JP7505004B2 - 光走査装置、その駆動方法、及び画像描画システム - Google Patents

光走査装置、その駆動方法、及び画像描画システム Download PDF

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Description

本開示の技術は、光走査装置、その駆動方法、及び画像描画システムに関する。
シリコン(Si)の微細加工技術を用いて作製される微小電気機械システム(Micro Electro Mechanical Systems:MEMS)デバイスの1つとしてマイクロミラーデバイス(マイクロスキャナともいう。)が知られている。このマイクロミラーデバイスを備える光走査装置は、小型かつ低消費電力であることから、レーザーディスプレイ、又はレーザープロジェクタなどの画像描画システムへの応用が期待されている。
マイクロミラーデバイスは、ミラー部が、互いに直交する第1軸及び第2軸の周りに揺動可能に形成されており、ミラー部が各軸の周りに揺動することで、ミラー部が反射した光を二次元的に走査する。また、ミラー部を各軸の周りに共振させることにより、光をリサージュ走査することを可能とするマイクロミラーデバイスが知られている。
このようなマイクロミラーデバイスにおいて、ミラー部の振れ角を精度よく制御するために、ミラー部の角度に応じた信号を出力する角度検出センサを設けることが知られている(例えば、特開2019-082639号公報及び特開2018-063228号公報参照)。
特開2019-082639号公報には、「検出信号取得部の出力信号に基づき、ミラー部の回動の振幅を求めること」が記載されている。具体的には、特開2019-082639号公報には、「ミラー部の回動に応じた信号電圧の変化のP-P(Peak To Peak)値を求め、信号電圧とミラー部の回動の振幅との関係を示すデータに基づき、ミラー部の回動の振幅を取得すること」が記載されている。ミラー部の回動の振幅は、振れ角の最大値(以下、最大振れ角)に対応する。
特開2018-063228号公報には、「MEMSミラーを共振周波数で駆動させたときの共振方向に対するMEMSミラーの角度の変化量に基づいて、MEMSミラーの揺動角度を取得すること」が記載されている。
特開2019-082639号公報及び特開2018-063228号公報には、ミラー部の第1軸周りの角度を検出する第1角度検出センサと、ミラー部の第2軸周りの角度を検出する第2角度検出センサとを設けることが記載されている。しかしながら、ミラー部を第1軸及び第2軸の周りに同時に揺動させた場合には、第1角度検出センサの出力信号には、ミラー部の第2軸周りの揺動に起因する振動成分が重畳される。また、第2角度検出センサの出力信号には、ミラー部の第1軸周りの揺動に起因する振動成分が重畳される。このように、2軸駆動方式のマイクロミラーデバイスでは、角度検出センサの出力信号に、検出対象の軸とは異なる軸の振動がノイズとして重畳されることが問題となっている。以下、このノイズを振動ノイズという。
ミラー部の最大振れ角を一定に維持するためには、角度検出センサの出力信号の振幅を正確に検出する必要がある。また、ミラー部を共振駆動する場合に、ミラー部の揺動が共振状態を維持するためには、角度検出センサの出力信号の位相を正確に検出する必要がある。
しかしながら、角度検出センサの出力信号に振動ノイズが重畳された場合には、角度検出センサの出力信号の振幅及び位相を正確に検出することができず、ミラー部の揺動を精度よく制御することは困難となる。
本開示の技術は、ミラー部の揺動を精度よく制御することを可能とする光走査装置、その駆動方法、及び画像描画システムを提供することを目的とする。
本開示の技術によれば、ミラー部の振れ角を精度よく制御することを可能とする光走査装置、その駆動方法、及び画像描画システムを提供することができる。
上記目的を達成するために、本開示の光走査装置は、入射光を反射する反射面を有するミラー部と、ミラー部の静止時の反射面を含む平面内にある第1軸の周りにミラー部を揺動させる第1アクチュエータと、ミラー部の静止時の反射面を含む平面内であって第1軸に直交する第2軸の周りにミラー部を揺動させる第2アクチュエータと、ミラー部の第1軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第1角度検出センサであって、第1軸又は第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第1角度検出センサと、少なくとも1つのプロセッサと、を備える光走査装置であって、プロセッサは、一対の第1角度検出センサから出力された一対の第1出力信号を加算又は減算することにより、ミラー部の第1軸周りの角度を表す第1角度検出信号を生成する。
プロセッサは、一対の第1出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整することにより、一対の第1出力信号のそれぞれに含まれる振動ノイズの振幅を一致させた後、一対の第1出力信号を加算又は減算することが好ましい。
一対の第1角度検出センサは、第1軸を挟んで対向する位置に配置されており、プロセッサは、振幅レベル調整後の一対の第1出力信号のうちの一方から他方を減算することにより、第1角度検出信号を生成することが好ましい。
一対の第1角度検出センサは、第2軸を挟んで対向する位置に配置されており、プロセッサは、振幅レベル調整後の一対の第1出力信号を加算することにより、第1角度検出信号を生成することが好ましい。
プロセッサは、第1アクチュエータに付与する第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成部を有し、第1角度検出信号を第1駆動信号生成部にフィードバックすることが好ましい。
第1駆動信号生成部は、位相同期回路を有する駆動回路であることが好ましい。
第1駆動信号は正弦波であることが好ましい。
第1角度検出センサは圧電素子であることが好ましい。
ミラー部の第2軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第2角度検出センサであって、第1軸又は第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第2角度検出センサをさらに備え、プロセッサは、一対の第2角度検出センサから出力された一対の第2出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整し、振幅レベル調整後の一対の第2出力信号を加算又は減算することにより、ミラー部の第2軸周りの角度を表す第2角度検出信号を生成することが好ましい。
プロセッサは、一対の第2出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整することにより、一対の第2出力信号のそれぞれに含まれる振動ノイズの振幅を一致させた後、一対の第2出力信号を加算又は減算することが好ましい。
一対の第2角度検出センサは、第2軸を挟んで対向する位置に配置されており、プロセッサは、振幅レベル調整後の一対の第2出力信号のうちの一方から他方を減算することにより、第2角度検出信号を生成することが好ましい。
一対の第2角度検出センサは、第1軸を挟んで対向する位置に配置されており、プロセッサは、振幅レベル調整後の一対の第2出力信号を加算することにより、第2角度検出信号を生成することが好ましい。
プロセッサは、第2アクチュエータに付与する第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成部を有し、第2角度検出信号を第2駆動信号生成部にフィードバックすることが好ましい。
第2駆動信号生成部は、位相同期回路を有する駆動回路であることが好ましい。
第2駆動信号は正弦波であることが好ましい。
第2角度検出センサは圧電素子であることが好ましい。
本開示の画像描画システムは、上記いずれかの光走査装置と、ミラー部に光を照射する光源と、を備える画像描画システムであって、プロセッサは、第1角度検出信号及び第2角度検出信号に基づいて、光源の光の照射タイミングを制御する。
本開示の光走査装置の駆動方法は、入射光を反射する反射面を有するミラー部と、ミラー部の静止時の反射面を含む平面内にある第1軸の周りにミラー部を揺動させる第1アクチュエータと、ミラー部の静止時の反射面を含む平面内であって第1軸に直交する第2軸の周りにミラー部を揺動させる第2アクチュエータと、ミラー部の第1軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第1角度検出センサであって、第1軸又は第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第1角度検出センサと、を備える光走査装置の駆動方法であって、一対の第1角度検出センサから出力された一対の第1出力信号を加算又は減算することにより、ミラー部の第1軸周りの角度を表す第1角度検出信号を生成する。
