JPH01122030A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH01122030A
JPH01122030A JP28060887A JP28060887A JPH01122030A JP H01122030 A JPH01122030 A JP H01122030A JP 28060887 A JP28060887 A JP 28060887A JP 28060887 A JP28060887 A JP 28060887A JP H01122030 A JPH01122030 A JP H01122030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
substrate
magnetic
recording medium
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28060887A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Okubo
大久保 恵司
Hisashi Yamazaki
山崎 恒
Kiyoto Yamaguchi
山口 希世登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP28060887A priority Critical patent/JPH01122030A/ja
Publication of JPH01122030A publication Critical patent/JPH01122030A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録装置に用いられる磁気ディスクなどの
磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来用いられている磁気記録媒体の模式的な要
部構成断面図を示したものである。第3図の磁気記録媒
体はAt’−Mg合金基板1の上に非磁性金属基体層2
を被覆し、この非磁性金属基体層2上にさらに非磁性金
属下地層3を介して例えばCo−Ni−Cr合金薄膜の
磁性層4を被覆し、磁性層4上に保護潤滑層5を設けて
あり、基板1に非磁性金属基体層2から保護潤滑層5ま
でをこの符号順に積み重ねたように構成したものである
このように構成された磁気記録媒体は製造過程で基板1
を所定の面粗さ、平行度および平面度に仕上げ、非磁性
金属基体層2はN1−P合金を無電解めっきもしくは基
板1自体をアルマイト処理することにより形成するのが
好ましく、いずれも所定の硬さを必要とし、表面は機械
的研磨を行って所定の面精度まで仕上げる。非磁性金属
下地層3は一般にCrを用いてスパッタ形成し、引き続
きCo−Ni−Cr合金などの磁性層4、さらにカーボ
ンもしくは5i02などの保護潤滑層5を連続的にスパ
ッタして被覆する。
かくして得られた磁気記録媒体は強度9寸法精度などの
機械的特性および磁気特性も良好であり、例えばへ1−
Mg合金基板1上に被覆したN1−P基体層2にCrの
非磁性金属下地層3を2000人、  Co−30at
%Ni−7,5at%Cr磁性層4を500人およびカ
ーボン保護潤滑層5を500A連続スパツタして形成し
たものの代表的な磁気特性として保磁力Hcは9000
eである。
以上のような磁気記録媒体は緒特性の向上とともに近年
ますます軽量化とコストの低減に対する要求が高められ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
記録媒体の軽量化とコスト低減に対して考慮すべき点は
基板材料の選択である。すなわち、Al−Mg合金を基
板に用いているために、この上に硬いN1−P層を設け
ねばならず、基板面とN1−P層の表面研磨加工に多大
の時間を要し、このことがコストに大きな比率を占めて
いる。したがって、この加工工数を短縮するのがよいが
、所定の面粗さ、平行度および平面度に仕上げなければ
ならないので、大幅な工数省略は不可能であってコスト
の低減には限界があり、へ6−Mg合金を用いる限り多
くを期待することができない。
一方基板材料の選択に関しては記録媒体の軽量化も含め
て、プラスチックもしくはプラスチックとセラミックの
複合材料を用いるのが有望である。
これらの材料はA、12−Mg合金より軽く、金型を用
いて成形することができるので、金型の表面を高精度に
加工しておくことにより、成形後の表面研磨を行うこと
なく十分に良好な面粗さや平行度が得られるという利点
があるからである。
しかしながら、プラスチックまたはその複合材料を基板
に用いるときは、別な問題が起きる。それは、プラスチ
ックは金属とは異なり、吸湿性が高べ水分を吸蔵するの
で、これがスパック工程で放出され磁性層に悪い影響を
及ぼし、磁気特性。
特に保磁力を低下させてしまう。したがってAl−Mg
合金に代わり、プラスチックなどを基板に用いたときも
記録媒体の特性を損なわないようにするのが好ましい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目
的は磁気記録媒体をより軽量とし、コストを低減するた
めにプラスチックまたはプラスチックとセラミックの複
合材料を用い、しかも従来のスパッタ過程により良好な
磁気特性が得られる構造を有する磁気記録媒体を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の磁気記録媒体はプラスチックなどの非磁性基板
上に酸化チタン薄膜からなるバッファ層。
非磁性金属下地層、磁性層および保護潤滑層をこの順に
連続的にスパッタ形成したものである。
〔作用〕
プラスチックなどは水分を吸蔵しているために、これを
基板として用いると、スパッタ過程で放出するガスの影
響を受けて、特に磁性層の保磁力を低下させるが本発明
ではプラスチックなどの基板と非磁性金属下地層との間
にバッファ層として酸化チタン薄膜が介在するようにス
パッタ形成したために、基板に吸蔵されている水分など
のガス放出を防ぐことができるので、良好な磁気特性を
保持したまま、従来より軽量にして安価な磁気記録媒体
が得られる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例に基づき説明する。
第1図は本発明により得られた磁気記録媒体の模式的な
要部構成断面図を示したものであり、第3図と共通部分
を同一符号で表しである。第1図は第3図と基本的な構
成は同じであるが、第1図が第3図と異なる点は基板1
aにプラスチックを用い、基板1aと非磁性金属下地層
3との間に、非磁性金属基体層2ではな(、バッファ層
6としてTlO2膜が介在するように構成した所にある
この記録媒体はまず基板材料にポリエーテルイミド樹脂
の商品名ウルテム1000を用い、所定の表面精度をも
った金型により成形して基板1aを作製し、この基板1
a上にバッファ層6のTi口2.非磁性金属下地N3の
