JPH01172242A - 時計側の接着固定構造 - Google Patents

時計側の接着固定構造

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JPH01172242A
JPH01172242A JP62239646A JP23964687A JPH01172242A JP H01172242 A JPH01172242 A JP H01172242A JP 62239646 A JP62239646 A JP 62239646A JP 23964687 A JP23964687 A JP 23964687A JP H01172242 A JPH01172242 A JP H01172242A
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徳永 幾男
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は腕時計などの携帯時計やクロック等の時計にお
ける側の接着固定に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の防水時計側の構造は種々の構造が用いられている
が、第8図は従来技術の第一の実施例を示す部分断面図
であり、第9図は従来技術の第二の実施例を示す部分断
面図である。特に薄型・小型化のニーズに対応可能な構
造としては、第8図および第9同に示す様にガラス部の
防水性を確保するために合成樹脂ガスケット31をガラ
ス32と胴33もしくはガラス縁38などの2部品間で
締代を持たせて保合圧入し、部品間の固定とシールを行
い、胴35には巻真が挿通されるパイプ34がロー付あ
るいは従来の接着剤で固定されており、冨ブタ35と中
子36はロー付固定され、胴33と裏ブタ35とはパツ
キン37により防水性が確保されている。第9図に示す
ガラス縁38と胴33とはパツキン39にて防水性が確
保されるものが一般的であった。
またさらに薄型・小型化を実現しようとする構造として
は、例えばドレスウォッチの商品グループに見られるよ
うに、前述の合成樹脂ガスケットを使用しないでガラス
と胴もしくはガラス縁との固定を一般的な接着剤で直接
接着固定する構成のもので、使用される接着剤としては
アクリル系のUV接着剤(紫外線硬化型接着剤)が主な
ものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし前述の従来技術では下記の如き問題点を有する。
1、従来の合成樹脂ガスケットによるガラス固定構造に
おいては、 (1)第8図および第9図にて示されるように、ふっ素
樹脂などの合成樹脂ガスケット31の高さ寸度Bは、所
要査定力およびシール性を確保するためには0.6〜1
.0III11を必要とし、平面中寸度Aは0.2〜0
.4mを必要としており、また、無機ガラス32を保持
する胴33もしくはガラス縁38は前記ガスケット31
の応力を受けるため所定の剛性を確保する必要があり、
高さ方向および平面方向寸度とも大きくせざるを得す薄
型・小型化には制約があること。
(2)同上の構造ではガラス平面形状が異なるごとに一
品一葉の合成樹脂ガスケットが必要でガスケットの種類
が膨大な数となること。
(3)同上の構造ではケースのガラス受壁が必ず必要で
あり、また完全な矩形形状は困難などデザインの多様化
に対応できないものがあること。
2、また従来の例えばドレスウォッチ等で採用されるよ
うなガラス接着構造においては、(1)従来使用されて
いるUV接着剤においては、特殊な専用機が必要とされ
、第7図に示す様に接着強度が温水浸漬で著しく劣化す
る欠点があり防水時計用接着剤として使用することはで
きないこと。
(2)従来のエポキシ系接着剤においては、主剤と硬化
剤との混合の必要性があること、熱硬化型であり接着に
時間を要し工数アップになること。
等従来の接着剤は数多くあるが防水性の点では、防汗程
度の品質はクリアできても、2〜3気圧の防水性を保証
する防水時計としては難があり、また耐熱性、耐久性、
