JPH01252727A - 二方向性珪素鋼板およびその製造方法 - Google Patents

二方向性珪素鋼板およびその製造方法

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JPH01252727A
JPH01252727A JP8016588A JP8016588A JPH01252727A JP H01252727 A JPH01252727 A JP H01252727A JP 8016588 A JP8016588 A JP 8016588A JP 8016588 A JP8016588 A JP 8016588A JP H01252727 A JPH01252727 A JP H01252727A
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silicon steel
rolling
plate
steel sheet
annealing
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JP8016588A
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Toshiro Tomita
俊郎 富田
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軟磁気特性に優れた二方向性珪素鋼板およびそ
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕 従来より電動機、発電機、変圧器等の磁心には珪素鋼板
が用いられる。この珪素鋼板に要求される磁性は、交番
磁界中で磁気的なエネルギーti失(鉄損)が少ないこ
と、実用的な磁界中で磁束密度が高いこと、の2つであ
る。これらを実現するには、電気抵抗を高め、かつ磁化
容易方向であるbcc格子の<ioo>軸を使用磁界方
向に集積させるのが有効とされている。
使用磁界方向が一方向に限られている場合に最も良好な
磁気特性を示すのは、3%程度のStを含む一方向性珪
素鋼板である。
これは第7図(イ)に示すように+1101面が板面に
平行し、<100>軸を圧延方向に集積させていること
から、圧延方向に磁界をかけて使用した場合の磁気特性
が著しく優れる。しかし、この一方向性珪素鋼板は圧延
方向以外の方向に磁化し難い、したがって電動機、発電
機等の回転機器のような、磁界が板面内の様々な方向に
作用する場合には、さしたる効果は得られない。
磁界が板面内の複数の方向の作用する場合に使用される
のは、第7図(ロ)〜(ホ)に示されるような集合組織
を持つ珪素鋼板である。
これらの珪素鋼板のなかで良好な磁気特性を示すのは、
第2図(ロ)〜に)に示すように[1001面が板面に
平行し、<100>軸が板面垂直方向に集積したもので
ある。このような集合ll1aを持つと、3つの互いに
直交した<100>軸のうち、2つまでが板面に平行す
ることになる。そして、板面に平行する2つの<100
>軸の集積具合は用途によって望まれるものが異なる。
例えば板面内の互いに直交する2方向に磁界が加わるE
l型鉄心のような場合は、第71;i(ロ)(ハ)に示
す(1001<OO1>、+1001  <011)集
合組織のもの、すなわち二方向性珪素鋼板が好ましく、
板面内のあらゆる方向に磁界が加わるものの場合は、第
7図に)に示す(1001面内無方向集合組織のものを
使用するか、もしくは第7図(ロ)(ハ)に示す(10
01<OO1)、[1001<Ol l)集合Mi織の
ものを板面内で角度を変えて打ち抜いて重ねて使用する
のが好ましいと言える。
そして、このような板面垂直方向に<100>軸を持つ
珪素鋼板は、凝固組織を用いる方法と、高温焼鈍による
方法と、オーステナイト(以下オーステナイトはTと表
わす)単相温度域からの冷却による方法の3方法で製造
できることが知られている。
O凝固組織を用いる方法 鋼を凝固させると、熱流方向にHOO>軸を持つ結晶が
成長する。板状に凝固させると、冷却面である板面に対
して熱流方向が垂直となり、この方向に<100>軸が
配向する。凝固組織を用いる方法は、この配向性を利用
したもので、具体的には溶湯趨急冷法によるものと、イ
ンゴット柱状晶を用いるものの2つがある。
溶湯趙急冷法によるものは、高速回転する冷却ロールの
表面に溶湯を噴射し、0.05〜0.5mm厚程度の薄
板を直接製造する方法である。この方法で6%程度のS
