JPH01162807A - フローティング内側カフスを有する吸収性物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、使い捨ておむつなどの吸収性物品に関し、よ
り詳細には、改良された封じ込め特性を与えるために弾
性的に収縮性の脚カフス（ｃｕｆＴｓ）および脚カフス
のインボードに（ｉ口ｂｏａｒｄ）配置された一対のフ
ローティング内側カフス（ｆｌｏａｔｉｎｇＩｎｎｅｒ
　ｃｕｆＴｓ　）を有する吸収性物品に関する。

発明の背景 使い捨ておむつ、成人用失慧ブリーフなどの吸収性物品
の主機能は、体滲出物を吸収し且つ封じ込めることであ
る。このような物品は、体滲出物か着用者と接触する衣
服または他の物品、例えば、寝具類を汚したり、濡らし
たり、汚染したりするのを防止しようとする。このよう
な製品の最も普通の形態の失敗は、体滲出物か即座には
物品内に吸収されないので、吸収性物品と着用者の脚ま
たは腰との間のギャップから漏れて隣接の衣服に行く時
に生ずる。このことは、吸収性物品によって容易には吸
収されず且つ吸収性物品の上面に「乗る」傾向かあるゆ
るい糞便の場合に最も明らかである。

現代の使い捨ておむつ、例えば、米国特許節３．８６０
，００３号明細書に開示のものは、着心地と体滲出物を
封じ込める能力との両方を改良するためにトップシート
、バックシート、吸収性芯および伸縮自在にされた脚フ
ラップ（ｆ’１ａｐｓ）を有する。これらの伸縮自在に
された脚フラップは、おむつの縁部と接触衣服との間の
流体不浸透性バリヤーを提示し、更に着用者の脚の回り
でガスケット作用を与えるので、伸縮自在にされた脚フ
ラップは、灯心作用（ｗｊｃｋｊｎｇ）および流体を含
んだおむつからおむつの縁部と接触している衣服へのオ
ーバーフローを防止するのに一般に有効であることを証
明する。しかしながら、このような構造物の有効性にも
拘らず、おむつがこのような物質の自由流を束縛せず、
このような物質がトップシートの上面上を自由に流れる
ので伸縮自在にされた脚フラップを徐々に進み去る傾向
があるためにおむつ内に保持する構造を与えないので、
体滲出物は、伸縮自在にされた脚フラップを通して漏れ
且つ着用者の衣服を汚すことがある。

それゆえ、本発明の目的は、改良された封じ込め特性を
有する吸収性物品を提供することにある。

本発明の追加の目的は、体滲出物の封じ込めを高めるよ
うに作用する一対の中心の伸縮自在の部材を有する吸収
性物品を提供することにある。

また、本発明の目的は、体滲出物を吸収性物品内に封じ
込め且つ保持するりッジ（ｒｉｄｇｅ）が形成されるよ
うに吸収性物品を着用者にフィツトさせる時に自立して
いて一段と高い表面をトップシート上に与えるフローテ
ィング内側カフスを有する吸収性物品を提供することに
ある。

本発明の更に他の目的は、体滲出物の漏れに対する二重
の拘束を与えることによって吸収性物品の封じ込め特性
を改良するために弾性的に収縮性の脚カフスおよび中心
の伸縮自在の部材から形成された一対のフローティング
内側カフスを有する吸収性物品を提供することにある。

本発明のなお更に他の目的は、着用者の性器部分に対す
るトップシートの改良された位置決めを有する吸収性物
品を提供することにある。

本発明のなお更に他の目的は、中心の伸縮自在の部材が
自由に動き且つ着用者の体に適しているので、着用者の
脚の折目（ｃｒｅａｓｅ）を「捜し求めて」着用者上に
長期のより堅いフィツトを与えるように浮いている中心
の伸縮自在の部材を与えることによって改良されたフィ
ツトを有する吸収性物品を提供することにある。吸収性
物品の改良されたフィツトは、吸収性物品の封じ込め特
性を更に高める。

本発明のこれらの目的および他の目的は、下記説明を参
照して考える時、そして添付図面と共に説明するときに
より容易に明らかになるであろう。

発明の概要 本発明によれば、吸収性芯、ガーメントに面する表面上
で吸収性芯と関連づけられたバックシート、体に面する
表面上で吸収性芯と関連づけられた連続トップシート、
吸収性芯の各側縁からそれに沿って外側に延出するサイ
ドフラップ、弾性的に収縮性の脚カフスを形成するため
に各サイドフラップと操作的に関連づけられた伸縮自在
（ｅｌａｓｔｉｃ）のフラップ部材、および一対のフロ
ーティング内側カフスを有するおむつなどの一体の（ｉ
ｎｔｅｇｒａｌ）使い捨て吸収性物品が、提供される。

フローティング内側カフスの各々は、好ましくは、カフ
ス層、カフス層の下に設けられたベース層、カフス層の
一部分をベース層に貼着する第一シーム、カフス層の一
部分をベース層に貼着する中心シーム、第一シームと中
心シームとの間に配置されたカフス層の非接着直立部分
、および好ましくはカフス層の非接着直立部分の下に配
置された中心の伸縮自在の部材を具備する。中心の伸縮
自在の部材は、一対の貼着部分および非貼着部分を有し
、この非貼着部分は、好ましくは、カフス層と中心の伸
縮自在の部材との両方をベース層から離間し且つ中心の
伸縮自在の部材を股領域において「浮かせる」ために少
なくとも股領域において吸収性物品に貼着されていない
。カフス層がベース層から離間されているので、リッジ
（ｒｉｄｇｅ）は、少なくとも股領域においてカフス層
とベース層との間に形成されている。本発明のおむつの
態様を着用者に適用する時には、中心の伸縮自在の部材
は、浮いており且つ好ましくは股領域において着用者の
脚の内側の折目に沿ってライド・アップする（ｒｉｄｅ
　ｕｐ）。

体滲出物がおむつと着用者の脚との間のギャップでおむ
つから漏れないように、吸収性芯によって即座には吸収
されない体滲出物がリッジと接触し且つ体滲出物がおむ
つの吸収性芯によって吸収されるか着用者から除去され
るまでおむつの中心部分内に封じ込められ且つ保持され
るので、漏れ防止は、高められる。更に、「浮いている
」中心の伸縮自在の部材によって与えられる長期フィツ
トも、封じ込めを高める。

発明の詳細な説明 本発明において使用する「一体の使い捨て吸収性物品」
なる用語は、体滲出物を吸収し且つ封じ込める物品を意
味し、より詳細には、体から***された各種の滲出物を
吸収し且つ封じ込めるために着用者の体に対して配置さ
れるかその付近に配置されており且つ１回使用後捨てよ
うとしく即ち、洗濯したり他の方法で元通りにしたり再
使用することを意図しない）、且つ別個のホルダー、ラ
イナーなどの別個の操作部品を必要としないので単一　
（ｕｎｉｔａｒｙ）形構造を有する物品を意味する。本
発明の一体の使い捨て吸収性物品の好ましい態様、おむ
つ２０を第１図〜第４図に示す。本発明において使用す
る「おむつ」なる用語は、一般に幼児および失禁者によ
って着用され着用者の下部胴の回りに着用されるガーメ
ント（ｇａｒｍｅｎｔ）を意味する。しかしながら、本
発明は、失禁者用下着などの他の一体の使い捨て吸収性
物品にも適用できることか理解されるべきである。

第１図は、本発明のおむつ２０の斜視図である。

第２図は、フラットアウト（ｆ　ｌ　ａｔ−ｏｕｔ）な
未収縮状態（即ち、すべての弾性誘導収縮は撤退）の本
発明のおむつ２０の平面図である（おむつ２０の構造を
より明瞭に示すために構造物の部分を引き裂き、且つ着
用者と接触するおむつの部分は観察者に面する）。前部
腰領域２２、後部腰領域２４、股領域２６およびおむつ
の外縁によって規定される周辺２８（縦方向縁部は３０
と示され、端縁は３２と示される）を有するおむつ２０
を第２図に示す。おむつ２０は、追加的に３４と示され
る横方向中心線および３６と示される縦方向中心線を有
する。

おむつ２０は、好ましくは、連続ｌ・ツブシート３８；
バックシート４２；端縁４５、側縁４６、体に面する表
面４７およびガーメントに面する表面４８を有し且つ好
ましくは上層５０と下層５２とからなる２層吸収性芯か
らなる吸収性芯４４ニ一対のテープ−タブファスナー５
４：弾性的に収縮性の脚カフス５６（各々はサイドフラ
ップ５８および１以上、好ましくは複数の伸縮自在のフ
ラップ部材６０を具備する）；前部腰領域２２および後
部腰領域２４の各々において配置されたウェストシール
ド６２；および一対のフローティング内側カフス６４を
具備する。フローティング内側カフス６４は、好ましく
は各々がカフス層６６（好ましくはトップシート３８の
一部分からなる）。

