JPH01290177A - ヘッド移動装置 - Google Patents

ヘッド移動装置

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JPH01290177A
JPH01290177A JP12003188A JP12003188A JPH01290177A JP H01290177 A JPH01290177 A JP H01290177A JP 12003188 A JP12003188 A JP 12003188A JP 12003188 A JP12003188 A JP 12003188A JP H01290177 A JPH01290177 A JP H01290177A
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JP
Japan
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head
lead screw
rotating
head carriage
lever
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Pending
Application number
JP12003188A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Takahashi
廉 高橋
Masayuki Noda
雅幸 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明ヘッド移動装置を以下の項目に従って説明する。
A、産業上の利用分野 B0発明の概要 C1従来技術 a、一般的背景 す、従来のヘッド移動装置の一例[第7図コD8発明が
解決しようとする課題[第7図]E1課題を解決するた
めの手段 F、実施例[第1図乃至第6図] a、EIi気ディスクカセット[第1図、第3図] b、Mi気ディスクドライバー[第1図乃至第6図コ b−1,ディスク駆動部、カセットキャリア[第1図、
第3図] b−2,ヘッド移動装置[第1図乃至第6図ゴ b−2−a、ベース[第1図乃至第 5図] b−2−b、粗動用モータ、リード スクリュー[第1国力 至第3図、第5図] b−2−c、回動レバー[第1図乃 至第5図] b−2−d、電歪効果素子[第1 図、第2図、第5図、 第6図コ b−2−e、  リードスクリューの変位[第2図コ b−2−f、ヘッドキャリッジ[第 1図、第3図] b−3,動作 G1発明の効果 (A、産業上の利用分野) 本発明は新規なヘッド移動装置に関する。詳しくは、例
えば、磁気ディスク等の記録媒体と接触して該記録媒体
に対する記録及び/又は再生を行なう記録再生用ヘッド
を支持しかつ直線方向へ移動自在に支持されたヘッドキ
ャリッジと該ヘッドキャリッジを移動させる移動手段を
備えたヘッド移動装置、特に該移動手段が粗動用モータ
及び該モータにより回転されかつヘッドキャリッジと係
合したリードスクリュー等から成る粗動機構と、回動す
ることによって上記リードスクリューを軸方向へ変位さ
せる回動レバーと回動レバーを微細に回動させる微動機
構、とによって構成され、粗動用モータによりリードス
クリューを回転することによってヘッドキャリッジを粗
動させると共に微動機構によって回動レバーを回動させ
てリードスクリューを軸方向へ変位させることによりヘ
ッドキャリッジを微動させるヘッド移動装置に関するも
のであり、微動機構を工夫することにより、高速追従性
が良好な新規なヘッド移動装置を提供しようとするもの
である。
(B、発明の概要) 本発明ヘッド移動装置は、記録再生用ヘッドを支持しか
つ直線方向へ移動自在に支持されたヘッドキャリッジと
、粗動用モータ及び該粗動用モータにより回転されかつ
ヘッドキャリッジと係合したリードスクリュー等から成
る粗動機構と、上記リードスクリューの一端部と当接し
ておりかつ回動することによってリードスクリューをそ