Iを含む珪素薄帯を製造すると、板面に垂直かもしくは
垂直方向に対して20〜30°傾いた方向に長軸を持つ
柱状粒組織が得られる。
インゴット柱状晶を利用する方法は、特殊な鋳造方法に
よって製造した(001)繊維組織の柱状晶インゴット
をfI O01面が圧延面となるように圧延し、100
0℃以上の温度で焼鈍し、flool  <001>集
合組織の珪素鋼板を製造するものである。
○ 高温焼鈍による方法 高温焼鈍によって板面垂直方向に<100>軸を持った
結晶粒を成長させる方法で、次の2つが周知である。
1つは、主に焼鈍雰囲気を規定する方法で、0115龍
以下の薄珪素鋼板に対し、弱酸化性の雰囲気中で100
0℃以上の温度で焼鈍を行うものである。この焼鈍によ
ると結晶粒は一度板厚程度の大きさに成長した後、板面
垂直方向に(100>軸を持った結晶粒が表面エネルギ
ーを駆動力として優先的に成長する。
今1つは、微量のへ1等を添加した珪素鋼をOoと90
°の方向に圧延(交叉圧延)し、1150℃の温度で最
終焼鈍を行う方法である。この方法によると、[100
1<001)方位の結晶粒が2次再結晶により得られる
○ γ単相温度域からの冷却による方法特開昭53−3
1515号および特開昭53−31518号公報等に示
されている方法が公知である。
すなわち、本質的にCを含有しないwJ板をr単相域へ
昇温した後、徐冷して、その時のγ−αフェライト(以
下αフェライトはαと表わす)変態によって板面垂直方
向に<100>軸を集積させるのである。
ところが、いずれの方法も非常に問題の多いものである
〔発明が解決しようする!I題〕
凝固&l1mを用いる方法のうち、溶湯超急冷法による
ものでは、板面垂直方向の(100)軸密度は配向性の
ないものの高々3〜6倍程度でしがなく、また板厚精度
も低く、1i磁鋼板に必要とされる高い占積率は確保で
きない。
インゴット柱状晶を用いる方法では、板面垂直方向に<
100>軸を高密度で4A積させようとすると、非常に
大きな結晶粒組織となり、通常は板厚の10〜100倍
の結晶粒となる。このため静磁界中での磁気特性は良好
なるも、交番磁界中では渦電流損失が大きく、十分な低
鉄損は得られない、また、特殊な鋳造方法を用いること
から、工業的規模で実施するのは非常に困難といえる。
高温焼鈍による方法では、いずれの方法も、インゴット
柱状晶を用いる方法と同様の問題がある。
すなわち、弱酸化性雰囲気で焼鈍を行うものも、交叉圧
延を行うものも、板面垂直方向の<100)軸の集積度
を高めようとすると、非常に大きな結晶粒組織となり、
交番磁界中での鉄損特性が悪化する。
更に前者の弱酸化性雰囲気で焼鈍を行うものでは、0.
15龍以下という薄い板にしか適用できない制約があり
、後者の交叉圧延を行うものでは長尺の薄板には適用で
きない制約があり、いずれも工業的方法と言えない。
γ単相温度域から冷却する方法ではCを実質的に含有さ
せていないことから、磁気特性のためのStを1.5%
以上程度添加するだけでγ単相温度域が消失し、γ−α
変態が実質的に不可能となる。
また1%程度のSL添加でもAc、変態点の上昇のため
1000℃以上の高温に昇温する必要があり、必然的に
結晶粒は11以上に粗大化する。そのうえ、この方法で
は板面垂直方向の(100>軸密度は結晶方向配向性の
ないランダムなものの高々3〜7倍程度であり、従って
磁気特性も不十分である。
またHzSを含有した雰囲気中で同様の加熱−冷却を行
ってN OO)軸密度を向上させる方法も知られている
が、1100〜1200℃の高温からの冷却のため結晶
粒は2〜3fi程度に大きくなる問題点がある。
本発明は結晶粒組織の改良により、これらの問題点が全
て解決できる珪素鋼板、なかでも特に(1001<00
1>、flool <011>(7)集合組織をもつ二
方向性珪素鋼板およびその製造方法を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、珪素鋼板の脱炭焼鈍が進行する過程でγ−α
変態を発生させると、板面垂直方向に<100>軸が高
密度で集積した低鉄…で磁束密度も高い結晶粒組織の珪
素鋼板が、高精度の板厚で板厚等の制限を受けることな
くしかも工業的規模で容易に製造できるとの知見に基づ
くものである。
すなわち、従来の珪素鋼板に対する最終焼鈍はα単相の
温度域で行うのが通例である。これに対しCを適量添加
しオーステナイト相(γ相)の温度域を拡大した冷間圧
延珪素鋼板を、脱炭が完了したときにα単相となる85
0〜1100℃程度の温度域で、例えば非酸化性の弱脱
