JPH01243320A - 避雷碍子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、送電線に雷撃による異常大電流が流れたと
き、避雷機能によりそれを速やかに大地へ放電すると共
に、続流を抑制遮断して永久地格を防止することができ
る避雷碍子装置に関するものである。

（従来の技術） 従来のこの種の避雷碍子装置としては、腕金等の接地物
上に電線を支持するための支持碍子が立設されると共に
、ブラケット等を介して避雷碍子が支持され、支持碍子
の先端部に取着された課電側のアークホーンと避１ｉｖ
Ｊ子の先端部に取着された接地側のアクホーンとの間に
所定の直列放電ギャップが設けられたものが知られてい
る。

〈発明が解決しようとする課題） ところが、この従来の避雷碍子装置においては１、ｉｉ
側及び接地側の両アークホーンが上下に対応して配置さ
れ、そのアークホーン間の直列放電ギャップが垂直方向
に設けられているため、特に豪雪地帯等で使用された場
合、両アークホーン上に積った雪が直列放電ギャップ側
に成長して、所定の直列放電ギャップが確保できなくな
り、この直列放電ギャップが雪で覆われてしまうと、続
流の抑制遮断が不能になるという問題点があった。

この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、課電側及び接地側の両
アークホーン上に雪が積るのを防止して、常に所定距離
の直列放電ギャップを確保することができ、続流の抑制
遮断不能に陥るおそれを確実に防止することができる冠
雪防止機能を備えた避雷碍子装置を提供することを目的
とする。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、この発明の避雷碍子装置
においては、読会等の接地物に対し電線を支持する支持
碍子を立設し、支持碍子の下部金具又は前記接地物には
ブラケットを介して避雷碍子を支持し、前記支持碍子の
先端部に取着しだ課電側のアークホーンと前記避雷碍子
の先端部に取着した接地側のアークホーンとの間に所定
の直列放電ギャップを設けた避雷碍子装置において、前
記両アークホーンの上方に位置するように冠雪防止カバ
ーを装設したものである。

（作用） 上記のように構成された避雷碍子装置においては、豪雪
地帯で使用した場合にも、冠雪防止カバーにより両アー
クホーンの上方が覆われているため、そのアークホーン
上に雪が積ることはなく、常に所定距離の直列放電ギャ
ップを確保することができる。

（実施例） 以下、この発明を具体化した避雷碍子装置の一実施例を
第１図及び第２図に基づいて詳細に説明する。

第１図に示すように、支持碍子１は接地物としての腕台
２上に立設され、その上端には電線３が架設支持されて
いる。避雷碍子４は支持碍子の下部金具（読会２でもよ
い）にブラケット５を介して支持され、電輪３の線路方
向に沿って上向きの斜状に延びている。

前記避雷碍子４は、ＦＲＰ等の耐張材料により円筒状に
形成された耐圧絶縁筒（図示せず）と、その内部に直列
に収容された酸化亜鉛（Ｚｎ　Ｏ）を主材とする電圧−
電流特性が非直線性の限流素子（図示せず）と、前記耐
圧絶縁等の両端部に嵌合固定されたキャップ状の課電側
及び接地側の電極金具６．７と、さらに前記耐圧絶縁筒
の外周に設けられたゴムモールド８とより構成されてい
る。

課電側の７−クホーン９は前記支持碍子１の先端部に取
着され、斜め下方に向かって延びている。

接地側のアークホーン１０は避雷碍子４の先端部の電極
金具６に取着され、斜め上方に向かって延びている。そ
して、両アークホーン９．１０の部間には、所定の直列
放電ギャップＧ１が形成されて°いる。

一対のアーキングホーン１１．１２は前記避雷碍子４の
画電極金具６．７に取着され、互いに接近する方向に延
びている。そして、両アーキングホーン１１，１２の先
端部間には、避雷碍子４の沿面閃絡時の！Ａ傷を防止す
るための保護放電ギャップＧ２が形成されている。

