JPH01227060A - 固体抗原に対する抗体を用いるイムノアッセイ - Google Patents

固体抗原に対する抗体を用いるイムノアッセイ

Info

Publication number
JPH01227060A
JPH01227060A JP5186388A JP5186388A JPH01227060A JP H01227060 A JPH01227060 A JP H01227060A JP 5186388 A JP5186388 A JP 5186388A JP 5186388 A JP5186388 A JP 5186388A JP H01227060 A JPH01227060 A JP H01227060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antibody
ligand
solid
receptor
antigen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5186388A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0752194B2 (ja
Inventor
Tsunehiro Kitagawa
北川 常廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOTAROU KANPOU SEIYAKU KK
Original Assignee
KOTAROU KANPOU SEIYAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOTAROU KANPOU SEIYAKU KK filed Critical KOTAROU KANPOU SEIYAKU KK
Priority to JP63051863A priority Critical patent/JPH0752194B2/ja
Publication of JPH01227060A publication Critical patent/JPH01227060A/ja
Publication of JPH0752194B2 publication Critical patent/JPH0752194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ この発明は、固体物質の粉末を抗原として動物に投与し
、免疫応答を誘発し、生成した抗体を試薬として用いる
、イムノアッセイに関するものである。
[従来の技術] 医薬、食品等の分野で従来から行なわれている分析法に
は、クロマトグラフィーの原理に基づくものと、互いに
相補的なリガンド(例えば抗原)およびレセプター(例
えば抗体)の反応に基づくもの(いわゆるイムノアッセ
イ)とが含まれる。
しかし、クロマトグラフィーの原理に基づく方法は、感
度が充分でなく微量の物質の検出に適しないとい欠点が
あり、また操作が繁雑で熟練を要するので非熟練者がい
つでも実施できるものではない。
これに対して、イムノアッセイ(よ、リガンドとレセプ
ターの特異反応に基づくので、極めて微量の物質をも検
出することができ、また−度抗体を作りプロトコルを完
成してしまえば非熟練者も容易に実施できるという利点
がある。
上記のように、イムノアッセイでは抗体を入手すること
が前提であるが、従来抗体を入手するには、分析対象で
ある化合物の純品を水に溶解して動物に投与し、免疫応
答を誘発して抗体を産生させ、体液(例えば血液)から
抗体を採取していた。
しかし、医薬の中で、生薬のような天然物にイムノアッ
セイを応用しようとすると、生薬の中から適当な有効成
分を抽出し、精製して純品としてから上記のように投与
しなければならないが、生薬成分には多種多様の類似化
合物が含まれるので相互の分離が繁雑であり、また1つ
の化合物については含有量が微量なので、純品として採
取するのが容易でない。さらに、生薬の1成分を分析し
ただけで生薬の種類と量を確認できるかどうかというこ
とも問題である。
[発明が解決しようとする課題] 生薬は品質により価格が変動し、また高価な生薬には類
似品(偽物)が出回っているので、生薬を含む医薬品に
ついては、使われている生薬の真偽、等級および含量を
正しく知ることが必要である。