本開示の技術によれば、ミラー部の揺動を精度よく制御することを可能とする光走査装置、その駆動方法、及び画像描画システムを提供することができる。
光走査装置の概略図である。 マイクロミラーデバイスの外観斜視図である。 マイクロミラーデバイスを光入射側から見た平面図である。 図3のA-A線に沿った断面図である。 図3のB-B線に沿った断面図である。 図3のC-C線に沿った断面図である。 第1アクチュエータを駆動した例を示す図である。 第2アクチュエータを駆動した例を示す図である。 第1駆動信号及び第2駆動信号の一例を示すグラフである。 駆動制御部の構成の一例を示すブロック図である。 一対の第1角度検出センサから出力される信号の一例を示す図である。 一対の第2角度検出センサから出力される信号の一例を示す図である。 第1信号処理部の構成を示す回路図である。 第1信号処理部のゲイン調整回路に含まれる第1BPF回路及び第2BPF回路のフィルタ特性を示す図である。 第1信号処理の一例を示す図である。 第2信号処理部の構成を示す回路図である。 第2信号処理部のゲイン調整回路に含まれる第1BPF回路及び第2BPF回路のフィルタ特性を示す図である。 第2信号処理の一例を示す図である。 第1駆動信号生成部の構成の一例を示すブロック図である。 第2駆動信号生成部の構成の一例を示すブロック図である。 第1ゼロクロスパルスの生成処理を説明する図である。 第2ゼロクロスパルスの生成処理を説明する図である。 第2実施形態に係るマイクロミラーデバイスの平面図である。 第2実施形態に係る一対の第1角度検出センサから出力される信号の一例を示す図である。 第2実施形態に係る一対の第2角度検出センサから出力される信号の一例を示す図である。 第2実施形態に係る第1駆動信号生成部の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る第1信号処理の一例を示す図である。 第2実施形態に係る第2駆動信号生成部の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る第2信号処理の一例を示す図である。 バンドパスフィルタ回路の利得及び位相の特性の一例を示す図である。
添付図面に従って本開示の技術に係る実施形態の一例について説明する。
[第1実施形態]
図1は、一実施形態に係る画像描画システム10を概略的に示す。画像描画システム10は、光走査装置2と光源3とを有する。光走査装置2は、マイクロミラーデバイス(以下、MMD(Micro Mirror Device)という。)4と、駆動制御部5とで構成されている。駆動制御部5は、本開示の技術に係るプロセッサの一例である。
画像描画システム10は、駆動制御部5の制御に従って、光源3から照射された光ビームLをMMD4により反射して被走査面6を光走査することにより、画像を描画する。被走査面6は、例えばスクリーンである。
画像描画システム10は、例えば、リサージュ走査方式のレーザーディスプレイに適用される。具体的には、画像描画システム10は、AR(Augmented Reality)グラス又はVR(Virtual Reality)グラス等のレーザースキャンディスプレイに適用可能である。
MMD4は、第1軸aと、第1軸aに直交する第2軸aとの周りに、ミラー部20(図2参照)を揺動させることを可能とする圧電型2軸駆動方式のマイクロミラーデバイスである。以下、第2軸aと平行な方向をX方向、第1軸aと平行な方向をY方向、第1軸a及び第2軸aに直交する方向をZ方向という。
光源3は、光ビームLとして、例えばレーザ光を発するレーザ装置である。光源3は、MMD4のミラー部20が静止した状態において、ミラー部20が備える反射面20A(図2参照)に垂直に光ビームLを照射することが好ましい。なお、光源3から反射面20Aに垂直に光ビームLを照射する場合、光ビームLを被走査面6に走査して描画する際に、光源3が障害物となる可能性がある。このため、光源3から発せられた光ビームLを、光学系で制御して、反射面20Aに垂直に照射することが好ましい。光学系は、レンズを含むものであってもいし、レンズを含まないものであってもよい。また、光源3から発せられた光ビームLを反射面20Aに照射する角度は垂直に限られず、光ビームLを反射面20Aに対して斜めに照射してもよい。
駆動制御部5は、光走査情報に基づいて光源3及びMMD4に駆動信号を出力する。光源3は、入力された駆動信号に基づいて光ビームLを発生してMMD4に照射する。MMD4は、入力された駆動信号に基づいて、ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りに揺動させる。
詳しくは後述するが、駆動制御部5は、ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りにそれぞれ共振させることにより、ミラー部20で反射される光ビームLは、被走査面6上においてリサージュ波形を描くように走査される。この光走査方式は、リサージュ走査方式と呼ばれる。
次に、図2~図6を用いてMMD4の一例を説明する。図2は、MMD4の外観斜視図である。図3は、MMD4を光入射側から見た平面図である。図4は、図3のA-A線に沿った断面図である。図5は、図3のB-B線に沿った断面図である。図6は、図3のC-C線に沿った断面図である。
図2及び図3に示すように、MMD4は、ミラー部20、第1支持部21、第1可動枠22、第2支持部23、第2可動枠24、接続部25、及び固定枠26を有する。MMD4は、いわゆるMEMSスキャナである。
ミラー部20は、入射光を反射する反射面20Aを有する。反射面20Aは、ミラー部20の一面に設けられた、例えば、金(Au)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、又は銀の合金等の金属薄膜で形成されている。反射面20Aの形状は、例えば、第1軸aと第2軸aとの交点を中心とした円形状である。
第1軸a及び第2軸aは、ミラー部20が静止した静止時において反射面20Aを含む平面内に存在する。MMD4の平面形状は、矩形状であって、第1軸aに関して線対称であり、かつ第2軸aに関して線対称である。
第1支持部21は、ミラー部20の外側に、第2軸aを挟んで対向する位置にそれぞれ配置されている。第1支持部21は、第1軸a上でミラー部20と接続されており、ミラー部20を第1軸a周りに揺動可能に支持している。本実施形態では、第1支持部21は、第1軸aに沿って延伸したトーションバーである。
第1可動枠22は、ミラー部20を取り囲む矩形状の枠体であって、第1軸a上で第1支持部21を介してミラー部20と接続されている。第1可動枠22の上には、第1軸aを挟んで対向する位置にそれぞれ圧電素子30が形成されている。このように、第1可動枠22上に2つの圧電素子30が形成されることにより、一対の第1アクチュエータ31が構成されている。
一対の第1アクチュエータ31は、第1軸aを挟んで対向する位置に配置されている。第1アクチュエータ31は、ミラー部20に、第1軸a周りの回転トルクを作用させることにより、ミラー部20を第1軸a周りに揺動させる。
第2支持部23は、第1可動枠22の外側に、第1軸aを挟んで対向する位置にそれぞれ配置されている。第2支持部23は、第2軸a上で第1可動枠22と接続されており、第1可動枠22及びミラー部20を、第2軸a周りに揺動可能に支持している。本実施形態では、第2支持部23は、第2軸aに沿って延伸したトーションバーである。
第2可動枠24は、第1可動枠22を取り囲む矩形状の枠体であって、第2軸a上で第2支持部23を介して第1可動枠22と接続されている。第2可動枠24の上には、第2軸aを挟んで対向する位置にそれぞれ圧電素子30が形成されている。このように、第2可動枠24上に2つの圧電素子30が形成されることにより、一対の第2アクチュエータ32が構成されている。
一対の第2アクチュエータ32は、第2軸aを挟んで対向する位置に配置されている。第2アクチュエータ32は、ミラー部20及び第1可動枠22に、第2軸aの周りの回転トルクを作用させることにより、第2軸aの周りにミラー部20を揺動させる。
接続部25は、第2可動枠24の外側に、第1軸aを挟んで対向する位置にそれぞれ配置されている。接続部25は、第2軸a上で第2可動枠24と接続されている。
固定枠26は、第2可動枠24を取り囲む矩形状の枠体であって、第2軸a上で接続部25を介して第2可動枠24と接続されている。