作業性が悪く量産性に乏しく、コスト高である等、総合
的に優れている接着剤が ゛ないという問題点を有する
そこで本発明は前述の如き問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは接着された部分における防水性が
確保されると共にデザイン、外観面では薄型・小型化が
可能となり、且つ、特殊な専用機を必要とすることなく
、接着工数が軽減される時計側の接着固定構造を提供す
るところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の時計側の接着固定構造は、側部品が互いに接着
剤にて固定される時計側の接着固定構造において、前記
接着剤は、 (A)1分子中に1個以上のアクリロイル基および/ま
たはメタクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリ
レート100重量部に対して(B)1分子中に水酸基を
1個以上有する(メタ)アクリレート類30〜200重
量部(C)イソボルニル(メタ)アクリレート30〜2
00重量部 (D)(メタ)アクリレート単量体に可溶な石油系、石
炭系、および/またはロジンエステル系の粘着付与樹脂
30〜200重量部 (E)アクリル酸および/またはメタクリル酸5〜50
重量部 (F)ベイゾインあるいはベンジルジメチルケタール等
の光重合開始剤0.5〜15重量部の構成から成り(A
)〜(F)の混合の相互作用により、防水性に優れ、嫌
気性および熱硬化性の特性が付与されているウレタン(
メタ)アクリレ−I・系の光硬化型一液性接着剤である
ことを特徴とする。
本発明の接着剤の適性成分構成比については、(A)の
ウレタン(メタ)アクリレート100重要部に対し、(
B)の2−ヒドロキシンプロピル(メタ)アクリレート
等の水酸基の付いた(メタ)アクリレート類を30〜2
00重量部とするが、30重量部未満となる場合には主
成分のウレタン(メタ)アクリレートの粘度が高い状態
でその性質が残ると共に、2−ヒドロキシンプロピル(
メタ)アクリレートが少ないことにより紫外線で完全に
重合、固化しにくいので、接着性が低下し、200重量
部を越える場合には親和性の水酸基のついた2−ヒドロ
キシンプロピル(メタ)アクリレートが残ることになる
ので親和性が残存することとなり防水性が悪くなる。(
C)のイソボルニル(メタ)アクリレートは30〜20
0重量部とするが、30重量部未満となる場合には接着
剤の粘度が高くなり必要な接着面に均一に塗布できない
で接着剤切れが発生するので防水性が低下し、200重
量部を越える場合には接着剤の物性が硬くなりもろくな
りクラックが発生しやすいので防水性が悪くなる。(D
)の粘着付与樹脂は30〜200重量部とするが、30
重量部未満となる場合には防水性が低下し、200重量
部を越える場合には接着剤の粘度が高くなり、物性かも
ろ(なりクラックが発生しやすくなるので防水性が悪く
なる。(E)のアクリル酸もしくはメタクリル酸は5〜
50重量部とするが、5重量部未満となる場合には接着
力に寄与するアクリル酸骨格が少なくなるので接着力が
低下し、50重量部を越える場合には未反応の極性をも
ったアクリル酸骨格が残るので防水性が悪くなる。(F
)の光重合開始剤は0.5〜15重量部とするが、0.
5fi量部未満の場合には硬化が遅くなり、硬化性に劣
り、量産性に欠ける。15重量部を越える場合には価格
が高くなるため、それぞれ所定の適性成分構成比とする
必要がある。
〔実施例〕
以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の第一の実施例を示すもので、−船釣な
胴3にガラス2の受壁が形成され接着剤1が平面方向お
よび高さ方向の両面に構成されると共に胴3の側壁には
巻真が挿通されるバイブロが接着固定される構造である
。ガラス2は全て無機ガラスであり、硼硅酸ガラス、ソ
ーダ石灰ガラス、サファイヤガラス、スピネルガラス等
から成っている。また、ガラスを保持する胴3およびバ
イブロはチタニウム、ステンレススチール、黄銅8、洋