ところが、上記のように、生薬については簡単正確な測
定法がなかったので、その開発が強く望まれていた。
[課題を解決するための手段] この発明者は、従来免疫応答を誘発するためには化合物
を水溶液の形で投与するのが常識であったのに対して、
生薬を粉末化してそのまま水にけんだくし、投与するこ
とを試みた。その結果、このような方法でも免疫応答を
誘発することができ、しかも投与した生薬の組織全体に
対する特異抗体が得られることを見出した。そして、こ
の特異抗体を利用して生薬そのものに対するイムノアッ
セイを行ない得ること、および抗体に反応させるものと
して特定のリガンドまたはリガンド群を選択することに
より、特定の成分を検出し得ることを見出し、さらにこ
のような方法が、生薬だけでなくあらゆる植物製品、動
物製品、食品、繊維製品等に広く応用できることを見出
した。
[発明の構成] この発明は、リガンドまたはそれに相補的なレセプター
の少なくとも一部に、測定可能なシグナルを発生し得る
標識またはその前駆体を結合させ、リガンドとレセプタ
ーを競合的または非競合的に反応させ、前駆体を用いた
場合は標識に変換し、発生したシグナルを測定すること
により、リガンドまたはレセプターを分析する標識イム
ノアッセイ法において、レセプターとして、少なくとも
水不溶性固体抗原を含むリガンド混合物を、固体を含ん
だまま動物の抗体産生系を含む体液に接触させることに
より、体液中に産生された抗体を用いることを特徴とす
る方法を提供するものである。
上記の方法は、遊離リガンドと、固体担体に少なくとも
水不溶性固体抗原を含むリガンド混合物を結合させてな
る固相リガンドを、レセプターと競合反応させることに
より行なうことができる。
またこの場合、固相リガンドに結合したリガンド混合物
として、抗体の産生に用いたリガンド混合物と別異のも
のであるが、両者に対して抗体が交差反応性をもつもの
を用いることができる。
さらに、この発明は、少なくとも水不溶性固体抗原を含
むリガンド混合物を固体を含んだまま動物の抗体産生機
構を含む体液に接触させることにより産生された抗体、
固体担体に少なくとも水不溶性固体抗原を含むリガンド
混合物を結合させてなる固相リガンドおよび少なくとも
水不溶性固体抗原を含むリガンド混合物からなる、免疫
反応誘発剤を提供するものである。
[定義] この発明で使用する用語を説明すると次の通りである。
標識イムノアッセイニリガンドまたはそれに相捕的なレ
セプターの少なくとも一部に、測定可能なシグナルを発
生し得る標識またはその前駆体を結合させ、リガンドと
レセプターを競合的または非競合的に反応させ、前駆体
を用いた場合は標識に、  変換し、発生したシグナル
を測定することにより、リガンドまたはレセプターを分
析することからなる方法はすべて含まれる。これは、測
定対象(リガンド、レセプター)の違い、標識(酵素、
放射性核種、スピン、蛍光、化学発光等)の違い、反応
形式(競合、非競合)の違い、系(均質、不均質)の違
い等に基づいて種々の方法が含まれる。すなわち、まず
、系の違いによりホモジニアス法とへテロジニアス法に
分類される。ホモジニアス法は、リガンド・レセプター
結合形と非結合形を分離しない方法であり、ヘテロジニ
アス法は両者を分離する方法である。各々には、標識体
と非標識体を競合的に反応させるか否かにしたがって、
競合法と非競合法が含まれる。ヘテロジニアス競合法に
は、液相法で第2抗体くすなわち、抗体に対する抗体)
を用いる液相2抗体法と、固相l抗体法、固相2抗体法
、同相化抗原と標識抗体を用いる方法、サンドイツチ法
(多価抗原に対する2種の抗体を用いる方法)およびイ
ムノエンザイモメトリック法(未反応の標識抗体を固相
リガンドで除去する方法)が含まれる。標識として酵素
を用いる場合を例にとり、これらを簡単に説明すると次
の通りである。
ホモジニアス競合法・・・・・・酵素標識したリガンド
と非標識リガンドをレセプター(抗体)に対して競合反
応させる方法であり、レセプターと結合する前に活性を
有していた酵素が結合により活性を失なうか、またはそ
の逆の現象を利用する。前者の場合には非標識リガンド
(検体)の量の増加と共に酵素活性が上昇し、後者の場
合は逆に減少する。この方法には、酵素の代りに阻害剤
が結合した酵素、補酵素、基質を用いる等の変法がある
ホモジニアス非競合法・・・・・・β−D−ガラクトシ
