JP2016209951A - 乾式研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエーハの温度が変化してもウエーハの厚みを正確に測定できるようにする。
【解決手段】乾式研磨装置1は、研磨パッド25とスピンドル21との回転中心Oを貫通する貫通孔26を用いて研磨加工中のウエーハWを測定する測定手段40を備え、測定手段40は、研磨加工中のウエーハWの温度を測定する放射温度計42と、温温度測定光45を透過させるとともに貫通孔26の延在方向に対し直交する方向に光を反射させるミラー43と、投光部441から投光される厚み測定光46がウエーハWの上面Waと下面Wbとで反射することにより受光部443で受光するそれぞれの反射光47の光路長差によってウエーハWの厚みを算出する厚み測定器44とを備えたため、研磨加工中のウエーハWの温度が変化してもウエーハWの厚みを正確に測定可能となり、ウエーハWに対する過度な研磨を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウエーハなどの被加工物を研磨する乾式の研磨装置に関する。
ウエーハを研削砥石で研削して薄化すると、ウエーハの被研削面に加工歪みなどが生じてチップの抗折強度が低下することから、ウエーハを研削した後に、ウエーハの被研削面を例えば研磨装置において研磨することにより抗折強度を向上させている。研磨装置としては、例えば、円盤状のマウンターに研磨パッドを装着させた研磨工具を備え、研磨液を用いずに乾式で研磨する乾式研磨装置がある(例えば、下記の特許文献1を参照)。
このような乾式研磨装置においては、研磨パッドでウエーハの被研磨面を押圧しながら研磨するため、研磨によって摩擦熱が発生し、ウエーハの被研磨面が加熱されてウエーハにダメージを与えてしまう。そのため、ウエーハの研磨加工中はウエーハの温度管理をする必要がある。また、ウエーハを所望の厚みに仕上げるためには、ウエーハの厚みを測定する必要もある。
ウエーハの研磨中は、研磨パッドによってウエーハの被研磨面の全面が覆われた状態となっているため、ウエーハの温度や厚みを測定することが困難となっている。そこで、例えば下記の特許文献2及び3に示す研磨装置においては、中心に貫通孔を有するスピンドルと、スピンドルの先端においてマウントを介して装着された研磨パッドとを備え、研磨パッドの中心にもスピンドルの貫通孔と連通する貫通孔を形成し、スピンドルの貫通孔内に非接触式の温度センサや非接触式の厚み測定器を配設して、スピンドルの上方からウエーハの温度や厚みを測定している。
特許第4464113号公報 特開2006−216895号公報 特開第5517698号公報
上記したような厚み測定器では、ウエーハの上方から厚み測定光を投光し、ウエーハの上面で反射した反射光とウエーハの内部を透過して下面で反射した反射光との干渉光を利用してウエーハの厚みを測定しているため、ウエーハの温度の変化によってウエーハの屈折率が変わると、厚み測定器が読み取るウエーハの厚みの値も変化する。例えばウエーハの温度が20℃のときと60℃のときとでは、60℃のときの方が、ウエーハの厚み測定値が大きくなってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、研磨加工中のウエーハの温度が変化しても、ウエーハの厚みを正確に測定できるようにすることを目的としている。
本発明は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが保持するウエーハを乾式で研磨する研磨パッドが回転可能なスピンドルに装着されて構成される研磨手段と、該研磨手段と該チャックテーブルとを相対的に接近及び離間させる方向に研磨送りする研磨送り手段と、該研磨パッドと該スピンドルとの回転中心を貫通する貫通孔を介して研磨加工中のウエーハを測定する測定手段と、を備える乾式研磨装置であって、該測定手段は、該チャックテーブルに対向して配設され該チャックテーブルが保持するウエーハから放射される赤外光の温度測定光を受光することにより研磨加工中のウエーハの温度を測定する放射温度計と、該温度測定光の光路上に配設され該温度測定光を透過させるとともに該貫通孔の延在方向に対して直交する方向に光を反射させるミラーと、ウエーハの厚みを測定する厚み測定光を投光する投光部と該厚み測定光の反射光を受光する受光部とを備え、該投光部から投光された該厚み測定光が該ミラーで反射し該貫通孔を通過しウエーハの上面と下面とにおいてそれぞれ反射した反射光が再び該貫通孔を通過し該ミラーで反射することにより該受光部が受光するそれぞれの反射光の光路長差によってウエーハの厚みを算出する厚み算出部を有する厚み測定器とを備え、研磨加工中のウエーハの温度とウエーハの厚みとを測定する。