の軸方向へ変位させる回動レバーと該回動レバーを微細
に回動させる電歪効果素子を備えた微動機構を備え、粗
動用モータによりリードスクリューを回転することによ
ってヘッドキャリッジを粗動させると共に電歪効果素子
に電圧を印加して該電歪効果素子の長さを変化させるこ
とによって回動レバーを回動させてリードスクリューを
軸方向へ変位させることによりヘッドキャリッジを微動
させるようにしたもので、回動レバーの微細回動手段と
して電歪効果素子を用いることによって、高速追従性を
良好にすると共に、安定して精度の高い微動制御を行な
うことができるようにしたものである。
(C,従来技術) (a、一般的背景) 例えば、磁気ディスクドライバー等の記93再生機器に
は、磁気ディスク等の記録媒体と対向し該記録媒体に対
する記録及び/又は再生を行なう記録再生用ヘッドを支
持したヘッドキャリッジが設けられ、また、このような
ヘッドキャリッジは、通常、直線方向、即ち、磁気ディ
スク等のトラックを横切る方向へ移動自在に支持される
と共にモータにより駆動される移動機構によフて8勅さ
れるようになっている。
そして、このような移動機構には従来から各種のものが
あるが、その中に、モータと該モータにより回転されか
っヘッドキャリッジの一部が係合されたリードスクリュ
ー等を備え、モータによりリードスクリューを回転させ
ることによってヘッドキャリッジを8勅するようにした
ものがあり、上記モータには、例えば、所謂ステッピン
グモータが多く使用される。
ところで、磁気ディスク等の記録媒体に対する記録密度
を高めるには、記録媒体そのものが高密度な記録に適し
た品質を有することが必要であると共に、記録再生機器
においてもその動作、特に、ヘッド移動装置におけるヘ
ッドキャリッジの位置制御を高い精度で行なうことので
きる移動機構が必要になる。
この場合、移動機構として前記ステッピングモータとリ
ードスクリューを用いたものにおいては、当該ステッピ
ングモータの回転ピッチを可及的に小さくすることが考
えられるが、モータの形状を大きくしないで回転ピッチ
を小さくするには一定の限度がある。
(b、従来のヘッド移動装置の一例)[第7図] そこで、ヘッドキャリッジの位置制御の精度を高めるた
めに、ヘッドキャリッジを粗動機構と微動機構の2つの
移動機構によって移動させることが提案されており、そ
のようなヘッド移動装置を示したものに、例えば、特願
昭62−204334号公報や実願昭62−16754
6号公報がある。
第7図は実願昭62−187546号公報に記載された
ヘッド移゛動装置aを概略的に示すものである。
同図において、bはガイド軸Cに移動自在に支持されか
つ磁気ディスクdと接触離間自在に接触する記録再生用
ヘッドeを支持したヘッドキャリッジである。fはヘッ
ド移動装置aのベースであり、このベースfに粗動用モ
ータg及び微動用モータhが固定されると共にこれらモ
ータg1hと対向した位置に回動レバーiの中間部が回
動自在に支持されており、そして、該回動レバーiは引
張スプリングjによって一方の回動端が常時粗動用モー
タg側へ移動しようとする回動力を付勢されている。k
はへラドキャリッジbの一部が係合されると共にヘッド
キャリッジbの移動方向と平行に延びるように配置され
たリードスクリューでありその一端が回動レバーiの一
方の回動端部に設けられた受部1に当接されかつ他端部
が粗動用モータgのロータ軸とされており、引張スプリ
ングjの引張力より小さい弾発力を有する図示しない弾
発手段により常時回動レバーi側へ向けて押圧されてい
る。mは2本のワイヤーn5n′の両端部をそれぞれ固
定部材0%Pにより一まとめに固定して成る紐状部材で
あり、一方の固定部材0には引掛片qが一体に形成され
、該引掛片qが回動レバーiの他方の回動端部に立設さ
れた引掛用軸部rに回動自在に係止され、他方の固定部
材pが微動用モータhの回転軸Sと連結されており、ヘ
ッドキャリッジbが穆勅原点に来ている状態において2
木のワイヤーn、n’が互いに絡むように適度に捩じら
