JP2020101411A - 聴感実験ツールおよび聴感実験サーバ - Google Patents

聴感実験ツールおよび聴感実験サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】主観評価実験を容易に実施すると共に、その評価データを容易に集計する。【解決手段】聴感実験ツール141は、記憶部14を備えたクラウドサーバ1のCPU11に、外部装置2から音をアップロードさせる工程、複数の聴感実験のうちいずれかを選択させる画面をPC3やタブレット端末4に表示させる工程、選択された聴感実験をPC3やタブレット端末4にて実施する工程、この聴感実験で得られた主観量を記憶部14に格納する工程、聴感実験で得られた主観量をPC3やタブレット端末4に表示させる工程を実行させるためのものである。【選択図】図1

Description

本発明は、聴感実験ツールおよび聴感実験サーバに関する。
機器の動作音や振動音について、定量的な計測や解析に加えて、機器の品位を向上させるために、主観的な品質を決定することが行われている。主観的な品質は、機器の動作音や振動音を主観評価(官能評価)することで評価される。
特許文献1には、騒音、振動の定量並びに官能評価方法およびその装置に関する発明が記載されている。
特開平01−260327号公報
しかしながら、主観評価実験やその評価データの集計は手作業で行われ、よって多くの工数と時間が必要であり、煩雑であるという問題があった。
そこで、本発明は、聴感実験ツールおよび聴感実験サーバについて、主観評価実験を容易に実施すると共に、その評価データを容易に集計することを課題とする。
本発明の聴感実験ツールは、記憶部を備えたサーバに、端末から音源をアップロードさせる工程、複数の聴感実験のうちいずれかを選択させる画面を端末に表示させる工程、選択された聴感実験を前記端末にて実施する工程、前記聴感実験で得られた主観量を前記記憶部に格納する工程、前記聴感実験で得られた主観量を端末に表示させる工程を実行させる。
本発明の聴感実験サーバは、端末と通信する通信手段、前記端末上の聴感実験で得られた主観量を前記通信手段により受信し、受信した前記主観量を記憶する記憶手段、複数の聴感実験のうちいずれかを選択させる画面を前記通信手段により前記端末に表示させ、選択された聴感実験を前記端末にて実施させ、前記聴感実験で得られた主観量を前記通信手段により端末に表示させる制御手段を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、聴感実験ツールおよび聴感実験サーバについて、主観評価実験を容易に実施すると共に、その評価データを容易に集計することが可能となる。
本実施形態における聴感実験システムの概略を示す構成図である。 タブレット端末の構成図である。 聴感実験ツールのモード遷移図である。 実験選択画面を示す図である。 実験説明画面を示す図である。 調整法による実験画面を示す図である。 極限法による実験画面を示す図である。 恒常法による実験画面を示す図である。 ME法による実験画面を示す図である。 評定尺度法による実験画面を示す図である。 一対比較法による実験画面を示す図である。 SD法による実験画面を示す図である。 SD法による実験結果画面を示す図である。 カテゴリー連続判断法による実験画面を示す図である。 線分調整法による実験画面を示す図である。 カテゴリー連続判断法による実験結果画面を示す図である。 評価グリッド法による実験画面を示す図である。 評価グリッド法による実験結果画面を示す図である。 外部装置の構成図である。 時系列音評価法の動作を示す概念図である。 主観量−物理量、物理量−物理量および主観量−主観量の相関係数テーブルを生成する処理(その1)を示すフローチャートである。 主観量−物理量、物理量−物理量および主観量−主観量の相関係数テーブルを生成する処理(その2)を示すフローチャートである。 主観量−物理量、物理量−物理量および主観量−主観量の相関係数テーブルを示す図である。 主観量−物理量、物理量−物理量および主観量−主観量の相関係数テーブルを示す図である。 異なる諸元の被験者による主観量の相関係数テーブルを生成する処理を示すフローチャートである。 異なる諸元の被験者による主観量の相関係数テーブルを示す図である。 主観量同士の相関係数の別の見せ方を示す図である。 主観量同士の相関係数の別の見せ方を、被験者ごとに表した図である。 SD法による再現性確認データを示す図である。 SD法による累積とヒストグラムを示す図である。 SD法による評価語の平均と偏差とを示す図である。 SD法による評価語の平均と偏差とが正規化された図である。 SD法による実験結果の比較図である。 SD法による実験結果を所定の諸元でフィルタリングしたものを示す図である。 SD法による実験結果の所定の諸元でフィルタリングしたヒストグラムを折れ線グラフで示した図である。 SD法による実験結果を被験者ごとに比較した図である。 SD法による実験結果を音源ごとに比較した図である。 SD法による実験結果を被験者ごとに音源ごとの重ね書きを行って比較した図である。 SD法による実験結果を評価語ごとに被験者ごとの重ね書きを行って比較した図である。 SD法による実験結果を主成分分析した図である。 SD法による実験結果をクラスター分析した図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態における聴感実験システムの概略を示す構成図である。
聴感実験システムは、クラウドサーバ1がネットワークNを介して外部装置2やPC3やタブレット端末4などの端末と通信可能に接続されて構成される。クラウドサーバ1は、外部装置2やPC3やタブレット端末4などにWebページを送信し、ユーザによるWebページの操作情報を受けて、各種動作を行う聴感実験サーバである。ここでいうユーザは、この聴感実験システムを管理する管理者、聴感実験システムを用いて聴感実験を行う実験者、この実験者の指示を受けて個々の主観評価実験を受ける被験者を含んでいる。管理者と実験者と被験者は、後記する図3に示すように、この聴感実験システムを使用するための権限がそれぞれ異なる。
外部装置2には、外付けのマイク5aやヘッドフォン6aが接続される。この外部装置2の構成は、後記する図18で説明する。PC3には外付けのマイク5bやヘッドフォン6bが接続される。タブレット端末4には外付けのマイク5cやヘッドフォン6cが接続される。タブレット端末4の構成は、後記する図2で説明する。マイク5a〜5cやヘッドフォン6a〜6cは、高品質な音の入出力を可能とする。このように、聴感実験においては高品質な外付けのヘッドフォンやマイクの使用が推奨される。
なお、これに限られず、クラウドサーバ1は、いわゆるスマートフォンなどの端末に通信可能に接続されて動作してもよい。
クラウドサーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶部14と、通信部15とを備えるコンピュータである。記憶部14は、例えばハードディスクであり、プログラムとしての聴感実験ツール141と、データとしての音源142、主観量143、物理量144、関係性情報145、および被験者情報146を格納する。
聴感実験ツール141は、各種聴感実験の実施から結果出力まで実施するツールであり、物理量解析を伴う評価を行う場合もある。聴感実験ツール141は、サーバサイドプログラムとして機能し、PC3やタブレット端末4からブラウザでアクセスすると、実験画面や結果画面をPC3やタブレット端末4に表示させる。CPU11は、聴感実験ツール141をRAM13に読み込んで実行することにより、各種機能を具現化する。
