JPH01277137A - 二温度方式温水循環式暖房機における温度制御装置 - Google Patents

二温度方式温水循環式暖房機における温度制御装置

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JPH01277137A
JPH01277137A JP10706888A JP10706888A JPH01277137A JP H01277137 A JPH01277137 A JP H01277137A JP 10706888 A JP10706888 A JP 10706888A JP 10706888 A JP10706888 A JP 10706888A JP H01277137 A JPH01277137 A JP H01277137A
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和夫 青山
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潔 服部
Mitsunori Okagaki
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、比較的低温度の温水を循環させて暖房する
温水循環式暖房機に用いられ、循環水の温度を制御する
ことにより、すばやく暖房できる温水循環式暖房機にお
ける温度制御装置に関する。
〈従来の技術と発明が解決しようとする課題〉床下に温
水を循環させて床を暖める床暖房や、部屋内に設置した
放熱用フィンに温水を流して部屋を緩やかに暖める微温
風放熱暖房においては、循環させる温水の温度としてあ
まり高い温度が要求されることはなく、通常60℃位の
比較的低温度の温水が用いられる。
しかし、暖房を開始する時に、温水の流れる循環通路(
以下暖房の目的物である床や放熱用フィンを含めて「負
荷」という)が冷えていると、低温度の温水を循環させ
たのでは負荷が暖まるまでに相当の時間がかかることが
ある。
これは、循環水の温度が低く、負荷との温度差が小さい
ので、温水から負荷へ熱交換がなされる際に、熱の流れ
が遅いことによるものである。
そこで、負荷との温度差を大きくとるために、循環水の
温度を高くすることも考えられるが、負荷が十分暖まっ
た後は負荷の温度が高くなり過ぎるという問題がある。
この発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、暖
房負荷をいち早く暖め、暖めた後は負荷を適温に保つこ
とのできる温度制御装置を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するためのこの発明の、温水循環式暖
房機における温度制御装置は、暖房開始直後、設定温度
よりも高い温度の温水(以下「高温水」という)を循環
させる高温水循環手段と、高温水循環手段により高温水
を循環させた後に、設定温度の温水(以下「低温水」と
いう)を循環させる低温水循環手段とを有するものであ
る。
く作用〉 上記構成の温度制御装置によれば、暖房開始後、高温水
を循環させるので、負荷をすばやく暖めることができる
とともに、負荷が暖まった後には、低温水を循環させ、
負荷を所望の温度に保つことができる。
〈実施例〉 次いで、実施例について図を参照しながら以下に詳細に
説明する。
第1図は、温水循環ガス瞬間式暖房機の概要を示す図で
ある。温水循環ガス瞬間式暖房機の本体(1)には、床
暖房等の負荷を循環してきた水を再加熱するための内機
環水路(2)が設けられており、内機環水路(2)には
、循環水から発生する気泡を取り除き内循環水路0内の
循環水の膨張収縮を吸収するための膨脹タンク(3)、
循環水を循環させる循環ポンプ(4)、および循環水に
熱を与える熱交換器(5)が介在しているとともに、内
機環水路■の出口(加熱された温水が本体(1)から出
ていく所)と内機環水路(2の入口(負荷を通ってきた
温水が本体(1)に入る所)とを短絡するバイパス管(
