JPH11166765A - 風呂給湯装置 - Google Patents

風呂給湯装置

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JPH11166765A
JPH11166765A JP9333997A JP33399797A JPH11166765A JP H11166765 A JPH11166765 A JP H11166765A JP 9333997 A JP9333997 A JP 9333997A JP 33399797 A JP33399797 A JP 33399797A JP H11166765 A JPH11166765 A JP H11166765A
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JP
Japan
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hot water
water
water level
hot
water supply
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Application number
JP9333997A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Enomoto
有 榎本
Naoki Tanaka
直己 田中
Daisuke Konishi
大輔 小西
Masayoshi Yasukawa
雅由 保川
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Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風呂給湯装置の備えている構成を有効に利用
し、湯張りに要する時間を極力短縮することのできる風
呂給湯装置を提供。 【解決手段】 給湯路3に給湯する給湯用熱交換器4
と、追焚用の循環路25,26にて浴槽5と接続された
追焚用熱交換器6と、湯水を循環させる循環ポンプ28
と、循環路25,26を開閉する開閉手段31と、開閉
手段31の閉じ状態で浴槽内水位を検出する圧力検知式
の水位センサ29とを備え、湯張り制御手段Hは、開閉
手段31を開操作して湯水を循環路25,26の両側に
供給する両側給湯状態と、開閉手段31を閉操作して循
環路25,26の片側に供給する片側給湯状態とに切替
え可能に構成され、湯張り開始指令に伴って、開閉手段
31を閉操作して初期水位を検出して設定水位に達して
いないと、両側給湯状態で給湯し、水位検出タイミング
において片側給湯状態で水位を検出しながら湯張りをす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入水路からの水を
加熱して給湯路に給湯する給湯用熱交換器と、前記給湯
路に接続された追焚用の循環路と、その循環路にて浴槽
と接続された追焚用熱交換器と、前記循環路を通して湯
水を循環させる循環ポンプと、前記循環路を開閉する開
閉手段と、その開閉手段が閉じた状態において浴槽内の
湯水の水位を検出するために前記循環路に設けられた圧
力検知式の水位センサと、熱交換器加熱用のバーナの作
動および前記開閉手段を制御する湯張り制御手段とを備
えた風呂給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような構成の風呂給湯装置では、循
環路に設けた圧力検知式の水位センサで浴槽内の水位を
検出するため、循環路に設けた開閉手段を閉じた状態で
水位検出を行う必要があり、そのため、従来において
は、前記開閉手段を閉操作し、水位センサにより浴槽内
の水位を検出しながら、給湯用熱交換器からの湯水を前
記給湯路の接続箇所から前記循環路の片側に供給して、
目標となる設定水位が検出されるまで湯張りを実行して
いた(例えば、特開平2−115657号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の風
呂給湯装置では、浴槽内に設定水位の湯水を供給して湯
張りを行う際、給湯路に接続された循環路の片側から湯
水を供給していたので、浴槽内に供給する湯水の単位時
間当たりの量が少なく、設定水位にまで湯張りを行うの
に時間がかかるという欠点があった。
