JPH0111405Y2 - - Google Patents

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JPH0111405Y2
JPH0111405Y2 JP19871384U JP19871384U JPH0111405Y2 JP H0111405 Y2 JPH0111405 Y2 JP H0111405Y2 JP 19871384 U JP19871384 U JP 19871384U JP 19871384 U JP19871384 U JP 19871384U JP H0111405 Y2 JPH0111405 Y2 JP H0111405Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は切削研磨等により生じた粉塵を飛散
させることなく回収する加工粉塵回収箱に関す
る。
〔従来技術〕
従来、歯科技工の行なう切削作業においては、
技工台に取り付けてある第3図に示すいわゆるフ
イツシユマウス形態の吸塵口1の前で、義歯床
(被加工物)2をペンホルダ式加工工具3で切削
または研磨し吸込管4内に吸い込んでいる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、このような従来のフイツシユマウス
形態の吸塵口1を使用して加工作業においては、
吸塵口1が作業性を良くするために広げてあるの
で作業点での風速が遅くなり、また切削機器の回
転慣性により粉塵が飛びやすく吸込管4内に吸い
込みきれず、粉塵が飛散する欠点があつた。この
粉塵を飛散させないようにするには、吸い込み効
率を上げるために排気風量を増やし、作業点での
風速を増せば良いが、エネルギー的に限界があ
り、むやみに風量を増すことはできなかつた。
この考案は、従来のものがもつ以上のような問
題点を解消した加工粉塵回収箱を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
開口部を開閉自在とした透明な蓋を有する上板
と、被加工物を持つ手を挿入するための作業用挿
入孔とこの作業用挿入孔より小径とされこの作業
用挿入孔から離間して工具のみを挿入するために
設けられた工具挿入孔とこれら作業用挿入孔及び
工具挿入孔から離間して設けられた排気孔とを有
する側壁と、この側壁に嵌合する縁部を有し前記
側壁に着脱自在に取り付けられた底部材とからな
る箱と、前記工具挿入孔より吸引される空気の流
速が低下するのを防止するために前記作業用挿入
孔部に設けられた弾性部材からなる保護リング
と、前記底部材の縁部から外周がはみだすように
前記底部材上に敷かれた紙葉類と、前記排気孔に
着脱自在に接続された負圧源とからなり、前記工
具挿入孔の径を前記排気孔に対して同一径もしく
はやや大きめの径としてある。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図に基づいて説
明する。図中11は、底板12、上板13を有す
る断面多角形の箱であり、この箱11は透明度の
高いアクリル樹脂板、ガラス板等からつくられて
いる。上板13には開口13aが形成されてお
り、上板13は開口13aを開閉自在に閉塞する
上蓋14を有している。上蓋14はもちろん透明
度の高いアクリル樹脂板、ガラス板等からつくら
れている。
箱11の一側壁15には被加工物を持つ一方の
手を挿入するための大径の作業用挿入孔16が形
成されている。この作業用挿入孔16部分にはこ
の作業用挿入孔16より大気が流入し、後記する
工具用挿入孔17より吸引される空気の流速が低
下するのを防止するためのゴム等からなる保護リ
ング18が取り付けられている。作業用挿入孔1
6に近い側壁19には作業用挿入孔16から離間
して作業用挿入孔16より小径の工具挿入孔17
が形成されている。また、作業用挿入孔16及び
工具挿入孔17から離間して他の側壁20,2
1,22のうちの一側壁21には排気孔(排気管
接続口)23が設けられている。工具挿入孔17
は他方の手に保持された工具のみを挿入するため
の孔で、排気管接続口23の口径と同径(例へば
約40φmm)(40φmmよりやや大き目であつても良
い。)とされいいる。排気管接続口23には排気
管(図示せず)を介して負圧源が接続される。ま
た箱11の側壁15,19,20,21,22の
下端には底部材24が着脱自在に取り付けられて
いる。この底部材24上には側壁15,19,2
0,21,22の下端に嵌合される縁部25から
外周がはみだすように紙葉類(紙または合成樹脂
シート)26が敷かれている。即ち、底部材24は
その上に敷かれた紙葉類26の外周端を縁部25
からはみださせた状態で側壁15,19,20,
21,22の下端に着脱自在に緩く嵌合されてい
る。
しかして、前記のように構成された加工粉塵回
収箱を使用する場合には、負圧源を作動させ、上
蓋14を開けて箱11内に例えば義歯、義歯床等
の被加工物28を挿入し、一方、作業用挿入孔1
6より一方の手(左手)を挿入して被加工物28
を指先にて保持し、他方、他方の手(右手)に保
持されかつ作動させられたペンホルダ式加工工具
29の先端を工具挿入孔17より挿入し、工具挿
入孔17に近い箇所において被加工物28を加工
工具29により切削又は研磨加工する。工具挿入
孔17に近い個所で切削又は研磨加工を行なうの
は、排気孔23へ向かう風速が特に速い場所で前
記加工を行なえば粉塵が飛散せず排気孔23へ効
率良く吸い込まれる訳であるから、このような場
所が箱11のうちの工具挿入孔17に近い箇所で
あるからである。即ち、被加工物28を切削又は
研磨加工する加工工具29を挿入する工具挿入孔
17の径は40φmmでは小さい向きもあるが、この
孔の口径を大口径とすると、この工具挿入孔17
部の風速が低下し、粉塵の排気孔23への吸込効
率が落ちる。そこで、工具挿入孔17の径は前記
のように排気孔23の径と同一径もしくはやや大
きめの径とされているので工具挿入孔17を通る
風速は高風速となる。この実施例によれば、この
高風速部位で被加工物28を加工することができ