6)、膨脹タンク(3)内の水量が一定以上になること
を防止するオーバーフロー管(20)等が設けられてい
る。
一方、ガス加熱系として、外部からの燃焼ガスを導くガ
ス管(7)を設け、このガス管(7)の途中にガス流量
を開閉する電磁弁(8)、ガス流量を調整する比例弁(
10)を介在させているとともにガス管(7)の終端部
にガスバーナ(11)を取り付けている。(12)は点
火プラグである。また、ガスバーナ(11)の炎口の上
部に吸気口を有する排気筒(13)が設けられており、
吸気口の奥に熱交換器(5)が設置されている。排気筒
(13)の外側所定位置には、排気筒(13)から漏出
する炎による温度上昇を検知する温度センサ(例えばサ
ーミスタ) (21)が取り付けられており、温度セン
サ(21)は温度上昇を検知すると、制御部(図示せず
)を動作させて電磁弁8)を閉成させる。また、排気筒
(13)の途中部には強制排気ファン(IB)が設けら
れ、排気筒(13)の出口は、排気口(18)となって
いる。なお、(17)は強制排気ファン(16)を回転
駆動するモータ、(19)は本体(1)の表面部に設け
られた空気取入れ孔である。
上記内機環水路(2)のうち、熱交換器(5)の出口に
あたる部分には、2つの温度センサ(22) (23)
が設けられている。温度センサ(22)は100℃以上
の高温で動作するものであって、例えば循環水量が異常
に少なくなって内機環水路■が異常昇温したときに動作
するものであり、温度センサ(22)が温度上昇を検知
した時は、制御部(図示せず)が動作して電磁弁[F]
)を閉成させる。温度センサ(23)は熱交換器(5)
を通過した循環水の温度を検知し、温度制御の用に供す
るものである。
第2図は上記温水循環ガス瞬間式暖房機における温度制
御装置の電気的構成を示すブロック図である。温度制御
装置はマイクロコンピュータ(24)、コントローラ(
25)、温度センサ(23)、比例弁(10)、電磁弁
[F])および循環ポンプ(4)から構成されている。
コントローラ(25)は建物内の負荷の設置場所(例え
ば暖房床が応接室に配置されているときには、応接室)
に配置されており、暖房を開始する暖房スイッチ、パイ
ロットランプ等から構成されている。
マイクロコンピュータ(24)はコントローラ(25)
からの運転開始信号、温度センサ(23)からの温度検
出信号に基づいて所定の判断を行い、必要に応じて、循
環ポンプ(4)に駆動信号を送るとともに、比例弁(1
0)に対してガス量調節信号を送ったり、電磁弁(f3
)に対してガス開閉信号を送ったりすることにより、循
環水を設定温度に保つよう制御することができる。この
場合において、マイクロコンピュータ(24)は、暖房
スイッチの投入後、ただちに60℃程度の温度に基づい
て温度制御を開始するのではなく、暖房スイッチの投入
後から一定時間にわたって、80℃位の高温水を循環さ
せる高温制御を行う。以下、これらの温度制御手順につ
いて説明する。
高温制御は、暖房運転開始時に負荷を早く暖めるために
行われる制御である。第3図は高温制御手順等を示すフ
ローチャートであり、ステップS1において暖房スイッ
チがONされたことを確認すると、ステップS2におい
てタイマをスタートさせ、ステップS3で80℃での高
温制御を開始する。
高温制御の具体的内容を第4図を用いて説明する。第4
図は、縦軸に燃焼量、横軸に温度センサ(23)による
検出温度をとったグラフであり、制御開始時は比例弁(
10)および電磁弁(8)を全開して加熱する。すると
、温度は図のスタート位置ST点から上昇して、高温制
御の基準温度(80℃)に達する(a点)。この後、温
度が上昇すると比例弁(10)を閉じる方向に動作させ
る。その結果温度が下降してくると再び比例弁(10)
を開く方向に動作させ、これにより、循環水の温度は基
準温度よりも若干高い温度領域で上下する。この状態は
グラフ上のb領域で示される。なお、以上のように電磁
弁(8)を全開し、比例弁(10)でガス量を調節する
