JPH0127208Y2 - - Google Patents

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JPH0127208Y2
JPH0127208Y2 JP4592385U JP4592385U JPH0127208Y2 JP H0127208 Y2 JPH0127208 Y2 JP H0127208Y2 JP 4592385 U JP4592385 U JP 4592385U JP 4592385 U JP4592385 U JP 4592385U JP H0127208 Y2 JPH0127208 Y2 JP H0127208Y2
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inner lens
lamp
lens
frame
housing
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【考案の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本考案は、例えば車体の後側部よりコーナ部に
回り込む構造で配置されたリアコンビネーシヨン
ランプ等のように、レンズ面の少なくとも一部に
湾曲部を有する車輌用灯具に関し、特にそのイン
ナレンズ及びその取付け構造の改良に関する。
≪従来の技術≫ リアコンビネーシヨンランプの1つとして、ハ
ウジングの前面に、互いに異なる所定の灯火色を
有する複数のアウタレンズを取付けて複数の灯室
を画成し、これら灯室内にランプバルブを装着す
るとともに、このランプバルブの前面にインナレ
ンズを配置したものが知られている。
このリアコンビネーシヨンランプでは、各ラン
プバルブからの光が、前記インナレンズ内面に形
成したフレネルプリズムによつて平行光となり、
この平行光が前記アウタレンズに形成した魚眼プ
リズムにより拡散されて外方に出射されるように
なつている。
また、これとは別のリアコンビネーシヨンラン
プとして、アウタレンズを無色ないし淡いスモー
ク調の透明にして、インナレンズをそれぞれの灯
火色にしたものが知られている。このリアコンビ
ネーシヨンランプでは、インナレンズ内面にフレ
ネルプリズムを形成するとともに、このインナレ
ンズの外面に魚眼プリズムを形成し、適正な拡散
光を得るようになつている。
≪考案が解決しようとする問題点≫ ところで、このようなリアコンビネーシヨンラ
ンプとして、車体の後部コーナ部に回り込む構造
でレンズ面の一部が車体の側方に臨むようにした
ものが知られている。つまり、このリアコンビネ
ーシヨンランプでは、前記各レンズを、車体のコ
ーナ部の形状に沿つて湾曲して延長させている。
ところが、前記インナレンズを円弧状に湾曲さ
せた場合、この円弧面へのフレネルプリズムの形
成が樹脂成形上困難となつていた。このため従来
は、インナレンズを数箇所で折曲し、アウタレン
ズの円弧面に近似した多面状に形成して、各平坦
面に対してフレネルプリズムを形成するようにし
ていた。
しかしながら、多面状に湾曲したインナレンズ
を設けた場合には、このインナレンズの折曲部分
の稜線が、アウタレンズを透して外部より目視さ
れてしまい、このリアコンビネーシヨンランプの
湾曲部の美観を損わせてしまう欠点があつた。特
に前述した無色ないし淡いスモーク調のアウタレ
ンズを備えたものでは、前記インナレンズの折目
線がより明瞭に目視されてしまう。
そこで、本考案は、インナレンズの湾曲部を、
多面状にすることなく、この湾曲部のフレネルプ
リズムを容易に形成でき、しかもこのインナレン
ズを容易に取付けることのできる車輌用灯具を提
供することを目的とする。
≪問題点を解決するための手段≫ 本考案の車輌用灯具は、前述した問題点を解決
するため、ハウジングの前面開口に互いに二重構
造に配置されてそれぞれ少なくとも一部が湾曲し
たインナレンズとアウタレンズとを備えた車輌用
灯具であつて、前記インナレンズが、薄板状に形
成され、前記アウタレンズに対応する湾曲形状に
形成された枠体の裏面に沿つて固定されているこ
とを特徴とする。
≪作用≫ 平坦な状態でフレネルプリズムを形成されたイ
ンナレンズは、撓ませられて枠体に固着され、こ
の枠体をハウジングに固着することにより所定の
形状に保たれて灯室内に保持される。
≪実施例≫ 以下本考案を、車体後部に配置される各信号灯
が一体に組付けられたリアコンビネーシヨンラン
プとして構成した一実施例について図面に従つて
詳細に説明する。
この実施例によるリアコンビネーシヨンランプ
は、第1図に示すように、ハウジング1の前面開
