JPH01168700A - 新規な抗生物質 - Google Patents

新規な抗生物質

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JPH01168700A
JPH01168700A JP63289028A JP28902888A JPH01168700A JP H01168700 A JPH01168700 A JP H01168700A JP 63289028 A JP63289028 A JP 63289028A JP 28902888 A JP28902888 A JP 28902888A JP H01168700 A JPH01168700 A JP H01168700A
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ロメオ・チアバツテイ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は構造式I 式中、Rは−CO−CH−CH−CH−CH−CHx−
CHa−CH5、−Co−CH−Cl−Cl寥CH−C
H!−CH−(CH3)!または−CO−CH−CH−
CH−CH−CJ−CHa−CH(CHa)*であり、
そして R′はα−D−マンノピラノシルである、のデプシペブ
チド化合物及びその酸付加塩、その製造方法並びに抗生
物質としてのその用途に関する。上記の物質は抗生物質
A/16686と相互に関連し、上記抗生物質を産生ず
る同様なアクチノプラネス・ニス・ビー(A ctin
oplanes  sp、)ATCC33076によっ
て産生される。
抗生物質A/16686はその製造方法及び該物質を含
む製薬学的組成物と共に米国特許第4゜303.646
号に記載されたグラム陽性バクテリアに対して活性な物
質である。
因子A1、A2及びA3と称する3種の密接に関連した
成分を抗生物質A/16686から単離し得ることが見
い出された。因子A2[ラモプラニン(ramopla
nin) ]は顕著な量で得られる成分であり、生物学
的活性に対して最も関連しており、一方、A1及びA3
は少量で得られる。これらの物質並びにその製造及び用
途は米国特許第4.427.656号に記載されている
抗生物質A/16686産生培養物に適当な前駆物質を
加えることによってA/16686の因子A2及び/ま
たはA3の産生を選択的に高める方法がヨーロッパ特許
公告第0.259,780号に記載されている。
簡潔にするために、またそれぞれA/16686因子A
’l(R嵩−Co−CH−CH−CH=CH−CH! 
−CHz  CH3) 、因子A’2 (R−CO−C
H−CH−CH−CH−CHz −CH(CHs)z)
及び因子A’3 (R−−Co−CH−CH−CH−C
H−CH2−CHa−CH(CHx)z)として同一に
扱う本発明の3種の化合物をアクチノプラネス・ニス・
ビーATCC33076の発酵によって産生させること
ができ、該菌株は米国特許第4.303.646号に記
載された如きパーマネント・カルチャー拳コレクション
(permanentculture  collec
tion) A T CCによって寄託されており、現
在、自由に入手可能であり、1981年1331日のプ
ダベスト条約(B udapestT reaty)下
で容認されているか、或いは同化可能な炭素及び窒素源
並びに無機塩を含む水性栄養媒質中にて浸水好気性条件
下で産生ずるその突然変異体(即ち、同様な物質を産生
じ得る天然または人工的突然変異体)である。粗製の発
酵産物中に上記3種の化合物の処理可能な量を産生させ
るために(この場合に、「処理可能な量」なる用語は、
発酵汁から粗製の単離物に含まれる本発明の化合物の量
が実験目的及び実験の利用に適する量で普通の分離及び
精製によってその単離を可能にするために十分であるこ
とを意味するものとする)、発酵媒質は上記の必須元素
の適当な源を含ませなければならない。
好ましい炭素源は糖、例えばデキストロース、フラクト
ース、マルトース、スクロース等、ポリオール、例えば
グリセリン、澱粉及び変性澱粉、例えばデキストリンで
あり、スクロース、グリセリン及びデキストリンが好ま
しい。しかしながら、栄養培養媒質中のデキストロース
の濃度が適度または低い場合、これは式Iの化合物の生
成において正の効果を有し、このことは発酵汁からの粗
製の単離物におけるその大きな割合から推測することが
できる。
好ましい窒素源は大豆ひきわり、ペプトン、トリプトン
、麦芽エキス、酵母エキス、アミノ酸等であり、大豆ひ
されり及び麦芽エキスが最も好ましい。
培養媒質に通常配合する無機塩の中で、ナトリウム、カ
リウム、鉄、亜鉛、マンガン、マグネシウム、カルシウ
ム、アンモニウム、クロライド、アイオダイド、カルボ
ネート、サルフェート、ホスフェート、ナイトレートイ
オン等を付与し得る普通の可溶性塩がある。
ヨーロッパ特許公告第0.259.780号に記載され
た方法に従って発酵中に適当な前駆物質の添加を、他の
ものよりも式■の新規抗生物質の一つの比を選択的に増
加させるために利用することができる。例えばロイシン
(またはその塩)0゜2gIQ乃至5/Qの添加は因子
A’l及びA’3に比較”して因子A’2の比が増加し
、一方、バリン(またはその塩)0.2g/Q乃至5g
/<2の添加は因子A’3の相対比を選択的に増加させ
る。イソ吉草酸はロイシンと同様の効果を有し、一方、
イソ酪酸はバリンと同一の効果を有する。
通例、抗生物質−産生菌株を振盪フラスコ中で予備培養
し、次に培養物を抗生物質の実質的な量を産生させるた
めのジャー発酵器に接種するために用いる。予備培養に
用いた媒質はより大きな発酵に対して用いるものと同一
であることができるが−1しかし、また他の媒質を用い
ることもできる。
産生−菌株を20乃至40℃間、好ましくは24乃至3
5℃間、最も好ましくは28乃至32℃間の温度で、抗
生物質活性の増加が認められる期間(一般に30乃至1
80時間)増殖させることができる。
発酵期間中の抗生物質産生を、抗生物質活性に対して汁
または菌糸体抽出試料を例えばバイオアッセイ(bio
assay) 、T L CまたはHPLC法によって
試験して監視することができる。
本発明の抗生物質に敏感な細菌、例えば枯草菌(B a
cillus  5ubtilis)またはバチルス・
プミルス(Bacillus  pumilus)を試
験細菌として用いることができる。バイオアッセイは寒
天プレート上で寒天希釈法によって有利に行われる。一
般に抗生物質活性の最大産生は接種後、第3日乃至第5
日間に生ずる。
菌株アクチノプラネス・ニス・ビーATCC33076
の発酵中に産生ずる抗生物質は主として菌糸体塊に見い