また、第1可動枠22には、第1支持部21の近傍に、第1軸aを挟んで対向する位置に一対の第1角度検出センサ11A,11Bが設けられている。一対の第1角度検出センサ11A,11Bは、それぞれ圧電素子により構成されている。第1角度検出センサ11A,11Bは、それぞれ、ミラー部20の第1軸a周りの回動に伴う第1支持部21の変形により加わる力を電圧に変換して信号を出力する。すなわち、1角度検出センサ11A,11Bは、ミラー部20の第1軸a周りの角度に応じた信号を出力する。
また、第2可動枠24には、第2支持部23の近傍に、第2軸aを挟んで対向する位置に一対の第2角度検出センサ12A,12Bが設けられている。一対の第2角度検出センサ12A,12Bは、それぞれ圧電素子により構成されている。第2角度検出センサ12A,12Bは、それぞれ、ミラー部20の第2軸a周りの回動に伴う第2支持部23の変形により加わる力を電圧に変換して信号を出力する。すなわち、第2角度検出センサ12A,12Bは、ミラー部20の第2軸a周りの角度に応じた信号を出力する。
図2及び図3では、第1アクチュエータ31及び第2アクチュエータ32に駆動信号を与えるための配線及び電極パッドについては図示を省略している。また、図2及び図3では、第1角度検出センサ11A,11B及び第2角度検出センサ12A,12Bから信号を出力するための配線及び電極パッドについても図示を省略している。電極パッドは、固定枠26上に複数設けられる。
図4及び図5に示すように、MMD4は、例えばSOI(Silicon On Insulator)基板40をエッチング処理することにより形成されている。SOI基板40は、単結晶シリコンからなる第1シリコン活性層41の上に、酸化シリコン層42が設けられ、酸化シリコン層42の上に単結晶シリコンからなる第2シリコン活性層43が設けられた基板である。
ミラー部20、第1支持部21、第1可動枠22、第2支持部23、第2可動枠24、及び接続部25は、SOI基板40からエッチング処理により第1シリコン活性層41及び酸化シリコン層42を除去することで残存した第2シリコン活性層43により形成されている。第2シリコン活性層43は、弾性を有する弾性部として機能する。固定枠26は、第1シリコン活性層41、酸化シリコン層42、及び第2シリコン活性層43の3層で形成されている。
第1アクチュエータ31及び第2アクチュエータ32は、第2シリコン活性層43上に圧電素子30を有する。圧電素子30は、第2シリコン活性層43上に、下部電極51、圧電膜52、及び上部電極53が順に積層された積層構造を有する。なお、上部電極53上には絶縁膜が設けられるが、図示は省略している。
上部電極53及び下部電極51は、例えば、金(Au)又は白金(Pt)等で形成されている。圧電膜52は、例えば、圧電材料であるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)で形成されている。上部電極53及び下部電極51は、配線及び電極パッドを介して、前述の駆動制御部5に電気的に接続されている。
上部電極53には、駆動制御部5から駆動電圧が印加される。下部電極51は、配線及び電極パッドを介して駆動制御部5に接続され、基準電位(例えば、グランド電位)が付与されている。
圧電膜52は、分極方向に正又は負の電圧が印加されると、印加電圧に比例した変形(例えば、伸縮)が生じる。すなわち、圧電膜52は、いわゆる逆圧電効果を発揮する。圧電膜52は、駆動制御部5から上部電極53に駆動電圧が印加されることにより逆圧電効果を発揮して、第1アクチュエータ31及び第2アクチュエータ32を変位させる。
図6に示すように、第1角度検出センサ11Aも同様に、第2シリコン活性層43上に積層された下部電極51、圧電膜52、及び上部電極53からなる圧電素子30により構成されている。圧電膜52は、力(圧力)が加わると、圧力に比例した分極が生じる。すなわち、圧電膜52は、圧電効果を発揮する。圧電膜52は、ミラー部20の第1軸a周りの回動に伴う第1支持部21の変形により力が加わると、圧電効果を発揮して電圧を発生する。
第1角度検出センサ11Bは、第1角度検出センサ11Aと同様の構成であるので、図示は省略する。また、第2角度検出センサ12A,12Bは、第1角度検出センサ11Aと同様の構成であるので、図示は省略する。
図7は、一対の第1アクチュエータ31の一方の圧電膜52を伸張させ、他方の圧電膜52を収縮させることにより、第1アクチュエータ31に、第1軸a周りの回転トルクを発生させる例を示している。このように、一対の第1アクチュエータ31の一方と他方とが互いに逆方向に変位することにより、ミラー部20が第1軸aの周りに回動する。
また、図7は、一対の第1アクチュエータ31の変位方向と、ミラー部20の回動方向とが互いに逆方向である逆位相の共振モードで、第1アクチュエータ31を駆動した例である。なお、一対の第1アクチュエータ31の変位方向と、ミラー部20の回動方向とが同じ方向である同位相の共振モードで、第1アクチュエータ31を駆動してもよい。
ミラー部20の第1軸a周りの振れ角(以下、第1振れ角という。)θは、駆動制御部5が第1アクチュエータ31に与える駆動信号(以下、第1駆動信号という。)により制御される。第1駆動信号は、例えば正弦波の交流電圧である。第1駆動信号は、一対の第1アクチュエータ31の一方に印加される駆動電圧波形V1A(t)と、他方に印加される駆動電圧波形V1B(t)とを含む。駆動電圧波形V1A(t)と駆動電圧波形V1B(t)は、互いに逆位相(すなわち位相差180°)である。
なお、第1振れ角θは、反射面20Aの法線が、XZ平面においてZ方向に対して傾斜する角度である。
図8は、一対の第2アクチュエータ32の一方の圧電膜52を伸張させ、他方の圧電膜52を収縮させることにより、第2アクチュエータ32に、第2軸a周りの回転トルクを発生させる例を示している。このように、一対の第2アクチュエータ32の一方と他方とが互いに逆方向に変位することにより、ミラー部20が第2軸aの周りに回動する。
また、図8は、一対の第2アクチュエータ32の変位方向と、ミラー部20の回動方向とが互いに逆方向である逆位相の共振モードで、第2アクチュエータ32を駆動した例を示している。なお、一対の第2アクチュエータ32の変位方向と、ミラー部20の回動方向とが同じ方向である同位相の共振モードで、第2アクチュエータ32を駆動してもよい。
ミラー部20の第2軸a周りの振れ角(以下、第2振れ角という。)θは、駆動制御部5が第2アクチュエータ32に与える駆動信号(以下、第2駆動信号という。)により制御される。第2駆動信号は、例えば正弦波の交流電圧である。第2駆動信号は、一対の第2アクチュエータ32の一方に印加される駆動電圧波形V2A(t)と、他方に印加される駆動電圧波形V2B(t)とを含む。駆動電圧波形V2A(t)と駆動電圧波形V2B(t)は、互いに逆位相(すなわち位相差180°)である。
なお、第2振れ角θは、反射面20Aの法線が、YZ平面においてZ方向に対して傾斜する角度である。
図9は、第1駆動信号及び第2駆動信号の一例を示す。図9(A)は、第1駆動信号に含まれる駆動電圧波形V1A(t)及びV1B(t)を示す。図9(B)は、第2駆動信号に含まれる駆動電圧波形V2A(t)及びV2B(t)を示す。
駆動電圧波形V1A(t)及びV1B(t)は、それぞれ次のように表される。
1A(t)=Voff1+Vsin(2πfd1t)
1B(t)=Voff1+Vsin(2πfd1t+α)
ここで、Vは振幅電圧である。Voff1はバイアス電圧である。fd1は駆動周波数(以下、第1駆動周波数という。)である。tは時間である。αは、駆動電圧波形V1A(t)及びV1B(t)の位相差である。本実施形態では、例えば、α=180°とする。
駆動電圧波形V1A(t)及びV1B(t)が一対の第1アクチュエータ31に印加されることにより、ミラー部20は、第1駆動周波数fd1で第1軸a周りに揺動する(図7参照)。
駆動電圧波形V2A(t)及びV2B(t)は、それぞれ次のように表される。
2A(t)=Voff2+Vsin(2πfd2t+φ)
2B(t)=Voff2+Vsin(2πfd2t+β+φ)
ここで、Vは振幅電圧である。Voff2はバイアス電圧である。fd2は駆動周波数(以下、第2駆動周波数という。)である。tは時間である。βは、駆動電圧波形V2A(t)及びV2B(t)の位相差である。本実施形態では、例えば、β=180°とする。また、φは、駆動電圧波形V1A(t)及びV1B(t)と、駆動電圧波形V2A(t)及びV2B(t)との位相差である。また、本実施形態では、例えば、Voff1=Voff2=0Vとする。
