JPH01116271A - 燃料噴射量制御装置 - Google Patents

燃料噴射量制御装置

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JPH01116271A
JPH01116271A JP27277287A JP27277287A JPH01116271A JP H01116271 A JPH01116271 A JP H01116271A JP 27277287 A JP27277287 A JP 27277287A JP 27277287 A JP27277287 A JP 27277287A JP H01116271 A JPH01116271 A JP H01116271A
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fuel injection
valve
solenoid valve
deviation
closing
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JP27277287A
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English (en)
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Yasuhiro Toyoda
豊田 恭大
Atsushi Taguchi
田口 厚
Hidetsugu Takemoto
英嗣 竹本
Toshimi Matsumura
敏美 松村
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ディーゼル機関における燃料噴射量制御装置
に関し、特に、パイロット噴射を行わせるに好適な装置
に関する。
「従来の技術」 従来から、ディーゼル機関の燃料噴射時において、パイ
ロット噴射(メイン噴射の前に予備的に噴射するもの)
をすることがディーゼル機関の騒音、有害排気ガスを低
減するとともに燃費を向上させるといった効果を発揮す
ることはよく知られている。これを実現する構造が最も
簡単な装置として、電磁弁による溢流(スピル)制御を
行うシステムが考えられる。このシステムは、プランジ
ャにより加圧された高圧燃料を加圧途中で一旦電磁弁を
開いて溢流させ燃料噴射を中断してパイロット噴射とし
、次いで、再び電磁弁を閉じて主噴射を開始させ、最後
は適当な所望のクランク角位置のタイミングで電磁弁を
開き溢流させて燃料の噴射を終了させ、噴射量を制御す
るものである。電磁弁を作動させるのにマイクロコンピ
ュータを利用した電子制御装置を使用している。上記の
電磁弁スピルシステムでは、電磁弁の開閉弁時期を燃料
噴射量に対応した所定のクランク角位置になるように精
密に制御する必要があり、この時期の微小なずれでも大
きな燃料噴射量の変動となりやすい、この噴射量の変動
はアイドリング時など低負荷運転時の振動を増大させる
大きな要因となる。
電磁弁の開閉弁時期を正確に制御する上で、電磁弁の応
答遅れ時間のばらつきが大きな問題になる。これらの電
磁弁は高耐圧及び高速応答性を要求されるためバランス
弁が用いられることが多く、油圧の逃げに要する遅れ時
間が個々の電磁弁において異なりばらつく、特に、主噴
射開始時の電磁弁の閉弁時においては、電磁コイルがコ
アを吸引するのに要する電磁動作の遅れ時間のばらつき
、それに、プランジャによるポンプ加圧開始直後である
ことから噴射ポンプの機差による燃料圧力のばらつきに
起因する遅れ時間のばらつきが加わり、閉弁時の応答遅
れ時間のばらつきは開弁時のばらつきの2〜3倍に達す
る大きなものになる。このばらつきは主噴射の立上がり
を大きくばらつかせ、パイロット噴射から主噴射開始ま
でのパイロット間隔をばらつかせて、適切なパイロット
噴射を損なうことになる。
このように、電磁スピル方式では噴射ポンプ毎の応答遅
れ時間のばらつきが大きいため、正確なパイロット噴射
が困難であるという問題点があった。