出される。従って、本発明の抗生物質は、発酵汁から菌
糸体を分離し、菌糸体塊を適当な溶媒系で抽出し、該抽
出液から粗製の発酵産物を単離し、単離した粗製の発酵
産物から上記の抗生物質を分離し、そして精製すること
によって、適当に回収される。A/16686因子A′
1、A’2及びA’3抗生物質を回収する好ましい方法
は、1)H4−5乃至5.5で濾過によって発酵汁から
分離した後の湿った菌糸体を抽出することからなる。
菌糸体の抽出はpH1,5乃至2.5間で水混和性有機
°溶媒、例えばアルカノーノ呟アセトン及びその混合物
によって最も有利に行われる。不純物、副生成物、塩、
濾過助剤及び発酵汁成分に由来する物質と共に、本発明
の化合物、即ち、因子A′1、A’2及びA’3との混
合物であるA/16686抗生物質の混合物、即ち、因
子A11A2及びA3(米国特許第4.427.656
号)である粗製の発酵産物(「粗製物」)は通常の方法
によって溶媒(複数種)抽出で回収される。
粗製の発酵産物から本発明の抗生物質の単離、その分離
及び精製はそれ自体公知の方法に従って行われ、該方法
には溶媒による抽出、非溶媒の添加による沈澱化または
溶液のpH変化による沈澱化、分配クロマトグラフィー
、逆相分配クロマトグラフィー、bl 3イオン交換ク
ロマトグラフイー、アフイニテイクロマトグラフイー、
HPLC法等が含まれる。
「粗製物」を回収する典を的な方法によれば、酸付加塩
型において上記の抗生物質を含む水及び水混和性有機溶
媒の混合物中の酸性pHでの菌糸体抽出液を通常水と難
溶性であり且つ肝脂性化合物に対して高度の溶解力を有
する有機溶媒(例えば酢酸エチル、エチルエーテル、n
−ヘキサン)で抽出し、次に水層を真空下で濃縮する。
濃縮した溶液を希釈アルカリまたはアンモニアの添加に
よってpH7にし、次に濾過または遠心分離して固体を
回収する。また固体精製物の回収を有利にするために、
混合物に濾過助剤を加えることもできる。
得られる湿った「粗製の」ケーキを更に上記式■の化合
物の単離及び精製に対してたんねんに仕上げることがで
きる。濾過前に濾過助剤を加える場合、菌糸体ケーキの
抽出に適用した如き酸性pHで水及び水混和性有機溶媒
の混合物によって「粗製の」ケーキを更に抽出する必要
がある。
この抽出液から「粗製物」の再沈澱は、これに本発明の
精製物の酸付加塩が難溶性である水混和性有機溶媒を加
えることにより、該酸付加塩の溶解度を減少させること
によって行われる。この目的に対してアセトン及びイン
プロパツールが適当な有機溶媒である。次に湿った粗製
の単離物を、このものから非−A/16686抗生物質
産物の大部分を除去するために更に精製する。かくして
、ある不純物を除去するために、強無機酸の希釈溶液(
5〜lO%W/V)で粗製の湿ったケーキをスラッジに
し、次に遠心分離することが有用である。
かくして得られる湿ったケーキを菌糸体ケーキの抽出に
用いたものと同一タイプの水及び水溶性有機溶媒の混合
物に1.5乃至2.5間のpHで再溶解して更に精製す
ることができる。この操作中、水溶液に脱色剤を加える
ことができる。式Iの化合物を含む精製した発酵産物の
酸性溶液からの沈澱化は上記方法に従って行うことがで
きる。発酵産物のかかる精製した調製物は本質的に1種
またはそれ以上の他の同様な生成物、即ち、抗生物質A
/16686の因子A1、A2及びA3と共に、本発明
の化合物の混合物からなる。上記混合物から本発明の化
合物の単離は上記の如き通常の分離法によって行われる
。発酵産物がかなりの量の抗生物質A/16686因子
At、A2及びA3を含んでいる場合、分離及び精製目
的の双方に対して分取HPLCが殊に有用である。分取
HPLC操作は通常、A/16686抗生物質の分離及
び精製に対する普通の条件下で行われる。該分離及び精
製操作の例は例えば米国特許第4,427.656号に
記載されており、ここではc−18アルキルシラン化し
たシリカゲルカラム並びに水性ギ酸アンモニウム及びア
セトニトリルの溶離剤混合物を用いている。
分取HPLC操作中、各注入にょる溶離液を分析用HP
LCでチエツクし、それぞれA/16686因子A’l
、A’2及びA’3に富んだフラクションを分離する。
上記化合物の各々に富んだフラクションを合液し、真空
下で濃縮乾固させる。それぞれの固体残渣を前と同一条
件下で分取HPLCに再び付す。
溶離液の濃縮よって生ずる固体生成物を無機酸で希釈し
、凍結乾燥し、それぞれ純粋な生成物が無機酸付加塩型
で得られる。
本発明の化合物を製造する別法は、抗生物質A/16’
686因子At、A2及びA3またはその混合物を含む
基質をアクチノプラネス・ニス・ビーATCC3307
6或いはA/16686抗生物質を産生し得るその天然
または人工的突然変異性の菌糸体と接触させ、かくして
、因子A’l。
A’2及びA2Bへの生物転換(biotransfo
rmati。
n)を促進させることからなる。この目的に従って、単
一因子A1、A2及びA3またはその混合物、例えば発
酵操作により生ずる複合体を28乃至35℃間、好まし
くは29乃至33℃間の温度で50乃至200時間の範
囲期間菌糸体に接触させる。この操作をA/16686
抗生物質を産生させるためのアクチノプラネス・ニス嗜
ピーATcc33076 (またはその産生突然変異体
)の発酵に引き続いて行うことができ、従って、発−産
物と菌糸体との長期間の接触からなる。発酵操作を上記
の条件に従って行った場合、発酵産物はすでにある量の
因子A’l、A’2及びA’3を含有し、従って、菌糸
体との長期間の接触により、発酵汁中の該化合物の比率
の増加を実際にもたらす。
この方法の実際の具体例によれば、発酵循環が終了した
後、即ち、分析試験が発酵汁における抗生物質活性がも
はや増加しないことを示した際、発酵器への酸素(また
は空気)の導入を止め、−分析用HPLC調節下で収穫
前に、発酵汁を撹拌しなから29乃至33℃間の温度で
更に50乃至200時間の期間保持する。
因子At、A2及びA3の対応する因子A’l。
A’2及びA’3への生物転換を行う好ましい方法は、
上記の採取の3種の物質(またはその混合物、例えば米
国特許筒4.303.646号に記載された如く、発酵
汁から回収操作により生じるようなA/16686複合
体を含めて)をアクチノプラネス・エス・ピーATCC
33076或いはその産生天然または人工的突然変異体
の単離した菌糸体と接触させることからなる。適当な培
養媒質中で増殖した菌糸体を発酵汁から(例えば遠心分
離よって)単離し、次に水または水と1種もしくはそれ
以上の水混和性有機溶媒(例えば低級アルカノールまた
はアセトン)中の因子A1、A2及びA3の溶液に撹拌