駆動電圧波形V2A(t)及びV2B(t)が一対の第2アクチュエータ32に印加されることにより、ミラー部20は、第2駆動周波数fd2で第2軸a周りに揺動する(図8参照)。
第1駆動周波数fd1は、ミラー部20の第1軸a周りの共振周波数に一致するように設定される。第2駆動周波数fd2は、ミラー部20の第2軸a周りの共振周波数に一致するように設定される。本実施形態では、fd1>fd2とする。すなわち、ミラー部20は、第1軸a周りの揺動周波数が、第2軸a周りの揺動周波数よりも高い。なお、第1駆動周波数fd1及び第2駆動周波数fd2は、必ずしも共振周波数と一致していなくてもよい。例えば、第1駆動周波数fd1及び第2駆動周波数fd2は、それぞれ共振周波数の近傍の周波数範囲(例えば、共振周波数をピーク値とする周波数分布の半値幅の範囲)内の周波数であってもよい。この周波数範囲は、例えば、いわゆるQ値の範囲内である。
図10は、駆動制御部5の構成の一例を示す。駆動制御部5は、ミラー駆動部4Aと光源駆動部3Aとを有する。ミラー駆動部4Aは、第1駆動信号生成部60A、第1信号処理部61A、第1位相シフト部62A、第1ゼロクロスパルス出力部63A、第2駆動信号生成部60B、第2信号処理部61B、第2位相シフト部62B、及び第2ゼロクロスパルス出力部63Bを有する。
第1駆動信号生成部60A、第1信号処理部61A、及び第1位相シフト部62Aは、ミラー部20の第1軸a周りの揺動が共振状態を維持するようにフィードバック制御を行う。第2駆動信号生成部60B、第2信号処理部61B、及び第2位相シフト部62Bは、ミラー部20の第2軸a周りの揺動が共振状態を維持するようにフィードバック制御を行う。
第1駆動信号生成部60Aは、基準波形に基づいて、上述の駆動電圧波形V1A(t)及びV1B(t)を含む第1駆動信号を生成し、生成した第1駆動信号を、第1位相シフト部62Aを介して一対の第1アクチュエータ31に付与する。これにより、ミラー部20は、第1軸a周りに揺動する。第1角度検出センサ11A,11Bは、ミラー部20の第1軸a周りの角度に応じた信号を出力する。
第2駆動信号生成部60Bは、基準波形に基づいて、上述の駆動電圧波形V2A(t)及びV2B(t)を含む第2駆動信号を生成し、生成した第2駆動信号を、第2位相シフト部62Bを介して一対の第2アクチュエータ32に付与する。これにより、ミラー部20は、第2軸a周りに揺動する。第2角度検出センサ12A,12Bは、ミラー部20の第2軸a周りの角度に応じた信号を出力する。
第1駆動信号生成部60Aが生成する第1駆動信号と、第2駆動信号生成部60Bが生成する第2駆動信号とは、位相同期されている。
図11は、一対の第1角度検出センサ11A,11Bから出力される信号の一例を示す。図11において、S1a及びS1aは、ミラー部20を第2軸a周りには揺動させずに、第1軸a周りにのみ揺動させた場合に一対の第1角度検出センサ11A,11Bから出力される信号を表している。信号S1a,S1aは、第1駆動周波数fd1を有する正弦波に近似した波形信号であり、互いに逆位相となる。
ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りに同時に揺動させた場合には、一対の第1角度検出センサ11A,11Bの出力信号には、ミラー部20の第2軸a周りの揺動に起因する振動ノイズRN1が重畳される。S1bは、信号S1aに振動ノイズRN1が重畳された信号を表している。S1bは、信号S1aに振動ノイズRN1が重畳された信号を表している。なお、本実施形態の説明のために、振動ノイズRN1を強調して示している。
このように、2軸駆動の場合には、第1角度検出センサ11A,11Bからは振動ノイズRN1が重畳された信号S1b,S1bが出力され、信号S1b,S1bの振幅は周期ごとに変動する。したがって、第1角度検出センサ11A,11Bから出力される信号S1b,S1bに基づいて、直接、振幅及び位相を求めることは難しい。
図12は、一対の第2角度検出センサ12A,12Bから出力される信号の一例を示す。図12において、S2a及びS2aは、ミラー部20を第1軸a周りには揺動させずに、第2軸a周りにのみ揺動させた場合に一対の第2角度検出センサ12A,12Bから出力される信号を表している。信号S2a1,S2aは、第2駆動周波数fd2を有する正弦波に近似した波形信号であり、互いに逆位相となる。
ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りに同時に揺動させた場合には、一対の第2角度検出センサ12A,12Bの出力信号には、ミラー部20の第1軸a周りの揺動に起因する振動ノイズRN2が重畳される。S2bは、信号S2aに振動ノイズRN2が重畳された信号を表している。S2bは、信号S2aに振動ノイズRN2が重畳された信号を表している。なお、本実施形態の説明のために、振動ノイズRN2を強調して示している。
このように、2軸駆動の場合には、第2角度検出センサ12A,12Bからは振動ノイズRN2が重畳された信号S2b1,S2bが出力され、信号S2b1,S2bの振幅は周期ごとに変動する。したがって、第2角度検出センサ12A,12Bから出力される信号S2b1,S2bに基づいて、直接、振幅及び位相を求めることは難しい。
第1信号処理部61Aは、一対の第1角度検出センサ11A,11Bから出力されたS1a,S1aに基づいて、振動ノイズRN1が除去された信号(以下、第1角度検出信号)S1cを生成する。第2信号処理部61Bは、一対の第2角度検出センサ12A,12Bから出力されたS2a,S2aに基づいて、振動ノイズRN2が除去された信号(以下、第2角度検出信号)S2cを生成する。
図13は、第1信号処理部61Aの構成を示す。第1信号処理部61Aは、アナログ演算回路で構成されている。図13に示すように、第1信号処理部61Aは、バッファーアンプ71、可変ゲインアンプ72、減算回路73、及びゲイン調整回路74により構成されている。ゲイン調整回路74は、第1BPF(Band Pass Filter)回路75A、第2BPF回路75B、第1検波回路76A、第2検波回路76B、減算回路77により構成されている。減算回路73及び減算回路77は、オペアンプで構成された差動増幅回路である。
第1角度検出センサ11Aから出力された信号S1bは、バッファーアンプ71を経由して、減算回路73のプラス入力端子(非反転入力端子)に入力される。また、バッファーアンプ71から出力される信号は、減算回路73に入力されるまでの間に途中で分岐されて、ゲイン調整回路74内の第1BPF回路75Aに入力される。
第1角度検出センサ11Bから出力された信号S1bは、可変ゲインアンプ72を経由して、減算回路73のマイナス入力端子(反転入力端子)に入力される。また、可変ゲインアンプ72から出力される信号は、減算回路73に入力されるまでの間に途中で分岐されて、ゲイン調整回路74内の第2BPF回路75Bに入力される。
第1BPF回路75A及び第2BPF回路75Bは、それぞれ、図14に示すように、第2駆動周波数fd2を中心周波数とする通過帯域B1を有する。通過帯域B1は、例えば、fd2±5kHの周波数帯である。振動ノイズRN1は、第2駆動周波数fd2を有するので、通過帯域B1を通過する。したがって、第1BPF回路75Aは、バッファーアンプ71から入力された信号から、振動ノイズRN1(図11参照)を抽出して出力する。第2BPF回路75Bは、可変ゲインアンプ72から入力された信号から、振動ノイズRN1(図11参照)を抽出して出力する。
第1検波回路76A及び第2検波回路76Bは、それぞれ、例えば、RMS-DCコンバータ(Root Mean Squared value to Direct Current converter)により構成されている。第1検波回路76Aは、第1BPF回路75Aから入力された振動ノイズRN1の振幅をDC電圧信号に変換して、減算回路77のプラス入力端子に入力する。第2検波回路76Bは、第2BPF回路75Bから入力された振動ノイズRN1の振幅をDC電圧信号に変換して、減算回路77のマイナス入力端子に入力する。
減算回路77は、第1検波回路76Aから入力されたDC電圧信号から第2検波回路76Bから入力されたDC電圧信号を減算した値dを出力する。値dは、第1角度検出センサ11Aから出力された信号S1bに含まれる振動ノイズRN1の振幅と、第1角度検出センサ11Bから出力された信号S1bに含まれる振動ノイズRN1の振幅との差に対応する。減算回路77は、値dを、ゲイン調整値として可変ゲインアンプ72のゲイン調整端子に入力する。
可変ゲインアンプ72は、ゲイン調整値として入力された値dを、第1角度検出センサ11Bから入力される信号S1bに乗じることにより、信号S1bの振幅レベルを調整する。このように、ゲイン調整回路74によりフィードバック制御が行われることで、可変ゲインアンプ72を通過した後の信号S1bに含まれる振動ノイズRN1の振幅が、バッファーアンプ71を通過した後の信号S1bに含まれる振動ノイズRN1の振幅と一致するように調整される。