ROM12は不揮発性メモリであり、例えばBIOS(Basic Input/Output System)などが格納される。RAM13は揮発性メモリであり、例えばCPU11が聴感実験ツール141を読み込んだり、聴感実験ツール141を実行する際の作業領域として用いられる。通信部15は、例えばNIC(Network Interface Card)であり、ネットワークNを介して外部機器と通信する。
音源142は、主観評価の対象となる複数の音の情報である。主観量143には、音源142のうちいずれかを主観評価した結果である。物理量144は、音源142のうちいずれかのラウドネスやシャープネスや音量などである。関係性情報145は、主観量143同士の相互の関係性や、主観量143と物理量144との相互の関係性に係る情報である。被験者情報146は、主観評価の被験者の職種や年代や性別や国籍や生活地域などの諸元である。
実験結果である主観量143と、解析された物理量144、両者の関係である関係性情報145、被験者情報146などは、全てクラウドサーバ1上のデータベースとして記憶部14に保存・管理される。これらデータベース自体も、ユーザの権限に応じて利用可能である。
外部装置2は、評価対象の音を収録して、その音の情報をクラウドサーバ1にアップロードする。クラウドサーバ1は、外部装置2がアップロードした音の情報を記憶部14に格納する。
クラウドサーバ1は、複数の聴感実験のうちいずれかを選択させる画面をPC3やタブレット端末4に表示させて、選択された聴感実験を実施させ、この聴感実験で得られた結果を主観量143として記憶部14に格納する。クラウドサーバ1は、この聴感実験で得られた主観量143をPC3やタブレット端末4に表示させる。
図2は、タブレット端末4の構成図である。
タブレット端末4は、CPU41と、ROM42と、RAM43と、メモリ44とを備えるコンピュータである。タブレット端末4は更に、タッチパネルディスプレイ45と、内蔵スピーカ46と、内蔵マイク47と、通信部48と、インタフェース49とを備える。メモリ44には、ブラウザプログラム441が格納される。CPU41がブラウザプログラム441を実行することにより、Webページの閲覧/操作機能が具現化される。
タッチパネルディスプレイ45は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)などに透明なタッチパネルが積層されて構成される。タッチパネルディスプレイ45は、表示手段および操作手段として機能する。
内蔵スピーカ46は、音源142を音に変換するものである。内蔵マイク47は、音を、音源142に変換するものである。通信部48は、例えばNICであり、ネットワークNを介して外部機器と通信する。インタフェース49は、入出力端子であり、例えば外部のマイク5cやヘッドフォン6c(図1参照)などが接続される。
図3は、聴感実験ツール141のモード遷移図である。
ユーザが、タブレット端末4やPC3でクラウドサーバ1にアクセスすることで、一連の聴感実験が開始する。
モードM10は、タブレット端末4やPC3が表紙を表示するモードである。ユーザが表紙の任意の場所をクリックすることで、聴感実験システムはモードM11に遷移する。
モードM11は、タブレット端末4やPC3がログイン画面を表示するモードである。ユーザがアカウント情報を入力することで、聴感実験システムはモードM12に遷移する。なお、このログイン画面には、IDの新規登録のためのボタンが表示されている。このボタンをクリックすることで、IDやパスワードや職種、生年月日、性別、国籍、生活地域など、ユーザの諸元を被験者情報146に登録することができる。ユーザが被験者として聴感実験を実施した際、その実験結果を被験者の諸元ごとに集計して比較することができる。
モードM12は、タブレット端末4やPC3が選択画面を表示するモードである。ユーザが実験選択ボタン(不図示)をクリックすることで、聴感実験システムはモードM13に遷移する。このときのユーザは、聴感実験の被験者となる。また、ユーザが結果一覧ボタン(不図示)をクリックすることで、聴感実験システムはモードM15に遷移する。ユーザが実験新規登録ボタン(不図示)をクリックすることで、聴感実験システムは、実験を新規登録するモードM16に遷移する。このときのユーザは、聴感実験システムを用いて聴感実験を行う実験者、または、この聴感実験システムを管理する管理者である。なお、図3では、各モードの操作主体を各モードの下半分に記載している。
モードM13は、タブレット端末4やPC3が実験の選択画面を表示するモードである。ユーザである被験者が、何れかの実験を選択(クリック)することで、聴感実験システムはモードM14に遷移する。
モードM14は、タブレット端末4やPC3にて、ユーザに選択された実験を実施するモードである。ユーザである被験者が一連の実験を終了すると、聴感実験システムはモードM17に遷移する。
モードM15は、タブレット端末4やPC3が実験の結果一覧を表示するモードである。実験者または管理者であるユーザが、何れかの結果を選択(クリック)することで、聴感実験システムはモードM17に遷移する。
モードM17は、タブレット端末4やPC3が実験結果を表示するモードである。実験者または管理者であるユーザが、画面の任意の場所をクリックすることで、聴感実験システムはモードM18に遷移する。
モードM18は、タブレット端末4やPC3が結果表示の選択画面を表示するモードである。実験者または管理者であるユーザが、相関確認ボタンをクリックすることで、相関確認を表示するモードM19に遷移し、実験結果詳細ボタンをクリックすることで、実験結果詳細を表示するモードM20に遷移する。更にユーザが多変量解析ボタンをクリックすることで、多変量解析結果を表示するモードM21に遷移する。
図4は、実験選択画面70を示す図である。
この実験選択画面70は、図3に示すモードM13で示される画面であり、実験名と実験手法の組合せがそれぞれ表示されている。
選択肢700は、実験名が「ドア閉め音A」、実験手法が「SD法」である。これは、ドア閉め音Aについて、SD(セマンティック・ディファレンシャル)法の聴感実験を実施することを示している。
選択肢701は、実験名が「走行音A」、実験手法が「調整法」である。これは、走行音Aについて、調整法の聴感実験を実施することを示している。
選択肢702は、実験名が「走行音A」、実験手法が「極限法」である。これは、走行音Aについて、極限法の聴感実験を実施することを示している。
選択肢703は、実験名が「ドア閉め音A」、実験手法が「一対比較法」である。これは、ドア閉め音Aについて、一対比較法の聴感実験を実施することを示している。
選択肢704は、実験名が「ドア閉め音B」、実験手法が「SD法」である。これは、ドア閉め音Bについて、SD法の聴感実験を実施することを示している。
選択肢705は、実験名が「ドアロック音C」、実験手法が「SD法」である。これは、ドアロック音Cについて、SD法の聴感実験を実施することを示している。
選択肢706は、実験名が「ドアロック音C」、実験手法が「一対比較法」である。これは、ドアロック音Cについて、一対比較法の聴感実験を実施することを示している。
ユーザ(被験者または実験者)は、受けたい実験に対応する選択肢をクリックする。ユーザが選択肢700〜706のうち何れかを選択すると、選択された実験が開始され、実験中の画面に遷移する。
図5は、実験説明画面71を示す図である。
実験説明画面71は、図3に示すモードM14で最初に共通して示される画面である。この実験説明画面71のタイトルは「実験説明」であり、その下に「これから聴感実験を始めます。」が表示される。更に実験説明画面71には、デモ再生ボタン711、練習開始ボタン712、本番開始ボタン713が表示されている。
デモ再生ボタン711は、デモ音源を再生するボタンである。
練習開始ボタン712は練習実験を開始するボタンであり、本番開始ボタン713は、本番実験を開始するボタンである。なお、練習実験は、本番よりも試行回数を減らすなど簡易的にした実験を練習として実施するものである。