従来、噴射ポンプの機差によるばらつきを補正し、燃料
噴射量を正確ならしめるものとして、カム回転角と開弁
遅れ時間とを補正する装置が提案されている(特開昭6
1−226543号)、シか ′し、この装置は電磁弁
の閉弁時の遅れ時間を補正できないためパイロット噴射
を正確に制御することはできなかった。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は上記の問題点を解決するためなされたものであ
り、個々の噴射ポンプ毎の電磁弁の閉弁遅れ時間の機差
を補正し、電磁スピル方式で正確なパイロット噴射を可
能とする燃料噴射量制御装置を提供することを目的とす
る。
r問題点を解決するための手段」 このため本発明では、電磁スピル式燃料噴射ポンプの電
磁弁を所定のタイミングで開閉弁することによりパイロ
ット噴射を伴った燃料噴射を行う燃料噴射量制御装置に
おいて、電磁弁の閉弁遅れ時間の偏差に対応するデータ
を外部から設定することができる閉弁偏差データ設定手
段と、主噴射開始時の電磁弁の閉弁時期を、前記閉弁偏
差データ設定手段からのデータに従って補正する閉弁時
期補正手段と、を備えることを特徴とする燃料噴射量制
御装置が提供される。
「作用」 上記の構成によれば、閉弁偏差データ設定手段により、
燃料噴射ポンプの機差による電磁弁の開弁応答遅れ時間
のばらつきを組立後に外部から補正することができ、調
整ライン等で機差の補正を行うことによりパイロット間
隔のばらつきを抑制でき、正確なパイロット噴射が可能
になる。
「実施例」 本発明の実施例について図面に従って具体的に説明する
第1図は本発明の一実施例の概略構成図である。
燃料噴射ポンプ1は公知のボッシュタイプ分配型燃料噴
射ポンプをベースとする電磁スピル式のものである。エ
ンジンのクランク軸に同期してその1/2の速度で回転
駆動される駆動軸2は、ベーン式フィードポンプ3を回
転させる。ベーン式フィードポンプ3は吸入口4から図
示しない燃料タンク内の燃料をフィルタを介して図示A
より導入し、この燃料を加圧してレギュレートバルブ5
の設定する圧力に調圧したのち、燃料噴射ポンプ1内に
形成した燃料室6へ供給する。
上記駆動軸2はカップリング7を介してプランジャ8を
駆動する。このカップリング7はプランジャ8を回転方
向へは一体的に回転させるが、プランジャ8が軸方向へ
往復運動する場合にはこの軸方向移動を自由に許す、上
記プランジャ8には4つのカム山をもつフェイスカム9
が一体的に設けられている。フェイスカム9はスプリン
グ10によりカムローラ11に押し付けられて−り、こ
れらフェイスカム9とカムローラ11の摺接により、プ
ランジャ8が往復動される。プランジャ8は1回転中に
、図示しないエンジンの気筒数に対応する回数(ここで
は4回)だけ往復動される。
プランジャ8は燃料噴射ポンプ1に取り付けられたヘッ
ド12に摺動自在にかつ精密に嵌合されており、このヘ
ッド12とプランジャ8の場面とでポンプ室13を形成
している。プランジャ8の端部周面には吸入溝14が形
成されており、プランジャ8の吸入行程中に、即ち第1
図における左方側への移動中にこれら吸入溝14のうち
1つが、ヘッド12に設けた吸入ボート15に連通ずる
と、前記燃料室6からポンプ室13に燃料を吸入する。
またプランジャ8の圧縮行程中、つまり第1図における
右方側への移動中に、ポンプ室13内で加圧された燃料
は、連通路191分配ボート16を通じて噴射通路17
へ圧送され、分配弁18を介して、図示Bから、図示し
ない噴射鋼管を経由して噴射弁によりエンジンの燃焼室
へ噴射される。
上記ポンプ室13には電磁弁スピル式の燃flr14量
機構20が接続されている。すなわちポンプ室13は溢
流通路21.22により燃料室6に連通されており、上
記溢流通路21は電磁弁23により開閉される。電磁弁
23は、ニードル弁24を電磁コイル25によって作動
する圧力バランス弁であり、この電磁コイル25に通電
されているときに閏じられる弁である。したがってプラ
ンジャ8の圧縮行程中に、電磁弁23への通電を遮断す
るとポンプ室13内で加圧されている燃料が溢流通路2