しながら加える。反応混合物の温度を上に示した範囲内
に保持し、一方、pHを適当な緩衝剤(例えばリン酸塩
緩衝剤)で溶液を緩衝してほぼ7に安定に保持する。生
物学的転換を通常、分析用HPLCで追跡する。実験的
試験により、それぞれ因子IA約14%、因子2A約6
4%及び因子3A約12%を最初に含んでいるA/16
686抗生物質の粗製の混合物は、上記条件下でアクチ
ノプラネス・エス・ピーATCC33076の単離した
菌糸体と約140時間接触させた後、それぞれ因子At
、A2及びA3含有量の10%、28%及び9%(HP
LC面積)の減少に伴って、それぞれ因子A’l約10
%、因子A’2約38%及び因子A’3約5%を含む混
合物に転換されたことがわかった。同様に、180時間
後に因子A2 (HPLCタイター:89%)のほとん
ど純粋な試料からなる基質は、因子A2含有量の約33
%減少(HPLC面積)に伴って、因子A’2約60%
を含む混合物に転化された。
上記の生物転換により生ずる生成物を反応混合物から(
または生物学的転換を発酵汁中で菌糸体と長期間接触さ
せて直接操作した場合には、発酵汁から)、菌糸体懸濁
液をpH1,5乃至2.5間の酸性にし、次いでこれに
菌子体塊から反応生成物の抽出を助けるために、水溶性
有機溶媒、例えば低級アルカノールまたはアセトンを、
該溶媒が十分な量で既存せぬならば、加えることによっ
て回収する。濾過または遠心分離によって菌糸体を分離
した後、この溶液を本発明の化合物の単離及び精製に対
して上に述べた方法と同様にしてたんねんに処理する。
生物学的転換を上記の如く発酵汁において直接操作する
場合、反応生成物の回収を、発酵産物の回収に対して、
前に正確に述べた如(して行うことができる。
抗生物質A/16686因子A’l、A’2及びA’3
を糖含有量測定(酸加水分解)、酸/塩基滴定、アミノ
酸分析(量及び配列に対して)、!R,UV、NMR分
光分析及び高速原子衝撃法(FAB−MS)に付した。
これらの分析試験から得られたデータは示した構造式を
確証するものであった。
式■に示した如く、本発明の抗生物質は普通の方法に従
って酸付加塩を生成し得る塩基性官能基を有している。
式Iの化合物の代表的なそして適当な酸付加塩には有機
酸及び無機酸の双方、例えば塩化水素酸、臭化水素酸、
硫酸、リン酸、酢酸、トルフルオロ酢酸、トリクロロ酢
酸、コハク酸、クエン酸、アスコルビン酸、乳酸、マレ
イン酸、フマル酸、パルミチン酸、コール酸、パモイン
酸、粘液酸、グルタミン酸、ショウノウ酸、グルタル酸
、ゲルコール酸、7タル酸、酒石酸、ラウリン酸、ステ
アリン酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンス
ルホン酸、ソルビン酸、ピクリン酸、安息香酸、ケイ皮
酸等との標準反応によって生成した塩が含まれる。
本発明の遊離アミノまたは非−塩化合物の対応する付加
塩への転換及びその逆、即ち、本発明の付加塩の非−塩
型への転換は通常の技術範囲内であり、本発明に包含さ
れる。
例えば本発明の化合物は、非−塩をを水性溶媒に溶解し
、選んだ酸のややモル過剰量を加えることによって、対
応する酸付加塩に転換することができる。次に生じた溶
液または懸濁液を凍結して、所望の塩を回収する。
非−塩型が可溶性である溶媒に最終塩が不溶性である場
合、選んだ酸の化学量論的量またはややモル過剰量の添
加後、このものを非−塩型の有機溶液から濾過によって
回収する。
非−塩をは水性溶媒に溶解した対応する酸塩から製造す
ることができ、次に中和して非−塩型を遊離状態にする
中和に続いて脱塩を必要とする場合、普通の脱塩法を用
いることができる。
例えばシラン化したシリカゲル、非官能化したポリスチ
レン、アクリル及び調節された細孔径のポリデキストラ
ン樹脂[例えばセファデックス(Sephadex) 
L H20]または活性化された炭素におけるクロマト
グラフィーを有利に用いることができる。望ましくない
塩を水溶液で溶離した後、所望の生成物を水及び有極性
または非極性有機溶媒の混合物の直線勾配溶離法または
段階勾配溶離法を用いて、例えばアセトニトリル:水の
50=50からアセトニトリル約100%までを用いて
溶離することができる。
当該分野において公知の如く、有利な精製法として製薬
学的に許容し得る酸または製薬学的に許容し得ぬ酸によ
る塩生成法を用いることができる。
生成及び単離後、上記式■の抗生物質の塩型を対応する
非塩または製薬学的に許容し得る塩に転化することがで
きる。
抗生物質A/16686因子A’11A’2及びA’3
は殊にグラム陽性微生物に対して活性である。抗生物質
A/16686因子A’2の微生物学的活性スペクトル
を次の第1表に示す。
第1表 A/16686因子A’2の試験管内活性菌株    
           M IC(mcg/mQ)黄色
ブドウ球菌(Staphylococcus aure
us)Tour       1黄色−j FつIUI
(St任投と仝4阻1祖岬四)Tour’      
2黄色ブドウ球菌(Staphylococcus a
ureus)Tour”      1表皮ブドウ球菌
(Staphylococcus epidermid
is)ATCC122280,25化膿連鎖球菌 (S
treptococcus pyogenes)C20
30,008大便連鎖球菌 (Streptococc
us faecal 1s)ATCC70800,5緑
色連鎖球菌 (Streptococcus m1ti
s)L796’       0.032ウニチル菌 
 (Clostridium perfringens
)ISS30543   2a)接種物10’cfu/
mQ b)30%ウシ血清添加 C)臨床的単離物 最少抑制濃度(MIC)を肉汁または寒天の一連の2倍
希釈法によって測定した。培養媒質及び増殖条件ニブド
ウ球菌及び大便連鎖球菌に対して、等感作試験(I s
o−S ansitest)肉汁[オキソイド(Oxo
id) ]  ;他の連鎖球菌に対して、トッド−ヒユ
ーイト(Todd−HewitL)肉汁[デイフコ([
)ifco) ]  ;嫌気性バクテリアに対して、ウ
イルキンスーチャJL/グレア (W 1lkins 
−Chalgren)寒天[T、D、 Wilkins
、 S、 Chalgren:アンチミクロビアル・エ
ージエンツ・アンド番ケモセラビイ  (Antimi
crob、  Agents    Chemothe
r、)   l  O,926(1976)]  ;最
終接種物は約to’集落形成単位/mQまたはスポット
である。MIGは37℃で18〜24時間培養後、明白
な増殖を示さぬ最少濃度とみなす;嫌気性バクテリアに
対して、培養は嫌気性雰囲気下(N ! : CO! 