ダーゼで酵素標識したレセプター(抗体)とリガンドと
O−ニトロフェニル−β−D−ガラクトシドを反応させ
、さらにサクシニル化抗体を反応させ、サクシニル化抗
体の存在により酵素反応生成物の光散乱を起させて濁度
を測定する。
ヘテロジニアス液相2抗体法・・・・・・液相で、酵素
標識リガンドと非標識リガンドを第1抗体に競合反応さ
せ、次に第2抗体(例えば第1抗体がうさぎIgGの場
合、やぎ抗うさぎIgG)を反応させて免疫沈降させ、
結合体(B)と非結合体(F)(上清)を分離(S/F
分離)し、BまたはFの酵素活性を測定する。
ヘテロジニアス固相l抗体法・・・・・・第1抗体を固
体担体に結合(以下、固相化という)させ、これに酵素
標識リガンドと非標識リガンドを競合反応させ、B/F
分離後、固相に結合した酵素活性を測定する。
ヘテロジニアス固相2抗体法・・・・・・上記液相2抗
体法において、第2抗体として固相化第2抗体を使用す
る方法である。
固相リガンドと標識抗体を用いる方法・・・・・・同相
化リガンドと非固相化リガンド(検体)を酵素標識した
レセプター(抗体)に競合反応させ、B/F分離後、固
相に結合した酵素活性を測定する。
サンドイツチ法・・・・・・リガンド(検体)を固相化
レセプター(抗体)に結合させ、B/F分離後、酵素標
識抗体を固体に結合させて、B/F分離し、固相に結合
した酵素活性を測定する。この順序の反応をフォワード
法という。変法として、上記と逆の順序に反応を行なう
リバース法、および同時法がある。また、標識抗体の代
りにビオチニル化抗体を用い、標識アビジンまたはアビ
ジン+標識ビオチンにより検出する変法がある。
イムノエンザイモメトリック法・・・・・・リガンド(
検体)と酵素標識レセプター(抗体)を反応させ、未反
応のレセプターを固相化リガンドとの反応で除去し、上
滑の酵素活性を測定する。
上記各方法の実施は、公知方法と同様に行なうことがで
きる。
リガンド:対応するレセプターを製造し得る有機化合物
であるが、この発明で抗体の製造に用いる場合は、特に
、動物性または植物性生薬、乾燥植物、乾燥食品、植物
性調味料、天然繊維等のような動物性または植物性物質
の粉末を含む混合物をいう。代表的な生薬は、大黄、に
くづく、桂皮、附子、鳥類、黄連、細辛、ぼたん皮、阿
片、甘草、黄柏、五倍子、人参、竹節人形、当薬、吐根
、きささげ、半夏、ぶくりょう、じゃこう、牛黄、熊胆
等が含まれる。食品としては、かつお、いわし、はまち
、だいず、牛、豚、羊、鶏等が含まれる。
繊維としては、木綿、羊毛、カシミヤ毛、アルバカ毛等
が含まれる。
レセプター・分子の特定の空間的および電子的構造、例
えばエピトープまたは抗原決定基を認識し結合し得る化
合物。レセプターは、通常抗体すなわち免疫グロブリン
であり、抗血清として得られる。抗体は、抗原を適当な
媒質(例えば緩衝液)にけんだくし、所望によりアジュ
バントと共に抗体産生系に接触させて産生させる。
標識:測定可能なシグナルを発生する物質であり、酵素
(基質との組合わせとして)、スピン化合物、放射性核
種、蛍光物質、化学発光物質、吸光物質等が含まれる。
好ましい標識は酵素である。酵素としては、ペルオキシ
ダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダー
ゼ、アルカリホスファターゼ、グルコース−6−りん酸
膜水素酵素等が含まれる。酵素活性の測定法には、吸光
度法、蛍光法および化学発光法がある。例えば、ペルオ
キシダーゼは色原体として2,2°−アジノジ(3−エ
チルベンズチアゾリン)−6゛−スルホン酸(ABTS
)のような基質を用い、生じた色素を吸光度法で測定す
る。グルコースオキソダーゼはグルコースを基質として
過酸化水素を生ずるので、ペルオキシダーゼと兵役さけ
て上と同様に測定できる。β−ガラクトシダーゼは0−
ニトロフェニル−β−D−カラクトシドを基質として測
定できる。
蛍光法としては、例えばペルオキシダーゼはp−ヒドロ
キシフェニルプロピオン酸を基質として、β−ガラクト
シダーゼはフルオレスセインーβ−D−ガラクトシドま
たは4−メチルウンベリフェリル−β−D−ガラクトシ
ドを基質として、またホスファターゼはウンベリフェリ
ルりん酸を基質として測定できる。化学発光法としては
、例えばペルオキシダーゼはルミノールと過酸化水素を
基質として測定できる。標識(例えば酵素)を抗原また