【0004】本発明は、かかる点に従来欠点に着目して
なされたもので、その目的は、風呂給湯装置の備えてい
る構成を有効に利用し、湯張りに要する時間を極力短縮
することのできる風呂給湯装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、湯張り制御手段
が、循環路の開閉手段を開操作して給湯用熱交換器から
の湯水を給湯路の接続箇所から前記循環路の両側に供給
する両側給湯状態と、前記開閉手段を閉操作して前記給
湯路の接続箇所から前記循環路の片側に供給する片側給
湯状態とに切替え可能に構成され、湯張り開始が指令さ
れるに伴って、前記開閉手段を閉操作して前記水位セン
サによって初期水位を検出し、その検出した初期水位が
設定水位に達していないと、前記両側給湯状態で給湯
し、かつ、水位検出タイミングにおいて前記片側給湯状
態で前記水位センサにより水位を検出しながら、前記設
定水位に達するまで浴槽への湯張りを実行するように構
成されている。つまり、初期水位を検出した結果、浴槽
内の湯水が設定水位に達していないと、追焚用の循環路
を有効に利用して、給湯路からの湯水を循環路の両側に
供給して湯張りを行うので、従来の片側給湯による湯張
りに較べて、浴槽へ供給する単位時間当たりの湯水の量
が多くなり、それだけ湯張りに要する時間を短縮するこ
とができるとともに、水位検出タイミングに至ると、片
側給湯状態に切替えて水位を検出しながら湯張りを行う
ので、浴槽内の水位をほぼ設定水位に保持することがで
きる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、前記湯張
り制御手段が、湯張り開始が指令されると、風呂給湯装
置の器内における循環路の保有水量と、器外における最
長の循環路の保有水量との和の量の湯水を前記両側給湯
状態で供給し、その後に浴槽の初期水位を検出するもの
であるから、湯張り指令の直後に浴槽内へ給湯され、そ
れによって湯張りの開始を確認できるとともに、たとえ
循環路内に空気が入り込んでいたとしても、前記両側給
湯によって循環路内の空気を追い出して初期水位を検出
することになるため、初期水位の検出を確実に行うこと
ができ、また、初期水位が設定水位に達していたとして
も、両側給湯による供給湯水は、循環路内の空気を追い
出すに必要な最少量であるため、浴槽内水位の上昇を最
少に抑えることができる。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、前記湯張
り制御手段が、水位センサによって初期水位を検出する
際に湯張りの実行を停止するものであるから、初期水位
が設定水位に達していた場合、浴槽内水位の上昇を更に
抑制して、より一層設定水位に近づけることができる。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、前記湯張
り制御手段が、浴槽内の水位が設定水位よりも所定水位
低い水位に達すると、前記片側給湯状態で水位センサに
より水位を検出しながら湯張りを実行するので、設定水
位よりも所定水位低い水位に至るまでは、上述した両側
給湯状態で効率の良い湯張りを行うことができ、したが
って、各浴槽の条件などに応じて前記所定水位を適宜選
択することにより、浴槽への湯張りを極力効率良く行い
ながら、しかも、浴槽内の水位をほぼ設定水位の保持す
ることが可能となる。
【0009】請求項5に記載の発明によれば、前記湯張
り制御手段が、浴槽内の水位が設定水位に達する前の両
側給湯状態において、湯張りの湯水の温度を所定温度変
化させて所定量の給湯を実行し、湯張り停止後に循環ポ
ンプにより湯水を循環させて、前記開閉手段よりも循環
方向の上手側に設けた湯温検出手段により循環湯水の温
度を検出し、その検出湯温が前記変化させた所定温度か
ら変化前の湯温側に変化した時点で、そのときの検出温
度を浴槽の湯温であると判別するので、例えば、浴槽内
の湯水が湯温検出手段の設置箇所に至るに十分な時間、
循環ポンプにより湯水を循環させ、その後に湯水の温度
を検出するのに比較して、短時間のうちに確実に浴槽内
の湯水の温度を検出することができ、そして、浴槽の湯
温が設定温度に満たないと、前記循環ポンプにより湯水
を循環させて追焚用熱交換器により浴槽内の湯水を追焚
きするので、設定温度までの追焚きも短時間で行うこと
ができる。
