JP7507576B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、研削装置に関するものである。
半導体製造分野では、シリコンウェハ等の半導体ウェハ(以下、「ワーク」という)を薄く平坦に研削するものとして、回転する研削砥石の研削面をワークに押し当て、ワークの研削を行う研削装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような研削装置では、研削砥石の目詰まり具合、ワークのドープ状態等の影響により、研削面が目詰まりしてスムーズに研削が進まず、研削砥石とワーク等との間に摩耗に起因する発熱が生じ、ワーク表面が焼ける面焼け現象が生じることがある。そこで、研削砥石を回転駆動させる誘導モータの電流値をモニタリングし、電流値が過度に上昇した場合に、研削面の目詰まりが発生したことを知らせる構成が採用されている。
特開2011-189456号公報
ところで、ワークの面焼け現象が生じると、そのワークは破棄しなければならない上、摩耗した研削砥石の再セッティングに時間を要し、装置稼働率の低下は避けられない。
しかしながら、上述したような誘導モータの電流値変化を介して研削面の目詰まりを検知する場合には、モータ電流値の過度な上昇を検知した時点で、既にワークの面焼け現象が生じており、ワークの面焼け現象を事前に回避するには至らないという問題があった。
そこで、ワークの面焼け現象の兆候を早期に検知するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る研削装置は、ワークを吸着保持するチャックと、前記ワークを研削する研削砥石と、前記ワークの表面温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、前記測定装置の測定温度を前記ワークの赤外線放射率に応じて補正した予想温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記ワークの温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、を備えている。
この構成によれば、測定装置が、ワークの表面温度を加工中に非接触で測定し、制御装置が、ワークの赤外線放射率を考慮して測定装置の測定温度を補正した上で、補正後のワークの表面温度(予想温度)とワークの表面温度の閾値とを比較することにより、ワークの温度が過度に上昇してワークの面焼け現象が生じる兆候の有無を加工中に判定し、ワークの面焼け現象の発生を未然に抑制することができる。
また、本発明に係る研削装置は、前記ワーク上に冷却水を供給する供給装置と、前記測定装置の測定範囲内の冷却水を気体で飛散させる気体供給装置と、をさらに備えていることが好ましい。
この構成によれば、測定装置の測定範囲内の冷却水の水膜が気体で飛散されることにより、ワークの表面温度を安定して測定することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る研削装置は、ワークを吸着保持するチャックと、前記ワークを研削する研削砥石と、前記ワーク上に冷却水を供給する供給装置と、前記冷却水の温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、前記測定装置が測定した温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記冷却水の温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、を備えている。
この構成によれば、測定装置が、ワーク上の冷却水の温度を加工中に非接触で測定し、制御装置が、測定装置の測定温度と冷却水の温度の閾値とを比較することにより、ワークの面焼け現象の発生を未然に抑制することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る研削装置は、上面に樹脂製の保護材が接着されたワークを吸着保持するチャックと、前記保護材を研削する研削砥石と、前記保護材の温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、前記測定装置の測定範囲内の冷却水を気体で飛散させる気体供給装置と、前記測定装置が測定した温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記保護材の温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、を備えている。
この構成によれば、測定装置が、ワーク上の保護材の温度を加工中に非接触で測定し、制御装置が、測定装置の測定温度と保護材の温度の閾値とを比較することにより、ワークの面焼け現象の発生を未然に抑制することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る研削装置は、ワークを吸着保持するチャックと、前記ワークを研削する研削砥石と、前記研削砥石の温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、前記測定装置が測定した温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記研削砥石の温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、を備えている。