減算回路73は、プラス入力端子に入力された信号S1bから、マイナス入力端子に入力された信S1bを減算した値を出力する。上記のフィードバック制御により両信号に含まれる振動ノイズRN1の振幅が一致しているので、減算回路73による減算処理により、両信号に含まれる振動ノイズRN1が相殺される。したがって、減算回路73からは、振動ノイズRN1が除去された信号である第1角度検出信号S1c(図15参照)が出力される。
図15は、一対の第1角度検出センサ11A,11Bから出力されたS1b,S1bに基づいて、第1角度検出信号S1cが生成される様子を示している。第1角度検出信号S1cは、信号S1bから振動ノイズRN1が除去された信号の振幅を2倍とした信号に対応する。
第1信号処理部61Aにより生成された第1角度検出信号S1cは、第1駆動信号生成部60A及び第1ゼロクロスパルス出力部63Aに入力される。なお、ミラー部20の第1軸a周りの揺動が共振状態を維持している場合には、図15に示すように、第1信号処理部61Aから出力される第1角度検出信号S1cは、第1駆動信号に含まれる駆動電圧波形V1A(t)に対して、位相に90°の遅れが生じる。
図16に示すように、第2信号処理部61Bは、バッファーアンプ81、可変ゲインアンプ82、減算回路83、及びゲイン調整回路84により構成されている。ゲイン調整回路84は、第1BPF回路85A、第2BPF回路85B、第1検波回路86A、第2検波回路86B、減算回路87により構成されている。減算回路83及び減算回路87は、オペアンプで構成された差動増幅回路である。
第2角度検出センサ12Aから出力された信号S2bは、バッファーアンプ81を経由して、減算回路83のプラス入力端子に入力される。また、バッファーアンプ81から出力される信号は、減算回路83に入力されるまでの間に途中で分岐されて、ゲイン調整回路84内の第1BPF回路85Aに入力される。
第2角度検出センサ12Bから出力された信号S2bは、可変ゲインアンプ82を経由して、減算回路83のマイナス入力端子に入力される。また、可変ゲインアンプ82から出力される信号は、減算回路83に入力されるまでの間に途中で分岐されて、ゲイン調整回路84内の第2BPF回路85Bに入力される。
第1BPF回路85A及び第2BPF回路85Bは、それぞれ、図17に示すように、第1駆動周波数fd1を中心周波数とする通過帯域B2を有する。通過帯域B2は、例えば、fd1±5kHの周波数帯である。振動ノイズRN2は、第1駆動周波数fd1を有するので、通過帯域B2を通過する。したがって、第1BPF回路85Aは、バッファーアンプ81から入力された信号から、振動ノイズRN2(図12参照)を抽出して出力する。第2BPF回路85Bは、可変ゲインアンプ82から入力された信号から、振動ノイズRN2(図12参照)を抽出して出力する。
第1検波回路86A及び第2検波回路86Bは、それぞれ、例えば、RMS-DCコンバータにより構成されている。第1検波回路86Aは、第1BPF回路85Aから入力された振動ノイズRN2の振幅をDC電圧信号に変換して、減算回路87のプラス入力端子に入力する。第2検波回路86Bは、第2BPF回路85Bから入力された振動ノイズRN2の振幅をDC電圧信号に変換して、減算回路87のマイナス入力端子に入力する。
減算回路87は、第1検波回路86Aから入力されたDC電圧信号から第2検波回路86Bから入力されたDC電圧信号を減算した値dを出力する。値dは、第2角度検出センサ12Aから出力された信号S2bに含まれる振動ノイズRN2の振幅と、第2角度検出センサ12Bから出力された信号S2bに含まれる振動ノイズRN2の振幅との差に対応する。減算回路87は、値dを、ゲイン調整値として可変ゲインアンプ82のゲイン調整端子に入力する。
可変ゲインアンプ82は、ゲイン調整値として入力された値dを、第2角度検出センサ12Bから入力される信号S2bに乗じることにより、信号S2bの振幅レベルを調整する。このように、ゲイン調整回路84によりフィードバック制御が行われることで、可変ゲインアンプ82を通過した後の信号S2bに含まれる振動ノイズRN2の振幅が、バッファーアンプ81を通過した後の信号S2bに含まれる振動ノイズRN2の振幅と一致するように調整される。
減算回路83は、プラス入力端子に入力された信号S2bから、マイナス入力端子に入力された信号S2bを減算した値を出力する。上記のフィードバック制御により両信号に含まれる振動ノイズRN2の振幅が一致しているので、減算回路83による減算処理により、両信号に含まれる振動ノイズRN2が相殺される。したがって、減算回路83からは、振動ノイズRN2が除去された信号である第2角度検出信号S2c(図18参照)が出力される。
図18は、一対の第2角度検出センサ12A,12Bから出力されたS2b,S2bに基づいて、第2角度検出信号S2cが生成される様子を示している。第2角度検出信号S2cは、信号S2bから振動ノイズRN2が除去された信号の振幅を2倍とした信号に対応する。
第2信号処理部61Bにより生成された第2角度検出信号S2cは、第2駆動信号生成部60B及び第2ゼロクロスパルス出力部63Bに入力される。なお、ミラー部20の第2軸a周りの揺動が共振状態を維持している場合には、図18に示すように、第2信号処理部61Bから出力される第2角度検出信号S2cは、第2駆動信号に含まれる駆動電圧波形V2A(t)に対して、位相に90°の遅れが生じる。
図10に戻り、第1信号処理部61Aから入力された第1角度検出信号S1cは、第1駆動信号生成部60Aにフィードバックされる。第1位相シフト部62Aは、第1駆動信号生成部60Aから出力された駆動電圧波形の位相をシフトする。第1位相シフト部62Aは、例えば、位相を90°シフトさせる。
図19は、第1駆動信号生成部60Aの構成の一例を示す。図19に示すように、第1駆動信号生成部60Aは、信号生成回路91A及び位相同期回路92Aを有する。第1駆動信号生成部60Aは、いわゆるPLL(Phase Locked Loop)方式の駆動回路である。
位相同期回路92Aには、信号生成回路91Aから第1駆動周波数fd1を有するサンプリングリセット信号が入力され、第1信号処理部61A(図10参照)から第1角度検出信号S1cが入力される。位相同期回路92Aは、サンプリングリセット信号と、第1角度検出信号S1cとに基づいて、自身が生成するサンプリングクロック信号の位相を調整する。
信号生成回路91Aは、位相同期回路92Aから入力されるサンプリングクロック信号に基づいて、第1駆動信号を構成する駆動電圧波形V1A(t)及びV1B(t)を生成する。
このように、第1位相シフト部62Aと、PLL方式の第1駆動信号生成部60Aとにより、第1駆動信号と第1角度検出信号S1cとの位相差を90°に維持するようにフィードバック制御が行われる。第1駆動信号と第1角度検出信号S1cとの位相差が90°に維持されることにより、ミラー部20の第1軸a周りの揺動が共振状態に維持される。
第2信号処理部61Bから入力された第角度検出信号S2cは、第2駆動信号生成部60Bにフィードバックされる。第2位相シフト部62Bは、第2駆動信号生成部60Bから出力された駆動電圧波形の位相をシフトする。第2位相シフト部62Bは、例えば、位相を90°シフトさせる。
図20は、第2駆動信号生成部60Bの構成の一例を示す。図20に示すように、第2駆動信号生成部60Bは、信号生成回路91B及び位相同期回路92Bを有する。第2駆動信号生成部60Bは、いわゆるPLL方式の駆動回路である。
位相同期回路92Bには、信号生成回路91Bから第2駆動周波数fd2を有するサンプリングリセット信号が入力され、第2信号処理部61B(図10参照)から第2角度検出信号S2cが入力される。位相同期回路92Bは、サンプリングリセット信号と、第2角度検出信号S2cとに基づいて、自身が生成するサンプリングクロック信号の位相を調整する。
信号生成回路91Bは、位相同期回路92Bから入力されるサンプリングクロック信号に基づいて、第2駆動信号を構成する駆動電圧波形V2A(t)及びV2B(t)を生成する。
このように、第2位相シフト部62Bと、PLL方式の第2駆動信号生成部60Bとにより、第2駆動信号と第2角度検出信号S2cとの位相差を90°に維持するようにフィードバック制御が行われる。第2駆動信号と第2角度検出信号S2cとの位相差が90°に維持されることにより、ミラー部20の第2軸a周りの揺動が共振状態に維持される。