れている。
従って、回動レバーiはその2つの回動端部が紐状部材
mと引張スプリングjによりモータg、h側へ引っ張ら
れており、また、紐状部材mは微動用モータhの回転に
よりその捩じり量が増減されることによってその長さが
変化されるので、紐状部材mの才戻しり量が増大したと
きは該紐状部材mの長さが短くなり、これによって回動
レバーiの他方の回動端部が引っ張られて回動レバーi
は同図における反時計回り方向へと回動され、紐状部材
mが捩じり戻されたときは該紐状部材mの長さが長くな
り、これによって、回動レバーiが引張スプリングjの
引張力により同図における時計回り方向へと回動される
ことになる。そして、回動レバーiが反時計回り方向側
へ回動するとリードスクリューkがヘッドキャリッジb
と一体的に反モータg側へ移動され、回動レバーiが時
計回り方向へ回動するとヘッドキャリッジbと一体向に
モータg側へ移動されることになる。
しかして、粗動用モータgが回転するとリードスクリュ
ーkが回転してヘッドキャリッジbを粗動させることに
なり、この粗動によっては記録再生用ヘッドeが磁気デ
ィスクd上の目的とするトラックの位置と一致しないと
きは微動用モータhが回転して紐状部材mを夛戻じりあ
るいは捩じり戻しそれによりリードスクリューkをその
軸方向へ移動させてヘッドキャリッジbを微動させる。
(D、発明が解決しようとする課題)[第7図] 第7図に示した従来のヘッド移動装置aにあっては、微
動機構の駆動源としてモータhを使用しているため、追
従速度に問題がある。即ち、モータにはイナーシャがあ
るため、目的とするトラックに到達するために時間を要
し、高速での追従性に問題がある。
そこで、高速追従性を良好にするためにボイスコイル方
式を微動機構に用いることが考えられるが、このボイス
コイル方式は振動や衝撃に弱いため、使用環境が限定さ
れてしまうという問題がある。
(E、課題を解決するための手段) そこで、本発明ヘッド移動装置は、上記課題を解決する
ために、回動レバーの他方の回動端部とシャーシとの間
に電歪効果素子を介在させ、該電歪効果素子に電圧を印
加してその長さを変化させ、これによって回動レバーを
微細に回動させるようにしたものである。
従って、本発明ヘッド移動装置にあっては、電歪効果素
子の電圧印加による長さの変化によって回動レバーを回
動させるようにしたので、高速追従性が良好であると共
に振動や衝撃に対して強く、かつ、高精度なヘッドの位
置制御を行なうことが可能である。
(F、実施例)[第1図乃至第6図] 以下に、本発明ヘッド移動装置の詳細を図示した実施例
に従って説明する。
尚、図示した実施例は本発明を磁気ディスクドライバー
におけるヘッド移動装置に適用したものである。
先ず、磁気ディスクカセットの一例について説明し、そ
の後で磁気ディスクドライバーについて説明する。
(a、磁気ディスクカセット)[第1図、第3図コ 1は磁気ディスクカセットである。
2は薄い箱形をしたカセットケースであり、その厚み方
向で対向した2つの壁部3.3′の一方3′の略中央部
に円形の孔4が形成され、かつ、上記壁部3.3′の一
側部にヘッド挿入孔5.5′が形成されており、該ヘッ
ド挿入孔5.5′は磁気ディスクカセット1が後述する
磁気ディスクドライバーに装着されていない間は図示し
ないシャッターにより閉塞されている。
6は薄いシート状をした磁気ディスクであり、カセット
ケース2内に回転自在に収納され、その中心部にセンタ
ーコア7が取着されると共に該センターコア7に主係合
孔7aと被駆動孔7bが形成されており、そして、この
センターコア7はカセットケース2の中央孔4から外部
に臨むように位置している。
(b、磁気ディスクドライバー)[第1図乃至第6図] 8は磁気ディスクドライバーであり、9はそのメカシャ
ーシである。
(b−1,ディスク駆動部、カセットキャリア)[第1
図、第3図コ 10はメカシャーシ9の前端(第1図における左方へ向
う方向を前側とし、右方へ向う方向を後側とする。また
