JP7499260B2 - 回折格子、回折格子の製造方法およびフォトマスク - Google Patents

回折格子、回折格子の製造方法およびフォトマスク Download PDF

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Description

本発明は、回折格子、回折格子の製造方法およびフォトマスクに関し、特に、鋸歯形状を有する回折格子および鋸歯形状を形成するために用いられるフォトマスクに好適に利用できる。
分光分析装置の分光器などにおいて、様々な波長が混ざった光(例えば白色光)を狭帯域の波長毎に分けるため、回折格子のような光学素子が使用されている。回折格子の表面は、反射膜が蒸着された光学材料表面であり、光学材料表面には、微細な溝が刻まれている。
回折格子の溝形状としては、正弦波または矩形など様々な形状が挙げられるが、鋸歯形状を有するブレーズド回折格子は、ブレーズ波長において高い回折効率を得ることが可能なため、上記ブレーズド回折格子は、分光光度計などの分光器に使用されている。上記ブレーズ波長とは、回折格子に入射光を入射させたときに回折効率が最大とになる波長である。溝の傾斜した長辺に対して入射光と回折光が正反射の関係にあるとき、上記ブレーズ波長と長辺の傾斜角αとの間には、下記の数式1の関係がある。
Figure 0007499260000001
ここで、dは、回折格子の溝の周期であり、角度ρは、分光光度計において、入射光、回折格子中心および回折光がなす角の1/2である。
ところで、分光分析装置の分光器には、10mm×10mm~50mm×50mm程度の大きさの回折格子が一般的に用いられているが、大型の分析装置などでは、100mm×100mm以上の回折格子が用いられている。
従来、このような大面積の回折格子を製造する場合には、主にルーリングエンジンを用いた機械刻線方式、または、レーザを用いた二光束干渉によるホログラフィック露光方式が適用されてきた。例えば、特許文献1には、ホログラフィック露光によってフォトレジスト膜に周期パターンを形成し、そのフォトレジスト膜をマスクとして斜めイオンビームエッチングを行うことで、ブレーズド回折格子を製造する技術が開示されている。
特開平11-305023号公報
大面積の回折格子を刻線する場合、ルーリングエンジンを用いた機械刻線方式では、工具を用いて1本ずつ刻線することで溝が形成される。このため、刻線距離が長くなり、製造時間が長いことが課題である。
また、回折格子の製造技術において、分光の際に発生する収差を低減する目的、および、分光作用と共に集光作用および結像作用を持たせる目的で、溝の周期を不等間隔にしたいという要求がある。ホログラフィック露光方式では、正弦波形状またはそれに近い形状である回折格子しか製造することができないので、高い回折効率が得られない。また、上述の特許文献1に開示されている技術を用いた場合でも、溝の周期が不等間隔な回折格子は製造することは困難である。
一方で、フォトリソグラフィ技術を用いて回折格子を製造する技術も開発されているが、これまで、鋸歯形状を大面積化すること、および、溝の周期を不等間隔にすることについて、十分な検討が成されていなかった。
本願の目的の一つは、鋸歯形状の大面積化を図り、溝の周期を不等間隔とした回折格子(光学素子)を提供することにあり、すなわち回折格子の性能を向上させることにある。また、他の目的は、回折格子を短時間で製造し、製造コストの上昇を抑制することにある。また、他の目的は、そのような回折格子を製造するためのフォトマスクを提供することにある。
その他の目的、課題および新規な特徴は、本願明細書の記述および添付図面から明らかになる。
一実施の形態によれば、回折格子の製造方法は、(a)第1基板と、前記第1基板上に形成され、且つ、複数の溝からなる表面形状を有するレジストパターンと、を備えた成型部材を用意する工程、(b)前記複数の溝を覆うように、前記レジストパターンの表面に第1金属膜を形成する工程、を有する。また、回折格子の製造方法は、(c)前記成型部材から前記第1金属膜を剥離することで、前記レジストパターンの表面形状と反転する表面形状を有する前記第1金属膜を用意する工程、(d)その表面形状が凸面である第2基板を用意する工程、(e)前記第2基板の表面上に、接着層を形成する工程、を有する。また、回折格子の製造方法は、(f)前記(a)~(e)工程後、前記第1金属膜の裏面が前記第2基板の表面に対向するように、前記第2基板の表面上に前記第1金属膜を設置する工程、(g)前記(f)工程後、前記第1金属膜の表面側から前記第1金属膜に荷重を加えることで、前記第2基板の表面形状に沿うように、前記第2基板の表面に、前記接着層を介して前記第1金属膜を貼り付ける工程、を有する。