JPH01122721A - 車両用空調表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、車両に搭載された空調装置からの風の吹出
状況を絵画的な画像表示によってわかりやすく表示する
車両用空調表示装置に関する。

（従来の技術） 例えば実公昭５６−２４０９０号公報に記載されててい
るように、従来から次のような車両用空調表示装置が知
られている。

車室内における空調装置の吹出口の配置を表わした画像
上に、吹田口から風が出ているようすを模式的に表わす
送風マーク（矢印）を選択的に付加表示できるようにし
た表示装置を設ける。そして、空調装置の状態情報を採
取し、送風用のブロアが作動中の場合に、吹出系路切換
手段の設定状態に応じて、上記表示装置の画像上の吹出
口のうちのブロアによって風が吹出している部分に上記
送風マークを表示するように構成している。さらには、
各送風系路からの送風温度情報をも採取し、送風温度に
応じて上記送風クー２の色も変えるようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した従来の空調表示装置では、送風用のブロアが停
止していると、表示装置の画像上の上記送風マークは表
示されない、つまりブロアのＯＮ・ＯＦＦと送風マーク
の表示・消去とを対応させている。

しかし自動車の空調装置の場合、ブロアを停止していて
も、内外気切換手段によって外気導入モードを選択して
いる場合、走行中は自然換気によって吹出口から風が出
てくる。このように自然換気によって吹出口から風が出
ているのにもかかわらず、従来の空調表示装置ではｒ吹
出口から風が出ている」ことを表わす送風マークは表示
されず、実際の状況と表示とがくい違っていた。

この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので
、その目的は、吹出口から風が出てくる状況では表示画
像上の対応する吹出口に送風マークを表示するようにし
た車両用空調表示装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） そこでこの発明では、ブロアを動作させているときだけ
でなく、ブロアを停止していても外気導入モードになっ
ていれば画像上に送風マークを表示する構成とした。

（作　用） 上記ブロアが動作していれば表示画像上の該当吹出口に
送風マークがつく、また、ブロアが停止していても外気
導入モードになっている場合には、やはり表示画像上の
該当吹出口に送風マークがつく。

（実施例） 第３図に示すように、空調装置１の各部は操作部を含む
空調コントローラ２によって制御される。

良く知られているように、空調装置１は、内外気切換手
段と、吹出系路切換手段と、風量調整手段も含んだブロ
ア切換手段と、暖房温度や冷房温度を調整する温度調整
手段面などを備えている。

イメージデイスプレィ３はＣＲＴ、液晶パネル、プラズ
マデイスプレィなどを用いたカラー画像の表示装置であ
って、ここに第２図に示すような空調表示画像が表示さ
れるようになっている。この空調表示画像の制御はデイ
スプレィコントローラ４によって行なわれる。デイスプ
レィコントローラ４は、空調装置１の状態情報を空調コ
ントローラ２から採取し、また車速センサ（図示省略）
からの車速情報を取り入れ、これらの情報に基づいて以
下に詳述するように空調表示画像を制御する。

第２図はイメージデイスプレィ３に表示された空調表示
画像の例を示している。同図のように、車室内における
空調装置の吹出口の配置がわかるようにダッシュパネル
周辺のリアルな画像を表示し、この画像上に、各吹出口
から風が出ているようすを模式的に表わす矢印状の送風
マークＭ１〜Ｍ５を選択的に付加表示する。ここで、Ｍ
ｌはデフロスタ吹出口の送風マーク、Ｍ２はサイドデフ
ロスタ吹出口の送風マーク、Ｍ３はベント吹出口の送風
マーク、Ｍ４はサイドベント吹出口の送風マーク、Ｍ５
はロアベント吹出口の送風マークであり、これら吹出系
統別に各送風マークＭ１〜Ｍ５の表示制御が行なわれる
。

送風マークＭ１〜Ｍ５の表示態様は次のように変化する
。

■ブロアが動作しているときはマーク輪郭を太くし、ブ
ロアが動作していない自然換気の状態ではマーク輪郭を
細くする。

■ブロアが動作してい、ると、その運転強度に応じて送
風マークの大きさく太さと長さ）を何段階かに変える。

また、ブロアが停止していて自然換気の状態では、自動
車の走行速度（車速）に応じて送風マークの大きさを何
段階かに変える。もちろん、吹出口からの風が強い程、
マークが大きくなるように変化させる。

