JPH01180467A - オンラインリレーチェック方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、複数個のリレーを有し、可動接点部とコイル
部を直列に接続してなるリレー回路の、可動接点部にお
ける接点導通状態を自動判定するオンラインチエツク方
法に関するものである。

（従来の技術） リレーを複数個接続してなるリレー回路（リレーシーケ
ンス回路等）で、スイッチとして寄与する可動接点はそ
の動作回数、使用環境等により接触状態が大きく変化す
る。この接触状態が変化して導通状態が良好でなくなる
と、リレー回路が正常に動作しなくなる。そこで、保守
あるいは点検の際に、リレーを回路中から取りはずし、
個々に模擬動作させて可動接点両端の抵抗を抵抗計で測
定し、該可動接点の接触状態ひいてはその導通状態を判
断していた。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上記抵抗の測定は被測定物たる接点に模擬電
流を流し、該接点両端間の電圧降下量を求めることによ
りなされる。しかしながら、接点の接触抵抗を増大させ
る原因となる該接点表面の異物（酸化被膜等）は、通電
される電流値が大きくなると破壊されて接点表面から、
除去される場合がある。したがって、使用に際して通電
されるべき電流値が模擬電流より大きい場合には、模擬
電流によるチエツクによって不良とされるような接点で
あっても、実際の使用に際して何ら支承なく使用するこ
とができる場合がある。また、反対に、使用に際して通
電されるべき電流値が模擬電流より小さい場合には、模
擬電流によるチエツクによって良品とされるような接点
であっても、実際に回路に組み込んだ場合に良好に作動
しない場合がある。

また、上述したような従来技術によってはリレーを回路
中から取りはずしたり配線をはずしたりする必要がある
ため上記チエツクを行なうために稼動中の設備を停止し
なければならないという問題があった。

本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
であり、リレー回路の接点導通状態の良否を正しく、簡
単に精度良く判定し得るオンラインリレーチェック方法
を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明のオンラインリレーチェック方法は、可動接点部
とコイル部を直列に接続してなるリレー回路が導通状態
に設定されているとき、まず上記コイル部の両端電圧を
測定し、この後この測定した値と上記リレー回路の電源
電圧の値から両者の差電圧を求め、この差電圧に基づい
て可動接点部の接点導通状態の良否を自動判定すること
を特徴とするものである。

可動接点部は１つ以上の可動接点、コイル部は１つ以上
のコイルからなるものである。

（発明の効果） 本発明のオンラインリレーチェック方法によれば、リレ
ー回路の導通時に可動接点部の接点導通状態を判定する
ようにしている。したがって、前述した従来技術のよう
に、チエツク時における通電電流の値如何によっては実
際の使用に際しての接点導通状態を正確に予測すること
ができないという不都合を生じない。また、接点導通状
態をチエツクするために回路中のリレーをとりはずした
り、配線をはずしたりする必要がなく、測定が簡単であ
る。

（実　施　例） 以下、本発明の一実施例について図面を用いて詳細に説
明する。

第１図は、本発明の一実施例方法を実施するためのオン
ラインリレーチェック装置およびこの装置によりチエツ
クされるべきレリーシーケンス回路を示す概略図である
。また、第２図は第１図に示す装置の一部を詳細に示す
ブロック図である。

このリレーチエツク装置は８３チヤンネルのリレー回路
の各可動接点部の接点接触抵抗を同時に測定し得るもの
で、リレーシーケンス回路の各チャンネルのコイル部両
端電圧を測定する６３本の測定子Ａ１〜Ａ６４、リレー
シーケンス回路の電源電圧を測定する測定子Ａ６４、こ
れら測定子Ａ　１−Ａ　６４により測定された電圧値に
基づいて各チャンネル毎の可動接点部の導通状態の良否
を判定するデータ処理部１、およびその判定結果をプリ
ントアウトするデータ出力部２からなっている。一般に
、リレーシーケンス回路は第１図に示すように多数のチ
ャンネルからなり、各チャンネルはコイル部と可動接点
部を直列に接続するようにして形成されており、直列接
続された上記両者における電圧降下量の和がリレーシー
ケンス回路の電源電圧に等しくなるように接続されてい
る。上記装置は、回路がオンライン状態にあるときに、
上記電ａｉ！電圧とコイル部両端電圧を測定子Ａ１〜Ａ
６４を用いて逐次測定し、データ処理部１にて両者の差
電圧、すなわち可動接点部における電圧降下量を算出す
るとともにその差電圧を基準電圧と比較し、差電圧の方
が小さければ接点導通状態が良好、逆に差電圧の方が大
きければ接点導通状態が不良であるとしてデータ出力部
２にその旨プリントアウトさせるものである。ここに、
本実施例は、可動接点部における電圧降下量が該接点部
の接点接触抵抗に比例することを前提としている。

