JPH01181849A - 体表面像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、体表面像処理装置に関し、さらに詳しくは被
検体の医療検査や医療治療の際におけるこの被検体態位
調整に役立つ体表面像処理装置に関する。

（従来の技術） Ｘ線ＣＴ装置や磁気共鳴イメージング装置のような医療
検査装置や、ライナック等の医療治療装置においては、
被検体の体表面像と断層像の如き診断画像との位置関係
を正確に把握し、また、被検体の体表面像と穣検体の治
療部位との位置関係を正確に把握することが、正確な放
射線治療や外科治療の計画を立てる上で必要となる。

一方、−人の被検体に着目すると、Ｘ線ＣＴ装置以外に
磁気共鳴イメージング装置やエミツションＣＴ装置とい
った複数の検査が繰り返して行われることが多く、この
ような場合には、それぞれの装置における検査画像の比
較や両会処理を行い易くするために、各装置に対し被検
体を同一の位置関係でセットアツプすることが必要とな
る。このことは、これらの装置による検査結果を放射線
治療や外科治療に利用しようとする場合も同様である。

しかながら従来においては、被検体の体表面に対して特
に考慮が払われておらず、上述したような位置関係の正
確な把握や被検体の***の再現性を正確に行うことが困
難であるという問題がある。

（発明が解決しようとする課題） 上述したように従来においては被検体の医療検査装置や
医療治療装置に対するセットアツプを再現性良く行うこ
とが困難であるという問題がある。

そこで本発明は、被検体の体表面像を利用して医療検査
装置や医療治療装置に対する被検体のセットアツプを再
現性良く行うことができる体表面像処理装置を提供する
ことを目的とするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の体表面像処理装置は、医療検査装置又は医療治
療装置の所定の位置にセットされる被検体の体表面像を
撮像する撮像手自と、この撮像手段により撮像した体表
面像の画像情報を取込んで表示処理、記憶処理する画像
情報処理手段と、前記体表面の表示手段とを有し、この
表示手段により表示される現実の被検体からの体表面像
、記　　　′憶処理された記憶体表面像又はこれらの合
成体表面像を、医療検査装置における被検体の検査部位
との関連付又は医療治療装置における被検体の治療部位
の特定に供するように構成したものである。

（作　用） 以下に上記構成の装置の作用を説明する。

この装置の撮像手段は、医療検査装置又は医療治療装置
の所定の位置にセットされる被検体の体表面像を撮像し
画像情報に変換する。

画像情報処理手段ｉｔ、ａ像手段から前記画像情報を取
込み、この画像情報を表示処理して表示手段に送ると共
に記憶処理して記憶体表面像として記憶する。表示手段
ば、画像情報処理手段による制御の基に現実の被検体か
らの体表面像、記憶処理された記憶体表面像又はこれら
の合成体表面像を表示する。

この表示手段に表示される前記各画像は、医療検査装置
における被検体の検査部位との関連付は又は医療治療装
置における被検体の治療部位の特定に供される。

（実施例） 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図に示す体表面像処理装置１は、ＣＣＤカメラを用
いて被検体Ｍの体表面像を撮像しこれを画像情報に変換
して送出する撮像手段２と、前記画像情報を取込んで表
示処理及び記憶処理する画像情報処理手段３と、この画
像情報処理手段３により表示処理又は記憶処理された画
像情報を取込んでこれを表示する表示手段４とを有して
いる。

前記撮像手段２は、第２図、第３図に示すように医療検
査装置の一例である磁気共鳴（ＭＲ）イメージング装置
５の磁石架台６の内周部に取付けられた３個のＣＣＤＣ
Ｃカメラ、７ｂ、７ｃにより構成されている。この３個
のＣＣＤカメラ７ａ。

７ｂ、７ｃは、第３図に示すようにヘッド８上に臥床し
前記磁石架台６の挿入孔６ａ内に挿入される被検体Ｍの
東部に対し真上及び両側に位置するように９０度の角度
間隔をもって配置されている。

前記画像情報処理手段３は、第１図に示すようにこの画
像情報処理手段３の各部の制御を行う制御部９と、前記
撮像手段２からの撮像情報（画像情報）取込んでＡ／Ｄ
変換するＡ／Ｄ変換器１０と、デジタル化された画像情
報を制御部９を介して取込み画像構成処理を行う画像処
理部１１と、この画像処理部１１により処理された画像
情報を記憶する記憶部１２と、この装置における各種処
理に必要な操作信号を入力するキーボード１３とを具備
している。

