JPH01294426A - 多層容器 - Google Patents

多層容器

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JPH01294426A
JPH01294426A JP63124904A JP12490488A JPH01294426A JP H01294426 A JPH01294426 A JP H01294426A JP 63124904 A JP63124904 A JP 63124904A JP 12490488 A JP12490488 A JP 12490488A JP H01294426 A JPH01294426 A JP H01294426A
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JP
Japan
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resin
thermoplastic
gas barrier
heat resistance
multilayer container
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Application number
JP63124904A
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English (en)
Inventor
Takao Ota
貴夫 太田
Yoshiaki Momose
百瀬 義昭
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • B29C45/1643Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure from at least three different materials or with at least four layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2軸延伸ブローされた多層容器に関するもので
あり、更に詳しくは透明性、ガスバリアー性、耐熱性、
及び機械的強度に優れた多層容器に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、炭酸飲料等の清涼飲料、果汁飲料、ビール、日本
酒等の酒類、調味料、油、化粧品、洗剤などの容器とし
て、ガラスが広く使用されてきたが、ガラス容器は製造
コスト、取扱い、安全性の面での欠点を有している。
これらの欠点を解消するためにガラス容器からプラスチ
ック容器への転換が進んでいる。
特に透明性が要求される炭酸飲料、調味料、果汁飲料、
洗剤、化粧品等の分野でポリエチレンテレフタレート(
以下、PETと略記する)を主体とした樹脂からなる2
軸配向した容器が広く採用されている。
しかし、熱可塑性ポリエステル樹脂からなる2軸配向し
た容器も万全の性能を有している訳ではなく、特に充填
する内容物がガスバリアー性を高度に要求する飲料品で
ある場合には、その酸素および炭酸ガスに対するガスバ
リアー性が不十分であり、果汁飲料のように内容物が高
温で充填される場合には容器の熱収縮による変形等の問
題があった。
ガスバリアー性を改善するために、熱可塑性ポリエステ
ル樹脂とガスバリアー性樹脂であるメタキシリレン基含
有ポリアミド樹脂(以下、MXナイロンと略記する)の
2種類の樹脂からなり、PETを表面層にMXナイロン
を中央層とした3層構造とした発明が特開昭第57−1
28516号公報、特開昭第57−128520号公報
、および特開昭第59−97191号公報に開示されて
いる。 又、高温充填における容器の熱収縮による変形
に対してはPETを表面層に、耐熱性に優れた熱可塑性
樹脂であるPETにポリアリレートを溶融ブレンドした
ポリマーアロイを中央層とした3層構造とする発明も特
開昭第55−154234号公報、特開昭第59−20
4552号公報、特開昭第62−71622号公報、お
よび特開昭第62−77908号公報に開示されている
しかし、上記の方法ではガスバリアー性、耐熱性のいず
れか一方の特性が満足できても、両者を同時に満足する
容器は得られず、また上記PETを表面層に、ポリマー
アロイを中央層とした3層構造とする発明では、成形性
の悪さが指摘されており、ガスバリアー性と耐熱性の2
つの特性を同時に満足する容器の開発が望まれていた。
本研究者等は、ガスバリアー性および耐熱性を同時に満
足する多層容器について鋭意検討した結果、上記性能を
同時に満足する新規な容器を見出し、本発明に到達した
すなわち本発明は、少なくとも熱可塑性ポリエステル樹
脂(樹脂A)、耐熱性に優れた熱可塑性樹脂(樹脂B)
、およびガスバリアー性に優れた熱可塑性樹脂(樹脂C
)の3種類の樹脂を使用し、熱可塑性樹脂の種類と同数
の3本の射出シリンダーを有する射出成形機により成形