この構成によれば、測定装置が、研削砥石の温度を加工中に非接触で測定し、制御装置が、測定装置の測定温度と研削砥石の温度の閾値とを比較することにより、ワークの面焼け現象の発生を未然に抑制することができる。
本発明は、ワークの面焼け現象の発生を未然に抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る研削装置を示す正面図。 研削砥石、チャック及び測定装置の位置関係を示す平面図。 測定装置が温度測定を行う様子を示す模式図。 測定装置の内部構造を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係る研削装置を示す正面図。 研削砥石、チャック及び測定装置の位置関係を示す平面図。
本発明の第1の実施形態に係る研削装置1について図面に基づいて説明する。なお、以下では、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。また、断面図では、構成要素の断面構造を分かり易くするために、一部の構成要素のハッチングを省略することがある。
研削装置1は、ワークWを薄く平坦に研削加工するものである。ワークWは、シリコンウェハ等の半導体ウェハである。研削装置1は、研削手段2と、チャック3と、を備えている。
研削手段2は、研削砥石21と、砥石スピンドル22と、スピンドル送り機構23と、を備えている。
研削砥石21は、例えばカップ型砥石であり、下面がワークWを研削する研削面21aを構成している。研削砥石21は、砥石スピンドル22の下端に取り付けられている。
砥石スピンドル22は、回転軸2a回りに図2中の矢印A方向に回転駆動するように構成されている。砥石スピンドル22の回転駆動には、誘導モータが用いられている。なお、砥石スピンドル22の回転方向は、図2中の矢印Aの向きに限定されず、反対向きであっても構わない。
スピンドル送り機構23は、砥石スピンドル22を上下方向に昇降させる。スピンドル送り機構23は、公知の構成であり、例えば、砥石スピンドル22の移動方向を案内する複数のリニアガイドと、砥石スピンドル22を昇降させるボールネジスライダ機構と、で構成されている。スピンドル送り機構23は、砥石スピンドル22とコラム24との間に介装されている。
チャック3は、チャックスピンドル31を備えている。チャックスピンドル31は、回転軸3a回りに図2中の矢印B方向に回転駆動するように構成されている。なお、チャックスピンドル31の回転方向は、図2中の矢印Bの向きに限定されず、反対向きであっても構わない。
チャック3は、上面にアルミナ等の多孔質材料からなる吸着体32が埋設されている。チャック3は、内部を通って表面に延びる図示しない管路を備えている。管路は、図示しないロータリージョイントを介して真空源、圧縮空気源又は給水源に接続されている。真空源が起動すると、チャック3に載置されたワークWがチャック3に吸着保持される。また、圧縮空気源又は給水源が起動すると、ワークWとチャック3との吸着が解除される。
研削装置1は、研削砥石21がワークWを研削する研削領域(図2中の矢印Cの範囲)に冷却水を供給する供給装置4を備えている。供給装置4は、例えば、純水を吐出する冷却水ノズル等である。冷却水の温度は、例えば23℃に設定される。
研削装置1は、測定装置5を備えている。測定装置5は、チャック3の上方に配置されている。測定装置5の測定範囲は、研削部分(ワークWの回転中心)又は研削領域の下流側(加工後の領域)に設置されている。
測定装置5は、ワークW表面の温度を非接触で測定する。測定装置5は、センサヘッド51と、センサホルダ52と、を備えている。
センサヘッド51は、ワークWの表面に向けて視野が設定された赤外線放射式の温度測定センサである。センサヘッド51は、測定対象から放出される赤外線を検知して温度に応じた電気信号を出力するものであり、センサヘッド51が測定する温度は、視野内の温度を平均化したものである。なお、測定対象から放出される赤外線は、材質に応じて放射率εが異なり、黒体(理想体)が1、黒色のゴムが0.95、PETが0.92、水が0.95~0.98、Siが0.69~0.71等である。センサヘッド51は、耐水性を有しているものが好ましく、例えば、オプテック・エフエー株式会社製のCS-30TAC等である。
センサホルダ52には、第1の開口52aと、第2の開口52bと、が形成されている。
第1の開口52aは、センサホルダ52を垂直方向に延伸されており、センサヘッド51の視野を確保するように開口されている。
第2の開口52bは、センサホルダ52の側方に形成され、第1の開口52aに連通されている。
第2の開口52bは、エアーを供給する空気源53に接続されている。空気源53から供給されたエアーは、図4中の矢印に示すように流れて、第1の開口52aを介して、ワークW上のセンサヘッド51の測定範囲に吐出される。
研削装置1の動作は、制御装置6によって制御される。制御装置6は、研削装置1を構成する構成要素をそれぞれ制御するものである。制御装置6は、例えば、CPU、メモリ等により構成される。なお、制御装置6の機能は、ソフトウェアを用いて制御することにより実現されても良く、ハードウェアを用いて動作することにより実現されても良い。
次に、研削装置1でワークWを研削加工する手順について説明する。