白にメツキなどの表面処理を施したもの、金・プラチナ
などの貴金属、アルミニウム等の金属もしくは炭化物、
窒化物、酸化物硼化物などの超硬合金、セラミックス等
の素材などほとんどの材質が適応できる。
第1図において1はウレタン(メタ)アクリレート系の
光硬化型一液性接着剤であり、(A)1分子中に1個以
上のアクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリレ
ート100重量部に対して、(B)1分子中に水酸基を
1個以上有する(メタ)アクリレート類30〜200重
量部、(C)イソボルニル(メタ)アクリレート30〜
200重量部、(D)(メタ)アクリレート単量体に可
溶な石油系、石炭系、および/またはロジンエステル系
の粘着付与樹脂30〜200重量部、(E)アクリル酸
および/またはメタクリル酸5〜50重量部、(F)ベ
ンゾインあるいはベンジルジメチルケタール等の光重合
開始剤0.5〜15重量部の構成から成っており、無機
ガラス2とそれを保持する胴3との間に、平面方向A寸
度プラス高さ方向寸度Bおよび胴3とバイブロとの接着
部の寸度Cの範囲に塗布し、紫外線照射装置で数十秒、
白色蛍光灯で数十分で硬化させる。ケースは全体を50
℃前後(40〜70°Cでも可能)に予備加熱をすると
接着力が向上するが、80℃以上の高温になると接着力
低下で好ましくない。40℃未満の予備加熱においては
本来接着剤が有する接着力の範囲にとどまり、予備加熱
によって接着力が向上することはない、この際ケースの
下に銀紙、アルミホイール等の光反射物を敷くと裏面か
らも接着箇所に光が反射されるので接着剤の硬化が促進
されより効果的である。ガラス内面には前記A寸度より
大きな巾で金、クロムなどの金属蒸着、もしくは水金印
刷などの接着目隠し膜4が構成されている。5は同じく
、金、クロムなどの金属蒸着などによる目隠し膜である
。4もしくは5の目隠し膜は単独もしくは組合せで適用
しても良く、デザイン、外観上全く構成しなくても差支
えない。
この構成によればガラス2とそれを保持する胴3および
胴3とパイプ7とは強固に固着されると同時にシール性
を確保し、胴3は従来の第8図の様に合成樹脂のガスケ
ットを介してガラスが圧入されて発生する応力を常時受
けていないため、高さ方向寸度および平面方向寸度とも
極めて小さくすることが可能である。ガラス接着面の寸
度はA≧0.4a*で、B/A≧1が接着力、シール性
の点から好ましく、パイプ接着部の寸度はC≧0. 8
が好ましい、A<0.4m、B/A<1、およびCoo
、8mでは接着面積が小さくなるので接着強度が小さく
なり剥がれやすく、なる。
本発明の接着剤1には嫌気性が付与されているので光照
射により第1図における接着層の両端部つまりガラス部
の1aとlb、およびパイプ部のlcと1dが硬化する
と空気が遮断されることにともない、常温放置で自然と
接着剤の内部も硬化が促進するものである。
第2図は本発明の第二の実施例を示すもので、−船釣な
ガラス縁7にガラス2の受壁が形成され本発明の接着剤
1が平面方向および高さ方向の両面に構成されると共に
胴3の上面にガラス縁7が接着固定され、且つ胴3の側
壁には巻真が挿通されるバイブロが接着固定される構造
である。
ここで、ガラス縁7と胴3との間に、平面方向り寸度プ
ラス高さ方向寸度Eの範囲に塗布されるガラス縁接着面
の寸度はD≧0.4mmで、E/D≧1が接着力シール
性の点から好ましい。また本発明の接着剤lの嫌気性の
効果がガラス縁と胴との接合部における接着層の両端部
1e、1fにも作用することは第一の実施例と同様であ
り、その他ガラス部の寸度A、およびBの関係、各部品
の材質、接着剤の構成、作用、効果等、第一の実施例と
同様で重複する部分については説明を省略する。
第3図は本発明の第三の実施例を示すもので、胴13に
はガラス12の受壁がなく本発明の接着剤11は平面方
向のみに構成される構造である。
本発明の接着剤11を用いることにより、前述の第8図
に示されるように合成樹脂のガスケットを介してガラス
が圧入されて発生する応力が胴に常時作用することがな