そして、画像処理部１１で処理された画像情報は制御部
９による制御の基に記憶部１２に記憶されると共に、表
示手段４に送られ表示されるようになっている。

また、前記制御部９は、前記撮像手段２から画像情報を
基にして被検体Ｍの位置に応じたベツド制御信号をベツ
ド制御部１４に送り、これにより、ベツド制御部１４か
ら前記ベット８を駆動するベツド駆動部１５に対してベ
ツド駆動信号が送られるようになっている。

尚、第２図、第３図中、１６はベツド８の端部に回動可
能に取付けた被検体Ｍの頭部支持部であり、この頭部支
持部１６を調整することにより被検体Ｍの頭部の水平方
向に対する角度を種々の角度に調整することができるよ
うになっている。また、１７は磁石架台６内に設けた磁
気共鳴現象を誘起させる磁石部である。

第４図、第５図は、前記撮像手段２を医療治療装置の一
例であるライナック１８の近傍に配置する場合を示すも
のである。

この場合にも撮像手段２を構成する各ＣＣＤカメラ７ａ
、７ｂ、７ｃは上述した第２図に示すものと同一配置状
態となっている。

尚、第４図、第５図中、８ａはベツド８の端部に設けた
頭部支持板である。

次に、上記構成の装置の作用を、被検体Ｍの態位の再現
性、被検体Ｍに対するいわゆる０Ｍライン設定による断
層！１影及び被検体Ｍの患部（腫瘍等）の検査及び治療
の各場合に分けて説明する。

尚、以下の説明では、ＣＣＤカメラ７Ｃにより撮像され
る被検体Ｍの頭部側貌の画像を用いるものとする。

まず、被検体Ｍの態位の再現性について説明する。被検
体Ｍの第１回目の検査で第２図、第３図に示すような位
置に被検体Ｍの頭部をセットし、この状態でＣＣＤカメ
ラ７Ｃを用いてこの被検体Ｍの頭部側貌を撮像する。

ＣＣＤカメラ７Ｃにより得られた画像情報は、Ａ／Ｄ変
換器１０によるＡ／Ｄ変換、画像処理部１１による画像
構成処理を経て、記憶部１２に記憶体表面像Ｇ１として
一旦記憶される。

次に、この被検体Ｍの第２回目の検査に際して第６図に
実線で示すように表示手段４の画面に記憶体表面像Ｇ１
を表示しつつ、第２回目のに検査のために実際にベツド
８上に臥床している被検体Ｍの頭部側貌を再びＣＣＤカ
メラＩＣにより撮像する。

そして、ＣＣＤカメラ７Ｃによる画像情報に対し記述し
たような各種処理を行ったのち、これを表示手段４の画
面上に第６図において点線で示すように現実の体表面像
Ｇｏとして表示する。

このとき、記憶体表面像Ｇ１と現実の体表面像Ｇｏとが
一致していない場合には、ベツド８上の被検体Ｍに態位
の変更を指示したり、制御部９からベツド制御部１４に
対しベツド制御信号を送つてベツド駆動部１５を微調整
することにより、両画像を一致させる。ＣＣＤカメラ７
ａ、７ｂについても同様に、同時又は別シリーズとして
この操作を繰り返す。

このようにして、磁気共鳴イメージング装置５による複
数回に亘る断層撮影時に被検体Ｍの態位の再現性を確実
に図ることができる。尚、ＣＣＤカメラでとらえられる
像は体表面そのものより、体表面上に何らかのマーキン
グが行われている場合の方が、このようなセツティング
を行い易い。

そこで、被検体Ｍに対する０Ｍライン設定による断Ｂ撮
彰の場合をそのような例として次について説明する。

すなわち、例えば第７図に示すように被検体Ｍの目じり
及び耳孔に図示しない光源の光を反射する反射発光体２
０ａ、２０ｂを取付け、かつＯＭラインＬを引いた状態
でＣＣＤカメラ７Ｇによる撮像を行う。

この反射発光体２０ａ、２０ｂは、例えば鏡面研磨され
たベアリング状の球体により構成できる。

そして、ＣＣＤカメラ７Ｃにより求めた頭部側貌の画像
情報を上述した場合と同様な動作の下に表示手段４の画
面上に表示する。このときの頭部側貌の体表面像Ｇ２を
第８図に示す。

この場合には、上述した反射発光体２０８゜２０ｂの光
の反射率が他の部分よりも大きいため、体表面像Ｇ２に
おける目じり及び耳孔の部分を明確に識別でき、これに
より、キーボード１３を用いて体表面像Ｇ２上にＯＭラ
インＬを容易に設定できる。

そして、このときの体表面像Ｇ２を記憶部１２に記憶し
ておき、被検体Ｍの次回の断層撮影の際に表示手段４の
画面に表示することにより、被検体Ｍの頭部の複数回の
断層撮影を０Ｍラインしに関連付けて正確に行うことが
できる。