1.22を経由して低圧側の燃料室6へ逃がされ、前記
噴射通路17側へは送られなくなり、燃料の噴射が停止
される。このことによりエンジン側に供給すべき燃料噴
射量を制御すると共に、パイロット噴射を実行する。尚
、燃料室6へ溢流した燃料の一部は、Cより図示しない
燃料タンクへ還流する。
上記電磁弁23への通電開始タイミングは、マイクロコ
ンピュータを備えた電子制御回路26によって行われる
が、電子制御回路26の構成及び動作については後述す
る。
何記変換部材としてのカムローラ11はローラリング2
7に保持されている。このローラリング27は燃料噴射
時期調整機m30(タイマー)によって作動される。燃
料噴射時期ll整機t’1130はタイマーピストン3
1を備え、このタイマーピストン31の一端面には燃料
室6の燃料圧力が作用し、他端面にはスプリング32の
押圧力が作用するようになっていて、タイマーピストン
31は燃料室6の燃料圧力によって第1図の左方向へ移
動する。
タイマーピストン31の往復移動はピン33を介してロ
ーラリング27に伝えられこのローラリング27を回動
する。このため、カムローラ11とフェイスカム9との
摺接タイミングがずれるので駆動軸2に対する圧送プラ
ンジャー8の往復運動の位相が変化して燃料噴射時期が
変わるようになっている。なお第1図中燃料噴射時期調
整機構30は実際にはタイマーピストン31の軸方向が
紙面と直行する方向に設けられるが、作図上第15!I
のように示す。
第2図は第1図の■−■線断面図である。
駆動軸2の回転位置を検出するため、歯車状に外周に突
起37が設けられたパルサ36が駆動軸2に固着され、
その突起37の通過を検出する電磁ピックアップからな
る回転角検出器35がローラリング27に固定されてい
る。パルサ36の突起37は90°/16=5.625
°間隔に並び、パルサ36の90°毎に突起2つ分の欠
落部38を有する。そして噴射ポンプ駆動軸2の90°
回転即ちエンジンの180@クランク角(”CA)毎に
欠落部38を検出して基準角信号とし、エンジンの11
.25″″クランク角毎に突起37を検出して回転角信
号としている。欠落部38は基準角位置の情報を与える
もので各気筒の上死点(1”DC)前数十度の1ランジ
ヤ8の下死点の位置に設定される。
第3図番こ示す様に、燃料噴射ポンプ1の外!!側面に
は4つのコネクタ体41,42.43.44がビス45
により取付られ、金属製プロ午りタ46により保護され
ている。コネクタ体41〜44は、第4図及び第5図に
示す様に、コネクタ形状に成形された樹脂成形部材であ
る本体47に端子としてインサートモールドされた金具
48゜49に調整用固定抵抗50をハンダ付けし、該抵
抗接続収納部内に樹脂51を充填モールドしたものであ
る。各コネクタ体41〜44に埋設された各調整用固定
抵抗50の抵抗値は、燃料噴射ポンプ1毎の偏差データ
を与えるものであり、第1のコネクタ体41は回転角検
出器35からの回転角信号の角度位相の偏差データを、
第2のコネクタ体42はパイロット噴射を中断させる際
の電磁弁23の開弁応答性の偏差データを、第3のコネ
クタ体43は主噴射を開始させる際の電磁弁23の閉弁
応答性の偏差データを、第4のコネクタ体44は主噴射
を終了させる際の電磁弁23の開弁応答性の偏差データ
を、それぞれ与える偏差データ設定手段をなす。
各コネクタ体41〜44は、第6図に示す様に、電子制
御回路26に接続される。各コネクタ体41〜44の調
整用固定抵抗R1,R2,R3゜R4には一定抵抗値の
固定抵抗51.52,53゜54を経由して定電圧Vc
eが印加され、調整用固定抵抗R1〜R4との分圧電圧
VR1,VR2,V*3.V*4により各偏差データを
示す抵抗値がマイクロコンピュータ60に読み込まれる
第1図に示す様に、マイクロコンピュータを有する電子
制御袋Z(ECU)26にはエンジンの運転状態信号を
与えるアクセル開度センサ61.水温センサ62.吸気
温センサ63等からの信号が入力される。′4子制御装
置、26はこれらの運転状態信号、回転角検出器35か
