JPH01211875A - プラグインユニットの固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば各種ユニットをベースに固定して制御
システムを構成するビルディングブロックタイプのプロ
グラマブルコントローラに用いるに好適なプラグインユ
ニットの固定装置に関するものである。

〔従来の技術〕

この種装置の従来例を第５図及び第６図に基づいて説明
すると、図中、（１）は制御盤内等の壁面に取り付けら
れて各種ユニットを固定するベース、（２）はベース（
１）に取り付けられた各種ユニット、（２ａ）はユニッ
トケース、（３）はユニット（２）をベース（１）　に
固定する取り付けねじ、（４ａ）　、　（４ｂ）はベー
スの穴（ｌａ）、（１ｂ）に挿入されるユニット位置決
め用の突起、（５）はユニットケース（２ａ）内にねじ
等で固定されたプリント基板、（６）はベース（１）　
にねじ等で固定されたベース用プリント基板、（７）　
はこれら各プリント基板（５）、（６）を接続するコネ
クタ、（８）はプリント基板（５）　に接続されユニッ
トケース（２ａ）にねじ等で固定された入出力配線用端
子台である。

次に動作について説明する。

客先にて、制御盤内等に固定されたベース（１）に制御
目的に合わせた各種ユニット（２）を選定し、該ベース
（１）に取り付けねじ（３）で固定して最適なシーケン
ス制御システムを構築し、各種機械やラインの自動制御
に使用される。

（発明が解決しようとする課題〕 従来のプラグインユニットの固定装置は以上のように構
成されているので、各種ユニット（２）のベース（１）
への固定は２本以上の長い特殊な取り付けねじ（３）で
固定しなければならず、価格的に割高となり、またベー
ス（１）には取り付けねじ（３）に対向した位置にめね
じを加工する必要があり、このねじ加工による工数の増
加及び客先における各種ユニットの取り付け、取り外し
に時間がかかり侃全性が悪い等の課題があった。

本発明は上記のような従来のものの欠点を解消するため
になされたもので、各種ユニットのベースへの取り付け
、取り外しが工具無しでワンタッチでできるプラグイン
ユニットの固定装置を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るプラグインユニットの固定装置は、ベース
とユニットとの相対向する面の一端に、それぞれ互いに
係合可能な固定用突起と挿入孔とを設けて第１の係合部
を形成するとともに、他端に弾力性を有する引っ掛け金
具とこの引っ掛け金具の弾性力を利用してこれと係合す
る係合突起とをそれぞれ設けて第２の係合部を構成した
ものである。

〔作用〕

本発明においては、第１の係合部の固定用突起を他方の
挿入孔に挿入して引っ掛けることにより、また第２の係
合部の引っ掛け金具はその弾性力を利用して他方の係合
突起に係合させることにより、ベースへユニットをワン
タッチで装着固定することができるとともに、弾力性の
ある引っ掛け金具を指で押すことにより、ユニットをベ
ースから解放することができ、簡単に取り外すことがで
きる。

〔実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第４図に基づき説
明する。図において、（９）は制御盤内等の壁面に取り
付けられて各種ユニットを固定するベース、（１０）は
このベース（９）に取り付ける各種ユニット、（１０ａ
）はユニットケース、（４ｃ）はベースの穴（９ａ）に
挿入されるユニットケース位置決め用の突起、（５）　
はユニットケース（１０ａ）内にねじ等で固定されたプ
リント基板、（６）はベース（９）にねじ等で固定され
たベース用プリント基板、（７）　はこれらプリント基
板（５）、（６）を接続するコネクタ、（８）はプリン
ト基板（５）に接続され、ユニットケース（ｔｅａ）に
ねじ等で固定された入出力配線用端子台である。

然して、（１１）はユニットケース（ｌｏａ）のベース
との対向面下部に設けられたＬ字状の固定用突起、（１
２）はベース（９）に設けられた挿入孔で、上記ユニッ
トケース（１０ａ）の固定用突起（１１）を引っ掛けて
係止せしめる機能を有し、これら固定用突起（１１）と
挿入孔（１２）は第１の係合部を構成する。