また、本発明は、上記放射温度計が測定するウエーハの温度を用いて、上記厚み算出部が算出したウエーハの厚みを補正する厚み補正手段を含み、該厚み補正手段は、ウエーハの温度とウエーハの屈折率との関係に基づいて該放射温度計が測定したウエーハの温度に対応するウエーハの屈折率を算出する屈折率算出部と、該屈折率算出部が算出した屈折率を用いて該厚み算出部が算出したウエーハの厚みを補正する補正部と、を備えることが望ましい。
本発明の乾式研磨装置は、研磨パッドとスピンドルとの回転中心を貫通する貫通孔を介して研磨加工中のウエーハを測定する測定手段を備え、測定手段は、研磨加工中のウエーハの温度を測定する放射温度計と、温度測定光を透過させるとともに貫通孔の延在方向に対し直交する方向に光を反射させるミラーと、投光部から投光される厚み測定光がウエーハの上面と下面とで反射することにより受光部が受光するそれぞれの反射光の光路長差によってウエーハの厚みを算出する厚み測定器とを備えたため、研磨加工中のウエーハの温度に基づいてウエーハの厚みを正確に測定することが可能となる。よって、ウエーハを所望の厚みに仕上げることができる。
また、本発明の乾式研磨装置は、ウエーハの温度とウエーハの屈折率との関係に基づき、上記放射温度計が測定したウエーハの温度に対応するウエーハの屈折率を算出する屈折率算出部と、屈折率算出部が算出したウエーハの屈折率を用いて上記厚み算出部が算出したウエーハの厚みを補正する補正部とを備える厚み補正手段を含んで構成したため、研磨加工中にウエーハの温度が変化しても、放射温度計が測定したウエーハの温度に基づき、厚み算出部が測定した厚み値を適正なウエーハの厚み値に補正することができる。
乾式研磨装置の一例の構成を示す斜視図である。 研磨手段及び測定手段の構成を示す断面図である。 研磨手段によって、チャックテーブルに吸引保持されたウエーハを研磨加工する状態を示す断面図である。 測定手段によって、ウエーハの温度及びウエーハの厚みを測定する状態を説明する説明図である。 ウエーハの温度とウエーハの屈折率との相関関係を示すグラフである。
図1に示す乾式研磨装置1は、ウエーハなどの被加工物に乾式の研磨加工(ドライポリッシュ)を施す研磨装置の一例である。乾式研磨装置1は、Y軸方向にのびる装置ベース2を有し、装置ベース2の内部には、同方向にのびる基台3が配設されている。基台3の上部には、ウエーハを保持する保持面4aを有するチャックテーブル4と、チャックテーブル4をY軸方向に移動させるY軸方向送り手段10とを備えている。チャックテーブル4は、カバー5によって周囲がカバーされ、保持面4aには図示しない吸引源が接続されている。吸引源の吸引力を保持面4aに作用させることにより、保持面4aでウエーハを吸引保持することができる。
Y軸方向送り手段10は、Y軸方向にのびるボールネジ11と、ボールネジ11の一端を回動可能に支持する軸受部12と、ボールネジ11の他端に接続されたモータ13と、ボールネジ11と平行にのびる一対のガイドレール14と、ボールネジ11に螺合するナットを底部に有するとともにガイドレール14に摺接する移動基台15とを備えている。移動基台15の上にはチャックテーブル4が配設されており、モータ13がボールネジ11を回動させると、ガイドレール11にガイドされて移動基台15がY軸方向に移動し、移動基台15とともにチャックテーブル4をY軸方向に移動させることができる。
装置ベース2のX軸方向後部側には、コラム7が立設されている。コラム7の前方には、チャックテーブル4に保持されるウエーハに対して研磨加工を施す研磨手段20と、研磨手段20とチャックテーブル4とを相対的に接近及び離間させる方向に研磨送りする研磨送り手段30と、研磨加工中のウエーハの温度とウエーハの厚みとを測定する測定手段40を備えている。
研磨送り手段30は、コラム7の前方に固定された固定部31と、Z軸方向にのびるボールネジ32と、ボールネジ32の一端に接続されたモータ33と、ボールネジ32と平行にのびる一対のガイドレール34と、一方の面がホルダ36を介して研磨手段20に連結された昇降板35とを備えている。昇降板35の他方の面には一対のガイドレール34が摺接し、昇降板35の中央部分に形成されたナットにはボールネジ32が螺合している。モータ33がボールネジ32を回動させると、ガイドレール34にガイドされて昇降板35がZ軸方向に昇降し、昇降板35とともに研磨手段20をZ軸方向に昇降させることができる。
