JPH01193823A - Ｉｄカードの撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 一産業上の利用分野− 本発明は、人の顔等の被写体の階調画像及び関連する文
字図形を記録するＩＤカードの撮影装置に関する。

一発明の背景− ＩＤカードの撮影装置は、第１３図に示すように構成さ
れる。ハウジング１１には前面に撮影窓を持つカメラ１
２が内蔵され、このカメラ１２はリモコン撮影制御され
、前方の椅子に座った被写体１３の階調画像をコマ撮影
する。、１４は背景パネルである。ハウジング１１の上
部にはストロボ装置１５が設けられ、カメラ１２の撮影
制御に同期してストロボ発光の制御がなされ、撮影に必
要な被写体輝度を生成する。なお、文字図形情報は、ハ
ウジング１１内に設けられた文字図形情報露光装置（図
示せず）又はカメラ１２でのデータ写し込みによって行
なわれる。カメラ１２で撮影した被写体１３の階調画像
及び文字図形情報露光装置またはカメラにより写し込ん
だ文字図形画像を有する感光材料（例えば、ダイレクト
ポジ感光材料）は、ハウジング１１内の現像処理装置１
６に装填され、該現像処理装置１６によって周知の処理
工程を経た後、ＩＤカード用シート１７として取出され
る。

一発明が解決しようとする課題− 従来のＩＤカードの撮影装置において、撮影時に被写体
がまばたきをしてしまう場合があり、特にストロボ発光
を必要とする撮影情況ではフラッシュによるまばたきを
起し易く、このまばたきを起したときは撮影失敗になる
。

そこで、従来から、撮影時に被写体がまばたきをしたか
否かを撮影操作員がチエツクし、まばたきをしたと判断
したときには再撮影を行なうようにしている。しかし、
まばたきの判断は熟練を要し、特にストロボ発光による
撮影時にはフラッシュに晒らされた被写体の情況を目視
するのが難つかしくなるし、撮影操作員の疲労を大きく
する。

また、まばたきの判断を誤ると、撮影過誤になる問題が
あった。例えば、まばたきをしていないにも拘らずまば
たきをしたと誤ると、再撮影は感光材料の無駄と撮影時
間の増大を起す。逆に、まばたきをしたにも拘らずまば
たきをしていないと誤ると、この誤りは現像処理装置に
よる所定の処理工程終了後に始めて知るため、その時に
は被写体が居ないことが多く、再撮影ができないことが
ある。

本発明の目的は、撮影時に被写体がまばたきをしたか否
かを確実容易に判断できるようにしたＩＤカードの撮影
装置を提供するにある。

一課題を解決するための手段と作用− 本発明は、上記目的を達成するため、文字図形情報と共
に被写体の階調画像を撮影するＩＤカードの撮影装置に
おいて、前記撮影に同期して前記被写体の階調画像デー
タを記憶して直ちに表示する撮影画像確認手段を備え、
カメラによる撮影画像とほぼ同じタイミングで被写体画
像の撮影データを記憶し、この記憶画像の表示を直ちに
得ることで該表示画像からまばたきの有無を撮影直後に
判定できるようにする。

一実施例− 第１図は本発明の一実施例を示す装置構成図である。同
図が第１３図と異なる部分は、撮影画像確認手段として
、テレビカメラ２１と画像データ記憶装置２２と表示装
置２３とを備えたことにある。テレビカメラ２１はカメ
ラ１２の撮影に同期して被写体１３の階調画像を撮影す
る。この同期ｔｉ影により、カメラ１２が撮影した画像
とほぼ同じタイミングの画像信号を得る。画像データ記
憶装置２２はテレビカメラ２１が撮影した画像信号を撮
影直後にフィールドメモリや磁気ディスク装置又は磁気
テープ装置等にコマ画像データ又は信号として記憶する
。この画像データの記憶はテレビ画像の同期信号を含む
コンポジット信号にされる。表示装置２３はＣＲＴや液
晶等の表示器とその表示制御装面を有し、画像データ記
憶公電２２から読出された記憶画像データ又は信号を直
ちに再生して表示器上に表示する。

こうした構成において、カメラ１２の撮影時には被写体
１３の画像がカメラ１２のフィルムに露光されると共に
、テレビカメラ２１の撮像素子への記録がなされ、この
撮像素子の記録画像信号が直ちに画像データ記憶装置２
２に記憶され、さらに表示装置２３に直ちに表示される
。

