JPH01150002A - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JPH01150002A
JPH01150002A JP30597787A JP30597787A JPH01150002A JP H01150002 A JPH01150002 A JP H01150002A JP 30597787 A JP30597787 A JP 30597787A JP 30597787 A JP30597787 A JP 30597787A JP H01150002 A JPH01150002 A JP H01150002A
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tilting angle
maximum
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Hideaki Tanaka
秀明 田中
Toichi Hirata
東一 平田
Masakazu Haga
正和 羽賀
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧ショベル等の油圧機械に備えられる油圧
駆動装置に関する。
〔従来技術〕
従来、例えば土砂の掘削作業をおこなう油圧ショベルに
あっては、油圧駆動装置が設けられており、この油圧駆
動装置は、原動機すなわちエンジンと、ガバナおよびモ
ータを含みエンジンの回転数Nを制御する回転数制御手
段と、エンジンによって駆動する可変容量油圧ポンプと
、この可変容量油圧ポンプの吐出し容積すなわちポンプ
傾転角θ、を制御するレギュレータと、ポンプから吐出
される油圧によって駆動するブームシリンダ、アームシ
リンダ、パケットシリンダ、旋回モータ、走行モータ等
のアクチュエータと、ポンプからアクチュエータに供給
される油圧の流れを制御するブーム用方向制御弁、アー
ム用方向制御弁、パケット用方向制御弁等の圧力補償付
流量制御弁と、この圧力補償付流量制御弁の切換制御、
レギュレータの駆動制御、およびエンジンの回転制御を
おこなう制御装置と、ブームシリンダ、アームシリンダ
、パケットシリンダ、旋回モータ、走行モータ等の駆動
を指令するブーム用操作レバー、アーム用操作レバー、
パケット用操作レバー、旋回用操作レバー、走行用操作
レバー等の操作装置を備えている。
そして、上記の各操作レバーを選択的に操作し、エンジ
ンを駆動することにより、エンジンの回転数Nとポンプ
傾転角θ、とを乗じたQ=N・θ。
のポンプ流量が対応する流量制御弁を経て該当するアク
チュエータに供給され、例えばブーム、アーム、パケッ
トが回動して土砂の掘削作業がおこなわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した従来の油圧ショベルにあっては、通
常、エンジン回転数を最高回転数に固定して各アクチュ
エータを駆動している。ブームシリンダによって作動す
るブーム、アームシリンダによって作動するアームは、
その駆動時に実際上、エンジン回転数を最高回転数とし
た上で、ポンプの傾転角θ2を最大傾転角θmaxにし
なければならないほどの流量を必要とするが、例えば、
旋回モータによって作動する旋回体の駆動時には、エン
ジン回転数が最高回転数の場合、ポンプの最大傾転角θ
maxに対して30%程度の傾転角しか必要としておら
ず(第6図の流量Qが30%となる位置に対応)、それ
故、ポンプ効率が悪い。また、走行時には、1つのポン
プの全流量を2つの走行モータに半分ずつ供給しており
、したがって片方の走行モータのみ駆動する場合は、ポ
ンプの傾転角が最大傾転角の50%となるようにしてお
り (第6図の流量Qが50%となる位置に対応)、や
はりポンプ効率に問題がある。
なお、第6図において25はポンプ効率曲線を示してい
る。
上述のように、従来にあっては、エンジン回転数を最高
回転数にしてポンプの傾転角を小さくするようになって
いることから、ポンプ効率が悪(、燃費も悪くて経済性
に問題があり、また、騒音を生じる問題がある。
本発明は、上記した従来技術における実情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、ポンプ効率の向上を図りうる