第１図及び第２図に示すように、冠雪防止カバー１３は
クランプ１４により電線３に沿って取着され、ＦＲＰや
ポリカーボネート等の軽量な絶縁材によって、はぼ三角
屋根型状に形成されている。

そして、この冠雪防止カバー１３により前記両アークホ
ーン９．１０及びアーキングホーン１１゜１２の上方が
覆われている。冠雪防止カバーの外表面は撥水性のある
フッ素樹脂、シリコン樹脂や同ゴム素材で処理すると、
融雪から凍結へ進展するのを確実に防止でき、更に信頼
性が向上する。

従って、この実施例の避雷碍子装置を豪雪地帯等で使用
した場合、冠雪防止カバー１３にて両アークホーン９，
１０及びアーキングホーン１１゜１２上に雪が積るのが
確実に防止され、常に所定距離の直列放電ギャップＧ１
及び保護放電ギャップＧ２が確保された状態に維持され
る。

そのために、電１３に対し雷撃による異常大電流が印加
された場合には、その電流が課電側のアークホーン９か
ら直列放電ギャップＧ１を経て接地側のアークホーン１
０に放電され、避雷碍子４の限流素子及びブラケット５
を介して読会２に流れて大地に放電されると共に、その
後に生じる続流は前記避雷碍子４の限流素子によって確
実に抑制遮断される。又、避雷碍子４の外面に沿って閃
絡が生じたような場合、その電流は両アーキングホーン
１１．１２間の保護放電ギャップＧ２で放電され、沿面
閃絡による損傷が確実に防止される。

（別の実施例） 次に、この発明の別の実施例を第３図〜第５図に基づい
て説明する。

さて、この実施例においては、避ｆｉｔ碍子４が電線３
の線路方向の側方へ突出するように配置され、両アーク
ホーン９，１０及びアーキングホーン１１．１２の上方
を覆うように、支持碍子１及び避雷碍子４の先端部に冠
雪防止カバー１５．１６がそれぞれ取着されている。両
冠雪防止カバー１５゜１６はほぼ円弧屋根型状に形成さ
れると共に、−端側が大きなカーブで下降するように形
成され、冠雪防止カバー１５．１６上に積る雪がこのカ
ーブ上面に沿って落下するようになっている。従って、
この実施例においても、両冠雪防止カバー１５．１６に
てアークホーン９，１０及びアーキングホーン１１．１
２上に雪が積るのが確実に防止される。

〈発明の効果） この発明は、以上説明したように構成されているため、
ｗｉｉｉｓ及び接地側の両アークホーン上に雪が積るの
を防止して、常に所定距離の直列放電ギャップを確保す
ることができ、直列放電ギャップに雪が溜まることで続
流の抑制遮断不能に陥るおそれを確実に防止することが
できるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した避雷碍子装置の一実施例
を示す部分破断正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線にお
ける拡大断面図、第３図は避雷碍子装置の別の実施例を
示す部分破断正面図、第４図は第３図のＢ−Ｂ線におけ
る拡大断面図、第５図は第３図のｃ−ｃｍにお各ノる拡
大断面図である。 １・・・支持碍子、２・・・接地物としての読合、３・
・・電線、４・・・避Ｗ！碍子、５・・・ブラケット、
９・・・課電側のアークホーン、１０・・・接地側のア
ークホーン、１３．１５．１６・・・冠雪防止カバー、
Ｇ１・・・直列放電ギャップ。 特許出願人　　　日本碍子　株式会社 Ｈ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、腕金等の接地物に対し電線を支持する支持碍子を立
   設し、支持碍子の下部金具又は前記接地物にはブラケッ
   トを介して避雷碍子を支持し、前記支持碍子の先端部に
   取着した課電側のアークホーンと前記避雷碍子の先端部
   に取着した接地側のアークホーンとの間に所定の直列放
   電ギャップを設けた避雷碍子装置において、前記両アー
   クホーンの上方に位置するように冠雪防止カバーを装設
   したことを特徴とする冠雪防止機能を有する避雷碍子装
   置。