: H2,80:10:10)にて37℃で48時間で
あつた。因子A’2の急性毒性を体重18〜22gの両
性のCDLマウス1チャーレスハ因子リバー(Char
les  R1ver) ]において、無菌の塩水に溶
解した生成物の1回の静脈内注射によって測定した。
注入速度は0−15m(27秒である。投薬レベルは−
75、lO゛0.125及び150 mg/kgである
計算したLDS6値はI O3mg/ kgである。他
の2種の生成物は抗生物質A/16686因子A’2に
匹敵する生物学的活性を示した。
本発明の抗生物質化合物は主にダラム陽性の広範囲に生
存するバクテリアによる感染に対する薬剤を製造する際
に有用である。殊に、本発明の化合物は創傷感染及び痙
厘の局部的処置に対して有用である。
薬剤として用いる際に、本発明の化合物を遊離化合物の
形態または製薬学的に許容し得る酸によるその付加塩の
形態で異なる経路によって投与することができ、酸付加
塩型が好ましい。通常、局部的投与が本発明の化合物を
投与する最も適当な方法である。
医薬用途に対して、本発明の化合物を経口、局部的また
は非経口投与に適する製薬学的投与形態、例えば錠剤、
カプセル−剤、ロゼンジ、ゲルール(gelule)、
粒剤、粉剤、軟膏、ゲル、溶液、クリーム、注射溶液、
懸濁液等中に配合することができる。例えば該投与形態
の調製物化は、レミントン・ファーマシューテイカル・
サイエンシイズ(Remington’s Pharm
acautical 5ciences)、第17版、
1985、メルク出版社(Merck  Publis
h ing  Company)、イーストン・ペンシ
ルベニア(Easton  Penn5ylvania
)、に記載された一般的な指示に従って行うことができ
る。
投与単位には活性成分0.01〜99%、好ましくは0
.5〜80%を含ませることができる。
1日当りの投薬量は種々な因子、例えば体重、感染する
微生物、感染の重さ、患者の年令、投与の期間及び方法
に依存する。一般に、本発明の化合物は、1日当り1回
または随時それ以上に分けた投与として、約2 mg/
 kg体重範囲の1日当りの投薬量で有効である。明ら
かに、これらの投薬量は単なる表示であり、最も適当な
投薬量を、所望の効果を得るために必要な活性化合物の
量を決定するために有用な生物学的試験によって、特定
の場合及び用途に調節することができる。
以下の実施例は本発明を説明するものであり、その範囲
を限定するものと解釈するべきでない。
実施例 実施例1−アクチノプラネス・エス・ピーATCC33
076の発酵及び粗製の発酵産 物の回収 1、 1  アクチノプラネス・エス・ピーATCC3
3076の発酵 2本の18cmオート・ミール寒天傾斜培地に接種する
ために、1株の凍結乾燥した小びんを用いた。29°C
で一週間培養した後、一つの傾斜培地の菌糸体を、回転
かきまぜ(200r、p、m、)によって29°Cで培
養した増殖媒質(1)100−を含む容量500mAの
遮断したフラスコに接種した。
48時間後、pH=7.0を有する一つのフラスコノ増
殖した培養物を増殖媒質(1)(900r、p、m、;
28℃:空気0.5 v/v、 m)41と共に71容
器に移した。48時間後、pH−7,1を有するタンク
培養物25−を容量50mj2のアンプルに分配した。
アンプルをドライアイス及びアセトンのスラリ中で凍結
させ、−74℃で保存した。
10本のアンプルの凍結した菌糸体を増殖媒質(1)の
10個の遮断したフラスコ(2000/400rnl 
)に接種した。回転かきまぜ(150r、p、m、)に
よって29℃で51時間培養した後、フラスコは平均p
H6,8を有していた。次に、10個の全てのフラスコ
を、120℃で20分間バッチ中で滅菌した増殖媒質4
0001を充填した容量10゜0001の発酵器に接種
した。29℃で68時間後、pH6,8を有する予備培
養を、120℃で20分間バッチ中で滅菌した発酵媒質
(2)各20゜0001を充填した容量27.5001
の2債の発酵器に接種した。発酵温度を29℃で一定に
保持し、発酵過程を分析用HPLCで追跡し、65時間
後に止めた。
(1):増殖媒質の組成 大豆ひきわり          L3g/lデキスト
ロース         12g/J!デキストリン 
         13g/l炭酸カルシウム    
     4g/!(2);発酵媒質の組成 大豆ひされり         30g/lグリセリン
         20g/lデキストロース    
      4g/lデキストリン         
  4g/2粗製の麦芽エキス       20g/
lスクロース          20g/l炭酸カル
シウム         6g/11.2  粗製の発
酵産物の回収 2個の発酵器からの収穫汁を10℃に冷却し、20%(
W/V)HCIでpH5にし、回転−過機で濾過した。
湿った菌糸体を分離し、アセトン12.5001で3回
、pH2(30%MCIによる)で懸濁液を撹拌して抽
出し、そして遠心分離した。水アセトン性抽出液を4部
に分け、合計容量12,600!の酢酸エチルで抽出し
た。水相を真空下にて18℃(内部温度)で7.000
1に濃縮した。4℃に冷却した濃縮溶液に、CHsC1
*2101の存在下において、15%N)140Hl 
50RをpH7になるまで徐々に加えた。濾過助剤55
kgを加えた後、懸濁液を回転濾過機で濾過した。湿っ
たケーキを、各々アセトン23ON及び水441の混合
物を用いて、pH2(20%HCl)で室温にてスラリ
にして再抽出した。pH2でアセトン:水6部4混合物
1101で固体を洗浄した後、3種の溶液及び洗液を合
液し、これに室温で撹拌しなからアセトン2.6001
を加えた。−夜放置後、固体沈殿物を遠心分離し、アセ
トン2401で洗浄し、真空下にて室温で乾燥し、28
%総A/16686抗生物質1(PLOタイターを有す
る粗製の発酵産物54kgを得た。
実施例2−抗生物質A/16f16因子A’l。
A’2及びA’3の単離及び精製 2.1  A/16686抗生物買の精製した混合物 実施例1に従って得られた粗製の発酵産物13kgを約
15℃で5%(w/ v)HCl 80Rによって、3
時間はげしく撹拌してスラッジにした。この懸濁液を遠
心分離し、固体分を5%HCl241で洗浄した。湿っ
たケーキを脱色用ケイソウ土[トンシル・オプテイマム
(Tonsil  Optimum)N FF 、SL
Id−Chemie A、G、Munchenl 10
−5kg及び木炭[ダルコ(Darco)G60]2.
