JPH01127969A - 活線回路の簡易絶縁抵抗測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電路の絶縁抵抗を測定する方法に関する。

（従来技術） 従来活線状態で電路上の絶縁抵抗（電路上に接続された
電子機器等の負荷も含む）を測定する方法として第２図
に示す如き方法がある。

同図に於てｌは一端接地電路であって該電路に注入トラ
ンスＯＴ及び変流器ＺＣＴが接続される。

前記注入トランスには巻線Ｎｌ及びＮ！が設けられ、該
巻線ＮＩＫは発振器Ｏ８Ｃが、該巻線Ｎ！には同期検波
器ＭＩＪＬＴの一人カ端が接続される。

前記変流器ＺＣＴには巻ｌ１ｌｊＮ　ｓが設けられ増幅
器ＡＭＰ　３と接続し、該ＡＭＰ３はフィルタＦと接続
される。更に該フィルタＦは前記同期検波器ＭＬＩＬＴ
の他入力端と接続し、該ＭＵＬＴの出力端はメーターＭ
ｏと接続する。

このように構成した回路に於て発振器Ｏ８Ｃから周波数
ｆ！の低周波電圧を注入トランスＯＴの巻線ＮｓＫ印加
することＫよシ前記注入トランスＯＴを貫通する電路１
と大地間には電圧Ｖｓｉｎ６ｊｌ　ｔ　（ω１＝２ｔｆ
　ｔ　）　力印加すれる。変流Ｂ　ＺＣＴの巻線Ｎｓに
検出される出力を増幅器ＡＭＰ３で増幅することＫよシ
その出力には 、　　■　。

ｔ　”’　丁ｓｘｎωｘｔ＋ωｘｃＶｃｏｓωｔｔ　　
＝　（１１の電流が商用周波数の漏洩電流と共に出力さ
れる。ここでＣは電路１の対地間静電容量である。

従って該ＡＭＰ３出力を周波数ｆｌ成分を選択するフィ
ルタＦに印加すれば商用周波成分が除去され、前記（１
）式に相当するｉがフィルタの出力として得られる。更
に該フィルタ出力と前記注入トランスＯＴに設けられた
巻線Ｎ！の出力とを同期検波器ＭＵＬＴＫ入力ずれが該
ＭＬＩＬＴ出力は Ｖ となシ、前記（２）式に於いて直流分は７「となるから
これをメーターＭｏで表示し絶縁抵抗を測定することが
できる。

しかしながら上記方法ではフィルタＦ等に於て周波数ｆ
１の漏洩電流成分の位相が温度等で変化するため、上記
同相成分を安定に取り出すことは困難であり、更に注入
トランスＯＴ　、変流器ＺＣＴは可搬型で操作性のよい
小型のものが要求され、必然的に注入電圧の周波数ｆｌ
を高くする必要があり、フィルタＦの位相特性等を安定
化するために高価なフィルタを準備する必要があった。

（発明の目的） 本発明は上述の如き従来の欠点を除去した簡易な絶縁抵
抗測定方法を提案するものである。

（発明の概要） この目的を達成する為に本発明の絶縁抵抗測定方法は、
一端接地電路を貫通せしめるように設置された注入トラ
ンスを介して電路に低周波の交流電圧を印加するととも
に上記交流電圧を９０°移相させたキャンセル信号を発
生し、前記変流器出力と前記キャンセル信号との差の信
号の整流値が最小となるように前記キャンセル信号の大
きさを詞整し、最小になったときの整流値を用いて絶縁
抵抗を測定するものである。

（実施例） 以下本発明を図面に示した実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明の実施にあたって用いる装置の一実施例
を示すブロック図であって第２図と同一の記号は同一の
意味をもつものとする。

同図に於て１は一端接地電路であって該電路１には注入
トランスＯＴ及び変流器ＺＣＴが接続される。

前記注入トランス０１°には巻ＩＩＭＮ　ｓ及びＮ２が
設置され該巻線Ｎ１は発掘器Ｏ８Ｃが接続する。前記巻
線Ｎｚには移相器ＰＳが接続し、該移相器ＰＳｒｃは可
変利得回路ＧＡが接続し、該可変利得回路ＧＡの出力端
は引算回路５ｔＪＢの一入力端忙接続する。該引算回路
ＳＵＢの他の入力端は前記変流器ＺＣＴと接続した増幅
器ＡＭＰ１　の出力端と接続する。前記引算回路ＳＵＢ
の出力端はフィルタＦと接続し、該フィルタＦの出力端
は整流回路ＤＥＴと接続し、その出力はメーターＭと接
続する。

上述の如く構成した回路に於て発掘器Ｏ８Ｃよシ注入ト
ランスＯＴを介して電路にＶ　ｓｉｎω！ｔなる信号を
印加すると共に前記変流器ＺＣＴにて検出した出力を増
幅器ＡＭＰＩで増幅し、その出力を引算器ＳυＢの一入
力端に入力する。