図10に戻り、第1ゼロクロスパルス出力部63Aは、第1信号処理部61Aから入力される第1角度検出信号S1cに基づき、ゼロクロスパルス(以下、第1ゼロクロスパルスという。)ZC1を生成する。第1ゼロクロスパルス出力部63Aは、ゼロクロス検出回路により構成されている。
図21に示すように、第1ゼロクロスパルス出力部63Aは、交流信号である第1角度検出信号S1cがゼロボルトを横切るタイミングで第1ゼロクロスパルスZC1を生成する。第1ゼロクロスパルス出力部63Aは、生成した第1ゼロクロスパルスZC1を光源駆動部3Aに入力する。
第2ゼロクロスパルス出力部63Bは、第2信号処理部61Bから入力される第2角度検出信号S2cに基づき、ゼロクロスパルス(以下、第2ゼロクロスパルスという。)ZC2を生成する。第2ゼロクロスパルス出力部63Bは、ゼロクロス検出回路により構成されている。
図22に示すように、第2ゼロクロスパルス出力部63Bは、交流信号である第2角度検出信号S2cがゼロボルトを横切るタイミングで第2ゼロクロスパルスZC2を生成する。第2ゼロクロスパルス出力部63Bは、生成した第2ゼロクロスパルスZC2を光源駆動部3Aに入力する。
光源駆動部3Aは、例えば、画像描画システム10の外部から供給される描画データに基づいて、光源3を駆動する。また、光源駆動部3Aは、レーザ光の照射タイミングが、ミラー駆動部4Aから入力される第1ゼロクロスパルスZC1及び第2ゼロクロスパルスZC2と同期するように照射タイミングを制御する。
以上のように、本開示の技術によれば、一対の第1角度検出センサから出力された一対の第1出力信号のうちの一方から他方を減算することにより、ミラー部の第2軸周りの揺動に起因する振動ノイズが除去される。これにより、ミラー部の第1軸周りの角度を表す第1角度検出信号であって、振動ノイズが除去された第1角度検出信号が生成されるので、ミラー部の揺動を精度よく制御することができる。また、ミラー部の揺動を共振状態に維持することにより、ミラー部の揺動の振幅(最大振れ角)が一定に維持される。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る画像描画システムについて説明する。本実施形態の画像描画システムは、MMD4における一対の第1角度検出センサ11A,11B、及び一対の第2角度検出センサ12A,12Bの配置が第1実施形態と異なる。一対の第1角度検出センサ11A,11Bについては、第1実施形態では、第1軸aを挟んで対向する位置に配置しているのに対して、第2実施形態では、第2軸aを挟んで対向する位置に配置する。一対の第2角度検出センサ12A,12Bについては、第1実施形態では、第2軸aを挟んで対向する位置に配置しているのに対して、第2実施形態では、第1軸aを挟んで対向する位置に配置する。
図23は、本実施形態に係るMMD4の構成を示す平面図である。図23に示すように、一対の第1角度検出センサ11A,11Bは、第1可動枠22上において、それぞれ第1支持部21の近傍に配置されている。第1角度検出センサ11Aは、ミラー部20の一方に接続された第1支持部21の近傍に配置されている。第1角度検出センサ11Bは、ミラー部20の他方に接続された第1支持部21の近傍に配置されている。したがって、一対の第1角度検出センサ11A,11Bは、第2軸aを挟んで対向し、かつミラー部20を挟んで対向する位置に配置されている。また、一対の第1角度検出センサ11A,11Bは、第1軸aから同じ方向(本実施形態では-X方向)にずれた位置に配置されている。
また、一対の第2角度検出センサ12A,12Bは、第2可動枠24上において、それぞれ第2支持部23の近傍に配置されている。第2角度検出センサ12Aは、第1可動枠22の一方に接続された第2支持部23の近傍に配置されている。第2角度検出センサ12Bは、第1可動枠22の他方に接続された第2支持部23の近傍に配置されている。したがって、一対の第2角度検出センサ12A,12Bは、第1軸aを挟んで対向し、かつミラー部20及び第1可動枠22を挟んで対向する位置に配置されている。また、一対の第2角度検出センサ12A,12Bは、第2軸aから同じ方向(本実施形態では+Y方向)にずれた位置に配置されている。
図24は、本実施形態において一対の第1角度検出センサ11A,11Bから出力される信号の一例を示す。図24において、S1aは、ミラー部20を第2軸a周りには揺動させずに、第1軸a周りにのみ揺動させた場合に一対の第1角度検出センサ11A,11Bから出力される信号を表している。本実施形態では、第1角度検出センサ11A,11Bは、第1軸aに対して同じ方向にずれた位置に配置されているため、両者から第1駆動周波数fd1を有する同位相の波形信号が出力される。
ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りに同時に揺動させた場合には、第1角度検出センサ11Aの出力信号には、ミラー部20の第2軸a周りの揺動に起因する振動ノイズRN1aが重畳される。同様に、ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りに同時に揺動させた場合には、第1角度検出センサ11Bの出力信号には、ミラー部20の第2軸a周りの揺動に起因する振動ノイズRN1bが重畳される。第1角度検出センサ11A,11Bは、第2軸aを挟んで対向する位置に配置されているため、両者に重畳される振動ノイズRN1a,RN1bは互いに逆位相となる。
このように、2軸駆動の場合には、第1角度検出センサ11Aからは振動ノイズRN1aが重畳された信号S1bが出力され、第1角度検出センサ11Bからは振動ノイズRN1bが重畳された信号S1bが出力される。
図25は、本実施形態において一対の第2角度検出センサ12A,12Bから出力される信号の一例を示す。図25において、S2aは、ミラー部20を第1軸a周りには揺動させずに、第2軸a周りにのみ揺動させた場合に一対の第2角度検出センサ12A,12Bから出力される信号を表している。本実施形態では、第2角度検出センサ12A,12Bは、第2軸aに対して同じ方向にずれた位置に配置されているため、両者から第2駆動周波数fd2を有する同位相の波形信号が出力される。
ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りに同時に揺動させた場合には、第2角度検出センサ12Aの出力信号には、ミラー部20の第1軸a周りの揺動に起因する振動ノイズRN2aが重畳される。同様に、ミラー部20を第1軸a及び第2軸aの周りに同時に揺動させた場合には、第2角度検出センサ12Bの出力信号には、ミラー部20の第1軸a周りの揺動に起因する振動ノイズRN2bが重畳される。第2角度検出センサ12A,12Bは、第1軸aを挟んで対向する位置に配置されているため、両者に重畳される振動ノイズRN2a,RN2bは互いに逆位相となる。
このように、2軸駆動の場合には、第2角度検出センサ12Aからは振動ノイズRN2aが重畳された信号S2bが出力され、第2角度検出センサ12Bからは振動ノイズRN2bが重畳された信号S2bが出力される。
本実施形態では、駆動制御部5は、第1信号処理部61A及び第2信号処理部61Bの構成のみが、第1実施形態の駆動制御部5の構成と異なる。図26に示すように、本実施形態では、第1信号処理部61Aは、減算回路73に代えて、加算回路73Aを有している。加算回路73Aは、第1角度検出センサ11Aからバッファーアンプ71を経由して入力された信号S1bと、第1角度検出センサ11Bから可変ゲインアンプ72を経由して入力された信号S1bとを加算した値を出力する。
本実施形態では、ゲイン調整回路74により、信号S1bに含まれる振動ノイズRN1bの振幅レベルが、信号S1bに含まれる振動ノイズRN1aの振幅レベルに一致するように調整される。このため、加算回路73Aによる加算処理により、振動ノイズRN1a,RN1bが相殺される。したがって、加算回路73Aからは、振動ノイズRN1a,RN1bが除去された信号である第1角度検出信号S1cが出力される。
図27は、本実施形態において一対の第1角度検出センサ11A,11Bから出力されたS1b,S1bに基づいて、第1角度検出信号S1cが生成される様子を示している。本実施形態においても第1実施形態と同様の第1角度検出信号S1cが得られる(図15参照)。
図28に示すように、本実施形態では、第2信号処理部61Bは、減算回路83に代えて、加算回路83Aを有している。加算回路83Aは、第2角度検出センサ12Aからバッファーアンプ81を経由して入力された信号S2bと、第2角度検出センサ12Bから可変ゲインアンプ82を経由して入力された信号S2bとを加算した値を出力する。