【0010】請求項6に記載の発明によれば、浴槽の湯
温が、設定温度よりも所定の温度だけ低い温度に達する
と、前記湯張り制御手段が、報知手段を作動させるもの
であるから、例えば、設定温度よりも1〜2°C程度低
い時点で報知することにより、実際の入浴時に丁度設定
温度になるように設定することも可能で、入浴者に対し
て極力速く入浴可能な状態を報知することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による風呂給湯装置を図面
に基づいて説明する。給湯器本体Aは、図1に示すよう
に、一般家庭用の水道管に接続された入水路としての給
水路1からの水を加熱し、加熱後の湯水を先端に給湯栓
2を備えた給湯路3に供給するフィンチューブ型の給湯
用熱交換器4と、浴槽5内の湯水を加熱して追焚きする
フィンチューブ型の追焚用熱交換器6とをケーシングの
内側に設けた燃焼室内に備え、これら給湯用熱交換器4
と追焚用熱交換器6は単一の給湯用ガスバーナ7で加熱
するように構成されている。
【0012】給湯用熱交換器4と追焚用熱交換器6を加
熱する給湯用ガスバーナ7には、一般家庭用の燃料ガス
を供給するガス供給路8が接続されている。そして、こ
のガス供給路8には、元ガス電磁弁9、給湯用ガスバー
ナ7に対する燃料ガス供給状態を切換えるメインガス弁
10、燃料ガス供給量を変更調整するガス比例弁11が
それぞれ設けられている。また、給湯用ガスバーナ7へ
の燃焼用空気の供給量が調整可能なファン12が設けら
れ、給湯用ガスバーナ7の近くには、給湯用ガスバーナ
7に対する点火動作を実行する点火用のイグナイタ1
3、給湯用ガスバーナ7に着火されたか否かを検出する
フレームロッド14などが設けられている。
【0013】前記給水路1には、給水温度を検出する給
水サーミスタ15と給水量を検出する水量センサ16と
が設けられている。そして、給水サーミスタ15と水量
センサ16より下流側の給水路1と給湯路3とが、給湯
用熱交換器4を迂回するように給水バイパス路17を介
して接続されている。前記給湯路3には、上流側から順
に、給湯用熱交換器4からの湯水の温度を検出する給湯
サーミスタ18と、給湯用熱交換器4からの湯量と給水
バイパス路17からの水量との混合比を調整するミキシ
ング弁19と、ミキシング弁19により混合された後の
湯水の温度を検出する出湯サーミスタ20と、湯水の量
を調整する水比例弁21と、一般給湯の割込みを検出す
る割込み水量センサ22とが設けられている。
【0014】そして、給湯用熱交換器4には、その給湯
用熱交換器4内の湯水の温度を検出する沸騰防止用サー
ミスタ23が設けられている。また、ミキシング弁19
は、給水バイパス路17と給湯路3との接続箇所に設け
られ、水比例弁21と割り込み水量センサ22との間の
給湯路3には、給湯路3からの湯水を浴槽5に供給する
ための風呂用の湯張り路24が分岐接続されている。
【0015】前記追焚用熱交換器6には、浴槽5からの
浴槽用戻り路25と浴槽用往き路26が接続され、この
浴槽用戻り路25と浴槽用往き路26が風呂アダプタ2
7を介して浴槽5に接続されて、浴槽用戻り路25と浴
槽用往き路26とによって、湯張り路24を介して給湯
路3に接続されている循環路が構成されている。なお、
この循環路25,26は、給湯器本体A内における配管
系と給湯器本体A外における配管系とからなり、給湯器
本体Aから浴槽5までの配管系の最長長さは、例えば5
メートルに設定されている。
【0016】そして、浴槽用戻り路25に設けられた追
焚用循環ポンプ28を駆動することにより、浴槽5内の
湯水を浴槽用戻り路25と浴槽用往き路26を介して循
環しながら追焚きするように構成されている。つまり、
浴槽5内の湯水は浴槽用戻り路25を介して追焚用熱交
換器6に供給され、加熱後の湯水が浴槽往き路26を介
して浴槽5内に供給されるように構成されている。
【0017】前記浴槽用戻り路25には、上流側から順
に、圧力を検出することによって浴槽5内の水位を検出
する圧力検知式の水位センサ29と、湯温検出手段とし
ての浴槽用の戻りサーミスタ30と、浴槽用戻り路25
を開閉する電磁式の開閉手段としての風呂2方弁31
と、湯水循環用の追焚用循環ポンプ28と、水流スイッ
チ32とが設けられている。そして、浴槽用往き路26
には浴槽用の往きサーミスタ33が設けられている。給
湯路3からの湯水を浴槽5に供給するための風呂用の湯