一方、前記引算器Ｓ［ＪＢの他の入力端には前記注入ト
ランスに設置され九巻線Ｎ２出力を移相器ＰＳにて９０
’位相を推移させ更に可変利得回路ＧＡ１に介して得た
１ｏｃｏｓω１なるキャンセル信号を入力する。

前記引算器５ＬＡＢ出力を周波数ｆｌを選択するフィル
タＰＫ印加すれば、その出力は・・・・・・・・・（３
） となシ該出力を整流回路ＤＥＴに印加し・・・・・・・
・・（４） Ｋ相当する出力を得る。

従って、整流回路ＤＥＴの出力が最小となるようにキャ
ンセル信号の大きさを前記可変利得回路ＧＡで調整し、
前記第３式右辺第２項が最小となる値 ωｌｃＶ　＝ｉｏ　　　・・・・・・・・・（５）とな
るようにすれば、この時の前記調整回路ＤＥＴの出力は
Ｖ／Ｒとなり絶縁抵抗を測定できることがわかる。

即ち、整流回路出力ＤＥＴをメーター等で表示し、この
表示が最小となるように上記調整を行ない、調整後のメ
ータ値を読めばよい。

第３図は本発明の実施にあたって用いる装置の他の実施
例を示すものであって前記第１図と同一の記号は同一の
意味をもつものとする。

同図に於て前記第１図で示した実施例と異なる点は９０
度移相器ＰＳの出力６ｃｏｓω１ｔを増幅器ＰＡＫ印加
し、該ＰＡ出力を可変抵抗器ｒを接続し、変流器ＺＣＴ
を貫通せしめた導線２に印加することにより引算回路を
用いずに回路を構成した点である。

このように構成した回路に於て導線２にはアｃｏｓω１
ｔなる電流が流れ該導線２と電路１とを電気的に逆相に
なるように前記導線２を変流器ＺＣＴＫ貫通せしめ、該
変流器ＺＣＴに設けられた巻線Ｎｓからの出力を増幅器
ＡＭＰＩに印加し、該増幅器ＡＭＰＩの出力を周波数ｆ
ｘのみを選択するフィルタＦに印加することによって得
られる該フィルタＦの出力は ・・・・・・・・・（６） となる。即ち９周波数ｆｘの漏れ電流と抵抗ｒＫ流れる
電流の差が得られる。該フィルタＦ出力を整流回路ＤＥ
Ｔに印加し、ａ抗ｒを調整して前記整流回路１）ＥＴの
出力が最小となるようにすればこの時の整流回路ＤＢＴ
出力は第６式からも明らかなようにＶ／Ｒとなシ絶縁抵
抗を測定できる。

伺、前記変形実施例に於て抵抗器ｒの値を固定し、増幅
器ＰＡの出力電圧ｅｃｏｓωＩｔ　の条幅を可変しても
同様の効果を得ることができる。

上述した如く本発明の方法によれば、フィルタＦの位相
特性の影響を受けない為極めて安定した絶縁抵抗の測定
が可能であシ、更にキャンセル信号の可変範囲を大きく
すれば対地静電容量の範囲が著しく大きくても或は注入
周波数ｆｌが若干高くても精度の高い測定が可能となる
。

（発明の効果） 本発明の絶縁抵抗測定方法は上述した如く機能する為、
簡易な方法で正確且つ測定することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施にあたって用いる装置の構成を示
すブロック図、第２図は従来よシ用いられている方法を
示すブロック図、第３図は本発明の変形実施例を示すブ
ロック図である。 ＯＴ・・・・・・・・・注入トランス、　　　　ＺＣ’
ｌ・・・・・・・・・変流器、　　　　Ｏ８Ｃ・・・・
・・・・・発振器。 ＡＭＰｌ、ＡＭＰ３．）’Ａ・・・・・・・・・増幅器
。 Ｆ・・・・・・・・・フィルタ、　　　　ＭｔＪＬＴ・
・・・・・・・・同期検波器、　　　　ＳＵＢ・・・・
・団・引算回路。 Ｄ　Ｅ　’ｒ・・・・・・・・・整流回路、ＰＳ・・・
・・・・・・９０度移相器、　　　ｒ・・・・・・・・
・抵抗、　　　　Ｎｌ、Ｎｌ、Ｎｓ・・・・・・・・・
巻線、　　　　Ｍ、ＭＱ・−・・・・・・・メーターＧ
Ａ・・・・・・・・・可変利得回路。 １・・・・・・・・・電路、　　　２・・・・・・・・
・導線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端を接地された電路に低周波の交流電圧を印加すると
   共に、該印加する交流電圧を９０度移相されたキャンセ
   ル信号を発生させ、前記電路に結合した変流器の出力と
   前記キャンセル信号との差の信号の整流値が最小となる
   ように前記キャンセル信号の大きさを調整し、該調整後
   に得た前記整流値を用いて絶縁抵抗を測定することを特
   徴とする活線回路の簡易絶縁抵抗測定方法。