く強固に接着固定されるので、第3図にて示されるよう
にガラス12を径方向で受ける壁のない構成のガラス部
の防水構造が可能となり、従来構造と比較して極めてシ
ンプルな構造が実現できる。胴13はその上面11F≧
0.8■とし、前記Fよりも大きな接着目隠し膜14を
第1図同様構成する。外面蒸着15もデザイン上の必要
に応じ構成する。胴13の上面中F〈0゜8mでは接着
面積が小さくて接着強度が確保されず剥がれやすくなる
。また本接着剤11の嫌気性の効果がガラスと胴との接
合部における接着層の両端部11a、llbにも作用す
ることは第一および第二の実施例と同様であり、その他
各部品の材質、接着剤の構成、作用効果等第一の実施例
と、同様で重複する部分については説明を省略する。
第4図は本発明の第四の実施例を示すもので、胴13の
上面にはガラス縁16の受壁がなく、本発明の接着剤1
1は平面方向のみに構成されると共にガラス縁16の上
面にもガラス12の受壁がなく接着剤11は平面方向の
みに接着固定される構造である。本発明の接着剤11を
用いることにより、前述の第三の実施例と同様に合成樹
脂のガスケットによる応力の影響をガラス部およびガラ
ス縁部が受けることなく強固に接着固定されるので、第
4図にて示されるようにガラス12およびガラス縁16
を径方向で受ける壁のない構成のガラス部およびガラス
縁部の防水構造が可能となり、従来構造と比較して極め
てシンプルな構造が実現できる。ここで胴13とガラス
縁16との接着面の寸度GはG≧0.8−が好ましい。
G<0.8閣では接着面積が小さくなり接着強度が確保
されず剥がれやすくなる。また本接着剤11の嫌気性の
効果がガラスとガラス縁との接合部における接着層の両
端部11c、alldにも作用することは第−乃第三の
実施例と同様であり、その他各部品の材質、接着剤の構
成、作用効果等第一乃至第三の実施例と同様で重複する
部分については説明を省略する。
第5図は本発明の第五の実施例を示すもので、裏ブタ2
2と中子24とが本発明の接着剤21にて接着固定され
る構造である。従来技術による裏ブタと中子との固定は
ロー付方法によるものが主流であるが、本発明の接着剤
によれば裏ブタ22と中子24との接着固定が可能とな
る。中子24と裏ブタ21との接合部における接着層の
両端部21a、21bには光照射が可能であるので、こ
の部分が硬化すると空気が遮断されることにもなり、常
温放置で自然と接着剤の内部も硬化が促進され所定の接
着強度が確保される。
第6図は本発明の第六の実施例を示すもので、裏ブタ2
2と胴23とを本発明の接着剤21により接着固定する
構造である。この場合においても第5の実施例と同様に
裏ブタ22と胴23との接合部における接着層の両端部
21a、21bには光照射が可能であるので、前述の如
く所定の接着強度が確保できる。この実施例はワンピー
スケース等において、裏ブタと胴を異種素材、異種仕上
・処理等で別体に加工し、固着一体化する場合にmmい
るものである。
成分構成比は量が多すぎても少なすぎても防水特性およ
び硬化特性が著しく低下するため所定の重置構成比が必
要である。前述の本発明の光硬化型一液性接着剤となる
(A)〜(F)の成分構成比の範囲内にある3種類の試
料と、(A)〜(F)の成分構成比の範囲外にある比較
例4種類を作成し、実験した時の各試料の成分構成比と
性能結果を第1表に示す。
第1表 光硬化−液性接着剤の成分構成比と性能以上の結果より
本発明の試料1〜3と比較例1〜4との性能はその成分
構成によって著しく差があると言える。
実験方法は本発明の試料1〜3と、比較例1〜4の7種
類の接着剤を作成し、ガラス外周部をテスト胴に接合し
た時の性能差を確認したものである。粘度は接着剤を自
動で接着する場合の針先端を流通する、しないを評価規
準とし、接着力はガラスを胴へ接着した場合の接着強度
40kgを評価規準とした。防水性はJIS13702
1に規定された3気圧加圧防水試験により行い、硬化性
は接着剤が硬化する、硬化しないの程度差を評価し:価
格はベルジルジメチルケタールが極めて高価であるので
