JPH0114374Y2 - - Google Patents

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JPH0114374Y2
JPH0114374Y2 JP8484984U JP8484984U JPH0114374Y2 JP H0114374 Y2 JPH0114374 Y2 JP H0114374Y2 JP 8484984 U JP8484984 U JP 8484984U JP 8484984 U JP8484984 U JP 8484984U JP H0114374 Y2 JPH0114374 Y2 JP H0114374Y2
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JP
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spline
rolling
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shaft
tool
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JP8484984U
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JPS614840U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷間転造によりスプライン及び溝幅
仕上げを同時に行なうようにしたスプライン転造
装置に関する。
(従来技術) 従来、スプライン軸部の溝幅加工としては、例
えば第4図に示すように、まずスプライン転造装
置による冷間転造でシヤフト1の所定位置にスプ
ライン2を加工し、続いて第5図に示すように、
バイト3を用いた切削加工でスプライン2の所定
位置に溝幅仕上げを施してスナツプリング等を嵌
着するための加工溝4を形成するようにしてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の溝幅仕上げ加
工にあつては、スプライン転造加工後に切削加工
による溝幅仕上げを必要としていたため、加工工
程が2回となり、また切削加工後のバリ除去も必
要となり、加工工数が多いと共に精度のバラツキ
も大きいという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、軸外周にスプラインを転造加工す
るスプライン転造装置において、転造スプライン
工具の所定位置外周に溝幅加工用の環状溝を形成
し、この転造スプライン工具による転造で加工軸
の外周にスプラインと同時に溝幅仕上げを行なう
ようにしたものである。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示した説明図であ
る。
まず構成を説明すると、10は外周にスプライ
ン11を形成した冷間転造スプライン工具であ
り、冷間転造スプライン工具10の所定位置に一
定の深さと幅をもつ溝幅仕上げ用環状溝12を形
成しており、この溝幅仕上げ用環状溝12は第2
図に示す−断面端面図から明らかなように、
冷間転造スプライン工具10の外周スプライン1
1を一定の深さに切り取ることで形成されてい
る。
次に、溝幅仕上げ用環状溝12を備えた冷間転
造スプライン工具10による転造スプライン加工
を説明する。
第1図はシヤフト1の大径部に対する冷間転造
スプライン加工の終了段階を示しており、シヤフ
ト1の外周にスプライン2が転造加工されると同
時に、スプライン内径D1より大きく、スプライ
ン外径D3より小さい径D2の加工溝14が同時
に形成され、この加工溝14はA部の拡大断面図
を示す第3図から明らかなように、シヤフト1に
加工したスプライン2の部分に溝幅加工されてい
る。
更に、冷間転造スプライン工具10による転造
加工を詳細に説明するならば、まず冷間転造スプ
ライン工具10における溝幅仕上げ用環状溝12
の両側に位置する外周スプライン11がシヤフト
1の大径部に押圧されて噛み込むことで転造が開
始され、冷間転造スプライン工具10による噛込
み量が(D3−D2)/2に達すると溝幅仕上げ用
環状溝12がシヤフト1の大径部に接触し、加工
溝14の転造加工が開始される。この溝幅仕上げ
用環状溝12の噛込みで横方向に押し広げられた
部分は両側にスプライン部で潰されて吸収され、
加工溝14の転造加工でバリを生ずることはな
い。
冷間転造スプライン工具10の噛込み量が
(D3−D2)/2に達すると、第1図に示す加工
終了状態となり、溝幅仕上げ用環状溝12に相対
したシヤフト1におけるスプライン2の部分に一
定の深さと幅をもつ加工溝が形成される。
(考案の効果) 以上説明してきたように本考案によれば、軸外
周にスプラインを転造加工するスプライン転造装
置において、転造スプライン工具の外周所定位置
にスプラインを一定の幅と深さにくり抜いた環状
溝を形成し、この転造スプライン工具による転造
で被加工軸の外周にスプラインと同時に溝幅仕上
げ加工を行なうようにしたため、スプラインと溝
幅仕上げ加工が1回の転造でできることから加工
工数を大幅に低減することができ、また溝幅仕上
げの精度が冷間転造スプライン工具により一義的
に定まることから加工精度のバラツキが少なく、
更に、転造による溝幅仕上げであることからバリ
が発生せず、バリ取り作業を不要とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した説明図、第
2図は第1図の−断面端面図、第3図は第1
図のA部拡大断面図、第4,5図は従来例を示し
た説明図である。 1:シヤフト、2:スプライン、10:冷間転
造スプライン工具、11:外周スプライン、1
2:溝幅仕上げ用環状溝、14:加工溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸外周にスプラインを転造加工するスプライン
    転造装置において、 転造スプライン工具の外周所定位置に溝幅加工
    用の環状溝を形成し、該転造スプライン工具によ
    る転造で被加工軸の外周にスプラインと同時に溝
    幅仕上げ加工を行なうようにしたことを特徴とす
    るスプライン転造装置。
JP8484984U 1984-06-07 1984-06-07 スプライン転造装置 Granted JPS614840U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8484984U JPS614840U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 スプライン転造装置

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JP8484984U JPS614840U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 スプライン転造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS614840U JPS614840U (ja) 1986-01-13
JPH0114374Y2 true JPH0114374Y2 (ja) 1989-04-26

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ID=30634704

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JP8484984U Granted JPS614840U (ja) 1984-06-07 1984-06-07 スプライン転造装置

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JPS614840U (ja) 1986-01-13

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