また、回折格子の製造方法は、(h)その表面形状が凹面である第3基板を用意する工程、(i)前記第3基板の表面上に、樹脂層を形成する工程、(j)前記(g)~(i)工程後、前記第1金属膜の表面が前記樹脂層の表面に対向するように、前記樹脂層に前記第1金属膜を貼り付けることで、前記樹脂層の表面形状を前記第1金属膜の表面形状と反転させる工程、を有する。ここで、前記複数の溝は、複数の第1底部および複数の第1頂部を含み、前記複数の第1底部および前記複数の第1頂部は、平面視における第1方向において交互に繰り返され、且つ、それぞれ前記第1方向と直交する第2方向に延在し、前記第1方向において互いに隣接する前記第1底部の間隔は、段階的に変化している。
一実施の形態によれば、回折格子は、その表面形状が凹面である基板と、前記基板の表面上に形成された樹脂層と、前記樹脂層の表面形状に沿うように前記樹脂層の表面上に形成され、且つ、金属材料からなる反射膜と、を有する。ここで、前記樹脂層の表面形状は、複数の第1底部および複数の第1頂部を含む複数の溝からなり、前記複数の第1底部および前記複数の第1頂部は、平面視における第1方向において交互に繰り返され、且つ、それぞれ前記第1方向と直交する第2方向に延在している。また、前記第1方向において互いに隣接する前記第1底部の間隔は、連続的に変化し、前記第2方向に延在する前記複数の第1頂部の各々の途中には、局所的にパターン間のずれまたは寸法のずれが生じている境界領域が存在し、平面視における前記樹脂層の中心位置には、前記境界領域が存在していない。
一実施の形態によれば、フォトマスクは、第1開口部が形成された遮光膜を有する。ここで、前記第1開口部は、第1箇所、および、平面視における第1方向において前記第1箇所と連結して通じている第2箇所を含み、前記第1方向のうち前記第1箇所から前記第2箇所へ向かう方向において、前記第1箇所および前記第2箇所の各々の前記第1方向と直交する第2方向における長さは、段階的に長くなる。また、前記第1方向において、前記第2箇所の長さは、前記第1箇所の長さよりも長く、前記第2箇所の開口面積は、前記第1箇所の開口面積よりも大きい。
一実施の形態によれば、回折格子の性能を向上させることができる。また、回折格子の製造コストの上昇を抑制することができる。また、そのような回折格子を製造するためのフォトマスクを提供することができる。
実施の形態1における露光装置を示す模式図である。 実施の形態1におけるフォトマスクの一部であるマスクパターンを示す平面図である。 レジスト膜に対する露光量とレジストパターンの厚さとの関係を示すグラフである。 実施の形態1における現像処理前のレジスト膜を示す断面図である。 実施の形態1における現像処理後のレジストパターンを示す断面図である。 実施の形態1における現像処理後のレジストパターンを示す断面図である。 実施の形態1における成型部材および回折格子の製造工程を示すプロセスフローである。 実施の形態1におけるフォトマスクを示す平面図である。 実施の形態1における成型部材の製造工程を示す平面図である。 図7に続く製造工程を示す平面図である。 図8に続く製造工程を示す平面図である。 実施の形態1における成型部材を示す断面図である。 実施の形態1における成型部材を示す断面図である。 実施の形態1における成型部材の寸法を示す断面図である。 実施の形態1における回折格子の製造工程を示す断面図である。 図13に続く製造工程を示す断面図である。 図14に続く製造工程を示す断面図である。 図15に続く製造工程を示す断面図である。 図16に続く製造工程を示す断面図である。 図17に続く製造工程を示す断面図である。 図18に続く製造工程を示す断面図である。 図19に続く製造工程を示す断面図である。 フォトマスクに設けられた開口部の長さと、フォトマスクの位置との関係を示すグラフである。 実施の形態1における回折格子を搭載した分光分析装置を示す模式図である。 実施の形態2におけるフォトマスクを示す平面図である。 実施の形態2における成型部材の製造工程を示す平面図である。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、実施の形態で用いられる図面では、図面を見易くするために、断面図であってもハッチングが省略されている場合もあり、平面図であってもハッチングが付されている場合もある。
また、本願において説明されるX方向およびY方向は互いに直交し、X方向およびY方向からなる面は平面となる。また、Z方向は、X方向およびY方向に直交し、上記平面に垂直な鉛直方向である。本願では、Z方向をある構造体の厚さ方向または高さ方向として説明する場合もある。
(実施の形態1)