口にほぼ無色透明のアウタレンズ2,3を取付け
るとともに、ハウジング1の後部にバツクカバー
4を取付けて、複数の灯室を画成し、これら灯室
内にランプバルブ5を装着するとともに、各ラン
プバルブ5の前面に各信号灯の灯火色を有するイ
ンナレンズ6を配置したものである。このリアコ
ンビネーシヨンランプは、一部(第1図中左側部
分)が車体の後部コーナ部に回り込んだ湾曲部と
なつており、各レンズ2,6が円弧状に湾曲し、
レンズ面を車体側面に臨ませている。
前記ハウジング1は、樹脂成形により形成され
ており、周縁部のパツキング7を介してネジ止め
等により車体パネル8に取付けられている。この
ハウジング1には、前面開口部の外周部にアウタ
レンズ2,3取付用の環状の溝部9が形成されて
いる。また、前記ハウジング1の内壁両側部に
は、第2図に示すように、前記溝部9の内側に並
列に溝部10が形成されている。この溝部10
は、前記インナレンズ6を取付けた枠体14を取
付けるためのものである。
また、前記アウタレンズ2,3は、透明合成樹
脂より形成されており、例えば一定量のカーボン
を含有することにより、淡いスモーク調の透明に
形成されている。これらアウタレンズ2,3は、
一部に装飾用の凹凸等が形成されただけのプリズ
ムレスとなつており、一部が前記車体の後部コー
ナ部の形状に沿つて円弧状に湾曲形成されてい
る。これらアウタレンズ2,3の内側周縁部に
は、環状の脚部11が形成されており、この脚部
11が前記溝部9に挿入され、この溝部9に注入
されるホツトメルト等の接着剤12によつて固定
されるようになつている。
また、前記インナレンズ6は、それぞれ所定の
灯火色を有する透明合成樹脂よりなり、例えば
0.5mm程度の肉厚を有する平坦な薄板状に形成さ
れ、可撓自在となつている。このインナレンズ6
の裏面には、前記ランプバルブ5の光を平行光に
屈折させるためのフレネルプリズムが一体成形に
より形成されている。このフレネルプリズムは、
各プリズム面がインナレンズ6の湾曲時に適正な
角度になるように予め成形時の形状を算出されて
形成されている。また、インナレンズ6の表面に
は、魚眼プリズムが一体成形により形成されてお
り、前記平行光を適宜拡散させるようになつてい
る。
さらに、このインナレンズ6には、第3図に示
すように、9つの取付け孔6aと4つの切欠部6
bが形成されている。前記取付け孔6aは、イン
ナレンズ6に3行3列のマトリツクス状に配置さ
れ、それぞれこのインナレンズ6の長手方向、す
なわちその一端から他端に沿つて長径を有するも
のとなつている。また、前記切欠部6bは、前記
インナレンズ6の両側縁部より切り込まれた矩形
状のもので、両側に2つずつ形成されている。
また、インナレンズ6が固定される枠体14
は、合成樹脂よりなり、前記ハウジング1の内壁
形状に対応する略口字状の外枠15と、この外枠
15内に一端から他端にかけて架設された梁16
とを一体に形成したものである。そして、前記外
枠15の両側部15aと、両16とは、互いに平
行に配列され、前記アウタレンズ2,3の形成に
対応して、一部が円弧状に湾曲形成されており、
この枠体14を前記ハウジング1に取付けた際、
アウタレンズ2,3の内面に沿つて位置するよう
になつている。
さらに、前記外枠15の両側部15aと、梁1
6との裏面には、前記インナレンズ6の取付け孔
6aに挿入される9つの突起17が形成されてい
る。この突起17は、前記取付け孔6aを貫通し
て、その貫通端を、第4図に示すように、冷間カ
シメや高周波加熱等によつて略リベツト形につぶ
されるようになつている。これによつてインナレ
ンズ6は、枠体14の裏面に沿つて撓んだ状態で
固定される。
また、前記枠体14の両側部15aには、この
枠体14をハウジング1に取付けるための脚片1
8が形成されている。この脚片18は両側に2つ
ずつ形成されており、前記インナレンズ6に形成
した切欠部6bに挿通されて、さらに裏面側に突
出し、第2図に示すように、前述したハウジング
1の溝部10内に挿入されるようになつていい
る。そして、この溝部10には、ホツトメルト等
の接着剤19が注入されるようになつており、こ
れによつて脚片18が固着され、枠体14がハウ
ジング1の前面に取付けられる。
以上のようにしてインナレンズ6は、一部が円
弧状に湾曲した状態で、枠体14に取付けられ、
この枠体14をハウジング1内に固定することに
より、アウタレンズ2,3に対して二重構造で配
置される。そして、一端取付けられたインナレン
ズ6は、薄肉軽量であり、振動等による慣性も小
さいことから、容易に離脱することもなく、強力
