JPH01133192A - 媒体処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、たとえばバス、鉄道、有料道路等の交通機関
において、媒体（たとえばカード）を利用して処理する
媒体処理装置に関する。

（従来の技術） 近年、たとえばバス、鉄道、有料道路等の交通機関にお
いては、カード処理装置が設置され、利用客が所定のカ
ードをカード挿入口に挿入することにより上記交通機関
を利用できるものが開発され、広く実用化されている。

第５図（ａ）は従来のカード処理装置を示す平面図、第
５図（ｂ）はその正面図である。図中、（１）。

（２）　、（３）　、　（４）はローラ対で、上記ロー
ラ対（１）および（２）には無端ベルト（５）、（５’
）がそれぞれ巻架されて第１搬送路（ＩＯＡ）を、上記
ローラ対（２）および（３）には１対の無端ベルト（６
）　、　（６’　）および（７）　、　（７’）がそれ
ぞれ巻架されて第２搬送路（１０Ｂ）を、上記ローラ対
（３）および（４）には無端ベルト（８）、（８’）が
それぞれ巻架されて第３搬送路（ＩＯｃ）を形成してお
り、第６図に示すカード（Ｋ）をカード挿入口（図示し
ない）へ挿入することにより、カード（に）は矢印で示
す第１搬送路（ＩＯＡ）から第２（＃２送路（ＩＯＢ）
を経て第３搬送路（ＩＯＣ）へ挟持して搬送される。

また、上記第２搬送路（ＩＯＢ）上にはカード挿入口に
正しい向きで挿入されたとき、そのカード（Ｋ）の磁気
ストライプ部（Ｋａ）に記録されている磁気情報を読み
取る４トラツクの読取ヘッド（１１）と。

この読取ヘッド（１１）で読取られた上記カード（Ｋ）
の磁気ストライプ部（Ｋａ）に利用した金額情報を書込
む書込ヘッド（１２）と、上記カード（Ｋ）に金額情報
の目安をパンチングするパンチ機構部（１３）が同一線
上に配置され、上記カード（Ｋ）を処理するようにして
いた。

上記カード（Ｋ）は第６図に示すように表面にカード挿
入口への挿入方向を示す矢印（ａ）、裏面にはカード（
Ｋ）の中心線に対して上記矢印（ａ）の反対側に位置し
磁気ストライプ部（Ｋａ）が設けられていて、上記カー
ド（Ｋ）を矢印（ａ）で示す方向へ挿入することにより
、装置は上記読取ヘッド（１１）で上記磁気ストライプ
部（にａ）に記録されている情報が読取られて処理でき
るようになっている。

しかし、利用客が上記カード（Ｋ）をカード挿入口に挿
入する際、誤って前後を逆に挿入した場合、読取ヘッド
（１１）上に磁気ストライプ部（Ｋａ　）が位置決めさ
れないため、装置は磁気情報が記録されていないカード
が挿入されたものとして処理される。

つまり、カードは未処理扱いとして挿入口に返却される
という問題を有していた。

（発明が解決しようとする問題点） 従来は上述したように、利用客がカードを挿入する際、
誤って矢印（ａ）の反対側から挿入した場合、カードに
記録されている磁気情報が読取ヘッド（１１）により読
取られないため、未処理扱いとして挿入口に返却するよ
うにしていた。このとき。

利用客はカード自体に問題があるのか、あるいは装置が
故障しているために生じたものであるのが判断できない
という欠点があった。

本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
媒体の挿入方向に対し利用客が誤って媒体を逆方向に挿
入した場合でも正しく情報を読取って処理することがで
きる媒体処理装置を提供することを目・的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記問題点を解決するために、媒体上に記録さ
れた情報を読み取って処理するための媒体処理装置にお
いて、前記媒体を搬送する搬送路と、この搬送路に搬送
される媒体に記録されている情報を読み取る読取ヘッド
と、前記読取ヘッドで読取られた情報に基づいて媒体の
挿入方向を判定する判定手段と、この判定手段の判定に
もとづき前記媒体の一側又は他側に孔明けを行なうため
のパンチ機構部とを備えて構成されるものである。

（作　用） すなわち、本発明は上記構成とすることにより、媒体を
誤って逆向きに挿入し、搬送路上を搬送させた場合でも
読取ヘッドにより媒体上の情報を読み取り、さらに読取
られた情報に基づき媒体の挿入方向を判定手段により判
定した後、この判定にもとづき上記媒体の一側又は他側
にパンチ機構部で孔明けを行なって処理することができ
る。

（実施例） 以下、本発明を第１図乃至第３図に示す一実施例にもと
づき説明する。第１図は本発明に係る交通機関に適用し
たカード処理装置を示す平面図、第２図はその正面図で
ある６図中、（１）　、　（２）　、　（３）　。

