JPH01122855A - 静電写真複写機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静電写真複写機における通紙形態の改良技術
に関するものである。

〔従来の技術〕

上記静電写真複写機において、給紙部から排紙部に至る
通紙経路途中、具体的には、前記給紙部の直下流箇所や
転写部の近傍その他定着部や排紙部の近傍などに、前記
通紙経路でのジャムの発生を検出して通紙駆動系を停止
させるジャム検出手段を配置すると共に、ジャム発生箇
所を例えばランプの点滅で表示させ且つ残りのジャム検
出手段がジャム以外の用紙を検出しているときは該用紙
の検出箇所を例えばランプの点灯で表示させるパネルを
設けたものがある。

上記の構成によれば、前記ジャム検出手段からのジャム
検出情報を基にして前記給紙駆動系が停止された時点で
、前記ランプの点滅を基にしてジャムの発生原因となっ
た用紙を通紙経路から排除し、運転を再開することで前
記通紙経路に残っている用紙を排紙トレイに取り出すこ
とができ、あるいは、前記ランプの点灯を基にして前記
通紙経路に残っている用紙を排除することで運転を再開
することもできる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前記排紙トレイに取り出された用紙や、前記ラ
ンプの点灯を基にして排除されたところの、ジャムの原
因になっていない用紙の中には、画像が未だ転写されて
いない未転写の用紙が存在することが多々あり、この用
紙を再利用するのに従来は、当該未転写紙をカセットケ
ースに収納し直したり或いは手差し給紙している状況に
あり、該未転写紙を再利用する上で複写再開に手間がか
かる欠点があった。

本発明は、上記の実情に鑑みて成されたものであって、
通紙形態の簡単な改良によって、前記未転写用紙の再利
用を容易ならしめ、延いては、ジャム解消後の複写作業
を直ちに再開できるようにすることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本発明は、給紙部から排紙
部に至る通紙経路途中に、咳通紙経路でのジャムを検出
して通紙駆動系を停止させるジャム検出手段を設け、か
つ、前記通紙経路からストック部に用紙を取り出すため
の用紙取り出し手段と、前記ストック部に取り出された
用紙を転写前の通紙経路途中に戻す再通紙手段を配設す
ると共に、転写部以降のジャム解消後でかつ転写部に至
るまでの経路に未転写紙が存在するときの運転再開時に
感光体をクリーニングし且つ前記未転写紙を前記ストッ
ク部に取り出す第１ｉ１１？１１手段と、複写再開時に
前記ストック部に取り出された未転写紙を前記転写部に
優先給紙させる第２制御手段とを設けた点に特徴がある
。

〔作用〕

上記の構成によれば、転写部に至るまでの通紙経路に未
転写紙が存在する状況下においてジャムが発生した時に
、ジャム原因になった用紙と転写部以降の用紙のみを排
除するジャム解消処理を行い、然る後に運転を再開する
ことで前記未転写紙がストック部に取り出され、かつ、
複写再開時には前記ストック部に取り出された未転写紙
が先ず転写部に給紙されるもので、上記未転写紙を通紙
経路から取り出してこれをカセットケース等に収納し直
す手間を省ける。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第
１図は片面複写と両面複写の複写形態が選択可能な静電
写真複写機の概略を示し、原稿台１と原稿押え２を備え
た複写機本体３に感光体４を横架し、当該感光体４のま
わりに、帯電部５、現像部６、転写部７、用紙分離部８
、クリーニング部９を、その順に感光体４の回転方向に
配置すると共に、前記複写機本体３の上部空間に光学系
移動式の露光装置１０を配置し、さらに、カセットケー
ス１１内の用紙を前記転写部７に搬送する給紙搬送装置
１２と、転写・分＃後の用紙を定着装置Ｉ３に搬送する
排紙搬送装置１４、および、定着後の用紙をトレイ１５
に排出する排紙ローラ対１６を設けである。

そして、前記定着後の用紙の移動方向を変更するための
スイッチバックの通紙経路Ｉ７を前記定着部１３の上部
側に設けると共に、該スイッチバンク通紙経路１７の戻
り方向経路に連ねる状態で前記定着部１３の下部側に用
紙取り出しの通紙経路１８を設け、かつ、前記定着部１
３と排紙ローラ対１６との間に、前記定着後の用紙を排
紙ローラ対１６に排紙する状態とスイッチバンク通紙経
路１７に排紙する状態とに切り換え自在な経路切り換え
機構１９を配置し、更に前記複写機本体３の下部空間に
、前記用紙取り出し通紙経路１８を通して取り出された
片面複写後の用紙をストックするためのストック部２０
と、重送防止機能を有する再給紙装置２１を設けると共
に、前記ストック部２０に収容された片面複写後の用紙
を前記給紙搬送装Ｚ１２に戻す再通紙経路２２を設けて
成る。