研磨手段20は、Z軸方向の軸心を有するスピンドル21と、スピンドル21を回転可能に囲繞して支持するハウジング22と、スピンドル21の一端に連結されたモータ23と、スピンドル21の下端に装着されたホイールマウント24と、ホイールマウント24の下面に着脱可能に装着された研磨パッド25とを備えている。図2に示すように、研磨パッド25とスピンドル21との回転中心Oには、その軸方向に沿って延在する貫通孔26が形成されている。研磨パッド25は、その下面側がウエーハを研磨する研磨面25aとなっている。研磨パッド25は、例えばウレタンや不織布により形成されている。
スピンドル21の上方側に配設された測定手段40は、チャックテーブル4に保持されたウエーハWに向けて厚み測定光を投光しウエーハWの上面Waと下面Wbとでそれぞれ反射した厚み測定光の反射光の光路長差によってウエーハWの厚みを測定する厚み測定器44と、チャックテーブル4の保持面4aに対向して配設されウエーハWの温度を測定する放射温度計42と、温度測定光の光路上に配設され温度測定光を透過させるとともに貫通孔26の延在方向に対して直交する方向に光を反射させるミラー43とを備えている。厚み測定器44、放射温度計42及びミラー43は、ケース41の内部に収容されている。
厚み測定器44は、厚み測定光(赤外光)を出射する投光部441と、投光部441から出射された厚み測定光の光路上に配設されたハーフミラー440と、ハーフミラー440を基準として厚み測定光の反射方向の反対側に配設された回折格子442と、回折格子442において回折した厚み測定光の反射光を受光する受光部443と、受光部443が受光したそれぞれの反射光の光路長差によってウエーハの厚みを算出する図1に示す厚み算出部444とを備えている。厚み算出部444は、受光部443が受光したそれぞれの反射光の干渉光の波形解析を行うことで、研磨加工中のウエーハの厚みを算出することができる。
投光部441は、例えばスーパールミネッセントダイオード(SLD)であり、投光部411が出射する厚み測定光は、比較的広いスペクトル幅を有する。厚み測定光としては、ウエーハWを透過する波長を有するものが選択される。例えばウエーハWの材質がシリコンである場合は、厚み測定光として赤外領域の光を用いる。また、受光部443としては、例えばCCD等のイメージセンサーを用いる。
放射温度計42は、例えば赤外線センサを備え、チャックテーブル4に保持されるウエーハWから放射される赤外光の温度測定光が貫通孔26を通過し、放射温度計42の赤外線センサが該温度測定光を受光することにより、研磨加工中のウエーハの温度を測定することができる。
ミラー43は、赤外光の透過と反射とを可能にする材質で形成されており、例えばシリコンやゲルマニウムなどにより形成されている。ミラー43は、チャックテーブル4に保持されるウエーハから放射される赤外光の温度測定光を透過させるとともに、投光部441から投光されハーフミラー440にて反射した厚み測定光を反射させて貫通孔26の延在方向に導き、ウエーハの上面と下面とでそれぞれ反射した厚み測定光を貫通孔26の延在方向に対して直交する方向に反射させることが可能となっている。
なお、厚み測定光を反射させるミラー43の反射面は、表面粗さ(RMS)が2nm以下で形成されている。
図1に示すように、乾式研磨装置1は、放射温度計42が測定したウエーハの温度を用いて厚み算出部444が算出したウエーハの厚み値を適正な厚み値に補正する厚み補正手段50を含んで構成されている。厚み補正手段50は、ウエーハの温度とウエーハの屈折率との相関関係に基づき、放射温度計42が測定したウエーハの温度に対応するウエーハの屈折率を算出する屈折率算出部51と、屈折率算出部51が算出したウエーハの屈折率を用いて厚み算出部444が算出したウエーハの厚みを補正する補正部52とを備えている。屈折率算出部51は、放射温度計42に接続され、補正部52は、屈折率算出部51と厚み算出部444とに接続されている。
次に、乾式研磨装置1を用いて図2に示すウエーハWを研磨加工する動作について説明する。ウエーハWは、被加工物の一例であって、例えばシリコンによって形成されている。ウエーハWの上面Waは、研磨パッド25の研磨面25aが接触する被研磨面であり、上面Waと反対側にある下面Wbは、チャックテーブル4の保持面4aに吸引保持されている。