カフス層６６の下に設けられ且つ好ましくはおむつ２０
の下層構造物、例えば、バックシート４２、吸収性芯４
４またはウェストシールド６２からなるベース層６７、
カフス層６６をベース層６７に貼着する第一シーム６８
．カフス層６６をベース層６７に貼着する中心シーム７
０：第一シーム６８と中心シーム７０との間に配置され
たカフス層６６の非接着直立部分７２；および好ましく
はカフス層６６の非接着直立部分（即ち、第一シーム６
８と中心シーム７０との間およびカフス層６６とベース
層６７との間）の下に（ｓｕｂｊａｃｅｎｔ）配置され
た中心の伸縮自在の部材７４を具備すると示される。中
心の伸縮自在の部材７４は、一対の固定部分７６におい
て弾性的に収縮性の状態でフローティング内側カフス６
４と操作的に関連づけられている。非貼着部分７８は、
一対の固定部分７６間に配置されている。中心の伸縮自
在の部材７４の非貼着部分７８は、好ましくは少なくと
も股領域２６においてカフス層６６またはベース層６７
のいずれかに貼着されず、第１図に示すようなリッジ８
８を形成する。おむっ２０は、中心の伸縮自在の部材７
４の固定部分７６の各々をカフス層６６およびベース層
６７、好ましくはウェストシールド６２および吸収性芯
４４の一部分に貼着する接着剤結合手段８０を追加的に
具備する。

接着剤結合手段８０が配置されている部分は、前部ゾー
ン８２および後部ゾーン８４と示される。

第１図に示すように、おむつ２０は、好ましくは前部腰
領域２２においてバックシート４２の外面９２上に配置
された剛化手段９０、剛化手段９０上に配置された表示
手段１００、および各ウェストシールド６２に対応する
トップシート３８における漏れ移行抵抗性セグメント９
８を追加的に具備する。トップシート３８、吸収性芯４
４、バックシート４２、サイドフラップ５８、および伸
縮自在のフラップ部材６０は、各種の周知の配置で組み
立ててもよいが、好ましいおむつの配置は、一般に、米
国特許節３，８６０，００３号明細書「使い捨ておむつ
用収縮性側部」に記載されている。

第２図は、トップシート３８およびバックシート４２か
同一の広がりを有し且つ吸収性芯４４の長さおよび幅の
寸法よりも一般に大きい長さおよび幅の寸法を有するお
むつ２０の好ましい態様を示す。トップシート３８は、
バックシート４２と関連づけられ且つその上に設けられ
、それによっておむつ２０の周辺２８を形成する。周辺
２８は、外周を規定し、換言すれば、おむつ２０の縁部
を規定する。周辺２８は、端縁３２および縦方向縁３０
からなる。

おむつ２０は、それぞれおむつの周辺２８の端縁３２か
らおむつ２０の横方向中心線３４に向けておむつ２０の
長さの約１１５〜約１／３の距離延出する前部腰領域２
２および後部腰領域２４を有する。腰領域は、性用時に
着用者の腰を囲むおむつ２０の部分からなる。股領域２
６は、腰領域２２．２４間のおむつ２０の部分であり、
且つ着用時に着用者の脚の間に配置され且つ着用者の下
部胴を覆うおむつ２０の部分からなる。

第３図は、第２図の線３−３に沿って取られた部分断面
図であり、且つおむつ２０の股領域２６における好まし
いおむつ構造を図示する。吸収性芯４４は、上層５０お
よび下層５２からなり、上層５０および下層５２の各々
はティッシュ層によって完全に包まれた吸収性層からな
る。吸収性芯４４は、側縁４６、体に面する表面４７、
およびガーメントに面する表面４８を有する。連続トッ
プシート３８は、体に面する表面４７上で吸収性芯４４
と関連づけられている。バックシート４２は、ガーメン
トに面する表面４８上で吸収性芯４４と関連づけられて
いる。トップシート３８とバックシート４２との両方と
も吸収性芯４４の側縁４６を超えて延出してサイドフラ
ップ５８を規定する。このように、トップシート３８お
よびバックシート４２は、周辺２８における縦方向縁３
０に隣接して伸縮自在のフラップ部材６０を囲む。伸縮
自在のフラップ部材６０は、伸縮自在の結合手段８６に
よってトップシート−バックシート形成サイドフラップ
５８と操作的に関連づけられて、弾性的に収縮性の脚カ
フス５６を形成する。

フローティング内側カフス６４を第３図に示す。

各々は、カフス層６６（好ましくはトップシート３８の
一部分から形成）；カフス層６６の下に設けられ且つ好
ましくは吸収性芯４４および吸収性芯４４の側縁４６お
よび端縁４５を超えて延出するバックシート４２の部分
からなるベース層６７゜カフス層６６、好ましくはトッ
プシート３８をべ−ス層６７、好ましくはバックシート
４２に固着するために伸縮自在のフラップ部材６０のイ
ンボード、好ましくは伸縮自在のフラップ部材６０と吸
収性芯４４の側縁４６との間に配置された第一シーム６
８：カフス層６６、好ましくはトップシート３８をベー
ス層６７、好ましくは吸収性芯４４に固着するために第
一シーム６８からインボードに離間された中心シーム７
０；第一シーム６８と中心シーム７０との間に配置され
たカフス層６６の非接着直立部分７２．およびカフス層
６６の非接着直立部分７２の下に配置された中心の伸縮
自在の部材７４を具備する（「インボード」なる用語は
、伸縮自在のフラップ部材６０がそれらに沿って配置さ
れているおむつ２０のそれぞれの縁部に平行であるおむ
つ２０の特定の中心線に向けての方向と定義される）。

第３図に示すように、中心の伸縮自在の部材７４の非貼
着部分７８は、股領域２６に配置されており、且つ好ま
しくは中心の伸縮自在の部材７４のギヤザー作用が中心
の伸縮自在の部材７４をベース層６７、好ましくは吸収
性芯４４から離間させるようにベース層６７またはおむ
つ２０の他のエレメントに貼着されておらず、それゆえ
カフス層６６の非接着直立部分７２は直立し且つベース
層６７から離間され、それによってリッジ８８を形成し
て体滲出物をおむつ２０内に束縛し、封じ込め且つ保持
する。また、中心の伸縮自在の部４イア４の非貼着部分
７８は、好ましくは中心の伸縮自在の部材７４が着用者
の脚の折目を捜し求め且つ着用者の脚の折目に隣接して
配置されて体滲出物の封じ込めを高める最適のフィツト
を与えることができるように中心の伸縮自在の部材７４
がフローティング内側カフス６４内を自由に移動するか
浮くようにカフス層６６には貼着されていない。

第４図は、第２図の線４−４に沿って取られた部分断面
図であり、且つおむつ２０の前部腰領域２２におけるお
むつ構造を図示する（後部腰領域２４におけるおむつ構
造は、好ましくは、本発明において記載すること以外は
前部腰領域２２における構造と同一であることが理解さ
れるべきである）。吸収性芯４４は、上層５０および下
層５２からなり、上層５０および下層５２の各々はティ
ッシュ層によって完全に包まれた吸収性層からなる。吸
収性芯４４は、側縁４６、体に面する表面４７、および
ガーメントに面する表面４８を有する。連続トップシー
ト３８は、体に面する表面４７上で吸収性芯４４と関連
づけられている。バックシート４２は、ガーメントに面
する表面４８上で吸収性芯４４と関連づけられている。

第４図には示されていないが、トップシート３８とバッ
クシート４２との両方とも吸収性芯４４の側縁４６を超
えて延出してサイドフラップ５８を規定すること、およ
び伸縮自在のフラップ部材６０は好ましくは腰領域には
延出しないことが第２図から理解されるべきである。ウ
ェストシールド６２は、トップシート３８と吸収性芯４
４との間に配置されている。好ましくは腰領域における
トップシート３８の一部分およびウェストシールド６２
からなるカフス層６６；カフス層６６の下に設けられ且
つ好ましくは吸収性芯４４および腰領域における吸収性
芯４４の側縁４６および端縁４５を超えて延出するバッ
クシート４２の部分からなるベース層６７：カフス層６
６の非接着直立部分７２；およびカフス層６６の非接着
直立部分７２の下に配置された中心の伸縮自在の部材７
４を具備するフローティング内側カフス６４を第４図に
示す。フローティング内側カフス６４の各々は、カフス
層６６の一部分をベース層６７に固着する第一シームも
具備する（第一シームを第４図には示さない）。フロー
ティング内側カフス６４の各々は、腰領域に配置された
中心シームを追加的に具備してもよいが、第４図に示す
ように、中心シームは、好ましくは、腰領域を通して完
全には延出していない。中心の伸縮自在の部材７４の貼
着部分７６は、前部腰領域２２に配置されており、且つ
伸縮自在の結合手段８０によってカフス層６６、好まし
くはウェストシールド６２と、ベース層６７、好ましく
は吸収性芯４４との両方に貼着されている。それゆえ、
中心の伸縮自在の部材７４の固定部分７６は、直立し且
つベース層６７から離間することが束縛されるか高めら
れたフィツト用フローティング部材を与えることが束縛
される。しかしながら、中心の伸縮自在の部材７４が着
用者の腰に対して平らに横たわるので、固定部分７６は
、腰領域において心地よさを着用者に与える。第４図に
示す好ましい態様においては、おむつは、前部腰領域２
２が中心の伸縮自在の部材７４のギヤザー作用によって
下方向に引がれるので中心の伸縮自在の部材７４が腰を
たるませるのを防止するためにおむつ２０のバックシー
ト４２を剛化する剛化手段９０を追加的に具備する。