更に、カセットケース装填部（給紙部）２３・・・から
排紙ローラ対（排紙部）１７にわたる通紙経路（前記給
紙搬送装置１２と排紙搬送装置１４を主体にして成る。

）の途中、具体的には前記カセットケース装填部２３・
・・の夫々の近傍と、転写部７の直上流側ならびに定着
部Ｉ３の直下流側の夫々に、前記通紙経路でのジャム発
生を検出するジャム検出手段Ｓ・・・を設けると共に、
第２図に示すように、該ジャム検出手段Ｓからのジャム
検出情報を基にして、上記給紙部から排紙部にわたる通
紙経路１２．１４の駆動系と、前記スイッチバック通紙
経路１７と用紙取り出し通紙経路１８の駆動系、及び、
再通紙経路２２の駆動系を夫々停止させる駆動停止手段
Ａを設け、かつ、上記ジャム検出手段Ｓがジャムを検出
した際に、そのジャム発生箇所が何処であるかを表示す
るためのジャム発生箇所表示パネル（既述した如く、ジ
ャム発生の原因となっている箇所を例えばランプの点滅
で表示さ、せ且つ残りのジャム検出手段が給紙経路にあ
る用紙を検出しているときは、該用紙の検出箇所を例え
ばランプの点灯で表示される。）Ｐが設けられている。

これまでの構成は従来の静電写真複写機そのものであり
、而して、片面複写のモードを選択した状態でプリント
スイッチを操作すると、転写・分離ならびに定着後の用
紙が排紙トレイ１５に取り出され、一方、両面複写のモ
ードを選択してプリントスイッチ操作を行うと、片面複
写後の用紙がスイッチバック通紙経路１７と用紙取り出
し通紙経路１８を経てストック部２０に１＠次取り出さ
れ、かつ次の裏面複写時には、前記ストック部２０にス
トックされた片面複写後の用紙が再通紙経路２２を通し
て順次転写部７に給紙され、その両面複写後の用紙が排
紙トレイ１５に取り出されるのである。

さて本発明では、上記構成の静電写真複写機において、
片面複写モード時あるいは両面複写モードでの片面複写
時にジャムが発生した際に、次の通りの通紙形態を取ら
せる第１及び第２の制御手段を設けた点に特徴がある。

即ち、片面複写時に前記転写部７よりも下流側でジャム
が発生し、且つ、前記転写部７の上流側に未転写の用紙
が存在する場合で、更に、前記転写部以降のジャム原因
が解消されて後の複写機の運転再開時に、前記感光体４
をクリーニングすると共に上記未転写紙をストック部２
０に取り出す第１制御手段と、上記のジャム原因解消後
の複写再開時に前記ス）７り部２０に取り出された未転
写紙を前記転写部７に優先給紙させる第２制御手段とを
設けたのであり、その制御形態の具体例を第２図及び第
３図に基づいて説明する。

先ず、ステップＳ、でジャムの発生が検出されると、前
記駆動停止手段Ａによって各通紙経路１２゜１４．１７
．１８．２２の駆動系が停止（ステップＳｔ）されると
共に、該ジャム発生の事態がパネルＰに表示（ステップ
Ｓ、）される。

ここで、前記ランプの点滅と点灯を基にして、ジャム発
生原因になっている用紙とその他転写部以降の通紙経路
途中にある用紙（転写途中のものを含む）を排除するジ
ャム処理（ステップＳａ）が成されると、次に通紙経路
内に残っている用紙のチエツク（ステップＳｓ）が成さ
れる。

ステップＳ、で転写部７の上流側に未転写紙があると判
断されると運転再開の工程に入り、ここで感光体４がク
リーニング（ステップＳＶ）されると共に、前記経路切
り換え機構１９がスイッチバック通紙経路１７側に切り
換えられ（ステップＳＳ）、かつ、各通紙駆動系が駆動
（ステップＳ、）され、これによって前記転写部７の上
流側に存在する未転写紙がストック部２０に取り出され
ると共に、該ストック部２０に取り出された用紙のスト
ック枚数Ｎがカウント（ステップＳ１゜）される。