図1に示したチャックテーブル4の保持面4aにウエーハWを載置したら、図示しない吸引源の吸引力を保持面4aに作用させウエーハWを吸引保持する。そして、Y軸方向送り手段10のモータ13がボールネジ11を回動させることにより、蛇腹6の伸縮をともない移動基台15とともにチャックテーブル4をY軸方向に移動させて研磨手段20の下方に移動させる。
その後、研磨送り手段30のモータ33がボールネジ32を回動させ、昇降板35とともに研磨手段20を下降させる。図3に示すように、スピンドル21が例えば矢印A方向に回転しながら、研磨パッド25をチャックテーブル4に対して接近する方に研磨送りし、回転する研磨パッド25の研磨面25aをウエーハWの上面Waの全面に接触させる。
ウエーハWの研磨加工中は、放射温度計42によりウエーハWの温度を測定する。図4に示すように、ウエーハWの下面Wbから放射される赤外光の温度測定光45が、図3に示した貫通孔26に沿って通過してミラー43を透過し、この温度測定光45を放射温度計42に備えるセンサが受光することで、研磨加工中のウエーハWの温度を測定する。
放射温度計42が測定する所望のウエーハの温度は、例えば20〜60℃の範囲となっている。この範囲の温度でミラー43を透過する温度測定光45の波長は、例えば3〜50μmとなっている。所望のウエーハの温度とは、研磨パッド25でウエーハWを研磨するときに生じる摩擦熱によってウエーハWの被研磨面に面焼けなどの不具合が生じることなく、ウエーハWに対して研磨加工を行うことができる温度のことを意味する。このようにして、放射温度計42で所望のウエーハWの温度を測定したら、測定結果の情報を厚み補正手段50の屈折率算出部51に送る。
また、厚み測定器44によってウエーハWの厚みを測定する。まず、投光部441から厚み測定光46をウエーハWに向けて投光する。厚み測定光46は、ハーフミラー440及びミラー43で反射して図3に示した貫通孔26を通って下降し、ウエーハWの上面Waで一部が反射し、残りがウエーハWの内部を透過して下面Wbにおいて反射する。ミラー43にて反射する厚み測定光の波長は、例えば1.1〜1.4μmとなっている。
ウエーハWの上面Waで反射した反射光とウエーハWの下面Wbで反射した反射光との干渉光47は、貫通孔26に沿って上昇するとともにミラー43において貫通孔26の延在方向と直交する方向に反射する。このように反射したそれぞれの干渉光47は、ハーフミラー440を透過し回折格子442に到達する。
回折格子442は、干渉光47を波長に応じて異なる方向に反射させることにより干渉光を分光する。そして、分光された光は、受光部443において受光される。受光部443は、複数の受光素子が直線状に配置されて構成されており、各受光素子は、干渉光47のうち特定の波長の成分を受光する。そして、受光部443は、各受光素子が受光した光の強さを示す信号を出力する。すなわち、受光部443が出力する信号は、干渉光47のスペクトルを解析した結果を示しており、受光部443が光強度スペクトル分布を取得した後、厚み算出部444が光強度スペクトル分布に対して波形解析を行うことで、ウエーハWの厚みを算出する。
厚み補正手段50は、厚み算出部444が算出したウエーハWの厚み値をウエーハWの温度に対応する厚み値に補正する。屈折率算出部51は、図5のグラフに示すウエーハの温度とウエーハの屈折率との相関関係の情報を記憶しており、この関係に基づいて、放射温度計42が測定したウエーハWの温度に対応するウエーハWの屈折率を算出する。このグラフでは、ウエーハの温度が20から80℃まで上昇するにつれて、ウエーハの屈折率が3.7から3.6より小さい値まで下がることが示されている。屈折率算出部51は、例えば、放射温度計42が測定したウエーハWの温度が60℃のとき、ウエーハWの屈折率が3.6であると算出し、この算出結果を補正部52に送る。
続いて、補正部52は、屈折率算出部51から送られてきたウエーハWの屈折率の値を用いて厚み算出部444が算出したウエーハWの厚み値を補正する。このようにして、研磨加工中におけるウエーハWの厚みを認識ながらウエーハWの研磨加工を行い、ウエーハWの補正した厚みの値が所望の値に達すると、図1に示した研磨送り手段30によって研磨手段20をチャックテーブル4から離間する方向に上昇させ、研磨加工を終了する。