剛化手段９０は、好ましくは前部腰領域２２のみにおい
てバックシート４２の外面９２上に好ましくは配置され
ており、且つ好ましくは接芒剤層９４によってバックシ
ート４２に固着されている。

本発明のおむつ２０のトップシート３８は、迎合的（ｃ
ｏｍｐｌ　ｊａｎｔ）であり、柔軟な感じであり、且つ
着用者の皮膚を刺激しない。更に、トップシート３８は
、液体浸透性であり、流体をその厚さを通して容易に浸
透させる。好適なトップシートは、各種の材料、例えば
、多孔性発泡体、網状発泡体、開口化プラスチックフィ
ルム、天然繊維（例えば、木材または綿繊維）、合成繊
維（例えば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維）
または天然繊維と合成繊維との組み合わせから製造して
もよい。

好ましくは、トップシートは、着用者の皮膚を吸収性芯
４４に保持された流体から隔てるために疎水性物質から
作る。

特に好ましいトップシート３８は、デニール約１．５を
有するステープル長のポリプロピレン繊維、例えば、プ
ラウエア州つィルミングトンのバーキュレス・インコー
ホレーテッドによって市販されているバーキュレス（Ｈ
ｅｒｃｕｌｅｓ）タイプ１５１ポリプロピレン繊維から
なる。本発明において使用する「ステープル長の繊維」
なる用語は、長さ少なくとも約１５．９ｍｍ　（０，６
２５インチ）を有する繊維を意味する。

トップシート３８を製造するのに使用してもよい多数の
製造技術がある。例えば、トップシート３８は、織成、
不織、スパンボンド、カード化してもよく、または類似
の方法で処理してもよい。

好ましいトップシート３８は、布帛技術の当業者に周知
の手段によってカード化し、熱結合する。

好ましくは、トップシート３８は、重量約１８〜約２５
ｇ／ｎ−ｒ、機械方向における最小乾燥引張強さ少なく
とも約４００ｇ／ｃｍおよび機械交差方向における湿潤
引張強さ少なくとも約５５ｇ／ｃｍを有する。

また、トップシート３８は、好ましくは連続である。本
発明において使用する「連続トップシート」なる用語は
、材料中に大きい開口部または不連続性を有していない
トップシート３８を意味する。このように、トップシー
ト３８は、液体を獲得する微小の開口部を有する成形フ
ィルムなどの材料から製造してもよいが、トップシート
３８は、直径か約２．５ｃｍ（約１インチ）よりも大き
い開口部を仔しているべきではない。

吸収性芯４４は、一般に圧縮性であり、形通り性であり
、着用者の皮膚を刺激せず、且つ液体および成る体滲出
物を吸収し且つ保持することができるいかなる手段でも
よい。吸収性芯４４は、端縁４５、側縁４６、体に面す
る表面４７、およびガーメントに面する表面４８を有す
る。好ましい吸収性芯４４は、上層５０および下層５２
からなり、上層５０の上面は体に面する表面４７を規定
し、且つ下層５２の下面はガーメントに面する表面４８
を規定する。

吸収性芯４４は、各種の大きさおよび形状（例えば、長
方形、砂時計状、非対称など）で、そして使い捨ておむ
つおよび他の吸収性物品で常用されている各種の液体吸
収性物質、例えば、一般にエアフェルトと称される微粉
砕木材パルプから製造してもよい。他の好適な吸収性物
質の例としては、しは寄せセルロースワラディング、吸
収性発泡体、吸収性スポンジ、超吸収性重合体、吸収性
ゲル化物質、または均等物質または物質の組み合イつせ
か挙げられる。しかしながら、吸収性芯の合計吸収能力
は、おむつ２０の所期用途における所定の滲出物負荷と
適合すべきである。更に、吸収性芯４４の大きさおよび
吸収能力は、幼児からから成人までの着用者に応して変
更してもよい。

吸収性芯４４は、吸収性物質の単層、例えば、米国特許
第４，６１０，６７８号明細書「高密度吸収性構造物」
に記載の配置からなっていてもよいが、第２図〜第４図
に示す吸収性芯４４の好ましい態様は、非対称形上層５
０および下層５２を有する好ましい配置、例えば、米国
特許第４．６７３，４０２号明細書「２層芯を有する吸
収性物品」に一般に記載のものの２層吸収性芯である。

上層５０は、好ましくは、主として親水性繊維物質から
なる液体獲得／分布層として作用する。下層５２は、親
水性繊維物質と吸収性ゲル化物質の粒子（ヒドロゲル物
質）との混合物からなる流体貯蔵層として作用する。上
層５０および下層５２の各々は、好ましくは、第３図お
よび第４図に示されたようなものなどのティッシュ層に
包まれた吸収性層からなる。しかしながら、上層５０ま
たは下層５２の大きさ、形状、配置および合計吸収能力
は、幼児から成人までの着用者に応して変更してもよい
ことが理解されるべきである。

それゆえ、上層５０と下層５２との両方の寸法、形状、
および配置は、変更してもよい〔例えば、上層または下
層は、異なるカリバー（ｃａｌｉｐｅｒ）、親水勾配、
迅速な獲得帯を有していてもよく、または超吸収性物質
を含有していてもよい）。

吸収性芯４４は、バックシート４２上に設けられており
、且つ好ましくは結合手段（図示せず）、例えば、技術
上周知のものによってバックシートに関連づけられてい
る。例えば、吸収性芯４４は、接着剤の均一な連続層、
接着剤のパターン化層、または接着剤の別個の線または
スポットの配列によってバックシート４２に固着しても
よい。満足であることが見出された接着剤は、好ましく
は、ホットメルト接着剤、例えば、テネシー州キンゲス
ポートのイーストマン・ケミカル・プロダクツ・カンパ
ニーによって製造され且つ商品名イーストボンド（Ｅａ
ｓｔｏｂｏｒｒｄ）Ａ　−３で市販されているもの、ま
たはオハイオ州コロンブスのセンチユリ−・アドヘシブ
ズによって製造され且つ商品名センチユリ−（Ｃｅｎｔ
ｕｒｙ）　５２２７で市販されているものである。結合
手段は、好ましくは、米国特許第４．５７３，９８６号
明細書「使い捨て***物封じ込めガーメント」に示され
るような接着剤のフィラメントの開ロバターン網目から
なる。

バックシート４２は、液体不浸透性であり、且つ他の可
撓性液体不浸透性物質も使用してもよいが、好ましくは
プラスチック薄膜から製造される。

バックシート４２は、吸収性芯４４に吸収され且つ封じ
込められた滲出物がおむつ２０と接触する物品、例えば
、シーツおよび下着を濡らすのを防止する。他の可撓性
液体不浸透性物質が使用してもよいが、好ましくは、バ
ックシート４２は、厚さ約０．０１２ｍｍ（０，５ミル
）〜約０．０５１ｃｍ（２，０ミル）を有するポリエチ
レンフィルムである。本発明において使用する「可撓性
」なる用語は、迎合性であり且つ人体の一般的形状およ
び輪郭と容易に同じ形になるであろう物質を意味する。

好適なポリエチレンフィルムは、モンサント・ケミカル
・コーポレーションによって製造されており且つフィル
ムＮｏ、８０２０として市販されている。バックシート
４２は、好ましくは、エンボス加工し且つ／または艶消
仕上してより布状外観を与える。更に、バックシート４
２は、滲出物がバックシート４２を通過するのを依然と
して防止しながら蒸気を吸収性芯４４から逃がしてもよ
い。

バックシート４２の大きさは、吸収性芯４４の大きさお
よび選ばれる正確なおむつのデザインによって指令され
る。好ましい態様においては、バックシート４２は、全
おむつ周辺２８の回りを吸収性芯４４を超えて最小距離
少なくとも約１．３印〜約２．５ｃｍ（約０．５〜約１
．０インチ）延出する変形砂時計形状を有する。

トップシート３８およびバックシート４２は、好適な方
法で一緒に関連づけられる。本発明において使用する「
関連づける」なる用語は、トップシート３８がトップシ
ート３８をバックシート４２に直接貼着することによっ
てバックシート４２に直接接合された配置、およびトッ
プシート３８がトップシート３８を中間部材に貼青し、
この中間部材をバックシート４２に貼着することによっ
てバックシート４２に間接的に接合された配置を包含す
る。好ましい態様においては、トップシート３８および
バックシート４２は、結合手段、例えば、接着剤または
技術上既知のような他の結合手段によって、おむつ周辺
２８における股領域２６において互いに直接接合されて
おり且つ腰領域において互いに間接的に接合されている
。例えば、接着剤の均一な連続層、接着剤のパターン化
層、または接着剤の別個の線またはスポットの配列、ま
たは接着剤フィラメントの網目、例えば、前記米国特許
節４，５７３，９８６号明細書に示されたものが、使用
してもよい。

