JPH01249117A

JPH01249117A - 固液分離装置

Info

Publication number: JPH01249117A
Application number: JP63074500A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Nishida; 哲夫西田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-03-30
Filing date: 1988-03-30
Publication date: 1989-10-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、上下水や産業排水のように、浮遊物や砂等の
固形物、有機物等を含む被処理水を処理して、所定の水
質の処理水を得るための固液分離装置に関するものであ
る。

［従来の技術］一般に、被処理水に含まれている浮遊物や、砂等の固形
物、有機物等を除去するには、従来、沈砂池や沈澱池、
スクリーン等が使用されている。

［発明が解決しようとする課題］ところが、従来の沈砂池方式では、沈砂に有機物が多く
含まれてしまうため、揚砂や洗砂がしずらく、そのため
の機械装置が複雑で高価となるという欠点があった。又
、スクリーンによる除去方式では、微細な浮遊物まで除
去しようとすると、メツシュを細くしなければならない
ため、スクリーンが目詰まりしやすいという欠点があっ
た。

又、沈澱池方式では、除去物の比重が比較的軽い場合に
は、沈澱池の面積を大きくする必要があるばかりか、沈
澱物を取除く機械装置が複雑で、高価となるという欠点
があった。

本発明は上記従来の欠点に鑑みて提案されたもので、被
処理水中に含まれている浮遊物や有機物等を、濾過膜を
利用して効率よく取除き、所定の水質の処理水を得るこ
とができる固液分離装置を提供せんとするものである。

［課題を解決するための手段］本発明は上記課題を解決するために、側壁と底板からな
る水槽に、被処理水の流入路と流出路を設けると共に、
水槽の中央部に、側面に濾過膜を有し、回転駆動される
有底円筒体を設け、その有底円筒体内に浸入した処理水
を汲み出す排出管を付設して、固液分離装置を構成した
ことを特徴とするものである。

［作　用コ本発明の固液分離装置は上記のように構成されているの
で、流入路から水槽内に流入した、浮遊物や砂等の固形
物、有機物等を含む被処理水は、濾過膜によって処理さ
れ、処理された所定の水質の処理水のみが、有底円筒体
内との水圧差により濾過膜を通過して有底円筒体内に流
入し、排出管を介して汲み上げられることになる。この
時、有底円筒体を回転させることにより、浮遊物や砂等
の固形物、有機物等が濾過膜へ付着して目詰まりするの
を防止することができる。

又、被処理水中に含まれている浮遊物や砂等の固形物、
有機物等の濃度がある程度上昇して来たら、その被処理
水は流出路より適宜排出され、流入路より新しい被処理
水が流入して、順次処理されることになる。

［実施例］以下１本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。

第１図は本発明の１実施例を示す固液分離装置の断面図
で、第２図は第１図に示す矢視Ａ−Ａ線に沿って見た平
面図である。

図中１は側壁２と底板３からなる水槽で、その底板３の
中央部には、被処理水４の流入路５が接続され、側壁２
の上部には、被処理水４の流出路６が接続されている。

７は水槽１の中央部に設けられた有底円筒体で、その側
面には濾過膜８が取付けられている。

９は回転軸で、その上端は可撓継手１０を介してモータ
１１に接続され、下端は有底円筒体７の底面中央部に固
定されている。又、１２は複数の孔１３を有する支持板
で、その中心部は回転軸９の中央部より多少低い位置に
固定され、支持板１２の周辺部は有底円筒体７の内周面
に固定されている。

１４は濾過膜８を通って有底円筒体７内に侵入したきれ
いな処理水１５を汲み出す排出管で、その下端は支持板
１２の上面に接近して開口され、処理水１５は排出管１
４を介し、サイフオンの原理により、又は、ポンプによ
り適宜汲み出されるようになっている。

上記のように構成された本実施例の固液分離装置におい
ては、流入路５から水槽１内に流入した被処理水４は、
濾過膜８によって処理され、処理された所定の水質の処
理水１５のみが、有底円筒体７内との水圧差により濾過
膜８を通過して有底円筒体γ内に流入し、有底円筒体７
内の処理水１５が支持板１２の位置を越えて上昇すると
、排出管１４を介して汲み上げられることになる。

なお、この時、有底円筒体７は必要に応じて可撓継手ｌ
Ｏを介してモータ１１により振動のあまりない安定した
回転を与えることができるため。

浮遊物や砂等の固形物、有機物等が濾過膜８へ付着して
目詰まりを起こすのを解消させることができ、安定した
濾過が行われることになる。

又、濾過によって被処理水４中に含まれている浮遊物や
砂等の固形物、有機物等の濃度がある程度上昇して来た
ら、その被処理水４は流出路６より適宜排出され、流入
路５より新しい被処理水４が流入して、順次処理される
ことになる。

なお、上記実施例は、被処理水４中に砂があまり含まれ
ていない場合に適しているが、砂が多く含まれている場
合には、水槽１の底部に砂が沈澱するため、砂抜きが必
要となる。