燃焼ループを強撚焼ループという。
もし、水量が少ない等の理由で比例弁(10)を絞って
行っても温度上昇が続き、沸騰防止温度(88℃)に達
するならば(0点)、比例弁(10)を閉じるとともに
電磁弁(8)も閉じる。(d点)。すると、温度は下が
り始める。温度が燃焼再開温度(70℃)まで下がると
(e点)、電磁弁(8)を開きガスに点火する(f点)
。このように、比例弁(10)を閉じ、電磁弁(8)の
開閉のみでガス量を調節する燃焼ループを弱燃焼ループ
という。この後温度が上昇するか下降するかを判定し、
温度が下降するようであれば(g点)、比例弁(10)
を全開して加熱しくh点)、強撚焼ループに移る。f点
から温度が上がっていくならば弱燃焼ループによる制御
を続行する。
以上のような高温制御を実行した後、第3図のステップ
S4においてタイマが所定の時間(例えば30分)の経
過をカウントすると、ステップS5に移りマイクロコン
ピュータ(24)は低温制御手順に入る。そして、ステ
ップS6で暖房スイッチがOFFされるまで低温制御を
続ける。低温制御手順については、第5図に示すように
温度が相対的に低くなっている点を除けば上記高温制御
手順と全く同様に行われるので説明は省略する。
第6図は、低温制御を行う前に高温制御を行った場合と
、行わなかった場合との、負荷の温度推移を比較するグ
ラフである。グラフ中、曲線11■は温度センサ(23
)により検出された循環水の温度を表し、曲線iSiは
負荷の温度を表す。そして、曲線IS iは、低温制御
を行う前に高温制御を行う制御を行った場合の温度推移
、曲線■、iは始めから低温制御のみを行った場合の温
度推移を表している。暖房開始後、高温制御を行うと、
循環水は曲線Iのとおり高温(80℃)まで急速に昇温
し、それとともに負荷の温度も曲線iのとおり比較的速
く所望の温度(60℃)に達する。
高温制御を行わなかった場合には、循環水は曲線■のと
おり60℃まで昇温するのみであり、負荷の温度が60
℃に達するのには時間がかかる(曲線i)。このように
、暖房スイッチ投入後、低温制御を行う前に高温制御を
行うことにより、速やかに負荷を暖めることができる。
なお、上記手順では、暖房スイッチを投入して高温制御
を実行してから一定時間後に低温制御に切り替えていた
が、高温制御から低温制御に切り替える際に、循環水の
温度が設定温度よりも高い温度(例えば80℃)に達し
たことを条件として低温制御に切り替えるようにしても
よい。
第7図は、このような制御手順を好適に適用できる温水
循環式暖房機の内部構造図を示したものである。゛水温
水循環式暖房機は、熱交換器により高温水を加熱生成し
、この高温水を温風放熱器、バスヒータ、浴室換気乾燥
器等の高温負荷に循環させて高温暖房を行うとともに、
戻り湯の一部を分岐して、ソフト床暖房パネル、微温風
放熱器等の低温負荷に循環させて低温度の暖房を行うこ
とができる二温度方式温水循環式暖房機であり、熱交換
器により加熱生成された温水の温度を測定する第1温度
センサに加えて、戻り湯の温度を測定する第2温度セン
サを備えているものである。
その概略構造を説明すると、二温度方式温水循環式暖房
機本体(31)には、高温水供給用ヘッダ(55)、低
温水供給用ヘッダ(56)、および高温水低温水共通の
温水回収用ヘッダ(57)が設けられている。低温水供
給用ヘッダ(56)を通る循環水の調節は熱動弁(58
a)〜(56c)によって行われ、熱動弁(56a)〜
(58c)の駆動は、後述のマイクロコンピュータ(6
3)により制御可能となっている。
高温水供給用ヘッダ(55)には、高温負荷としてのバ
スヒータ(71)、浴室換気乾燥器(72)等が弁(5
5a)を介して接続されており、低温水供給用ヘッダ(
56)には、低温負荷としてのソフト床暖房パネル(7
3)、微温風放熱器(74)等が各熱動弁(58a)〜
(56c)を介して接続されている。各負荷からの回収
水は温水回収用ヘッダ(57)を通して回収されるよう
になっている。