図6は、調整法による実験画面を示す図である。
この調整法実験画面72は、図4の実験選択画面70で調整法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。調整法実験画面72には、再生ボタン720、基準音スライダ721、評価音スライダ722、完了ボタン723が表示されている。更に再生ボタン720の下には、「基準音と同じ大きさに聞こえるように、評価音の大きさを調節してください。」のメッセージが表示される。この教示は一例であり、「同じ高さに聞こえるように、」など評価対象は様々であってもよく、図6に示した実施形態に限定されない。
再生ボタン720は、実験の対象である音源142のうち基準音と評価音を対にして再生するボタンである。
基準音スライダ721は、中央に固定されている。評価音スライダ722は、上端から下端まで任意の位置に設定可能であり、再生される評価音の音量などを調節するためのものである。
被験者は、再生ボタン720をクリックしたのち、評価音スライダ722を調整することを繰り返す。これにより、次に再生ボタン720をクリックしたとき、基準音はそのままで評価音の音量が変化する。被験者は、基準音と評価音とが同じ大きさに聞こえたとき、この調整法による実験を完了する。
完了ボタン723は、この調整法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図3のモードM17の実験結果に遷移する。なお、各実験画面には、ひとつの試験が終了した後、次の音の試験に移る「次へ」ボタンが配置されている場合もある。これにより、モードM17の実験結果に遷移することなく、また図3のモードM12の選択画面に戻ることもなく、複数の試験を次々と行わせることができる。
図7は、極限法による実験画面を示す図である。
極限法とは、一定のステップで一定の方向に刺激を変化させながら、ステップごとに被験者の判断を求める実験手法である。例えば、極限法において、聴感実験システムは、3dBずつ大きくなる音を順番に再生して被験者に判断結果を入力させる。
なお、極限法による実験画面は、図7に示した実施の形態に限定されない。
この極限法実験画面73aは、図4の実験選択画面70で極限法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。極限法実験画面73aは、再生ボタン730、「大きい」ボタン731、「等しい」ボタン732、「小さい」ボタン733、完了ボタン734が表示されている。更に再生ボタン730と共に、「基準音と評価音を対にして再生します。基準音と比べて評価音はどの様に聞こえますか?」が表示される。
再生ボタン730は、実験の対象である音源142のうち基準音と評価音を対にして再生するボタンである。
「大きい」ボタン731、「等しい」ボタン732、「小さい」ボタン733は、被験者が基準音と比べて評価音がどのように聞こえたかの主観評価結果を入力するためのボタンである。この極限法実験画面73aにおいて、被験者が再生ボタン730をクリックすると、聴感実験システムは、所定の大きさの基準音を再生し、評価音を再生する。被験者は、これら基準音と評価音の主観評価結果を入力する。次に被験者が再生ボタン730をクリックすると、聴感実験システムは、前回と同じ大きさの基準音を再生し、前回よりも大きな評価音を再生する。被験者は、これら基準音と評価音の主観評価結果を入力する。これを繰り返すことで、極限法の実験が行われる。
完了ボタン734は、この極限法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図3のモードM17の実験結果に遷移する。
図8は、恒常法による実験画面を示す図である。
恒常法は、極限法と異なり、刺激をランダムに呈示する方法である。恒常法において、システムは、35dB→60dB→45dB…のように評価音をランダムに変化させる。
なお、恒常法による実験画面は、図8に示した実施の形態に限定されない。
この恒常法実験画面73bは、図4の実験選択画面70で恒常法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。恒常法実験画面73bには、再生ボタン730、「大きい」ボタン731、「等しい」ボタン732、「小さい」ボタン733、完了ボタン734が表示されている。更に再生ボタン730の下には、「基準音と比べて評価音はどの様に聞こえますか?」のメッセージが表示されている。
再生ボタン730は、実験の対象である音源142のうち基準音と評価音を対にして1回だけ再生するボタンである。
「大きい」ボタン731、「等しい」ボタン732、「小さい」ボタン733は、被験者が基準音と比べて評価音がどのように聞こえたかの主観評価結果を入力するためのボタンである。この恒常法実験画面73bにおいて、被験者が再生ボタン730をクリックすると、聴感実験システムは、所定の大きさの基準音を再生し、ランダムな大きさの評価音を1回だけ再生する。被験者は、これら基準音と評価音の主観評価結果を入力する。これにより、恒常法の実験が行われる。
完了ボタン734は、この恒常法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図3のモードM17の実験結果に遷移する。
図9は、ME(マグニチュード推定)法による実験画面を示す図である。
ME法とは、基準刺激は明示されておらず、提示される音ごとに主観評価を行い、正の数で答えるものである。このME法実験画面74は、図4の実験選択画面70でME法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。このME法実験画面74には、再生ボタン740、数値入力ボックス741、完了ボタン742が表示されている。
再生ボタン740は、実験の対象である音源142を再生するボタンである。再生ボタン740の下には、「様々な音をお聞かせします。音の大きさを反映すると思われる正の数を割り当てて下さい。」のメッセージが表示される。
数値入力ボックス741は、被験者が感じた感覚的な大きさを数詞で入力するものである。ここで被験者は、練習と本番とに応じて1から5までの数詞のいずれかを数値入力ボックス741に入力する。
完了ボタン742は、このME法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図3のモードM17の実験結果に遷移する。
なお、ME法による実験画面は、図9に示した実施の形態に限定されない。
図10は、評定尺度法による実験画面を示す図である。
評定尺度法とは、感覚的大きさを段階的なカテゴリーで評価する方法である。この評定尺度法実験画面75は、図4の実験選択画面70で評定尺度法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。評定尺度法実験画面75には、再生ボタン750、カテゴリー選択751、完了ボタン752が表示されている。
再生ボタン750は、実験の対象である音源142を再生するボタンである。この再生ボタン750の下には、「様々な音をお聞かせします。音の大きさの印象を下記に示す5つのカテゴリーで判断して下さい。」のメッセージが表示される。
カテゴリー選択751は、被験者が感じた感覚的大きさを段階的なカテゴリーとして入力するものである。評定尺度法実験画面75において被験者は、練習と本番とに応じて、+2,+1,0,−1,−2の5段階で評価した結果を入力する。
完了ボタン752は、この評定尺度法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図3のモードM17の実験結果に遷移する。
なお、評定尺度法による実験画面は、図10に示した実施の形態に限定されない。
図11は、一対比較法による実験画面を示す図である。