炭性雰囲気である真空中で焼鈍すると、この焼鈍ではC
が十分に含有されていることから、α+γ混合相もしく
はT単相の温度域で焼鈍が行われることになる。
その結果、表面から5〜100μm深さまでの領域が脱
炭され、この部分のみがα単相となり、内部は微細なα
+T混合m織もしくはγ単相Mi織となる0例えばα+
T2相温度域での焼鈍の場合は、第1図の組織略図の(
イ)に示すように、表面のα単相領域の粒は板面垂直方
向に中心軸をもつ柱状粒となる。
このような表面の脱炭層は、弱脱炭性の雰囲気下ではゆ
るやかにしか内部へ成長せず、その間に表面のα柱状粒
のうちの板面垂直方向にり100)軸を持つ結晶粒のみ
が板面平行方向に成長する。
かくして、表層は板面垂直方向にN OO)軸が強く集
積したα単相の集合組織を持つようになる。この粒成長
は表面エネルギーを駆動力としたものと推定される。こ
の段階での表層のα粒は板面平行方向に30〜300μ
m程度の大きさの柱状粒となっている。
続いて例えば強脱炭性雰囲気中で脱炭を進行させると、
表層のα粒が内部のα+γ2相域、もしくはT単相域に
向かって成長し、最終的には第1図(ロ)に示すように
両表面から内部へ向かって延びた柱状粒が板厚中心部で
衝突したα単相の柱状粒&Il織となる。
以上のように、脱炭の過程でT−α変態を生じさせれば
、表面で成長した+1001集合&lImが粒成長によ
り内部にまで受は継がれ板全体を簡単に[100)集合
mmとできる。更に粒成長の過程で板面垂直方向のHO
O>軸の集積度も向上する。
また、脱炭焼鈍前の熱間圧延および冷間圧延は、板面垂
直方向にHOO)軸が集積する度合に対しては、はとん
ど影響を与えない、しかし板面に平行するH OO)軸
の集積に対しては、これらの圧延、特に冷間圧延が太き
(影響し、これを制御することにより +1001  
<001>方位あるいは+1001  <011>方位
の集合組織を得ることができる。脱炭焼鈍前の冷間圧延
によって(1001<001>方位あるいは(1001
<011>方位の集積が得られるのは、冷間圧延率が特
定の範囲で+1001集合組織の核となる粒のN OO
>の軸が、圧延方向に対して特定の方向に集積するため
と考えられる。
以上のような粒成長メカニズムは本発明者らの調査研究
により判明したものである。
更に、このような高集積度の+1001集合組織におい
ては、その柱状晶が板厚の数倍以下の直径となったとき
に、渦電流損失が従来のものよりも格段に低下し、かつ
高磁束密度となることも判明した。
本発明の二方向性珪素鋼板およびその製造方法は斯かる
知見に基づき開発されたものである。
すなわち、本発明の二方向性珪素鋼板はC≦O1Q 1
wt%、0.2≦Si≦6.5 w t%を含んだ板厚
0.05〜5flの冷間圧延珪素m仮で、板面垂直方向
に表面から内部に向かって成長した柱状結晶粒からなり
、その柱状結晶粒の板面平行方向の平均直径カ月寵以下
で、+1001  <001>方位または+1001 
 <011>方位に強く集積した集合組織をもつもので
ある。
また、本発明の2方向性珪素鋼板製造方法は0゜02≦
C≦1wt%、0.2≦Si≦6.5 w t%を含ん
だ珪素鋼板に対し、(1001<(101>集合組織を
得るためには中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を初回
圧延の圧延率10%以上、最終圧延の圧延率40〜75
%で行い、(1001<01、H集合組織を得るために
は1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を最終
圧延の圧延率80%以上で行うことにより、板厚O,O
S〜5flの冷間圧延珪素鋼板を製造し、しかる後この
冷間圧延珪素鋼板を脱炭後実質的にα単相となる温度で
C≦0.01wt%まで脱炭焼鈍するものである。
〔作  用〕
以下、本発明を成分組成、製品板厚、結晶組織、板面垂
直方向の<100)軸密度、冷間圧延鋼板製造方法、最
終焼鈍、表面コーティングの順で詳述し、作用を明らか
にする。
○ 成分組成 成分のなかではγ−α変態、磁気特性に影響を与えるC
、S l、Mn、klが重要である。
C:最終焼鈍において脱炭にともなうγ−α変態を利用
した集合Ml織制御を行うために、最終焼鈍前の段階で
0.02wt%以上、好ましくは0.05wt%以上の
含有を必要とする。上限は脱炭時間を抑えるために1w
t%、好ましくは0.5 w t%以下、さらに好まし
くはQ、 3 w t%以下とする。
最終焼鈍後の段階では磁気特性を劣化させないために0
