーン処理された離型紙に展延し、ついで膜厚40/7
mのウレタンフィルムに圧着転写し、医療用サージカル
ドレッシングとした。
参考例3 実施例3で得た粘着剤組成物を、100−の厚みでシリ
コーン処理がされた離型紙に展延し、ついで発泡ポリブ
タジェンシートに圧着転写し、医療用サージカルテープ
とした。
参考例4 実施例1で得た粘着剤組成物100部に、l−メントー
ル4.8部、サリチル酸メチル2.4部、ハツカ油1.
5部を添加し、シリコーン処理がされた離型紙に厚さ1
50μ鳳になるように展延し、ついでポリ塩化ビニルシ
ートに圧着転写し医療用貼付剤とした。
参考例5 実施例1で得た粘着剤組成物100部に、2−メントー
ル5.4部、サリチル酸グリコール5.0部を添加し、
不織布に厚さ200μ職になるように展延し、医療用貼
付剤とした。
参考例6 実施例1で得た粘着剤組成物100部に、インドメタシ
ン3.5部を添加し、ポリ塩化ビニルシートに厚さ10
0μ鳳になるように展延し、医療用貼付剤とした。
参考例7 実施例2で得た粘着剤組成物100部に、ケトプロフェ
ン2部を添加し、シリコーン処理がされたポリエステル
フィルムに厚さ100μ麓になるように展延し、ついで
ポリエチレンフィルムに圧着転写し、医療用貼付剤とし
た。
参考例8 実施例3で得た粘着剤組成物100部に、サリチル酸グ
リコール5部に溶解したケトプロフェン2.5部を添加
し、ポリエステルフィルムに厚さ100nになるように
展延し、医療用貼付剤とした。
比較例I A−B−A型ブロック共重合体として、カリフレックス
TR−1307(シェル化学製)25部と、脂環族系石
油樹脂としてアルコン(荒用化学製)40部、軟化剤と
して流動パラフィン30部をニーグーにて150℃で混
練し、ついでl−メントール4.5部、゛サリチル酸メ
チル2.3部、ハツカ油1.4部を添加後、参考例4と
同様に処理した。
比較例2 A−B−A型ブロック共重合体として、カリフレックス
TR−1107(シェル化学製)25部と、ロジン系樹
脂40部、軟化剤として流動パラフィン30部をニーダ
−にて140℃で混練し、ついで!−メントール4.5
部、サリチル酸メチル2.3部、ハツカ油1.4部を添
加後、参考例4と同様に処理した。
試験例1 (貼付試験) 健康成人男子35名の上背部に、本発明の実施例1より
得られた参考例4、及び参考例5、比較例1.2を用い
それぞれ4×6−のサイズのものを24時間貼付した。
その結果を表1に示す。
表1 ■)皮膚刺激 24時間貼付後、試料を剥離し1時間後、24時間後の
皮膚の状態を観察し皮膚刺激を点数化した。(尚、評価
基準は下記の通りである。)判定     点数 変化なし       0 微弱な変化  ±   0.5 明瞭な変化  +   1.0 重篤な発赤  +1   2.0 2)剥離時の痛み 24時間貼付後、試料を剥離する際の皮膚、毛の引張り
具合を、剥離時の痛みで評価した。(尚、評価基準は下
記の通りである。) 痛くない        ○ 少し痛い        △ 皮膚・毛を引張り痛い  × 表1よりわかる通り、本発明より得られた参考例4、参
考例5は、吸水高分子を添加しない比較例1、他の樹脂
を添加した比較例2に比較、剥離時の痛みもなく、皮膚
刺激も非常に低いものであった。
試験例2(吸水力試験) 本発明の実施例1.2及び比較例として、実施例1より
吸水高分子を除いた比較例3のそれぞれ10−のブロッ
クを用い試験を行った。
各ブロックを水中に浸し、8時間後に取り出しその重量
を測定し、増加した重量で除し吸水した量を表2に示す
表2 結果より明らかな如く、本発明の粘着剤組成物は、比較
例に比べきわだった吸水力を示した。
〔発明の効果〕 前述の実施例、試験例の如く本発明の粘着剤組成物は、 1)A−B−A型ブロック共重合体 2)吸水高分子 3)脂環族系石油樹脂 4)軟化剤 との特定の組合せにより、 ■皮膚に追従する柔らかい粘着特性 ■汗、分泌物の吸収、及び吸着作用 等の特性を保持するため、絆創膏、サージカルドレッシ
ング、サージカルテープ、医療用貼付剤として気触れの
心配なく使用でき、又その機能を充分に発揮できるもの
であり、産業上非常に有用である。
手続補正書、。発、 1.事件の表示 昭和63年 特許別箇129387号 2、発明の名称     粘着剤組成物3、補正をする
者 4、補正命令の日付     自発 5、補正の対象 (1)  明細書中、「3、発明の詳細な説明」の欄の
第7真上から第7行目の「アラソーブ800 FJの次
に「、アラソーブS−100Jを挿入する。
(2)同書中、第8頁上から第13行目の「経皮吸収製
薬物」を「経皮吸収性薬物jと訂正する。
(3)同書中、第14真上から第7行目の次に、「尚、
下記の実施例1〜4及び比較例1〜2の各成分の使用に
おける部は重量部を意味する。jを挿入する。
(4)同書中、第14真上から第11行目の「アルコン
」を「アルコンP  1001と訂正する。
(5)同書中、第15真上から第2行目の「アルコン」
を「アルコンP  100Jと訂正する。
(6)同書中、第15真上から第11行目の「アルコン
」を「アルコンP−85Jと訂正する。
(7)同書中、第15頁下から第3行目の次に、下記の
「実施例4」を新たに挿入する。
「実施例4 A−B−A型ブロック共重合体として、カリフレックス
TR−1107(シェル化学型)24部と、脂環族系石
油樹脂としてアルコンP−85(荒用化学製)35部、
軟化剤として流動パラフィン35部をニーダ−にて15
0℃で混練し、ついで酸化チタン3部と吸水高分子とし
てサンウェットIM−1000MPS (三洋化成製)
3部を添加混合することにより、本発明の粘着剤組成物
を得た。」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、A−B−A型ブロック共重合体10重量部〜30重
    量部と脂環族系石油樹脂10重量部〜50重量部、軟化
    剤10重量部〜50重量部及び吸水高分子1重量部〜1
    0重量部より構成される粘着剤組成物。
JP63129387A 1988-05-25 1988-05-25 粘着剤組成物 Expired - Lifetime JPH0736835B2 (ja)

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