るので、ここで前記加工を行なえばこの加工によ
り生じた粉塵は飛散せずに排気孔23に吸い込ま
れ、したがつて、全面的に粉塵の回収を行なうこ
とができ大気汚染を防止することができ、環境衛
生上大変好ましい。また、被加工物28の加工時
の発熱は、この部の高速の風により冷却されるの
でその冷却効果は大である。また、この実施例に
よれば、箱11の上蓋14は開閉できるので箱1
1の上部より被加工物28を出し入れできて便利
であり、しかも底部材24が着脱自在とされてい
るので、加工作業終了後底部材24を外して紙葉
類26上に落ちた粉塵を速やかに回収することが
でき、この底部材24内及び箱11内を容易に掃
除することができる。また、この実施例によれ
ば、底部材24が、その上に敷かれた紙葉類26
の外周端を底部材24の縁部25からはみださせ
た状態で箱11の側壁の下端に着脱自在にゆるく
嵌合されているので、金冠等の貴金属の加工を行
なう場合においては、排気風量を調節してその加
工を行ない、底部材24を外して底部材24上の
紙葉類26を取り出してこの紙葉類26上に落ち
た貴金属加工屑をすべて確実に回収することがで
き、高価な資源のリサイクルに役立てることがで
きる。また、前記実施例においては、本考案を義
歯あるいは義歯床の加工に適用したが、これに限
られることなく、例えば鋳造品のばり取り等他の
被加工物の加工に適用することもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、箱内に一
方の手のみ挿入して加工作業を行なえばよいの
で、小形化することができ、両手の挿入を要した
従来のものより作業台(技工台)上の専有面積を
大幅に減少させることができ、かつ加工工具をも
つ手の移動が自由となるので、作業性が大幅に向
上する。また、工具挿入孔の径は排気孔の径と同
一径もしくはやや大きめの径とされているので、
工具挿入孔を通る風速が高風速となり、この工具
挿入孔のまじかで行なわれる加工部を通る風速を
小エネルギー下で従来より大幅に高速とすること
ができ、これにより粉塵の大気への漏れを確実に
防止することができ充分な吸塵効率を得ることが
でき、このように加工部の風速が高いため加工部
の冷却効果を大幅に向上させることができる。さ
らに箱が透明材料からなるため、被加工物及び工
具を直視することができるので確実な作業を行う
ことができ、また、箱の上蓋を開閉することがで
きるので箱の上部より被加工物を出し入れできて
便利であり、しかも、紙葉類を敷いた底部材が着
脱自在とされているので、底部材を外すことによ
り紙葉類上に落ちて残留した粉塵を速やかに回収
することができると共に底部材、箱内を容易にか
つ速やかに掃除することができ、また、金冠等の
貴金属の加工を行なう場合においては、排気風量
を調節してその加工を行ない、底部材を外して底
部材上の紙葉類を取り出してこの紙葉類上に落ち
た貴金属加工屑をすべて確実に回収することがで
き、高価な資源のリサイクルに役立てることがで
きる。また本考案によれば、被加工物が大物の場
合には上蓋を開けてこれを出し入れするが、被加
工物が小物の場合にはこれをいちいち上蓋から出
し入れしなくても工具挿入孔から出し入れするこ
とができ、便利である。また、小物の被加工物の
加工においては、この小物の被加工物を左手指先
で保持したまま箱内から工具挿入孔を通して箱外
へ出し、この箱外において工具挿入孔の間近で小
物の被加工物の加工を行なうこともできる。ま
た、被加工物及び加工工具をそれぞれ箱の外部の
工具挿入孔の間近において両手先で保持して、こ
の被加工物を加工することもできる。これらの場
合には、透明度の高い材料からなる箱、上蓋が万
一くもつていても、箱外の加工であるので被加工
物及び加工工具を直視してよくみることができる
ため、加工を容易かつ確実に行なうことができ
る。そして、この箱外での被加工物の加工は工具
挿入孔間近での加工であり、この部分が排気孔へ
向かう風速の特に速い場所であるため、加工く
ず、粉塵等は飛散することなく排気孔へ効率良く
吸い込まれるのはもちろんのことである。また、
義歯あるいは義歯床の加工に限らず、例えば鋳造
品のばり取り等他の被加工物の加工に本考案を適
用することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部省略斜視
図、第2図は本考案の底部の断面図、第3図は従
来の一加工粉塵回収例を示す斜視図である。 11……箱、13……上板、14……上蓋、1
5,19,20,21,22……側壁、16……
作業用挿入孔、17……工具挿入孔、18……保
護リング、23……排気孔、24……底部材、2
5……縁部、26……紙葉類、28……被加工
物、29……加工工具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開口部を開閉自在とした透明な蓋を有する上板
    と、被加工物を持つ手を挿入するための作業用挿
    入孔とこの作業用挿入孔より小径とされこの作業
    用挿入口から離間して工具のみを挿入するために
    設けられた工具挿入孔とこれら作業用挿入孔及び
    工具挿入孔から離間して設けられた排気孔とを有
    する側壁と、この側壁に嵌合する縁部を有し前記
    側壁に着脱自在に取り付けられた底部材とからな
    る箱と、前記工具挿入孔より吸引される空気の流
    速が低下するのを防止するために前記作業用挿入
    孔部に設けられた弾性部材からなる保護リング
    と、前記底部材の縁部から外周がはみだすように
    前記底部材上に敷かれた紙葉類と、前記排気孔に
    着脱自在に接続された負圧源とからなり、前記工
    具挿入孔の径を前記排気孔に対して同一径もしく
    はやや大きめの径としたことを特徴とする加工粉
    塵回収箱。
JP19871384U 1984-12-29 1984-12-29 Expired JPH0111405Y2 (ja)

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