以下に、実施の形態1における回折格子およびその製造方法を説明するが、その前に、回折格子の製造に用いられる成型部材、および、成型部材の製造に用いられるフォトマスクについて説明を行う。
<露光装置1の構造>
以下に図1を用いて、実施の形態1における露光装置1を説明する。図1に示されるように、露光装置1は、光源2、ステージ4、および、光源2とステージ4との間に設けられた投影光学機構3を備える。露光処理時には、光源2と投影光学機構3との間にフォトマスク(レチクル)5が挿入され、ステージ4上に、例えばシリコンからなる基板(半導体基板)7と、基板7上に形成されたレジスト膜6aとの積層体が搭載される。
光源2には、例えば、水銀ランプのg線若しくはi線、または、KrF若しくはArFのようなのエキシマレーザが用いられる。基板7は、例えばシリコンからなり、基板7の口径は、例えば8インチ(φ200mm)である。
露光装置1では、光源2からの光LI1がフォトマスク5へ照射され、フォトマスク5に設けられているマスクパターンを透過した光は、投影光学機構3を介してレジスト膜6aに転写される露光処理が行われる。
露光方式としては、フォトマスク5、レジスト膜6aおよび基板7を同期移動して走査するステップ・アンド・スキャン方式と、フォトマスク5、レジスト膜6aおよび基板7を静止した状態で、フォトマスク5の一部であるマスクパターンを一括露光し、レジスト膜6aおよび基板7を順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式が知られている。ここでは、ステップ・アンド・リピート方式を用いた場合で説明する。すなわち、ステージ4は、Y方向またはX方向に移動可能であり、ステージ4を所定の場所に移動させ、露光処理を繰り返し行うことで、最大でレジスト膜6aの表面全体に所定のパターンが転写される。
露光処理後には、レジスト膜6aに対して現像処理が行われ、レジスト膜6aの一部が加工されてレジストパターンが形成される。
<マスクパターン5bの構造>
図2は、実施の形態1におけるフォトマスク5の一部であるマスクパターン5bの平面図を示している。実施の形態1におけるフォトマスク5には、後述の図6に示されるように、複数のマスクパターン5a~5cが設けられているが、ここではマスクパターン5bを代表して説明を行う。
フォトマスク5(マスクパターン5b)は、ガラスまたは合成石英などの透明性を備える透明基板と、透明基板上に形成された遮光膜LBとからなる。遮光膜LBは、例えば可視光のような一定の波長を有する光を遮光する機能を備え、例えばクロムからなる。
図2に示されるように、遮光膜LBには、遮光膜LBを貫通する複数の開口部OPが形成されている。マスクパターン5bにおける開口部OPは、X方向において互いに連結して通じている第1箇所OPa~第3箇所OPcを含む。X方向において、第1箇所OPaと第2箇所OPbとは連結して通じており、第2箇所OPbと第3箇所OPcとは連結して通じている。
第1箇所OPa~第3箇所OPcの各々のY方向における長さは一定でなく、場所によって変化している。X方向のうち第1箇所OPaから第2箇所OPb(第3箇所OPc)へ向かう方向において、第1箇所OPa~第3箇所OPcの各々のY方向における長さは、段階的に長くなっている。また、X方向において、第3箇所OPcの長さは、第2箇所OPbの長さよりも長く、第2箇所OPbの長さは、第1箇所OPaの長さよりも長い。従って、第3箇所OPcの開口面積は、第2箇所OPbの開口面積よりも大きく、第2箇所OPbの開口面積は、第1箇所OPaの開口面積よりも大きい。
言い換えれば、第1箇所OPaは、各々の平面形状が四角形であり、且つ、互いに連結して通じている複数の窓WIからなる。また、第1箇所OPaから第2箇所OPbへ向かう方向において、窓WIの開口面積は段階的に大きくなっている。なお、第2箇所OPbおよび第3箇所OPcについては、1つの窓WIのX方向における長さが第1箇所OPaより長い点を除き、窓WIの開口面積は段階的に大きくなっている。
また、開口部OPのY方向における長さのうち最も長い距離L1、および、互いに隣接する開口部OPの間の距離L2は、ほぼ同じ長さである。実施の形態1では、距離L1および距離L2は、図1に示される露光装置1の解像限界以下となるように設定されている。このため、フォトマスク5を透過する光の光量は制限され、場所毎の開口率に比例して透過率が段階的に変化する。すなわち、レジスト膜6aに対する露光量が場所毎に連続的に変化するので、現像処理後のレジストパターンの厚さが連続的に変化することになる。
<成型部材8(レジストパターン6b)の一部の構造およびその製造方法>
図3は、レジスト膜6aに対する露光量と、現像処理後のレジストパターン6bの厚さとの一般的な関係を示している。なお、グラフ中の破線は、基板7上にレジスト膜6aを塗布した直後におけるレジスト膜6aの厚さを示している。