らの回転角信号及び4つのコネクタ体41〜44からの
分圧電圧信号に基いて電磁スピル弁26の開閉タイミン
グを制御する。
ECU26内のマイクロコンピュータは電磁弁23を駆
動するアウトプットボートの信号を反転する時間をセッ
トするアウトプットコンベアレジスタを備えており、C
PUにより該アウトプットコンベアレジスタに設定され
た時間の経過時点に、電磁弁23への通電を開始又は通
電を遮断して電磁弁23の開閉を行う。
以上の機械構成に基づき燃料噴射時期の制御手段につい
て説明する。
第7図は本実施例の制御概念を示すタイミング図である
6図において、(a)はプランジャ8のリフトI、(b
)は回転角検出器35からの回転角信号NE、(c)は
電磁弁23を駆動する電子制御装置26からの駆動信号
、(d)は電磁弁23の弁体の機械的動作、(e)は最
終的に燃料噴射弁から噴出される燃料噴射率をそれぞれ
示している。
プランジャリフト量は下死点TDCからしばらく進んだ
後上昇を始め、そのリフト量のうち斜線を付した最初の
部分q1がパイロット噴射に供される部分、その後の斜
線を付した部分q2が主噴射に供される部分である。
回転角信号NEは、エンジンクランク軸の180°回転
毎に、バルサ36の欠落部38による信号の欠落期間に
引続いて突起37による14個のパルス信号が出力され
る。この最初のパルスfei 号の立上がりを基準角信
号とし、以下引き続いて出力されるパルス信号の立上が
りを検出して回転角を検出する0回転角信号NEの間隔
は11.25゜CAに相当する0回転角信号NEはプラ
ンジャ8のリフト位置を示すものであるが、バルサ36
の駆動軸2への取付精度など種々の要因により燃料噴射
ポンプ1毎にばらついた偏差Δθを生ずる。
この回転角信号NEの角度位相の偏差へ〇のデータを第
1のコネクタ体41の抵抗値R1により電子制御装置2
6に与え、補正して制御しようとするのである。
電磁弁駆動信号は通常回転角信号の立上がりの間に出力
される。たとえば、3番目の回転角信号の立上がり位置
から残り角度θres”cA後に電磁弁を開弁しようと
するときは、残り角度θremをその時のエンジン回転
数から時ff T Sに換算し、その時間TSを電子制
御装置内のアウトプットコンペアレジスタにセットする
ことにより、当該時間TS経過時点に電磁弁23への通
電を遮断し開弁を指令する。
電磁弁23の動作は電子制御装置26からの電磁弁駆動
信号に対して応答遅れを生ずる。この応答遅れ時間はそ
のときの燃料圧力によってもばらつき、また、機械精度
等の要因により燃料噴射ポンプ毎にばらつく、この応答
遅れ時間には、パイロット噴射を中断させる際の開弁応
答遅れ時間Δtl、主噴射を開始させる際の閉弁応答遅
れ時間Δt2.主噴射を終了させる際の開弁応答遅れ時
間Δt3.及び、次回の噴射に備える際の閉弁応答遅れ
時間Δt4がある。これらはそれぞれ動作する際の燃料
圧力等の条件が異なるため異なった応答遅れ時間を示す
、このうち、燃料噴射量に関与する前三者Δtl、Δt
2.Δt3の応答遅れ時間の偏差データを第2乃至第4
のコネクタ体42.43.44の抵抗値R2、R3,R
4により電子制御袋N 26に与え、補正して制御しよ
うとするのである。
これら4つのコネクタ体のうち、第3のコネクタ体43
が、電磁弁23の閉弁遅れ時間の偏差Δt2に対応する
データを外部から設定することができる閉弁偏差データ
設定手段をなす。
第8図は以上述べた制御思想を実現する電子制御装置2
6内での処理を示すフローチャートである。
この処理100は回転角信号NEの立上がり毎に割込処
理により実行される0割込処理100が開始されると、
ステップ101では回転角信号の発生間隔時間からエン
ジンの回転数Nが計算され、また、アクセル開度センサ
61.水温センサ62゜吸気温センサ63等からの運転
状態信号が読み込まれる。ステップ102では、現在の
運転状態がパイロット噴射領域か否かが調べられる。即
ち、エンジン回転数Nが130Orpm以下であり、か
つ、アクセル開度ACCPが30%以下の中低負荷時で
あればパイロット噴射領域であると判断してステップ1