.01wt%以下、好ましくは0.005wt%以下、
より好ましくは0.003wt%以下とする。
5ill気特性、機械的性質確保のために0.2 wt
%以上、好ましくは0.5 w t%以上、より好まし
くは1wt%以上の含有とする。上限は脆化および磁束
密度の低下を抑えるために6.5 w t%、好ましく
は5wt%、より好ましくは4wt%とする。T−α変
態に対しては、31は後述するMnとは逆に脱炭完了後
実質的にα単相となる上限温度を上昇させる。
Mrz電気抵抗を増大させ渦電流損失を低下させるため
と、γ相温度域を拡大しT−α変態利用の集合&I織制
御を容易にするために添加することが望まれる。添加す
る場合はQ、 5 w t%以上が好ましく、0.8w
t%以上がより好ましいが、いずれにしてもαおよびT
2相からα単相になる変態温度が脱炭完了後850℃以
上となる量を最大限として添加する。これはMnを多量
に添加すると、脱炭完了後実質的にα単相となる上限温
度が低下し、焼鈍温度を掘端に低くしなければならない
ためである。なお、5illが高い場合はMnを多量に
添加しうるが、磁束密度を低下させるため5wt%を超
えないようにする。実質的にα単相となるとはMnS、
AJN等の微量な第二相が存在しても良いことを意味す
る。
A1:電気抵抗を増大させ、渦電流損失を低下させるた
めに添加することが望まれる。また、製鋼段階で鋼中の
酸素を低減する脱酸材として添加してもよい。しかし、
多量に添加すると脆化を生じさせ、磁束密度も低下する
ので3wt%以下とする。γ−α変態に対しては、Sl
と同様、脱炭完了後実質的にα単相となる上限温度を上
昇させる。
C,Si、Mn以外の成分で本発明を損なわず添加でき
るものは以下のとおりである。なお、NはCと同様の作
用を生じるので、積極的に添加してもよい。
A153wt% W、V、Cr、Co、Nl、Mo≦1wt%Cu≦0.
5 w t% NbS2.5 w t% N ≦o、oswt% S ≦0.5 w t% Sb、Se、As≦0.05wt% B 50.005wt% P ≦0.5 v t% O製品板厚 本発明では結晶&1IVIi的な面から製品板厚に上限
を設ける必要はない、しかし、製品板厚が厚いと内部ま
で脱炭するのに長時間を要し、また渦電流損失が増大す
るので5tl以下とし、好ましくはl鶴以下、より好ま
しくは0.5鰭以下である。下限は十分に集積した(1
001集合&11織とするため0.05mとし、好まし
くは0.1 we以上、より好ましくは0.15mm以
上である。
O結晶&II織 板の表面から内部に向かって伸びた柱状粒が板厚中心付
近で衝突した&lI織を基本とするが、さらに粒成長を
促進させて板厚方向に貫通した柱状粒&1lvetであ
ってもよい、ただし、低鉄損とするため柱状結晶粒の板
面平行方向の平均直径は1mm以下とし、好ましくは0
.5顛以下、より好ましくは0゜35t*以下である。
0 板面垂直方向のN OO>軸密度 通常、珪素鋼板における板面垂直方向への(100〉軸
の配向度を調べるには、x1回折測定によりX線の散乱
ベクトルが板面垂直方向に一致するような条件下で+2
00+反反射骨強度を求め、これを結晶方位配向性のな
い試料についての値の倍数で表示する。この値は下記の
場合を除いて実際の板面垂直方向の(100>軸密度と
ほぼ一致する。
(1)  結晶粒が0,1m以上の大きさで、X線の照
射領域に十分な個数の結晶粒がない場合。
(2)板面垂直方向への<100’>軸の集積が非常に
強い場合これは一般に配向性のないものの10倍以上の
場合である。
本発明においては、(11、(2)の例外を排除するた
め、板面垂直方向から±5°以内に<100>軸を持つ
結晶粒の全体に対する比率を配向性のない場合の比率で
割った値を板面垂直方向の<100〉軸密度として定義
する。この値は集積度が小さい場合、Xiによる測定に
ほぼ一致する。
実験上ではS EM (Scanning [1lec
tron Micro−3cope)による結晶粒組織
の観察に、F、 CP (tEIe−ctron Ch
annellng Pattern)による結晶方位解
析を併用して、200〜300個程度の結晶粒の方位を
調べ、板面垂直方向の<100>軸密度を求めることに
なる。
本発明に係る珪素鋼板においては、前記の如き板面から
内部に向かって伸びた結晶組織をもっことにより、板面
垂直方向に<1.00>軸が高密度で集積する。この密
度は、十分な磁気特性確保のため、上で定義した値で表