油圧駆動装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本発明は、原動機と、この
原動機の回転数を制御する回転数制御手段と、上記原動
機によって駆動する可変容量油圧ポンプと、この可変容
量油圧ポンプの吐出し容積を制御するレギュレータと、
このレギュレータの駆動を制御するレギュレータ制御手
段と、上記可変容量油圧ポンプから吐出される圧油によ
って駆動するアクチュエータと、このアクチュエータの
駆動を指令する操作装置と、上記可変容量油圧ポンプか
ら上記アクチュエータに供給される圧油の流れを制御す
るとともに、上記アクチュエータに与えられる負荷圧力
の変化によらずに上記操作装置の操作量に応じた流量を
供給可能な流量制御弁と、この流量制御弁の切換制御お
よび上記原動機の回転制御をおこなう制御装置とを備え
た油圧駆動装置において、上記制御装置が、上記アクチ
ュエータの駆動に際して要求される圧油の流量を設定す
る要求流量設定手段と、上記原動機の回転数を無負荷時
の最高回転数よりもあらかじめ低い基単回転数となるよ
うに設定する基準回転数設定手段と、上記要求流量設定
手段で設定された要求流量と基準回転数設定手段で設定
された基準回転数とから所要ポンプ傾転角を演算する演
算手段と、上記所要ポンプ傾転角と上記可変容量油圧ポ
ンプの最大傾転角とを比較する比較手段と、この比較手
段の比較により上記所要ポンプ傾転角よりも上記最大傾
転角の方が小さいと判断されたとき、上記最大傾転角と
上記要求流量とから上記原動機の所要回転数を演算する
演算手段と、上記比較手段の比較結果に応じて上記基準
回転数および所要回転数のいずれかを選択的に出力する
出力手段とを含む構成にしである。
〔作  用〕
本発明は、上記のように構成しであることから、アクチ
ュエータの要求流量がポンプ流量を越えない限りにおい
て、ポンプの最大傾転角θwaxが所要傾転角θより大
きい場合は、制御装置は、基準回転数Aに相当する信号
を回転数制御手段に出力し、また、最大傾転角θwax
が所要傾転角θより小さい場合には、所要回転数を回転
数制御手段に出力する。いずれにあっても、原動機の回
転数を最高回転数よりも低くしてアクチュエータを駆動
し、これによってポンプ効率を向上させることができる
〔実施例〕
以下、本発明の油圧駆動装置を図に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示す説明図で、
この実施例は油圧ショベルに備えられる駆動装置を示し
である。この実施例は、原動機すなわちエンジン1と、
このエンジン1の回転数Nを制御するガバナ1aおよび
モータ1bを含む回転数制御手段と、エンジンlによっ
て駆動する可変容量油圧ポンプ2と、この油圧ポンプ2
の吐出し容量を制御するレギュレータ3を備えるととも
に、ポンプ2の傾転角を検出する傾転角センサ4と、エ
ンジン1の回転数を検出する回転センサ5と、ポンプ2
から吐出される圧油の圧力を検出する圧力センサ8とを
備えている。
また、ポンプ2から吐出される圧油によって駆動するブ
ームシリンダ7a、アームシリンダ7b。
パケットシリンダ1cs左走行モータ7d、右走行モー
タ7e、旋回モータ7f、ブレーカ74等のアクチュエ
ータと、ポンプ2からこれらのアクチュエータに供給さ
れる圧油の流れを制御するブーム用方向制御弁6a、ア
ーム用方向制御弁6b。
パケット用方向制御井6C1左走行用方向制御弁6d、
右走行用方向制御弁6e、旋回用方向制御弁6f、ブレ
ーカ用方向制御弁6g等の圧力補償付流量制御弁と、上
述のアクチュエiりの駆動を指令するブーム用操作レバ
ー10a、アーム用操作レバー10b、パケット用操作
レバー10c、左走行用操作レバー10d、右走行用操
作レバー10e、旋回用操作レバー10f、ブレーカ用
操作レバー10g等の操作装置と、エンジンlの駆動を
指令するエンジンレバー11とを備えている。
そして、各方向制御弁6a〜6gの切換制御、レギュレ
ータ3の駆動制御、エンジン1の回転制御をおこなう制
御装置9を備えており、上述した各方向制御弁63〜6
gの駆動部、各操作レバ−10a〜10g1エンジンレ
バー11、傾転角センサ4、回転センサ5、および圧力
センサ8は、この制御装置9に接続されている。この制