（４）はローラ対で、上記ローラ対（１）および（２）
には無端ベルト（５）、（５’）がそれぞれ巻架されて
第１搬送路（ＩＯＡ）を、上記ローラ対（２）および（
３）には１対の無端ベルト（６）、（６’）および（７
）　、　（７”）がそれぞれ巻架されて第２搬送路（１
０Ｂ）を、上記ローラ対（３）および（４）には無端ベ
ルト（８）　、　（８’　）がそれぞれ巻架されて第３
搬送路（ＩＯＣ）を形成しており、第６図に示すカード
（Ｋ）を図示しな、いカード挿入口へ挿入することによ
り、カード（Ｋ）は従来と同様、第１Ｗｉ送路（ＩＯＡ
）から第２搬送路（ＩＯＢ）を経て第３搬送路（ＩＯＣ
）へ搬送するように構成されている。また、上記カード
（に）の磁気ストライプ部（Ｋａ）には矢印（ａ）方向
に読取開始のバーコード（Ｃ）が設けられている。

つぎに、上記第２搬送路（ＩＯＢ）上にはカード挿入口
に挿入されたカード（Ｋ）の向きが矢印（ａ）方向また
は反対方向のいずれの場合でも磁気ストライプ部（Ｋａ
）に記録されている情報を読み取ることができる４トラ
ツクの読取ヘッド（２１ａ）および（２１ｂ）を有して
成る８トラツクの読取ヘッド（２１）と、上記読取ヘッ
ド（２１ａ）または（２１ｂ）で読取られた上記磁気ス
トライプ部（Ｋａ）に利用客が利用した金額情報を書込
む４トラツクの書込ヘッド（２２ａ）および（２２ｂ）
を有して成る８トラツクの書込ヘッド（２２）と、上記
４トラツクの書込ヘッド（２２ａ）および（２２ｂ）側
にそれぞれ配置されて上記金額情報にもとづく目安を上
記カード（Ｋ）の−側に設けられた所定位置（ｂ）（第
６図参照）にパンチングするパンチ部（２３ａ）および
パンチ用ソレノイド（２３ｂ）から成るパンチ機構部（
２３）とパンチ部（２４ａ）およびパンチ用ソレノイド
（２４ｂ）から成るパンチ機構部（超）が設けられてい
る。

つぎに、第３図は本装置の電気回路を示す構成ブロック
図である。図中、（３１）は上記第１搬送路（ＩＯＡ）
、第２ｉ１１送路（ＩＯＢ）オヨヒ第３１１１送ｔｌ　
（ＩＯＣ）を駆動させるための正逆回転可能な搬送用パ
ルスモータである。（３２）は上記搬送用パルスモータ
（３１）を駆動するモータ用ドライバである。　（３３
）は装置全体の機能を制御するＣＰＵ　（３４）と、カ
ード（に）を処理するためのプログラムが収納されるＲ
ＯＭ（３５）と、上記カード（Ｋ）に書込れたデータを
記憶するＲＡＭ（３６）と、上記モータ用ドライバ（３
２）の駆動を時間的に制御するタイマー（３７）と、こ
のタイマー（３７）の出力を入力する通信部（３８）に
それぞれ接続されて信号を送受信するデータバスである
。（３９）は上記データバス（３３）と交信して入出力
機器の制御を行なう入出力機器制御部、（４０）は搬送
されるカード（に）の位置を検出する光センサ、（４１
）は上記書込ヘッド（２２ａ）または（２２ｂ）を動作
させるためのヘッド用ドライバ、（４２）はパンチ用ソ
レノイド（２３ｂ）または（２４ｂ）を駆動するソレノ
イド用ドライバ、（４３）は上記読取ヘッド（２１ａ）
または（２１ｂ）を動作させるためのリード用アンプ、
（４４）は上記読取ヘッド（２１ａ）または（２１ｂ）
を動作させたリード用アンプ（４３）の出力信号により
カード（Ｋ）への書込み位置を選択して処理する処理部
である。

そして、上記光センサ（４０）　、ヘッド用ドライバ（
４１）、ソレノイド用ドライバ（４２）は上記入出力機
器制御部（３９）を介してデータバス（３３）に、一方
上記処理部（４４）は上記データバス（３３）に入力す
るように構成されている。

つぎに、上記構成にもとづく本発明の動作について第４
図に示すフローチャートを参照しながら説明する。第１
図において、図示しないカード挿入口に所定のカード（
Ｋ）が挿入されると、第３図に示す光センサ−（４０）
により検知されて搬送用パルスモータ（３１）が駆動し
上記カード（Ｋ）を第１搬送路（ＩＯＡ）に取込んで搬
送する一方、タイマー（３７）が作動を開始する。上記
第１搬送路（ＩＯＡ）を搬送したカード（Ｋ）が第２搬
送路（１０Ｂ）上に配置されている８トラツクの読取ヘ
ッド（２１）に送られる。