従って、カメラ１２で撮Ｆｔ２した被写体１３の画像と
表示装置２３に表示される被写体１３の画像はほぼ同じ
タイミングによるほぼ同じ画像になり、この表示装置２
３の表示画像から被写体１３がまばた籾したか否かを確
認できる。このようなまばたきの有無確認には、撮影操
作員は撮影時にストロボ装置１５によるフラッシュ状態
での被写体１３の−瞬のまばたきを視認することを不要
にすると共に、まばたきの有無を画像の表示を続けるか
ぎり任意にかつ確実に判断可能にする。

以下、各部の構成と制御及び動作を詳細に説明する。

（１）テレビカメラ２１の取付は構造 カメラ１２は被写体１３が椅子に座った状態で撮影する
が、被写体１３の座高などの違いに応じて上下のあおり
と左右の首振り機能を備え、撮影領域の中央に顔が位置
するように調整される。そこで、テレビカメラ２１はカ
メラ１２の光軸方向の調節に連動して光軸方向を変える
構造にされる。例えば、テレビカメラ２１とカメラ１２
はそれぞれ撮影レンズの中心が同じ高さに取付けられ、
カメラ１２と一体の支持台上に設けられ詰合のあおりに
よって上下の同じあおり量にされ、台上のカメラ１２の
首振りにスプロケット駆動による同量の首振り角にされ
る。

また、他の取付は構造としては、テレビカメラ２１をス
トロボ装置１５の上部位置に設け、カメラ１２の首振り
とあおりに連動させる構造にする。この構造においては
、テレビカメラ２１が被写体１３の正面に位置しないた
め、被写体１３の視線がテレビカメラ２１の方になった
不適切な撮影を無くす効果がある。

さらに、他の取付は構造としては、カメラ１２の光軸と
テレビカメラ２１のそれとを完全に一致させるＴＴＬ方
式にする。第２図はその基本構造を示し、結像レンズ２
５からシャッタ２６と絞り２７とフィルム２８面に至る
光路途中にハーフミラ−２９を設け、このハーフミラ−
２９で分割した被写体１３の画像を絞り３０を通してテ
レビカメラ２１の撮像素子３１の受光面に結像させる。

さらに、他のＴＴＬ方式として、第３図に示すように、
ハーフミラ−２９から分割された画像を絞り絞り３０を
通してガラス板（すりガラス）３２面に結像させ、この
結像面画像を倍率調整レンズ３３を通して撮像素子３１
面に結像させる。

このようなＴＴＬ方式によれば、両カメラの視差を一致
させ、撮影画像と確認画像を一致させることで撮影情況
の一層の正確な判断を得ることができる。また、結像レ
ンズ２５等を一部共用にして装置の小型化を図ることが
できる。

（２）画像データ記憶装置２２の画像記憶回路 画像データ記憶装置２２はストロボ装置１５の発光又は
カメラ１２のＸ接点信号やシャツタレリーズ釦の接点信
号になる撮影操作信号に同期してテレビカメラ２１から
のビデオ画像の１画面以上をフィールドメモリにフリー
ズすることで画像記憶を行なう。この基本構成は、第４
図に示すように、テレビカメラ２１からのＮＴＳＣ信号
をＡ／Ｄ変換器３５で画素単位のディジタル信号に変換
し、このディジタル信号の内、ストロボ装置１５の発光
に同期させたタイミングのフリーズ信号によって１画面
をＲＡＭ構成のフィールドメモリ３６に画素単位で記憶
する。そして、表示装置２３に画像表示するときには、
フィールドメモリ３６の記憶データを順次読出してＤ／
Ａ変換器３７によってアナログ信号に変換し、表示装置
２３側にビデオ信号として送出する。第５図は、ストロ
ボ光との同期化のためのタイムチャートを示す。

ＮＴＳＣ信号の垂直同期信号Ｖ　５ＹＨＣ及びコンポジ
ット信号に対して、カメラ１２のＸ接点信号に同期して
ストロボ装置１５の発光がなされたとき、このタイミン
グでかつ垂直同期期間に合わせた１画面期間のフリーズ
信号を得、この信号期間の画像信号を記憶する。