御装置9は記憶。
演算、論理判断機能を有する例えばマイクロコンピュー
タからなっており、設定手段、演算手段、比較手段、お
よび出力手段を内蔵している。
上述の設定手段としては、第2図のブーム、アーム要求
流量特性線26、パケット要求流量特性線27、走行、
予備の要求流量特性線28、旋回要求流量特性線29で
例示するように、アクチュエータの駆動に際して要求さ
れる圧油の流量、すなわちレバーストロークに対するア
クチュエータ要求流量の関係を設定する要求流量設定手
段と、第3図の出力馬力特性線30、トルク特性線31
、燃料消費率特性線32に鑑み、エンジン1の無負荷時
の最高回転数Bを設定する最高回転数設定手段と、最高
回転数Bよりもあらかじめ低い基準回転数A、例えばト
ルクが最高値となる基準回転数Aを設定する基準回転数
制御手段と、ポンプ2から吐出される圧油の圧力Pと流
量Qとの関係であるPQ左カーブ前述の第6図で図示)
を設定するPQ左カーブ定手段と、ポンプ2の最大傾転
角θmaxを設定する最大傾転角設定手段とを含んでい
る。
また、上述した演算手段は、上述の各アクチュエータの
要求流量の合計値Q、を演算する第1の演算手段と、P
Q左カーブ圧力センサ8によって検出される圧力Pとか
らポンプ流量Qを演算する第2の演算手段と、この第2
の演算手段で求めたポンプ流量Qとエンジン回転数Nと
からポンプ傾転角θ、を演算する第3の演算手段と、上
述の基準回転数Aと要求流量の合計値QLとから所要傾
転角θを演算する第4の演算手段と、ポンプ2の最大傾
転角θmaxと要求流量の合計値QLとから所要回転数
Naを演算する第5の演算手段とを含んでいる。
また、上述の比較手段は、上述した第2の演算手段で求
めた流量Qと上述した第1の演算手段で求めた要求流量
の合計値QLとを比較する第1の比較手段と、ポンプ2
の最大傾転角θmaxと第4の演算手段で求めた所要傾
転角θとを比較する第2の比較手段とを含んでいる。
また、前述した出力手段は、ポンプ傾転角θ。
をレギュレータ3に、最高回転数Bを上述の回転数制御
手段に信号として出力する第1の出力部と、所要傾転角
θをレギュレータ3に、基準回転数Aを回転数制御手段
に信号として出力する第2の出力部と、最大傾転角θm
axをレギュレータ3に所要回転数Naを回転数制御手
段に信号として出力する第3の出力部とを含んでいる。
このように構成しである実施例にあって、エンジンレバ
ー11の操作に伴ってエンジン1が回転し、一体的にポ
ンプ2が駆動する。そして、各操作レバーtOa〜10
gの選択的な操作に伴って、制御装置9から対応する方
向制御弁6a〜6gのいずれかの駆動部に信号が出力さ
れて、対応する方向制御弁が切換えられ、ポンプ2から
吐出される圧油は対応する方向制御弁を経て対応するア
クチュエータに供給され、該当するアクチュエータに係
るブーム、アーム等の駆動体が駆動される。そして、こ
の場合、例えばアームとパケットの複合操作をおこなう
ようなとき、制御装置9にあっては第4図のフローチャ
ートで示す処理がおこなわれる。
この第4図の手順Slで示すように、まず操作レバー1
0a〜10gのうちの該当するレバーストロークを読む
とともに、回転センサ5を介してエンジン回転数を読み
、圧力センサ8を介してポンプ2から吐出される圧油の
圧力Pを読む。次いで手順S2に移り、第2図に例示す
る要求流量設定手段で設定される該当する操作レバーに
係る駆動体(アーム、パケット等)の要求流量を読む。
次いで手順S3に示すように、第1の演算手段でこれら
の要求流量を加算し合計値QLを求める演算をおこなう
次いで手順S4に移り、第2の演算手段により圧力セン
サ8で検出された圧力Pと第6図で例示するPQ左カー
ブ定手段のPQ左カーブからポンプ流IQを求める演算
をおこなう。次いで手順S5に移り、第3の演算手段に
より手順S4で求めたポンプ流IQと回転センサ5で検
出されたエンジン回転数Nとからポンプ傾転角θ、を求
める演算すなわちθP=Q/Nをおこなう。
次いで手順S6に移り、第1の比較手段でポンプ流量Q
と要求流量の合計値QLとの大小の比較がおこなわれ、
ポンプ流量Qが要求流量の合計値QLよりも小さい場合
は、エンジン回転数を低(し得ない状況、すなわちサチ
ュレート(飽和状態)にあり、第1の出力部によって第