されるパリソンを2軸延伸ブロー成形して得られる、口
部開口端部が、樹脂A/樹脂B/樹脂Aの3層構造より
なり、胴部肉薄部分の最内外層が樹脂A層よりなり、該
中間層がそれぞれ樹脂A1樹脂Bおよび樹脂Cの層より
なる多層容器に関するものである。
一般に容器の前駆体であるパリソンを成形する際に、上
記の三種類の樹脂を多層成形するためには射出成形の際
に同一のホットランナ−内を通さなければならない。こ
の時、これらの層構成物質は同一温度で同程度の溶融粘
度を持っていないと層構成が乱れてしまう。
従って、射出成形の際の射出成形温度において樹脂A、
樹脂B、および樹脂Cのそれぞれの溶融粘度が近くなる
ものの組合せを選択する必要がある。
本発明において、射出成形の際の射出成形温度でのそれ
ぞれの樹脂の溶融粘度が、約2,000ポイズから8,
000ボイズの間となるものを選択することが好ましい
また適当な樹脂を選択する事により同程度の温度で適正
なブロー成形することが可能となりまた透明性にも優れ
た多層容器が得られる。
該多層容器の口部開目端部については高温充填時のキャ
ップ部の変形を押えるために耐熱性に優れた樹脂層を存
在させることが必要であるが、肉厚が充分に厚いためガ
スバリアー性に優れた樹脂層を存在させる必要はない。
第一図は本発明の容器の前駆体である多層パリソンの射
出成形装置の一例を示す模式図である。
この装置は熱可塑性樹脂の種類と同数の3本の射出シリ
ンダー、樹脂A用シリンダー1、樹脂B用シリンダー2
、樹脂C用シリンダー3とを有し、各々のシリンダーで
溶融した樹脂A1樹脂B、樹脂Cとをゲートを通って金
型内に順次射出するものである。
この装置において特許請求の範囲(2)のパリソンを射
出成形するには最初に樹脂Aを射出し、次に樹脂B、更
に樹脂A及び樹脂Cを射出し、最後に樹脂Aを射出する
。その結果、第3図に示す様な口部開口端部が樹脂A/
樹脂B/樹脂Aの3層構造よりなり、胴部肉薄部分が樹
脂A/樹脂B/樹脂A/樹脂C/樹脂B/樹脂Aの6層
構造よりなる多層パリソンが得られる。
また、特許請求の範囲(3)のパリソンを得るには、最
初に樹脂Aを射出し、次に樹脂B1更に樹脂Cを射出し
、最後に樹脂Aを射出する。
その結果、第4図に示す様な口部開口端部が樹脂A/樹
脂B/樹脂Aの3層構造よりなり、胴部肉薄部分が樹脂
A/樹脂B/樹脂C/樹脂A/樹脂C/樹脂B/樹脂A
の7層構造よりなる多層パリソンが得られる。
本発明で使用しつる樹脂Aとしては、機械的強度、透明
性および成形性の点から熱可塑性ポリエステル樹脂が例
示できるが、なかでもポリエチレンテレフタレートを主
体とした熱可塑性ポリエステル樹脂がこれらの性能をす
べて満足する点から特に好ましい。
本発明で使用しつる樹脂B、すなわち耐熱性に優れた熱
可塑性樹脂としては、耐熱性樹脂として通常使用されて
いるポリアリレート樹脂、ポリサルホン樹脂、耐熱性を
有する変性PPO樹脂等が例示できるが、なかでも成形
時、内容物の充填時および使用時における耐熱性からP
ETにポリアリレート樹脂を溶融ブレンドしたポリマー
アロイが特に好ましい。
本発明で使用しうる樹脂C1すなわち酸素、炭酸ガス等
のガスバリアー性に優れた熱可塑性樹脂としては、MX
ナイロン、エチレン・酢ビ共重合体、ポリアクリロニト
リル共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂等が例示できる
が、なかでも高湿度におけるガスバリアー性の点からM
Xナイロンが特に好ましい。
本発明で使用する樹脂としては、樹脂AとしてPET、
樹脂BとしてPETとポリアリレートのポリマーアロイ
、樹脂CとしてMXナイロンの組み合わせが最も好まし
い。この組み合わせが最も好ましい理由としては、樹脂
の持つ透明性、機械的強度、射出成形性、延伸ブロー成
形性、耐熱性およびガスバリアー性のすべてにおいて優
れている為である。
熱可塑性ポリエステル樹脂とは、通常酸成分の80モル
%以上、好ましくは90モル%以上がテレフタル酸であ
り、グリコール成分の80モル%以上、好ましくは90
%以上がエチレングリコールであるポリエステルを意味
し、残部の他の酸成分としては、イソフタル酸、ジフェ
ニルエーテル−4,4−ジカルボン酸、ナフタレン−1
,4または2.6−ジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、デカン−1,10−ジカルボン酸、ヘキサヒドロ
テレフタル酸を、また、他のグリコール成分としては、
プロピレングリコール、1.4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、ジエチレングリコール、シクロヘ
キサンジメタツール、2.2−ビス(4−ヒドロキシエ
トキシフェニル)プロパン等を例示することができる。
更に、オキシ酸としてP−オキシ安息香酸等を含有する
ポリエステル樹脂も例示することが出来る。
これらの熱可塑性ポリエステル樹脂の固有粘度は、0.