わして5以上が好ましく、より好ましくは8以上、更に
好ましくは15乃至20以上である。
○ 冷間圧延鋼板の製造方法 脱炭焼鈍前の冷間圧延は、板面垂直方向のく100〉軸
の集積には実質的に影響を与えないが、板面平行方向の
N OO>軸の集積には大きな影響を与え、これを制御
することにより +1001<Q O1)方位あるいは
+1001  <011>方位の集合&fl織をもつい
わゆる二方向性珪素鋼板が製造できる。
11001  <001>方位の集合m織を付与するに
は、中間焼鈍を挟んだ2回以上の冷間圧延を初回圧延に
おける圧延率10%以上、最終圧延における圧延率40
〜75%で行う、こうすることにより板面平行方向で<
100>軸が圧延方向と圧延方向に対して90゛の方向
の二方向に強く偏位した集合組織を得ることができるの
である。初回圧延における圧延率が10%未満では板面
平行方向の<100>軸を上述の二方向に強く偏位させ
ることができない、また最終圧延における圧延率が40
%未満および75%超えではやはり二方向に強く偏位さ
せられない。
+1001  <Oll>方位の集合組織を付与するに
は、1回または中間焼鈍をはさんだ2回以上の冷間圧延
を最終圧延における圧延率80%以上で行う、こうする
ことにより板面平行方向でく100)軸を圧延方向に対
して45°の方向に強く偏位させることができる。最終
圧延における圧延率が80%未満ではこの方向への<1
00>軸の偏位が弱(なる、2回以上の冷間圧延を行う
場合、最終圧延以外の圧延はこの&llI織形成に強く
影響しないので、圧延率制御により最終板厚を調節でき
る。
中間焼鈍については再結晶を生じさせる必要性から60
0℃以上とする。上限は工業的実施の観点から1200
℃を限度とし、好ましい範囲は700〜1000℃であ
る。
冷間圧延鋼板の製造は、通常は連続鋳造−熱間圧延−冷
間圧延の工程によるが、連続鋳造にょる方法以外には、
例えば50龍以下の板厚に直接凝固させた薄スラブもし
くは溶湯趙急冷法による極薄板を直接または熱間圧延後
に冷間圧延する方法でもよい、なお、冷間圧延とは再結
晶の生じない500℃以下の圧延をいうものである。
○ 最終焼鈍 脱炭前にαとγの2相部合もしくはγ単相であり、かつ
脱炭完了後α単相となる温度域で脱炭焼鈍を行う、これ
により脱炭の行われていない部分についてはα+γ2相
域もしくはγ単相域の温度で焼鈍が行われ、表面から脱
炭が進行する間に表層より内部に向かってγ−α変態を
生じ、板面垂直方向にN OO>軸が強く集積した実質
的にα単相の柱状粒組織が得られる。具体的には、焼鈍
効率等を高めるため、次のような焼鈍を行うのが好まし
い。
まず、弱脱炭性でかつ非酸化性もしくは弱酸化性の雰囲
気中、例えばITo r r以下の真空中もしくは露点
が一20℃に満たない低い温度のHl、 He、 Ne
、 Nr、 Kr、 Xe、 Rn、 Ntの1種また
は214以上の雰囲気中で、800℃以上の温度で焼鈍
し、板表面から5〜100μmの深さの領域にα単相域
を形成する。焼鈍時間は好ましくは1〜48h程度であ
る。この焼鈍を強脱炭性雰囲気あるいは酸化性雰囲気で
行った場合は脱炭は生じても板面垂直方向に<100>
軸が集積しない。
次いで、強脱炭性の雰囲気、例えば露点−20℃以上の
H2中もしくは露点〜20℃以上のH2に不活性ガスま
たはco、co、を添加したガス中で、650〜900
℃の温度で焼鈍し、板表層部に形成したα単相域を板内
部に向かって成長させる。焼鈍時間は好ましくは5m1
n〜20h程度である0強脱炭性雰囲気での焼鈍を行わ
ず、弱脱炭性雰囲気での焼鈍をそのまま続けた場合は、
板厚が厚いと長時間を要するという問題がある。
しかし脱炭に要する時間は板厚に強く依存するため、板
厚の薄い0.2fi厚以下のものでは弱脱炭性雰囲気で
の焼鈍を続けても、さほどの時間を要しない。
なお、強脱炭の工程はC添加時にα相とセメンタイトと
の混合相となる温度域で行ってもよい。
O表面コーティング 表面には絶縁皮膜を形成することが好ましいが、この工
程は最終焼鈍後に実施してもよいし、弱脱炭性雰囲気中
での焼鈍の後に実施してもよい、後者の場合は、表面コ
ーテイング後に強脱炭性の雰囲気中で焼鈍を行うことに
なる。
〔実施例1〕 +l O01<OO1)方位の集合組織をもつ二方向性
珪素鋼板についての例である。
第1表にA〜■で示す9種類の組成の真空溶製インゴッ
トを熱間鍛造により10削厚の板とし、各板を5R厚ま
で熱間圧延した後、冷間圧延(圧延率50%)、中間焼
鈍(850℃)、冷間圧延(圧延率60%)により1.