（１３）は基端部（１３ａ）が０字状に屈曲されてユニ
ットケース（１Ｏａ）の上面（ＩＱｂ）にねじ（１４）
止めされた弾性力のある金属の引っ掛け金具で、その先
端部（１３ｂ）はユニットケース（１０ａ）のベースと
の対向面よりも前方へ突出して形成され、かつ該突出部
に固定用孔（１３ｃ）が穿設されている。（１５）はベ
ース（９）に設けられ上記引っ掛け金具（１３）の先端
部（１３ｂ）が挿入される挿入孔で、その上縁部には上
記引っ掛け金具（１３）の固定用孔（１３ｃ）に挿入さ
れて係合する係合突起（１６）が設けられていて、この
係合突起（１６）と上記引っ掛け金具（１３）とで第２
の係合部を構成する。

次に上記構成を有する本実施例装置のユニットの取り付
け、取り外しについて説明する。

先ずユニット（１０）をベース（９）に取り付けるとき
は、ユニットケース（ＸＯａ）側の下部固定用突起（１
１）をベースの挿入孔（１２）に斜めに挿入して引っ掛
け、これを支点にユニットケース上部をベースの方向へ
回転させると、位置決め用突起（４Ｃ）及びコネクタ（
７）を嵌合させながら引っ掛け金具（１３）の先端部（
１３ｂ）がベースの挿入孔（１５）に挿入され、引っ掛
け金具（１３）はその固定用孔（１３ｃ）がベースの係
合突起（１６）に沿って一旦下（内）側に撓み、挿入が
完了すると引っ掛け金具の固定用孔（１３ｃ）がその弾
力性によりベースの係合突起（１６）と係合し、ユニッ
ト（ｌＯ）はベース（９）へ固定される。

取り外すときは、ユニットケース上部の引っ掛け金具（
１３）を指等で下（内）側へ押して撓ませてその固定用
孔（１３ｃ）　とベース側の保合突起（１６）との係合
を外す。そして、ユニットケース（１０ａ）を下部の引
っ掛かりを支点にベース（９）と逆方向に回転させると
、位置決め用突起（４Ｃ）及びコネクタ（７）の嵌合が
外れ、この状態でユニット（１０）を斜め上方に引き上
げるとユニットケース（１０ａ）の固定用突起（１１）
とベースの挿入孔（１２）との係合が外れ、ユニットの
取り外しが完了する。

なお、上記実施例では引っ掛け金具（１３）を有する第
２の係合部をユニット（１０）のベース（９）との対向
面上部に設けたものを示したが、これを該対向面下部に
設けるとともに第１の係合部を上記対向面上部に配置し
てもよく、また引っ掛け金具（１３）と係合突起（１６
）とはユニット（１０）とベース（９）のどちらに設定
してもよく、いずれの場合にも上記第１実施例同様の作
用効果を奏する。

また、上記実施例では引っ掛け金具（１３）と係合突起
（１６）とは固定用孔（１３Ｃ）を介して係合するよう
にしたものを示したが、引っ掛け金具を波状に形成し、
あるいは引っ掛け金具に突起を設け、この突起部又は波
形部に上記係合突起を係合させるようにしてもよい。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば、ユニットをベース
に固定するための長い特殊な取り付けねじ及びこれらの
ねじを取り付けるベースのねじ切り加工が不要となるた
め、ベースの構造が簡単になり、部品及び加工の削減に
より装置が安価にできるとともに、ユニットのベースへ
の取り付け・取り外しが工具無しでワンタッチで簡単に
行なえ、さらに引っ掛け金具は金属のため強度的に強い
など信頼性が高く、取り扱いが容易で保全性の高いもの
が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すユニット取付状態の斜
視図、第２図はユニット取付後の状態を示す断面図、第
３図は第２図の矢視Ａ部分を拡大して示す平面図、第４
図は第２図の矢視Ｂの斜視図、第５図は従来品のベース
とユニットとの取り付は状態を示す斜視図、第６図は第
５図のものを側方より示す断面図である。 （７）・・・コネクタ、（９）・・・ベース、（１０）
・・・ユニット、 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コネクタを有し制御盤等の壁面に取付けられたベースと
   、上記コネクタに接続されるとともに上記ベースに機械
   的に固定されるユニットとを備え、これらベースとユニ
   ットとの相対向する面の一端に、それぞれ互いに係合可
   能な固定用突起と挿入孔とを設けて第１の係合部を形成
   するとともに、他端に弾力性を有する引っ掛け金具とこ
   の引っ掛け金具の弾性力を利用してこれと係合する係合
   突起とをそれぞれ設けて第２の係合部を構成したことを
   特徴とするプラグインユニットの固定装置。