JPH01156278A - 粘着テープ貼着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、粘着テープの貼着装置に関するものであり
、−層詳細には、巻芯に巻回した粘着テープを繰出しな
がらそのまま被貼着部に貼着できるようにした貼着装置
に関するものである。

〔従来技術およびその問題点〕

従来より、粘着テープを被貼着部に貼着するに際しては
、テープホルダーに装着された巻回粘着テープの端部を
手指で摘んで引出し、所望の長さに切断したのち貼着し
ているが、切断した粘着テープと被貼着部の長さに誤差
が生じたりすると新たに粘着テープを継ぎ足したりある
　−いは残余部分を切除する等の調整作業が必要になる
だけでなく、貼つけ作業時に粘着テープと被貼着部とが
ずれたりするなどの不都合が生じることが多かった。

そこで、テープホルダーに保持された粘着テープの先端
部を被貼着部に貼りつけてそのまま引出し所望の長さに
切断して貼着するように構成した貼着装置が提案され需
要者の便宜に供されているが、この型式の貼着装置は粘
着テープの繰出し端部が常時外に露呈していることから
粘着面に埃などが付着したりあるいは不要な部分に付着
してしまい使用時に先端部を予め切断するなどの作業が
必要となることが多かった。

また、被粘着部に貼りつける際粘着テープを引張りなが
ら繰出すので引張力（テンション）が掛かった状態でテ
ープを貼着することになるため、この粘着テープが原寸
に戻る時に被貼着部にひきつれや皺あるいはカーリング
が生じる等の問題点を有していた。

〔問題点の解決手段〕

そこで、この発明では底部に貼着口を開設したケース本
体の内部において前記底部貼着口と対向する側にテープ
ホルダーを枢着し、このテープホルダーを弾力的に保持
すると共にケース本体の底部貼着口に切断刃を配設し、
一方テープホルダー内に巻回粘着テープを回転自在に装
着してその外周を前記枢着部と対向する位置に設けた貼
着ローラに接触し得るように配置し、テープホルダーを
傾動した際巻回粘着テープの先端部が貼着ローラを介し
て貼着口に臨むように形成し、貼着ローラの回動で繰出
した粘着テープを被貼着部に貼着したままで切断するよ
うに構成することにより、粘着テープ端部の常時露呈を
阻止するとともに被貼着部におけるひきつれ、皺あるい
はカーリングなどの発生を阻止しようとするものである
。

この場合、切断刃を底部貼着口に対して所定角度傾斜さ
せるとともにその先端刃部を粘着テープ面に対してテー
パー状に形成すれば、粘着テープの切断を簡便にかつ確
実に行うことができ、また、貼着ローラの外周に小径の
保持ローラを配設してこの保持ローラと貼着ローラとに
より巻回粘着テープの繰出し部を挟んで保持するように
構成すれば好適であり、さらにはテープホルダーの所定
箇所に設けた支持ローラに巻回粘着テープを装着すると
共にこの支持ローラの軸端部に振れ止め部材を配設すれ
ば、巻回粘着テープの回動を円滑化させることができる
。

〔作　用〕

この発明に係る粘着テープ貼着装置は、ケース本体を把
持して貼着口を被貼着部に臨ませ、テープホルダーを傾
動して粘着テープの先端部を貼着ローラを介して被貼着
部に押圧し、この状態で貼着ローラを回動して被貼着部
に沿って粘着テープを貼りつけ、次いで、テープホルダ
ーの押圧を解除してケース本体内に収納し、さらに粘着
テープを被貼着部に貼着した状態でテープホルダーを略
水平方向に移動し切断刃により切断するものである。

〔実施例〕

次に、本発明に係る粘着テープ貼着装置の好適な実施例
につき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図において、本発明に係る粘着テープ貼着装置は、
合成樹脂等を素材とし底部および頂部に貼着口１０およ
び操作開口部１２を夫々開設した略勾玉形状のケース本
体１４と、このケース本体１４内において貼着口１０と
対向する側に枢軸１６を介して傾動自在に枢着されるテ
ープホルダー１８とを備えており、前記テープホルダー
１８はその一端部をケース本体１４の所定個所に係止し
たばね部材２０により弾力的に保持されている。

ケース本体１４の貼着口１０は矩形状に形成し、この矩
形状貼着口１０の一側縁、すなわち、前記枢軸１６と最
も離間した一側縁の内側にはケース本体１４の底部に対
して略３０度傾斜するように設定した切断刃２２を配設
する。この場合、切断刃２２の刃部２４は本実施例にお
いては第２図のように中央部が山形をしたテーバ状に形
成するが、直線状あるいは単に傾斜状に形成することも
できることは勿論である。

一方、テープホルダー１８内の略中夫には所定径の支持
ローラ２６を遊嵌した支軸２８を配設するとともにこの
支持ローラ２６に巻回粘着テープ３０を装着保持する。

なお、支軸２８の端部には振れ止め部材３２を配設して
巻回粘着テープ３０の側部を係止することにより繰出し
時における円滑化を達成するように構成する。

また、このテープホルダー１８の前記枢軸１６と対向す
る位置には弾力性を有する貼着ローラ３４を軸３６によ
り回転自在に配設するとともに前記貼着ローラ３４の外
周に剥離性の良好な素材で形成した小径の保持ローラ３
８を配設し、この保持ローラ３８と貼着ローラ３４とで
巻回粘着テープ３０の繰出し部３０ａを挟んで保持する
ように構成する。