その使用量で評価したものである。
本発明の実施例ではガラスと胴、ガラスとガラス縁、ガ
ラス縁と胴、胴とのパイプとの間の接着および防水シー
ルについて述べたが、光を照射できる部位であれば胴と
飾り部材、胴と銃等、他の部位での2部品の固着、防水
シーリングに適応することができる。その場合上記胴、
飾り部材、又裏ブラの材質等を透明又は半透明材で形成
すると、ケース内部等本来外部に露出しない箇所であっ
ても照射による接着が可能である。
また非防水時計に本発明の接着剤が使用され、例えばガ
ラスと胴との接合部のみに部分的に使用されることがあ
ってもさしつかえない。
上記の構成により下記のような防水性のデータが得られ
た。
1静加圧防水性:3気圧加圧防水性OK2動的防水性:
座板上1m落下後防水OK3長期防水性:20℃水中浸
漬100H以上OK4耐久防水性:耐候性テスト(フェ
イドメータ200H)後の防水性OK 耐熱性テスト(−20℃;!60°C)3サイクル後の
防水性OK また、接着強度の劣化も40℃温水による劣化促進テス
トの結果、第7図のグラフの様に極めて長期間の水中浸
漬に耐えられることが判明し、従来のUV接着剤と比べ
ると、接着力低下に対しては約100倍もの高性能、高
品質を確保することができた。
本発明の接着剤を用いガラス外周部をテスト胴に接合し
た使用例と従来のUV接着剤を同様に使用した使用例に
おける品質差のデータを第2表に示す。なお上記テスト
胴はガラス接着側に開口が設けられ、この開口部にガラ
スが接着されている。
なお各々のテスト胴へのガラス接着力は40kgとなる
ように設定したものを用いた。又裏ブタはテスト胴に対
し防水パツキンを用いて防水性を確保しである。
第2表 本発明接着剤と従来接着剤使用時計ケースの品質差 第2表を説明すると、まず従来のUV接着剤としてはス
リーボンド社の紫外線硬化型−液性接着剤(UV301
3B)が使用され、本発明の接着剤としては前述の第1
表に示される光硬化型一液性接着剤(試料3)が使用さ
れている。Aの接i強度劣化については第4図の如<4
0℃の温水中に両使用例サンプルを浸漬しガラスの接着
強度が40kgから10kgに低下するまでの浸漬時間
を測定した。その結果、本発明の接着剤使用例のものは
従来品に比べ格段の優位性を示した0次にBの初期防水
性については静加圧防水試験器の中に各使用例サンプル
を入れ3気圧加圧防水試験を施したところ、両サンプル
とも入水はなくガラスの曇り現象は起きなかった。この
防水試験はJISB7021に規定された規準に基づい
て行った0次にCの動的防水性については、両使用例サ
ンプルを座板上に高さ1mの位置から落下した後、上記
基準に基づいて行ったところ、従来の接着剤使用例のも
のはガラスに曇りが生じ内部を透視できなくなってしま
ったが、本発明の接着剤使用例のものはガラスに曇りが
発生せず良好な防水性能が確認された。更にDの長期防
水性については20゛Cの水中に両使用例を浸漬してガ
ラスに曇りが発生するまでの浸漬時間を測定したところ
、従来のUV接着剤使用例のものは20H(時間)で曇
りが発生したが本発明の接着剤使用例のものは100ト
■経過しても曇りが発生しなかった。又、Eの耐候耐熱
防水性については、両使用例のものをまずフェイドメー
タに200H入れその後の状態において前記Bと同様の
防水性を調べた。その結果従来のUV接着剤使用例のも
のは本はりガラスに曇りが発生したが本発明の接着剤使
用例のものは曇りが発生しなかった。また、−20″C
から60’Cの温度サイクルを3サイクル繰り返し後の
状態において前記Bと同様の防水性を調べた結果、従来
のUV接着剤使用例のものは同じ様にガラスに曇りが発
生したが本発明の接着剤使用例のものは曇りが発生しな
かった。
なお、上記各試験でのサンプル数は従来接着剤使用例と
本発明接着剤使用例とも30個であり、試験結果の数値
はその平均値を示した。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、側部品が互いに接着
剤にて固定される接着固定構造において、前記接着剤が
前述の如き組成物にて構成されるウレタン(メタ)アク