テープタブファスナー５４は、典型的には、おむつを着
用者上に保持する締結手段を与えるために、おむつ２０
の後部股領域２４に適用されている。テープタブファス
ナー５４は、技術上周知のもののいずれでもあることが
でき、例えば、米国特許節３，８４８，５９４号明細書
「使い捨ておむつ用テープ締結システム」に開示の締結
テープであることができる。これらのテープタブファス
ナー５４または他のおむつ締結手段、例えば、ピン、ス
ナップまたはベルクロファスナ−は、典型的には、「使
用中」配置においておむつの上縁付近に適用する。

弾性的に収縮性の脚カフス５６は、好ましくは脚カフス
５６がおむつ２０を着用者の脚に対して引き且つ保持す
るように少なくとも股領域２６において各縦方向縁３０
に沿って、おむつ２０の周辺２８に隣接して配置されて
いる。脚カフス５６は、おむつ技術上周知のような数種
の手段のいずれかからなっていてもよいが、特に好まし
い脚カフス構造物は、前記米国特許節３．８６０．００
３号明細書に詳述のように可撓性サイドフラップ５８お
よび１以上の伸縮自在のフラップ部材６０からなる。更
に、弾性的に収縮性の脚カフス５６を有する使い捨てお
むつを製造するのに好適な方法および装置は、米国特許
節４．０８１，３０１号明細書「個別の伸長された伸縮
自在のストランドを使い捨て吸収性物品の所定の隔離部
分に連続的に結合するための方法および装置」に記載さ
れている。

サイドフラップ５８は、伸縮自在のフラップ部材６０が
サイドフラップ５８にギヤザーを付けて着用者の回りに
脚カフス５６を与えるように高度に可撓性であり、この
ように収縮性であるべきである。サイドフラップ５８は
、周辺２８と吸収性芯４４の側縁４６との間のおむつ２
０の部分である。このように、第２図に示すような本発
明の好ましい態様においては、サイドフラップ５８は、
少なくとも股領域２６においてトップシート３８および
バックシート４２によっておむつ２０の吸収性芯４４の
側縁４６から、それに沿って形成されている。

伸縮自在のフラップ部材６０は、通常未拘束配置におい
て伸縮自在のフラップ部材６０がサイドフラップ５８を
有効に収縮するかギヤザーを付けるように弾性的に収縮
性の状態でサイドフラップ５８と操作的に関連づけられ
ている。本発明において使用する「操作的に関連づけら
れている」なる用語は、−緒に作用する２以上の部品を
意味する。伸縮自在のフラップ部材６０は、少なくとも
２つの方法で弾性的に収縮性の状態でサイドフラップ５
８に固着できる。例えば、伸縮自在のフラップ部材６０
は、サイドフラップ５８が未収縮状態にある際に伸長し
且つサイドフラップ５８に固着してもよい。或いは、サ
イドフラップ５８は、例えば、プリーツを付けることに
よって収縮し、伸縮自在のフラップ部材６０が緩和また
は未伸長状態にある際に伸縮自在のフラップ部材６０は
収縮されたサイドフラップ５８に固着してもよい。

第２図に図示の態様においては、伸縮自在のフラップ部
材６０は、おむつ２０の股領域２６においてサイドフラ
ップ５８の本質上全長を延出する。

或いは、伸縮自在の部材６０は、おむつ２０の全長、ま
たは弾性的に収縮性の脚カフス５６を与えるのに好適な
他の長さを延出してもよい。伸縮自在のフラップ部材６
０の長さは、おむつのデザインによって指令される。

伸縮自在のフラップ部材６０は、技術上周知の数種の方
法のいずれによって、おむつ２０に貼着してもよい。例
えば、伸縮自在のフラップ部材６０は、各種の結合パタ
ーンを使用しておむつ２０に超音波結合し、ヒートシー
ルし／圧カシールしてもよく、または伸縮自在の部材６
０は、おむつ２０に単純に接着してもよい。第３図に示
すように、伸縮自在のフラップ部材６０は、伸縮自在の
結合手段８６でサイドフラップ５８に固着することによ
ってサイドフラップ５８と操作的に関連づけられる。伸
縮自在の結合手段８６は、可撓性であるべきであり且つ
伸縮自在のフラップ部材を伸長状態に保つのに十分な接
着性を有しているべきである。本発明の伸縮自在の結合
手段８６は、好ましくは、ホットメルト接着剤、例えば
、ウィスコンシン州エルム・グローブのファインドレイ
・アドヘシブズ・インコーホレーテッドによってファイ
ンドレイ・アドヘシプズ（ＦｉｎｄｌｅｙＡｄｈｅｓｉ
ｖｅｓ）　５８１として市販されているものから作られ
た接着剤ビーズである。伸縮自在のフラップ部材６０を
配置しおむつ２０に固着してもよい方法のより詳細な説
明は、米国特許節４．２５３，４６１号明細書「吸収性
ブリーフ」および前記米国特許節４，０８１，３０１号
明細書に見出すことができる。

好適であることか見出された１つの伸縮自在のフラップ
部材６０は、断面約０１１８市×約１．５ｍｍを有し且
つバージニア州ステワードのイーストハンプトン・ラバ
ー・スレッド・カンパニーから商標Ｌ−１９００ラバー
・コンパウンド（Ｒｕｂｂｅｒ　Ｃｏｍｐｏｕｎｄ）で
入手できるような天然ゴムから作られた伸縮自在のスト
ランドである。他の好適な伸縮自在のフラップ部材６０
は、天然ゴム、例えば、ノースカロライナ州スコツトラ
ンドのフルフレックス・カンパニーによって商品名ラバ
ー・コンパウンドで販売されている断面的０．４３ｍ１
Ｍ（０，０１フインチ）×約０．４８ｍｒａ（０，０１
９インチ）を有する伸縮自在の糸から作ることができる
。また、伸縮自在のフラップ６０は、技術上周知のよう
な熱収縮性弾性物質からなっていてもよい。他の好適な
伸縮自在のフラップ部材６０は、エラストマーフィルム
、例えば、クレイトン（Ｋｒａｔｏｎ）　、ポリウレタ
ンフィルム、エラストマー発泡体、エチレンプロピレン
ジモノマーおよび成形された弾性スクリムを含めて技術
上周知のような各種の材料からなっていてもよい。

更に、伸縮自在のフラップ部材６０は、多数の配置を取
っていてもよい。例えば、伸縮自在のフラップ部材６０
の幅は、約０．　２５＋＋＋ｕ＋　（０，０１インチ）
〜約２５ｍ＋ｏ（１，０インチ）またはそれ以上で変化
してもよい。伸縮自在のフラップ部材６０は、弾性材料
の単ストランドからなっていてもよく、または弾性材料
の数個の平行または非平行ストランドからなっていても
よい。または伸縮自在のフラップ部材６０は、直線また
は曲線からなっていてもよい。

ウェストシールド６２は、おむつ２０の前部要領域２２
および後部腰領域２４の一方または好ましくは両方に設
けられている。下記説明においては、ウェストシールド
６２は要領域の１つのみに設けてもよいが、おむつ２０
の前部要領域２２および後部腰領域２４の各々に配置さ
れたウェストシールド６２について言及するであろう。

ウェストシールド６２は、吸収性芯４４によって吸収さ
れた液体がおむつ２０の端縁３２から早期に漏れるのを
防止しようとするバリヤ一部材として役立つ。米国特許
節４．５７８，０７１号明細書「改良された液体移行抵
抗性周辺構造を有する使い捨て吸収性物品」および米国
特許節４．６８１，５８０号明細書「単一ウェストシー
ルドおよび弾性的に膨張性のウェストバンドを有する使
い捨ておむつ」は、おむつ２０の端縁３２に沿って配置
されたウェストシールド６２の好ましい態様を記載して
いる。

ウェストシールド６２は、バックシート４２の単一部分
であってもよいが、好ましくは、バックシート４２に貼
着し且つ一体にしてもよい別個のエレメントである。ウ
ェストシールド６２は、好ましくは、薄い可撓性液体不
浸透性物質、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレ
ンフィルムから製造する。本発明において使用する［単
一］なる用語は、分割されず不連続でもない材料の単片
であるウェストシールド６２およびバックシート４２を
意味する。「一体」なる用語は、バックシート４２に貼
着された個別の別個のエレメントであるウェストシール
ド６２を意味する。「液体不浸透性」なる用語は、少な
くとも１方向において材料の厚さを通しての液体の流れ
を遅延する材料を包含する。

バックシート４２の場合に使用した材料と同様の材料が
、一般に、ウェストシールド６２として使用するのに好
適である。ウェストシールド６２として使用するのに好
ましいフィルムは、ウェストシールドの機械方向におけ
る幅１インチ当たり少なくとも約１ポンド（１８０ｇ／
幅１ｃｍ）のシート引張強さおよびウェストシールド６
２の機械交差方向における幅１インチ当たり少なくとも
約０．５ポンド（９０ｇ／幅１ｃｍ）のシート引張強さ
を有し、それによってウェストシールド６２を端縁３２
に配置する時に、特にフィツト時および着用者上へのお
むつ２０の配置時に改良された構造一体性を有するおむ
つ２０を与える。更に、ウェストシールド６２として使
用するのに最も好ましいフィルムは、少なくとも約３０
ダイン／Ｃ♂の表面エネルギーを有する。好ましい態様
においては、ヒートシール性フィルム、例えば、ミンガ
ン州ミツドランドのダウ・ケミカル・カンパニーによっ
て製造され且つ商品名ＣＵＦ−８０４で市販されている
ものが、ウェストシールド６２の場合に使用てぎる。