1kgの存在下において、アセトン801及び水331
の混合物によって15℃で抽出した。懸濁液を遠心分離
し、固体分をアセトン:水6:4混金物301で洗浄し
た。抽出液を合液しく合計1401)、これに撹拌しな
がらアセトン3501を徐々に加えた。−夜装置した後
、混合物を一連のバンカー濾過器で濾過した。生じたケ
ーキをアセトン:水9:l混合物1ON、次にアセトン
41で洗浄した。フィルター上に残った固体生成物を真
空下にて室温で72時間乾燥し、A/16686抗生物
質の精製した調製物(89%HPLCタイター)1.8
6kgが得られ、このものを本発明の化合物を単離する
ための精製に用いた。
2.2 抗生物質A/16686因子A’ 1 。
A’2及びA’3の単離及び精製 上記節2.1に従って得られた調製物27gを、10%
(v/ v) CHs CNを含む水5mJ2に溶解し
た各300mgに対して下記の装置及び条件を用いて、
分取HPLCにかけた。
装置:装置をウォーターズ(Waters)モデル59
0ポンプ、285nn+に固定したウォーターズ・ラム
ダ−マックス(Waters  L ambda −M
ax)モデル481LC検出器及び5−ループを備えた
レオダイン(Rheodyne)注入器を組み合わせて
つくった。
カラム:リクロソルブ(L iChrosorb)RP
 −18,10、u、250 +nmX 50 III
m(Merck)移動相二o、o5M  HCOONH
,:CHICN(64:36) 流速:30d/分 操作を分析用HPLCによって監視した(実施例5、節
5.1参照)。それぞれ因子A’l、因子A’2及び因
子A’3に富んだフラクションの群を分離し、フラクシ
ョンの各群を合液し、3種の溶液にし、このものを同様
の方法で次の如くして処理した。溶液を真空下で濃縮乾
固させ、残渣を分取HPLCによって再び精製した。純
粋な成分を含むフラクションをプールし、真空下で濃縮
した。
固体残渣をエタノールに2回採り入れ、そして濾過によ
って捕集した。乾燥固体を0.1N  MCIに溶解し
、凍結乾燥し、純粋な成分の塩酸塩が得られ、このもの
を分析及び物理化学的同定に付した。
上記の試料から、それぞれ次の量の因子A’l。
A’2及びA’3の純粋な塩酸塩が得られた:150m
g、600mg及び30mg。
実施例3−抗生物質A/16686因子A2の因子A’
2への生物学的転換 米国特許第4.427.656に記載された方法に従っ
て製造した抗生物質A/、16686因子A2(HPL
Cタイター89%)の試料(600mg)を水200m
j!(容量10100Oのフラスコ中)に溶解した。こ
の溶液に容量71の容器の増殖媒質中の培養増殖物40
0mj!を遠心分離して得られたアクチノプラネス・ニ
ス・ビーATCC33076の菌糸体(接種菌糸体を製
造するために実施例1、節1.1に述べたとおり)を加
えた。現金物を32℃にて200 r、p、m、で撹拌
し、生物学的転換を分析用HPLCによって追跡した(
実施例5、節5.1参照)。
菌糸体懸濁液のHPLC分析を2時間毎に行った。分析
パターンは、最初に2053μg/ll1lの濃度で因
子A2を含んでいた菌糸体懸濁液は180時間後、それ
ぞれ282μg/m1(33%)及び513 pg/m
l (60%)の濃度で因子A2及び因子A’2を含ん
でいることを示した。
懸濁液を実施例1、節1.1の最初の部分における発酵
汁と同様の方法で処理し、抗生物質A/16686因子
A2及びA’2の混合物の水アセトン性抽出液が得られ
、次にこのものを、各水アセトン抽出液の容量の約3倍
容量の割合でアセトンを加えて、該抽出液から沈殿させ
た。
次に固体沈殿物を濾過によって分離し、実施例2、節2
.1の最後の部分に述べた如くして処理し、それぞれ約
33%及び約60%のHPLCタイターを有する抗生物
質A/16686因子A2及び因子A’2の精製された
混合物を得た。該混合物から因子A’2の単離及び精製
を実施例2の節2.2に従って行い、純粋な抗生物質A
/16686因子A’2塩酸塩55mgを得た。
実施例4−抗生物質A/16686因子A1、A2及び
A3の混合物の因子A’l。
A’2及びA’3を含む混合物への生物学的転換 因子Al13.9%、因子A2 64.3%、因子A3
12.3%(分析用HPLC)を含む抗生物質A/16
686複合体600mgの試料を実施例3に述べた如き
同一方法に付した。叉応を140時間後に止め、この間
、反応をHPLCによって監視した。菌糸体懸濁液の分
析パターンは、最初にそれぞれ313 p g/mA、
1434 pg/mA及び227 p g/mlであっ
た因子A1、A2及びA3の濃度が140時間後、それ
ぞれ96μg/al(10%)、273 μg/m1 
(29,4%)及び85μg/m1(8,9%)に減少
し、一方、因子A’l。
A’2及びA’3の濃度はそれぞれ99 p g/ r
nfl(10,3%)、364 pg/ml (37,
9%)及び45μg/mj!(4,7%)であることが
わかった。
懸濁液を実施例3に述べた如くして処理し、次のHPL
Cタイターを有するA/16686抗生物質の精製され
た混合物を得た:因子AI(10%)、因子A2(28
%)、因子A3(9%)、因子A’1(10%)、因子
A’2(38%)、因子A’ 3 (5%)。この調製
物から因子A’1 、A’2及びA’3を、実施例2、
節2.2で述べた同様な方法によって、それぞれの塩酸
塩をで単離した。
実施例5−評価分析及び物理化学的特徴同定5、1  
分析HPLC 装置:254ro++に固定したUV検出器を備えたヒ
ユーレット・パラカード(Hewlett −P ac
kard)液体クロマトグラフ、モデル1084B カラム;エルパシル(E rbasil)C−18,5
μ、150 mmX 4 、6 cm(Carlo  
E rba)移動相:A)0.05M  NaH,Po
t  pH4;B)  0.05M  NaH2PO2
pH4:CH3CN73:23 流速:0.5ml/分 勾配溶離プロフィール二分  0 10 40%B  
45 45 65 注入容量:水中の約0−5mg/mj!で試験する物質
の溶液20μ! これらの条件下で、それぞれの保持時間は次のとおりで