次に、被検体Ｍの頭部にできた患部Ｎの経時的な検査及
び治療について説明する。

上述した第２図に示す状態で被検体Ｍの頭部を撮像しこ
れを表示したとき、第９図に示すように頭部の患部Ｎも
合せて撮像され表示されているものとする。この体表面
像Ｇ３を記憶部１２に一旦格納しておき、被検体Ｍをラ
イナック１８のベツド８にセットして患部Ｎの治療を行
う際に、記憶体表面像Ｇ３を表示手段４の画面に表示す
る。

このとき、ライナック１８の近傍に設けたＣＣＤカメラ
７Ｃにより現実の被検体Ｍを撮像し、その体表面像Ｇ４
をやはり表示手段４の画面上に表示する。

そして、記憶体表面ＷｊＡ　Ｇ　３と体表面像Ｇ４とを
一致させるように被検体Ｍの態位を調整することにより
ライナック１８に対する患部Ｎの位置を正確に特定する
ことができる。

このことは、患部Ｎが体表面ではなく体内に存在する場
合における治療の場合でも、上述したような記憶体表面
像と断層像との関連を付けることにより同様に行うこと
ができる。

また、以上の場合とは別に、被検体Ｍの患部Ｎを含む記
憶体表面像と、現実の体表面像とを表示手段４の画面上
に合ぜて表示することにより、患部Ｎの治療等による変
化を経時的に観察することもできる。

本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。

例えば、医療検査装置として上述したもののほか、Ｘ線
ＣＴ装置、エミッションＣＴ装置、超音波診断装置、デ
ジタルサブトラクションアンジオグラフィ、核医学診断
装置等を用いる場合にも同様に実施できる。

また、医療治療装置としてコバルト治療装置。

サイクロトン等を用いる場合にも同様に実施できる。

ざらに上述した実施例では、画像処理手段３及び表示手
段４をそれぞれ単独で構成した場合について説明したが
、この他、医療検査装置や医療治療装置のコンピュータ
や表示手段と結合するようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上詳述した本発明によれば、医療検査装置や医療治療
装置に対する被検体のセットアツプを再現性良く行うこ
とができ、これにより、各種検査結果の画像処理や比較
、経時変化の観察、断層像との関連付は及び検査データ
と治療との関連付けが容易になり、治療計画を含む結合
的な医療行為を効率良く行うことに寄与する体表面像処
理装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置のブロック図、第２図は本
実施例の搬像手段と磁気共鳴イメージング装置との位置
関係を示す断面図、第３図は同上の側面図、第４図は本
実施例の撮像手段とライナックとの位置関係を示す断面
図、第５図は第４図のＩ−Ｉ線断面図、第６図は本実施
例における記憶体表面像と現実の体表面像との表示状態
を示す説明図、第７図は被検体に０Ｍラインを描いた場
合の断面図、第８図は０Ｍラインを描いた被検体の体表
面像の表示状態を示す説明図、第９図は患部を含む被検
体の体表面像の表示状態を示す説明図である。 １・・・体表面像処理装置、２・・・撮像手段、３・・
・画像処理手段、４・・・表示手段。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　佑同　　　　　近
　　　　藤　　　　　猛第２図 第４図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）医療検査装置又は医療治療装置の所定の位置にセ
   ットされる被検体の体表面像を撮像する撮像手段と、こ
   の撮像手段により撮像した体表面像の画像情報を取込ん
   で表示処理、記憶処理する画像情報処理手段と、前記体
   表面の表示手段とを有し、この表示手段により表示され
   る現実の被検体からの体表面像、記憶処理された記憶体
   表面像又はこれらの合成体表面像を、医療検査装置にお
   ける被検体の検査部位との関連付又は医療治療装置にお
   ける被検体の治療部位の特定に供するようにしたことを
   特徴とする体表面像処理装置。
2. （２）前記撮像手段は、ＣＣＤカメラを用いて構成され
   るものである請求項１記載の体表面像処理装置。
3. （３）前記医療検査装置は、Ｘ線ＣＴ装置、磁気共鳴イ
   メージング装置、エミッションＣＴ装置、超音波診断装
   置、デジタルサブトラクシヨンアンジオグラフイ、核医
   学診断装置等の中から選ばれるものである請求項１記載
   の体表面像処理装置。
4. （４）前記医療治療装置は、ライナツク、コバルト治療
   装置、サイクロトロン等の中から選ばれるものである請
   求項１記載の体表面像処理装置。
5. （５）前記撮像手段は、マーキング処理後の被検体の体
   表面を撮像するものである請求項１記載の体表面像処理
   装置。