第２図をり咳すると、ウェストシールド６２は、内側の
部分９６および外側の部分９７を有することがわかる。

内側の部分９６は、バリヤー化芯縁セグメント（ウェス
トシールド６２が設けられた吸収性芯４４の端縁４５の
各部分はバリヤー化芯縁セグメントと示される）から一
般に吸収性芯４４の中心に向けてバリヤー化芯縁セグメ
ントの部分からの液体の漏れに対する保護を与えるのに
十分な距離延出しているトップシート３８と吸収性芯４
４との間に介装されている。ウェストシールド６２の外
側の部分９７は、バリヤー化芯縁セグメントから端縁３
２に向けて延出しており、且つ一般にバリヤー化芯縁セ
グメントからの液体の漏れに対する保護を与える。第２
図に示す好ましい態様においては、外側の部分９７は、
端部を有し、この端部は好ましくはバックシート３８に
貼着されることによってバリヤー化芯縁セグメントをキ
ャップする。この好ましい態様においては、周辺シーム
（図示せず）、例えば、接着剤は、ウェストシールド６
２をバックシート４２に直接貼着するために使用される
。

第１図および第２図に示すように、トップシート３８は
、好ましくは、各ウェストシールド６２に対応する液体
移行抵抗性セグメント９８も有する。液体移行抵抗性セ
グメント９８は、液体が***点からおむつ２０の縁部に
向けて移動する時の液体の流れパターンを変える圧密部
分からなる。

圧密部分の所望の効果は、多くの方法、例えば、圧密部
分の内部ボイドに接着剤または他の液体不浸透性物質を
充填することによって達成してもよい。液体移行抵抗性
セグメン！・９８のより詳細な説明は、前記米国特許節
４，５７８，０７１号明細書に見出すことができる。好
ましい態様においては、圧密部分は、トップシート３８
の他の部分と比較して圧縮または緻密化し、且つ溜めを
規定する多数のバンドからなる。

一対のフローティング内側カフス６４は、少なくとも股
領域２６においておむつ２０に沿って縦方向に延出して
、高められた漏れ防止および高められたフィツトを与え
る。このように、フローティング内側カフス６４は、お
むつ２０の各サイド、好ましくは伸縮自在のフラップ部
材６０のインボードに、最も好ましくは伸縮自在のフラ
ップ部材６０とおむつ２０の縦方向中心線３６との間に
配置されている。勿論、多数のフローティング内側カフ
ス６４は、漏れを減少することが望ましいおむつ２０の
各種の部分に設けてもよい。フローティング内側カフス
６４は、各々好ましくはカフス層６６、ベース層６７、
第一シーム６８、中心シーム７０、第一シーム６８と中
心シーム７０との間のカフス層６６の非接前直立部分７
２、および中心の伸縮自在の部材７４を具備する。フロ
ーティング内側カフス６４は、好ましくは前記エレメン
トからなるが、フローティング内側カフス６４は、異な
る構造（エレメントを加えるか第一シーム６８および／
または中心シーム７０を全く省略する）を有していても
よいことが理解されるべきである。

カフス層６６は、可撓性部材であり、この可撓性部材は
好ましくは中心の伸縮自在の部材７４と着用者の体との
間に心地よい層を与える。カフス層６６は、各種の材料
から製造してもよい。カフス層６６は、着用者の皮膚に
対して横たわるので、カフス層６６を製造するのに使用
する材料は、好ましくは迎合性であり、柔軟な感じであ
り、且つ着用者の皮膚を刺激しない。カフス層６６は、
各種の材料、例えば、多孔性発泡体、開口化フィルム、
天然繊維（例えば、木材または綿繊維）、合成繊維（例
えば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維）または
天然繊維と合成繊維との組み合わせから、カフス層６６
を織成、不織、スパンボンド、カード化してもよく、ま
たは他の方法で処理してもよいような多数の製造技術か
ら製造してもよい。一般に、トップシート３８として使
用するのに好適であるいかなる材料も、カフス層６６と
して使用するのに好適である。

特に好ましいカフス層６６は、少なくとも股領域２６に
おいてトップシート３８の一部分からなり、且つ前部腰
領域２２および後部腰領域２４においてトップシート３
８とウェストシールド６２との組み合わせからなる。

カフス層６６は、おむつ２０に固着され且つ一体とされ
て全く別のフローティング内側カフス６４を形成する１
以上の別個の部材であってもよいが、カフス層６６は、
好ましくは、トップシート３８の一部分からなる（即ち
、カフス層６６およびトップシート３８は、材料の同じ
片である）。

好ましい態様における少なくとも股領域２６におけるカ
フス層６６は、トップシート３８の一部分からなるが、
カフス層６６は、１以上の層または材料、例えば、トッ
プシートおよび灯心作用層、吸収性芯の回りに包まれた
トップシートおよびティッシュ層、トップシートおよび
ウェストシールド、例えば、前部腰領域２２および後部
腰領域２４におけるカフス層６６の配置、または層また
は材料の他の組み合わせからなっていてもよいことが理
解されるべきである。

ベース層６７は、カフス層６６の下に設けられ、且つフ
ローティング内側カフス６４のベースを構成する。この
ように、ベース層６７は、カフス層６６および中心の伸
縮自在の部材７４の下に配置されたおむつ２０の部分で
ある。ベース層６７は、別個のエレメント、例えば、お
むつ２０に固着された材料の不織層からなっていてもよ
いが、ベース層６７は、好ましくは、カフス層６６の下
に設けられたおむつ２０の部分から形成される。このよ
うに、第３図および第４図に示すように、ベース層６７
は、好ましくは、吸収性芯４４の側縁４６および端縁４
５を超えて延出するバックシート４２の部分と吸収性芯
４４との両方からなる。

第一シーム６８は、少なくとも股領域２６において、カ
フス層６６の一部分をベース層６７、好ましくはバック
シート４２に固着する。このように、第一シーム６８は
、好ましくはカフス層６６の一部分、好ましくはカフス
層６６の縁部をベース層６７に固着する結合手段からな
る。第一シーム６８は、多数の既知の結合手段のいずれ
が、例えば、接着剤、超音波結合またはヒート／圧力シ
ールからなっていてもよい。好ましくは、第一シーム６
８は、ホットメルト接着剤、例えば、ライスコンシン州
エルムグローブのファインドレイ・アドヘシブズ・イン
コーホレーテッドによってファインドレイ・アドヘシブ
ズ９９０３７４として市販されているものの接着剤ビー
ズである。

第一シーム６８は、縦方向縁３０と縦方向中心線３６と
の間でおむつ２０のどこに配置されていてもよく、例え
ば、縦方向縁３０に隣接して配置されていてもよい。第
一シーム６８は、好ましくは、脚カフス５６に隣接して
配置されており、より好ましくは伸縮自在のフラップ部
材６０のインボードに配置されて、おむつ２０の中心部
分に−対のフローティング内側カフス７４を与える。最
も好ましくは、第一シーム６８は、第一シーム６８が吸
収芯４４から外側に配置されるようにおむつ２０の各サ
イドにおいて伸縮自在のフラップ部材６０と吸収性芯４
４の側縁４６との間に配置されている。

中心シーム７０は、少なくとも股領域２６においてカフ
ス層６６の一部分をベース層６７、好ましくは吸収性芯
４４に固着する。このように、中心シーム７０は、好ま
しくは、カフス層６６の一部分、好ましくはカフス層６
６の縁部をベース層６７に固着する結合手段からなる。

中心シーム７０は、多数の既知の結合手段のいずれが、
例えば、接着剤、超音波結合またはヒート／圧力シール
からなっていてもよい。特に、中心シーム７０は、好ま
しくは、複数のホットメルト接着剤フィラメントからな
る。カフス層６６をベース層６７に（即ち、トップシー
ト３８を吸収性芯４４に）固着するのに使用する接着剤
のフィラメントのこの開ロバターン網目は、米国特許節
４．５７３，９８６号明細書「使い捨て***物封じ込め
ガーメント」に詳述されている。このようなホットメル
ト接着剤のフィラメントの網目は、吸収性芯４４の吸収
性または柔軟性に不当に否定的な影響を及ぼさずに芯の
一体性を与える。

中心シーム７０は、第一シーム６８と中心シーム７０と
の間に非接着直立部分７２を与えるために第一シーム６
８のインボードに離間されている。

好ましくは、中心シーム７０は、おむつ２０の中心部分
に配置されたフローティング内側カフス６４を与えるた
めにおむつ２０の縦方向中心線３６に隣接して配置され
ている。各フローティング内側カフス６４の中心シーム
７０は、接着剤の別個のストリップ、パターンまたは網
目からなっていてもよいが、フローティング内側カフス
６４は、好ましくは第２図および第３図に示すように少
なくとも股領域２６においておむつ２０の中心部分に配
置された共通の中心シームを有する。２個の全く別の中
心シームが別個の形成する必要がないので、この共通の
中心シームは、おむつ２０の中心部分における接着剤の
より一様な分布および製造の容易さを可能にする。