張り路24は、追焚用循環ポンプ28と水流スイッチ3
2との間の浴槽用戻り路25に接続されている。この湯
張り路24には、上流側から湯張り路24を開閉する湯
張り電磁弁34と、湯張り逆止弁35とが設けられてい
る。
【0018】また、湯張り電磁弁34と湯張り逆止弁3
5との間の湯張り路24には、その湯張り路24に連通
する空気層形成用ホッパ36が介装されている。この空
気層形成用ホッパ36には、湯水を排水する排水路37
と、その排水路37を開閉する電磁式の排水弁38とが
設けられ、排水路37の端部が風呂2方弁31と追焚用
循環ポンプ28との間の浴槽用戻り路25に接続されて
いる。
【0019】風呂給湯装置の作動を制御する湯張り制御
手段としての制御部Hは、マイクロコンピュータを備
え、リモコンRと通信可能に構成されている。そして、
リモコンRには、運転の開始と停止を指示する運転スイ
ッチ39、湯張り運転を指示する湯張りスイッチ40、
追焚運転を指示する追焚スイッチ41、一般給湯温度や
湯張りの給湯温度を設定する温度設定スイッチ42、湯
張り時の設定水位を設定する水位スイッチ43、入浴可
能な状態を報知する報知手段としてアラーム44などを
備えて構成されている。なお、上述のようなリモコンR
は、ひとつでもよく、複数設けてもよい。
【0020】以上の構成からなる風呂給湯装置は、設置
後において、従来と同様にテスト運転が実行され、その
テスト運転によって、浴槽5の風呂アダプタ27が水没
していないときの水位センサ29の検出値、つまり、水
位センサ29の検出値は風呂アダプタ27が水没するま
で一定値を検出するがこのときの検出値、風呂アダプタ
27が丁度水没したときの水位センサ29の検出値、さ
らに、浴槽5内の水位が設定水位に達したときの水位セ
ンサ29の検出値などが読み取られ、各値が制御部Hの
記憶部に記憶されるとともに、浴槽5内の水位を所定量
上昇させるに要する湯量、例えば、浴槽5内の水位を1
センチ上昇させるに必要なおおよその湯量が設定され
て、制御部Hの記憶部に記憶される。
【0021】制御部Hによる風呂給湯装置の制御作動を
説明する。まず、リモコンRの運転スイッチ39を入れ
ると、給湯栓2からの一般給湯運転や湯張り運転が可能
な状態となる。そして、給湯栓2を開いて水量センサ1
6による検出水量が所定量以上になると、一般給湯運転
を開始し、湯張りスイッチ40がON操作されている
と、湯張り運転を開始し、追焚スイッチ41がON操作
されていると、追焚運転を開始する。
【0022】一般給湯運転は、水量センサ16による検
出水量が所定量以上になると、ファン12を駆動した
後、元ガス電磁弁9、メインガス弁10、ガス比例弁1
1のそれぞれを開弁させて給湯用ガスバーナ7へ燃料ガ
スを供給するとともに、イグナイタ13による点火動作
を開始して、フレームロッド14により給湯用バーナ7
に着火されたか否かを検出する。
【0023】そして、給湯用ガスバーナ7に着火される
と、リモコンRの温度設定スイッチ42による設定給湯
温度、給水サーミスタ15による検出水温、水量センサ
16による検出水量などに基づいて、ガス比例弁11の
開度を調整して燃料ガス供給量を調整するとともに、フ
ァン12による燃焼用空気の供給量を調整して給湯温度
が設定温度になるように、いわゆるフィードフォワード
制御が実行される。
【0024】また、このフィードフォワード制御ととも
に、リモコンRの温度設定スイッチ42による設定給湯
温度と出湯サーミスタ20による検出湯温との偏差に基
づいて、ガス比例弁11の開度を微調整する、いわゆる
フィードバック制御が実行されて、温度設定スイッチ4
2による設定温度の湯を給湯栓2から供給する。そし
て、給湯栓2を閉じて水量センサ16が所定量の通水を
検出しなくなると、元ガス電磁弁9、メインガス弁1
0、ガス比例弁11のそれぞれを閉弁して給湯用ガスバ
ーナ7の燃焼を停止し、一定時間経過後にファン12も
停止して一般給湯運転を終了する。
【0025】浴槽5への湯張りを行う湯張り運転は、上
述の一般給湯運転と同様に給湯用ガスバーナ7に点火し
て、フィードフォワード制御とフィードバック制御を行
い、湯張り電磁弁34を開弁させて給湯路3からの湯水
を浴槽5へ供給して湯張りを実行し、浴槽5内の湯水の
温度が風呂設定温度になるように構成されている。具体
的に説明すると、図2のフローチャートに示すように、