また、前記テープボルダ−１８は枢軸１６を支点として
下方に傾動させた際、保持ローラ３８と貼着ローラ３４
とで挟持したテープ繰出し部３０ａの先端が貼着ローラ
３４を介して粘着口１０に臨むように位置設定し、さら
にこの貼着ローラ３４の回動により繰出した粘着テープ
３０を被貼着部に貼着した状態で前記切断刃２２により
切断し得るよう構成する。

次に、このように構成した本発明に係る粘着テープ貼着
装置を使用する場合につき説明する。

まず、使用に際しては、支持ローラ２６に装着した巻回
粘着テープ３０の端部を貼着ローラ３４と保持ローラ３
８との間を介して貼着ローラ３４の下側面に繰り出して
おく。なお、この場合、テープホルダー１８はばね部材
２０の弾性作用下にケース本体１４内に収納されており
、従って、粘着テープ３０の粘着面に埃が付着したりあ
るいは不要な部分に付着してしまうなどの不都合を確実
に阻止することができる（第１図参照）。

次に、ケース本体１４を把持して粘着口１０を被貼着部
Ａの所定位置に臨ませた状態で略水平に載置する（第３
ａ図参照）。

そして、テープホルダー１８の頂部を手指で操作開口部
１２を介して下方に押圧して傾動させ、貼着ローラ３４
で粘着テープ３０の端部（繰出し端部）３０ａを被貼着
部Ａに押圧して貼りつけ（第３ｂ図参照）、さらにこの
状態のままケース本体１４を第３Ｃ図において矢印方向
に移動させて貼着ローラ３４の回転によりチー１３０の
繰り出しと貼りつけ作業とを同時に行う（第３Ｃ図参照
）。

なお、この際、粘着テープ３０は支持ローラ２６に遊嵌
状態で保持されているので、貼着ローラ３４によ一すテ
ープ端部３０ａを被貼着部Ａに押圧して貼りつけるとそ
の外周面が粘着ローラ３４に接触しく第３ｂ図）、貼着
ローラ３４の回転が直接粘着テープ３０に伝達されて回
動させることになるため繰出し時にテープ３０には引張
力が全（かからず、従って、貼着後、粘着テープおよび
被貼着部Ａにひきつれや皺あるいはカーリングなどが発
生するのを確実に阻止することができる。

このようにして被貼着部Ａに粘着テープ３０を貼着した
後は、テープホルダー１８を押し下げていた手指を離し
てこのテープホルダー１８をケース本体１４内に収納し
、さらに、ケース本体１２を貼着方向に移動して粘着テ
ープ３０を切断刃２２のテーパー状刃部２２ａで切断す
れば良い（第３ｄ図参照）。

なお、粘着テープ３０を切断する場合、粘着テープ３０
面に対する切断刃２２の傾斜角度を適宜調整しておけば
、ケース本体１２をその先端部分を支点として若干持ち
上げ貼着方向に移動させることにより切断するように構
成することも可能である。

〔発明の効果〕

先に述べたように、本発明に係る粘着テープ貼着装置に
よれば、粘着テープ端部が通常は本体内に収容されてい
るので粘着面に埃が付着したりあるいは不要な部分に付
着してしまうなどの不都合を確実に阻止することができ
る。また、貼着ローラの回動を巻回粘着テープに直接伝
達して粘着テープを繰出しそのまま貼着するので被貼着
部にひきつれや皺さらにはカーリング等が発生すること
を確実に阻止でき、さらには貼着作業および切断作業を
一連の動作で簡便に行うことができる等種々の利点を有
する。

以上本発明に係る粘着テープ貼着装置の好適な実施例に
つき説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において種
々の設計変更をなし得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る粘着テープ貼着装置の好適な実施
例の断面側面図、第２図は第１図に示す装置の切断刃と
粘着テープとの関係を示ず正面図、第３ａ図〜第３ｄ図
は第１図の粘着テープ貼着装置によるテープ貼着作業の
説明図である。 １０・・・貼着口、　　　　１２・・・操作開口部、１
４・・・ケース本体、　　１６・・・枢軸、１８・・・
テープホルダー、２０・・・ばね部材、２２・・・切断
刃、　　　　２４・・・刃部、２６・・・支持ローラ、
　　２８・・・支軸、３０・・・巻回粘着テープ、３２
・・・振れ止め部材、３４・・・貼着ローラ、　　３６
・・・軸、３８・・・保持ローラ、

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）底部に貼着口を開設したケース本体と、このケー
   ス本体内に配設されしかも前記底部貼着口と対向する側
   において所定箇所を枢着したテープホルダーとからなり
   、前記テープホルダーを弾力的に保持すると共にケース
   本体の底部貼着口に切断刃を配設し、一方テープホルダ
   ー内に巻回粘着テープを回転自在に装着してその外周を
   前記枢着部と対向する位置に設けた貼着ローラに接触し
   得るよう配置し、さらに前記テープホルダーを傾動した
   際巻回粘着テープの先端部が貼着ローラを介して貼着口
   に臨むよう形成することを特徴とする粘着テープ貼着装
   置。
2. （２）切断刃を底部貼着口に対して所定角度傾斜させる
   とともにその先端刃部を粘着テープ面に対してテーパー
   状に形成することからなる特許請求の範囲第１項記載の
   粘着テープ貼着装置。
3. （３）貼着ローラの外周に小径の保持ローラを配設し、
   この保持ローラと貼着ローラとで巻回粘着テープの繰出
   し部を挟んで保持するよう構成してなる特許請求の範囲
   第１項または第２項記載の粘着テープ貼着装置。
4. （４）テープホルダーの所定箇所に支持ローラを設け、
   この支持ローラに巻回粘着テープを装着しその軸端部に
   振れ止め部材を配設することからなる特許請求の範囲第
   １項〜第３項のいずれかに記載の粘着テープ貼着装置。