03以下に進む、そうでなければ、ステップ120に進
みパイロット噴射を行わない通常の噴射量制御処理を実
行する。
ステップ103では、エンジン回転数N及びアクセル開
度ACCP等の運転状態信号に基づいて、パイロット噴
射iQP、主噴射立上がり時期QC。
及び主噴射IQI]の算出が行われる。これらの値QP
、 QC,QBは、第9図に示す様に、基準角位置から
の角度で与えられ、電子制御装置26内のROMに格納
された二次元マツプをエンジン回転vIN及びアクセル
開度ACCr’に従って検索し、検索された値をその他
の運転状態信号により補正演算することにより算出され
る。
ステップ104では、回転角信号の位相角度偏差Δθの
補正が行われる。ここでは第1のコネクタ体41の抵抗
R1が示す分圧電圧Vatが読み込まれ、第10図に示
す様に、その分圧電圧■11から角度偏差Δθ(”CA
)Gこ変換される。そして、パイロット噴射景等各指令
値QP、 QC,QBに一律に角度偏差Δθを加え、補
正された各指令角度AQP、AQC,AQBが求められ
る。
ステップ105では、補正された指令・角度AQP、A
QC,AQBを回転角信号のパルス数に相当する指令基
準歯数CAL1.CAL2.CAL3と余りの角度θr
eal、θre−2+ θre論3とにそれぞれ分解す
る。パルサ36の突起37の間隔は11.256CAに
相当することから、たとえばパイロット噴射指令角度A
Q―は、 八QP=CALIX11.25  +θreal(’″
CA)と分解される。他も同様である。
ステップ106では、余り角度θre■1.θrem2
、θrem 3を時間に変換すると共に、電磁弁23の
応答遅れの補正を行う、余り角度θre+sの時間への
変換は、エンジン回転数Nから算出される1°CAに要
する時間T oを掛は合わせることにより求められる。
電磁弁23の応答遅れの補正は、第2乃至第4のコネク
タ体42,43.44の抵抗R2,R3,R4が示す分
圧電圧V12.VR3゜v、4が順次読み込まれ、第1
1図に示す様に、その分圧電圧V、2.V、13.V、
4から遅れ時間偏差Δtl、Δt2.Δt3に変換され
る。ここでΔt1はパイロット噴射時の開弁遅れ、Δt
2は閉弁遅れ、Δt3は主噴射時の開弁遅れの偏差をそ
れぞれ示す、そして、余り角度変換時間に各遅れ時間偏
差Δtl、Δt2.Δt3を加え、補正された各指令余
り時間TS1.TS2.TS3が算出される。
TS1= θremlXTo+Δ tl   (μ 5
)TS2= θrem2XTo+Δ t2   (μ 
5)TS3=θrem3XTo+Δt3  (μs)ス
テップ107では、回転角信号の欠落期間からの割込回
数により回転角信号の発生パルス数を数えてカウント数
CNIに記憶する。カウント数CNIは現在通過してい
るパルサ36の突起37の位置を示す数である。
ステップ108では、カウント数CNIを調べ、その値
に応じてそれぞれの処理に分岐する。カウント数CNI
がステップ105で求めた第1の指令基準歯数CAL1
と一致した時は、パイロット噴射を中断する直前の回転
角信号の位置に来ているのだから、ステップ109に進
み、ステップ106で求めた第1の指令余り時間TSI
をアウトプットコンベアレジスタに設定し、処理を終了
する。この結果、第1の指令余り時間TS1経過時点に
電磁弁23への通電が遮断され、電磁弁23が開いて燃
料噴射が中断される。カウント数CNIが第2の指令基
準歯数CAL2と一致した時は、主噴射を開始する直前
の回転角位置に来ているのだから、ステップ111に進
み、第2の指令余り時間TS2をアウトプットコンベア
レジスタに設定し、処理を終了する。この結果、第2の
指令余り時111Ts2経適時点に電磁弁23への通電
が再開され、電磁弁23が閉じられて主噴射が開始され
る。カウント数CNIが第3の指令基準歯数CAL3と
一致した時は、主噴射を終了する直前の回転角位置に来
ているのだから、ステップ112に進み、第3の指令余
り時間TS3をアウトプットコンベアレジスタに設定し
処理を終了する。この結果、第3の指令余り時間TS3
経過時点に電磁弁23への通電が遮断され、電磁弁23