本実施形態では、ゲイン調整回路84により、信号S2bに含まれる振動ノイズRN2bの振幅レベルが、信号S2bに含まれる振動ノイズRN2aの振幅レベルに一致するように調整される。このため、加算回路83Aによる加算処理により、振動ノイズRN2a,RN2bが相殺される。したがって、加算回路83Aからは、振動ノイズRN2a,RN2bが除去された信号である第2角度検出信号S2cが出力される。
図29は、本実施形態において一対の第2角度検出センサ12A,12Bから出力されたS2b,S2bに基づいて、第2角度検出信号S2cが生成される様子を示している。本実施形態においても第1実施形態と同様の第2角度検出信号S2cが得られる(図15参照)。
以上のように、一対の第1角度検出センサ11A,11Bは、第1軸a又は第2軸aを挟んで対向する位置に配置されていればよい。一対の第1角度検出センサ11A,11Bが第1軸aを挟んで対向する位置に配置されている場合には、両者の出力信号のうち、一方から他方を減算することにより、振動ノイズを除去することができる。一対の第1角度検出センサ11A,11Bが第2軸aを挟んで対向する位置に配置されている場合には、両者の出力信号を加算することにより、振動ノイズを除去することができる。
同様に、一対の第2角度検出センサ12A,12Bは、第1軸a又は第2軸aを挟んで対向する位置に配置されていればよい。一対の第2角度検出センサ12A,12Bが第2軸aを挟んで対向する位置に配置されている場合には、両者の出力信号のうち、一方から他方を減算することにより、振動ノイズを除去することができる。一対の第2角度検出センサ12A,12Bが第1軸aを挟んで対向する位置に配置されている場合には、両者の出力信号を加算することにより、振動ノイズを除去することができる。
[変形例]
次に、上記各実施形態の変形例について説明する。上記各実施形態では、ゲイン調整回路74は、第1BPF回路75A及び第2BPF回路75Bにより、第2駆動周波数fd2を有する振動ノイズを抽出している。これに代えて、第1駆動周波数fd1と第2駆動周波数fd2との間にカットオフ周波数を有するローパスフィルタ回路により、第2駆動周波数fd2を有する振動ノイズを抽出してもよい。また、上記各実施形態では、ゲイン調整回路84は、第1BPF回路85A及び第2BPF回路85Bにより、第1駆動周波数fd1を有する振動ノイズを抽出している。これに代えて、第1駆動周波数fd1と第2駆動周波数fd2との間にカットオフ周波数を有するハイパスフィルタ回路により、第1駆動周波数fd1を有する振動ノイズを抽出してもよい。
上記実施形態で示したMMD4の構成は一例である。MMD4の構成は、種々の変形が可能である。例えば、ミラー部20を第1軸a周りの揺動させる第1アクチュエータ31を第2可動枠24に配置し、ミラー部20を第2軸a周りの揺動させる第2アクチュエータ32を第1可動枠22に配置してもよい。
また、駆動制御部5のハードウェア構成は種々の変形が可能である。上記各実施形態では、駆動制御部5は、アナログ演算回路で構成されているが、デジタル演算回路で構成することも可能である。駆動制御部5は、1つのプロセッサで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせで構成されてもよい。プロセッサには、CPU(Central Processing Unit)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、専用電気回路等が含まれる。CPUは、周知のとおりソフトウエア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサである。PLDは、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の、製造後に回路構成を変更可能なプロセッサである。専用電気回路は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである。
[比較例]
次に、本開示の技術との比較例について説明する。本開示の技術では、上述のように、一対の角度検出センサからの出力された一対の出力信号を加算又は減算することにより、振動ノイズを除去している。これに対して、角度検出センサからの出力された出力信号に対して周波数フィルタ処理を施すことにより振動ノイズを除去することが考えられる。以下、比較例として、周波数フィルタ処理により振動ノイズを除去する例について説明する。
本比較例では、一対の第1角度検出センサ11A,11Bのうち少なくともいずれか一方が設けられていればよい。また、一対の第2角度検出センサ12A,12Bについても少なくともいずれか一方が設けられていればよい。
また、本比較例では、第1信号処理部61Aを、第1駆動周波数fd1を中心周波数とする通過帯域を有するバンドパスフィルタ回路とする。同様に、第2信号処理部61Bを、第2駆動周波数fd2を中心周波数とする通過帯域を有するバンドパスフィルタ回路とする。これにより、第1信号処理部61Aからは、第2駆動周波数fd2を有する振動ノイズが除去された信号が出力される。第2信号処理部61Bからは、第1駆動周波数fd1を有する振動ノイズが除去された信号が出力される。
このように、第1信号処理部61Aと第2信号処理部61Bとをバンドパスフィルタ回路とすることにより振動ノイズを除去することができるが、振動ノイズが除去された信号からは正確な位相情報が得られないことがある。これは、バンドパスフィルタ回路の位相応答に起因する。
図30は、バンドパスフィルタ回路の利得及び位相の特性の一例を示す。図30に示すバンドパスフィルタ回路の中心周波数は10kHzである。中心周波数付近で位相が急激に変化するため、バンドパスフィルタ回路に入力される信号の周波数が中心周波数からずれると、バンドパスフィルタ回路からの出力信号は、位相が大きく変化してしまう。このように、角度検出センサからの出力信号がバンドパスフィルタ回路を通過することにより、位相が大きく変化する可能性があるため、バンドパスフィルタ回路からの出力信号を、共振状態を維持するためのタイミング情報として使用することは難しい。
仮に、バンドパスフィルタ回路からの出力信号に基づいてゼロクロスパルスを生成して光源駆動部3Aに入力すると、MMD4による光の走査と同期がずれた画像が被走査面6に描画されることになる。この場合、バンドパスフィルタ回路からの出力信号の位相を手動で調整することを可能とする位相器を設け、ユーザが被走査面6に描画される画像を観察しながら、ずれがなくなるように手動で位相器を調整するなどの作業が必要である。
これに対して、本開示の技術は、バンドパスフィルタ回路を用いることなく、一対の角度検出センサからの出力された一対の出力信号を加算又は減算することにより、振動ノイズを除去する。このため、振動ノイズの除去により出力信号は、位相が大きく変化することはなく、共振状態を維持するためのタイミング情報として使用することができる。したがって、ユーザが手動で位相器を調整するなどの作業は不要である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (16)

  1. 入射光を反射する反射面を有するミラー部と、
    前記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内にある第1軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第1アクチュエータと、
    前記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内であって前記第1軸に直交する第2軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第2アクチュエータと、
    前記ミラー部の前記第1軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第1角度検出センサであって、前記第1軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第1角度検出センサと、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える光走査装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記一対の第1角度検出センサから出力された一対の第1出力信号のうちの一方から他方を減算することにより、前記ミラー部の前記第1軸周りの角度を表す第1角度検出信号を生成する、
    光走査装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記一対の第1出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整することにより、前記一対の第1出力信号のそれぞれに含まれる振動ノイズの振幅を一致させた後、前記一対の第1出力信号のうちの一方から他方を減算する、
