JPH0128029Y2 - - Google Patents

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JPH0128029Y2
JPH0128029Y2 JP1984091890U JP9189084U JPH0128029Y2 JP H0128029 Y2 JPH0128029 Y2 JP H0128029Y2 JP 1984091890 U JP1984091890 U JP 1984091890U JP 9189084 U JP9189084 U JP 9189084U JP H0128029 Y2 JPH0128029 Y2 JP H0128029Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は粉末または粒状体の固形物、主に調味
料等の振出し容器における口栓の改良に関する。
(従来技術) 従来から飲食物に種々の味をつける嗜好品、香
辛料等の調味料の振出し容器として種々のものが
製造されている。
例えば上蓋を回転させて振出し口を露出させて
容器上面に開口した多数の孔から容器内の調味料
を振出させるもの、あるいは化学調味料やコシヨ
ウ容器に現在用いられているように、てこ式のヒ
ンジ部を有する上蓋を指で押し上げ、出口孔を露
出させ、容器を振ることにより調味料を食品に振
りかけるもの等がある。
また特開昭56−38397号公報によれば、小出し
用封止器具が開示されている。
この封止器具20は第10図に示すように容器
(図示略)にねじ込まれるスカート部21を有す
る本体部分22と、この本体部分に嵌合する柄状
の封止体23を備えている。
本体部分のスカート部21の上面には、中央開
口孔24を有する半球状部25と、半球状部の両
側に先端を小球26aとした支柱26を設けるた
めの周縁肩部27が形成されている。
柄状の封止体23は断面が弓形状で内側中央部
に上部孔24に嵌合する突起物28を備えるとと
もに本体部分22の一対の支柱26に嵌合し本体
部分22に対して封止体23が回転可能となる接
合部29を有している。
この接合部29の各々は、上下2つの球形部分
を有するひようたん形の開口30を備え、支柱の
小球26aが上側球形部分に嵌合する容器の封止
位置と、この位置から封止体23を引き上げ下側
球形部分に支柱の小球26aを嵌合させて封止体
の突起物28を孔24から脱出させることによ
り、封止体23を左右いずれかに旋回可能にする
位置とを選択できるようになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この器具の使用者は一方の手で
容器を押え、他方の手で封止体23を持つた後、
支柱の小球26aを接合部の下側球形部分に移動
するため接合部29を押し拡げて封止体23を上
方に引き上げる必要があつた。
しかも、これに要する力は接合部の内側片29
aが半球状部25と支柱26とに挟まれているの
で、外側片29bのみを外方へ広げなければなら
ず、度重なる開閉動作に耐えることができない
し、料理等の調味料容器では料理中に使用するこ
とから簡単に片手で操作できなければならないと
いう問題があつた。
また、これら容器は食卓に置かれたり、料理を
作る厨房で使用するものであるから使い勝手の良
いしかも食卓を楽しくするような新規でかつ優れ
たデザインを施す必要がある。
このような事情に鑑みて、本考案は従来容器に
比してその形状に斬新さを与えるとともに使い勝
手の良い片手操作によるワンタツチで上蓋の口栓
を開閉可能にした振出し容器用口栓を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述のような問題点を解決するために、その構
成は半球体の頂部に出口孔を有し、半球体の周側
部の対向する位置であつて、該出口孔を含む垂直
平面内に位置する凹部を設けた容器用上蓋と、該
上蓋の半球体外周面に沿つて回動可能とされた、
前記出口孔に嵌合する口栓突起と前記各凹部に係
合して支軸となる突部を有するアーチ状のアーム
とからなり、前記出口孔にはその開口面が拡径す
るように案内傾斜部を設けるとともに、前記各凹
部の底面に、突部の上下移動路であつて上下方向
に長く、かつ上方に行くに従つて深さが浅くなる
ような傾斜面を有しており、この傾斜面の上部に
前記突部が位置するとき、前記アームが、拡げら
れた両突部間の距離を元に復帰させるばね性を保
持することを特徴としている。
(作用) このような構成としたことにより、振出し容器
を持つた手の親指でアームを横方向から押すと、
凹部の下部に位置する突部はアームの回動による
反力で上方に移動し、アームが側方に倒れる。
一方、凹部は上方に向つて浅くなつた傾斜面を
有するため、突部の上方移動とともに、突部間の
距離が拡げられ、アームが外方に湾曲する。この
ためアームがばね性を保持することになる。
このばね性により、アームの突部は傾斜面を強
く押圧するので、アームが所定の位置に停止する
こととなり、出口孔から調味料等を振り出すこと
ができる。
しかし、一旦アームを指で上方に向けて押す
と、凹部の深さが下方に従つて大きくなつている
ので、アームの突部が傾斜面に沿つて容易に滑り
落ちる。この際、アームのばね性により、その戻
り方がより機敏に行なわれる。
したがつて、出口孔の回りに案内傾斜部を設け
たことと相伴つて、アームを単に指で元に戻す力
を与えるだけでアームの口栓突起が出口孔に納ま
り上蓋に口栓を施こすことができる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図において、振出し容器はガ
ラスないし合成樹脂製で作られた粉末又は粒状体
の調味料を収納する有低筒体の容器本体1(図示
を略す。)と、その容器本体1の上部開口に螺合
もしくは、はめ込み嵌合される口栓2とからなつ