が開かれて主噴射が終了する。なお、ステップ108以
下では、次の噴射に備えて電磁弁を再び閉じる処理など
、燃料噴射量の制御に直接関与しない処理は省略して示
していない。
このようにして、回転角信号の位相角度偏差Δθ並びに
電磁弁の開弁及び閉弁応答性の遅れ時間偏差Δt1.Δ
t2.Δt3の個々の燃料噴射ポンプ毎のばらつき(機
差)が補正され、正確なパイロット噴射及び主噴射が可
能になる。
燃料噴射ポンプの調整ラインにおいて所定運転条件下で
の燃料噴射量を実測することにより各偏差Δθ、Δtl
、Δt2.Δt3を測定し、それを補償するような値の
抵抗値を持つコネクタ体41〜44を選択して組付ける
ことにより、実質上機差のない燃料噴射ポンプ1を提供
することができる。
本実施例は、電磁弁23の閉弁応答性の偏差を補正する
のみならず、主噴射の終了時とは独立にパイロット噴射
中断時の電磁弁開弁応答性の偏差を補正する手段(第2
のコネクタ体42)を備えるものであるから、パイロッ
ト噴射をより正確に制御することができるという利点が
ある。
前記実施例では、偏差データ設定手段として固定抵抗を
埋設したコネクタ体41〜44を用いたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、電子制御装置26に外部
から電気信号として偏差データを与えられる手段であれ
ば何でもよく、たとえば、数ビットのディジタル信号を
与えるメモリ(ROM )又はスイッチであっても差支
えない。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は上記の構成を有し、電磁弁
閉弁応答性の偏差データを設定する手段を有するもので
あるから、構造の草純な電磁スピル方式の噴射量制御装
置においてパイロット噴射を正確に行うことができると
いう優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は構成を示す断面
図、第2図は第1図のト」線断面図、第3図は斜視図、
第4図はコネクタ体を示す斜視図、第5図は断面図、第
6図はコネクタ体の接続を示す回路図、第7図は制御概
念を示すタイミング図、第8図は処理を示すフローチャ
ート、第9図は指令値を示す説明図、第10図及び第1
1図は分圧電圧と偏差データとの関係を示す特性図であ
る。 101.燃料噴射ポンプ、 210.駆動軸、 80.
。 プランジャ、 23.、、電磁弁、 26 、、、@子
制御装置、 35 、、、回転角検出器、 36.、、
バルサ、 37゜1.突起、 38.、、欠落部、 4
1〜44 、、、コネクタ体(偏差データ設定手段)。 第2図 JJ   Jl 第3図 第4図 第5図 第9図 VR’(Volt) 第11図 ■R2(Volt) VR’ (Volt)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電磁スピル式燃料噴射ポンプの電磁弁を所定のタイ
    ミングで開閉弁することによりパイロット噴射を伴った
    燃料噴射を行う燃料噴射量制御装置において、 電磁弁の閉弁遅れ時間の偏差に対応するデータを外部か
    ら設定することができる閉弁偏差データ設定手段と、 主噴射開始時の電磁弁の閉弁時期を、前記閉弁偏差デー
    タ設定手段からのデータに従って補正する閉弁時期補正
    手段と、 を備えることを特徴とする燃料噴射量制御装置。 2 前記閉弁偏差データ設定手段は、閉弁遅れ時間の偏
    差に対応した抵抗値を有する固定抵抗が埋設されたコネ
    クタ体であり、そのコネクタ体が燃料噴射ポンプに一体
    に組付けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の燃料噴射量制御装置。
JP27277287A 1987-10-28 1987-10-28 燃料噴射量制御装置 Pending JPH01116271A (ja)

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