0t[の板とした。しかる後、各仮に最終焼鈍として1
0−’To r rの真空中で870〜1150℃、3
0分〜24時間の弱脱炭焼鈍を施し、引き続きH工を2
0vo 1%含む露点+40℃のAr気流中で850℃
、5分〜5時間の強脱炭焼鈍を施した。
最終焼鈍後のCMは全ての試料について0.003wt
%以下となった。
そして、最終焼鈍を終えた各試料の表面から板厚の21
5の位置において前述したようにECP法によって各試
料について300個の結晶粒の結晶方位を解析し、板面
垂直方向の<100>軸密度を配向性のないものの倍数
で求めるとともに、断面組織の光学顕微鏡観察から、結
晶粒の板面平行方向の平均粒径を求めた。また圧延方向
に対する<100>軸の配向性を調べるため、1000
A / mの外部磁界を付与したときの磁束密a B 
+。
を圧延方向について測定した。参考のため配向性をほと
んど有しないものについても同様の測定を行った。結果
を最終焼鈍条件とともに第2表に示す。
組成りのインゴットはC量が0.02wt%未満で、こ
れを使用する製法は本発明の範晴に入らない、他の組成
A、C〜1のインゴットは全て本発明の製法を満足し、
最終焼鈍条件も本発明の製法を満足する。
組成A、C−1についての調査結果は、いずれの珪素鋼
板も板面垂直方向に成長したα相の柱状粒組織を有し、
しかも<100>軸は板面垂直方向に強く集積し、板面
平行方向においてもB1゜の値が大きいことから<I 
OO>軸が圧延方向に強く集積していることがわかる。
なお、第2図(イ)(ロ)に示す断面組織写真は、第1
表にFで示す組成の鋼に熱間鍛造−熱間圧延−冷間圧延
を施し製造した0、5mm17の試料についてのもので
ある。(イ)はこの試料に真空中で950℃、9時間の
弱脱炭性焼鈍を施した後の段階、(ロ)はこの焼鈍の後
、露点が+40℃の4Qvo1%H!+Ar気流中で8
50℃、30分間の強脱炭性焼鈍を施した後の段階をそ
れぞれ×100、×50で1最影したものである。
〔実施例2〕 [1001<001>方位への集積度に及ぼす冷間圧延
の影響を調べるため、第1表に■で示す組成の鋼を真空
中で溶製し鋳造したインゴットを熱間鍛造により10f
l厚の板とし、この板を1200℃の温度に加熱し熱間
圧延にて4〜1.0fl厚の板とした後、30〜80%
の範囲の種々の圧延率で第1段目の冷間圧延を行い、更
に825℃の温度で3分間中間焼鈍した後、30〜80
%の範囲の種々の圧延率で第2段目の冷間圧延を行って
0.5mm厚の板とした。
得られた各板を電解脱脂により表面清浄化し、コイルに
巻きとり、眉間にA1.01を主成分とする剥離材を充
填した後、最終焼鈍として1O−47orrの真空中で
950℃にて5時間焼鈍を行い、引き続きコイルを巻き
もどして露点+10℃の20VOI%H,−Ntガス気
流中で825℃、2時間の焼鈍を行った。
得られた試料について、板面平行方向におけるN 00
)軸の集積度を調査するために、圧延方向に100OA
/mの磁界を付与したときの磁束密度B1゜を測定した
。また50H2の交番磁界中で1.57まで磁化したと
きの鉄損W、、、、。も測定した。
結果を第3表および第3図に示す、また、第4図は一部
の試料について集合&I!織を調べるため表面から板厚
の215の深さまで研磨によって削除しその面について
X線回折により測定した(200)極点図である。
これらの結果から明らかなように、初回圧延における圧
延率が10%以上で、かつ最終圧延における圧延率が4
0〜75%のとき、B1゜は1.70以上に達している
。第3表および第4図の結果から板面平行方向において
は<100>軸が圧延方向に強く集積し、板面に(10
01が平行で圧延方向に<001>軸が集合した&l1
mが得られていることがわかる。また、このような集合
組織の形成により鉄損値も低下することがわかる。
第  3  表 〔実施例3〕 (1001<011>方位の集合&[l織をもつ二方向