この一対比較法実験画面76は、図4の実験選択画面70で一対比較法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。一対比較法実験画面76には、再生ボタン760、「かなり」ボタン761、「やや」ボタン762、「どちらとも」ボタン763、「やや」ボタン764、「かなり」ボタン765、完了ボタン766が表示されている。
再生ボタン760は、実験の対象である一対の音源142を再生するボタンである。この再生ボタン760に続いて、「2つの音を対にしてお聞かせします。前の音と比べて後の音がどの程度強いか、あるいは弱いかを判断して下さい。」のメッセージが表示される。
「かなり」ボタン761、「やや」ボタン762、「どちらとも」ボタン763、「やや」ボタン764、「かなり」ボタン765は、被験者が前の音と比べて後の音について感じた度合いを択一的に入力するボタンである。
完了ボタン766は、この評定尺度法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図3のモードM17の実験結果に遷移する。
なお、一対比較法による実験画面は、図11に示した実施の形態に限定されない。
図12は、SD法による実験画面を示す図である。
このSD法実験画面77は、図4の実験選択画面70でSD法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。SD法実験画面77には、再生ボタン770、ラジオボタン771〜775、「次へ」ボタン776が表示されている。
再生ボタン770は、実験の対象である音源142を再生するボタンである。再生ボタン770に続いて、「この音はどのように感じますか」のメッセージが表示される。
ラジオボタン771は、「力強い」から「弱々しい」までを7段階に区分した主観評価を入力するものである。これら7段階の区分は、「非常に」、「かなり」、「やや」、「どちらとも」、「やや」、「かなり」、「非常に」であり、その両端には、対義語が記載されている。
ラジオボタン772は、「やかましい」から「静かな」までを7段階に区分した主観評価を入力するものである。
ラジオボタン773は、「忙しい」から「のんびりした」までを7段階に区分した主観評価を入力するものである。
ラジオボタン774は、「かたい」から「やわらかい」までを7段階に区分した主観評価を入力するものである。
ラジオボタン775は、「鋭い」から「鈍い」までを7段階に区分した主観評価を入力するものである。
「次へ」ボタン776は、図13に示す実験結果画面87に遷移するボタンである。
なお、SD法による実験画面は、図12に示した実施の形態に限定されない。
図13は、SD法による実験結果画面を示す図である。
実験結果画面87には、主観量表示871、主観量選択872、「参考:データ比較」ボタン873、「参考:全データ」ボタン874が表示されている。
主観量表示871には、「力強い」と「弱々しい」、「やかましい」と「静かな」、「忙しい」と「のんびりした」、「かたい」と「やわらかい」、「鋭い」と「鈍い」の5組の対義語についての評価結果が表示されている。円形は、全員の評価結果頻度を示しており、折れ線はログインしている被験者の評価結果を示している。これにより、実験者や管理者は、被験者個人の評価を全員の主観評価の平均と比較することができる。
主観量選択872は、主観量表示871に表示される項目を選択するスイッチである。
「参考:データ比較」ボタン873は、ログインしている個人の評価データと全員の評価データの平均値を比較するためのボタンである。
「参考:全データ」ボタン874は、全員の評価データの平均値を表示するためのボタンである。
図14Aは、カテゴリー連続判断法による実験画面を示す図である。
このカテゴリー連続判断法実験画面78は、図4の実験選択画面70でカテゴリー連続判断法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。カテゴリー連続判断法実験画面78には、再生ボタン780、「非常に大きい」ボタン781、「大きい」ボタン782、「やや大きい」ボタン783、「どちらでもない」ボタン784、「やや小さい」ボタン785、「小さい」ボタン786、「非常に小さい」ボタン787、完了ボタン788が表示されている。
再生ボタン780は、実験の対象である音源142を再生するボタンである。
「非常に大きい」ボタン781、「大きい」ボタン782、「やや大きい」ボタン783、「どちらでもない」ボタン784、「やや小さい」ボタン785、「小さい」ボタン786、「非常に小さい」ボタン787は、は、被験者が再生中の音について感じた度合いを、リアルタイムかつ択一的に順次入力するボタンである。ここでは、被験者により「やや小さい」ボタン785がクリックされている。
完了ボタン788は、このカテゴリー連続判断法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図15の実験結果画面88に遷移する。
なお、カテゴリー連続判断法による実験画面は、図14Aに示した実施の形態に限定されない。
図14Bは、線分調整法による実験画面を示す図である。
この線分調整法実験画面78Aは、図4の実験選択画面70で線分調整法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。線分調整法実験画面78Aには、「長く」ボタン781A、「短く」ボタン782A、完了ボタン788A、線分789が表示されている。
被験者は、再生中の音について感じた度合いに応じてリアルタイムに線分789の長さを調整する。被験者が「長く」ボタン781Aをクリックすると、線分789が長くなる。被験者が「短く」ボタン782Aをクリックすると、線分789が短くなる。
完了ボタン788Aは、この線分調整法の聴感実験を完了するためのボタンである。これにより聴感実験システムは、図15の実験結果画面88に遷移する。
なお、線分調整法による実験画面は、図14Bに示した実施の形態に限定されない。
図15は、カテゴリー連続判断法、または、線分調整法による実験結果画面を示す図である。
実験結果画面88には、時系列グラフ881、音圧レベルスイッチ882、カテゴリー値スイッチ883が表示されている。
時系列グラフ881には、音圧レベルが折れ線で表示され、主観評価されたカテゴリー値が階段状に表示されている。これにより、実験者や管理者は、物理量である音圧レベルと主観評価結果のカテゴリー値との対応関係を知ることができる。
音圧レベルスイッチ882は、物理量である音圧レベルを時系列グラフ881に表示させるためのスイッチである。
カテゴリー値スイッチ883は、主観評価結果のカテゴリー値を時系列グラフ881に表示させるためのスイッチである。
なお、実験結果画面に表示するのは音圧レベルに限られず、ラウドネスレベルやラウドネスを表示してもよい。
図16は、評価グリッド法による実験画面を示す図である。
この評価グリッド法実験画面79は、図4の実験選択画面70で評価グリッド法の実験を選択し、図5の実験説明画面に遷移したのちに表示される画面である。評価グリッド法実験画面79には、領域791、カード792、「次へ」ボタン799が表示されている。
領域791は、カード792を配置するための画面領域であり、左端に「好き」が表示され、右端に「嫌い」が表示されている。
カード792は、評価対象の音源142に対応しており、領域791のいずれかに配置されており、更にこの領域791のうち任意の位置にドラッグ可能である。カード792上には、対応する音源142を示す文字と、対応する音源142を再生するための音再生マーク793とが配置されている。被験者がこのカード792の音再生マーク793をクリックすると、カード792に対応した音源142が再生される。被験者は、再生された音源142の主観評価結果が「好き」から「嫌い」までのうち、どのような位置が相応しいかを判断して、カード792をドラッグする。
