JPH01161346A - 画像光沢化装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は、トナーまたは発色性染料等により用紙上に
形成された画像に、熱、圧力等を加えることにより光沢
を与える画像光沢化装置に関する山）従来の技術 用紙上に画像形成を行う方法としては従来、■光導電性
を有する感光体を帯電した後造像露光して静電潜像を形
成し、その静電潜像に静電気的にトナーを付着させ、さ
らにそのトナーを用紙上に転写させることにより、用紙
上にトナー像を形成する方法や、■特開昭５８−８８７
３９号公報に示されるような、光硬化材料および無色染
料を内包するマイクロカプセルをコーティングした光受
容シートと、前記無色染料を発色させる現像材料をコー
ティングした受像シートと、を用い、前記光受容シート
を造像露光することによって部分的なマイクロカプセル
を硬化させて選択的硬化像を形成し、その光受容シート
に、前記受像シートを重ねて加圧することにより未硬化
のマイクロカプセルを開裂させ、それにより流出した無
色染料が前記現像材料との反応で発色することによって
、用紙（受像シート）上に発色像を形成させる方法、が
あった。

このような画像形成の方法において従来、トナー像が形
成された用紙または発色像が形成された用紙を、第４図
（Ａ）に示したような、搬送部５１上の用紙を上部に配
置したヒータ５２により間接的に加熱するオーブン方式
の加熱装置、または第４図（Ｂ）に示したような内部に
ハロゲンランプ等の加熱源を備えた加熱ローラ５３と、
その加熱ローラ５３に圧接する加圧ローラ５４とにより
加熱および加圧を行うローラ加熱方式の加熱装置により
加熱するようにしてした。

■のトナー像が形成された用紙を加熱することにより、
トナーが熱可塑性樹脂を含んでいるためそれが軟化して
トナ一定着がされる。また■の発色像が形成された受像
シートを加熱すると、特開昭６１−２４４９５号公報に
示されるように、無色染料の発色反応が促進されて良好
な画像を得ることができる。さらに■の発色像形成方法
の場合、特開昭６０−２５９４９０号公報に示されるよ
うに、受像シートに熱可塑性顔料をコーティングしてお
けば、上述したような加熱装置によって、前記熱可塑性
顔料が軟化して発色像に光沢を与える作用をする。

（Ｃ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第４図（Ａ）、　　（Ｂ）に示したよう
な加熱装置にはそれぞれ不都合な点があった同図（Ａ）
のオーブン方式の加熱装置は間接的な加熱方法であるた
め、熱可塑性樹脂、熱可塑性顔料があまり平滑にならず
画像に高光沢を与えることができなかった。また熱効率
が悪（装置が大型化する不都合もあった、さらには加熱
により若干カールする用紙がヒータ触れて焦げや火災が
発生する恐れもあった。

また、同図（Ｂ）のローラ加熱方式の加熱装置は接触型
の加熱方法であり、熱により軟化状態となった熱可塑性
樹脂、熱可塑性顔料が加熱ローラに付着して、オフセッ
トが発生してしまうことがあった。加熱ローラに付着し
た熱可塑性樹脂、熱可塑性顔料は次回の画像形成時に用
紙に液付着して、次回の画像を汚してしまうことがあり
、それを防止するためには加熱ローラに大ががりなりリ
ーニング装置を設けなければならず、加熱装置が大型化
する欠点があった。

この発明はこのような欠点に鑑み、オフセットを防止し
、また高光沢の画像を得ることのできる画像光沢化装置
を提供することを目的とする。

（ｄ）問題点を解決するための手段 この発明の画像光沢化装置は、複数のローラ間に張架さ
れ回転駆動される光沢化ベルトと、この光沢化ベルトを
スポット的に加熱する加熱部と、を有するとともに、前
記複数のローラのうち前記加熱部の下流に配設されるロ
ーラを剥離部ローラとして設定した画像光沢化装置であ
って、前記剥離部ローラの径を、前記光沢化ベルトの回
転速度と、剥離部ローラ位置の光沢化ベルトの温度と、
に基づいてオフセットしない領域の大きさに設定したこ
とを特徴とする。

（６１作用 この発明の画像光沢化装置においては、トナー像または
発色像が形成された用紙は、光沢化ベルトに沿って搬送
される。光沢化ベルトは加熱部にてスポット的に加熱さ
れて昇温し、それによりトナー像または発色像が形成さ
れた用紙が加熱されて、熱可塑性樹脂または熱可塑性顔
料が軟化状態になって像に光沢が与えられる。この時、
トナー像または発色像は光沢化ベルトに密着しており、
光沢化ベルトによって平滑化されるためさらに高光沢が
与えられる。