フローティング内側カフス６４の非接着直立部分７２は
、少なくとも股領域２６においてベース層６７に接着さ
れていない、第一シーム６８と中心シーム７０との間に
配置されたカフス層６６の部分である。直立部分７２は
、ベース層６７に接着されていないので、カフス層６６
のこの部分は、中心の伸縮自在の部材７４か直立し且つ
ベース層６７から離間する時にカフス層６６も直立し且
つベース層６７から離間するようにベース層６７に対し
て自由に移動する。このように、非接着直立部分７２は
、フローティング内側カフス６４のリッジ８８を形成し
て漏れを減少する。

中心の伸縮自在の部材７４は、着用者の体に対してフィ
ツトされたおむつ２０の股領域２６を保つ復元力を与え
、それによって漏れを減少し、着用者の性器部分に対す
るカフス層６６の位置決めを改善し、着用者の脚の折目
に「浮いて」おむつ２０により堅い長期フィツトを与え
、且つカフス層６６の非接着直立部分７２をベース層６
７から離間させてリッジ８８を与えることによって自立
している時に漏れに対するバリヤーを与える。

第１図および第２図に示すように、中心の伸縮自在の部
材７４は、離間関係でおむっ２０に沿って縦方向に延出
する。中心の伸縮自在の部材７４は、通常未拘束配置に
おいて中心の伸縮自在の部材７４がカフス層６６、好ま
しくはトップシート３８の非接着直立部分７２を有効に
収縮またはギヤザーを付けてリッジ８８を与え且つ浮い
ていてより良いフィツトを与えるように弾性的に収縮性
の状態でフローティング内側カフス６４と操作的に関連
づけられている。中心の伸縮自在の部材７４は、少なく
とも２つの方法で弾性的に収縮性の状態でおむつ２０、
好ましくはウェストシールド６２および吸収性芯４４に
固着できる。例えば、中心の伸縮自在の部材７４は、伸
長し且つフローティング内側カフス６４に固着してもよ
い。或いは、おむつ２０は、例えば、プリーツを付ける
ことによって収縮し、中心の伸縮自在の部材７４か非緩
和または未伸長状態にある際に中心の伸縮自在の部材７
４は収縮されたおむつに固着してもよい。

第１図および第２図に図示の態様においては、中心の伸
縮自在の部材７４は、おむつ２０の吸収性芯４４の本質
上全長を延出する。或いは、中心の伸縮自在の部材７４
は、おむつ２０の全長、または本発明において記載の機
能を与えるのに好適な他の長さを延出してもよい。中心
の伸縮自在の部材７４の長さは、おむつのデザインによ
って指令される。

中心の伸縮自在の部材７４は、カフス層６６を直立させ
且つベース層６７から離間させるためにカフス層６６の
非接着直立部分７２に沿って配置されており、好ましく
は非接着直立部分７２の下に配置されている。このよう
に、各々の中心の伸縮自在の部材７４は、第一シーム６
８と中心シーム７０との間、好ましくはカフス層６６と
ベース層６７との間に配置されている。本発明において
使用する「の下」なる用語は、中心の伸縮自在の部材７
４がカフス層６６の非接着直立部分７２以下に直接また
は間接的に配置されていることを意味するために使用さ
れる。このように、中心の伸縮自在の部材７４は、カフ
ス層６６と接触していてもよく　（直接下に）、または
中心の伸縮自在の部材７４とカフス層６６との間に配置
された中間の部材、エレメントまたは層、例えば発泡体
層（中心の伸縮自在の部材による赤色マーキングを防止
）（間接的に下に）を有していてもよい。好ましい態様
においては、中心の伸縮自在の部材は、少なくとも股領
域２６においてカフス層６６の下に直接配置されている
。

第２図に示すように、中心の伸縮自在の部材７４は、各
々一対の貼着部分７６および一対の貼着部分７６間の非
貼着部分７８を有する。貼貴部分７６は、フローティン
グ内側カフス６４、好ましくはカフス層６６とベース層
６７との両方に貼着されている。非貼着部分７８は、カ
フス層６６に永久に貼着されていてもカフス層６７およ
び／またはベース層６７に剥難自在に貼着されてぃても
よいが、各々の中心の伸縮自在の部材７４の非貼着部分
７８は、好ましくは、カフス層６６、ベース層６７また
はおむつ２０のいかなる構造物にも貼着されていない。

貼着部分７６は、技術上既知の数柾の方法のいずれでも
おむつ２０に貼着してもよい。例えば、中心の伸縮自在
の部材７４は、超音波結合してもよく、各種の結合パタ
ーンを使用してヒート／圧力シールしてもよく、横方向
の移動を束縛するために小部分のトップシートを通して
縫合または製織してもよく、または伸縮自在の結合手段
８０、例えば、第４図に示すものによって接着的に固着
してもよい。伸縮自在の結合手段８０は、可撓性である
べきであり且つ中心の伸縮自在の部材７４を伸長状態に
保つのに十分な接着性を有しているべきである。本発明
の伸縮自在の結合手段８０は、好ましくは、ホットメル
ト接着剤、例えば、ウィスコンシン州エルムグローブの
ファインドレイ・アドヘシブズ・インコーホレーテッド
によってファインドレイ・アドヘシブズ５８１として市
販されているものから作られる接着剤ビーズである。中
心の伸縮自在の部材７４を配置しおむつ２０に固着でき
る方法のより詳細な説明は、前記米国特許第４，２５３
，４６１号明細書および米国特許第４，０８１，３０１
号明細書に見出すことができる。

好適であることが見出された中心の伸縮自在の部材７４
は、断面的０．４３ｍｍＸ約０．４８鰭を有し且つノー
スカロライナ州スコツトランドのフルフレックス・カン
パニーから人手できるような天然ゴムから作られた伸縮
自在のストランドである。中心の伸縮自在の部材７４は
、技術上周知のような熱収縮性弾性物質、熱活性化弾性
物質、または液体弾性物質または尿素活性化弾性物質か
らなっていてもよい。他の好適な中心の伸縮自在の部材
７４は、エラストマーフィルム、例えば、クレイトン、
ポリウレタンフィルム、エラストマー発泡体、エチレン
−プロピレンジモノマーおよび成形された弾性スクリム
を含めて技術上既知のような各種の材料からなっていて
もよい。

更に、中心の伸縮自在の部材７４は、多数の配置を取っ
ていてもよい。例えば、中心の伸縮自在の部材７４の幅
は、変化してもよい。中心の伸縮自在の部材７４は、弾
性材料の単ストランドからなっていてもよく、または弾
性材料の数個の平行または非平行ストランドからなって
いてもよい。

または中心の伸縮自在の部材７４は、直線または曲線か
らなっていてもよい。第２図に示すように、中心の伸縮
自在の部材７４の各々は、中心の伸縮自在の部材７４間
に中心部分を与えるために互いに縦方向に離間されてい
る。更に、中心の伸縮自在の部材７４は、好ましくは、
１つがおむつ２０の縦方向中心線３６の両側に配置され
るように配置されている。特に好ましい態様においては
、中心の伸縮自在の部材７４は、着用者の脚の折目に隣
接して最適のフィツトを与えるために縦方向中心線３６
から等距離離間されている。

第２図に示すような好ましい態様においては、中心の伸
縮自在の部材７４の貼着部分７６は、それぞれ前部ゾー
ン８２および後部ゾーン８４において、おむつ２０の前
部腰領域２２と後部腰領域２４との両方に配置されてい
る。前部ゾーン８２および後部ゾーン８４は、異なる長
さを有するかおむつ２０の異なる部分に配置するように
別様に作っても良いが、前部ゾーン８２および後部ゾー
ン８４は、好ましくは同じ長さを有し且つ腰領域の各々
において同じ部分に配置されている。好ましくは、前部
ゾーン８２および後部ゾーン８４は、中心の伸縮自在の
部材７４がウェストシールド６２に少なくとも部分的に
結合されるように配置されている。最も好ましくは、前
部ゾーン８２および後部ゾーン８４は、吸収性芯４４の
端縁４５に隣接するウェストシールド６２の内側の部分
９６から吸収性芯４４の中心に向けてウェストシールド
６２の縁部を超えてまで、中心の伸縮自在の部材７４を
フローティング内側カフス６４に堅く固着するのに十分
な距離延出する。このように、中心の伸縮自在の部材７
４の固定部分７６は、ウェストシールド６２および吸収
性芯４４と、トップシート３８および吸収性芯４４との
両方に固芒されている。