フォトリソグラフィ技術に用いられるレジスト膜6aは、光または電子線などによって溶解性が変化する組成物であり、光または電子線との反応方法から大きく分けてネガ型とポジ型とに分けられる。ネガ型のレジスト膜6aは、露光されると現像液に対して溶解性が低下するので、現像処理後には、露光部分がレジストパターン6bとして残される。これに対して、ポジ型のレジスト膜6aは、露光されると現像液に対して溶解性が増大するので、現像処理後には、露光部分が除去される。
従って、図3に示されるように、ネガ型のレジスト膜6a(実線)に対する露光量を大きくすると、レジストパターン6bの厚さが大きくなり、ポジ型のレジスト膜6a(一点鎖線)に対する露光量を大きくすると、レジストパターン6bの厚さが小さくなる。
以下に、図2で説明したフォトマスク5を介して、図3で説明したレジスト膜6aに対して露光処理および現像処理を行った場合について説明する。
図4Aは、基板7上に、図3に示されるネガ型またはポジ型のレジスト膜6aを塗布した直後の状態を示している。図4Bは、現像処理後のレジストパターン6bの状態を示し、レジスト膜6aがネガ型であった場合を示している。図4Cは、現像処理後のレジストパターン6bの状態を示し、レジスト膜6aがポジ型であった場合を示している。
実施の形態1における成型部材8は、基板7と、現像処理後のレジストパターン6bとを備える。成型部材8は、後で詳細に説明するが、回折格子15の主構造である樹脂層13の表面形状を形成するための部材である。
レジストパターン6bの表面形状は、複数の溝GR1からなり、鋸歯形状となっている。複数の溝GR1は、複数の底部BP1および複数の頂部TP1を含む。複数の底部BP1および複数の頂部TP1は、X方向において交互に繰り返され、且つ、それぞれY方向に延在している。
また、フォトマスク5において、第1箇所OPa~第3箇所OPcの各々のY方向における長さが、段階的に長くなっているので、レジストパターン6bの厚さも均一ではなく、レジストパターン6bの表面形状は、距離が長く、斜度の小さい斜面と、距離が短く、斜度の大きい斜面とが交互に繰り返された形状となる。言い換えれば、X方向において互いに隣接する2つの底部BP1のうちの一方と、2つの底部BP1の間に位置する頂部TP1との間の距離は、2つの底部BP1のうちの他方と、上記頂部TP1との間の距離よりも長い。
また、溝GR1の周期は、場所毎に異なっており、段階的に大きくなっている。言い換えれば、X方向において互いに隣接する底部BP1の間隔は、段階的に変化し、段階的に広くなっている。
なお、露光時の倍率は、図1に示される投影光学機構3によって調整できる。例えば、露光時の倍率が等倍である場合、第1箇所OPa~第3箇所OPcの各々のX方向における長さが、溝GR1の周期と等しくなる。また、露光装置1が選択できる倍率であれば、露光時の倍率は等倍でなくともよく、例えば縮小露光法を用いて、マスクパターン5bを縮小して露光してもよい。その場合、所望の光学特性が得られるように、予め不等間隔となる溝GR1の周期を計算で求めておき、縮小する倍率をかけたものを第1箇所OPa~第3箇所OPcの各々のX方向における長さとして、フォトマスク5の設計に用いればよい。
図5は、実施の形態1における成型部材8および回折格子15の全体的なプロセスフローを示している。以下に、図5に示されるステップS1~S11を参照しながら、図6~20を用いて、成型部材8および回折格子15の製造方法を説明する。
<成型部材8の製造方法>
以下に図6~図12を用いて、成型部材8およびその製造方法について説明する。なお、フォトマスク5のマスクパターン5bおよびレジストパターン6bの形状など、一部の構造およびその製造方法については上述のように説明を行っているので、ここでは重複する詳細な説明は省略する。
<<ステップS1>>
まず、図1に示される露光装置1を用意し、ステージ4上に基板7とレジスト膜6aとの積層体を搭載する。なお、基板7上にレジスト膜6aを塗布した後には、例えば50~100℃のプリベーク処理を行っておくことが好ましい。
図6は、光源2と投影光学機構3との間に挿入されるフォトマスク5を示す平面図である。フォトマスク5には、図2で説明したマスクパターン5bの他に、マスクパターン5aおよびマスクパターン5cが設けられている。マスクパターン5aおよびマスクパターン5cの各々の構成は、開口部OPの形状が異なる点を除き、マスクパターン5bの構成と同じである。
マスクパターン5aおよびマスクパターン5cの各々の開口部OPも、マスクパターン5bの第1箇所OPa~第3箇所OPcと同様の目的で複数の箇所からなり、複数の窓から構成される。マスクパターン5aの各箇所のX方向における長さは、第1箇所OPa~第3箇所OPcよりも短く、マスクパターン5cの各箇所のX方向における長さは、第1箇所OPa~第3箇所OPcよりも長い。