55以上が適当であり、好ましくは0.65〜1.4で
ある。
固有粘度が0.55未満では、多層パリソンを透明な非
晶状態で得ることは困難であるほか、得られる容器の機
械的強度も不十分である。
一方ポリアリレート樹脂とは、芳香族ジカルボン酸また
はその誘導体と2価フェノールまたはその誘導体からな
る全芳香族ポリエステルを意味する。
ポリアリレートの原料として用いられる芳香族ジカルボ
ン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェニ
ルエーテル4,4−ジカルボン酸、ナフタレン−1,4
または2,6−ジカルボン酸、デカン−1,10−ジカ
ルボン酸等が例示でき、これらは単独、または混合物の
形で用いられるが、中でもテレフタル酸とイソフタル酸
の混合物が好ましく、テレフタル酸とイソフタル酸から
なる混合物を使用する時にはその混合比は9/1〜1/
9が好ましく7/3〜3/7がより好ましい。
2価フェノールとしては、2.2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2.2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパ
ン等カ挙げられ、これらは単独、または混合物の形で用
いられるが、中でも2.2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、通常ビスフェノールAが好ましい。
本発明において使用するポリアリレートは、ポリアリレ
ート単独でエチレンテレフタレートを主たる繰り返し単
位とするポリエステル樹脂に配合したものでもよいし、
エチレンテレフタレートを主たる繰返単位とするポリエ
ステル樹脂にポリアリレートを配合した混合物を溶融下
にエステル交換反応させたものでもよい。
一方、MXナイロンとは、メタキシリレンジアミン単独
、またはメタキシリレンジアミンおよび全量の30%以
下のパラキシリレンジアミンを含む混合キシリレンジア
ミンと炭素数6〜10のα、ω−直鎮脂肪属ジカルボン
酸とから得られる構成単位を少なくとも70モル%以上
含有する重合体を意味する。
これらの重合体の例としては、ポリメタキシリレンアジ
パミド(以下rN−MxI)f3Jと略記する)、ポリ
メタキシリレンアジパミド、ポリメタキシリレンアジパ
ミド等のような単独重合体、メタキシリレン/バラキシ
リレメスペラミド共重合体のような共重合体およびこれ
らの単独もしくは共重合体を例示できる。
さらに、上記単独もしくは共重合体の原料の一部ヲ、ヘ
キサメチレンジアミンのような脂肪属ジアミン、ピペラ
ジンのような脂環式ジアミン、パラ−ビス−(2−アミ
ノエチル)ベンゼンのような芳香族ジアミン、テレフタ
ル酸のような芳香族ジカルボン酸、ε−カプロラクタム
のようなω−アミノカルボン酸、パラ−アミ安息香酸の
ような芳香族アミノカルボン酸で置き換えた物も例示す
ることが出来る。
また、これらの重合体に例えばナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン610、ナイロン11等の重合体を含有さ
せてもよい。上記のMXナイロンの相対粘度は、1.5
以上であり、好ましくは2゜0〜4.0である。
本発明においては、必要に応じて樹脂A1樹脂Bもしく
は、樹脂Cのいずれか、または複数の樹脂層に、着色剤
、紫外線吸収剤、耐電防止剤、酸化防止剤、滑剤、核剤
等を本発明の目的を損なわない範囲内で使用することが
できる。
本発明の多層容器は、パリソンを70〜130℃の温度
で、軸方向に1〜4倍、周方向に2〜7倍、面積延伸倍
率で5〜15倍に2軸延伸して製造される。
本発明において耐熱性に優れた樹脂としてポリアリレー
トを使用する場合、容器全体におけるポリアリレートの
使用割合は、容器に使用する全樹脂量の1ないし20重
量%の範囲で選択し得る。
ここにおいて、ポリアリレートの使用割合が1重量%以
下では耐熱性の効果が期待できず、また、ポリアリレー
トは一般に高価であること及び透明性に劣ること、およ
び必要とする耐熱性が得られればよいこと等から判断し
てポリアリレートの使用割合は20重量%あれば充分で
ある。実用的にはポリアリレートの使用割合は容器に使