以上のとおり、乾式研磨装置1では、研磨加工中のウエーハWの温度及び厚みを測定する測定手段40が、研磨加工中のウエーハWの温度を測定する放射温度計42と、温温度測定光45を透過させるとともに貫通孔26の延在方向に対し直交する方向に光を反射させるミラー43と、投光部441から投光される厚み測定光46がウエーハWの上面Waと下面Wbとで反射することにより受光部443で受光するそれぞれの反射光47の光路長差によってウエーハWの厚みを算出する厚み測定器44とを備えることから、研磨加工中のウエーハWの温度を測定し、この温度をもとにウエーハWの厚みを正確に測定でき、ウエーハWを所望の厚みに仕上げることができる。
また、乾式研磨装置1は、屈折率算出部51と補正部52とを備える厚み補正手段50を含んで構成したため、研磨加工中のウエーハWの温度が変化しても、ウエーハの温度とウエーハの屈折率との相関関係をもとに、放射温度計42が測定したウエーハWの温度に対応するウエーハWの屈折率を算出して、厚み測定器44が測定した厚み値を補正部51によって適正なウエーハWの厚み値に補正することができる。
また、図2〜図4に示したミラー43と厚み測定器44との間にコリメータレンズを配設するようにしてもよい。これにより、投光部441から投光された厚み測定光46を平行光にしてミラー43において反射させて貫通孔26を通過させることができる。また、コリメータレンズの下方であって貫通孔26の下端付近に集光レンズを配設するようにしてもよい。
1:乾式研磨装置 2:装置ベース 3:基台 4:チャックテーブル
4a:保持面 5:カバー 6:蛇腹 7:コラム
10:Y軸方向送り手段 11:ボールネジ 12:軸受部 13:モータ
14:ガイドレール 15:移動基台
20:研磨手段 21:スピンドル 22:ハウジング 23:モータ
24:ホイールマウント 25:研磨パッド 25a:研磨面 26:貫通孔
30:研磨送り手段 31:固定部 32:ボールネジ 33:モータ
34:ガイドレール 35:昇降板
40:測定手段 41:ケース 42:放射温度計 43:ミラー 44:厚み測定器
440:ハーフミラー 441:投光部 442:受光部 443:回折格子
444:厚み算出部
45:温度測定光 46:厚み測定光 47:干渉光
50:厚み補正手段 51:屈折率算出部 52:補正部

Claims (2)

  1. ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルが保持するウエーハを乾式にて研磨する研磨パッドが回転可能なスピンドルに装着されて構成される研磨手段と、該研磨手段と該チャックテーブルとを相対的に接近及び離間させる方向に研磨送りする研磨送り手段と、該研磨パッドと該スピンドルとの回転中心を貫通する貫通孔を介して研磨加工中のウエーハを測定する測定手段と、を備える乾式研磨装置であって、
    該測定手段は、
    該チャックテーブルに対向して配設され該チャックテーブルが保持するウエーハから放射される赤外光の温度測定光を受光することにより研磨加工中のウエーハの温度を測定する放射温度計と、
    該温度測定光の光路上に配設され該温度測定光を透過させるとともに該貫通孔の延在方向に対して直交する方向に光を反射させるミラーと、
    ウエーハの厚み測定に供する厚み測定光を投光する投光部と該厚み測定光の反射光を受光する受光部とを備え、該投光部から投光された該厚み測定光が該ミラーで反射し該貫通孔を通過しウエーハの上面と下面とにおいてそれぞれ反射した反射光が再び該貫通孔を通過し該ミラーで反射することにより該受光部が受光するそれぞれの反射光の光路長差によってウエーハの厚みを算出する厚み算出部を有する厚み測定器とを備え、
    研磨加工中のウエーハの温度とウエーハの厚みとを測定することを特徴とする乾式研磨装置。
  2. 前記放射温度計が測定するウエーハの温度を用いて、前記厚み算出部が算出したウエーハの厚みを補正する厚み補正手段を含み、
    該厚み補正手段は、ウエーハの温度とウエーハの屈折率との関係に基づいて該放射温度計が測定したウエーハの温度に対応するウエーハの屈折率を算出する屈折率算出部と、
    該屈折率算出部が算出した屈折率を用いて該厚み算出部が算出したウエーハの厚みを補正する補正部と、を備える請求項1記載の乾式研磨装置。
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