ている。
本考案の口栓2は中空でほぼ半球の上蓋3と、
上蓋3の半球周面に当接して係合するアーチ状の
アーム4とで構成されている。これらの構成部品
は合成樹脂により成形されたものでデザインに合
わせた着色がなされている。
上蓋3は内部中程の半球周面から垂下した円筒
状の中蓋5と半球内周面に形成したねじ部6を有
し、外部は半球の頂部に複数個の出口孔7が一列
に並んで設けられ、その整列方向に沿つた半円周
面の両端部に夫々凹部8とアーム4の両端部を保
護し、側端部からの係脱を防ぐ突起9が設けられ
ている。中蓋5は、ねじ部6に容器本体1が螺合
したとき、ねじ部6に食込んで過度の締め付けが
生じないためのストツパとして中蓋5の底面が容
器本体1の開口面に当接するようになつている。
また二重蓋として内容物がこぼれないように保護
する本来の機能も果すものである。
出口孔7は第3図および第4図に示すように、
後述するアーチ状のアーム4に設けた口栓突起1
0が容易に離脱・係合できるための案内傾斜部1
1を備えており、出口孔7の開口面が拡径するよ
うになつている。
第5図および第6図に示す凹部8は上蓋3の半
球体の周側部の対向する位置に夫々設けられ、そ
の形状は上方下方に長く、所定の幅を有してお
り、上方へ行くに従つて深さが浅くなるような傾
斜面8aを持ち、その断面はくさび形となつてい
る。
アーム4は上蓋3の半球体外周面に沿つた半円
形内縁とコ字形外縁によつて囲まれたアーチ状で
あつて、肉厚部を取除いた形状となつており、ア
ーム4全体にばね性を有する、構造となつてい
る。
またアーム4は中央部内側に各出口孔7に嵌合
する口栓突起10が設けられ、両端部12,12
の相対向する位置に各凹部8の幅方向長さよりも
わずかに小さい径を有する円筒の突部13,13
を有している。口栓突起10は3個一列に並んで
おり、先端を丸めた円筒形状のものを両側に設
け、それらの中心に円錐形状で出口孔7の側壁だ
けでなく案内傾斜部11にも口栓突起10が当接
するようになされている。
突部13はアーム4の支軸として働くことによ
り、アーム4が半球周面に沿つて回動可能とさ
れ、アーム4の回動と共にその突部13は上蓋3
の凹部8に案内されて上下動することになる。
またアーム4が半球の頂部付近まで回動すると
口栓突起10が案内傾斜部11に導かれ、凹部7
の傾斜面8aを突部13がばねの力によつて、し
かも凹部8に規制されて下降するので、口栓突起
10は出口孔7に容易に嵌合する。
このように構成された本考案の実施例における
作用を説明する。容器本体1を持つた状態で親指
もしくは人差し指で、アーム4の角部14のどち
らか一方を横方向から押圧すると、アーム4は口
栓突起10と突部13とが夫々出口孔7と凹部8
によつて回動方向の動きを規制されているため、
アーム4は上方に押し上げられ凹部に係止した突
部13は傾斜面8aをせり上がる。これにより、
アーム4の両端部12,12間が外方へ拡げられ
て、アーム4のばねにより反力が生ずる。この状
態からアーム4の口栓突起10が上蓋3の出口孔
7から係脱すると、今度は指で押圧されたアーム
4が上蓋3の半球周面上に沿つて回動すると共
に、突部13も凹部8内で回動しながら傾斜面8
aを下降する。
このとき、アーム4の両端部12のヒンジによ
るバネ力が傾斜面7aに働くので、突部13は、
ばね力の作用のみで傾斜面8aをある勢いをもつ
てすべり落ちる。このばね力が横方向からの指の
押圧力とともに、アーム4の回転力となり、アー
ム4は迅速に回動する。
しかしながら、突部13はあくまで凹部8内を
摺動することになるので、下方に移動する突部1
3のばね力によつて、口栓突起10は所定位置で
上蓋3の半球周面を押しつける作用が働く、この
ため、凹部8に設けられた傾斜面8aの位置と傾
斜角度によつて、突部13に作用するばね力の大
きさにバランスして、アーム4は上蓋3を口栓突
起10と2つの突起13,13によつて挾持し、
ある所定位置で係止する。
本実施例では、アーム4の係止位置は口栓突起
10の離脱・係合を容易に操作できるように上蓋
3の頂上から左右夫々略45゜の開き角度で係止す
るようになつている。なおこの角度はある範囲で
任意に変更可能である。
逆に、アーム4をこの係止位置から上蓋3の頂
部へ移動させると、突部13は凹部8の周縁に沿
つて回動しながら上昇する。そして口栓突起10
が上蓋3の頂部付近に達すると、突部13が出口
孔7の案内傾斜部11に導かれて出口孔7内には
まり込んで容器を密閉する。このとき突部13は
凹部8の傾斜面8aに当接しており、更にアーム
4を下方に押し下げようとするので、上蓋3にア
ーム4がしつかりと嵌合する。
この実施例によれば、ばね性を有するアーム4
の突部13を凹部に設けた傾斜面8aに当接させ
て上下動することにより生ずるばね力を利用して
上蓋3が口栓突起10を横方向からの指の押圧力
だけで容器の口栓の開閉を操作可能とすることが
できる。
このため、この種の容器口栓において、第7図
および第8図に示すT字形凹部8′と小判形状の
突部13′を利用したアームの回動機構では、突
部が凹部上方へ移動してのち、アームが回動可能
となるようになされているため、二段階のステツ
プすなわち、上下移動と回転移動が別々に行なわ
れる操作となつている。このような操作の代わり
に本考案は、口栓ピンを上蓋から離脱させる上下
移動操作とともに、アームの回動ができるように
同一幅で傾斜面を有する縦長の凹部と、円筒状の
突部により、その凹部内で、突部が回転しながら
上下動するので、片手操作により口栓の開閉がで
きる。また本実施例では口栓を開放した時点でも
アームの突部にかかるばね力は凹部の傾斜面を押
えつけているので、容器内の調味料を食品に振り
かける場合に、口栓(アーム部分)が振動して上
蓋に衝突し音を立てることがない。