、同図における上方へ向う方向を左側とし、下方へ向う
方向を右側とする。以下の説明において向きを示すとき
はこの方向によるものとする。)寄りの位置に配置され
たディスク駆動モータ(図面では一部のみ示しである。
、)であり、その回転軸11の上端部に回転板12が固
定され、また、該回転板12から駆動ビン13が突設さ
れている。
14はメカシャーシ9に設けられた図示しない案内手段
に上下方向へ移動自在に支持されたカセットキャリアで
あり、前記磁気ディスクカセット1が着脱自在に挿入さ
れ、磁気ディスクカセット1が所定の挿入位置まで挿入
されると第3図に実線で示す装着位置へと穆勅されるよ
うになっている。そして、カセットキャリア14が装着
位置に来ると、磁気ディスクカセット1の磁気ディスク
6のセンターコア7が前記回転板12に装着されると共
にその係合孔7a、7bにモータ10の回転軸11のう
ち回転板1・2から上方へ突出した部分と駆動ピン13
が各別に係合され、それによって、磁気ディスク6が回
転板12と一体的に回転されるようになる。
(b−2,ヘッド移動装置)[第1図乃至第6図コ 15はヘッド移動装置であり、メカシャーシ9に固定さ
れるベースと、該ベースに固定された粗動用モータと、
粗動用モータにより回転されるリードスクリューと、ベ
ースに回動自在に支持され一方の回動端部がリードスク
リューの反モータ側端と接触した回動レバーと、該回動
レバーの他方の回動端部とベースとの間に連結さねた電
歪効果素子と、磁気ディスクに接触離間自在に接触する
磁気ヘッドを支持しかつメカシャーシ9に前後方向へ移
動自在に支持されると共にリードスクリューと係合した
ヘッドキャリッジ等から成る。
(b−2−a、ベース)[第1図乃至第5図]16はベ
ースである。17はベース16の主部であり、前後方向
に長い略矩形の板状を為すと共にその後端部に左右方向
に長い略長方形状のモータ取付壁18が一体に形成され
、かつ、その上面の左端部のうち前端から稍後方へ寄っ
た位置にスクリュー支持壁19が立設されており、該ス
クリュー支持壁19の右端とモータ取付壁18とが補強
壁20により連結されている。
21は主部17の左側端面の後端寄りの位置から左方へ
向けて突設されたバネ掛片、22は主部17のうちスク
リュー支持壁19から右稍斜め前寄りの位置から上方へ
向けて突設された支持軸、23.23′は主部171に
形成された取付孔、24は位置固定用の切欠部である。
更に、25は主部17の後端部から右方へ突設された支
持部であり、該支持部25から支持軸26が立設されて
いる。
そして、ベース16は、その主部17がメカシャーシ9
の上面に設けられたベース取付台部27.27、・・・
 (図面では2個のみ示しである。)上に載置されると
共に、取付孔23.23′を挿通されたねじ28.28
及び切欠部24と係合したねじ28′がベース取付台部
27.27、・・・に螺着されることによりメカシャー
シ9に固定され、また、その左側端面がベース取付台部
27.27から立ち上げられた位置決め壁27a、27
a(第1図参照)に押し付けられる。このようにして、
ベース16はメカシャーシ9に対する位置決めが為され
る。
(b−2−b、粗動用モータ、リードスクリュー)[第
1図乃至第3図、 第5図] 29は粗動用モータである。
30は粗動用モータ29のケーシングであり、軸方向に
短い円筒状を為すと共に、その前端にフランジ30aが
形成され、かつ、前面板30bの中央部に挿通孔30c
が形成され、また、その後面板30dの中央部に弾発片
31が内側へ向けて切起状に形成されている。
32はケーシング30の内周面に取着されたステータで
ある。
33は円柱状をしたリードスクリューであり、その前端
部33aと後側路3分の1の部分33bを除く部分に螺
旋溝34が形成され、前後両端面に半球状をした凹部3
3c、330′が形成されており、後側の凹部33C′
に球体35が固定されている。
36は前記ベース16のスクリュー支持壁19の略中央
部に形成された軸受配置孔であり、該軸受配置孔36に