は抗体に結合させるには、例えばビス[2−(スクシン
イミドオキシカルボニルオキシ)エチル]スルホン(B
SOCOES)、ビス(スルホスクシンイミジル)スベ
ラート(BS3)、1.5−ジフルオロ−2,4−ジニ
トロベンゼン(DFDNB)、4゜4”−ジイソチオシ
アノ−2,2°−ジスルホスチルベン・ジナトリウム塩
(CDIDS)、アジピンイミド酸ジメチル・ジ塩酸塩
、N−(γ−マレイミドブチリルオキシ)スクシンイミ
ド(GMBS)、N−(4−アジドフェニルチオ)フタ
ルイミド(APTP)、N−スクシンイミジル−6−(
4’−アジド−フェニル)−1,3’−ジチオプロピオ
ナート(SADP)、ピリジンジスルフィド、チオフタ
ルイミド等の架橋試薬を用いる。
標識前駆体;例えば阻害物質でブロックされた標識のよ
うに、標識に転換され得る物質である。
シグナル:可視光、蛍光、放射能、その他の電磁波等で
あって、測定値をそれを発生した物質の量と関連づける
ことができるものである。
抗体産生系:抗原を認識し、それに基づいて抗体を産生
ずるに必要な細胞(例えばひ臓細胞、リンパ球)または
その成分のセットを含んだ系であり、一般に生きた温血
動物、特に哺乳類(うし、うま、ひつじ、やぎ、うさぎ
、ラット、マウス等。保存臓器以外のひとを除く。)で
ある。抗体は体液(例えば血液)から分離採取される。
固体担体:リガンドまたはレセプターの特性(抗原決定
基またはこれに結合し得る基)を維持したままこれらと
物理的または化学的に結合するかまたは包括し得る物質
であり、通常ガラス、天然または合成ポリマー、菌体、
赤血球等の板または粒である。繁用されるものは、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹
脂等のプラスチック試験管、マイクロタイタープレート
、ビーズ、およびガラス、セファロース、セルロース等
のビーズ等である。リガンドまたはレセプターの固定は
、通常架橋剤によって行なうが、その前に担体表面をシ
リル化することがある。架橋剤としては、例えばゲルタ
ールアルデヒド、トルエンジイソシアナート等が用いら
れる。
[実施態様] この発明の1つの実施態様によると、乾燥植物例えば生
薬を、好ましくは水性媒質中で例えば超音波破砕器によ
り粉末化する。このけんだ(液に、フロイント完全アジ
ュバントを混合乳化し、哺乳類の動物の例えば皮下に投
与する。追加免疫の必要ある時は 好ましくは2−8回
、例えば5回くり返し、採血して特異的抗血清を分離す
る。抗血清から得た抗体に架橋試薬で例えばCMBSで
酵素例えばβ−D−ガラクトシダーゼを結合させる。
固体担体例えばアミノグイラークに架橋剤例えばゲルタ
ールアルデヒドを用いて抗原(生薬)を固定する。抗血
清に検体と固相化抗原を競合反応させ、B/F分離後固
相に結合した抗体を標識抗体の標識により測定する。既
知量の検体を用いて標準曲線を作り、これと比較して未
知量の検体を測定する。
[効果] この発明によると、標識イムノアッセイにおける抗体を
、生薬の破砕物のような組織全体を固体を含んだまま抗
原として動物に投与して産生させるので、有効成分を抽
出精製する必要がなく、手間が省ける。また、抗体は組
織全体に対するものであるから、アッセイにおいて組織
全体を抗原として反応できる。さらに、抗体は広範囲の
特異性を有するので、抗体の産生に用いた組織自体だけ
でなく、その成分または類似生薬に対しても反応させる
ことができる。その応用として、例えば抗体に対する特
異性が比較的低い固相抗原と競合させることにより、感
度を上げることができる。しかも、この発明の方法は組
織そのままを抗原として抗体を作るという単純な原理に
基づくから、生薬、食品、繊維等の真偽判定、含有量測
定等に広く利用することができる。
[実施例] 以下、この発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1(じやこう) [方法] 抗血清の作製:じゃこうI m9/ mQを等量のアジ
ュバント好ましくはフロイントのアジュバントと共に家
兎の背部皮下に感作し、追加免疫を1/4量ずつ計3回
同様に感作し、採血して抗血清を得た。
固相の調整:じゃこうを超音波処理し、これを固相支持
体であるアミノダイラークにゲルタールアルデヒドを介
して結合させた。
