JPH01225542A - マイクロ波殺菌用包装材料 - Google Patents

マイクロ波殺菌用包装材料

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JPH01225542A
JPH01225542A JP5222588A JP5222588A JPH01225542A JP H01225542 A JPH01225542 A JP H01225542A JP 5222588 A JP5222588 A JP 5222588A JP 5222588 A JP5222588 A JP 5222588A JP H01225542 A JPH01225542 A JP H01225542A
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JP
Japan
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barrier properties
ratio
base material
microwave
plastic base
Prior art date
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Pending
Application number
JP5222588A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumi Shinohara
篠原 照己
Denichiro Goto
後藤 傅一郎
Takayasu Kato
加藤 隆康
Yasuo Tomita
富田 弥寿夫
Hiroyuki Kodama
裕之 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバリヤー性を有する透明なマイクロ波殺菌用包
装材料に関する。
[従来の技術] 食品包装における保存期間をできるだけ長くするために
、添加剤の添加などによる化学的手法の改良、あるいは
物理的手法である低温あるいは環境ガスの制御による方
法、加熱殺菌処理などの効率化、さらには紫外線、遠赤
外線、放射線、マイクロ波などの応用や開発がなされて
いる。この中でマイクロ波照射による殺菌は加熱速度が
早く、加熱効率が高く、さらに複雑な形状のものでも均
一に加熱でき、また装置の操作および制御が簡単で安全
性が高く、作業環境を清潔に保つことができるなど多く
の優れた特徴をもっている。そのため牛乳、ジュース、
ハム、ハンバーグ、ソーセージ、プリン、ゼリー、だん
ご、弁当、惣菜、日本酒などの食品の包装に際し、マイ
クロ波照射により包装容器および内容物を殺菌し“て包
装することが行なわれている。かかる無菌化包装の包装
材料としては、マイクロ波を透過するエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物のフィルム(たとえば■クラレ製
のエバール(商品名)など)、ポリ塩化ビニリケンフィ
ルム(たとえば呉羽化学工業■製のにフレックス(商品
名)など)、ポリビニルアルコールフィルムなどを芯層
とした透明ラミネートフィルムや、発泡スチレン樹脂の
トレイに内容物を入れてポリ塩化ビニルフィルムでスト
レッチ包装したものなどがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のかかる包装材料は、微生物の育成
、食品の酸化などを防止するためにできるだけ酸素ガス
、湿気などに対るバリヤー性をあげるように設計されて
いるものの、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の
フィルムおよびポリビニルアルコールフィルムなどは湿
度が高いばあいのバリヤー性が極端に劣り、また塩化ビ
ニリデン系樹脂フィルムおよび該樹脂をコーティングし
たラミネートフィルムは塩化ビニリデン系樹脂の耐熱性
が劣るためマイクロ波殺菌処理後におけるバリヤー性が
著しく低下するため、マイクロ波殺菌により一般生菌を
減少させても、長期保有することができなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明のマイクロ波殺菌用包装材料は、プラスチック基
材と、該プラスチック基材の片面に設けられた、ケイ素
原子と酸素原子の比が1=0.3〜2であるケイ素酸化
物の透明薄膜層とからなることを特徴としている。
[作 用] 本発明の包装材料はケイ素酸化物の透明薄膜層をベース
フィルム上に設けたものであり、このものは透明である
と共にマイクロ波の透過性がよく、かつマイクロ波殺菌
処理後においても酸素ガス、水蒸気に対して優れたバリ