この未転写紙の取り出しが完了した時点で複写再開の工
程に入る（前記経路切り換え機構１９は排紙トレイ１５
側に切り換えられる。）のであり、複写再開ＯＫの表示
（ステップＳ、１）が成される。

ここで、プリントスイッチ操作（ステップＳ＋ｚ）が行
われると、次のステップＳ１３で未転写紙がストック部
２０にストックされたか否かの判断が成され、而して、
該ストック部２０に未転写紙がス）７りされているとき
は、前記Ｎ＝Ｏになるまで、前記ストック部２０からの
給紙（ステップ５１４）によって複写が行われるのであ
る。

そして、該未転写紙による複写が行われても未だ設定枚
数の複写を完了しない場合は、カセットケース１１から
の給紙（ステップＳ’ｓ）による複写が行われるのであ
り、この間にステップＳ０てジャムの発生が検出されず
且つ設定枚数の複写が完了（ステップＳｌ？）すると、
装置の運転が停止されるのである。

上述のように、第１及び第２制御手段を設けたことによ
って、転写部７の上流側の未転写紙を給紙経路から取り
除くことなく、従って、該未転写紙をカセットケース１
１に戻す作業を要することなく、該未転写紙を再利用す
る複写を直ちに行うことができる。

尚、実施例では両面複写タイプの静電写真複写機を実施
対象にしているが、第４図に示すように、片面複写後の
用紙を裏向けの状態でストック部２０に取り出す用紙取
り出し通紙経路２４を設けた所謂合成複写タイプ（複写
した画像の上に更に画像を重ね合わせる複写タイプ）の
静電写真複写機や、第５図に示すように、未転写用紙の
取り出しを専用に行わせる用紙取り出し通紙経路２５を
、定着前の経路に連ねるように特別に設けた静電写真複
写機、更には、上記２形態の機能に両面複写の機能を有
せしめたタイプの静電写真複写機を本発明の実施対象に
することが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の静電写真複写機は、転写部
に至るまでの給紙経路に未転写紙が存在する状況下にお
いてジャムが発生した時に、ジャム原因となった用紙と
転写部以降の用紙のみを排除するジャム解消処理を行う
て後に運転を再開させることで、前記未転写紙をストッ
ク部に取り出させると共に、複写再開時には前記ストッ
ク部に取り出された未転写紙を先ず転写部に給紙させる
ようにした点に特徴を有し、而して、ジャム発生時に前
記未転写紙を通紙経路から取り出して、これをカセット
ケース等に収納し直す手間を要することなり、該未転写
紙を再利用する複写を直ちに行わせ得るに至ったのであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は静電写真複写機の概略縦断側面図、第２図はブ
ロック図、第３図は制御手段のフローチャート、第４図
及び第５図は別実施例の静電写真複写機の概略縦断側面
図である。 ４・・・感光体、７・・・転写部、（１７，１８）、２
４．２５・・・用紙取り出し手段（スイッチバック通紙
経路、用紙取り出し通紙経路）、２０・・・ストック部
、２２・・・再通紙手段（再通祇経路）、Ｓ・・・ジャ
ム検出手段。 出　願　人　　　　三田工業株式会社 代　理　人　　　　弁理士　藤本英夫 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）給紙部から排紙部に至る通紙経路途中に、該通紙
   経路でのジャムを検出して通紙駆動系を停止させるジャ
   ム検出手段を設け、かつ、前記通紙経路からストック部
   に用紙を取り出すための用紙取り出し手段と、前記スト
   ック部に取り出された用紙を転写前の通紙経路途中に戻
   す再通紙手段を配設すると共に、転写部以降のジャム解
   消後でかつ転写部に至るまでの経路に未転写紙が存在す
   るときの運転再開時に感光体をクリーニングし且つ前記
   未転写紙を前記ストック部に取り出す第１制御手段と、
   複写再開時に前記ストック部に取り出された未転写紙を
   前記転写部に優先給紙させる第２制御手段とを設けてあ
   ることを特徴とする静電写真複写機。
2. （２）前記用紙取り出し手段が両面複写用のスイッチバ
   ック通紙経路と用紙取り出し通紙経路とから成る特許請
   求の範囲第（１）項に記載の静電写真複写機。
3. （３）前記用紙取り出し手段が合成複写用の用紙取り出
   し通紙経路から成る特許請求の範囲第（１）項に記載の
   静電写真複写機。