<<ステップS2>>
実施の形態1においては、3行×3列のような奇数行×奇数列の複数回の露光処理が行われる。
図7に示されるように、まず、マスクパターン5aを用いて、レジスト膜6aに対して露光処理を行う。1度の露光処理によって、レジスト膜6aの一部の領域である露光領域8aが露光される。次に、レジスト膜6a(ステージ4)をY方向へ移動させ、他の露光領域8aを順次露光する。ここでは、合計3回の露光処理を行った場合を例示している。これらの複数の露光領域8aは、互いに繋ぎ合わされるように、Y方向において互いに隣接している。
このような複数回の露光処理によって、複数の露光領域8aを繋ぎ合わせる場合、露光処理の回数は、3回以上の奇数回であることが好ましい。その理由は、境界領域BRに関連するが、その説明は後で行う。
境界領域BRは、複数の露光領域8aの繋ぎ目に相当し、図面ではX方向に延在する実線で示されている。また、図面では理解を容易にするため、現像処理後に溝GR1の底部BP1となる箇所が、Y方向に延在する実線で示されている。これらについては、後述の図8および図9においても同様である。
次に、図8に示されるように、マスクパターン5bを用いて、レジスト膜6aに対して露光処理を行うことで、露光領域8aとは別の露光領域8bが露光される。露光領域8bは、レジスト膜6aの一部の領域であり、X方向において露光領域8aに隣接する領域である。ここで、X方向において、マスクパターン5aの開口部OPとマスクパターン5bの開口部OPとが連結して通じているように、マスクパターン5aおよびマスクパターン5bの各々の位置が調整される。ここで、露光装置の合わせ精度等により、露光領域8aと露光領域8bとの境界にも境界領域BRが存在する。
次に、図9に示されるように、マスクパターン5cを用いて、レジスト膜6aに対して露光処理を行うことで、露光領域8aおよび露光領域8bとは別の露光領域8cが露光される。露光領域8cは、レジスト膜6aの一部の領域であり、X方向において露光領域8bに隣接する領域である。ここで、X方向において、マスクパターン5bの開口部OPとマスクパターン5cの開口部OPとが連結して通じるように、マスクパターン5bおよびマスクパターン5cの各々の位置が調整される。同様に、露光装置の合わせ精度等により、露光領域8bとの露光領域8cとの境界にも境界領域BRが存在する。
<<ステップS3>>
図7~図9の露光処理が終了した後、レジスト膜6aに対して現像処理が行われる。これにより、図10または図11に示されるレジストパターン6bが形成される。その後、レジストパターン6bに対して、例えば150~200℃のポストベークが施される。図10または図11に示されるレジストパターン6bは、それぞれレジスト膜6aがネガ型またはポジ型であった場合のものである。
レジストパターン6bの表面形状は、複数の溝GR1からなり、鋸歯形状となっている。複数の溝GR1は、複数の底部BP1および複数の頂部TP1を含む。複数の底部BP1および複数の頂部TP1は、X方向において交互に繰り返され、且つ、それぞれY方向に延在している。レジストパターン6bの表面形状は、距離が長く、斜度の小さい斜面と、距離が短く、斜度の大きい斜面とが交互に繰り返された形状となる。言い換えれば、X方向において互いに隣接する2つの底部BP1のうちの一方と、2つの底部BP1の間に位置する頂部TP1との間の距離は、2つの底部BP1のうちの他方と、上記頂部TP1との間の距離よりも長い。また、溝GR1の周期は、場所毎に異なっており、段階的に大きくなっている。言い換えれば、X方向において互いに隣接する底部BP1の間隔は、段階的に変化し、段階的に広くなっている。
図12は、実施の形態1における成型部材8の寸法の一例を示している。ここではレジスト膜6aがネガ型であった場合を例示する。溝GR1の周期W1、すなわちX方向において互いに隣接する底部BP1の間隔は、例えば1.60~1.70μmの範囲内である。レジストパターン6bの厚さH1、すなわち基板7の表面から頂部TP1までの高さは、例えば0.10~0.20μmの範囲内である。溝GR1の距離が長い斜面の斜度(ブレーズ角度)θ1は、基板7の表面に水平な面を基準にした場合、5~7度である。なお、成型部材8の寸法は、必ずしもこれらの数値に限定されるものではない。
以上のように、溝GR1の周期W1が不等間隔な成型部材8が製造される。
また、実施の形態1のように、フォトマスク5に設けられた複数のマスクパターン5a~5cを用いて複数の露光領域8a~8cを繋ぎ合わせることで、例えばフォトマスク5に1つマスクパターンが設けられていた場合と比較して、表面積の大きな成型部材8を製造できる。すなわち、鋸歯形状の大面積化を図ることができる。