測定法:固相抗原、および検体のじゃこう、抗血清の3
者を競合させ、固相抗原と反応した抗体を抗家兎1gG
−β−D−ガラクトシダーゼで標識し蛍光基質と反応後
、その蛍光値を測定した。
測定は、下記の手順で行った。
血清0 、1 m(lおよび試料0 、1 mQを室温
で1時間インキュベートし、アミノダイラーク結合抗原
を加え、室温で1時間振とうしながらインキュベートし
た。B/F分離、洗浄後、固相に抗家兎1gG−β−D
−グルコシダーゼ0 、2 m12を加え、室温で3時
間振とうしながらインキュベートした。
分離、洗浄後、固相を別の容器内で基質0 、2 mQ
と30℃で1時間反応させ、0.2M−グリシン−Na
OH緩衝液(pH:  10.6)2m(!中、励起光
365 nm、蛍光448nmで測定した。
し結果] 抗血清の検討:感作して得られた抗血清に対し力価検定
を行った結果、最終感作後8透口に最高力価が得られた
。種々検討した結果、この抗血清の104倍希釈の物を
以後の測定に使用した。
測定標準曲線:感作したじゃこうIOμg/mQの溶液
で作製した固相抗原を使用してじゃこうを測定した。標
準曲線の測定範囲は、10−10’ng/mQである。
(第1図) この際の測定精度及び再現性を第1表に示す。
変動係数は口内変動で18.6%以下、日差変動で23
,2%以下であった。
交差反応性の検討:ジャコラの50%阻害を100%と
した時の交差反応性を第2表に示す。これにより、じゃ
こうに特異性を持つ測定法であ、ることか判明した。
第   1   表 検体   測定値  検出率 変動 実験間−回ア  
10 10.1± 1.2 101.1 12.1 8
ツセイ内  30 30.1± 3.4 100.3 
12.2 8100 99.3± 6.1  99.3
 6.1 8300 299.5± 29.4 100
.0 9.8 810001005.0±125.5 
101.0 12.5 830003025.0±56
2.5 101.0 18.6 8100009850
.0±1591.0  98.5 16.2 8別アブ
   10 10.2± 2.4 102.0 23.
2 5セイ間   30 29.9± 4.7  99
,7 15.6 5100 99.1± 8.5  9
9.1 8.6 5300 299.8± 28.7 
  99.9  9.6  510001023.6±
115.2 102.4 11.3 53000301
8.2±425.0 100.6 14.1 5100
009950.0±1274.6  99.5 12.
8 5第   2   表 検体         交差反応率% じゃこう        100 竹節人参        0.001以下朝鮮人参  
        “ 半夏            〃 実施例2(竹節人参) [方法] 抗血清の作製:竹節人参末を超音波処理した物を感作抗
原とし、家兎に感作して抗血清を得た。
測定方法:超音波処理した竹節人参を固相支持体のアミ
ノダイラークに結合させた固相抗原と、酸素標識したや
ぎの抗家兎IgG抗体を用いて実施例1と同様に測定し
た。
[結果] 標準曲線の検討:竹節人参に対する抗血清を用いて得ら
れた竹節人参の標準曲線を第2図に示す。
本測定法は、朝鮮人参も測定できるので、その標準曲線
も第2図に示した。竹節人参の測定範囲は10100n
μg、朝鮮人参の測定範囲は10ng−3μgであり、
測定の精度及び再現性を第3表に示す。
交差反応性の検討:竹節人参の50%阻害を100%と
した時の交差反応性を第4表に示す。
人参生薬類全てに、特に朝鮮人参に最も強く交差反応性
がみられた。尚、じゃこうや半夏などの他の生薬類には
交差反応性はみられなかった。
応用:漢方製剤中の朝鮮人参エキスの測定法を検討した
。種々検討した結果、同相抗原に竹節人参末を超音波処
理した物でなく、朝鮮人参エキスを用いると、第3図に
示すような朝鮮人参エキスの標準曲線が得られた。
この結果は、従来の免疫学の常識に反するものであり、
従来測定法のなかった人参製剤の全く新らしい規格検定
法である。
第   3   表 検体   測定値  検出率 変動 実験ng/ mQ
   ng/ mQ    %  係数 数竹節人参 
 10 10.2± 1.9 102.0 19.0 
830 32J± 3.2 107.6 10.0  
gloo  100.3± 9.3 100.3 9.