第１図および第４図は、おむつ２０が好ましくは中心の
伸縮自在の部材７４が腰領域を下方に引いて着用者の皮
膚とおむつ２０との間にギャップを提示するのを防止す
るために剛性をおむつ２０の腰領域に加える剛化手段９
０も具備することを示す。剛化手段９０は、おむつ２０
０バツクシート４２上に配置された多数の配置および材
料のいずれからなっていてもよい。剛化手段９０は、バ
ックシート４２に固着され且つバックシート４２と一体
にされる別個の部材であってもよく、またはバックシー
ト４２の単一部分であってもよい。

剛化手段９０は、好ましくはおむつ２０のテープタブフ
ァスナー５４に再締結性テープ部材を与えるために前部
腰領域２２においてのみバックシート４２の外面９２に
固着された別個の部材である。

剛化手段９０は、バックシート４２を剛化する技術上既
知の数挿のエレメントまたは部材のいずれが、例えば、
接着剤のビーズまたは線：材料の照射などの刺激によっ
て作用される時に剛化するバックシート４２の固在特性
からなっていてもよい。

好ましい剛化手段は、二軸延伸ポリプロピレン物質のシ
ートである。

剛化手段９０は、好ましくは、おむつ２０を着用者にフ
ィツトさせる個人を援助して最適の腰フィツトおよび開
脚フィツトを与える表示手段１００も儒えている。表示
１００は、いかなる種類の線、パターン、装飾デザイン
、記号、スクリプト、カラーコード、またはおむつを着
用者にフィツトさせる個人を援助して特定のテープタブ
ファスナーに所望の貼着点を敏速に配置する能力（固有
にまたは追加の表示で）を有する他のマーキングであっ
てもよい。このような表示手段は、米国特許第４，６６
２，８７５号明細書「吸収性物品」により一般的に記載
されている。本発明の表示手段１００は、好ましくは、
クマ、バルーンおよび太陽のパターンなどの異なる幾何
学的形状および物体の組み合わせである。

おむつ２０は、後部腰領域２４を着用者の背中の下に配
置し、前部腰領域２２が着用者の前部を横切って配置さ
れるように、おむつ２０の残りを着用者の脚間に引くこ
とによって着用者に適用する。次いで、テープタブファ
スナー５４の端部は、好ましくは、表示手段１００を利
用することによっておむつ２０の剛化手段９０の部分に
固着して、おむつ２０を着用者に適当にフィツトさせる
。このようにして、フローティング内側カフス６４およ
び中心の伸縮自在の部材７４は、着用者の脚の折目に隣
接して配置すべきであり且つ本発明において記載の配置
および機能を与えるべきである。

基本的には、本発明を限定するものではないが、本発明
は、尿とゆるい糞便との両方に対して特に漏れ抵抗性で
ある吸収性物品である。改良された封じ込め特性は、下
記方法で達成されると信じられる。おむつ２０を着用者
に適用すると、中心の伸縮自在の部材７４は、着用者の
体に対するおむつ２０の股フィツトを維持する復元力を
与える。

トップシート３８が尿および糞便の***点に隣接して配
置されているので、この確実なフィツトは、おむつ２０
の縁部に沿っての漏れを防止する。また、中心の伸縮自
在の部材７４は、着用者の脚の折目を捜し求め、且つ移
動し且つ着用者の形状に適応した時により堅い長期フィ
ツトを与える。このように、ゆるい糞便または尿（以下
表面物質と称す）がトップシート３８上に***されると
、表面物質は、トップシート３８の上面上を流れるか浮
く。表面物質は、***点からおむつ２０の縦方向縁３０
に向けて、特に使用時にトップシートに形成されたチャ
ンネルまたは折目に沿って移動する。表面物質は、フロ
ーティング内側カフス６４によって形成されたりッジ８
８と接触するであろう。表面物質がりッジ８８を超えて
流れるためには、リッジ８８を流れ上がり流れ超えなけ
ればならないであろうから（その方向は、着用者が直立
している時には、重力に対して実質上まっすぐである）
、通常の使用においては、リッジ８８は、リッジ８８を
超えての表面物質の移動をブロックまたは抑制し、且つ
表面物質をおむつ２０の境界内にとどめさせるであろう
。中心の伸縮自在の部材７４は股領域２６において自立
または浮いており且つ着用者の脚の折目を捜し求めるの
で、フローティング内側カフス６４は、フローティング
内側カフス６４を超えての表面物質の移動も抑制する改
良された長期フィツトを与える。脚カフス５６がサイド
フラップ５８を着用者の脚の回りに引き且つギヤザーを
付ける時に表面物質が脚カフス５６によっておむつ２０
から漏れることが更に遅延されるので、改良された封じ
込めも、このような表面物質がフローティング内側カフ
ス６４を超えて流れたとしても達成される。

本発明の別の態様においては、フローティング内側カフ
スの各々は、おむつの各サイド上の伸縮自在のフラップ
部材間に配置された少なくともトップシートの部分によ
って規定される共通のカフス層を有する。追加的に、フ
ローティング内側カフスの各々は、トップシートが第一
シーム間の全幅を横切って非接着直立部分を具備するよ
うに中心シートを具備しない。このように、第一シーム
間のトップシートの全部分は、直立し且つ少なくとも股
領域においてベース層、好ましくは吸収性芯から離間し
ていてもよい。トップシートは、体滲出物がトップシー
ト上に沈積するらしい部分において中心の伸縮自在の部
材のギヤザー作用によって吸収性芯から離間させられる
ので、液体は、おむつにより迅速に獲得されることがあ
ると信じられる。その理由は、トップシート直下に形成
されたボイド部分が液体がおむつに迅速に引かれるであ
ろうような大きい毛管差を形成するからであり、且つト
ップシートが体滲出物を高速で拡散するからである。

本発明の更に他の別の態様においては、中心の伸縮自在
の部材の各々の非貼着部分は、カフス層および中心の伸
縮自在の部材が厳重に協同してフローティング内側カフ
スを形成するようにカフス層、好ましくはトップシート
に貼着されている。

このように、別の態様においては、中心の伸縮自在の部
材は、好ましくはカフス層の下に配置されているが、中
心の伸縮自在の部材は、カフス層の上面またはカフス層
の底面（カフス層の下）のいずれかに貼着してもよい。

中心の伸縮自在の部材をカフス層に貼着することによっ
て、中心の伸縮自在の部材は、中心の伸縮自在の部材が
フローティング内側カフス内に横方向に固定配置される
ようにカフス層に沿って横方向に浮くことが抑制される
。

中心の伸縮自在の部材をカフス層に永久に貼着する代わ
りに、中心の伸縮自在の部材は、中心の伸縮自在の部材
がおむつを着用者にフィツトした後または体滲出物がお
むつに***された後のみにフローティング内側カフス内
で自由に浮くであろうように、例えば、おむつを着用者
への位置決め前に伸長する時に中心の伸縮自在の部材を
カフス層を剥離する結合手段により、または液体が接着
剤と接触する時に接着性をなくすか失う液体または尿素
活性化接着剤により、カフス層に剥離自在に貼着しても
よい。このように、フローティング内側カフスは、ダイ
ナミックなフィツトを有するであろう。

なお更に他の別の態様においては、中心の伸縮自在の部
材は、フローティング内側カフスをダイナミックに活性
化するように着用前に伸長した時または熱、液体または
尿と接触した時のみに弾性的に収縮性となる材料から作
られた使用者活性化、熱活性化、または液体または尿活
性化された伸縮自在の部材からなっていてもよい。

本発明の特定の態様を例示し且つ説明したが、本発明の
精神および範囲から逸脱せずに各種の他の変更および修
正を施すことができることは、当業者に自明であろう。

それゆえ、本発明の範囲内であるすべてのこのような変
更および修正を特許請求の範囲にカバーしようとする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の使い捨ておむつの態様の斜視図、第２
図は下に設けられた構造を示すために切り取られた部分
を有する本発明の使い捨ておむつの態様の平面図、第３
図は第２図の断面線３−３に沿って取られた部分断面図
、第４図は第２図の断面線４−４に沿って取られた部分
断面図である。 ２０・・・おむつ、２２・・・前部腰領域、２４・・・
後部腰領域、２６・・・股領域、３８・・・トップシー
ト、４２・・・バックシート、４４・・・吸収性芯、４
６・・・側縁、４７・・・体に面する表面、４８・・・
ガーメントに面する表面、５８・・・サイドフラップ、
６０・・・伸縮自在のフラップ部材、６２・・・ウェス
トシールド、６４・・・フローティング内側カフス、６
６・・・カフス層、６７・・・ベース層、６８・・・第
一シーム、７０・・・中心シーム、７２・・・非接着直
立部分、７４・・・中心の伸縮自在の部材、７６・・・
固定部分、７８・・・非貼着部分、９０・・剛化手段、
１００・・・表示手段。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 手続補正帯動式） １．事件の表示 昭和６３年特許願第２４９６９７号 ２、発明の名称 フローティング内側カフスを有する吸収性物品３、補正
をする者 事件との関係　　特許出願人 ザ、ブロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー ４、代　理　人　（郵便番号１００） 昭和６３年１２月７日 （発送臼　昭和６３年１２月２０日）

Claims (35)