用する全樹脂量の3〜10重量%の範囲にあることが特
に好ましい。
本発明において、樹脂CとしてMXナイロンを使用する
場合、容器全体におけるMXナイロンの使用割合は、使
用する全樹脂量の1ないし20重量%の範囲で選択しえ
る。ここにおいてMXナイロンの使用割合が1%以下で
はガスバリアー性が向上せず、また、一般にガスバリア
ー性樹脂は機械的物性、透明性に劣ること、必要とする
ガスバリアー性能が得られる量以上であればよいこと等
から判断してMXナイロンの使用割合は容器に使用する
全樹脂量の20重量%あれば充分である。
本発明において、実用的な多層容器の胴部肉厚は、20
0〜800μ、好ましくは250〜600μの範囲であ
る。
〔作用および発明の効果〕
本発明によれば、多層容器の前駆体であるパリソンを耐
熱樹脂層とガスバリアー層を有する多層構造にすること
により、該パリソンを2軸延伸ブロー成形して得た多層
容器は、耐熱性、透明性、およびガスバリアー性に優れ
た性能を有する。
本発明の多層容器は、透明性、ガスバリアー性、耐熱性
、機械的強度にも優れたものであり従来にない画期的な
ものである。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
、採用した特性等の測定方法は次の通りである。
(1)ポリエステル樹脂固有粘度〔η〕 :フェノール
/テトラクロロエタン=6/4(重量比)の混合溶媒使
用、測定温度30℃(2)ポリアミド樹脂相対粘度〔η
rel〕:樹脂1gを96%硫酸100m1に溶解し温
度25℃で測定した。
(3)ポリアリレート樹脂固有粘度〔η〕 :フェノー
ル/テトラクロロエタン−6/4(重量比)の混合溶媒
使用、測定温度30℃(4)曇度: 〔拡散透過率(光量/全透過量(光量)〕×100 *JIS  K−6714(またはASTMD883−
62T)による。
日本重色工業Gl製デジタル曇度計NDH−2Dを使用
した。
(5)酸素透過率: ASTM  D3985に準拠して行った。
モダンコントロール社製0XTRAN100  を使用
した。
測定条件:  測定温度; 20℃、 内側相対湿度;100%、 外側相対湿度; 65%、 (6)耐熱性評価: 容積1.!M(高さ: 300 mm、胴部外径: 9
0 mm)の容器を使用して、80℃と90℃の熱水を
充填し、キャッピング後5分間放冷、水冷した後、1日
放置した容器について内容積収縮率、口栓部内径収縮率
を測定し、併せて外観変化を観察し耐熱性の評価とした
 。
実施例1 樹脂Aは、固有粘度0.75のPETを、樹脂Bは、固
有粘度0. 6のPETとポリアリレートのポリマーア
ロイ (ユニチカ■製、商品名:U−8400、芳香族
ジカルボン酸としてテレフタル酸とイソフタル酸の混合
フタル酸(混合モル比は1:1)を使用し、2価フェノ
ールとしてビスフェノールAを用いて得たポリアリレー
ト42重量%、PET58重量%であるポリマーアロイ
)、樹脂Cは、相対粘度2.1のN−MXD6(三菱瓦
斯化学Q勾製、商品名:MXナイロン6007)を使用
し、第1図に示した装置を使用してパリソンの射出成形
を行なった。
樹脂の射出は、最初に樹脂A、次に樹脂B。
次に樹脂Cと樹脂A(容量比1:1)を同時に射出し、
最後に樹脂Aを射出した。
各々の射出量をキャビチー容量に対する割合で示すと次
の通りである。
最初の樹脂A    : 60% 次の樹脂B     : 20% 次の樹脂Cと樹脂A : 10% 最後の樹脂A    : 10% 射出°時の温度条件は次の通りである。
樹脂A用射出シリンダー二280℃ 樹脂B用射出シリンダー:280℃ 樹脂C用射出シリンダー二260℃ 金型内温度      :280℃ 金型冷却水      : 10℃ 上記射出成形により、第3図の模式図に示す胴部肉厚約
4.5mmで、胴部が6層構造を有する、重さ約65g
のパリソンを得た。
このパリソンを、2軸延伸ブロー成形機を用いて、パリ
ソンの表面温度が110℃になるまで石英ヒーターで加
熱した後、吹き込み金型内に移送し、延伸ロッドの移送
速度20 cm/sec。
延伸吹き込み圧力20 kg/cm2の条件で2軸延伸
ブロー成形し、ボトル形状中空容器(全長二300mm
、外径+90mmφ、内容積:1500ml、胴部肉厚
:400μm)を得た。