3 8300 291.5± 23.7  97.2 
8.1 81000 960.0±200.0  96
.0 21.0  g朝鮮人参  1 1.04± 0
.19 104.0 18.7 83 2.99± 0
.38 99.7 12.6 810 10.0± 0
.9 100.3 8.6 830 30.5± 3.
8 101.7 12.3 8100 103.5± 
18.8 103.5 18.2 8300 306.
5± 22.8  102.2  7.4  8100
0 930.0± 250.0   93.0 27.
3  8第   4   表 検体         交差反応率% 竹節人参        100.0 朝鮮人参       1077.9 三七人参        164.7 アメリ力人参        392 半夏            0.001以下じゃこう
           o、ooi以下実施例3(半夏
) [方法] 抗血清の作製 半夏lス9/ tnQを等量のフロイン
ト完全アジュバントと共に雌性家兎の背部皮下に感作し
て得た。追加免疫は、前回の半量を同様にして行い合計
5回行った。
同相抗原の調製:粉砕した半夏を超音波で破砕し、これ
を1%グルタルアルデヒド溶液で固相担体のアミン化ダ
イラークに固定した。
酸素免疫測定法、標準半夏と抗体を一次反応させた後に
、残存する遊離な抗体に固相抗原を反応させた、固相抗
原と反応した抗体量を抗家兎IgG抗体−β−D−ガラ
クトシダーゼ複合体で標識した後、蛍光基質と反応させ
、生じた蛍光生成物を蛍光分光光度計で測定した。
[結果] 標準曲線の作製;抗半夏抗血清を用いて得られた標準曲
線を第4図に示す。測定範囲は、0.1−10μg/m
(lであった。本法の測定精度及び再現性を第5表に示
す。
交差反応性の検討:感作抗原である半夏(四周501−
C091)の50%阻害を100とした時の交差反応性
を第6表に示す。産地の異なる半夏も本法で測定が可能
であったが、他の生薬、じやこう、人参類では交差反応
性はみられなかった。
第   5   表 検体   測定値   検出率  変動  実験ng/
 m(!   ng/ mQ     %   係数 
 数0.1      0.09±0.01     
 90.0    11.1     70.3   
0J2±0.06  106.6  1L8  71.
0   0.98±O,1098,010,273,0
3,06±0.26  102.0  8.5  71
0.0  10.01±1.86  100.1  1
8.6  7第   6   表 検体          交差反応率%半夏 四周(501−CO91)    100.0貴州(6
05−HO91)    221.6上海(406−H
O91−3)   95.3湖北(604−CO9+)
     41.0雲南(503−CO91−1)  
  5.5しやこう            0.00
1以下朝鮮人参            0.001以
下竹節人参            o、oot以下実
施例4(朝鮮人参) [方法] 抗血清の作製:朝鮮人参の粉末1mgを超音波処理した
後、等量のフロイントの完全アジュバントと共に、雌性
家兎の背部皮下に感作した。追加免疫は2週間毎に1/
21を同様に感作し、これを2回行った。1回目の感作
の日より、1週間毎に耳静脈より採血を行って、抗血清
を得た。
固相抗原の調製:朝鮮人参の粉末を超音波処理し、これ
を1%ゲルタールアルデヒド溶液で固相担体のアミノ化
ダイラークに固定した。
測定法:基本測定法に従い、酵素標識体としてヤギの抗
家兎1gG抗体−GMBS−酵素β−D−ガラクトシダ
ーゼを使用し、基質と反応させた後、その蛍光値を測定
することにより免疫活性を見た。
[結果] 抗血清の検討:感作して得られた抗血清に対し、力価の
検討を行った結果を第5図に示す。測定には、最高力価
を有する初回感作より9週目の抗血清を用いた。
標識曲線の作製:測定法に基づいて作製した朝鮮人参の
標準曲線を、第6図に示す。測定範囲は100n100
nμgで、この際の測定の精度及び再現性を第7表に示
す。
交差反応性の検討:他生薬、人参類及び朝鮮人参抽出エ
キスについての交差反応を、50%阻害での朝鮮人参を
100%として、第8表に示す。
第   7   表 検体   測定値   検出率  変動  実験ng/
 mQ    ng/ mQ     %   係数 
 数100  100.0± 20.0 100.0 
 20.0  7300  291.4± 62゜6 
 97.tl   21.5  71000  101
4J± 73.2 101.4  7.2  7300
0  3000.0±136.6 100.0  4.