【特許請求の範囲】
1. １．　前部腰領域、後部腰領域、および前部腰領域と後
   部腰領域との間に配置された股領域を有する一体の使い
   捨て吸収性物品であって、 ガーメントに面する表面、体に面する表面、および一対
   の側縁を有する吸収性芯； 前記のガーメントに面する表面上で前記吸収性芯と関連
   づけられたバックシート； 前記吸収性芯の前記の体に面する表面上で前記吸収性芯
   と関連づけられた連続トップシート；少なくとも股領域
   において前記吸収性芯の各側縁からそれに沿って外側に
   延出するサイドフラップ；弾性的に収縮性の状態で前記
   サイドフラップの各々と操作的に関連づけられた伸縮自
   在のフラップ部材； 吸収性物品の各サイドにおける少なくとも股領域におい
   て吸収性物品に沿って縦方向に延出しているフローティ
   ング内側カフス〔前記フローティング内側カフスの各々
   は 前記トップシートの一部分からなるカフス層；前記カフ
   ス層の下に設けられたベース層； （前記カフス層は前記ベース層に接着されていない非接
   着直立部分を有する）；および 弾性的に収縮性の状態で前記フローティング内側カフス
   と操作的に関連づけられた中心の伸縮自在の部材（前記
   の中心の伸縮自在の部材は一対の貼着部分および前記の
   一対の貼着部分間の非貼着部分からなり、前記の一対の
   貼着部分は前記フローティング内側カフスに貼着されて
   おり、且つ前記非貼着部分は少なくとも前記ベース層に
   は貼着されておらず、前記非貼着部分は前記非貼着部分
   が前記カフス層の前記非接着直立部分を直立させ且つ前
   記ベース層から離間させるように吸収性物品の少なくと
   も股領域において配置されている）を具備する〕 を具備することを特徴とする一体の使い捨て吸収性物品
   。
2. ２．　前記の中心の伸縮自在の部材が、前記カフス層の
   前記非接着直立部分の下に配置されている、請求項１に
   記載の吸収性物品。
3. ３．　前記の中心の伸縮自在の部材の前記非貼着部分が
   、前記カフス層に貼着されていない、請求項２に記載の
   吸収性物品。
4. ４．　前記フローティング内側カフスの各々が、追加的
   に、前記カフス層の一部分を前記ベース層に固着する第
   一シームを具備する、請求項１に記載の吸収性物品。
5. ５．　前記の中心の伸縮自在の部材が、前記カフス層の
   前記非接着直立部分の下に配置されている、請求項４に
   記載の吸収性物品。
6. ６．　前記の中心の伸縮自在の部材の前記非貼着部分が
   、前記カフス層に貼着されていない、請求項５に記載の
   吸収性物品。
7. ７．　前記第一シームが、前記の伸縮自在のフラップ部
   材のインボードに配置されている、請求項６に記載の吸
   収性物品。
8. ８．　吸収性物品の前部腰領域において前記バックシー
   ト上に配置された剛化手段を追加的に具備する、請求項
   ７に記載の吸収性物品。
9. ９．　前部腰領域および後部腰領域の各々において前記
   吸収性芯と前記トップシートとの間に配置されたウェス
   トシールドを追加的に具備する、請求項８に記載の吸収
   性物品。
10. １０．　前部腰領域、後部腰領域、および前部腰領域と
    後部腰領域との間に配置された股領域を有する一体の使
    い捨て吸収性物品であって、ガーメントに面する表面、
    体に面する表面、および一対の側縁を有する吸収性芯； 前記のガーメントに面する表面上で前記吸収性芯と関連
    づけられたバックシート； 前記吸収性芯の前記の体に面する表面上で前記吸収性芯
    と関連づけられた連続トップシート；少なくとも股領域
    において前記吸収性芯の各側縁からそれに沿って外側に
    延出するサイドフラップ；弾性的に収縮性の状態で前記
    サイドフラップの各々と操作的に関連づけられた伸縮自
    在のフラップ部材；および 吸収性物品の各サイドにおける少なくとも股領域におい
    て吸収性物品に沿って縦方向に延出しているフローティ
    ング内側カフス〔前記フローティング内側カフスの各々
    は カフス層； 前記カフス層の下に設けられたベース層； 前記カフス層の一部分を前記ベース層に固着する第一シ
    ーム； 前記カフス層の一部分を前記ベース層に固着する前記第
    一シームからインボードに離間された中心シーム； （前記カフス層は前記ベース層に接着されていない、前
    記第一シームと前記第二シームとの間に配置された非接
    着直立部分を有する）；および弾性的に収縮性の状態で
    前記フローティング内側カフスと操作的に関連づけられ
    且つ前記カフス層の前記非接着直立部分の下に配置され
    た中心の伸縮自在の部材（前記の中心の伸縮自在の部材
    は一対の貼着部分および前記の一対の貼着部分間の非貼
    着部分からなり、前記の一対の貼着部分は前記フローテ
    ィング内側カフスに貼着されており、且つ前記非貼着部
    分は少なくとも前記ベース層には貼着されておらず、そ
    して前記非貼着部分は前記非貼着部分が前記カフス層の
    前記非接着直立部分を直立させ且つ前記ベース層から離
    間させて漏れ防止を高めるリッジを形成するように吸収
    性物品の少なくとも股領域において配置されている）を
    具備する〕 を具備することを特徴とする一体の使い捨て吸収性物品
    。
11. １１．　前記フローティング内側カフスが、共通の中心
    シームを有する、請求項１０に記載の吸収性物品。
12. １２．　前記中心シームが、複数の接着剤フィラメント
    からなる、請求項１１に記載の吸収性物品。
13. １３．　前記カフス層が、前記トップシートの一部分か
    らなる、請求項１０に記載の吸収性物品。
14. １４．　前記第一シームが、前記の伸縮自在のフラップ
    部材のインボードに配置されている、請求項１０に記載
    の吸収性物品。
15. １５．　前記の中心の伸縮自在の部材の前記非貼着部分
    は、前記の中心の伸縮自在の部材が吸収性物品の股領域
    において浮いて前記フローティング内側カフスのフィッ
    トを最適にすることができるように前記カフス層に貼着
    されていない、請求項１０に記載の吸収性物品。
16. １６．　前記カフス層が、前記トップシートの一部分か
    らなる、請求項１５に記載の吸収性物品。
17. １７．　前記フローティング内側カフスが、共通の中心
    シームを有する、請求項１５に記載の吸収性物品。
18. １８．　前記カフス層が、前記トップシートの一部分か
    らなる、請求項１７に記載の吸収性物品。
19. １９．　吸収性物品の前部腰領域において前記バックシ
    ート上に配置された剛化手段を追加的に具備する、請求
    項１８に記載の吸収性物品。
20. ２０．　前記の中心の伸縮自在の部材が、伸縮自在のス
    トランドからなる、請求項１９に記載の吸収性物品。
21. ２１．　前記第一シームが、前記の伸縮自在のフラップ
    部材のインボードに配置されている、請求項２０に記載
    の吸収性物品。
22. ２２．　前記中心シームが、複数の接着剤フィラメント
    からなる、請求項２１に記載の吸収性物品。
23. ２３．　前記サイドフラップが、吸収性芯の側縁を超え
    た前記バックシートおよび前記トップシートの延出部か
    ら形成されている、請求項２２に記載の吸収性物品。
24. ２４．　前記の中心の伸縮自在の部材は、１つが吸収性
    物品の縦方向中心線の各サイドにおいて配置されるよう
    に離間されている、請求項２３に記載の吸収性物品。
25. ２５．　前記の中心の伸縮自在の部材が、吸収性物品の
    縦方向中心線から等距離に配置されている、請求項２４
    に記載の吸収性物品。
26. ２６．　前記ガスケットカフスが、各々複数の伸縮自在
    のフラップ部材からなる、請求項２５に記載の吸収性物
    品。
27. ２７．　前部腰領域および後部腰領域の各々において前
    記吸収性芯と前記トップシートとの間に配置されたウェ
    ストシールドを追加的に具備する、請求項２６に記載の
    吸収性物品。
28. ２８．　前記ウェストシールドの各々が、前記トップシ
    ートと前記の中心の伸縮自在の部材との間に配置されて
    いる、請求項２７に記載の吸収性物品。
29. ２９．　前記剛化手段が、前記バックシートの外面に配
    置されている、請求項２８に記載の吸収性物品。
30. ３０．　前記剛化手段上に配置された表示手段を追加的
    に具備する、請求項２９に記載の吸収性物品。
31. ３１．　前記第一シームが、前記の伸縮自在のフラップ
    部材と前記吸収性芯の前記側縁との間に配置されている
    、請求項３０に記載の吸収性物品。
32. ３２．　吸収性物品の前部腰領域において前記バックシ
    ート上に配置された剛化手段を追加的に具備する、請求
    項１０に記載の吸収性物品。
33. ３３．　前記剛化手段が、前記バックシートの外面に配
    置されている、請求項３２に記載の吸収性物品。
34. ３４．　前記剛化手段上に配置された表示手段を追加的
    に具備する、請求項３３に記載の吸収性物品。
35. ３５．　前記の中心の伸縮自在の部材が、伸縮自在のス
    トランドからなる、請求項１０に記載の吸収性物品。