性珪素鋼板についての例である。
第4表にA−Jで示す10種類の組成の真空溶製インゴ
ットを熱間鍛造により15mm厚の板とし、各板を5m
m厚まで熱間圧延した後、冷間圧延(圧延率86%)で
0.7鶴厚の板とした。しかる後、各仮に最終焼鈍とし
て10−”w l O−’T o r rの真空中で8
70〜1150℃、lO分〜24時間の弱脱炭焼鈍を施
し、引き続きH!を20VOI%含む露点+10℃のN
1気流中で825℃、5分〜10時間の強脱炭焼鈍を施
した。
最終焼鈍後のC量は全ての試料について0.003wt
%以下となった。
そして、最終焼鈍を終えた各試料の表面から板厚の21
5の位置において前述したように、ECP法により各試
料毎に300個の結晶粒の結晶方位を測定し、板面垂直
方向の<100>軸密度を配向性のないものの倍数で求
めるとともに、断面組織の光学顕微鏡観察から結晶粒の
板面平行方向の平均粒径を求めた。また圧延方向に対し
て45゛の方向へのH00)軸の配向性を調べるため1
000A/mの外部磁界を付与したときの磁束密度B、
。を前記45°の方向について測定した。
参考のため配向性をほとんど有しないものについても同
様の測定を行った。結果を最終焼鈍条件とともに第5表
に示す。
組成JのインゴットはC量が0.02wt%未満で、こ
れを使用する製法は本発明の範晴に入らない、他の組成
A−1のインゴットは全て本発明の製法を満足し、最終
焼鈍条件も本発明の製法を満足する。
組成A〜■についての調査結果は、いずれの珪素鋼板も
板面垂直方向に成長したα相の柱状粒組織を有し、しか
もH00>軸は板面垂直方向に強く集積し、板面平行方
向においても<100>軸が圧延方向に対し45°の方
向に強く集積しでいる。
〔実施例4〕 +1001  <011>方位への集積度に及ぼす冷間
圧延の影響を調べるため、第1表にEで示す組成の鋼を
真空中で溶製し鋳造したインゴットを熱間鍛造により1
0fl厚の板とし、この板を1200〜900℃の温度
範囲で1.O〜0.5mm厚の板に熱間圧延した後、7
0〜90%の範囲の種々の圧延率で冷間圧延を行ってo
、3n厚の板とした。
得られた各板を0.1uのA l z ○、絹粉末て1
8層程度両面研磨し、引続き電解脱脂して表面を清浄し
た後、最終焼鈍として露点−55℃のA「ガス中で97
5℃にて5時間焼鈍を行い、引き続き露点+5℃の5Q
vO1%Hz  N!ガス気流中で800℃、2時間の
焼鈍を行った。
得られた試料について、板面平行方向における<ioo
>軸の集積度を調査するために、圧延方向に対して45
°偏位した方向に100OA/mの磁界を付与したとき
の磁束密度B、。を圧延方向に対して45°の方向につ
いて測定した。また50Hzの交番磁界中で1.5Tま
で磁化したときの鉄損W 、 !、、。も測定した。
結果を第6表および第5図に示す、また、第6図は一部
の試料について集合組織を調べるため表面から板厚の2
15の深さの位置にてX線回折により測定した(200
1極点図である。
これらの結果から明らかなように、冷間圧延における圧
延率が80%以上のとき、B、。は1.70以上に達す
る。このことから、板面平行方向においては<100>
軸が圧延方向に対して45°の方向に強く集積し、集積
密度の高い(1001<011>集合&lt織が得られ
ていることがわかる。
また、このような集合組織の形成により鉄損値も低下す
ることがわかる。
第  6  表 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明は軟磁気特性に
優れた二方向性珪素鋼板を提供する。しかも素材面、圧
延面で特殊な技法を必要とせず、したがって実施容易で
実施コストが低い、さらに通常の冷間圧延法の採用が可
能であることから、板厚精度が高く鋼板を81層した状
態での集積率も向上する。また、脱炭を利用することか