像が高光沢化された用紙はさらに光沢化ベルトに沿って
搬送され、加熱部を離れるに従い徐々に冷却されて剥離
部ローラ位置に到達する頃にはある程度温度低下してい
る。その時の温度と、光沢化ベルトの回転速度とに基づ
いて剥離部ローラの径が設定される。すなわち本発明者
等は、剥離部ローラ位置での光沢化ベルトの温度、光沢
化ベルトの回転速度および剥離部ローラ径と、オフセッ
トとの関係を明らかにしており、剥離部ローラ位置での
温度、速度に基づいて剥離部ローラの径をオフセットし
ないような径に設定することによりオフセント防止をし
ている。

（ｆ）実施例 第３図はこの発明の画像光沢化装置を適用し、光受容シ
ートおよび受像シートを用いて画像形成を行う複写機の
概略構成を表した図である。

複写機本体の略中央部にはメインドラム１１が配設され
ている。その左方には、未使用の光受容シートをロール
状にした光受容シー）ｔ）　−ラ％２と、使用済みの光
受容シートを巻取る巻取ローラ１３とが、配設されてい
る。光受容シートは光受容シートローラ１２から引き出
され、前記メインドラム１１を介して前記巻取ローラ１
３に巻取られる。なお、この時、光受容シートのマイク
ロカプセルコーテイング面は外側になっている。

本体の上面には現像台１４が配設され、その下方に光源
１５ａ、　　ミラー１５ｂ、レンズ１５Ｃを含む光学系
が配設されている。この光学系により原稿台１４上の原
稿が走査されて、その反射光が前記メインドラム１１の
露光点Ｐ１に導かれる。

それによって、メインドラム１１に掛けられた光受容シ
ートのマイクロカプセルが部分的に硬化し、選択的硬化
像が形成される。

本体の右側面には給紙カセット１６が設けられている。

給紙カセット１６には受像シートが収納されており、給
紙ローラ１６ａによって受像シートの給紙がされる。給
紙された受像シートはＰＳローラ１６ｂに当接して一旦
停止する。一方、メインドラム１１の下方には圧接ロー
ラ１７が配設されている。圧接ローラ１７は図示しない
圧接機構によって、メインドラム１１と圧接している。

ここでメインドラム１１と圧接ローラ１７とが当接した
点を加圧点Ｐ２とする。加圧点Ｐ２は光受容シートのマ
イクロカセット面と受像シートの現像材料面とを重ねて
加圧する点で、前記ｐｓローラ１６ｂにて一旦停止した
受像シートは、光受容シートの選択的硬化像の先端位置
に、前記受像シートの先端が一致するタイミングで加圧
点Ｐ２に給紙される。これにより光受容シートと受像シ
ートとが重ねられて加圧され、光受像シートの未硬化の
マイクロカプセルが開裂し、内包している無色染料が流
出して受像シートの現像材料により発色反応を起こす。

この後、受像シートは剥離爪１３によって光受容シート
から剥離され、サクションベルト１９によって本発明の
画像光沢化装置Ａに搬送され、光光沢化された後排紙ロ
ーラ２０によって排紙トレイ２１へ排紙される。

第１図は画像光沢化装置Ａの概略側面を表した図である
。

耐熱性および平滑性を有する光沢化ベルト１がヒートロ
ーラ２と剥離部ローラ３との間に張架されている。光沢
化ベルト１は例えばポリエステル、ポリイミド、ポリエ
チレンエーテルケトン、ボまた、光沢化ベルト１を無端
ベルトで構成すれば、ベルト継目を制御を行う必要がな
く制御が容易になるとともに、継目分のベルト無駄を省
くことができる。

前記剥離部ローラ３はヒートローラ２よりも下流に配設
されている。ヒートローラ２内部にはハロゲンランプ等
の加熱源が備えられ、光沢化ベルト１に接触している温
度センサ２ａの検出結果に応じて温度制御がされる。な
お、制御温度は受像シートにコーティングされている熱
可塑性顔料の軟化点程度であり、はぼ１２５℃程度に制
御される。ヒートローラ２の下方には光沢化ベルト１を
介してバックアップローラ４が圧接されている。