得られたボトル形状中空容器の口部開口端部における各
層の厚さの比は樹脂A:樹脂B:樹脂A=1:1:1、
胴部の6層部分における各層の厚さの比は容器外側より
樹脂A:樹脂B:樹脂A:樹脂C:樹脂B:樹脂A=2
 : 1 : 1:1:1:2であった。
得られた多層容器の酸素透過率を測定するとともに、胴
部より試験片を切り出し、曇度を測定した。また、耐熱
性の評価も行なった。
評価結果を第1表にまとめて示した。
実施例2 樹脂A、樹脂B、および樹脂C9はすべて実施例1で使
用したと同様の樹脂を用い、第1図に示した装置を使っ
てパリソンの射出成型を行なった。
樹脂の射出は、樹脂A、次に樹脂B、次に樹脂C1最後
に樹脂Aの順で順次射出した。
各々の樹脂の射出量をキャビチー容量に対する割合で示
すと次の通りである。
最初の樹脂A   : 65% 次の樹脂B    : 20% 次の樹脂C:  5% 最後の樹脂A   : 10% 射出時の温度条件は次の通りである。
樹脂A用射出シリンダー:280℃ 樹脂B用射出シリンダー二280℃ 樹脂C用射出シリンダー:260℃ 金型内温度      :280℃ 金型冷却水      : 10℃ 上記射出により、第4図の模式図に示す肉厚約4.5m
mで7層構造の胴部を有する、主さ約65gのパリソン
を得た。
このパリソンを、2軸延伸ブロー成形機を用いて、パリ
ソンの表面温度が110℃になるまで石英ヒーターで加
熱した後、吹き込み金型内に移送し、延伸ロッドの移送
速度20 cm/ sec。
延伸吹き込′み圧力20kg/cm2の条件で2軸延伸
ブロー成形し、ボトル形状中空容器(全長=300mm
、外径:90mmφ、内容積:1500ml、胴部の肉
厚=400μ)を得た。
得られたボトル形状中空容器の口部開口端部における各
層の厚さの比は樹脂A:樹脂B:樹脂A=1:1:1、
胴部の7層からなる部分におけ各層の厚さの比は容器外
側より樹脂A:樹脂B:樹脂C:樹脂A:樹脂C:樹脂
B:樹脂A=2:1:1:1:1:1:2であった。
得られた多層容器の酸素透過率を測定するとともに、胴
部より試験片を切り出し、仕度を測定した。また、耐熱
性の評価も行なった。得られた結果を第1表に示した。
比較例1 比較のため第2図に示した2本の射出シリンダーを有す
る射出成形機を用い、シリンダー1に樹脂A、シリンダ
ー2に樹脂Bを充填して射出成形を行い、口部開口端部
が3層構造で胴部が5層構造のパリソンを得た。
使用した樹脂は実施例1で用いた樹脂A、樹脂Bと同じ
ものである。
樹脂の射出は、樹脂A、樹脂B、樹脂Aの順に順次行な
った。
それぞれの樹脂の射出量をキャビチー容量に対する割合
で示すと、次のとおりである。
最初に射出する樹脂A: 65% 次に射出する樹脂B : 20% 最後に射出する樹脂A: 15% 射出時の温度条件 樹脂A用シリンダー 二280℃ 樹脂B用シリンダー =260℃ 全型内温度     =280℃ 冷却水温度     : 10℃ その他の条件は実施例と同様に行なった。
得られた評価結果を第1表に示した。
比較例2 比較のため第2図に示した2本の射出シリンダーを有す
る射出成形機を用い、シリンダー1に樹脂A、シリンダ
ー2に樹脂Cを充填し、口部開口端部が樹脂Aのみから
なる単層構造で、胴部がこれらの2種の樹脂により構成
される5層構造よりなるパリソンを得た。
使用した樹脂は実施例1で用いた樹脂A、樹脂Cとそれ
ぞれ同じものである。
射出の順序は樹脂A、、脂C1樹脂Aの順に順次行なっ
た。
それぞれの射出量をキャビチー容量に対する割合で示す
と、次のとおりである。
最初に射出する樹脂A: 80% 次に射出する樹脂C:  5% 最後に射出する樹脂A: 15% 射出時の温度条件 樹脂A用シリンダー :280℃ 樹脂C用シリンダー 二260℃ 全型内温度     :280℃ 冷却水温度     : 10℃ その他の条件は実施例1と同様に行なった。
得られた評価結果を第1表に示した。
比較例3 比較のため第2図に示した2本の射出シリンダーを有す
る射出成形機を用い、シリンダー1に樹脂A、シリンダ
ー2に樹脂Bと樹脂Cにあらかじめ所定の割合で混合し
た混合樹脂をそれぞれ充填し、これらの樹脂Aと混合樹
脂層により構成される、口部開口端部が3層構造で、胴