あった: tR(分) 因子Al          15.14因子A’1 
       17.81因子A2        2
0.30 因子A’2        22.70因子A3   
     24.85 因子A’3        27.24評価分析を発酵
汁について行う場合、分析試料を次の如くして調製した
: 発酵汁2mlを取り出し、これに6N  MCI40μ
lを加えてpH@i1.8乃至2.0間にした。
混合物にアセトン2mlを加え、10分間撹拌し、次に
300 Or、p、m、で遠心分離した。菌糸体を分離
し、溶液の2mlを等容量の酢酸エチルで抽出した。2
相を分離した後、水層を分離しく約1.2ml )、H
PLC測定に用イタ。
5.2 糖分析 カバレリイ(B 、 Cavalleri)等により、
ザ・ジャーナル・イブ・アンティビオティクス(T h
eJournal  of  Antibiotics
)、第37巻、第4号、309〜317(1984)に
記載された如くして、精測定を酸加水分解(2N  H
,Soい 100℃、2時間)後に行った。3種の因子
A’ ! 。
A’2及びA’3の各分子に対して1個のD−マンノー
スの存在が認められた。
5.3 アミノ酸分析及び”H−NMR酸加水分解を密
封管中にて全ての3種の化合物について、6N MCI
を用いて105°Cで20時間行った。アミノ酸の混合
物を強酸性スルホン性ジビニルベンゼン樹脂[ダウエッ
クス(D owex) 5OWI上で、0.5Nから2
Nへ増加する濃度の水性HCIで溶離してカラムクロマ
トグラフィーによって分離した。
アミノ酸を’H−NMR及びGC−MSに基ずき、確実
な試料と比較して同定した。完全な分子におけるアミノ
酸比及びその配列をNMR実験によって測定した。
全ての3種の化合物は同様なアミノ酸組成及び配列を示
した。次の第■表は3種の因子A’l。
A’2及びA’3の各々におけるアミノ酸残基のタイプ
及び数を示す。
第■表 スレオ−β−ヒドロキシアスパラギン酸  lアスパラ
ギン酸             lアロースレオニン
            3グリシン        
         lアラニン           
      14−ヒドロキシフェニルグリシン   
  50イシン                 l
フェニルアラニン             13−ク
ロロ−4−ヒドロキシフェニルグリシン lオルニチン
               2各因子の1モル当り
アンモニア2当量をそれぞれの酸加水分解混合物につい
て、アミノ酸自動分析器を用いて滴定し、2個の第一ア
ミド基の証拠を得た。
更に、”N−NMRにより得られるアミド性窒素原子(
19)の総数は分子内のアミノ酸の数によるペプチド結
合に含まれる窒素原子の数を2個上回った(第■表)。
因子の滴定は遊離カルボン酸の存在を示さなかった。こ
の考えは2個の第一アミド基がそれぞれアスパラギン酸
及びスレオ−β−ヒドロキシアスパラギン酸にあること
を支持するものである。
NMRスペクトルを25〜60℃の温度範囲において、
アスペクト(Aspect)3000コンピユーターを
備えたブルーカー(B ruker)A M 250分
光計で記録した。
測定中、水のピークを抑制するためにいくぶん改変して
、標準パルス続発及び標準ソフトウェアを2D−NMR
スペクトルに対して用いた。
次の2D法を用いた:C05Y、  Re1ayed 
 Co5y、  [チャジン(W 、 J 、 Cha
zin)、ゴールデンベルグ(D 、 P 、 Gol
denberg)、クレイトン(T。
E 、 Creighton)、ビットリツヒ(K 、
 Wuthrich):ユーロピアン・ジャーナル・イ
ブ・ケミストリイ(Eur、  J 、 Bioche
m、 )、152.429〜437(1985)]、長
い範囲のカップリングの増進によるC05Y[パックス
(A、Bax)、フリーマン(R、F reeman)
:ジャーナル・イブやマグネティク・レゾナンス(J 
、 Magn、 Re5on、 )、土1.542−5
61(1981)]、N0ESY[マフラ(S 、 M
acura)、K、 Wuthrich、 Lルンスト
(R。
R,Ern5t):J 、 Magn、 Re5on、
 47 ;351−357(1982月及びC0LOG
[ケスラー(H。
K essler)、グリーシンガー(C、G rie
singer)、ザルポック(J 、 Z arboc
k)、ルースリイ(H,R。
Loosli):J 、 Magn、 Re5on、 
5ユ、331−336(1984)1゜ 次の第■表に、pH4,6、温度40℃、内部基準TM
S(δ−0,OOppm)でH2O:DMSO14:l
中の抗生物質A/16686因子A’2のアミノ酸部分
のアミノ酸の’H−NMR化学シフト(δ、ppa+)
を示す。
因子A’l及びA’3は同一パターンを示した。
第1図は因子A’2の’H−NMRスペクトルを示す。
因子A’l及びA’3の’H−NMRスペクトルは、ア
スパラギン酸部分に結合した脂肪酸鋼に起因するシグナ
ルは別として、因子A’2と同一パターンを示した。
5.4 脂肪酸部分 第■表に、pH4,6、温度40°C1内部基準TMS
(δ=0.OOppm)でH,O:DMSO14:l中
の3種の化合物の各々の脂肪酸部分の’H−NMR化学
シフト(δ、ppm)指示を集約した。
5.5糖 D−マンノース単位は、pH4,6、温度40℃、内部
基準TM S (& = 0.00ppm)テH!O:
DM SO,4:1にて3種の因子の各々に対して次の
鳳H−NMRシグナル(δ、ppm)を示した:5.4
0(1個の芳香族プロトン);4.01,3.91−3
゜71.3.60−3.51(他のプロトン)。ペプチ
ド部分に対する糖の結合点をNMR実験[核オーバーハ
ウゼル効果(N uclear  Overhause
r  E ffeat)]によって測定した。
5.6 ラクトン環 ラクトン環の存在はIRスペクトルにおいて1760c
m″″Iでの吸収によって支持される。ラクトン結合の
位置は、 a)そのカルボン酸基によるラクトン結合に起因するア
ミノ酸の同定、 b)そのヒドロキシル基によるラクトン結合に起因する