風呂2方弁31を開弁させて両側給湯状態に切替え、給
湯路3からの湯水を湯張り路24を介して浴槽用戻り路
25と浴槽用往き路26の両路から浴槽5への湯張りを
所定量、例えば、6リットル行う(ステップ1)。この
6リットルの量は、追焚用の循環路25,26における
給湯器本体A内における配管系の保有水量と、給湯器本
体A外における最長長さの配管系、例えば5メートルの
配管系の保有水量との和の量に設定される。
【0026】そして、風呂2方弁31と湯張り電磁弁3
4をごく短い時間(例えば、15秒)だけ閉弁させて、
水位センサ29により浴槽5内の水位を読み取る(ステ
ップ2)。なお、浴槽5内の水位を読み取る際に、上述
のように湯張り電磁弁34を閉弁させて検出している
が、湯張り電磁弁34を開弁させた状態で、風呂2方弁
31を閉弁して片側給湯状態に切替えて浴槽用往き路2
6のみの湯張りを行いながら、浴槽5内の水位を読み取
るようにしてもよい。
【0027】そして、水位センサ29の検出水位Skが
設定水位Ssよりも低いときには、検出水位Skから設
定水位Ssよりも所定水位αだけ低い水位Ss−αまで
の追加給湯を実行する。この所定水位αは、浴槽5の底
から風呂アダプタ27が水没するまでの水位に対応し、
この追加給湯においては、風呂2方弁31を開弁させて
両側給湯状態に切替え、浴槽用戻り路25と浴槽用往き
路26の両路から追加給湯量だけ浴槽5への湯張りを行
う(ステップ3,4)。この追加給湯は、水量センサ1
6による積算給水量Qaが、設定水位Ss−αまでの給
湯量Qbに達するまで実行され、積算給水量QaがQb
に達すると、水位検出のタイミングであると判断して、
ごく短い時間(例えば、15秒)だけ風呂2方弁31を
閉弁して片側給湯状態に切替えて浴槽用往き路26のみ
の湯張りを行うとともに、浴槽5内の水位を水位センサ
29により検出する(ステップ5)。
【0028】そして、この検出水位Skが設定水位Ss
よりも所定水位αだけ低い水位Ss−αに達していない
と、この検出水位Skが風呂アダプタ27が水没する基
準水位に達しているか否かを判別する(ステップ6,
7)。つまり、検出水位Skが基準水位に達していない
と、浴槽5の浴槽栓が抜けていると判別して、警報やエ
ラー表示する(ステップ7,8)。
【0029】前記検出水位Skが設定水位Ssよりも所
定水位αだけ低い水位Ss−αに達していると、水位検
出のタイミングであると判断して、風呂2方弁31を閉
じて片側給湯状態に切替え、検出水位Skが設定水位S
sに達するまで、浴槽5内の水位を検出しながら、片側
給湯状態での湯張りを継続し、設定水位Ss以上になる
と、湯張り電磁弁34を閉弁させて、湯張りを停止する
(ステップ9〜11)。なお、この片側給湯状態に切替
えられる前に、風呂2方弁31を開けた状態で、ガス比
例弁11の開度を調整して所定値だけ低い湯水が給湯さ
れるようにし、この低い温度の湯水を両側給湯状態で所
定量だけ浴槽5へ湯張りする。
【0030】湯張りを停止した後、風呂2方弁31を開
弁して追焚用循環ポンプ28を駆動させ、浴槽5内の湯
水の温度を戻りサーミスタ30により検出する(ステッ
プ12)。このとき、上述したように片側給湯状態への
切替え前に低い温度の湯水を所定量だけ湯張りしている
ので、この低い温度の湯水が浴槽用戻り路25内を満た
している。したがって、浴槽用戻り路25に設けられて
いる戻りサーミスタ30の検出温度は最初は低く、その
後に高くなり、その高く変化した後の温度を浴槽5内の
湯水の温度とすることができる。
【0031】この検出温度が温度設定スイッチ42によ
り設定されている風呂設定温度よりも所定値Tだけ低い
温度に達していると、リモコンRのアラーム44により
設定温度に近いことを報知する(ステップ13,1
4)。そして、戻りサーミスタ30の検出温度が風呂設
定温度に達していないと、後述する追焚運転を実行し
(ステップ15、16)、戻りサーミスタ30の検出温
度が風呂設定温度以上になると、追焚運転を停止させ、
排水開閉弁38を開弁させて排水路37からホッパ36
内の湯水を排水する(ステップ17)。
【0032】このようにして、浴槽5への湯張りを両側
給湯状態と片側給湯状態とに切替えて、浴槽5への湯張
りを停止させることなく実行することができるので、湯
張りに要する時間を短縮することができ、かつ、湯張り
終了時の浴槽5内の水位を設定水位に極力近い水位にす