暖房機本体(31)の内部には、温水回収用ヘッダ(5
7)から回収した温水を加熱するための内循環水路(3
2)が設けられており、内循環水路(32)は、循環水
の膨脂収縮を吸収するための膨張タンク(33)、循環
ポンプ(34)、および熱交換器(35)を介して高温
水供給用ヘッダ(55)に接続されているとともに、循
環ポンプ(34)の位置している部分の直ぐ下流には、
一部の循環水を、熱交換器(35)を通さずに低温水供
給用ヘッダ(56)に直接供給するための分岐部(58
)が設けられ、一部の循環水が分岐部(58)から別れ
て低温水供給用ヘッダ(56)から供給されるようにな
っている。(59)は分岐部(58)の入口に設けられ
た温度センサ(第2温度センサという)である。また、
高温水供給用ヘッダ(55)と温水回収用ヘッダ(57
)とを短絡する所定内径のバイパス管(36)が設けら
れている。バイパス管(3B)の内径は、低温暖房時に
高温水を所定量バイパスさせて低温水供給用ヘッダ(5
B)から供給される温水の温度を十分に高めることがで
きるだけの太さに設定されている。(50)はオーバー
フロー管である。
一方、外部からの燃焼ガスを導(ガス管(37)を設け
、このガス管(37)の途中に電磁弁(38)、比例弁
(40)を介在させているとともに、ガス管(87)の
終端部にガスバーナ(41)を取り付けている。(42
)は点火プラグである。ガスバーナ(41)の炎口には
排気筒(43)の吸気口が対向している。熱交換器(3
5)は吸気口の奥部に設けられ、上記排気筒(43)の
外側所定位置には、排気筒(43)から漏出する炎によ
る温度上昇を検知する温度センサ(51)が取り付けら
れており、温度センサ(51)は温度上昇を検知すると
、制御部(図示せず)を動作させて電磁弁(38)を閉
成させる。また、排気筒(43)の途中部には強制排気
ファン(4B)が設けられ、排気筒(43)の出口は排
気口(48)となっている。なお、(47)は強制排気
ファン(46)を回転駆動するモータ、(49)は本体
(31)の表面部に設けられた空気取入れ孔であ゛る。
上記内循環水路(32)のうち、熱交換器(35)の出
口にあたる部分には、2つの温度センサ(52) (5
3)が設けられている。温度センサ(52)は100 
’C以上の高温で動作するものであって、例えば循環水
量が異常に少なくなって内循環水路(32)が異常昇温
したときに動作するものである。一方、温度センサ(5
3) (第1温度センサという)は熱交換器(35)を
通過した循環水の温度を検知し、温度制御の用に供する
ものである。
第8図は上記二温度方式温水循環式暖房機に適用される
温度制御装置の電気的構成を示すブロック図である。温
度制御装置はマイクロコンピュータ(63)、高温コン
トローラ(61)、低温コントローラ(a2a) (8
2b)−1第1温度センサ(53)、第2温度センサ(
59)、比例弁(4o)、電磁弁(38)および循環ポ
ンプ(34)等から構成されている。高温コントローラ
(61)はバスヒータ(71)、浴室換気乾燥器(72
)等の高温負荷を制御するためのもので、建物内のいず
れかの場所に配置されており、暖房を開始する暖房スイ
ッチ、パイロットランプ等を備えている。低温コントロ
ーラ(82a) (82b)・・・はソフト床暖房パネ
ル(73)、微温風放熱器(74)といった低温負荷を
制御するためのもので、各低温負荷の設置場所ごとに設
置されている。例えば部屋数が5つあり、各部屋に床暖
房が施してあれば、低温コントローラも5つあり各部屋
ごとに設置されていることになる。マイクロコンピュー
タ(63)は、高温コントローラ(61)からの運転開
始信号、または低温コントローラ(82a) (82b
)・・・からの運転開始信号、温度センサ(53) (
59)のいずれか一方からの温度検出信号に基づいて所
定の判断を行い、循環ポンプ(34)に駆動信号を送る
とともに、必要に応じて、比例弁(40)に対してガス
量調節信号を送ったり、電磁弁(38)に対してガス開
