JPH01291024A - 空気調和機の冷凍サイクル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一体型空気調和機に室内ユニットが接続され
る空気調和機の冷凍サイクルに関するものである。

従来の技術 従来、複数の部屋を１つのシステムで空調できる空気調
和機は、第５図に示す如（構成されていた。

すなわち同図において、１及び２は各々別の部屋に取り
付けられる室内側ユニット、３は室外のベランダあるい
は床の上等に取り付けられる室外側ユニット、４及び５
は室外側ユニット３と各々の室内側ユニット１と２を接
続する冷媒配管及び電線で壁に貫通穴を設けて室内と室
外が接続されている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、ベランダのない高
い建築物の室外に室外側ユニットを設置することは非常
に困難であり、かつ危険であるという問題点を有してい
た。

また、一体型空気調和機においては、高い建築物でも容
易に設置は可能であるが、１部屋しか空調出来ないとい
う問題点を有していた。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、一体型空気調和機
にこの一体型空気調和機の室外側送風系路、室外熱交換
器、圧縮機等とともに周知の冷凍サイクルを構成して他
の部屋も空調出来る室内側ユニットを設けたものである
。

作　　用 本発明は上記した構成によって、窓、壁に取り付けられ
た一体型空気調和機本体により、まず前記一体型空気調
和機本体が取り付けられた部屋の空調が可能である。さ
らに、前記一体型空気調和機本体内に接続されている室
内ユニットによって、室外に隣接していない部屋であっ
ても空調することが可能となる。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は本発明の一実施例におけるマルチ一体型空気調
和機本体の外観を示す概略斜視図である。

第１図において、１はマルチ一体型空気調和機本体であ
り、２は前面グリル、３は室内側熱交換器である。４は
前面グリル２から吸込まれ、室内側熱交換器３を経由し
て出される風の吹出し部である。５，６は一体型空気調
和機１と室内ユニットを接続する接続冷媒配管及び接続
電線であり、配管カバー８により外側をおおわれている
。また、前記接続配管５，６は、二方弁あるいは三方弁
等の弁７によりマルチ一体型空気調和機本体１内部の冷
媒回路に接続されている。９は前記マルチ−体型空気調
和機本体１を操作する操作リモコンボックスである。

第２図は上記一体型空気調和機本体内部の概略構成図で
ある。

１０は室内側送風ファンであり、１１は室外側送風プロ
ペラファンでそれぞれを駆動させる独立したファンモー
タ１５Ａ、１５Ｂに取り付けられている。

１４は圧縮機であり、室内側熱交換器３及び室外側熱交
換器１２と冷媒配管で結ばれ、周知の冷凍サイクルを構
成している。１３は室外側のプロペラファンのエアガイ
ダである。

次に本発明の冷凍サイクルについて第３図を基に説明す
る。すなわち一体型空気調和機本体と、室内側熱交換器
１６．１７を具備した室内ユニット２台が接続されてい
る。

まず一体型空気調和機として使用する場合は、ｔｆｆｌ
ｆｆｌ弁開８れ他の電磁弁１９，２０．２１が閉じられ
る。冷媒は圧縮機１４から、室外側熱交換器１２、メイ
ンキャピラリチューブ２２、電磁弁１８、室内側熱交換
器３を経由し、アキュームレータ３２へ回収され、再度
圧縮機１４より放出され、冷媒サイクルを構成し、一体
型空気調和機の据付けられた部屋を所定の能力にて空調
する。

次に、室内ユニットＡ−８を使用する場合について説明
する。

まず、室内ユニットＡ及びＢの熱交換器１６゜１７の各
々の能力は、一体型空気調和機の室内側熱交換器３の能
力の半分となっている。また、室内ユニットＡ−８を運
転すると一体型空気調和機の室内側の基調能力は停止す
る。故に電磁弁１８は閉じた状態となる。

ここで室内ユニットＡ−８を同時に運転する場合は、電
磁弁１８が閉じられる。電磁弁１９゜２０．２１は室内
ユニットＡ及びＢの負荷によって開閉を行なう。

故に、室内ユニットＡ及びＢが同時に運転している場合
は、電磁弁１９．２０は開らかれるとともに、電磁弁２
１は閉じられる。冷媒は圧縮機１４から、室外側熱交換
器１２、メインキャピラリチューブ２２を経て２分割さ
れ、一方の冷媒は電磁弁１９を通って、室内ユニットＡ
の熱交換器１６を経由し、アキュームレータ３２に回収
すれる。またもう一方の冷媒は、電磁弁２０を通って室
内ユニット日の熱交換器１７を経由し、アキュームレー
タ３２に回収され、冷凍サイクルを構成して室内ユニッ
トＡ及びＢを据付けである部屋を所定の能力にて空調す
る。