「次へ」ボタン799は、この評価グリッド法の現在の実験を完了して、次の質問を行うためのものである。次の質問において、聴感実験システムは「好き」、「嫌い」以外の対義語を用いて、各音源142の主観評価を行わせる。これら様々な評価語による主観評価を通して、図17に示すような実験結果を得ることができる。
なお、評価グリッド法による実験画面は、図16に示した実施の形態に限定されない。
図17は、評価グリッド法による実験結果画面を示す図である。
実験結果画面89には、上位概念891、中位概念892、下位概念893が表示されている。
上位概念891には、「安っぽい」、「嫌い」、「高級感」、「好き」、「密閉された」、「好き嫌い判定できない」の各項目が配置されている。
中位概念892には、「ペラペラ」、「しゃきっと閉まらない」、「継続時間短い」、「低音が響く」、「ドアとして異常」の各項目が配置されている。このうち、「ペラペラ」と「しゃきっと閉まらない」には、上位概念891の「安っぽい」、「嫌い」が関連付けられている。「継続時間短い」には、上位概念891の「高級感」と「密閉された」が関連付けられている。「低音が響く」、には、上位概念891の「高級感」と「好き」が関連付けられている。「ドアとして異常」には、上位概念891の「好き嫌い判定できない」が関連付けられている。
下位概念893には、「減衰時間長い」、「響くような音」、「減衰時間短い」、「閉まっていない」の各項目が配置されている。このうち、「減衰時間長い」には、中位概念892の「ペラペラ」と「継続時間短い」が関連付けられている。「響くような音」、には、中位概念892の「ペラペラ」が関連付けられている。「減衰時間短い」には、中位概念892の「低音が響く」が関連付けられている。「閉まっていない」には、中位概念892の「ドアとして異常」が関連付けられている。
図18は、外部装置2の構成図である。
外部装置2は、現場で音や振動を収録する計測装置であり、CPU21と、ROM22と、RAM23と、メモリ24と、入力部25と、インタフェース26と、通信部27を備えるコンピュータである。入力部25は、例えば操作ボタンなどである。外部装置2のインタフェース26には、マイク5aが接続される。メモリ24には、計測プログラム(不図示)や、データとしての音源(不図示)や、ユーザ(実験者や被験者)が収録時に感じたことなどの記録情報(不図示)が格納される。なお、この記録情報は、入力部25を介してテキスト等で入力され、音源と共にクラウドサーバ1にアップロードされ、例えば聴感実験における音の再生と同期して画面上に表示される。
なお、記録情報は、インタフェース26に接続された第2のマイクを介して音声で収録されてもよい。この場合、記録情報は音源と共にクラウドサーバ1にアップロードされ、例えば聴感実験における音の再生に同期して、別のオーディオチャンネルとして再生される。
つまり、外部装置2は、レベルレコーダのように現場で音や振動の時系列データを収録しつつ、感じたことなどを記録する。外部装置2は更に、通信部27により、収録した音源をクラウドサーバ1にアップロードする。アップロードされた音源は、クラウドサーバ1の記憶部14に音源142として格納される。
なお、外部装置2による収録に限られず、PC3やタブレット端末4や、スマートフォンなどにマイク5b,5cなどを接続して、音や振動の時系列データを収録してもよい。また、内蔵マイク47で音を収録してもよく、限定されない。
図19は、時系列音評価法の動作を示す概念図である。
グラフは、音圧レベルと時間との関係を示している。グラフの下側には感じたことの記録情報が示されており、「乗り心地良い」や「ここで異音」などが音源と共に収録されている。これによりユーザ(実験者や被験者)は、評価対象の音源142の素性を知ることができる。
図20Aと図20Bは、主観量−物理量、物理量−物理量および主観量−主観量の相関係数テーブルを生成する処理を示すフローチャートである。図20Aと図20Bに示す処理は、図3のモードM19の相関確認にて実行される。
ステップS10〜S19において、CPU11は、主観量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図21Aに示す相関係数テーブル91Aの列方向の各項目に相当する。
次にステップS11〜S14において、CPU11は、物理量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図21Aに示す相関係数テーブル91Aの行方向の下側の各項目に相当する。
CPU11は、この主観量と物理量との相関係数を算出し(S12)、相関係数に応じた色分け(濃度)表示を行う(S13)。そしてCPU11は、処理していない物理量の項目があれば、ステップS11に戻る(S14)。CPU11は、物理量の各項目について繰り返したならば、ステップS15の処理に進む。
ステップS15〜S18において、CPU11は、主観量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図21Aに示す相関係数テーブル91Aの行方向の上側の各項目に相当する。
CPU11は、列方向と行方向の主観量同士の相関係数を算出し(S16)、相関係数に応じた色分け(濃度)表示を行う(S17)。そしてCPU11は、処理していない行方向の主観量の項目があれば、ステップS15に戻る(S18)。CPU11は、行方向の主観量の各項目について繰り返したならば、ステップS19の処理に進む。
ステップS19において、CPU11は、処理していない列方向の主観量の項目があれば、ステップS10に戻る。CPU11は、列方向の主観量の各項目について繰り返したならば、図20BのステップS20の処理に進む。
ステップS20〜S25において、CPU11は、物理量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図21Bに示す相関係数テーブル91Bの列方向の各項目に相当する。
次にステップS21〜S24において、CPU11は、物理量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図21Bに示す相関係数テーブル91Bの行方向の下側の各項目に相当する。
CPU11は、この物理量(列)と物理量(行)との相関係数を算出し(S22)、相関係数に応じた色分け(濃度)表示を行う(S23)。そしてCPU11は、処理していない物理量の項目があれば、ステップS21に戻る(S24)。CPU11は、物理量の各項目について繰り返したならば、ステップS25の処理に進む。
ステップS25において、CPU11は、処理していない列方向の物理量の項目があれば、ステップS20に戻る。CPU11は、列方向の物理量の各項目について繰り返したならば、図20Bの処理を終了する。
図21Aは、主観量−物理量、物理量−物理量および主観量−主観量の相関係数テーブル91Aを示す図である。図21Aに示す相関係数テーブル91Aは、図3のモードM19の相関確認にて表示される。
相関係数テーブル91Aの行には、上側に主観量の各指標が記載され、その下側には物理量の各指標が記載されている。相関係数テーブル91Aの列には、行と同様な項目が記載されているが、ここでは最初の4項目だけを図示している。
主観量の各指標には、「力強い」、「静かな」、「のんびりした」、「やわらかい」、「高級な」、「鋭い」、「はっきりした」、「統一な」、「重厚な」、「上品な」がある。定常音ラウドネスの物理量の指標には、「ラウドネス」、「ラウドネスレベル」、「シャープネス」がある。非定常音ラウドネスの物理量の指標には、「ラウドネス」、「ラウドネス(5%)」、「ラウドネス(10%)」、「ラウドネスレベル」、「シャープネス」、「ラフネス」、「変動強度」がある。
なお、ここで記載した主観量や物理量の指標は一例であり、これらに限定されない。