ヒドロキシ−アミノ酸の同定 によって立証される。
工程a)に従い、細かく粉砕したCaC1x(2,5g
)を磁気的に撹拌しながら、無水EtOH(150rs
l )中のNaB H4(1−5g)の冷却された(0
〜5℃)溶液に加えた。1.5時間後、乾燥DMF(5
0ml)に溶解した因子A’2(Ig)を滴下した。冷
却した反応混合物を24時間撹拌し、次に注意して水(
600ml)に注いだ。pHを水性HCIで5に調節し
、この溶液を、大孔性の交叉結合したポリスチレン樹脂
XAD−2[アムバーライト・ローム・アンド・ハース
(A n+berlite  Roh+i  andH
aas)]を充填したカラムで、まず塩を除去するため
にH,Oで溶離して脱塩し、0.01N  HCl:C
HsCNl:1混合物で溶離して還元ペプチドを回収し
た。ペプチドを含むフラクションを合液し、真空下で濃
縮乾固させた。
樹脂を105℃にて6N  MCIで20時間加水分解
した。酢酸エチルで抽出後の酸性溶液を真空下で濃縮し
た。残渣をダウエックス50WX4カラムで、溶離剤と
して0.5N  MCIを用いてクロマトグラフィーに
かけた。必要とする化合物を含むフラクション(二次元
HPTLCによってチエツク:セルロース、初流ブタノ
ール:酢酸:H2O4:l:5、上部層、第二流ピリジ
7:H,04:lニアミノ酸のスポットを、ニンヒドリ
ンで噴霧し、120℃に5分間加熱して突きとめた)を
合液し、そして濃縮した。油状残渣を分取層クロマトグ
ラフィー(Sin、、5mm厚さ、ブタノール:酢酸:
H2O4:l:5、上部層)に再びかけ、2−アミノ−
2−(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エチルア
ルコールを得た:’H−NMR(250MHz、DMS
O−da)δ、ppm3−45 (+++。
CH,水のシグナルで一部おおわれた)、3.38(m
、CH2)、6.92(d、CH−5)、7.11(d
d、CH−6、”J −8,8Hz)、7.32(dd
CH−2,’J−2,5Hz)。更に、構造式を、3−
クロロ−4−ヒドロキシフェニルグリシン(30mg)
から、上記の方法に従ってこのものをそのメチルエステ
ルに転化しくMeOH、HCl)、次にCa(B H4
)!で還元して製造した確実な試料と比較して確認した
。工程b)をまず因子A’2と7エニルイソシアネート
とを反応させて行った。後者はペプチドの全ての遊離ヒ
ドロキシル及びアミノ基と反応して、それぞれウレタン
及びウレアを生じ、これらのものは実施例5、節3に述
べた如く、行う酸加水分解に対して通常より耐性である
。ヒドロキシアスパラギン酸の量は減少しないが、他の
ヒドロキシル化されたアミノ酸の量が減少し、かくして
、そのヒドロキシル基とラクトン結合に含まれるアミノ
酸であることを示している。従って、因子A’2(l 
OOmg)をDMF(2+1It)に溶解し、フェニル
イソシアネート(300μm)を加えた。反応混合物を
室温で48時間放置し、H,0(20mjりを加えて反
応を止め、そして濾過した。
固体化合物を加水分解し、実施例5、節3に述べた如く
して、そのアミノ酸組成を分析した。
A’l及びA’3を用いて行った同様な実験は対応する
結果を示した。
実施例6−IR,UV及びFAB−MS7.ベクトル 6.1 パーキン−エルマー(P erkin −E 
1mer)モデル580分光光度計によりヌジョール・
マルとして記録した因子A’2の!Rスペクトルを添付
の第2図に示した。次の吸収極大が認められた:350
0−3100(ny  NH及びnyOH)、3020
−2800(ヌジョール)、l 760 (nyC−0
,ラクトン)、1630(ny  C−0,アミドI)
、1510(δNH,アミドU)、1460及び137
5(ヌジョール)、1225(ny  C−0゜ラクト
ン)、1065−980(ny  C−0,糖)、84
0及び815cm−”(γCH芳香族)。
他の2種の因子のスペクトルは実質的な差異を示さなか
った。
6.2 パーキン−エルマー・モデル320分光光度計
により水中で記録した因子A’2の紫外線スペクトルを
添付の第3図に示した。このスペクトルは次の吸収極大
を示した: 232 nm(logg4゜64)、27
0Hm(logg 4.34)。他の2種の因子のスペ
クトルは実質的な差異を示さなかった。
6.3 高速原子衝撃質量スペクトル(F A B −
MS)を、マトリックスとしてチオグリコール/グリセ
リンl:1混合物を用いて、MS9150TC装置で記
録した。衝撃ガスXe;運動エネルギー5KeV;加速
電圧4KV、カチオン化された分子イオンMH+の同位
体クラスターはそれぞれ2375(因子A’ l )、
2389(因子A′2)及び2403(因子A′3)の
分子量を示した。これらのデータ、及びそれぞれのMH
+イオンから163Uの損失に対応するフラグメント・
イオンのスペクトルの存在は指示した構造式と一致した
6.4 元素分析 試料を不活性雰囲気下にて約140℃で前もって乾燥し
た後の元素分析はほぼ次の百分率組成を示した: 因子A’l  因子A’2  因子A’3C%    
54.2  55.2  55.8H%     5.
8   5.4  、 6.2N%    11.8 
 12.6  11.4C1%     19   4
.2   10灰分%    0.9   1.3  
 0.7上記の値はそれぞれ3種の化合物の二塩酸塩に
対して計算しI;値と一致した。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1、式I υに 式中、Rは一〇〇−CM −Cl−CH端CH−CH!
−CH□−CH,、−CO−CH−CH−CH−CH−
CHt−CH−(CHs) !または−Co−CH雪C
H−CH−CH−CHs −CH! −CH(CH3)
 xであり、そして R′はα−D−マンノピラノシルである、の化合物及び
その酸付加塩。
2、Rが−Co−CH−CH−CH■CH−CH! −
CH! −CHsである上記lに記載の化合物。
3、Rが−Co−CH−CH−CH諺CH−CH!−C
H(CHs)*である上記lに記載の化合物。
4、Rが−Go−CH−CH−CH−CH−CH!  