次に、室内ユニットＡ及びＢのどちらか一方がサーモＯ
ＦＦ等により停止（冷媒を循環させない状態）した場合
は、停止した室内ユニット側の電磁弁（１９または２０
の一方）を閉じ、一方の電磁弁２１を開（。

冷媒は、圧縮機１４から、室外側熱交換器１２を経て２
分割され、一方の冷媒は、メインキャピラリチューブ２
２、運転中の室内ユニット側の電磁弁（１９または２０
のいずれか一方）、運転中の室内ユニット側の熱交換器
（１６または１７）を経由し、アキュームレータ３２へ
回収され、もう一方の冷媒は、電磁弁２１、バイパスキ
ャピラリチューブ２５を通ってアキュームレータ３２に
バイパスされ、運転中の室内ユニットＡまたは日の冷媒
循環量を、室内ユニットが２台同時に運転しているとき
と同等に保って冷凍サイクルを構成している。

次に室内ユニットＡまたは日のみ運転する場合は、上記
説明した室内ユニット２台のうち１台が停止した場合と
同等の冷凍サイクルとなるので説明を省略する。

第４図は本実施例における空気調和機本体の建築物への
据付図である。

３３はベランダのない庵い建築物のと面部屋配置図であ
る。窓に隣接している居住Ｃ室には、本発明の一体型空
気調和機本体１が据付けられ、窓に隣接していない居住
Ｂ１０室にはそれぞれ室内ユニットＡ１日が据付けられ
ている。一体型空気調和機本体１と室内ユニットＢ、Ｃ
は冷媒配管及び接続電線５，６により接続されている。

これにより一体型空気調和機本体１と室内ユニット日。

Ｃの冷媒配管及び接続電線５，６の接続は、前記したよ
うに接続部と二方弁、三方弁等の弁７が一体型空気調和
機本体１の前面下部に内蔵されていることで、室内側よ
り接続可能となる。

なお、別途接続する室内ユニットＡ−８は２台に限るも
のではない。

発明の効果 本発明は上記実施例の説明から明らかなように、一体型
空気調和機にこの一体型空気調和機の室外側送風系路、
室外側熱交換器、圧縮機等を利用し一体型空気調和機の
室内側熱交換器の半分の能力を有する室内側ユニットを
２部屋に設けることにより、室外にベランダのない高い
建築物の複数の部屋の空調においても、室外ユニットの
役割も兼ねている一体型空気調和機を室外に隣接した窓
または壁に取り付けるだけで良く、容易に実現出来る。

つまり従来の様に室内ユニットの２部屋の空調だけでは
なく、もう一つの部屋（一体型空気調和機の据付けられ
ている部屋）も空調可能である。

また、室内ユニットの能力は、一体型空気調和機の室内
側熱交換器能力の半分と設定することにより、冷凍サイ
クルを構成するキャピラリチューブもメインとバイパス
キャピラリチューブを各１本で実現出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一体型空気調和機本体
の外観概略斜視図、第２図は同空気調和機本体の内部概
略構成図、第３図（ａ）、　（ｂ）は同空気調和機の冷
凍サイクル図及び電磁弁の動作説明図、第４図は同空気
調和機の設置例をドす建築物断面図、第５図は従来例を
示すマルチ型空気調和機の斜視図である。 １・・・・・・マルチ一体型空気調和機本体、３・・・
・・・室内側熱交換器、５，６・・・・・・接続配管、
接続電線、７・・・・・・弁、１０・・・・・・室内側
送風ファン、１１・・・・・・室外側送風プロペラファ
ン、１２・・・・・・室外側熱交換器、１４・・・・・
・圧縮機、１５Ａ、１５Ｂ・・・・・・ファンモータ、
１６．１７・・・・・・熱交換器、１８．１９゜２０．
２１・・・・・・電磁弁、２２・・・・・・メインキャ
ピラリチューブ、２５・・・・・・バイパスキャピラリ
チューブ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名＼　
　　ｒｒ）’Ｉ＞ ３区 Ｕ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 室内側に室内側熱交換器および室内ファンを設け、室外
   側に冷凍サイクルを構成する圧縮機、室外側熱交換器お
   よび室外側ファンを設けた一体型空気調和機に、この一
   体型空気調和機の室外送風系路、室外側熱交換器、圧縮
   機等とともに分岐した冷凍サイクルを構成する室内側ユ
   ニットを設け、さらに前記冷凍サイクルを構成している
   キャピラリチューブを、メインキャピラリチューブと、
   前記室外側熱交換器の出口と圧縮機の吸入側間に接続さ
   れたバイパスキャピラリチューブより構成した空気調和
   機の冷凍サイクル。