閉信号を送ったりすることにより、循環水を所定の設定
温度に保つよう制御するものである。
すなわち、バスヒータ(71)、浴室換気乾燥器(52
)等の高温負荷に温水を供給するときは、マイクロコン
ピュータ(63)は、高温コントローラ(61)からの
運転開始信号を受けて低温水供給用ヘッダ(56)の熱
動弁(58a)〜(56e)を閉じ、高温水供給用ヘッ
ダ(55)の弁(55a)を開いた状態で循環ポンプ(
34)を作動させて水を循環させるとともに、第1温度
センサ(53)の検知出力に基づいて、80℃を基準に
して、必要に応じて、比例弁(40)に対してガス量調
節信号を送ったり、電磁弁(38)に対してガス開閉信
号を送ったりすることにより、循環水を加熱制御するこ
とができる。このように、上記の二温度方式温水循環式
暖房機における高温負荷の暖房は、高温水供給用ヘッダ
(55)に供給する湯温を一定に保つことにより行われ
る。
高温制御の具体的内容については既に第4図を用いて説
明したのと同様であるから説明を省略する。
なお、高温コントローラ(B1)からの運転開始信号と
低温コントローラ(82a) (82b)・・・からの
運転開始信号とが競合したときには、高温コントローラ
(61)を優先し、第2温度センサ(59)の検出温度
に関係なく第1温度センサ(53)の検出温度に基づき
制御を行っている。この場合、低温水供給用ヘッダ(5
6)の熱動弁(56a)〜(58e) 、高温水供給用
ヘッダ(55)の弁(55a)を両方間いた状態で第1
温度センサ(53)の検知出力に基づいて熱交換器(3
5)を駆動制御して、温水を循環させる。すると、高温
負荷に高温水が供給されるとともに、高温負荷から回収
された温水は分岐部(58)を介して一部は熱交換器(
35)に戻り、他部は低温水供給用ヘッダ(56)を通
して低温負荷の方に流れていく。この場合、第2温度セ
ンサ(59)の検知出力に基づく制御は行わないが、高
温負荷から回収された温水の温度が負荷に熱を取られて
若干低下するので、低温負荷にほぼ適正な温度の湯を供
給することができる。
次に、ソフト床暖房パネル(73)、微温風放熱器(7
4)等の低温負荷のみに温水を供給する場合について説
明する。低温コントローラ(82a) (62b)・・
・を操作すると、低温コントローラ(82a) (62
b)・・・からの低温運転開始信号がマイクロコンピュ
ータ(63)に入力される。すると、マイクロコンピュ
ータ(63)は、高温水供給用ヘッダ(55)の弁(5
5a)を閉じ、低温水供給用ヘッダ(56)の熱動弁(
58a)〜(56c)を開いた状態で循環ポンプ(34
)を作動させて温水を循環させる。すると、循環ポンプ
(34)から吐き出された循環水の一部は、分岐部(5
8)から直接低温水供給用ヘッダ(56)を通して負荷
の方に流れていく。また、循環ポンプ(34)から吐き
出された循環水の残部は熱交換器(35)に入り、ここ
で加熱されてバイパス管(36)を通して再び循環ポン
プ(34)に戻ってくる。
上記低温制御は、低温水供給用ヘッダ(56)から遠い
位置にある第1温度センサ(53)ではなく、低温水供
給用ヘッダ(5B)に近い分岐部(58)に設けられた
第2温度センサ(59)の検出信号に基づき行うことが
、低温水供給用ヘッダ(56)から出る循環水の温度を
正確に60℃程度の低温設定温度に保つためには好まし
い。
しかし、暖房を開始する時に負荷が冷えていると低温度
の温水を循環させたのでは、負荷が暖まるまでに相当の
時間がかかることがある。これは、第2温度センサ(5
9)により低温水供給用ヘッダ(56)に供給される湯
の温度が比較的低く(60℃)、負荷の温度(室温)と
の温度差が小さいので、温水から負荷へ熱交換がなされ
る際に、熱の伝達量が少ないことによるものである。
そこで、マイクロコンピュータ(63)は、暖房スイッ
チの投入後、直ちに低温制御を°開始するのではなく、
暖房スイッチの投入後戻り湯温の温度が60℃に達した
ことを第2温度センサ(59)が検知するまで、第1温