また、繋ぎ合わせの組み合わせは、実施の形態1のような3行×3列のように、奇数行×奇数列が好ましく、少なくとも3行のような奇数行であることが好ましい。例えば複数の露光領域8aを繋ぎ合わせる場合、露光処理の回数は、3回以上の奇数回であることが好ましい。
上述のように、繋ぎ合わせた箇所を境界領域BRとして説明したが、境界領域BRは2つの露光領域の境界であるため、露光装置の合わせ精度により、境界でのパターン間のずれ、または、ピッチ寸法のずれが生じる可能性がある。すなわち、露光パターンの境界領域BRにおいて、図10に示される底部BP1および頂部TP1のY方向のパターンに、ずれが生じる可能性があり、X方向においてもピッチ寸法のずれが生じる可能性がある。
後述するように、回折格子15の表面形状は、金属膜9の表面形状を反転させた形状であり、金属膜9の表面形状は、成型部材8の表面形状を反転させた形状である。そのため、成型部材8の表面形状にパターン間のずれ、または、寸法のずれが含まれると、回折格子15の表面形状には、成型部材8に対応したパターン間のずれ、または、寸法のずれが含まれることになる。分光分析装置などで回折格子15が使用される場合、回折格子15の中央部が光を回折させる主領域となる。従って、回折格子15の中心位置にパターン間のずれ、または、ピッチ寸法のずれが含まれていると、光学特性(光の回折効率など)が低下する恐れがある。
このため、成型部材8の中心位置には、露光領域の境界が含まれていないことが望ましい。実施の形態1では、例えば複数の露光領域8aを繋ぎ合わせる場合、露光処理の回数を奇数回としているので、境界領域BRは、成型部材8の中心付近には形成されないことになる。従って、回折格子15の中心付近にパターン間のずれ、または、ピッチ寸法のずれが含まれなくなるので、回折格子15の性能を向上させることができる。
なお、図6においてはマスクパターン5a~5cのX方向の長さが異なる例を示しているが、X方向の長さを同じにしても、X方向に奇数個露光することで回折格子の中心付近に境界領域がこないようにすることができる。
さらに変形例として、図6においてY方向における長さがそれぞれ異なるマスクパターン5a~5cをフォトマスク5に形成しておくこともできる。その場合、Y方向の露光処理の回数が奇数回でない場合でも、境界領域BRを成型部材8の中心位置からずらすことができる。マスクパターン5a~5cを、別々のフォトマスクに形成しておき、順次露光処理を行うこともできる。
また、X方向に延びる境界領域BRにおいて、図10および図11に示すように、頂部TP1の高さよりも低い凹部CC1または底部BP1の高さよりも高い凸部CV1のようなレジスト膜厚または/および形状が異常な領域が存在する場合がある。。凹部CC1および凸部CV1は、Y方向に延在する頂部TP1および底部BP1の途中に局所的に存在する箇所であり、上述のパターン間のずれ、または、ピッチ寸法のずれの痕跡となる箇所の一例である。
<回折格子15の製造方法>
以下に図13~図17を用いて、回折格子15およびその製造方法について説明する。なお、ここではレジスト膜6aがネガ型であった場合を例示し、図11に示される成型部材8を用いて説明する。
<<ステップS4>>
まず、図13に示されるように、レジストパターン6b(成型部材8)の表面上に、例えば電界メッキ法によって、例えばニッケルからなる金属膜9を形成する。金属膜9を構成する材料は、ニッケルに限定されず、電解メッキ法に一般的に用いられている金属材料であればよい。金属膜9は、レジストパターン6bの表面形状に沿って形成され、複数の頂部TP1および複数の底部BP1を含む複数の溝GR1を覆うように形成される。
<<ステップS5>>
次に、図14に示されるように、成型部材8から金属膜9を剥離する。このようにして用意された金属膜9の表面形状は、レジストパターン6bの表面形状を反転させた鋸歯形状となっている。すなわち、金属膜9の表面形状は、複数の頂部TP2および複数の底部BP2を含む複数の溝GR2からなり、金属膜9の底部BP2は、レジストパターン6bの頂部TP1に対応し、金属膜9の頂部TP2は、レジストパターン6bの底部BP1に対応する。このため、溝GR2の周期および溝GR2を構成する斜面の斜度などの寸法は、図12で説明した溝GR1に関する寸法と同様となる。
また、上述のように、境界領域BRに起因して成型部材8に凹部CC1または凸部CV1が形成されている場合、金属膜9では、それらの反転形状として凸部CV2または凹部が形成される。しかしながら、金属膜9の中心位置に凸部CV2または凹部が含まれないので、回折格子15の光学特性が低下する恐れを抑制できる。