軸受37が圧入されている。
38はベース16のモ−タ取付壁18のうち上記軸受3
7と対向する位置に形成された挿通孔であり、その後部
38aが大径に形成され、該大径に形成された部分38
aにボールベアリング39が固定されている。
そして、リードスクリュー33はその前端部33aがス
クリュー支持壁19の軸受37に、また、後端寄りの部
分がモータ取付壁18のボールベアリング39にそれぞ
れ回転自在かつ摺動自在に支持されており、また、ケー
シング30はリードスクリュー33と同軸な状態でその
フランジ30aがモータ取付壁18の後面に固定されて
いる。
40はリードスクリュー33のうちケーシング30内に
突出した部分に外嵌状に固定されたロータであり、該ロ
ータ40と前記ステータ32とによりステッピングモー
タが構成されている。
しかして、ステータ32に駆動電流が供給されるとロー
タ40に回転力が付勢されるので、それによってリード
スクリュー33が回転することになる。
尚、後で詳しく説明するが、リードスクリュー33はケ
ーシング30の弾発片31により前方へ向けて押圧され
ていると共に後述する回動レバーによって後方へ向けて
押圧されており、これら前後方向への押圧力のバランス
が保たれた位置に保持されている。
(b−2−c、回動レバー)[第1図乃至第5図コ 41は回動レバーである。
回動レバー41は左右方向に長い板状をしており、その
左右両端部41a、41bはその余の部分より稍下方に
位置している。そして、左端部41aの前端縁には切欠
42が形成され、また、右端部41bの中央には取付孔
43が形成されている。また、中央部には被取付孔44
が形成されている。
45は回動レバー41の被取付孔44と左端部41aと
の間の位置に形成された軸受取付部であり、前後方向に
延びる円柱状を為すと共にその後面に円形の凹部46が
形成され、かつ、該凹部46と前端面との間に螺孔47
が形成されている。
48は上記凹部46に内嵌されたピボット軸受であり、
厚手の円板状を為し後面に開口した凹部を有する支持体
48aと後面が開口した略皿状を為し支持体48aの凹
部内に支持されたリテーナリング49とその開口面を塞
ぐように配置された円環状の押えリング50とリテーナ
リング49を押えリング50との間の空間に環状に転勤
自在に配列保持された多数の球体51.51、・・・と
から成る。
52は軸受取付部45の螺孔47に螺合された調整ねじ
である。
53は支点アームであり、側方から見て略コ字状を為す
ように後半部がホーク状に形成されている。そして、該
支点アーム53の前端部に形成された被支持孔54にベ
ース16から立設された前記支持軸22が挿通され、こ
れによって、支点アーム53はベース16に回動自在に
支持される。
55は支点アーム53のホーク構成片56と56との間
に架設された軸であり、ホーク構成片56と56との間
に位置した回動レバー41の被取付孔44に上記軸55
が挿通され、これによって、回動レバー41が支点アー
ム53の後端部に回動自在に支持される。
このようにして、回動レバー41は支点アーム53を介
してベース16に回動自在に支持される。
そして、回動レバー41はその左端部41aの切欠42
とベース16のバネ掛片21との間に張設された引張ス
プリング57により常時第1図における時計回り方向へ
の回動力を付勢され、かつ、右端部41bとベース16
の支持部25との間に連結された後述する電歪効果素子
により上記方向へ回動することを規制されており、その
電歪効果素子の長さの変化に応じて引張スプリング57
の引張力に抗して反時計回り方向へ回動されたり、ある
いはまた、引張スプリング57の引張力によって時計回
り方向へ回動されたりする。
(b−2−d、電歪効果素子)[第1図、第2図、第5
図、第6図] 58は電歪効果素子である。該電歪効果素子58は電圧
を印加されることによりて、印加された電圧量に応じた
歪を発生するもので、例えば、圧電セラミックスのよう
な電歪効果の大きな材料を用いて積層チップコンデンサ