部が5層構造のパリソンを得た。使用した樹脂は実施例
1で用いた樹脂A、樹脂B、樹脂Cとそれぞれ同じもの
である。
射出成形時の樹脂の射出の順序は樹脂A、混混合樹脂相
樹脂の順に順次行なった。
それぞれの樹脂の射出量をキャビチー容量に対する割合
で示すと、次のとおりである。
最初に射出する樹脂A : 65% 次に射出する混合樹脂 : 25% 最後に射出する樹脂A : 10% 射出時の温度条件 樹脂A用シリンダー  :280℃ 混合樹脂用シリンダー :280℃ 全型内温度      =280℃ 冷却水温度      : 10℃ その他の条件は実施例と同様に行なった。
得られた評価結果を第1表に示した。
孕21凹 l 将J窄AN、ンリノ7−   5・材4盲i8  
     9.エアシリ17−々72Z 粂3図 尾4凹 手 続 ネ甫 正 占(方式) 昭和63年キ月÷日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)
    、耐熱性に優れた熱可塑性樹脂(樹脂B)、およびガス
    バリアー性に優れた熱可塑性樹脂(樹脂C)の3種類の
    樹脂を使用し、熱可塑性樹脂の種類と同数の3本の射出
    シリンダーを有する射出成形機により成形されるパリソ
    ンを2軸延伸ブロー成形して得られる、口部開口端部が
    、樹脂A/樹脂B/樹脂Aの3層構造よりなり、胴部肉
    薄部分の最内外層が樹脂A層よりなり、該中間層がそれ
    ぞれ樹脂A、樹脂Bおよび樹脂Cの層よりなる多層容器
  2. (2)熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)、耐熱性に
    優れた熱可塑性樹脂(樹脂B)およびガスバリアー性に
    優れた熱可塑性樹脂(樹脂C)の3種類の樹脂を使用し
    、熱可塑性樹脂の種類と同数の3本の射出シリンダーを
    有する射出成形機により成形されるパリソンを2軸延伸
    ブロー成形して得られる、口部開口端部が樹脂A/樹脂
    B/樹脂Aの3層構造よりなり、胴部肉薄部分が樹脂A
    /樹脂B/樹脂A/樹脂C/樹脂B/樹脂A層の6層構
    造よりなる特許請求の範囲第(1)項記載の多層容器。
  3. (3)熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)、耐熱性に
    優れた熱可塑性樹脂(樹脂B)、ガスバリアー性に優れ
    た熱可塑性樹脂(樹脂C)の3種類の樹脂を使用し、熱
    可塑性樹脂の種類と同数の3本の射出シリンダーを有す
    る射出成形機により成形されるパリソンを2軸延伸ブロ
    ー成形して得られる、口部開口端部が樹脂A/樹脂B/
    樹脂Aの3層構造よりなり、胴部肉薄部分が樹脂A/樹
    脂B/樹脂C/樹脂A/樹脂C/樹脂B/樹脂A層の7
    層構造よりなる特許請求の範囲第(1)項記載の多層容
    器。
  4. (4)熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)が、少なく
    ともエチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とし
    た樹脂である特許請求の範囲第(1)項記載の多層容器
  5. (5)耐熱性に優れた熱可塑性性樹脂(樹脂B)が少な
    くともエチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位と
    したポリエステルとポリアリレートからなる樹脂であり
    、該多層容器においてポリアリレートの使用割合が多層
    容器全体の樹脂の使用量の1ないし20重量%である特
    許請求の範囲第(1)項記載の多層容器。
  6. (6)ガスバリアー性に優れた熱可塑性樹脂(樹脂C)
    がメタキシリレン基含有ポリアミド樹脂であり、メタキ
    シリレン基含有ポリアミド樹脂の使用割合が、多層容器
    全体の樹脂の使用量の1ないし20重量%である特許請
    求の範囲第(1)項記載の多層容器。
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