<<ステップS6>>
次に、図15に示されるように、例えば青板ガラスまたは白板ガラスからなり、且つ、その表面形状が凸面である凸面基板(基板)10を用意する。次に、凸面基板10の表面に、例えばエポキシ樹脂のような樹脂材料からなる接着層11を形成する。なお、ステップS6は、上述のステップS1~S5の前に行われてもよいし、後に行われてもよい。
<<ステップS7>>
次に、図16に示されるように、金属膜9の裏面が凸面基板10の表面に対向するように、凸面基板10の表面上に金属膜9を設置する。その後、Z方向において、金属膜9の表面側から金属膜9に荷重を加えることで、凸面基板10の表面形状に沿うように、凸面基板10の表面に、接着層11を介して金属膜9が貼り付けられる。荷重を加える手段としては、荷重分布が均一になるように、例えば空気圧または水圧などを用いた圧力印加方法が用いられる。
<<ステップS8>>
次に、図17に示されるように、例えば青板ガラスまたは白板ガラスからなり、且つ、その表面形状が凹面である凹面基板(基板)12を用意する。次に、凹面基板12の表面に、例えばエポキシ樹脂のような樹脂材料からなる樹脂層13を形成する。なお、ステップS8は、上述のステップS1~S7の前に行われてもよいし、後に行われてもよい。
<<ステップS9>>
次に、図18に示されるように、凸面基板10上に接着層11を介して貼り付けられた金属膜9の表面と、凹面基板12上に形成した樹脂層13の表面とが対向するように、凸面基板10と凹面基板12とを設置し、樹脂層13に金属膜9を貼り付ける。その後、樹脂層13を硬化させる。
<<ステップS10>>
次に、図19に示されるように、凸面基板10、接着層11および金属膜9を剥離する。このようにして用意された樹脂層13の表面形状は、金属膜9の表面形状を反転させた鋸歯形状となっている。すなわち、樹脂層13の表面形状は、複数の頂部TP3および複数の底部BP3を含む複数の溝GR3からなり、樹脂層13の底部BP3は、金属膜9の頂部TP2に対応し、樹脂層13の頂部TP3は、金属膜9の底部BP2に対応する。このため、溝GR3の周期および溝GR3を構成する斜面の斜度などの寸法は、金属膜9の寸法と同様となる。
<<ステップS11>>
次に、図20に示されるように、樹脂層13の表面形状に沿うように、樹脂層13の表面に、例えば蒸着法によって、例えばアルミまたは金の薄膜からなる反射膜14を形成する。反射膜14を構成する金属材料は、アルミまたは金に限られず、高い反射率を有する材料であればよい。これにより、凹面基板12、その表面形状が鋸歯形状である樹脂層13、および、反射膜14を含む回折格子15が得られる。
以上のように、溝GR1の周期W1が不等間隔な成型部材8を用いて、溝GR3の周期が不等間隔である回折格子15が製造される。また、フォトマスク5に設けられた複数のマスクパターン5a~5cを用いて、表面積の大きな成型部材8を製造し、その成型部材8を用いて、回折格子15を製造しているため、鋸歯形状の大面積化を図ることができた。また、回折格子15の製造には、機械刻線方式またはホログラフィック露光方式を用いず、成型部材8を用い、成型部材8の製造には、フォトリソグラフィ技術を用いているので、比較的短時間で回折格子15を製造できる。また、製造コストの上昇も抑制できる。
以下は、回折格子15の溝GR3の周期と、フォトマスク5の開口部OP(第1箇所OPa~第3箇所OPc)の長さとの関係についての考察である。図21に示されるグラフの実線は、実施の形態1におけるフォトマスク5の開口部OP(第1箇所OPa~第3箇所OPc)の長さを示す。図21の破線は、回折格子15の溝GR3の周期f(x)を示し、周期f(x)は、下記の数式2で表される。
Figure 0007499260000002
ここで σは回折格子15の中心付近での溝本数(本/mm)であり、Rは曲率半径である。b2、b3、b4は、係数であり、使用される波長の範囲に応じて、回折光の結像位置における収差が最も小さくなるように決められる。
例えば、大きさが20mm×20mm、曲率半径R=100mm、溝本数が600本/mmの回折格子15では、溝GR2の周期を1.617μm~1.714μmの範囲内において、狭い間隔から広い間隔へと連続的に変化させる必要がある。
フォトマスク5の開口部OP(第1箇所OPa~第3箇所OPc)のX方向における長さは、数式2で計算される回折格子15の溝GR3の周期に対して、階段状に近似した図18の破線で示される長さとする。
また、ここでは、露光装置1の倍率が等倍である場合について説明したが、縮小露光法を用いた場合でも、露光時の倍率に応じて開口部OPのX方向における長さを設計することで、所望の溝GR3の周期とすることができる。
<回折格子15を使用した分光分析装置20の構造>