第６図は、フリーズ信号生成回路の実施例を示す。同図
において、フォトダイオード４１は、ストロボ装置１５
の発光を検出して電気信号に変換し、センスアンプ４２
はフォトダイオード４１の出力を増幅し、コンパレータ
４３はセンスアンプ４２の出力を比較基準電圧Ｖ　ｒｅ
ｆで検出整形する。これら回路により、ストロボ装置１
５の発光に同期したトリ力信号を得る。このようなトリ
ガ信号の生成は、テレビカメラ２１のＸ接点信号または
シャツタレリーズ釦の接点信号から得るときは、該接点
信号に対して適当な遅延回路によるタイミング調整によ
って得ることができる。

次に、同期分離回路４４は、テレビカメラ２１のＮＴＳ
Ｃ信号から垂直同期信号Ｖ　５ＹＮＣを分離抽出する。

Ｄ型フリップフロップ４５は同期分離回路４４の出力を
データ人力とすると共にインバータ４６のリセット人力
とし、コンパレータ４３からのトリガ信号をクロック信
号とし、第７図に示すようにトリガ信号タイミングから
次の垂直同期信号タイミングまでの期間になるパルス信
号を得る。

Ｄ型フリップフロップ４７はフリップフロップ４５の出
力をデータ入力とし、垂直同期信号をクロック人力とし
、第７図に示すようにトリガ信号に続く次の垂直同期期
間 （１フイ一ルド期間）のみのフリーズ信号を得る。この
フリーズ状態は次のストロボ発光まで確保され、画像デ
ータ記憶装置２２に保持されるストロボ画像を表示装置
２３に表示しつづけたままでまばたき確認をすることが
できる。

上記実施例において、破線ブロックで示すように、タイ
マ４８を通したトリガ信号又は適当なスイッチ操作信号
をフリップフロップ４７のセット入力とし、このタイマ
４８によってストロボ発光から該タイマ４８の時限後に
フリップフロップ４７を強制セットし、フリーズ状態解
除を行なうことができる。この機能付加をスイッチ選択
可能にすることで、本発明に係る画像確認手段をビュー
ファインダーとして利用できる。即ち、カメラ１２によ
る撮影に際して、タイマ４８からフリップフロップ４７
にセット信号を与えるタイミングでテレビカメラ２１か
らの画像信号の１コマをフリーズ更新させ、その画像を
表示装置２３に更新表示させることができ、被写体１３
の顔の傾き等の姿勢の適否を判定できるし、さらに正確
な姿勢チエツクには表示装置２３の画面上にクロスター
ゲットを設けてこれに被写体１３の表示画像の一方の目
が位置するか否かで判定することもできる。さらには、
表示装置２３の画面上に枠ターゲットを設けて被写体１
３に対する撮影範囲のチエツクもできる。

上述のビューファインダー機能の付加において、フリー
ズ画像の更新をストロボ発光以外のトリガ信号で行なう
とき、テレビカメラ２１の絞り３０の絞り量を切換える
手段を備える。即ち、撮影時のストロボ発光にはテレビ
カメラ２１の受光量が大きく、テレビカメラ２１の絞り
３０を該光量に合わせて大きく絞っておく必要がある。

従って、この撮影時の絞り二のまま、ストロボ発光させ
ることなくビューファインダーとして画像更新すると、
テレビカメラ２１の露光不足になり、表示装置２３の表
示画像も暗くなってその良否チエツクを難つかしくする
。そこで、テレビカメラ２１の絞り３０はストロボ発光
のない状態で適切な受光量になるよう設定し、ストロボ
発光時にテレビカメラ２１の受光量を低下させれば撮影
時とビューファインダー機能時夫々に適切な明るさの画
像表示を得ることができる。この具体的な手段としては
、テレビカメラ２１の光路中にフィルタを着脱できるよ
うにすることで実現され、例えばＮＤフィルタをロータ
リソレノイドで光路中に出し入れする機構、液晶やＰＬ
ＺＴなど印加電圧によって光透過率の変る素子を光路中
に介在させ、その印加電圧を切り替えるようにする。