3の演算手段で求めたポンプ傾転角θ、に相当する<t
J5をレギュレータ3に出力し、最高回転数Bに相当す
る信号を回転数制御手段に出力する。これにより、エン
ジン1は最高回転となり、ポンプ2は傾転角θ。
で圧油を吐出する。この手順S7を終えたら始めに戻る
また、上記した手順S6でポンプ流iQが要求流量の合
計値QL以上と判断されたときは、エンジン回転数を低
くし得る状況にあり手順S8に移る。この手順S8では
、第4の演算手段によって基準回転数Aと要求流量の合
計値QLとから所要傾転角θを求める演算、すなわちθ
=QL/Aをおこなう0次いで手順S9に移り、第2の
比較手段で最大傾転角設定手段で設定したポンプ2の最
大傾転角θff1aXと上述の所要傾転角θとの大小の
比較がおこなわれ、最大傾転角θwaxが所要傾転角θ
以上の場合には手順SIOに移る。この手順S10では
、第2の出力部によって第4の演算手段で求めた所要傾
転角θに相当する信号をレギュレータ3に出力し、基準
回転数Aに相当する信号を回転数制御手段に出力する。
これにより、エンジンlは最高回転数Bよりも低い基準
回転数Aで回転し、ポンプ2は傾転角θで圧油を吐出す
る。手順SIOを終えたら始めに戻る。
また、上記した手順S9で、ポンプ2の最大傾転角θm
axが所要傾転角θよりも小さいと判断されたときは、
手順Sllに移り、第5の演算手段によって最大傾転角
θmaxと合計値QLとから所要回転数Naを求める演
算、すなわちN a = Q t /θmaxをおこな
う。次いで手順S12に移り、第3の出力部によって最
大傾転角θl1laxに相当する信号をレギュレータに
出力し、所要回転数Naに相当する信号を回転数制御手
段に出力する。これにより、エンジンlは最高回転数B
よりも低い所要回転数Naで回転し、ポンプ2は最大傾
転角θl1laxで圧油を吐出する。手順S12を終え
たら始めに戻る。
第5図(a) 、 (b)は1つの駆動体の単独操作時
に第5図(b)は第5図(a)に示すブーム、アーム要
求流量特性線26に対応するポンプ傾転角特性線33(
破線で描いたもの)、および原動機(エンジン)回転数
特性線34(実線で描いたもの)を示す図である。
第5図(b)に示すように、この実施例では、例えばブ
ーム、アームのいずれかを単独操作するときには、該当
するブーム用操作レバー10a、あるいはアーム用操作
レバー10bのストロークが所定の0点に至るまでは、
前述した第4図の手順S9から手順SIOに向う処理に
相当し、すなわちエンジン回転数Nとして基準回転数A
が、ポンプ種ト角として、基準回転数Aと要求流量の合
計値QL(ただし、この場合は該当する1つ駆動体の要
求流量のみ)とから求められる所要傾転角θが、それぞ
れ信号として回転数制御手段、レギュレータ3に出力さ
れる。また、該当するブーム用操作し/”−10a %
あるいはアーム用操作レバー10bのストロークが所定
の0点を越えると、第4図の手順S9から手順Sll、
S12に向う処理に相当し、すなわち、エンジン回転数
Nとして、最大傾転角θmaxと要求流量の合計値Q、
(ただし、この場合は該当する1つの駆動体の流量のみ
)とから求められる所要回転数Naが、ポンプ2のq転
調として最大傾転角θmaxが、それぞれ信号としてレ
ギュレータ3、回転数制御手段に出力される。
このように構成した実施例にあっては、要求流量の合計
値QIに対してポンプ流ilQに余裕のある限りにおい
て、各操作レバーの操作に応じて自動的に、かつ、連続
的にエンジン回転数が基準回転数Aと最高回転数Bの間
に選定され、これに応じてポンプ2の傾転角が比較的大
きくなるように選定される0例えば最高回転数Bが20
0Or、p、m、、基準回転数Aが140Or、p、m
、とすると、旋回に際して、従来ではポンプ2の傾転角
がわずかに30%であったものが、この実施例では、ポ
ンプ2の傾転角Xは、 Q = 0.3X2000 = x X 1400x 
= 0.3X2000/1400 = 0.43 =43(%) となり、第6図に示すようにポンプ効率が向上する。
同様に、片側走行の場合、従来ではポンプ2の傾転角が
50%であったものが、この実施例では、ポンプ2の傾
転角Xは、 Q = 0.5x2000= x x1400x = 