ヤー性ををする。したがってマイクロ波殺菌処理ができ
、かつ内容物を長期間品質の低下なく保有することが可
能となる。
[実施例] 本発明に用いる透明プラスチック基材としてはマイクロ
波の透過性がよく、かつマイクロ波殺菌処理にお馳て劣
化しにくいフィルムであればよく、たとえばナイロン、
ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリアク
リロニトリル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの
フィルムまたはシート状物が用いられる。マイクロ波の
透過性および包装袋としての強度などの点から、とくに
ナイロン、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物やポ
リエステルが好ましい。その厚さは包装材料の使用目的
によって異なるが、通常6〜100虜の広い範囲から適
宜選択され、とくに9〜50Jsが好ましい。
透明薄膜層におけるケイ素酸化物は、ケイ素原子と酸素
原子の比がl:o、3〜2、好ましくは1:0゜3〜1
.8のものであり、なかんづく1:0.7〜1.3であ
るのが好ましい。酸素原子の割合が前記範囲より多いと
、バリヤー性が低下し、とくに1:2より多い酸素原子
比では所望のバリヤー性かえられない。一方酸素原子の
割合が前記範囲より少ないとバリヤー性は良いが透明性
が悪くなる。とくにケイ素原子と酸素原子との比が約1
:1のものが好ましい。
透明薄膜層の厚さは400〜3000人の範囲が好まし
い。厚さが400人未満では充分なバリヤー性かえられ
ず、3000人を超えるとコスト高となる。またクラッ
クが発生しやすく、厚さが厚くなるにしたがって着色の
度合も高くなる。
かかるケイ素酸化物の透明薄膜層の形成には真空蒸着法
、スパッタリング法、イオンブレーティング法などの物
理蒸着(PVD)法、あるいは化学蒸着(CVD)法な
どが適宜用いられる。真空蒸着法においては、蒸発源材
料として810や、Stと5102の混合物が用いられ
る。透明薄膜層におけるケイ素原子と酸素原子の比を前
記範囲内で任意にかえるには蒸発源材料としてSlと8
102の混合物を用い、これらの割合をかえて二元蒸着
する方法などにより行なうことができる。
本発明の包装材料は用途に応じてそのまま用いてもよい
し、さらに透明薄膜層上にヒートシール層や保:jk層
を設けてもよく、あるいは意匠性を向上させるために基
材の表面に裏印刷されたフィルムなどを設けてもよい。
ヒートシール層としては、マイクロ波の透過性がよく、
かつマイクロ波殺菌処理時において劣化しにくいフィル
ムであればよく、通常無延伸ポリプロピレン、ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、エチレン−ア
クリル酸系共重合体、あるいはエチレン−酢酸ビニル系
共重合体、エチレン−アクリル酸系共重合体などのエチ
レン系アイオノマーなどがあげられる。
ヒートシール層は通常ドライラミネート法あるいは押出
し法によって設られる。厚さとしては20〜100.i
sの範囲であればよく、好ましくは40〜80遍である
。゛ また保護層は、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレ
ンなどのフィルムをラミネートするか、あるいはエポキ
シ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂などをコーティングすることなどによって設けられる
さらに裏印刷された意匠用のフィルムとしては、ポリエ
ステル、ナイロン、ポリプロピレンなどのフィルムが用
いられる。
本発明のマイクロ波殺菌用包装材料は高度なバリヤー性
を有する。すなわち、酸素透過率が2.0cc/rr?
・24hrs以下でかつ水分透過率が3.0g/rf・
24hrs以下であり、マイクロ波殺菌処理後において
もこの高度なバリヤー性を保持する。したがって、本発
明の包装材料で包装し、殺菌処理した食品は長期保存が
できる。また透明であるから、顧客は店頭において内容
物を確認してから購買できるという利点がある。
本発明のマイクロ波殺菌用包装材料の包装形態としては
、袋、フタ材、カップ、チューブ、スタンディングバッ
グ、トレイなどがある。ヒートシール層は袋、チューブ
、スタンディングバッグなどの用途のばあいには必要で
あるが、カップ、フタ材、トレイなどの用途のばあいに
は必ずしも必要ではない。
さらに装飾または内容物の説明のために印刷をほどこし
たり、前記意匠用のフィルムあるいは補強材などと貼り
合わせて複合化をしてもよい。
本発明の包装材料で包装した食品のマイクロ波殺菌処理