また、測定子Ａ１〜Ａ６４は、各々、被測定物の両端電
圧を電圧降下を伴なうことなく測定し得る２本の導線で
あって、各々対応するデータ処理部１の端子に接続され
ている。また、データ処理部２は第２図に示すように、
測定子Ａ１〜Ａ６４からの測定電圧をＡＣ／ＤＣ変換す
るＡＣ／ＤＣ変換部１ａ、ＤＣ変換された測定電圧につ
いてアナログ／デジタル変換を行なうアナログ／デジタ
ル変換部１ｂ、およびデジタル変換された電源電圧とコ
イル部測定電圧の差電圧を算出するとともにこの差電圧
を所定の基準電圧と比較するデータ演算部１ｃからなっ
ている。このデータ演算部１ｃはハンドベルトコンピュ
ータからなっており、所定のサンプリング周期でアナロ
グ／デジタル変換部１ｂからシリアル伝送されてくる６
３個のコイル部両端電圧測定値の各々について、該測定
値の直後に人力された電源電圧測定値との差電圧を求め
、この差電圧の絶対値と所定の基準値をデジタル的に比
較演算し、差電圧の絶対値が大きい場合には、そのとき
の値を内部メモリに格納し、チエツク期間経過後、どの
チャンネルがどの程度の異常値を示したかというデータ
を、データ出力部２に送出する。また、各チャンネル毎
のリレー動作回数および異常判定回数も同時にデータ出
力部２に送出する。なお、このデータ処理部１において
はリレーの動作開始時および停止時の中間電圧を示すデ
ータは無視するようなデータ処理がなされる。

また、データ出力部２としてはプリンタが用いられるが
、これに代えてＣＲＴ等を用いるようにしてもよい。

以上説明したように本実施例によればリレーシーケンス
回路のうち、導通不良の可動接点が属するチャンネルを
検出することができる。はたがって、このチャンネルを
検出することができる。したがって、このチャンネルに
属するすべてのリレーを取り換えるか、このチャンネル
に属する可動接点のうち不良なものを検出した後そのリ
レーだけを取り換えることによりリレーシーケンス回路
を正常な状態に回復させることができる。また、上記チ
エツクは６３個のチャンネルについて所定のサンプリン
グ期間毎に循環的に行なうようにしているので、ランダ
ム的に出現する接点接触異常についても漏れなく検出す
ることが可能である。

まお、本実施例においては６３チヤンネルのりレージ−
ケンス回路についてΔ−１定するようにしているが、被
測定チャンネル数としてはもちろんこれに限られるもの
ではない。

なお、本発明の方法を応用すれば所定の基準電圧に対す
る被測定点の電圧降下量を測定することも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例方法を実施するための装置
およびこの装置により測定されるリレーシーケンス回路
を示す概略図、第２図は、第１図に示す装置の一部を詳
細に示すブロック図である。 Ａ　１−　Ａ　６４・・・測定子　　１・・・データ処
理部Ｌａ−＝　Ａ　Ｃ／　Ｄ　Ｃ変換部 ｔｂ・・・アナログ／デジタル変換部 ｌｃ・・・データ演算部　　　２・・・データ出力部図
面の浄′：Ｊ（内容に変更なし） 第１図 第２図 手続ネ市正尖（方テ０ １．　ｖ５件の表示 昭和６３年　特許願　　第００５．２２１号２、　発明
の名称 オンラインリレーチェック方法 ３、　補正をする者 事件との関係　　　　　特許出願人 任　所　神奈川県南足柄市中沼２１０番地名　称　　（
５２０）富士写真フィルム株式会社代表者大西　實 ４、代理人 住　所　東京都港区六本木５−２−１　　　　　　はう
らいやピル７Ｍ５、　補正命令の日付 昭和　６３　年０３　月　２９　日　　（発送臼）、／
＋＋ニ ー％　　　ＩＴ　　　　鳥−仲　、パ ６、補正の対象　　図面 ７、補正の内容 １）図面を添付の通り補正する。　　　　　（内容に変
更なし）８、添付書類

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 可動接点部とコイル部を直列に接続してなるリレー回路
   が導通状態に設定されているときに、前記コイル部の両
   端電圧を測定し、 前記リレー回路の電源電圧と前記測定されたコイル部の
   両端電圧の差電圧を求め、 この差電圧に基づいて前記可動接点部の接点導通状態の
   良否を自動判定することを特徴とするオンラインリレー
   チェック方法。