上述の受光量切換機能を設けるのに代えた実施例を第８
図に示す。同図においては、フリップフロップ４５の出
力を２段縦続のＤ型フリップフロップ５１と５２に入力
し、これらフリップフロップ５１．５２のクロックに垂
直同期信号■５ＹＮｃを与える、フリップフロップ５２
の出力をフリーズ信号としている。この構成により、第
９図に示すように、ストロボ発光のタイミングに対して
フリーズ信号の発生が遅らされる。こうした遅れの付加
により、受光量切換手段を不要にして撮影時及びビュー
ファインダー時共に適切な明るさの表示画像を得ること
ができる。即ち、テレビカメラ２１の絞り量をストロボ
の非発光状態で適切な表示輝度が得られるように設定し
ておき、この状態でのストロボ発光では第１０図に示す
ように直後のフリーズでは画像が飽和してしまうが、ス
トロボ発光から垂直同期信号の周期で２発目以上遅らせ
たときにはストロボの影響が無くなった通常レベルの画
像信号を得ることができ、この遅らせたタイミングでの
フリーズによって撮影時の被写体状態にも適当な輝度の
表示画像を得ることができる。なお、遅れ付加による撮
影画像と表示画像の遅れ時間は、高々１／６０秒以下で
あり、通常のまたたきの有無判定には何等問題は起きな
い。

また、フリーズ画像をストロボ発光の直前に得る構成に
して同等の作用効果を得ることができる。例えば、第１
１図に示す構成によって実現される。同図においては、
フリップフロップ４５はトリガ信号が与えられたときに
セットされ、次の垂直同期信号でリセットされるように
される。フリップフロップ５３はフリップフロップ４５
のリセット出力でリセットされ、トリガ信号から垂直同
期期間の数倍の遅れを得るタイマ５４の出力でセットさ
れてフリーズ信号を発生する。本実施例では、第１２図
に示すように、ストロボ発光時に必ずビューファインダ
ー状態になっており、画像データ記憶装置２２にはスト
ロボ発光からタイマ５４の遅れ時間を除いて常に画像更
新がなされ、ストロボ発光時にはその直前の画像をタイ
マ５４の遅れ時間だけ表示しつづけることができる。

以上までの実施例において、フリーズされた画像データ
は表示装置２３の表示のみに限らず、磁気テープやフロ
ッピーディスクに保存し、画像ファイリング用の画像デ
ータ入力装置としての機能をも兼用させることもできる
。さらに、フリーズされた画像をサーマルプリンタ等の
ハードコピー記録装置に出力し、控え画像データとして
保存することもできる。

一発明の効果− 以上のとおり、本発明によれば、ＩＤ用のカメラ撮影に
同期して被写体の階調画像データを記憶して直ちに表示
する撮影画像確認手段を備えたため、撮影時に被写体が
まばたきをしたか否かの判断に撮影の一瞬に被写体状態
を目視することを不要にしながら確実な判断を得ること
ができる効果がある。特に、ストロボ発光による撮影で
のまばたき有無判断を確実容易にする効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成図、第２図は及び第３図は第
１図におけるテレビカメラのＴＴＬ方式を示す基本構造
図、第４図は第１図における画像データ記憶装置の基本
構成図、第５図は画像データ記憶装置のタイムチャート
、第６図は画像データ記憶装置のフリーズ制御回路図、
第７図は第６図のタイムチャート、第８図は画像データ
記憶装置の他のフリーズ制御回路図、第９図は第８図の
タイムチャート、第１０図は第８図におけるストロボ発
光撮影での画像記録状態を示すタイムチャート、第１１
図は画像データ記憶装置の他のフリーズ制御回路図、第
１２図は第１１図のタイムチャート、第１３図は従来の
撮影装置の構成図である。 １２・・・カメラ、１５・・・ストロボ装置、１６・・
・現像処理装置、２１・・・テレビカメラ、２２・・・
画像データ記憶製蓋、２３・・・表示装置、３１・・・
撮像素子、３６・・・フィールドメモリ、４４・・・同
期抽出回路、４８・・・タイマ、５４・・・タイマ。 特許出願人　　コ　ニ　ヵ　株　式会社第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）文字図形情報と共に被写体の階調画像を撮影するＩ
   Ｄカードの撮影装置において、前記撮影に同期して前記
   被写体の階調画像データを記憶して直ちに表示する撮影
   画像確認手段を備えたことを特徴とするＩＤカードの撮
   影装置。 ２）前記階調画像をストロボ式カメラで撮影し、前記撮
   影画像確認手段はストロボ発光又は撮影操作信号に同期
   して階調画像データを記憶する請求項１記載のＩＤカー
   ドの撮影装置。 ３）前記撮影画像確認手段はストロボの発光前又は後の
   被写体画像の表示手段を含む請求項１又は２記載のＩＤ
   カードの撮影装置。