構造とし、低電圧で大きな歪を発生するものが知られて
いる。このような構造を有する電歪効果素子については
、例えば、特公昭63−17355号公報に示されてい
る。
この電歪効果素子58は角柱状の外観をしており、59
.59′はこれに電圧を印加するためのリード線であり
、図示しない制御回路に接続されている。そしてこの電
歪効果素子58はこれに電圧が印加されるとその長平方
向に大きな歪を生じるようになっている。
60.60′は接続具であり、側方から見て略コ字状を
している。即ち、上下方向の長さの短い中間片61及び
61′の上下両端部から連結片62.62及び62′、
62′が同じ方向に突出した形状をしている。そして、
各連結片62.62及び62′、62′には連結孔63
.63及び63′、63′が形成されている。
そして、各接続具6o、60′が電歪効果素子58の両
端部に固定される。即ち、電歪効果素子58の前端面に
は接続具60の中間片61の反連結片62.62側の面
が接着等の固定手段により固定され、また、電歪効果素
子58の後端面には接続具60′の中間片61′の反連
結片62′、62′側の面が接着等により固定される。
しかして、電歪効果素子58の両端面の上下からそれぞ
れ連結片62.62と62′、62′が突設された状態
となる。
そこで、前側の連結片62と62との間に回動レバー4
1の右端部41bを位置させ、その取付孔43と連結片
62.62の連結孔63.63とを一致させ、これらを
取付ビン64にて回動自在に連結する。これによって、
電歪効果素子58の前端が回動レバー41の右端部41
bに回動自在に連結される。また、後側の連結片62′
、62′の連結孔63′、63′にベース16の後部に
設けられた支持部25に立設された支持軸26が回動自
在に挿通され、これによりて、電歪効果素子58の後端
がベース16に回動自在に支持される。
(b−2−e、  リードスクリューの変位)[第2図
] 前記したリードスクリュー33はその後端面に形成され
た凹部33c′に固定された球体35が粗動用モータ2
9のケーシング30に形成された弾発片31に当接され
ることによって該弾発片31により前方へ向けて押圧さ
れると共に、その前端面に形成された凹部33cに配置
された球体65が回動レバー41に支持された前記ピボ
ット軸受48の多数の球体51.51、・・・と転勤自
在に当接されることにより、その軸方向における位置が
規定されている。
そして、電歪効果素子58に対する印加電圧が電歪効果
素子58の長さを減少させる方に変化して電歪効果素子
58の長さが短くなると、回動レバー41の右端部41
bが後方へ引張られるので、回動レバー41が引張スプ
リング57の引張力に抗して反時計回り方向へ回動され
、それによってリードスクリュー33がケーシング30
の弾発片31の押圧力によって前方へ移動されることな
る。
また、電歪効果素子58に対する印加電圧が電歪効果素
子58の長さを増大させる方に変化して電歪効果素子5
8の長さが長くなると、その長くなフた分に相当する量
回動レバー41が引張スプリング57の引張力により時
計回り方向へ回動され、ピボット軸受48とリードスク
リュー33を後方へ向けて押圧することになり、それに
より、リードスクリュー33がケーシング30の弾発片
31の押圧力に抗して後方へg勤されることになる。
(b−2−f、ヘッドキャリッジ)[第1図、第3図コ ロ6はへラドキャリッジである。該ヘッドキャリッジ6
6は、右側方から見て略左横倒り字状をした移動支持体
67と、後端部が上記移動支持体67の後端部上面にヒ
ンジ結合されたヘッドアーム68と、移動支持体67の
左端面から突設された被支持部69等から成り、移動支
持体67とへラドアーム68の先端部の互いに対向する
面に記録再生用の磁気ヘッド70.70′が取着されて
いる。
71はヘッド移動装置15から左側へ離間し、かつ、前
後方向に沿って延びるように配置されたガイド軸であり
、その両端部がメカシャーシ9に固定された支持部材7