相関係数テーブル91Aの上側のセルには、主観量と主観量との相関係数が数字で示されている。これにより、実験者や管理者は、各主観量同士の相関関係を容易に知ることができる。
相関係数テーブル91Aの下側のセルには、主観量と物理量との相関係数が数字で示されている。これにより、実験者や管理者は、主観量と物理量との相関関係を容易に知ることができる。
更に相関係数テーブル91Aのセルの背景は、相関係数の数字に応じた色(濃度)で表示されるが、ここでは図示を省略している。
図21Bは、主観量−物理量、物理量−物理量および主観量−主観量の相関係数テーブルを示す図である。この図21Bの相関係数テーブル91Bは、図21Aに示した相関係数テーブル91Aよりも右側の列(不図示)に相当する。
相関係数テーブル91Bの下側の各行には、物理量と物理量との相関係数が数字で示されている。これにより、実験者や管理者は、物理量と物理量との相関関係を容易に知ることができる。
更に相関係数テーブル91Bのセルの背景は、相関係数の数字に応じた色(濃度)で表示されるが、ここでは図示を省略している。
図22は、異なる諸元の被験者による主観量の相関係数テーブルを生成する処理を示すフローチャートである。図22に示す処理は、図3のモードM19の相関確認にて実行される。
ステップS30〜S39において、CPU11は、20代の被験者の主観量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図23に示す相関係数テーブル92の列方向の各項目に相当する。
次にステップS31〜S34において、CPU11は、20代の被験者の主観量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図23に示す相関係数テーブル92の行方向の上側の各項目に相当する。
CPU11は、20代の被験者の主観量同士の相関係数を算出し(S32)、相関係数に応じた色分け(濃度)表示を行う(S33)。そしてCPU11は、処理していない主観量の項目があれば、ステップS31に戻る(S34)。CPU11は、主観量の各項目について繰り返したならば、ステップS35の処理に進む。
ステップS35〜S38において、CPU11は、40代の被験者の主観量の各項目について繰り返す。この繰り返しは、図23に示す相関係数テーブル92の行方向の下側の各項目に相当する。
CPU11は、20代の被験者の主観量と40代の被験者の主観量の相関係数を算出し(S36)、相関係数に応じた色分け(濃度)表示を行う(S37)。そしてCPU11は、処理していない行方向の主観量の項目があれば、ステップS35に戻る(S38)。CPU11は、40代の被験者の主観量(行方向)の各項目について繰り返したならば、ステップS39の処理に進む。
ステップS39において、CPU11は、処理していない列方向の主観量の項目があれば、ステップS30に戻る。CPU11は、列方向の主観量の各項目について繰り返したならば、図22の処理を終了する。
図23は、異なる諸元の被験者による主観量の相関係数テーブルを示す図である。図23に示す相関係数テーブルは、図3のモードM19の相関確認にて表示される。
相関係数テーブル92の行には、上側に20代の被験者による主観量の各指標が記載され、その下側には40代の被験者による主観量の各指標が記載されている。主観量の各指標は、図21Aと同様の項目である。相関係数テーブル92の列には、行と同様な項目が記載されている。
相関係数テーブル92の上側かつ左側のセルには、20代の被験者の主観量同士の相関係数が数字で示される。これにより、実験者や管理者は、20代の被験者の主観量同士の相関関係を容易に知ることができる。これよりも右側のセル(不図示)には、40代の被験者の主観量と、20代の被験者の主観量との相関係数が数字で示される。これにより、実験者や管理者は、異なる諸元の被験者間の主観量の相関関係を容易に知ることができる。
相関係数テーブル92の下側かつ左側のセル(不図示)には、20代の被験者の主観量と、40代の被験者の主観量との相関係数が数字で示される。これにより、実験者や管理者は、異なる諸元の被験者間の主観量の相関関係を容易に知ることができる。
更に相関係数テーブル92のセルの背景は、相関係数の数字に応じた色(濃度)で表示されるが、ここでは図示を省略している。
図24は、主観量同士の相関係数の別の見せ方を示す図である。図24に示すグラフ81は、図3のモードM19の相関確認にて表示される。
図24のグラフ81は、相関係数行列を多角形に表示したものである。これにより、図23に示す相関係数テーブル92よりも直感的に相関係数を把握することができる。ここでは多角形(例えば、10角形)の頂点に評価語を配置し、評価語同士の相関係数の絶対値に応じた太さ、かつ相関係数の正負に応じた色の線を評価語間に描いている。相関係数テーブルは、評価語同士の相関係数が正の場合には青色の線で描かれ、評価語同士の相関係数が負の場合には赤色の線で描かれる。なお、相関係数の正負と線の色との対応は一例であり、青と赤以外の色で描いてもよい。
ここでは、「上品な」、「力強い」、「静かな」、「のんびりした」、「やわらかい」、「高級な」、「鋭い」、「はっきりした」、「統一な」、「重厚な」の10個の評価語を各頂点に配置している。更に「統一な」と「重厚な」の両頂点、「統一な」と「力強い」の両頂点、「重厚な」と「のんびりした」の両頂点、「のんびりした」と「上品な」の両頂点に太線を描いて、これら主観量間の相関係数の絶対値が高いことを示している。各頂点を結ぶ線は、すべて青色である。これによっても、主観量同士の項目の相関係数を実験者に見せることができる。多角形の各頂点は、対になる評価個のうち相関係数が正の方が記載されていてもよく、実験者が自由に設定できてもよく、限定されない。
図25は、主観量同士の相関係数の別の見せ方を、被験者ごとに表した図である。図25に示すグラフ81L,81Rは、図3のモードM19の相関確認にて表示される。
グラフ81Lは、頂点間を結ぶ線の太さによって、被験者1が各評価語を評価した主観量の相関係数を示している。グラフ81Rは、頂点間を結ぶ線の太さによって、被験者2が各評価語を評価した主観量の相関係数を示している。このように、被験者ごとに各評価語を評価した主観量同士の相関係数を並べて表示することで、実験者や管理者は、評価語を評価した主観量の相関係数の被験者による違いを容易に知ることができる。
図26は、SD法による再現性確認データを示す図である。
再現性確認データ93は、再現性確認データ931,932の2つのグラフからなる。上側の再現性確認データ931は、被験者1のSD法の結果を示している。下側の再現性確認データ932は、被験者2のSD法の結果を示している。再現性確認データ931,932の縦軸は、主観量を示している。再現性確認データ931,932の横軸は、実験順番を示している。
再現性確認データ931,932が上下に変動していないとき、被験者が評価した主観量は実験ごとに変化しておらず、再現性があることを示している。再現性確認データ931,932が上下に変動しているとき、被験者が評価した主観量は実験ごとに変化しており、再現性が乏しいことを示している。これにより実験者や管理者は、再現性が低い主観評価結果を判定できる。また実験者や管理者は、聴感実験に改善が必要であることを容易に把握できる。
図27は、SD法による累積とヒストグラムを示す図である。図27に示す累積とヒストグラムは、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
ここでは、被験者全員の全試行回数の累積とヒストグラムを、結果のまとまりが分かる評価語ごとに作成している。
累積・ヒストグラム941は、累積・ヒストグラム941L,941Rの2つのグラフからなる。累積・ヒストグラム941L,941Rの横軸は、主観量の区間を示している。累積・ヒストグラム941L,941Rの折れ線グラフの縦軸は、左端の区間から現在の区間までの累積を示しており、上端は100%である。累積・ヒストグラム941L,941Rの棒グラフの縦軸は、現在の区間に含まれる主観量の度数を示している。