0.5X2000/1400 =0.71 ;71(%) となり、同第6図に示すようにポンプ効率が向上する。
また、この実施例では、エンジン回転数Nが基準回転数
Aと最高回転数Bとの間の低い回転数となるようにエン
ジンlを駆動するので、比較的エンジン音による騒音を
抑えることができ、また第3図の燃料消費率特性線32
から明らかように従来のように最高回転数Bでエンジン
1を駆動する場合に比べて燃費が向上する。
また、操作レバーの操作に追従して自動的に、かつ連続
的に好適なエンジン回転数とポンプ傾転角が選定される
ので、重掘削−重掘削一徹操作、あるいは微操作と重掘
削とのくり返しなどを操作レバーの操作のみでおこなう
ことができ、優れた操作ノド生を有する。
第7図は本発明の別の実施例の全体構成の概略を示す説
明図、第8図は第7図に示す実施例に備えられる制御装
置における処理手順を例示するフローチャートである。
第7図に示す別の実施例は、前述した第1図に示す実施
例におけるのと同様に、エンジン1と、ガバナ1aおよ
びモータ1bを含む回転数制御手段と、可変容量油圧ポ
ンプ2と、エンジン1の回転数を検出する回転センサ5
を備えている。しかしながら、第1図に示す実施例にあ
っては備えられていた圧力センサは備えていない。
また、第1図に示す実施例と同様に、ブームシリンダ7
a、アームシリンダ7b、パケットシリンダ7c、左走
行モータ7d、右走行モータ7e、旋回モータ7f等の
アクチュエータを備えるとともに、ブーム用方向制御弁
6a、アーム用方向制御弁6b、パケット用方向制御井
6 C%力走行用方向制御弁6d、右走行用方向制御弁
6e、旋回用方向制御弁6f等の圧力補償付流量制御弁
と、ブーム用操作レバー10a、アーム用操作レバー1
0b、パケット用操作レバー10c、左走行用操作レバ
−10d、右走行用操作レバー10e、旋回用操作レバ
ー10f等の操作装置とエンジンレバー11とを備えて
いる。
また、可変容量油圧ポンプ2の吐出し容積を制御するレ
ギュレータは、ポンプ傾転角を制御するアクチュエータ
12と、このアクチュエータ12の駆動を制御する方向
切換弁13とからなり、方向切換弁13が回路の圧力に
応じて駆動するロードセンシング方式となっている。な
お、14はアンロード弁、15はリリーフ弁である。
そして、この第7図に示す実施例にあっては、各方向制
御弁6a〜6fの切換制御、エンジン1の回転制御をお
こなう制御装置9を備えており、上述の各方向制御弁6
a〜6gの駆動部、各操作レバー10a〜10r1エン
ジンレバー11、回転センサ5は、この制御装置9に接
続されている。
この制御装置9は、前述の実施例と同様に、記憶、演算
、論理判断機能を有する例えばマイクロコンピュータか
らなっており、設定手段、演算手段、比較手段、および
出力手段を内蔵している。
上述の設定手段としては、前′述の実施例と同様にレバ
ーストロークに対するアクチュエータ要求流量の関係を
設定する要求流量設定手段と、エンジン1の無負荷時の
最高回転数Bよりもあらかじめ低い基準回転数、例えば
トルクが最高値となる基準回転数Aを設定する基準回転
数設定手段と、ポンプ2の最大傾転角θmaxを設定す
る最大傾転角設定手段とを含んでいる。
また、上記した演算手段は、上述の各アクチュエータの
要求流量の合計値QLを演算する演算手段と、基準回転
数Aと要求流量の合計値QLとから所要傾転角θを演算
する演算手段と、ポンプ2の最大傾転角θmaxと要求
流量の合計値QLとから所要回転数Naを演算する演算
手段とを含んでいる。
また、上述の比較手段は、ポンプ2の最大傾転角θma
xと上述の所要傾転角θとを比較する。
また、前述した出力手段は、基準回転数Aおよび所要回
転数Naのうちのいずれかを選択的に回転数制御手段に
出力する出力部を有している。
このように構成しである別の実施例にあって、エンジン
レバー11の操作に伴ってエンジン1が回転すると、一
体的にポンプ2が駆動する。そして、各操作レバー10
2〜10fの選択的な操作に伴って制御装置9から対応
する方向制御弁63〜6fのいずれかの駆動部に信号が
出力されて、対応する方向制御弁が切換えられ、ポンプ
2から吐出される圧油が対応する方向制御弁を経て対応
するアクチュエータに供給され、該当するアクチュエー
タに係るブーム、アーム等の駆動体が駆動される。