■内気循環モードになっているとき（よ送風マークの中
味をベタ塗り表示とし、外気導入モードになっていると
きはマーク中味をドツト表示にする。

■送風温度の設定状態に応じて、マークの表示色を暖色
から寒色へと何段階かに変化させる。

第１図のフローチャートはデイスプレィコントローラ４
によって実行される送風マークの表示制御処理の手順を
示している。

まず゛ブロアの動作によって強制送風している場合の表
示制御を説明する。この場合ステップ１００から１０１
．１０２と進み、マーク輪郭を「太」に決めるとともに
送風強度に応じてマークの大きさを決める０次にステッ
プ１０３で外気導入モードか内気循環モードかを調べ、
内気循環モードであればマーク中味を「ベタ塗り」に決
め（ステップ１０４）、外気導入モードであればマーク
中味を「ドツト」に決める（ステップ１０１）、次に、
吹出系路の切換手段の設定状態に対応し、送風マークＭ
１〜Ｍ５のうちのどれを表示するのかを決める（ステッ
プ１０５）、次に、温度調整手段の設定状態に応じて送
風マークの表示色を決める（ステップ１０６）、最後の
ステップ１０７で、所定箇所の送風マークを上記のよう
に決めた態様で表示する。

次にブロアが停止している場合の表示制御について説明
する。この場合はステップ１００から１０８に進み、マ
ーク輪郭を「細」に一応決めておく６次のステップ１１
０で外気導入モードか内気況環モードかを判定し、内気
循環モードであれば、ステップ１１２にジャンプして送
風マークを全て消す、外気導入モードであればステップ
１１０に進み、車速に応じてマークの大きさを決める０
次に、マークの中味をｒドツト」に決める（ステップ１
１１）、以下は上記と同様にステップ１０５→１０６→
１０７と進み、マークの表示箇所を決め、マークの表示
色を決め、最後にマークを表示する。

以上のようにして、ブロアが動作しているときだけでな
く、ブロアが停止していても外気導入モードになってい
れば、イメージデイスプレィ３の空調表示画像上に送風
マークが表示される。この送風マークの表示を見れば、
吹出口から風が出ているということが一見してわかる。

送風マークが表示されないのはブロアが停止していて、
しかも内気循環モードになっているときである。このと
きは吹出口から風は出てこない。

また上記の実施例では、外気導入モードのときの送風マ
ークの中味を「ドツト」表示にし、内気循環モードのと
きの送風マークの中味を「ベタ塗り」表示にしているの
で、送風マークを見るだけで内気循環モードか外気循環
モードかも区別がつく、さらには、ブロアのＯＮ・ＯＦ
Ｆの情報や温度の情報それに風の強さの情報も送風マー
クに盛り込まれている。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、この発明に係る車両用空調
表示装置では、ブロアを動作させて強制送風していると
きだけでなく、ブロアな停止するとともに外気導入モー
ドにし、車両の走行による自然換気で車内に送風する場
合でも、空調表示画像上にｒ吹出口から風が出ているＪ
ことを表わす送風マークが表示されるので、前述した従
来装置のように実際の状態と表示とがくい違うことがな
くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による車両用空調表示装置に
おける送風マークの表示制御の処理手順をフローチャー
ト、第２図は同実施例における空調表示画像の一例を示
す図、第３図は同装置のシステム構成の概略を示すブロ
ック図である。 Ｍｌ・・・デフロスタ吹出口の送風マークＭ２・・・サ
イドデフロスタ吹出口の送風マークＭ３・・・ベント吹
出口の送風マーク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）内外気切換手段と吹出系路切換手段とブロア切換
   手段を少なくとも有する空調装置に付設されるものであ
   って、車室内における空調装置の吹出口の配置を表わし
   た画像上に吹出口から風が出ているようすを模式的に表
   わす送風マークを選択的に付加表示可能な表示手段と、
   空調装置の状態情報を採取し、上記ブロアが作動中の場
   合と外気導入モードになっている場合に、上記吹出系路
   切換手段の設定状態に応じて上記表示手段の画像上の所
   定の吹出口に対応して上記送風マークを表示する表示制
   御手段とを備えたことを特徴とする車両用空調表示装置
   。