累積・ヒストグラム941Lは、評価語1の累積とヒストグラムである。累積・ヒストグラム941Lは、評価語2の累積とヒストグラムである。このように、異なる評価語の累積とヒストグラム941L,941Rを並べて表示することで、実験者や管理者は、各評価語の主観評価結果の度数分布の違いを容易に知ることができる。
図28は、SD法による評価語の平均と偏差とを示す図である。図28に示す評価語の平均と偏差は、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
平均・標準偏差942は、各折れ線によって各音源の主観評価の結果を示している。グラフの横軸は、各評価語である。グラフの縦軸は、その評価語に関する主観量である。グラフの各線種は、各音源の評価を示している。各音源の評価を重ね書きすることで、実験者や管理者は、全評価語の平均と偏差とを確認することができる。
図29は、SD法による評価語の平均と偏差とが正規化された図である。図29に示す評価語の平均と偏差とが正規化されたグラフは、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
平均・標準偏差943は、平均・標準偏差942の値の最大と最小を、表示するグラフの最大(+3)と最小(−3)に割り当て直すようにして正規化したグラフである。これにより、主観評価の偏りを打ち消すことができる。
図30は、SD法による実験結果の比較図である。図30に示すSD法による実験結果の比較は、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
実験結果比較944のグラフは、縦軸が評価語であり、横軸が主観量である。白点のグラフは、製品Lに関する改造前の音の主観評価を示している。黒点のグラフは、同じ製品Lに関する改造後の音の主観評価を示している。図30は、製品Lに関する改造前の音と、改造後の音の主観評価を比較可能に表示している。これにより、実験者や管理者は、改造による主観量の変化を容易に把握することができる。
図31は、SD法による実験結果を所定の諸元でフィルタリングしたものを示す図である。図31に示すSD法による実験結果を所定の諸元でフィルタリングしたグラフは、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
主観評価結果945は、各折れ線によって各諸元でフィルタリングした結果を示している。主観評価結果945のグラフの縦軸は主観量であり、グラフの横軸は各評価語である。なお、主観評価結果945では、各評価語の標記を省略している。ここで所定の諸元とは、例えば被験者の職種、年代、性別、国籍、生活地域や、評価語、音源などである。ここでは一部の音源に係る主観評価のみをピックアップしている。これにより実験者や管理者は、各諸元の主観評価の相違を容易に把握することができる。
図32は、SD法による実験結果を所定の諸元でフィルタリングしたヒストグラムを折れ線グラフで示した図である。図32に示すヒストグラムは、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
ヒストグラム946は、「安っぽい」と「高級な」の対義語に関する評価結果のヒストグラムである。ヒストグラム946のグラフの横軸は主観量を示しており、−3のときに最も安っぽく評価され、+3のときに最も高級として評価されている。グラフの縦軸は、各主観評価に対する頻度を示している。
凡例Aで示された線は、音源Aの主観評価のヒストグラムを示している。同様に、凡例Bで示された線は、音源Bの主観評価のヒストグラムを示している。凡例Cで示された線は、音源Cの主観評価のヒストグラムを示している。これにより実験者や管理者は、各評価語における、音源での主観評価の相違を容易に把握することができる。
図33は、SD法による実験結果を被験者ごとに比較した図である。図33に示すSD法による実験結果は、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
主観評価結果947は、主観評価結果947L,947Rの2つのグラフからなる。主観評価結果947のグラフの横軸は各評価語であり、グラフの縦軸は主観量である。主観評価結果947Lは被験者1が実験して得られた主観量であり、各折れ線は実験に用いた各音源の主観評価の結果を示している。主観評価結果947Rは被験者2が実験して得られた主観量であり、各折れ線は実験に用いた各音源の主観評価の結果を示している。このように、被験者ごとに主観量を対比して表示しているので、実験者や管理者は、一致点と相違点とを容易に把握することができる。
図34は、SD法による実験結果を音源ごと被験者ごとの評価を重ね書きした図である。図34に示すSD法による実験結果は、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
主観評価結果948は、主観評価結果948L,948Rの2つのグラフからなる。主観評価結果948のグラフの横軸は各評価語であり、グラフの縦軸は主観量である。主観評価結果948Lは音源1に係る主観量を示し、主観評価結果948Rは音源2に係る主観量を示している。各折れ線は、各被験者による主観評価の結果を示している。
このように、音源ごとに被験者ごとの評価を重ね書きしているので、実験者や管理者は、音源ごとや被験者ごとの一致点と相違点とを容易に把握することができる。
図35は、SD法による実験結果を被験者ごとに評価語ごとの評価を重ね書きして比較した図である。図35に示すSD法による実験結果は、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
主観評価結果949は、主観評価結果949L,949Rの2つのグラフからなる。主観評価結果949のグラフの縦軸は主観量を示し、横軸は各音源を示している。各折れ線は、各評価語に係る主観量を示している。主観評価結果949Lは被験者1による主観量を示し、主観評価結果949Rは被験者2による主観量を示している。
被験者ごとに評価語ごとの評価を重ね書きしているので、実験者や管理者は、被験者ごとや評価語ごとの一致点と相違点を容易に把握することができる。
図36は、SD法による実験結果を評価語ごとに被験者ごとの重ね書きを行って比較した図である。図35に示すSD法による実験結果は、図3のモードM20の実験結果詳細にて表示される。
主観評価結果940のグラフの縦軸は主観量を示し、3のときに最も力強く評価され、−3のときに最も弱々しく評価されたことを示している。グラフの横軸は各音源を示している。それぞれの線は各被験者を示している。これにより、実験者や管理者は、各被験者の各音源に係る主観量の一致点と相違点を容易に把握することができる。例えば図36において、被験者1,2,6は、同様な傾向の主観評価をしている。これに対して被験者3,5は、被験者1,2,6とは真逆な傾向の主観評価をしていることが読み取れる。
図37は、SD法による実験結果を主成分分析した図である。図37に示す主成分分析結果82は、図3のモードM21の多変量解析にて表示される。
主成分分析とは、相関のある多数の変数から、相関のない少数で全体のばらつきを最もよく表す主成分と呼ばれる変数を合成する手法である。主成分分析結果82は、各評価語の主観評価から主成分1と主成分2を合成し、主成分1を横軸とし、主成分2を縦軸とする平面上のベクトルとして各評価語を示している。このように、二次元空間に各評価語とその分散を配置することで、各評価語の主観評価結果を可視化することができる。
図38は、SD法による実験結果をクラスター分析した図である。図38に示すクラスター分析結果83は、図3のモードM21の多変量解析にて表示される。