すると、上記カード（Ｋ）は磁気ストライプ部（Ｋａ）
に記録されている情報が読取ヘッド（２１）によりトラ
ックＡ　（２１ａ）又はトラックＢ　（２１ｂ）で読取
られる。

このとき、処理部（４４）はトラックＡ（２１ａ）で読
取開始のバーコード（Ｃ）を読取った後、記録されてい
る磁気情報が読取られたものであるか、トラックＢ　（
２１ｂ）で磁気情報を読取った後、読取開始のバーコー
ド（Ｃ）が読取られたものであるかの判断を行なう。そ
こで、上記トラックＡ（２１ａ）で情報が読取られた場
合、上記処理部（４４）はカード（Ｋ）が矢印（ａ）で
示す正方向に挿入されたものと判定して処理するととも
に残額の有無を検出する。この検出結果、残額が存在し
ているときには書込ヘッド（２２）のドライバ（４１）
が駆動されてトラックＡ（２２ａ）に送り込み、利用し
た金額情報がカード（に）の磁気ストライプ部（にａ）
に書込まれる。そして、上記カード（Ｋ）がパンチ機構
部（２３）に送り込まれると、パンチ用ソレノイド（２
３ｂ）が作動を開始し、パンチ部（２３ａ）により上記
カード（Ｋ）の所定位置（ｂ）に金額情報の目安がパン
チングされる。このようにしてパンチングされたカード
（Ｋ）は第３搬送路（ＩＯｃ）を搬送し、図示しないカ
ード返却口に排出して利用者に返却される。

一方、上記処理部（４４）による検出結果、残額が存在
していないときには直ちに上記搬送用パルスモータ（３
１）が逆回転されてカード（Ｋ）を第１搬送路（ＩＯＡ
）に搬送し、カード挿入口から利用客に返却される。

つぎに、カード（Ｋ）が逆向きに挿入され、上記トラッ
クＢ　（２１ｂ）で情報が逆方向に読取られた場合、上
記処理部（４４）はカード（Ｋ）が矢印（ａ）で示す正
方向に対して逆向きに挿入されたものと判定して処理す
るとともに残額の有無を検出する。そこで、この検出結
果、残額が存在しているときには書込ヘッド（２２）の
ドライバ（４１）が駆動されてカード（Ｋ）をトラック
Ｂ　（２２ｂ）に送り込み、利用した金額情報がカード
（Ｋ）の磁気ストライプ部（Ｋａ）に書込まれる。そし
て、上記カード（に）がパンチ機構部（２４）に送り込
まれると、パンチ用ソレノイド（２４ｂ）が作動を開始
し、パンチ部（２４ａ）により上記カート（に）の所定
位置（ｂ）に金額情報の目安がパンチングされる。この
ようにしてパンチングされたカード（Ｋ）は上述同様、
第３搬送路（ＩＯＣ）を搬送し、図示しないカード返却
口に排出して利用客に返却される。

したがって、カード（Ｋ）は利用客がカード挿入口に挿
入する際の正方向、逆方向に関係なく磁気ストライプ部
（にａ）に記録されている情報が読取られて正常に処理
することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、利用客が媒体を挿
入口に挿入するとき、指定された正しい挿入方向又は逆
方向のいずれの場合でも媒体に記録されている情報を正
しく読み取って処理することができるため、従来媒体を
逆方向に挿入したとき情報が読取られないまｈ返却され
てしまうという問題がなくなって一回の操作で処理する
ことが可能となり、利用客に対しサービスの向上を図る
ことができるという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す媒体処理装置の平面図
、第２図はその正面図、第３図は本装置の電気回路を示
す構成ブロック図、第４図は本装置における媒体のフロ
ーチャート、第５図（ａ）は従来の媒体処理装置を示す
平面図、第５図（ｂ）はその正面図、第６図は本装置に
媒体として適用されるカードの平面図である。 Ｋ・・・カード（媒体）　　　　　　　Ｋａ・・・磁気
ストライプ部（情報）１０Ａ、ＩＯＢ、ＩＯｃ・・・第
１搬送路、第２搬送路？第３搬送路（搬送路）２１・・
・読取ヘッド　　　　　　　２２・・・書込ヘッドＣ・
・・読取開始のバーコード（判定手段）２３．２４・・
・パンチ機構部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 媒体上に記録された情報を読み取って処理するための媒
   体処理装置において、 前記媒体を搬送する搬送路と、 この搬送路に搬送される媒体に記録されている情報を読
   み取る読取ヘッドと、 前記読取ヘッドで読取られた情報に基づいて媒体の挿入
   方向を判定する判定手段と、 この判定手段の判定にもとづき前記媒体の一側又は他側
   に孔明けを行なうためのパンチ機構部とを具備したこと
   を特徴とする媒体処理装置。