度センサ(53)の検出温度に基づいて、80℃位の高
温の湯を循環させる温度制御を行う。以下、この温度制
御手順について説明する。
第9図は、温度制御手順等を示すフローチャートであり
、ステップSllにおいて暖房スイッチが投入されたこ
とを確認すると、ステップSL2において80℃での高
温制御を開始する。熱交換器(35)から出た循環水は
、バイパス管(36)を通って分岐部(58)に達し、
低温水供給用ヘッダ(56)を通して負荷に供給される
。低温水供給用ヘッダ(5B)から供給される湯の温度
は、バイパス管(36)の内径を所定太さに設定して、
熱交換器(35)により熱せられた高温水が多量にバイ
パスできるようにしているので、低温負荷暖房時に低温
水供給用ヘッダ(56)から供給される湯温(60℃)
と比較すると高くなっている。ステップ313で低温水
供給用ヘッダ(56)から負荷に供給された戻り湯の温
度(第2温度センサ(59)により検出される温度)が
低温設定温度(60℃)に達するまで待ち、この温度に
達すると、ステップSL4において、第2温度センサ(
59)に基づいた温度制御手順に入る。そして、ステッ
プS15で暖房スイッチがOFFされるまでこの制御を
続ける。
以上のようにして、暖房スイッチ投入後第2温度センサ
(59)に基づいた温度制御を行う前に第1温度センサ
(53)に基づいた温度制御を行うことにより、速やか
に負荷を暖めることができる。そして、第2温度センサ
(59)の検出温度が低温設定温度に達したことをもっ
て第2温度センサ(59)に基づいた制御に移り、その
後は、低温負荷を循環する温水の温度を正確に低温設定
温度に保持することができる。
なお、この二温度方式温水循環式暖房機の実施例では、
第2温度センサ(59)の検出温度が低温設定温度に達
したことをもって第2温度センサ(59)に基づいた制
御に移ることとしているが、第2温度センサ(59)の
検出温度の監視を行わず、第1図〜第3図の実施例と同
じく、暖房スイッチ投入後、所定時間の経過を待って第
2温度センサ(59)に基づいた制御に移る実施を行っ
てもよい。これによれば、戻り湯の温度が低温設定温度
に達しても、所定時間の経過中は第1温度センサ(53
)に基づいた温度制御が続けられるので、低温負荷を充
分に暖めることができ、特に、部屋が冷えていて体感温
度が低いときには、十分な暖房効果を得ることができる
次に、上記第2温度センサ(59)に基づいた制御に移
行した後の温度制御手順について詳説する。
低温負荷の暖房時においては、低温水供給用ヘッダ(5
B)に多数の低温負荷を接続すると、上記温水回収用ヘ
ッダ(57)から回収された温水のうち熱交換器(5)
に入る循環水の量が減少するため、熱交換器(5)を流
れる湯の量は少なくなり、熱交換器(5)等が過熱気味
となる。しかし、第2温度センサ(59)に基づいた制
御を行っているので、熱交換器(5)を流れる湯の温度
が上昇しても戻り湯の温度による制御ゆえ応答が遅く、
これを検知するのが遅れ、ガス燃焼による加熱を続ける
事態がよく発生する。このとき、熱交換器(5)を流れ
る湯が沸騰直前にまで加熱され危険な状態となる。
そこで、第2温度センサ(59)に基づいた制御に移行
した後、以下の温度制御手順を実行することにより、暖
房機の安全性を高めている。
すなわち、マイクロコンピュータ(63)・は、第2温
度センサ(59)に基づいた制御に移行した後も第1温
度センサ(53)の検出温度を監視し続け、第1温度セ
ンサ(53)の検出温度が沸騰防止温度を超えた場合に
、第2温度センサ(59)に基づいた制御を中止し、第
1温度センサ(53)に基づいた制御に移行するのであ
る。
第10図は上記制御手順を示すフローチャートであり、
ステップS21で第2温度センサ(59)による制御(
制御温度60℃)を行っているときに、他の低温コント
ローラ(62a) (82b)・・・からの低温運転開
始信号が入力されると、その入力されたコントローラに