ここでは各評価語を主観量の結合レベルに応じて結合または切断して、クラスター分析を行っている。クラスター分析結果83により、各評価語の結合レベル(非類似度)を容易に可視化することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 音源をクラウドサーバ1にアップロードするのは外部装置2に限定されない。PC3やタブレット端末4が、音源をクラウドサーバ1にアップロードしてもよい。
(b) 聴感実験を行う端末と、実験結果を閲覧する端末は異なっていてもよく、限定されない。
(c) 聴感実験の種類は、実施形態に示したものに限定されず、任意の主観評価実験を実行してよい。
(d) 上記実施形態において聴感実験の内容に用いられている音源(ドア閉め音など)、評価段階(5段階など)、評価語(大きい、強い、など/数が5組、など)、はいずれも一例であり、これ以外のものであってもよい。
1 クラウドサーバ (聴感実験サーバ)
11 CPU (制御手段)
12 ROM
13 RAM
14 記憶部 (記憶手段)
141 聴感実験ツール
142 音源
143 主観量
144 物理量
145 関係性情報
146 被験者情報
15 通信部
2 外部装置 (端末の一例)
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 メモリ
25 入力部
26 インタフェース
3 PC (端末の一例)
4 タブレット端末 (端末の一例)
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 メモリ
441 ブラウザプログラム
45 タッチパネルディスプレイ
46 内蔵スピーカ
47 内蔵マイク
48 通信部
49 インタフェース
5a〜5c マイク
6a〜6c ヘッドフォン
70 実験選択画面
700〜706 選択肢
71 実験説明画面
711 デモ再生ボタン
712 練習開始ボタン
713 本番開始ボタン
72 調整法実験画面
720 再生ボタン
721 基準音スライダ
722 評価音スライダ
723 完了ボタン
73a 極限法実験画面
730 再生ボタン
731 「大きい」ボタン
732 「等しい」ボタン
733 「小さい」ボタン
734 完了ボタン
73b 恒常法実験画面
730 再生ボタン
731 「大きい」ボタン
732 「等しい」ボタン
733 「小さい」ボタン
734 完了ボタン
74 ME法実験画面
740 再生ボタン
741 数値入力ボックス
742 完了ボタン
75 評定尺度法実験画面
750 再生ボタン
751 カテゴリー選択
752 完了ボタン
76 一対比較法実験画面
760 再生ボタン
761 「かなり」ボタン
762 「やや」ボタン
763 「どちらとも」ボタン
764 「やや」ボタン
765 「かなり」ボタン
766 完了ボタン
77 SD法実験画面
770 再生ボタン
771〜775 ラジオボタン
776 「次へ」ボタン
81,81L,81R グラフ
82 主成分分析結果
83 クラスター分析結果
87 実験結果画面
871 主観量表示
872 主観量選択
873 「参考:データ比較」ボタン
874 「参考:全データ」ボタン
78 カテゴリー連続判断法実験画面
780 再生ボタン
781 「非常に大きい」ボタン
782 「大きい」ボタン
783 「やや大きい」ボタン
784 「どちらでもない」ボタン
785 「やや小さい」ボタン
786 「小さい」ボタン
787 「非常に小さい」ボタン
788 完了ボタン
78A 線分調整法実験画面
781A 「長く」ボタン
782A 「短く」ボタン
788A 完了ボタン
789 線分
88 実験結果画面
881 時系列グラフ
882 音圧レベルスイッチ
883 カテゴリー値スイッチ
79 評価グリッド法実験画面
791 領域
792 カード
793 音再生マーク
799 「次へ」ボタン
89 実験結果画面
891 上位概念
892 中位概念
893 下位概念
91,92 相関係数テーブル
93 再現性確認データ
941 累積・ヒストグラム
942,943 平均・標準偏差
944 実験結果比較
945,947,947L,947R,948,948L,948R,949,949L,949R,940 主観評価結果
946 ヒストグラム

Claims (11)

  1. 記憶部を備えたサーバに、
    端末から音源をアップロードさせる工程、
    複数の聴感実験のうちいずれかを選択させる画面を端末に表示させる工程、
    選択された聴感実験を前記端末にて実施する工程、
    前記聴感実験で得られた主観量を前記記憶部に格納する工程、
    前記聴感実験で得られた主観量を端末に表示させる工程、
    を実行させるための聴感実験ツール。
  2. 前記聴感実験に用いた音源を解析した各物理量を前記端末に表示させる工程、
    前記音源を解析して物理量を算出する工程、
    前記聴感実験で得られた各主観量と前記聴感実験に用いた音源を解析した各物理量との相関係数を端末に表示させる工程、
    を更に実行させるための請求項1に記載の聴感実験ツール。
  3. 前記聴感実験に用いた音源を解析した物理量同士との相関係数を端末に表示させる工程、
    を更に実行させるための請求項1または2に記載の聴感実験ツール。
  4. 前記聴感実験に用いた音源ごとに、前記聴感実験で得られた複数の主観量を対比可能に端末に表示させる工程、
    を更に実行させるための請求項1に記載の聴感実験ツール。
  5. 前記聴感実験の各被験者の情報は、前記記憶部に格納されており、
    各前記被験者のカテゴリーごとに、前記聴感実験で得られた主観量を対比可能に端末に表示させる工程、
    を実行させるための請求項1に記載の聴感実験ツール。
  6. 前記音源のカテゴリーごとに、前記聴感実験で得られた主観量を対比可能に端末に表示させる工程、
    を実行させるための請求項1に記載の聴感実験ツール。
  7. 前記複数の聴感実験のうちいずれかを選択させる画面を構成するWebページを前記端末に送信させる工程、
    前記聴感実験を実行させる画面を構成するWebページを前記端末に送信させる工程、
    前記主観量を表示させる画面を構成するWebページを前記端末に送信させる工程、
    を実行させるための請求項1から6のうち何れか1項に記載の聴感実験ツール。
  8. 前記聴感実験は、調整法、極限法、恒常法、マグニチュード推定(ME)法、評定尺度法、一対比較法、セマンティック・ディファレンシャル(SD)法、カテゴリー連続判断法、評価グリッド法、時系列音評価法のうちいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1から7のうち何れか1項に記載の聴感実験ツール。
  9. 前記聴感実験は、前記端末上にて前記音源を鳴らさせたのち、音のボリュームを調整させる工程を含む、
    ことを特徴とする請求項1から7のうち何れか1項に記載の聴感実験ツール。
  10. 前記聴感実験は、前記端末上にて前記音源を鳴らすボタンを含むオブジェクトを並び替え可能に表示させる工程を含む、
    ことを特徴とする請求項1から7のうち何れか1項に記載の聴感実験ツール。
  11. 端末と通信する通信手段、
    前記端末上の聴感実験で得られた主観量を前記通信手段により受信し、受信した前記主観量を記憶する記憶手段、
    複数の聴感実験のうちいずれかを選択させる画面を前記通信手段により前記端末に表示させ、選択された聴感実験を前記端末にて実施させ、前記聴感実験で得られた主観量を前記通信手段により端末に表示させる制御手段
    を備えることを特徴とする聴感実験サーバ。
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