ここで例えば旋回モータ7fを作動させるために操作レ
バー10fを操作して旋回用方向制御弁6fを第7図の
a位置に切換えた場合について説明すると、ポンプ2か
らの吐出油は旋回用方向制御弁6fのスプール開口部6
ftを通り、旋回モータ7fに作用するが、同時にこの
旋回モータ7fに与えられる負荷圧力はスプール内を経
て、管路6f3を介して圧力補償弁6f+のスプリング
室に作用し、またチエツク弁を経て切換弁13のスプリ
ングポートにフィードバッグされる。このとき、負荷圧
力が高くなると圧力補償弁6ftの駆動部にはスプリン
グ力と負荷圧力とが加えられ、当該圧力補償弁6f+の
流量制御部を開いて流量を増し、方向制御弁6fのスプ
ール上流側の圧力P。
を増加させて、スプール上流側の圧力P、と下流側の圧
力P、との差圧を一定に保つ、このとき、同時に切換弁
13はアクチュエータ12内の油をタンクに戻して傾転
角を増加させ、吐出量を追従させる。逆に負荷が軽くな
ると圧力補償弁6f+の流量制御部を絞り、方向制御弁
6fのスプールの上流側の圧力P、を、負荷圧力とスプ
ール下流側の圧力P、の和に等しくなる状態まで下げる
。同時にポンプ吐出圧力は切換弁13のアクチュエータ
12への通路を開いて傾転角を減らす。このように、常
に負荷圧力を検出、すなわちロードセンジグし、ポンプ
吐出量を制御してエネルギのロスを最小限にしている。
これにより、負荷圧力の変化にかかわりな(、操作レバ
ー10fの操作量すなわちストロークに応じた流量を旋
回モータ7fに供給できる。なお、他のアクチュエータ
に対しても同様である。
そして、上述したアクチュエータの複合操作、例えばア
ームとパケットの複合操作をおこなうようなとき、制御
装置9にあっては第8図のフローチャートで示す処理が
おこなわれる。
この第8図の手順S20で示すように、まず操作レバー
IQb、 IOCのレバーストロークを読むとともに、
回転センサ5を介してエンジン回転数Nを読む。
次いで手順S21に移り、第2図に例示する要求流量設
定手段で設定される該当する操作レバー10b、lQc
に係るアーム、パケットの要求流量を読む0次いで手順
S22に示すように、演算手段でこれらの要求流量を加
算し合計値QLを求める演算をおこなう。
次いで手順S23に移り、演算手段で基準回転数Aと上
述した合計値QLとから所要傾転角θを求める演算、す
なわちθ=QL/Aをおこなう0次いで手順324に移
り、比較手段で最大傾転角設定手段で設定したポンプ2
の最大(頃転角θwaxと上述の所要傾転角θとの大小
、の比較がおこなわれ、最大傾転角θ−axが所要傾転
角θ以上の場合には手順S25に移る。この手順S25
では出力部から基準回転数Aに相当する信号を回転数制
御手段に出力する。これにより、エンジン1は最高回転
数Bよりも低い基準回転数Aで回転し、ポンプ2は傾転
角θで圧油を吐出する0手順325を終えたら始めに戻
る。
また、手順S24で、ポンプ2の最大傾転角θmaxが
所要傾転角θよりも小さいと判断されたときは、手順S
26に移り、演算手段によって最大傾転角θataxと
要求流量の合計値QLとから所要回転数Naを求める演
算、すなわち、N a = Q L /θmaxをおこ
なう0次いで手順S27に移り、出力部から所要回転数
Naに相当する信号を回転数制御手段に出力する。これ
により、エンジン1は、最高回転数Bよりも低い回転数
Naで回転する0手順S27を終えたら始めに戻る。
このように構成した実施例にあっては、上述したように
、ロードセンシング方式によりアクチュエータに与えら
れる負荷圧力に応じてレギュレータおよび圧力補償弁が
作動し、当該負荷圧力の変化にかかわりなく所望の流量
をアクチュエータに供給するようにポンプ2の傾転角が
制御され、第1図に示した実施例と同様にエンジン回転
数Nが基準回転数Aと最高回転数Bとの間の低い回転数
となるようにエンジン1を駆動する。したがって、騒音
を抑えることができ、燃費が向上し、また操作レバーの
操作に追従して自動的に、かつ連続的に好適なエンジン
回転数に選定され、優れた操作性を有する。
〔発明の効果〕
本発明の油圧駆動装置は、以上のように構成しであるこ
とからポンプ効率が向上し、燃費が向上し、それ故、従
来に比べて経済性が向上するとともに、操作性に優れ、
