JPH01171856A - 金属蒸着フィルム - Google Patents

金属蒸着フィルム

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JPH01171856A
JPH01171856A JP33168287A JP33168287A JPH01171856A JP H01171856 A JPH01171856 A JP H01171856A JP 33168287 A JP33168287 A JP 33168287A JP 33168287 A JP33168287 A JP 33168287A JP H01171856 A JPH01171856 A JP H01171856A
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JP
Japan
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film
layer
vapor
deposited
plasma polymerization
Prior art date
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Application number
JP33168287A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Yokura
与倉 三好
Kenji Hatada
研司 畑田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は金属蒸着フイルムムに関するもので、蒸着ヌケ
(ピンホール)が極めて少なく、かつ高温高湿下および
液中での接着性に優れた金属蒸着フィルムに関するもの
である。
[従来の技術] 高分子樹脂フィルム基材上に/l、Cu、Pd。
Tiなどの金属を蒸着したフィルム、いわゆる金属蒸着
フィルムは種々の用途に用いられている。
例えば、コンデンサー、食品包装材、透明導電フィルム
、磁気テープなどである。
しかしながら、高分子樹脂フィルム基材上に直接金属を
蒸着した場合には、金属と基材の接着力が弱く、金属蒸
着膜の剥離、あるいはピンホールによる蒸着ヌケが生じ
、実用上問題がある。
例えば、ポリエステルフィルムに、八〇、を蒸着した包
装材用途では、水蒸気透過率の増大から生ずる透湿の問
題、あるいは磁気記録テープにおけるドロップアウトな
どの問題などである。
これらの問題点を改善したものとして、特開昭59−9
6137には、有機ケイ素化合物ガスの低温プラズマ処
理によるプラズマ重合膜を形成し、次いでメタライジン
グする方法が提案されている。しかし該方法によるもの
は、通常湿度条件下における接着力は優れているが、高
温高湿下あるいは液体中で急激に接着力が低下する欠点
がある。ざらに、製造技術的には、プラズマ重合中に重
合が急激に進み、電極および処理基材表面上にプラズマ
重合物が、パウダー状に析出するという欠点がある。
また、特公昭61−13310には、ポリエステルフィ
ルム表面を窒素気体雰囲気中でコロナ放電処理した後、
金属蒸着したものが提案されている。該提案によるもの
は、従来のものより高温高湿下の水蒸気遮断性劣化防止
の点からいえば、改良されているが、近年要求されてい
る過酷な条件での使用、例えばワイン容器などのような
飲料用液体保存容器として使用する場合には、高温殺菌
時に蒸着層が簡単に剥離してしまい、使用できないとい
う問題がある。
ざらにメツキ型のフレキシブルプリント基板の製造にコ
ロナ放電処理を適用する場合、例えば耐熱フィルムをコ
ロナ放電処理後、その上に予めCUなどを蒸着し、次い
でさらにメツキ方式によって銅を厚く積層する必要がお
るが、この場合、メツキ浴中に入れた際、蒸着膜がフィ
ルムから簡単に剥離してしまうという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、かかる従来技術の諸欠点に鑑み創案されたも
ので、その目的はフィルムの機械的特性を損なわず、金
属蒸着膜の接着力、特に液中または高湿下における接着
力が優れ、かつ蒸着ヌケの少ない金属蒸着フィルムを提
供することにある。
[問題点を解決するための手段] かかる本発明の目的は、高分子樹脂フィルムと金属蒸着
層が、グリシジル基を有するアクリルまたはメタクリル
化合物から形成されたプラズマ重合層を介して接合され
てなる金属蒸着フィルムにより達成される。
本発明において使用される高分子樹脂フィルムとしては
、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルムある
いはポリイミド系フィルム、ポリフェニレンスルフィド
系フィルムなど通常蒸着用基材として用いられているも
のが挙げられるが、好ましくは、耐高湿性、耐水性に優
れたポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルムお
よびピロメリット酸二無水物と4,4′−ジアミノジフ
ェニルエーテルの縮合物または、3,4.3−。
4−−ビフェニルテトラカルボン ジアミノジフェニルエーテルの縮合物からなるポリイミ
ドフィルムがより好ましく、中でもポリエステルフィル
ムが特に好ましい。
ここでポリエステルフィルムとは、芳香族二塩基酸また
はそのエステル形成性誘導体と、ジオールとから合成さ
れる高結晶性の線状飽和ポリエステルであり、具体的に
はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2,6−ナフタレートまたは一部が他成分に置換された
共重合体や、ポリアルキレングリコール、ポリカーボネ
ートなどの配合体を常法により二軸延伸したフィルムが
挙げられる。
フィルムの厚さは、特に限定されるものではなく、目的
に応じ好ましく選定すれば良い。
通常包装材用途としては約50μm前後のものが使用さ
れる。また上記フィルムを予めグロー放電、あるいはコ