まず、ワークWをチャック3に吸着保持する。次に、スピンドル送り機構23のスライダによって研削砥石21をワークWの上方に移動させる。そして、研削砥石21及びチャック3をそれぞれ回転させながら、研削砥石21の研削面21aがワークWに押し当てられることにより、ワークWが研削される。なお、研削中には、供給装置4が研削領域に冷却水を供給し続けている。
測定装置5は、測定範囲においてワークWの温度を測定する。このとき、測定範囲における冷却水が、第1の開口52aから吐出されたエアーで飛散させることにより、ワークW表面が露出する、又は冷却水の水膜が薄く略均一な厚みに均されることにより、センサヘッド51は、ワークWの表面温度を安定して測定することができる。
また、エアーが第1の開口52aから吐出されることにより、センサヘッド51の視野が確保されるとともに、スラッジを含む冷却水がセンサヘッド51に付着することを抑制できる。
次に、制御装置6は、センサヘッド51が測定した温度を補正する。これは、赤外線放射率が低いSiのワークWの場合、センサヘッド51による測定値が、実際のワークWの表面温度より低くなるためである。制御装置6による補正は、例えば、Siの赤外線放射率(0.69~0.71)を1に補正するように測定値を補正することが考えらえる。
次に、制御装置6は、補正後のワークWの表面温度である予想温度と制御装置6に予め記憶されたワークWの上限温度である閾値(約45℃)とを比較する。
判定の結果、ワークWの予想温度が閾値に達しない場合には、加工を継続する。一方、ワークWの予想温度が閾値に達した場合には、ワークWの面焼け現象が生じる虞があるため、制御装置6は、加工を中止する等してワークW及び研削砥石21への悪影響を最小限に留める。
このようにして、加工中にワークWの温度が過度に上昇するか否かをモニタリングすることにより、ワークWの面焼け現象の兆候の有無を加工中に判定することができる。
なお、判定の基準となるワークWの表面温度の閾値は、予め摩耗した研削砥石21を用いて面焼け現象が生じる状態を再現して加工を行い、その際のワークWの温度(例えば、50~60℃)より低い温度に設定される。
そして、ワークWが所望の厚みまで研削されると、研削砥石21及びチャック3の回転を停止させ、スピンドル送り機構23のスライダが起動して、研削砥石21をワークWから離間させる。そして、チャック3によるワークWの吸着保持を解除して、研削装置1によるワークWの研削加工が終了する。
次に、本実施形態の第1の変形例について説明する。なお、本変形例は、以下に説明する構成を除き、上述した実施形態と同様の構成である。
測定装置5は、ワークW上の冷却水の温度を測定する。空気源53により供給されるエアーは、測定装置5の測定範囲内の冷却水の水膜を安定して略均一の厚みに均す。
そして、制御装置6は、測定装置5が測定した冷却水の温度と制御装置6に予め記憶された冷却水の上限温度である閾値(約40℃)とを比較する。なお、ワークW上の冷却水は、赤外線放射率が理想体に近いため、上述した実施形態のような赤外線放射率が低いことに起因する測定装置5の測定温度の補正は必ずしも必要ない。
判定の結果、冷却水の温度が閾値に達しない場合には、加工を継続する。一方、冷却水の温度が閾値に達した場合には、ワークWの面焼け現象が生じる虞があるため、制御装置6は、加工を中止する等してワークW及び研削砥石21への悪影響を最小限に留める。
このようにして、加工中において、ワークWの温度が過度に上昇してワークWの面焼け現象の兆候の有無を冷却水の温度変化を介して間接的に判定することができる。
なお、判定の基準となる冷却水の温度の閾値は、予め摩耗した研削砥石21を用いて面焼け現象が生じる状態を再現して加工を行い、その際の冷却水の温度(例えば、45~55℃)より低い温度に設定される。
次に、本実施形態の第2の変形例について説明する。なお、本変形例は、以下に説明する構成を除き、上述した実施形態と同様の構成である。
ワークWは、上面にデバイス保護材である樹脂層が積層されている。研削砥石21は、ワークW上のデバイス保護樹脂層を研削する。また、測定装置5は、デバイス保護樹脂層の温度を測定する。
制御装置6は、測定装置5が測定したデバイス保護樹脂層の温度と制御装置6に予め記憶されたデバイス保護樹脂層の上限温度である閾値(約45℃)とを比較する。なお、樹脂製のデバイス保護樹脂層は、赤外線放射率が理想体に近いため、上述した実施形態のような測定対象の赤外線放射率が低いことに起因する測定装置5の測定温度の補正は必ずしも必要ない。
判定の結果、デバイス保護樹脂層の温度が閾値に達しない場合には、加工を継続する。一方、デバイス保護樹脂層の温度が閾値に達した場合には、ワークWの面焼け現象が生じる虞があるため、制御装置6は、加工を中止する等してワークW及び研削砥石21への悪影響を最小限に留める。
このようにして、加工中において、ワークWの温度が過度に上昇してワークWの面焼け現象の兆候の有無をデバイス保護樹脂層の温度変化を介して間接的に判定することができる。
なお、判定の基準となるデバイス保護樹脂層の温度の閾値は、予め摩耗した研削砥石21を用いて面焼け現象が生じる状態を再現して加工を行い、その際のデバイス保護樹脂層の温度(例えば、50~60℃)より低い温度に設定される。