6  710000  9428゜6±1073.5 
 94,3  11.4  7第   8   表 検体          交差反応率%朝鮮人参   
       100.0朝鮮人参抽出エキス    
   0001以下三七人参           2
7.3アメリ力人参         15.0竹節人
参           12.0食用人参     
       0.001以下半夏         
     0001以下じゃこう          
  0.001以下
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1における標準曲線、第2図および第3
図は実施例2における標準曲線、第4図は実施例3にお
ける標準曲線、第5図および第6図は実施例4における
標準曲線である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リガンドまたはそれに相補的なレセプターの少な
    くとも一部に、測定可能なシグナルを発生し得る標識ま
    たはその前駆体を結合させ、リガンドとレセプターを競
    合的または非競合的に反応させ、前駆体を用いた場合は
    標識に変換し、発生したシグナルを測定することにより
    、リガンドまたはレセプターを分析する標識イムノアッ
    セイ法において、レセプターとして、少なくとも水不溶
    性固体抗原を含むリガンド混合物を、動物の抗体産生系
    を含む体液に接触させることにより、体液中に産生され
    た抗体を用いることを特徴とする方法。
  2. (2)遊離リガンドと、固体担体に少なくとも水不溶性
    固体抗原を含むリガンド混合物を結合させてなる固相リ
    ガンドを、レセプターと競合反応させる、請求項1記載
    の方法。
  3. (3)固相リガンドに結合したリガンド混合物が、抗体
    の産生に用いたリガンド混合物と別異のものであるが、
    両者に対して抗体が交差反応性をもつ、請求項2記載の
    方法。
  4. (4)少なくとも水不溶性固体抗原を含むリガンド混合
    物を動物の抗体産生機構を含む体液に接触させることに
    より産生された抗体。
  5. (5)固体担体に少なくとも水不溶性固体抗原を含むリ
    ガンド混合物を結合させてなる固相リガンド。
  6. (6)少なくとも水不溶性固体抗原を含むリガンド混合
    物からなる、免疫反応誘発剤。
JP63051863A 1988-03-05 1988-03-05 固体抗原に対する抗体を用いるイムノアッセイ Expired - Lifetime JPH0752194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63051863A JPH0752194B2 (ja) 1988-03-05 1988-03-05 固体抗原に対する抗体を用いるイムノアッセイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63051863A JPH0752194B2 (ja) 1988-03-05 1988-03-05 固体抗原に対する抗体を用いるイムノアッセイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01227060A true JPH01227060A (ja) 1989-09-11
JPH0752194B2 JPH0752194B2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=12898706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63051863A Expired - Lifetime JPH0752194B2 (ja) 1988-03-05 1988-03-05 固体抗原に対する抗体を用いるイムノアッセイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752194B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337668A (en) * 1976-04-15 1978-04-06 Technicon Instr Quantitatively measuring method of medicine from biological liquid sample
JPS548718A (en) * 1977-06-14 1979-01-23 American Home Prod Purifying of glycoprotein antibody
JPS6117065A (ja) * 1984-07-04 1986-01-25 Mitsui Toatsu Chem Inc ヒト絨毛性ゴナドトロピンの測定試薬
JPS6240297A (ja) * 1985-08-16 1987-02-21 ジエネテイツク システムズ コ−ポレイシヨン 多型hla決定基−b27に対するモノクロ−ナル抗体
JPS6293259A (ja) * 1985-10-15 1987-04-28 アボツト ラボラトリ−ズ 三環式抗うつ薬用の化合物及び定量法