ロナ放電、表面改質用のコーティングなど前処理を施し
ておいてもよい。
本発明においてプラズマ重合層とはグリシジル基を有す
るアクリルまたはメタクリル化合物の蒸気雰囲気下で放
電によって形成される有機化合物重合体層をさす。
プラズマ重合の方法は公知の方法でよく、例えばフィル
ムを内部電極方式の装置内にセットした後、真空ポンプ
で排気し、次いでグリシジル基を有するアクリルまたは
メタクリル化合物の蒸気を所定の圧力(0.01〜10
TOrr程度)になるまで供給した後、適当な電力を電
極に印加する方法などである。
本発明においてグリシジル基を有するアクリルまたはメ
タクリル化合物とは、次式で示されるものをいう。
CH2=CR 嘱 Coo (CH2→−CH−CI−121  \1 ここでRは一Hまたは一〇H3を示す。
nは1〜3の整数を示す。
中でもRが一〇H3、n=1のグリシジルメタクリレー
トが接着効果、取扱い性などの点から好ましい。
プラズマ重合層の厚さは特に限定されないが、接着効果
および蒸着時のカール防止性などの点から20人〜4μ
mの範囲が好ましく、より好ましくは50〜2000人
である。
本発明における金属蒸着層としては、特に限定されるも
のではなく、公知の金属または合金を、加熱蒸着、電子
ビーム蒸着、あるいはスパッタリングなどの公知の方法
によって形成されるものが使用可能であるが、ArL、
Cu、Zn、T i 、Ni、Go、 Feなどの金属
またはこれらの合金など、おるいはこれらの酸化物など
の蒸着層が、高温または液中でも接着力が強い点で好ま
しい。
金属蒸着層の厚さは特に限定されるものではないが、4
00人〜50μmの範囲が好ましく、より好ましくは5
00人〜20μmである。
[実施例] 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、実施例
中の物性はそれぞれ次の方法で測定したものである。
[物性の測定方法] (1)蒸着層と基材フィルムの接着性 A、セロテープの剥離強度 蒸着フィルムの蒸着面に、市販のセロファン粘着テープ
にチバン(株)製、“′セロテープ′)を貼り付け、指
で強く押圧後、180度剥離し、次の基準に従って剥離
後の付着面積を5段階指数で判定した。
8.180度湿剥離強度 a、サンプル 厚さ9.5mmのアルミ板上にエポキシ系接着剤(チバ
ガイギー(株)製“アラルダイト・ラピッド”)を塗布
した上に蒸着フィルムの蒸着面をつけ、直径’lQmm
のガラス棒を手でころがしながら押圧し、80℃に調温
された熱風乾燥機中で30分間キュアした。ざらに幅’
lQmm、接着長さ75mm、非接着長さ25mm、全
長100mmに切断した。
(2)180度湿剥離強度の測定 (1)で得たサンプルを、万能引張り試験機(東洋ボー
ルドウィン製、“テンシロン″)を用い、サンプルをセ
ット後、剥離界面にスポイトで水を滴下(約0.050
0)L/た後、接着力を測定した。
測定条件:引張り速度 200mm/m i nサンプ
ル寸法:幅’l□mm、長さ100mm。
接着長さ75mm 実施例1 厚さ38μm1幅15cmのポリエステルフィルム(東
しく株)製 ゛ルミラー″)を内部電極方式のプラズマ
重合装置に入れ、初期圧力1×10−4丁orrに排気
後、グリシジルメタクリレートを導入し、Q、21or
rの圧力に保ち、電力密度400W−mi n/m2で
放電処理してポリエステルフィルム表面上にプラズマ重
合層を約100人厚さに設けた後、該プラズマ重合層上
に下記条件で金属蒸着層を形成した。
蒸着条件 装置:高真空蒸着装置 EBB−6型 (日本真空(株)製) 蒸着金属ニアルミニウム 真空度: ’l x ’l Q ″4mmH蒸着厚み2
600人 得られた金属蒸着フィルムについてセロテープ剥離強度
を測定したところ指数5と極めて良好であった。また1
80度湿剥離強度は55(J/Cmでおり、一般使用上
実用レベルと判断される30に]/Cmをはるかに上回
る強度であった。
比較例1 実施例1と同じポリエステルフィルムを下記条件でN2
中でコロナ放電処理を行なった後、金属 ゛蒸着を実施
例1と同条件で行なった。得られたサンプルのセロテー
プ剥離強度は1 C1/Cm以下で、全く接着力を有し
ていなかった。
コロナ放電処理条件 装置:コロナ放電処理装置 (春日電機(株)製 HF−401) Lll1強度:  6,0OOJ/m”N2流量: 2
00D、/分 [発明の効果] 本発明は上述のごとく構成したので、高温高湿下はもと
より、液中においても蒸着金属層の接着力が低下せず、
コンデンサー、包装容器、特に高圧蒸気滅菌を施す液体
容器をはじめとして電機、包装、装飾など種々の用途に
おいて優れた性能を示すものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子樹脂フィルムと金属蒸着層が、グリシジル
    基を有するアクリルまたはメタクリル化合物から形成さ
    れたプラズマ重合層を介して接合されてなる金属蒸着フ
    ィルム。
JP33168287A 1987-12-26 1987-12-26 金属蒸着フィルム Pending JPH01171856A (ja)

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JP33168287A JPH01171856A (ja) 1987-12-26 1987-12-26 金属蒸着フィルム

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JPH01171856A true JPH01171856A (ja) 1989-07-06

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010058516A (ja) * 2000-04-20 2010-03-18 Battelle Memorial Inst Tg基体上の平滑層及びバリア層
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