は、マイクロ波照射によりたとえば100〜140℃程
度に加熱することによって行なえばよい。
つぎに本発明のマイクロ波殺菌用包装材料を実施例にも
とづき説明する。
実施例1 厚さ12.inのポリエステルフィルムの片面にSiO
を蒸発源として厚さ 900人のSi0層を真空蒸着法
により形成し、さらにこの蒸着面上に厚さ40−の無延
伸ポリプロピレンフィルムをポリエステル系接着剤を3
項の厚さで塗布し、80 ’Cテ20秒間乾燥後、2 
kg/ cd (D加圧下テloo′CX1秒の条件下
にドライラミネートして袋用フィルムを作製した。
実施例2 実施例1において透明薄膜層としてSlと5i02の混
合物を蒸発源として厚さ 600人の5101.8層を
形成したほかは、実施例1と同様にして袋用フィルムを
作製した。
比較例1 ケイ素酸化物層を設けなかったほかは実施例1と同様な
構成の袋用フィルムを作製した。
比較例2 厚さ15JLのポリビニルアルコールフィルムの両面に
ポリ塩化ビニリデン樹脂コートを施したフィルム(ユニ
チカ■製のエンブラーOV (商品名))の片面に実施
例1と同様にして厚さ40虜の無延伸ポリプロピレンフ
ィルムをドライラミネートして袋用フィルムを作製した
比較例3 厚さ25umの二軸延伸ポリプロピレンフィルムの片面
に厚さ30腐のポリエチレンフィルムを押出ラミネート
して袋用フィルムを作製した。
第1表に、えられた各袋用フィルムについて、マイクロ
波殺菌処理前後での酸素ガス、水蒸気に対するバリヤー
性を調べた結果を示す。なおマイクロ波殺菌処理は袋用
フィルムから作製した袋に水、サラダ油および食酢をそ
れぞれ8:1:1(容量比)の割合で混合した液を充填
、密封したのちマイクロ波照射により 130℃で30
分間加熱し、ついで冷却するという条件で行なった。
バリヤー性のテストは、酸素ガス透過度をMOCON法
にしたがって、水蒸気透過度をJIS−Z−0208に
したがって測定するとによって行なった。
したがって値が小さいほどバリヤー性がよいことを表わ
す。
さらに実施例1.2および比較例1〜3でえられた袋用
フィルムで作製した10cmX15cmの大きさのビロ
ー型の多装にみたらし団子を6個入れ、マイクロ波照射
により60℃で予熱後、脱気して密封した。さらにマイ
クロ波照射により100℃に昇温後30分間加熱したの
ち水道水にて冷却した。えられた多装を20℃、65%
R1+の条件下で20日間保存し、−殺生菌数の変化を
調べた。
その結果を第2表に示す。なおマイクロ波殺菌処理を行
なわなかったばあい(コントロール)の−殺生菌数は多
装についてすべて5.3X 10B/gであった。
第1表および第2表より、本発明の包装材料はマイクロ
波殺菌処理後においても、優れたバリヤー性を有し、し
たがってマイクロ波殺菌処理に好適な包装材料であるこ
とがわかる。
[以下余白] [発明の効果] 以上説明したように本発明のマイクロ波殺菌用包装材料
はマイクロ波殺菌処理後にお0ても優れたバリヤー性を
有しているのでマイクロ波殺菌処理を施して食品を長期
間保有すること力(可能である。また透明であるから、
店頭におし)で顧客は内容物を見て購買する二とができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プラスチック基材と、該プラスチック基材の片面に
    設けられた、ケイ素原子と酸素原子の比が1:0.3〜
    2であるケイ素酸化物の透明薄膜層とからなるバリヤー
    性を有する透明なマイクロ波殺菌用包装材料。 2 透明薄膜層上にさらにヒートシール層が設けられて
    いる請求項1記載のマイクロ波殺菌用包装材料。
JP5222588A 1988-03-04 1988-03-04 マイクロ波殺菌用包装材料 Pending JPH01225542A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023160A (ja) * 1983-07-19 1985-02-05 東洋インキ製造株式会社 魚節用包装材
JPS61273342A (ja) * 1984-12-30 1986-12-03 味の素株式会社 透明プラスチツク缶
JPS62103139A (ja) * 1985-10-31 1987-05-13 東洋インキ製造株式会社 レトルトパウチ用包装材
JPS6386860A (ja) * 1986-09-30 1988-04-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 連続蒸着フイルムの製造方法

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