Crを2000人、磁性層4のCo−3Qat%Ni−
7.5at%Cr合金を500人、保護潤滑層5のカー
ボンを500人同一真空槽内で連続的にスパッタ形成し
たものであるが、本発明に係わるバッファ層6の膜厚に
ついてはその効果を確かめるためにバッファI!F6を
設けないものから200OAまで変化させた。また同時
に基板材料としてポリエステル樹脂と炭酸カルシウムと
の複合材料を用いた媒体を作製したが、このとき下地層
3.磁性層4右よび保護潤滑層5についてはプラスチッ
ク基板を用いたものと全く同じ条件−にしである。
次に以上のごとくして得られたそれぞれの磁気記録媒体
lζついて磁気特性の比較を行った。第2図は縦軸を媒
体の代表的な磁気特性である保磁力Hcとし、横軸をバ
ッファ層6のTie、膜厚とし、それぞれの媒体につい
て10点測定の平均値をプロットしたものであり、基板
にプラスチック単独(O)。
プラスチック複合材(△)を用いたものと、比較のため
にバッファ層を形成してないものおよび従来のへ1合金
基板を用いたものを併記しである。
第2図かられかるように、バッファ層を設けてない媒体
はHcが僅かに1000e程度で非常に小さな値しか得
られず、これに対してTi028771層6を基板1a
と下地層3との間に形成しである本発明の媒体はバッフ
ァ層6の、TiO□の膜厚が増すとともに保磁力が大き
くなり、このTlO2膜厚が500Å以上になると従来
のA1合金基板1にN1−Pめっき層2を被覆した媒体
の保磁力9000eと同等の値が得られる。
このことは基板1aにプラスチックまたはその複合材料
を用いたときにこれらを被覆するバッファ層6のもたら
す効果であって、基板に吸蔵されている水分などのガス
はパフフッ層6のスパッタ過程でほぼ除去されるか、媒
体形成後はバッファ層6に閉じ込められて、下地層3や
磁性層4へ悪い影響を及ぼすのを防いでいるからである
。しかもプラスチックまたはその複合材料を基板1aと
して用いるときは、従来の/V−Mg合金基板1に比べ
て約60%軽量になるとともに、複雑な研磨工程を必要
とせず、基板Ia上に堆積させる各層は同一真空槽内で
順次スパッタさせればよく、バッファ層6を形成するた
めの特別な手段も要らない。
最後に本発明により得られた磁気記録媒体を磁気記録装
置に組み込んでC8S試験を行った結果、2万回のコン
タクト・スタート・ストップに対してもこの記録媒体表
面にはなんら傷の発生は見られず、再生出力もほとんど
低下することなく、十分な耐久性をもっていることを確
認することができた。
〔発明の効果〕
磁気ディスクなどの磁気記録媒体は軽量にするとともに
、コストの低減が望まれており、従来の加工工数の多い
At7合金基板の代わりに、後加工なしで高い表面精度
の得られるプラスチックまたはその複合材料を用いるの
が合目的であるが、これらプラスチック系材料は水分な
どを吸蔵してあり、この上に形成される下地層や磁性層
はスパッタ時に基板から放出される水分などのガスの影
響を受けて酸化し、記録媒体の磁気特性を低下させるの
に対して、本発明によれば実施例で述べたように、プラ
スチック系基板と非磁性金属下地層との間にバッファ層
として丁10□膜を介在させるように構成したために、
このバッファ層によって基板からのガス放出の磁気特性
に対する悪影響はなくなり、本来の媒体の有するすぐれ
た磁気特性を維持することができ、しかも基板上の薄膜
積層過程は連続スパッタが可能であって製造効率を低下
させることもない。
以上のように本発明の磁気記録媒体はプラスチック系の
基板を用いて表面研磨工程を省略したことによる軽量化
とコスト低減、およびスパッタ法を用いてTin、バッ
ファ層を形成することによりプラスチック系基板のもつ
欠点を解消して媒体本来の特性を保持することができた
という点で磁気記録媒体に望まれるいくつかの重要な課
題を全て同時に達成したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の模式的な要部構成断面
図、第2図は本発明の磁気記録媒体における保磁力とT
iO□バッファ層の膜厚との関係をバッファ層なしの媒
体および従来の媒体との比較で示した線図、第3図は従
来の磁気記録媒体の模式的な要部構成断面図である。 1,1a 基板、2−非磁性金属基体層、3・・非磁性
金属下地層、4−・・・・磁性層、5・・・保護潤滑層
、6・バッファ層。 第1図 07寸スt・ツク基液 バーy’77贋t>Tr02RK厚(A)倉 2 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)基板上に酸化チタンバッファ層、非磁性金属下地層
    、磁性層および保護潤滑層をこの順に連続的にスパッタ
    形成してなることを特徴とする磁気記録媒体。 2)特許請求の範囲第1項記載の媒体において、基板が
    プラスチック成形体であることを特徴とする磁気記録媒
    体。 3)特許請求の範囲第1項記載の媒体において、基板が
    プラスチックとセラミックの複合材料の成形体であるこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。 4)特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載の媒体において、バッファ層の酸化チタン膜厚が少な
    くとも500Åであることを特徴とする磁気記録媒体。
JP28060887A 1987-11-06 1987-11-06 磁気記録媒体 Pending JPH01122030A (ja)

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JP28060887A JPH01122030A (ja) 1987-11-06 1987-11-06 磁気記録媒体

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JP28060887A Pending JPH01122030A (ja) 1987-11-06 1987-11-06 磁気記録媒体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6911256B2 (en) 2003-06-30 2005-06-28 Imation Corp. Buffer layers for magnetic media with a plastic substrate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6911256B2 (en) 2003-06-30 2005-06-28 Imation Corp. Buffer layers for magnetic media with a plastic substrate

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