ることが可能となる。なお、湯張り運転実行中に、給湯
栓2が開けられると、割り込み水量センサ22による検
出に基づいて一般給湯運転が優先されるように構成され
ている。
【0033】浴槽5内の湯水を加熱する追焚運転は、浴
槽5内の水位が設定水位Ss以上になった後に自動的に
移行されるか、リモコンRの追焚スイッチ41を入れる
と、追焚用循環ポンプ28の作動によって浴槽5内の湯
を浴槽用戻り路25と浴槽用往き路26を介して循環さ
せながら、追焚用熱交換器6により浴槽5内の湯水を加
熱する。
【0034】具体的に説明すると、追焚用循環ポンプ2
8の作動を開始して、給湯用ガスバーナ7が燃焼してい
ないときには、水流スイッチ32の水流検出に伴ってフ
ァン12を駆動した後、元ガス電磁弁9、メインガス弁
10のそれぞれを開弁して、ガス比例弁11の開度を調
整してイグナイタ13により給湯用ガスバーナ7に点火
し、給湯用ガスバーナ7の燃焼を開始させる。そして、
往きサーミスタ33の検出湯温に基づいて、ガス比例弁
11の開度を調整し、かつ、沸騰防止用サーミスタ23
による検出温度に基づいて給湯用熱交換器4内の湯水が
沸騰しない程度に調整する。
【0035】このようにして、追焚用熱交換器6により
浴槽5内の湯水が加熱されて、戻りサーミスタ30によ
る検出湯温がリモコンRの風呂設定温度に達すると、追
焚運転終了と判断して、元ガス電磁弁9、メインガス弁
10、ガス比例弁11のそれぞれを閉弁して給湯用ガス
バーナ7の燃焼を停止し、一定時間経過後にファン12
を停止させ、追焚用循環ポンプ28の作動を停止させ
る。なお、一般給湯運転が実行されているときには、追
焚運転が終了しても一般給湯運転が継続して実行され、
また、追焚運転終了後においては、一定時間経過ごとに
自動的に浴槽5内の水位と湯水の温度を検出し、必要に
応じて水位と温度を一定に保つ、いわゆる適量適温キー
プ運転を実行する。
【0036】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、水量センサ16による積算給
水量Qaが、設定水位Ss−αまでの給湯量Qbに達し
たり、水位センサ29による検出水位Skが設定水位S
sよりも所定水位αだけ低い水位Ss−αに達すると、
水位検出のタイミングであると判断して、水位センサ2
9による水位検出を実行するように構成したが、一定時
間湯張りを実行するごとに水位検出を実行するように構
成することもできる。
【0037】(2)上記実施形態では、湯張り運転が実
行されると、両側給湯状態において、追焚用の循環路2
5,26における給湯器本体A内における配管系の保有
水量と、給湯器本体A外における最長長さの配管系の保
有水量との和の量を湯張りするように構成しているが、
上述のテスト運転時に実際の配管系の保有水量を設定
し、この設定された実際の保有水量に基づいて両側給湯
状態で湯張りするように構成してもよい。また、湯張り
運転が実行されると、まず、浴槽5内の初期水位を検出
し、浴槽5内の残り湯水の水位が設定水位以上のとき
に、水位の上昇を抑えて浴槽5内の水位をほぼ設定水位
に保持するように構成してもよい。
【0038】(3)上記実施形態では、水位センサ29
の検出水位Skが設定水位Ssよりも所定水位αだけ低
い水位Ss−α以上になる前に、ガス比例弁11を調整
して低い温度の湯水を供給するように構成したが、逆に
高い温度の湯水を供給するように構成することもでき、
さらに、このように意図的に低い温度や高い温度の湯水
を供給することなく、循環ポンプ28を一定時間作動さ
せた後に浴槽5内の湯水の温度を検出するように構成す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】風呂給湯装置の概略図
【図2】制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 入水路 3 給湯路 4 給湯用熱交換器 5 浴槽 6 追焚用熱交換器 7 バーナ 25,26 循環路 28 循環ポンプ 29 水位センサ 30 湯温検出手段 31 開閉手段 44 報知手段 H 湯張り制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保川 雅由 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入水路からの水を加熱して給湯路に給湯