CH! −CH(CHs)tである上記lに記載の化合
物。
5、二塩酸塩である上記lに記載の酸付加塩。
6、(a)微生物アクチノプラネス・ニス・ビー(Ac
ttnoplanes  sp、) A T CC33
076またはその産生突然変異体を同化可能な炭素及び
窒素源並びに無機塩を含む水性媒質中にて、浸水好気性
条件下で発酵させ、(b)菌糸体を発酵汁から分離し、
(C)菌糸体塊を適当な溶媒系で抽出し、(d)粗製の
発酵産物を該抽出液から単離し、そして(e)単離した
粗製の発酵産物から上記の抗生物質を分離し、そして精
製することからなる上記lに記載の化合物の製造方法。
7、炭素源をデキストロース、フラクトース、マルトー
ス、スクロース、グリセリン及びデキストリンから選び
、窒素源を大豆ひきわり及び麦芽エキスから選ぶ上記6
に記載の如き方法。
8、発酵を24乃至35℃間、好ましくは28乃至32
℃間の温度で、抗生物質活性の増加が認められる期間行
う上記6及び7のいずれかに記載の如き方法。
9、菌糸体を発酵汁からpH4,5乃至5.5間で濾過
または遠心分離によって分離する上記6〜8のいずれか
に記載の方法。
10、菌糸体塊をpH1,5乃至2.5間で、低級アル
カノール、アセトン及びその混合物から選ばれる水混和
性有機溶媒で抽出する上記6〜9のいずれかに記載の如
き方法。
11、粗製の発酵産物を菌糸体塊の抽出液から、これに
抗生物質の酸付加塩が難溶性である水混和性有機溶媒を
加えることによって単離する上記6〜10のいずれかに
記載の如き方法。
12、水混和性有機溶媒をアセトン及びイソプロパツー
ルから選ぶ上記11に記載の如き方法。
13、単離した粗製の発酵産物から抗生物質の分離及び
精製を分取HPLC方によって行う上記6〜12のいず
れかに記載の如き方法。
14、分離及び精製法をC−18アルキルシラン化され
たシリカゲルカラム並びに水性ギ酸アンモニウム及びア
セトニリトルの溶離剤混合物を用いて行う上記13に記
載の如き方法。
15、発酵工程中、式Iの抗生物質の一つの比が他のも
のよりも選択的に増加させるために、適当な前駆物質を
加える上記6〜14のいずれかに記載の如き方法。 。
16、前駆物質をロイシン、バリン、イソ吉草酸、イソ
酪酸またはその塩から選ぶ上記15に記載の如き方法。
17、抗生物質A/16686因子A1、A2及びA3
またはその混合物を含む基質をA/16686抗生物質
を産生し得るアクチノプラネス・エス・ピーATCC3
3076或いはその天然または人工的突然変異体の菌糸
体と接触させることからなる上記lに記載の化合物の製
造方法。
18、基質をpHはぼ7及び28乃至35℃間、好まし
くは29乃至33℃間の温度で、50乃至200時間の
期間、菌糸体と接触させる上記17に記載の如き方法。
19、菌糸体を前もって発酵汁から単離し、基質との接
触を水溶液或いは水と、好ましくは低級アルカノール及
びアセトンから選ばれる1種またはそれ以上の水混和性
有機溶媒との混合物中で行う上記17及び18のいずれ
かに記載の如き方法。
20、菌糸体懸濁液をpH1,5乃至2.1間の酸性に
し、これに水混和性有機溶媒または水混和性有機溶媒の
混合物を加え、いかなる場合にも、該溶媒(複数種)は
菌糸体塊から反応産物(複数種)の抽出に対して十分な
量で反応混合物中に既存しておらず、菌糸体を遠心分離
または濾過によって分離し、そして次に抽出液を上記1
1−14のいずれかに従って処理することにより、反応
産物を反応媒質から分離する上記17〜19のいずれか
に記載の方法。
21、基質及び菌糸体間の接触を、発酵産物と菌糸体と
の接触を延長して発酵汁中で直接行い、そして反応産物
の回収を上記9〜14にいずれかに従って行う上記17
に記載の如き方法。
22、抗バクテリア剤として使用するための上記lに記
載の化合物。
23、上記lに記載の式Iの化合物またはその製薬学的
に許容し得る酸付加塩を含んでなる製薬学的組成物。
24、グラム陽性微生物による感染病を防除するための
薬剤の製造における上記1に記載の化合物の使用。
25、創傷感染または![の処置において使用するため
の上記1に記載の化合物。
26、必要とする哺乳動物に上記lに記載の化金物の抗
バクテリア的有効量を投与することを特徴とする哺乳動
物における感染病の処置方法。
27、感染病が創傷感染または痙癒である上記26に記
載の方法。
28、活性成分として上記lに記載の化合物を含んでな
る製薬学的組成物。
29、創傷感染またはIEffiの局部的処置に対して
殊に有用な上記28に記載の製薬学的組成物。
【図面の簡単な説明】 第1図は因子A’2の’H−NMRスペクトルを示す。 第2図は因子A’2のIRスペクトルを示す。 第3図は因子A’2のUVスペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Rは−CO−CH=CH−CH=CH−CH_2
    −CH_2−CH_3、−CO−CH=CH−CH=C
    H−CH_2−CH−(CH_3)_2または−CO−
    CH=CH−CH=CH−CH_2−CH_2−CH(
    CH_3)_2であり、そして R′はα−D−マンノピラノシルである、 の化合物及びその酸付加塩。 2、(a)微生物アクチノプラネス・エス・ピー(Ac
    tinoplanes sp.)ATCC33076ま
    たはその産生突然変異体を同化可能な炭素及び窒素源並
    びに無機塩を含む水性媒質中にて、浸水好気性条件下で
    発酵させ、 (b)菌糸体を発酵汁から分離し、 (c)菌糸体塊を適当な溶媒系で抽出し、 (d)粗製の発酵産物を該抽出液から単離し、そして (e)単離した粗製の発酵産物から上記の抗生物質を分
    離し、そして精製することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の化合物の製造方法。 3、抗生物質A/16686因子A1、A2及びA3ま
    たはその混合物を含む基質をA/16686抗生物質を
    産生し得るアクチノプラネス・エス・ピーATCC33
    076或いはその天然または人工的突然変異体の菌糸体
    と接触させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の化合物の製造方法。 4、特許請求の範囲第1項記載の式 I の化合物または
    その製薬学的に許容し得る酸付加塩を含んでなる製薬学
    的組成物。 5、グラム陽性微生物による感染病を防除するための薬
    剤の製造における特許請求の範囲第1項記載の化合物の
    使用。 6、創傷感染または■瘡の処置において使用するための
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 7、必要とする哺乳動物に特許請求の範囲第1項記載の
    化合物の抗バクテリア的有効量を投与することを特徴と
    する哺乳動物における感染病の処置方法。 8、感染病が創傷感染または■瘡である特許請求の範囲
    第7項記載の方法。
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