また騒音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油圧駆動装置の一実施例の全体構成の
概略を示す説明図、第2図はこの実施例で設定されるレ
バーストロークとアクチュエータ要求流量の関係を示す
図、第3図は原動機の回転数と出力馬力、トルク、燃料
消費率の関係を示す特性図、第4図はこの実施例に備え
られる制御装置における処理手順を例示するフローチャ
ート、第5図(a) 、 (b)は1つの駆動体の単独
操作時における特性を説明する説明図で、第5図(a)
はブーム、アーム要求流量特性線を示した図、第5図(
b)は第5図(a)に示すブーム、アーム要求流量特性
線に対応するポンプ傾転角特性線、および原動機回転数
特性線を示す図、第6図はポンプから吐出される圧油の
圧力Pと流iQの関係、およびポンプ効率曲線を示す特
性図、第7図は本発明の別の実施例の全体構成の概略を
示す説明図、第8図は第7図に示す実施例に備えられる
制御装置における処理手段を例示するフローチャートで
ある。 1・・・エンジン(原動機)、1a・・・ガバナ、■b
・・・モータ、2・・・可変容量油圧ポンプ、3・・・
レギュレータ、4・・・傾転角センサ、5・・・回転セ
ンサ、7a・・・ブームシリンダ、7b・・・アームシ
リンダ、7c・・・パケットシリンダ、7d・・・左走
行モータ、7e・・・右走行モータ、7f・・・旋回モ
ータ、7g・・・ブレーカ、6a・・・ブーム用方向制
御弁、6b・・・アーム用方向制御弁、6C・・・パケ
ット用方向制御弁、6d・・・左走行用方向制御弁、6
e・・・右走行用方向制御弁、6f・・・旋回用方向制
御弁、6fz・・・管路、6g・・・ブレーカ用方向制
御弁、8・・・圧力センサ、9・・・制御装置、10a
・・・ブーム用操作レバー、10b・・・アーム用操作
レバー、IOC・・・パケット用操作レバー、10d・
・・左走行用操作レバー、lOe・・・右走行用操作レ
バー、10f・・・旋回用操作レバー、Log・・・ブ
レーカ用操作レバー、11・・・エンジンレバー。 第1図 第2図 し八−スドロー2 第3図 回転技 第4図 第5図 (0)            (b)第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原動機と、この原動機の回転数を制御する回転数
    制御手段と、上記原動機によつて駆動する可変容量油圧
    ポンプと、この可変容量油圧ポンプの吐出し容積を制御
    するレギユレータと、このレギユレータの駆動を制御す
    るレギユレータ制御手段と、上記可変容量油圧ポンプか
    ら吐出される圧油によつて駆動するアクチユエータと、
    このアクチユエータの駆動を指令する操作装置と、上記
    可変容量油圧ポンプから上記アクチユエータに供給され
    る圧油の流れを制御するとともに、上記アクチユエータ
    に与えられる負荷圧力の変化によらずに上記操作装置の
    操作量に応じた流量を供給可能な流量制御弁と、この流
    量制御弁の切換制御および上記原動機の回転制御をおこ
    なう制御装置とを備えた油圧駆動装置において、上記制
    御装置が、上記アクチユエータの駆動に際して要求され
    る圧油の流量を設定する要求流量設定手段と、上記原動
    機の回転数を無負荷時の最高回転数よりもあらかじめ低
    い基準回転数となるように設定する基準回転数設定手段
    と、上記要求流量設定手段で設定された要求流量と基準
    回転数設定手段で設定された基準回転数とから所要ポン
    プ傾転角を演算する演算手段と、上記所要ポンプ傾転角
    と上記可変容量油圧ポンプの最大傾転角とを比較する比
    較手段と、この比較手段の比較により上記所要ポンプ傾
    転角よりも上記最大傾転角の方が小さいと判断されたと
    き、上記最大傾転角と上記要求流量とから上記原動機の
    所要回転数を演算する演算手段と、上記比較手段の比較
    結果に応じて上記基準回転数および所要回転数のいずれ
    かを選択的に出力する出力手段とを含むことを特徴とす
    る油圧駆動装置。
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