この圧接力はほぼ４ｋｇ／ｃ＋Ｊ程度である。またバッ
クアップローラ４の下流側には用紙搬送ガイド５が設け
られている。

発色像が形成された受像シートがヒートローラ２の位置
まで搬送されると、受像シートが加熱されて発色反応が
促進されるとともに、受像シート表面にコーティングさ
れた熱可塑性顔料により発色像に光沢が与えられる。ま
た、この時同時に受像シートはヒートローラ２とバック
アップローラ４との間で加圧され、熱可塑性顔料が平滑
化されてさらに高光沢化される。このように加熱、加圧
されて高光沢化された受像シートは用紙搬送面に沿って
下流側に搬送され、加熱源であるヒートロ−ラ２から離
れるため徐々に冷却されて光沢化ベルト１から剥がれ易
くなる。そして、剥離部ローラ３により光沢化ベルトｌ
が上方に巻上がることによって、受像シートは光沢化部
１から剥離され易くなる。

このようにして、剥離部ローラ３の位置で光沢化シート
と受像シートとの剥離が行われるが、本発明者等の実験
によれば剥離部ローラ３位置の温度や光沢化ベルト１の
回転速度（受像シートの搬送速度）に応じて剥離部ロー
ラ３の径（剥離時の曲率）を変えることによりオフセン
トの発生を防止することができる。第３図はそれらの関
係を表した図である。

部の温度が高くてもオフセット現象が発生することなく
良好な剥離を行うことができる。例えば、剥離速度（光
沢化ベルト１の回転速度）が４０ｍｍ／ｓｅｃに設定さ
れる画像形成装置の場合、剥離部ローラ３の径をφ２０
１ｍにすれば剥離部の温度を３０℃以下くらいにまで下
げなければオフセットが発生してしまう。゛剥離部の温
度を３０℃以下にまで下げようとすれば、ヒートローラ
２と剥離部ローラ３との間を長（して時間をかけて冷却
させたり、ヒートローラ２と剥離部ローラ３との間にフ
ァン等を設けて強制的に冷却しなければならない。しか
しながらそのようにすれば処理動作に時間がかかってし
まったり、装置が大型化する不都合がある。そこで、剥
離部ローラ３の径をφ１０龍にすれば、８０℃程度の温
度で充分にオフセット無しの良好な処理をすることがで
きる。８０℃くらいまで温度を下げる場合であれば、光
沢化ベルトを長くしたりファンを設ける必要はなく、装
置を小型化して処理時間も短くできる。

また、剥離速度を速くする場合、ローラ径を大きくすれ
ば剥離温度を下げなければならないが、ローラ径を小さ
くすれば＃離温度が多少高くてもオフセットが発生する
ことはない。

、なお、剥離部ローラ３の径を小さくし過ぎれば光沢化
ベル）１の疲労が激しくなるため、径が小さくなり過ぎ
ない範囲内において、剥離速度、剥離温度との兼ね合い
から適切な径のローラを設定するのが望ましい。

なお、この実施例では発色像の光沢化について述べたが
、トナーにより形成されるトナー像を光沢化する場合で
も同様である。

（ａ発明の効果 この発明の画像光沢化装置によれば、トナー像または発
色像が形成された用紙（受像シート）が光沢化ベルトに
沿って加熱されるため、トナー、像、発色像に光沢を与
えることができる。また、光沢化ベルトの回転速度およ
び剥離部ローラ位置の光沢化ベルトの温度に基づいて、
前記剥離部ローラの径がオフセットが発生しないような
領域の大きさに設定されるためオフセットの発生を防止
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例である画像光沢化装置の側面
構成を表した図、第２図は同装置における剥離部ローラ
の径と剥離温度、剥離速度との関係を表した図、第３図
は同装置が適用される複写機の概略構成を表した図、第
４図（Ａ）、　　（Ｂ）は従来の加熱装置の構成を表し
た図である。 １−光沢化ベルト、 ２−ヒートローラ、 ３−剥離部ローラ、 八−画像光沢化装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数のローラ間に張架され回転駆動される光沢化
   ベルトと、この光沢化ベルトをスポット的に加熱する加
   熱部と、を有するとともに、前記複数のローラのうち前
   記加熱部の下流に配設されるローラを剥離部ローラとし
   て設定した画像光沢化装置であって、 前記剥離部ローラの径を、前記光沢化ベルトの回転速度
   と、剥離部ローラ位置の光沢化ベルトの温度と、に基づ
   いてオフセットしない領域の大きさに設定したことを特
   徴とする画像光沢化装置。