    請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記第1アクチュエータに付与する第1駆動信号を生成する第1駆動信号生成部を有し、
    前記第1角度検出信号を前記第1駆動信号生成部にフィードバックする、
    請求項1又は請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1駆動信号生成部は、位相同期回路を有する駆動回路である、
    請求項に記載の光走査装置。
  5. 前記第1駆動信号は正弦波である、
    請求項又は請求項に記載の光走査装置。
  6. 前記第1角度検出センサは圧電素子である、
    請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記ミラー部の前記第2軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第2角度検出センサであって、前記第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第2角度検出センサをさらに備え、
    前記プロセッサは、
    前記一対の第2角度検出センサから出力された一対の第2出力信号のうちの一方から他方を減算することにより、前記ミラー部の前記第2軸周りの角度を表す第2角度検出信号を生成する、
    請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記一対の第2出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整することにより、前記一対の第2出力信号のそれぞれに含まれる振動ノイズの振幅を一致させた後、前記一対の第2出力信号のうちの一方から他方を減算する、
    請求項に記載の光走査装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記第2アクチュエータに付与する第2駆動信号を生成する第2駆動信号生成部を有し、
    前記第2角度検出信号を前記第2駆動信号生成部にフィードバックする、
    請求項7又は請求項8に記載の光走査装置。
  10. 前記第2駆動信号生成部は、位相同期回路を有する駆動回路である、
    請求項に記載の光走査装置。
  11. 前記第2駆動信号は正弦波である、
    請求項又は請求項10に記載の光走査装置。
  12. 前記第2角度検出センサは圧電素子である、
    請求項から請求項11のうちいずれか1項に記載の光走査装置。
  13. 請求項から請求項12のうちいずれか1項に記載の光走査装置と、
    前記ミラー部に光を照射する光源と、
    を備える画像描画システムであって、
    前記プロセッサは、前記第1角度検出信号及び前記第2角度検出信号に基づいて、前記光源の光の照射タイミングを制御する、
    画像描画システム。
  14. 入射光を反射する反射面を有するミラー部と、
    前記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内にある第1軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第1アクチュエータと、
    前記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内であって前記第1軸に直交する第2軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第2アクチュエータと、
    前記ミラー部の前記第1軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第1角度検出センサであって、前記第1軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第1角度検出センサと、
    を備える光走査装置の駆動方法であって、
    前記一対の第1角度検出センサから出力された一対の第1出力信号のうちの一方から他方を減算することにより、前記ミラー部の前記第1軸周りの角度を表す第1角度検出信号を生成する、
    光走査装置の駆動方法。
  15. 入射光を反射する反射面を有するミラー部と、
    記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内にある第1軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第1アクチュエータと、
    前記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内であって前記第1軸に直交する第2軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第2アクチュエータと、
    前記ミラー部の前記第1軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第1角度検出センサであって、前記第1軸又は前記第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第1角度検出センサと、
    前記ミラー部の前記第2軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第2角度検出センサであって、前記第1軸又は前記第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第2角度検出センサと、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える光走査装置であって、
    前記プロセッサは、
    前記一対の第1角度検出センサから出力された一対の第1出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整し、振幅レベル調整後の一対の第1出力信号を加算又は減算することにより、前記ミラー部の前記第1軸周りの角度を表す第1角度検出信号を生成し、
    前記一対の第2角度検出センサから出力された一対の第2出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整し、振幅レベル調整後の一対の第2出力信号を加算又は減算することにより、前記ミラー部の前記第2軸周りの角度を表す第2角度検出信号を生成する、
    光走査装置。
  16. 入射光を反射する反射面を有するミラー部と、
    記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内にある第1軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第1アクチュエータと、
    前記ミラー部の静止時の前記反射面を含む平面内であって前記第1軸に直交する第2軸の周りに前記ミラー部を揺動させる第2アクチュエータと、
    前記ミラー部の前記第1軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第1角度検出センサであって、前記第1軸又は前記第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第1角度検出センサと、
    前記ミラー部の前記第2軸周りの角度に応じた信号を出力する一対の第2角度検出センサであって、前記第1軸又は前記第2軸を挟んで対向する位置に配置された一対の第2角度検出センサと、
    を備える光走査装置の駆動方法であって、
    前記一対の第1角度検出センサから出力された一対の第1出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整し、振幅レベル調整後の一対の第1出力信号を加算又は減算することにより、前記ミラー部の前記第1軸周りの角度を表す第1角度検出信号を生成し、
    前記一対の第2角度検出センサから出力された一対の第2出力信号のうち、少なくとも一方の振幅レベルを調整し、振幅レベル調整後の一対の第2出力信号を加算又は減算することにより、前記ミラー部の前記第2軸周りの角度を表す第2角度検出信号を生成する、
    光走査装置の駆動方法。
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