第３図は、この砂抜き対策を施こした本発明の他の実施
例を示す固液分離装置の断面図で、第４図は第３図に示
す矢視Ａ−Ａ線に沿って見た平面図である。

図中、第１図及び第２図に示す部材に対応する部材には
同一の符号を付し、重複した説明は省略する。

本実施例の固液分離装置においては、被処理水４中に多
くの砂が含まれているため、被処理水４の流入路５は、
水槽１の底板３より少し高い側壁２の下部に接続し、底
板３の中央部に砂溜り１６を設けて、砂抜き管１７を介
し、ポンプ１８により砂溜り１６にたまった砂を適宜抜
き取ることができるようになっている。

次に、第５図及び第６図は、処理水を汲み出す排出機構
の、それぞれ異なる実施例を示す部分断面図である。

第５図に示す実施例は、回転軸９を中空状にして、その
回転軸９を排出管１４と兼用させたものである。

図中１９は、可撓継手１０をバイパスさせるための補助
排出管で、回転軸９の下部にはポンプ２０が内蔵され、
回転軸９の下端に設けられた孔２１を介して、回転軸９
内に導かれた処理水１５は、補助排出管１９を介して上
端に達し、回転軸９の上端に設けた孔２２を介して、外
部に噴出させ、これを小円径の受樋２３で受けるように
なっている。

これに対し、第６図に示す実施例は、補助排出管１９に
より可撓継手をバイパスさせることなく、その先端を直
接大円径の受樋２４で受けさせ、案内樋２５を介して外
方に導くようにしたものである。

次に、第７図は有底円筒体の水平断面図で、第８図はそ
の垂直断面図である。

有底円筒体７の側面にある濾過膜８は、綿、麻等の植物
ｍ雄よりなる織物や、金属、高分子材料、セラミックス
よりなる微細多孔材を利用することができるが、濾過膜
８に要求される空隙は、被処理水４の性状や要求される
処理水１５の水質等に応じて最適のものを選択すればよ
い。

又、濾過膜８の表面形状は、その濾過面積をできるだけ
大きくするため、第７図及び第８図のイ、口、ハ、二、
で示すよう、凹凸型、山型、波　。

形、重ね型等色々の形状を採用することができ。

これも被処理水４の性状や、要求される処理水１５の水
質等に応じて最適のものを選択すればよい。

又、これと同時に、有底円筒体７の回転数を制御したり
、被処理水４の流入排出量、処理水１５の汲み出し量等
を制御することにより、被処理水４の性状や、要求され
る処理水１５の水質等の変化にきめ細かく対応すること
ができる。

又、有底円筒体７は、重量を軽減させるために中空箱を
付着させてもよい。

又、有機物等の浮上を促進させるために、有底円筒体７
の外部に、電磁波の出る磁石や、セラミック等を取付け
てもよい。

［発明の効果］以上具体的に説明したように、本発明によれば、被処理
水は回転する有底円筒体の側面にある濾過膜によって効
率よく除去することができる。

又、浮遊物や砂等の固形物、有機物等が濾過膜へ付着し
て目詰まりする恐れがある場合には、有底円筒体を回転
させることにより、濾過膜の表面に乱流を発生させて、
目詰まりを防止したり、解消させることができる。

又、被処理水の性状や、要求される処理水の水質が変化
しても、濾過膜の材質や表面形状、有底円筒体の回転数
、被処理水の流入排出量、処理水の汲み出し量等を変え
ることによって、きめ細か〈対応することができる０等
多くの利点を有し、実用上きわめて有効な固液分離装置
を提供し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す固液分離装置の断面図
で、第２図は第１図に示す矢視Ａ−Ａ線に沿って見た平
面図、第３図は本発明の他の実施例を示す固液分離装置
の断面図で、第４図は第３図に示す矢視Ａ−Ａ線に沿っ
て見た平面図、第５図及び第６図は、処理水を汲み出す
排出機構のそれぞれ異なる実施例を示す部分断面図、第
７図は有底円筒体の水平断面図で、第８図はその垂直断
面図である。１・・・水槽、　　　　　　２・・・側壁、３・・・底
板、　　　　　　　４・・・被処理水、５・・・流入路
、　　　　　６・・・流出路、７・・・有底円筒体、　
　　８・・・濾過膜。９・・・回転軸、　　　　　　１０・・・可撓継手、１
１・・・モータ、　　　　　１２・・・支持板、１３・
・・孔、　　　　　　　１４・・・排出管、１５・・・
処理水、　　　　　１６・・・砂溜り、１７・・・砂抜
き管、　　　　１８・・・ポンプ、１９・・・補助排出
管、　　２０・・・ポンプ、２１・・・孔、　　　　　
　２２・・・孔、２３・・・受樋、　　　　　　２４・
・・受樋。２５・・・案内樋。ｖ、１図　　　　　　第２図第３図　　　　　箆４図

Claims

【特許請求の範囲】

１）、側壁と底板からなる水槽に、被処理水の流入路と
流出路を設けると共に、水槽の中央部に、側面に濾過膜
を有し、回転駆動される有底円筒体を設け、その有底円
筒体内に浸入した処理水を汲み出す排出管を付設したこ
とを特徴とする固液分離装置。