(82a) (62b)・・・に対応する循環水通路の
冷たい温度の水が膨脹タンク(33)に流れ込むため、
第2温度センサ(59)の検出温度は下がり始める。
一方、低温負荷に流れる温水の量が増えるため、熱交換
器(35)を流れる湯の量がさらに減少する。
したがって、熱交換器(35)および熱交換器(35)
付近の水路の温度が沸騰直前の温度まで上昇し危険な状
態となることがある。このような場合、第1温度センサ
(53)の検出温度が沸騰防止温度(88℃)に達すれ
ば(ステップ522)、第1温度センサ(53)による
制御(制御温度80℃)に切り替える(ステップ523
)。これにより燃焼量を低下させ、または燃焼を0FF
L、以後、弱燃焼ループに切り替えることになる。この
結果、−時的に膨脹タンク(33)に流れ込む温水温度
が低下し、第2温度センサ(59)の検出温度は下降す
る。しかし、第1温度センサ(53)の検出温度が例え
ば66℃以下になると強燃焼ループに移行させる温度制
御を実行することにより、負荷に供給される温水の温度
は、低温設定温度(60℃)まで徐々に上昇する。ステ
ップS24において第2温度センサ(59)の検出温度
が低温設定温度(60℃)に達すると、以後第2温度セ
ンサ(59)による制御に復帰する。
このようにして、両方の温度センサ(53) (59)
の両方を常時監視し、温水の循環量の変動による熱交換
器(5)側の沸騰を防止することができるとともに、第
2温度センサ(59)の検出温度が低温設定温度(60
℃)に達した時は、再び第2温度センサ(59)による
制御に戻り、低温負荷を循環する温水の温度を正確に保
持することができる。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明の温水循環式暖房機における温
度制御装置によれば、暖房開始後、高温水循環手段によ
り高温水を循環させ、高温水を循環させた後に、低温水
循環手段により低温水を循環させることとしたので、暖
房開始後、負荷をすばやく暖めることができるとともに
、負荷が暖まった後には、低温水を循環させ、負荷を所
望の温度に保つことができる。したがって、暖房を開始
してから負荷がなかなか暖まらなかったという従来の不
都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は温水循環式暖房機における温度制御装置の一実
施例を示す概略内部構造図、 第2図は上記温水循環式暖房機における温度制御装置の
電気的構成を示すブロック図、第3図は温度制御手順を
示すフローチャート、第4図は高温制御温度制御サイク
ルを示すグラフ、 第5図は低温制御温度制御サイクルを示すグラフ、 第6図は低温制御を行う前に高温制御を行った場合と行
わなかった場合との、負荷の温度の推移を比較するグラ
フ、 第7図は二温度方式温水循環式暖房機の内部構造を示す
概略図、 第8図は上記二温度方式温水循環式暖房機における温度
制御装置の電気的構成を示したブロック図、 第9図、第10図は上記温度制御装置の温度制御手順を
示すフローチャートである。 (24) (83)・・・高温水循環手段、低温水循環
手段を構成するマイクロコンピュータ 特許出願人  東京瓦斯株式会社 〃    三洋電機株式会社 〃    鳥取三洋電機株式会社 第1図 τ′1゛ き 〒 第2図 第3図 時間(分) 第7図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、設定温度の温水を循環させて暖房する温水循環式暖
    房機において、 暖房開始直後に上記設定温度よりも高い温度の温水を循
    環させる高温水循環手段と、高温水循環手段により上記
    設定温度よりも高い温度の温水を循環させた後に、上記
    設定温度の温水を循環させる低温水循環手段とを有する
    ことを特徴とする温水循環式暖房機における温度制御装
    置。
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