2.72に支持されている。
そして、ヘッドキャリッジ66は、その被支持部69が
上記ガイド軸71に摺動自在に支持されると共に、移動
支持体67の後端部から右側へ向けて突設された係合ビ
ン73と図示しない板バネ片とによってリードスクリュ
ー33を上下から挟み、かつ、上記係合ビン73がリー
ドスクリュー33に形成された螺旋溝34に係合される
ことによってリードスクリュー33と係合されている。
従って、ヘッドキャリッジ66は、リードスクリュー3
3が回転して係合ビン73が前後方向へ押圧されること
によって前後方向へ移動され、あるいは、リードスクリ
ュー33が前記方向へ変位することにより該リードスク
リュー33と一体的に前後方向へ移動されることになる
尚、ヘッドアーム68は、前記カセットキャリア14が
装着位置に来ていない間は、第3図は2点鎖線で示すよ
うに、磁気ヘッド70′が磁気ヘッド70との間に所定
の間隔を有して上方から対向する位置に待機されている
(b−3,動作) そこで、磁気ディスクカセット1の磁気ディスク6が前
記ディスク駆動モータ10の回転板12に装着されると
、移動支持体67に支持された磁気ヘッド70が磁気デ
ィスク6の下面に相対的に接触すると共にカセットキャ
リア14の下方への動きに連動してヘッドアーム68が
下方へ向けて回動されて該ヘッドアーム68に支持され
た磁気ヘッド70′が磁気ディスク6の上面に接触され
る。
そして、記録又は再生動作が開始されると、磁気ディス
ク6が回転されると共に、ヘッドキャリッジ66が磁気
ヘッド70又は70′が磁気ディスク6上の指定された
トラックに対向する位置へと移動される。
このヘッドキャリッジ66の移動は、先ず、粗動用モー
タ29がリードスクリュー33を回転させることによっ
て行なわれ、この移動により磁気ヘッド70又は70′
が指定されたトラックと対向されたとき、即ち、磁気ヘ
ッド70又は70′が当該指定されたトラックを検出し
たときは電歪効果素子58に対する印加電圧が変化され
ること無く、直ちに信号の記録又は読取が開始され、ま
た、リードスクリュー33を回転しての移動では磁気ヘ
ッド70又は70′が指定されたトラックと対向してい
ない場合は電歪効果素子58に対する印加電圧が所定の
方向へ、指定されたトラックが現在磁気ヘッド70又は
70′が対向しているトラックに対して昇順側にあるか
降順側にあるかに応じて変化せしめられ、それによって
、前記したように回動レバー41が時計回り方向へ又は
反時計回り方向へ回動してリードスクリュー33を前後
方向へ移動させることによりヘッドキャリッジ66を前
後方向、即ち、トラッキング方向へ微動させ、それによ
り、磁気ヘッド70又は70′が指定されたトラックと
対向するように制御される。
(G、発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明ヘッ
ド移動装置は、記録再生用ヘッドを支持しかつ直線方向
へ移動自在にシャーシに支持されたヘッドキャリッジと
、シャーシに固定された粗動用モータと、粗動用モータ
と離間して配置されかつ支点部の両側がヘッドキャリッ
ジの移動方向と略同じ方向へ変位するようにシャーシに
回動自在に設けられた回動レバーと、一端部が回動レバ
ーの一方の回動端側の位置に当接されかつ回動レバー側
へ弾接付勢されると共にヘッドキャリッジの一部が係合
され粗動用モータにより回転されるリードスクリューと
、一端部が回動レバーの他方の回動端部と連結され他端
部がシャーシに連結された微動用電歪効果素子とを備え
、粗動用モータによりリードスクリューを回転すること
によってヘッドキャリッジを粗動させると共に電歪効果
素子に電圧を印加することにより該電歪効果素子の長さ
を変化させて回動レバーを回動してリードスクリューを
軸方向へ変位させることによりヘッドキャリッジを微動
させるようにしたことを特徴とする。
従って、本発明ヘッド移動装置にあっては、電歪効果素
子の電圧印加による長さの変化によって回動レバーを回