に固定されることとなる。
また、前記枠体14の両側部15a及び梁16
は、アウタレンズ2,3の内部に並列に配置され
て、装飾用及び疑似点灯防止用のルーバーとして
機能する。すなわち、互いに並列に配置された側
縁部15aと、梁16とは、前記略無色透明のプ
リズムレスアウタレンズ2,3を透かして外部よ
りストライプ状に視認されることとなり、この灯
具前面の美観を向上させる。また、これら側縁部
15aと梁16は、この灯具前面に斜め上方より
入射する太陽光(第2図中一点破線A)をインナ
レンズ6の前面で遮ることとなる。これによつて
太陽光がインナレンズ6で直接前方に反射するこ
とも回避でき、この反射光によるインナレンズ6
の発光、すなわち灯具の疑似点灯も防止すること
ができる。
ところで、前記インナレンズ6は薄肉に成形さ
れているため、一般の厚肉インナレンズのように
一体成形によるルーバーを形成することが困難と
なつている。そこで前述のように枠体14によつ
てルーバーを兼用させることにより、薄肉インナ
レンズ6においても装飾効果及び疑似点灯防止効
果を得ることができる。
なお、前述した実施例では、インナレンズ6
を、枠体14に設けた突起17をつぶすことによ
つて固着したが、この固着の方法としては、例え
ば枠体14の裏面と、インナレンズ6とを高周波
溶着あるいは他の接着剤等によつて直接固着する
ようにしても良い。
また、前記枠体14のハウジング1への固定方
法も、前記実施例に限ることなく、例えばネジ止
めや高周波溶着等であつても良い。
さらに、前記枠体14の構造としては、複数本
の梁を備えたものであつても良く、具体的形状は
適宜選択が可能である。
また、本考案は、前述のようなリアコンビネー
シヨンランプに限らず、一部に湾曲部を有するイ
ンナンズを備えた車輌用灯具に広く適用できる。
≪考案の効果≫ 本考案によれば、インナレンズの平坦面に対し
てフレネルプリズムを容易に形成することがで
き、かつこのインナレンズを撓ませて枠体を介し
てハウジングに取付けることができ、このインナ
レンズの湾曲部を容易に円弧状に形成できる。従
つて、多面状の湾曲部による稜線が外部に透視さ
れてしまうこともなく、この稜線のために美観が
損われることもない。
また、インナレンズを別体の枠体に沿つて固定
し、この枠体をハウジングに取付けるようにした
ことから、可撓自在なインナレンズの取扱いも容
易で取付け作業の簡単化も図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるリアコンビネ
ーシヨンランプを示す部分横断面図、第2図は前
記リアコンビネーシヨンランプを示す縦断面図、
第3図は前記リアコンビネーシヨンランプのイン
ナレンズとこのインナレンズをハウジングに固定
するための枠体とを示す分解斜視図、第4図は前
記インナレンズの枠体への固着状態を示す要部断
面図である。 1……ハウジング、2,3……アウタレンズ、
5……ランプバルブ、6……インナレンズ、6a
……取付け片、10……溝部、14……枠体、1
5……外枠、16……梁、17……突起、18…
…脚片、19……接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングの前面開口に互いに二重構造に配置
    されてそれぞれ少なくとも一部が湾曲したインナ
    レンズとアウタレンズとを備えた車輌用灯具であ
    つて、前記インナレンズが、薄板状に形成され、
    前記アウタレンズに対応する湾曲形状に形成され
    た枠体の裏面に沿つて固定されていることを特徴
    とする車輌用灯具。
JP4592385U 1985-03-30 1985-03-30 Expired JPH0127208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4592385U JPH0127208Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JP4592385U JPH0127208Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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Publication Number Publication Date
JPS61166322U JPS61166322U (ja) 1986-10-15
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