また、本変形例では、ワークWの上面に積層されたデバイス保護樹脂層の温度を測定することで、ワークWの面焼けを未然に防止する場合を例に説明したが、デバイス保護樹脂層がワークWの下面側に積層された場合であっても、測定装置5が、ワークWを透過してデバイス保護樹脂層の温度を測定することで、ワークWの面焼けを未然に防止するように構成されても構わない。
次に、本発明の第2の実施形態について図5、6に基づいて説明する。なお、本実施形態は、以下に説明する構成を除き、上述した第1の実施形態と同様の構成である。
測定装置5は、研削砥石21に対向するように配置され、研削砥石21の温度を測定する。なお、図6に示す測定装置5は、研削領域の上流側に設置されているが、測定装置5の設置位置は、これに限定されるものではない。
制御装置6は、測定装置5が測定した研削砥石21の温度と制御装置6に予め記憶された研削砥石21の上限温度である閾値(約50℃)とを比較する。なお、研削砥石21は、赤外線放射率が理想体に近いため、上述した第1の実施形態のような測定対象の赤外線放射率が低いことに起因する測定装置5の測定温度の補正は必ずしも必要ない。
判定の結果、研削砥石21の温度が閾値に達しない場合には、加工を継続する。一方、研削砥石21の温度が閾値に達した場合には、ワークWの面焼け現象が生じる虞があるため、制御装置6は、加工を中止する等してワークW及び研削砥石21への悪影響を最小限に留める。
このようにして、加工中において、ワークWの温度が過度に上昇してワークWの面焼け現象の兆候の有無を研削砥石21の温度変化を介して間接的に判定することができる。
なお、判定の基準となる研削砥石21の温度の閾値は、予め摩耗した研削砥石21を用いて面焼け現象が生じる状態を再現して加工を行い、その際の研削砥石21の温度(例えば、60~70℃)より低い温度に設定される。
また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、上記以外にも種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。また、上述した実施形態及び各変形例は、互いに組み合わせても構わない。
1 :研削装置
2 :研削手段
21 :研削砥石
21a:研削面
22 :砥石スピンドル
23 :スピンドル送り機構
24 :コラム
3 :チャック
31 :チャックスピンドル
32 :吸着体
4 :供給装置
5 :測定装置
51 :センサヘッド
52 :センサホルダ
52a:第1の開口
52b:第2の開口
6 :制御装置
S :空気源
W :ワーク

Claims (5)

  1. 研削装置であって、
    ワークを吸着保持するチャックと、
    前記ワークを研削する研削砥石と、
    前記ワークの表面温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、
    前記測定装置の測定温度を前記ワークの赤外線放射率に応じて補正した予想温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記ワークの温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、
    を備えていることを特徴とする研削装置。
  2. 前記ワーク上に冷却水を供給する供給装置と、
    前記測定装置の測定範囲内の冷却水を気体で飛散させる気体供給装置と、
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の研削装置。
  3. 研削装置であって、
    ワークを吸着保持するチャックと、
    前記ワークを研削する研削砥石と、
    前記ワーク上に冷却水を供給する供給装置と、
    前記冷却水の温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、
    前記測定装置が測定した温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記冷却水の温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、
    を備えていることを特徴とする研削装置。
  4. 研削装置であって、
    上面に樹脂製の保護材が接着されたワークを吸着保持するチャックと、
    前記保護材を研削する研削砥石と、
    前記保護材の温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、
    前記測定装置が測定した温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記保護材の温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、
    を備えていることを特徴とする研削装置。
  5. 研削装置であって、
    ワークを吸着保持するチャックと、
    前記ワークを研削する研削砥石と、
    前記研削砥石の温度を測定する赤外線放射式の測定装置と、
    前記測定装置が測定した温度と予め記憶された前記ワークに面焼けが生じる状態を再現して研削を行った際の前記研削砥石の温度に基づいて設定された閾値とを比較して、前記ワークの面焼けの兆候の有無を判定する制御装置と、
    を備えていることを特徴とする研削装置。
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