    する給湯用熱交換器と、前記給湯路に接続された追焚用
    の循環路と、その循環路にて浴槽と接続された追焚用熱
    交換器と、前記循環路を通して湯水を循環させる循環ポ
    ンプと、前記循環路を開閉する開閉手段と、その開閉手
    段が閉じた状態において浴槽内の湯水の水位を検出する
    ために前記循環路に設けられた圧力検知式の水位センサ
    と、熱交換器加熱用のバーナの作動および前記開閉手段
    を制御する湯張り制御手段とを備えた風呂給湯装置であ
    って、 前記湯張り制御手段は、前記開閉手段を開操作して前記
    給湯用熱交換器からの湯水を前記給湯路の接続箇所から
    前記循環路の両側に供給する両側給湯状態と、前記開閉
    手段を閉操作して前記給湯路の接続箇所から前記循環路
    の片側に供給する片側給湯状態とに切替え可能に構成さ
    れ、湯張り開始が指令されるに伴って、前記開閉手段を
    閉操作して前記水位センサによって初期水位を検出し、
    その検出した初期水位が設定水位に達していないと、前
    記両側給湯状態で給湯し、かつ、水位検出タイミングに
    おいて前記片側給湯状態で前記水位センサにより水位を
    検出しながら、前記設定水位に達するまで浴槽への湯張
    りを実行するように構成されている風呂給湯装置。
  2. 【請求項2】 前記湯張り制御手段は、湯張り開始が指
    令されると、風呂給湯装置の器内における循環路の保有
    水量と、器外における最長の循環路の保有水量との和の
    量の湯水を前記両側給湯状態で供給し、その後に前記初
    期水位を検出するように構成されている請求項1に記載
    の風呂給湯装置。
  3. 【請求項3】 前記湯張り制御手段は、前記水位センサ
    によって初期水位を検出する際に湯張りの実行を停止す
    るように構成されている請求項1または2に記載の風呂
    給湯装置。
  4. 【請求項4】 前記湯張り制御手段は、前記浴槽内の水
    位が設定水位よりも所定水位低い水位に達すると、前記
    片側給湯状態で前記水位センサにより水位を検出しなが
    ら湯張りを実行するように構成されている請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の風呂給湯装置。
  5. 【請求項5】 前記湯張り制御手段は、前記浴槽内の水
    位が設定水位に達する前の前記両側給湯状態において、
    湯張りの湯水の温度を所定温度変化させて所定量の給湯
    を実行し、湯張り停止後に前記循環ポンプにより湯水を
    循環させて、前記開閉手段よりも循環方向の上手側に設
    けた湯温検出手段により循環湯水の温度を検出し、その
    検出湯温が前記変化させた所定温度から変化前の湯温側
    に変化した時点で、そのときの検出温度を浴槽の湯温で
    あると判別し、浴槽の湯温が設定温度に満たないと、前
    記循環ポンプにより湯水を循環させて前記追焚用熱交換
    器により浴槽内の湯水を追焚きするように構成されてい
    る請求項4に記載の風呂給湯装置。
  6. 【請求項6】 前記浴槽の湯温が、設定温度よりも所定
    の温度だけ低い温度に達すると、前記湯張り制御手段
    が、報知手段を作動させるように構成されている請求項
    5に記載の風呂給湯装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017106663A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社パロマ 風呂給湯システム
JP2019066126A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 株式会社パロマ 風呂給湯器

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JP2017106663A (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社パロマ 風呂給湯システム
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