JPS62171698A (ja) * 1985-12-20 1987-07-28 ベ−リンガ−・マンハイム・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング テストステロンの免疫学的測定方法および試薬、モノクロナ−ル抗体およびその製造方法、ハイブリド−マ細胞系統

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337668A (en) * 1976-04-15 1978-04-06 Technicon Instr Quantitatively measuring method of medicine from biological liquid sample
JPS548718A (en) * 1977-06-14 1979-01-23 American Home Prod Purifying of glycoprotein antibody
JPS6117065A (ja) * 1984-07-04 1986-01-25 Mitsui Toatsu Chem Inc ヒト絨毛性ゴナドトロピンの測定試薬
JPS6240297A (ja) * 1985-08-16 1987-02-21 ジエネテイツク システムズ コ−ポレイシヨン 多型hla決定基−b27に対するモノクロ−ナル抗体
JPS6293259A (ja) * 1985-10-15 1987-04-28 アボツト ラボラトリ−ズ 三環式抗うつ薬用の化合物及び定量法
JPS62171698A (ja) * 1985-12-20 1987-07-28 ベ−リンガ−・マンハイム・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング テストステロンの免疫学的測定方法および試薬、モノクロナ−ル抗体およびその製造方法、ハイブリド−マ細胞系統

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0752194B2 (ja) 1995-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0201079B1 (en) Delayed solid phase immunologic assay
JPS63112599A (ja) 免疫複合体レセプター
US4530900A (en) Soluble insoluble polymers in enzymeimmunoassay
JPS58117456A (ja) 特定の結合活性を持つ蛋白質とこれに対応して結合する物質との反応の一つの成分を検出及び定量する試薬セツト
JPS61501657A (ja) 抗体、製法と用途
TWI542878B (zh) A method for measuring an equol in a living body by an immunoassay, a kit for measuring the assay, and a method for determining the equol production ability of the subject
CN101371140A (zh) 抗药物抗体的测定
JPS6035264A (ja) 保護結合検定法
CN101226195B (zh) 一种检测肿瘤型m2丙酮酸激酶的试剂盒及其制备方法
CN104502554A (zh) 一种他达那非及其类似物的纳米胶体金标记免疫测定方法
CN108700572A (zh) 用于定量生物试样中的胆汁酸的试剂盒及定量生物试样中的胆汁酸的方法
US4235864A (en) Simultaneous radio immunoassay of multiple antigens and _assay for ***e metabolites
Lata et al. Lateral flow assay–based rapid detection of cephalexin in milk
DE69328727T2 (de) Immunologisches nachweisverfahren unter verwendung von zwei bestimmbaren markern
Li et al. based biosensors relying on core biological immune scaffolds for the detection of procymidone in vegetables
CN112409242B (zh) 一种氨氯地平半抗原、人工抗原、抗体及其制备方法和应用
CN112142833B (zh) 一种呋塞米人工抗原、抗体及其在检测呋塞米中的应用
JP2002296278A (ja) 医療用キット
JPH01227060A (ja) 固体抗原に対する抗体を用いるイムノアッセイ
CN107561269A (zh) 一种沙丁胺醇的磁微粒化学发光检测试剂盒及制备方法
JPH01221665A (ja) 単一エピトープ分折物検出のための競合固体相イムノアッセイ法、及びそのためのキット
CN105315165A (zh) 莱克多巴胺半抗原和抗原的制备方法及其在量子点免疫荧光试剂盒中的应用
JPH03225277A (ja) 多項目の免疫化学的測定法
GB2078953A (en) Two site cross-reaction immunometric sandwich assay method
CN105092849B (zh) 一种检测苯乙醇胺a的试纸条及方法