ら、脱炭前の段階で鋼板が十分なCを含む。このため、
磁気特性確保のためにSlを添加してもT−α変態の受
ける影響は少なく、磁気特性は一層優れるものとなる。
したがって、本発明は二方向性珪素鋼板の特性改善およ
び工業的規模での実施による製造コスト低減を実現し、
産業上多大の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る珪素鋼板の組織略図、第2図は同
じく断面組織写真、第3図および第5図は同じく冷間圧
延率と磁束密度との関係を示す図表、第4図および第6
図は同じ<(2001極点図、第7図は各種珪素鋼板の
結晶方位を示す模式図である。 第  1  図 (イ) ζ〉  2 )ζ; (イ) (ロ) 第3図 第2段目の圧延率(〃) 第  4 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C≦0.01wt%、0.2≦Si≦6.5wt%
    を含んだ板厚0.05〜5mmの冷間圧延珪素鋼板で、
    板面垂直方向に表面から内部に向かって成長した柱状結
    晶粒からなり、その柱状結晶粒の板面平行方向の平均直
    径が1mm以下で、板面に{100}面が平行で圧延方
    向に〈001〉軸が強く集積した集合組織をもつ軟磁気
    特性に優れた二方向性珪素鋼板。 2、C≦0.01wt%、0.2≦Si≦6.5wt%
    を含んだ板厚0.05〜5mmの冷間圧延珪素鋼板で、
    板面垂直方向に表面から内部に向かって成長した柱状結
    晶粒からなり、その柱状結晶粒の板面平行方向の平均直
    径が1mm以下で、板面に{100}面が平行で圧延方
    向に〈011〉軸が強く集積した集合組織をもつ軟磁気
    特性に優れた二方向性珪素鋼板。 3、0.02≦C≦1wt%、0.2≦Si≦6.5w
    t%を含んだ珪素鋼板に対して、中間焼純を挟む2回以
    上の冷間圧延を初回圧延の圧延率10%以上、最終圧延
    の圧延率40〜75%で行うことにより、板厚0.05
    〜5mmの冷間圧延珪素鋼板を製造し、しかる後、この
    冷間圧延珪素鋼板を脱炭後実質的にαフェライト単相と
    なる温度でC≦0.01wt%まで脱炭焼鈍することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項の記載の軟磁気特性に
    優れた二方向性珪素鋼板の製造方法。 4、0.02≦C≦1wt%、0.2≦Si≦6.5w
    t%を含んだ珪素鋼板に対して、1回または中間焼鈍を
    挟む2回以上の冷間圧延を最終圧延の圧延率80%以上
    で行うことにより、板厚0.05〜5mmの冷間圧延珪
    素鋼板を製造し、しかる後、この冷間圧延珪素鋼板を脱
    炭後実質的にαフェライト単相となる温度でC≦0.0
    1wt%まで脱炭焼鈍することを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の軟磁気特性に優れた二方向性珪素鋼
    板の製造方法。 5、脱炭焼鈍として非酸化性または弱酸化性の雰囲気中
    で、かつαフェライトとオーステナイトの二相混合もし
    くはオーステナイト単相となる温度で、弱脱炭焼鈍を行
    うことを特徴とする特許請求の範囲第3項または第4項
    に記載の軟磁気特性に優れた二方向性珪素鋼板の製造方
    法。 6、弱脱炭焼鈍で板表面から5〜100μmの領域がα
    フェライト単相となるまで脱炭を行い、引き続き表層の
    αフェライト粒が少なくとも板厚中央部で衝突するまで
    強脱炭焼鈍を行うことを特徴とする特許請求の範囲第5
    項に記載の軟磁気特性に優れた二方向性珪素鋼板の製造
    方法。
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