JPH01260327A - 音あるいは振動の定量並びに官能評価方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 音叉よ！１１旧と１ 本発明は、騒音、振動の定量並びに官能評価方法および
その装置に関する。

従来の技術 機器の発生音、振動については定量的な計測、解析がな
されているが、依然として官能評価も重要な位置を占め
ている。その大きな理由は、様々な要因を総合的にとら
える官能評価に対して定量解析結果が必ずしも対応する
ものばかりではないことによる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、官能評価には熟練を要し、かつ個人差が
生じることも避けられない、このため、官能評価を定量
評価と比較検討し、その対応関係を把握する必要性がと
なえられてはいるが、実際には非常に難しい問題である
０本発明は、特定された定量解析データに対する官能評
価が容易であり、かつ定量解析データと官能評価結果と
の比較も容易な、音あるいは振動の定量並びに官能評価
方法およびその装置を提供することを目的としている。

問題点を解決するための方法 上記目的を達成するために、被評価体の発生音あるいは
振動の時間軸波形を検出し、その検出波形をフーリエ変
換した後、その中から着目する周波数軸上の成分を切り
出し、次いでその切り出データの逆フーリエ変換を行な
って、着目成分の時間軸波形を再現、記憶させ、その記
憶波形に基づき定量評価データを得、その記憶波形を再
生装置に導入して再生させた音あるいは振動と被評価体
の発生音あるいは振動とに基づく官能試験により官能評
価データを得るようにしたものである。

また、上記の方法を実施する装置は、被評価体の発生音
あるいは振動の時間軸波形を検出するセンサと、そのセ
ンサ出力をフーリエ変換し、そのフーリエ変換データか
ら切出された所定データを逆フーリエ変換して記憶部に
記憶させるＦＦＴアナライザと、その記憶部の記憶デー
タに基づき、音あるいは振動を発生する再生装置とから
なるものである。

制」 上記装置により定量並びに官能評価を行なう方法を説明
すると、先ずセンサにより被評価体の発生音あるいは振
動の時間軸波形を検出し、それをＦＦＴアナライザに導
入してスペクトル分析し、続いてその中から官能評価と
の対応関係を求めたい周波数軸上の成分を切出し、それ
について逆フーリエ変換する。

これにより切出成分のみの時間軸波形データが再現され
、それを記憶部に記憶させる。しかして、この記憶波形
データは定量データであり、例えばその振幅、位相、時
間的な遷移などが特定される。また、記憶波形データを
再生装置に送り、それに対応した音あるいは振動を発生
させ、それと被評価回転機の音あるいは振動との関係を
官能評価する。これにより切り出威分が被評価体のある
いは振動に影響する度合が官能評価によりとらえられる
。

以下、上記を種々の着目成分に対して実施し、その定量
データと官能評価結果とを得ることにより、それに基づ
いての、官能評価に影響するあるいは影響しない定量デ
ータ、すなわち影響因子か否かの同定、あるいは官能評
価の定量化が行なわれる。

Ｋ嵩且 第１図において、１はモータおよび歯車伝達系からなる
被評価回転機であり、その発生音がマイクロホン２によ
り、また回転機の出力軸の１回転あた９１パルスの基準
点信号がＩ　Ｐ／Ｒセンサ３により検出され、各検出出
力はＦＦＴアナライザ１０の７一リエ変換部１１に導入
されている。そのＦＦＴアナライザ１０は前記７一リエ
変換部１１の出力から予め定めた回転次数成分を切り出
すウィンドウ処理部１２、その切出成分の逆フーリエ変
換部１３、その逆フーリエ変換データの記憶部１４とか
らなり、その記憶部１４のデータが再生装置２０の読出
部２１に送出されている。

再生装置２０は前記読出部２１および音声再生部２２よ
りなり、読出部２１の読出データをＤ／＾変換器および
スピーカよりなる音声再生部２２に送り、その続出デー
タに対応した音の発生を行なう。

以上のものにおいて、回転器１の発生音はマイクロホン
２により電気信号に変換され、７一リエ変換部１１に入
力されてフーリエ変換されると共に、Ｉ　Ｐ／Ｒセンサ
　３から入力される基準点信号に基づいて回転次数によ
り整理される。続いてそれは予め定められた回転次数の
成分を切出すウィンドウ処理部１２を介してその切出さ
れた成分が逆フーリエ変換部１３に送られ、その成分の
時間軸波形の再現が行なわれた後、その再現データが記
憶部１４に保存される。この保存データは、再生装置２
０の読出部２１に読出指令が印加されると、前記記憶部
１４から読出され、音声再生部２２からそれに対応した
音が発せられる。

そこで、この発生音と実際の回転機１からの発生音とを
人が聞いて比較することにより、官能的に評価される全
発生音中に影響する特定成分の寄与度が判明し、さらに
これを種々の切出成分あるいは回転Ｗ１１の稼動条件の
もとで実施することによりどの成分の寄与が大きいかが
判明する。

また、この官能評価結果とそのときの切出成分の定量デ
ータを比較することにより両者の相関関係が判明し、さ
らにはその結果から官能評価の定量化も行なわれる。

すなわち、例えば切出成分を回転１ｆｉｌの回転次数お
よび歯車伝達系の噛合比に対応した次数の個々および組
合せに基づいて切出成分を決定することにより、その発
生音の寄与度、さらには発生音の影響因子の同定が行な
え、かつ官能評価の定量化も行なえることになる。

１肚悲廟ｉ 以上のとおりであり、本発明は、発生振動あるいは音中
の適宜に選択した周波数の成分を切り出して振動あるい
は音を再生し、それと実際の発生音とを比較して官能評
価データを得るので、その寄与度の確定さらには影響因
子の同定が容易であり、かつその再生音あるいは振動は
定量的な切り出データに基づくものであり、容易に官能
評価と定量データとの対応関係を求めることができ、そ
の定量データに基づき、より客観的な評価が行なえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すブロック線図である。 １１　：　７一リエ変換部 １２　：　ウィンドウ処理部 １３　：　逆フーリエ変換部 １４　：　記憶部 ２１　：　続出部 ２２　：　音声発生部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被評価体の発生音あるいは振動の時間軸波形を検出
   し、その検出波形をフーリエ変換した後、その中から着
   目する周波数軸上の成分を切り出し、次いでその切り出
   データの逆フーリエ変換を行なって、着目成分の時間軸
   波形を再現、記憶させ、その記憶波形に基づき定量評価
   データを得、その記憶波形を再生装置に導入して再生さ
   せた音あるいは振動と被評価体の発生音あるいは振動と
   に基づく官能試験により官能評価データを得るところの
   音あるいは振動の定量並びに官能評価方法。 ２、被評価体の発生音あるいは振動の時間軸波形を検出
   するセンサと、そのセンサ出力をフーリエ変換し、その
   フーリエ変換データから切出された所定データを逆フー
   リエ変換して記憶部に記憶させるＦＦＴアナライザと、
   その記憶部の記憶データに基づき、音あるいは振動を発
   生する再生装置とからなるところの音あるいは振動の定
   量並びに官能評価装置。