以上、実施例について説明したが、本考案はこ
れに限らず以下のものを含むものである。
すなわちアーム部分の外形をコ字形状とした
が、これに限らず動物を形どつたり、浮彫等を施
こしてもよい。またアーム角部の片側のみを大き
くし第9図に示すように指の腹が当る個所にくぼ
み15を設けてもよい。また出口孔は一列にそろ
えたものに限らず多数列又は許容できる範囲で任
意の位置の設けることが可能である。
(考案の効果) 本考案は上記構成からなるものであるから、凹
部に案内された突部が上下動するとともにアーム
が回動し、凹部の上部に突部が位置したとき、突
部に働くばね力でアームを所定位置に固定でき、
一方この位置からアームを元に戻す力を与えると
出口孔の案内傾斜部と協働して凹部の傾斜面と上
記アームのばね力により、容器を持つた手の指に
よるワンタツチ操作で容器の開閉ができる。
更に、アームは口栓突起とばね力の作用する突
部との3点支持によつて上蓋を挾持するので、容
器の内容物を振り出す時にアームがずれたり音を
立てることがない。しかも上蓋とアームのみの構
成要素で口栓ができるので安価かつ組立容易とな
り、実用性価値が高い。
またアームはその両端の突部に生じさせる効果
を働かせることができる形状であればよいのでそ
の形により容器のデザインに斬新さを与えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る振出し容器の要部断面
図、第2図は第1図に示した振出し容器の斜視
図、第3図は本考案に係る上蓋の平面図、第4図
は第3図のA−A線に沿つて見た拡大断面図、第
5図は本考案に係る凹部の正面図、第6図は第5
図のB−B線に沿つて見た断面図、第7図および
第8図は従来例の凹部を示す正面図と断面図、第
9図は本考案に係る他の実施例の口栓を取付けた
振出し容器の外形正面図、第10図は従来技術に
係わる小出し分配用容器に用いる封止器具の断面
図である。 1……容器本体、2……口栓、3……上蓋、7
……出口孔、8……凹部、8a……傾斜面、10
……口栓ピン、11……案内傾斜部、13……突
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 半球体の頂部に出口孔を有し、半球体の周側部
    の対向する位置であつて、該出口孔を含む垂直平
    面内に位置する凹部を設けた容器用上蓋と、 該上蓋の半球体外周面に沿つて回動可能とされ
    た、前記出口孔に嵌合する口栓突起と前記各凹部
    に係合して支軸となる突部を有するアーチ状のア
    ームとからなり、 前記出口孔にはその開口面が拡径するように案
    内傾斜部を設けるとともに、前記各凹部の底面
    に、突部の上下移動路であつて上下方向に長く、
    かつ上方に行くに従つて深さが浅くなるような傾
    斜面を設け、 この傾斜面の上部に前記突部が位置するとき、
    前記アームが、拡げられた両突部間の距離を元に
    復帰させるばね性を保持することを特徴とする振
    出し容器用口栓。
JP9189084U 1984-06-20 1984-06-20 振出し容器用口栓 Granted JPS618550U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9189084U JPS618550U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 振出し容器用口栓

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JP9189084U JPS618550U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 振出し容器用口栓

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Publication Number Publication Date
JPS618550U JPS618550U (ja) 1986-01-18
JPH0128029Y2 true JPH0128029Y2 (ja) 1989-08-25

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JP9189084U Granted JPS618550U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 振出し容器用口栓

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638397A (en) * 1979-06-29 1981-04-13 Procter & Gamble Polishing agent containing liquid detergent composition and nonnclogging container for dispensing small amount

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638397A (en) * 1979-06-29 1981-04-13 Procter & Gamble Polishing agent containing liquid detergent composition and nonnclogging container for dispensing small amount

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JPS618550U (ja) 1986-01-18

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