動させるようにしたので、高速追従性が良好であると共
に振動や衝撃に対して強く、かつ、高精度なヘッドの位
置制御を行なうことが可能である。
尚、上記実施例において、回動レバー41を支点アーム
53を介してベース16に支持したものを示したが、こ
のような支点アーム53を介さずに、直接ベース16に
回動自在に支持するようにしても良い、ただ、支点アー
ム53を介することによって、回動レバー41の回動に
伴なって支点アーム53が回動し、これによって、回動
レバー41のうちリードスクリュー33の前端部33a
を支持している部分、即ち、ピボット軸受48がリード
スクリュー33の軸方向に沿って移動することができ、
リードスクリュー33の前端部33aに偏った側圧がか
かるようなことを防止することができる。
また、上記実施例においては、リードスクリューの一端
部を回動レバーの一方の回動端部に弾接する手段として
粗動用モータ側に設けられた弾発手段の他に回動レバー
の一方の回動端を粗動用モータの方へ弾接付勢する引張
スプリング57を設けたが、この引張スプリング57は
省略しても構わない。更に、粗動用モータに設けられた
弾発手段は、ケーシング30に一体に設けられた弾発片
31に限られることはなく、ケーシング30とは別体に
設けたものであっても良い。
その他、上記実施例は、本発明ヘッド移動装置の具体的
適用例のほんの一例を示したものにすぎず、これによっ
て本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明ヘッド、移動装置を6fl気
デイスクドライバーにおけるヘッド移動装置に適用した
実施の一例を示すものであり、第1図は磁気ディスクド
ライバー全体の概略平面図、第2図はヘッド移動装置の
拡大水平断面図、第3図は第1図のIII −III線
に沿う断面図、第4図は第2図のrV−rV線に沿う切
断端面図、第5図はヘッド移動装置の拡大斜視図、第6
図はヘッド移動装置に組み込まれる前の状態における電
歪効果素子の拡大斜視図、第7図は従来のヘッド移動装
置の一例を示す概略平面図である。 符号の説明 9・・・シャーシ、 15・・・ヘッド移動装置、 29・・・粗動用モータ、 33・・・リードスクリュー、 33a・・・ (リードスクリューの)一端部、41・
・・回動レバー、 41a・・・ (回動レバーの)一方の回動端、41b
・・・ (回動レバーの)他方の回動端、58・・・電
歪効果素子、 66・・・ヘッドキャリッジ、 70.70’・・・記録再生用ヘッド 出 願 人 ソニー株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 記録再生用ヘッドを支持しかつ直線方向へ移動自在にシ
    ャーシに支持されたヘッドキャリッジと、 シャーシに固定された粗動用モータと、 粗動用モータと離間して配置されかつ支点部の両側がヘ
    ッドキャリッジの移動方向と略同じ方向へ変位するよう
    にシャーシに回動自在に設けられた回動レバーと、 一端部が回動レバーの一方の回動端側の位置に当接され
    かつ回動レバー側へ弾接付勢されると共にヘッドキャリ
    ッジの一部が係合され粗動用モータにより回転されるリ
    ードスクリューと、 一端部が回動レバーの他方の回動端部と連結され他端部
    がシャーシに連結された微動用電歪効果素子とを備え、 粗動用モータによりリードスクリューを回転することに
    よってヘッドキャリッジを粗動させると共に電歪効果素
    子に電圧を印加することにより該電歪効果素子の長さを
    変化させて回動レバーを回動してリードスクリューを軸
    方向へ変位させることによりヘッドキャリッジを微動さ
    せるようにした ことを特徴とするヘッド移動装置
JP12003188A 1988-05-17 1988-05-17 ヘッド移動装置 Pending JPH01290177A (ja)

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