リレート系の光硬化型一液性接着剤であることにより、
従来の防水時計側の防水品質と同等以上の高品質が確保
され、かつデザイン、外観面では極度にガラス、胴、ガ
ラス縁等の外装部品が薄型、小型化できる。
また本発明の構成により、従来の防水構造ではガラスの
外形が異なるごとに一品一葉の合成樹脂ガスケットが必
要となり、デザインの多様化で種類が莫大な数となって
いたが、本発明の接着剤によればガラス外形が異なって
も全てに対応できる点から、大巾な合理化、コストダウ
ンが可能となる0本発明の接着剤は一液性光硬化型であ
り、且つ嫌気性も有するので一般の蛍光灯でも照射され
た部分が硬化することにより空気が遮断されて、常温放
置で自然に接着剤の内部も硬化が促進されて硬化するの
で特殊な専用装置を必要とせず市場でのガラス交換も容
易に行える。従って非防水時計に本発明の接着剤が使用
され、例えばガラスと胴との接合部のみに部分的に使用
される場合においても、接着工数が著しく軽減されるの
で極めて有効であるという使い方もできる。デザイン的
にも第2図の様なガラスがケース外形まで延びているデ
ザインや、ガラス平面形状が矩形のものなど従来の合成
樹脂ガスケットでの防水構造では実現できなかったもの
まで、はとんどのデザインに実現出来る様になる。こと
に本発明の接着固定構造がドレスウォッチにおいて採用
される場合には、応用範囲が広く、量産性にも優れるの
で品質・デザイン・コスト全ての面で総合的に優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を示す部分断面図。 第2図は本発明の第二の実施例を示す部分断面図。 穿 第3図は本発明の第三の実施例を示す部分断面図。 第4図は本発明の第四の実施例を示す部分断面図。 第5図は本発明の第五の実施例を示す部分断面図。 第6図は本発明の第六の実施例を示す部分断面図。 第7図は本発明の接着剤と従来の接着剤の強度劣化の加
速試験データ図。 第8図は従来技術の第一の実施例を示す部分断面図。 第9図は従来技術の第二の実施例を示す部分断面図。 1.11.21・・・・・・ウレタン(メタ)アクリレ
ート系光硬化型一液性接着剤 2.12.32・・・・・・ガラス 3.13.33・・・・・・胴 4.14・・・・・・内面目隠し膜 5.15・・・・・・外面目隠し膜 6.34・・・・・・パイプ 7.16.38・・・・・・ガラス縁 22.35・・・・・・裏ブタ 24.36・・・・・・中子 以上 第1図 第2図 図面のt;ご 第7図 第8図 第9図 手続補正書 く方式) 1.事件の表示 昭和62年特許願 第 239646  号3、補正を
する者 株式会社 服部セイコー内 最上特許事務所5、補正指
令の日付 昭和62年12月15日 6、補正の対象 図面 7、補正の内容 図面 第7図を別紙の如く補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 側部品が互いに接着剤にて固定される時計側の接着固定
    構造において、前記接着剤は (A)1分子中に1個以上のアクリロイル基および/ま
    たはメタクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリ
    レート100重量部に対して (B)1分子中に水酸基を1個以上有する(メタ)アク
    リレート類30〜200重量部 (C)イソボルニル(メタ)アクリレート30〜200
    重量部 (D)(メタ)アクリレート単量体に可溶な石油系、石
    炭系、および/またはロジンエステル系の粘着付与樹脂
    30〜200重量部 (E)アクリル酸および/またはメタクリル酸5〜50
    重量部 (F)ベイゾインあるいはベンジルジメチルケタール等
    の光重合開始剤0.5〜15重量部の構成から成るウレ
    タン(メタ)アクリレート系の光硬化型一液性接着剤で
    あることを特徴とする時計側の接着固定構造。
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