以下に図22を用いて、実施の形態1における回折格子15の使用例として、分光分析装置20について説明する。
図22に示されるように、分光分析装置20は、白色光源21、集光レンズ22a、22b、容器23、スリット25および検出器(分光器)26を備える。分析時には、分析対象である試料24が容器23の内部に搭載され、スリット25の下方には実施の形態1における回折格子15が設けられる。
白色光源21からの光LI2は、集光レンズ22aによって集光され、容器23の内部において試料24に照射される。試料24から透過した光は、集光レンズ22bによってスリット25の開口部内に集光される。スリット25を通過した光は、回折格子15によって、回折および波長分散され、スペクトルを形成する。回折格子15は、多波長の結像位置を平面上にすることが可能である。検出器26の入射面には、例えばフォトダイオードが平面上に設けられているので、上記スペクトルは、検出器26において検出される。このように、溝GR2の周期が不等間隔である回折格子15を用いることで、分光分析装置20において高い分析性能を発揮することができる。
(実施の形態2)
以下に図5、図23および図24を用いて、実施の形態2における成型部材8を説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1との相違点を主に説明する。図5に示されるように、実施の形態2では、ステップS1~S3の代わりに、ステップS21~S23が行われる。
<<ステップS21>>
実施の形態2におけるステップS21は、フォトマスク50に設けられているマスクパターン50a以外は、実施の形態1におけるステップS1とほぼ同様である。
実施の形態1では、フォトマスク5に複数のマスクパターン5a~5cが設けられていたが、図23に示されるように、実施の形態2では、フォトマスク50に1つのマスクパターン50aが設けられている。なお、フォトマスク5およびフォトマスク50の各々の大きさは同じである。実施の形態2では、マスクパターン50aに形成されている開口部OPは、X方向において、第1箇所OPa~第3箇所OPcの数以上の複数箇所から構成される。
<<ステップS22>>
図24に示されるように、まず、マスクパターン50aを用いて、レジスト膜6aに対して露光処理を行う。1度の露光処理によって、レジスト膜6aの一部の領域である露光領域80aが露光される。次に、レジスト膜6a(ステージ4)をY方向へ移動させ、他の露光領域80aを順次露光する。実施の形態1と同様に境界領域BRを懸念して、このような複数回の露光処理の回数は、3回以上の奇数回であることが好ましい。
X方向において、実施の形態1では露光領域8a~8cに分けて露光処理を行っていたが、実施の形態2では、X方向における長さが長い露光領域80aを露光する。このため、実施の形態2では、実施の形態1と比較して、露光処理の回数が少ないので、製造工程の増加を抑制し、製造コストの増加を抑制することができる。
なお、実施の形態1では、X方向におけるフォトマスク5の長さ以上となる露光領域8a~8cを設けたので、成型部材8および回折格子15の大面積化という観点では、実施の形態1の方が実施の形態2よりも優れている。しかし、比較的小面積の回折格子を製造する場合など、大面積化が求められていない場合には、製造コストの観点から、実施の形態2の方が実施の形態1よりも優れている。
<<ステップS23>>
次に、実施の形態1のステップS3と同様に、レジスト膜6aに対して現像処理が行われる。これにより、図10または図11に示されるレジストパターン6bが形成される。その後、レジストパターン6bに対して、例えば150~200℃のポストベークが施される。
実施の形態1では、露光領域8a~8cでは、第1箇所OPa~第3箇所OPcが連通するようにマスクパターン5a~5cの位置が調整されるので、X方向における境界領域BRに関する懸念は、Y方向よりも非常に小さい。実施の形態2では、更に上記懸念も考慮する必要が無くなるので、回折格子15の光学特性が低下する恐れを、更に抑制することができる。
なお、図23の50aに相当し、Y方向の長さの異なるパターンを同一または複数のマスクに形成しておいて、別々に露光してもよい。この場合は、Y方向における露光処理の回数が偶数回の場合でも、境界領域BRが回折格子の中心付近にこないようにすることができる。
以降の製造工程は、実施の形態1のステップS4~S11と同様であるので、それらの説明は省略する。
以上、本願発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
1 露光装置
2 光源
3 投影光学機構
4 ステージ
5 フォトマスク(レチクル)
5a~5c マスクパターン
6a レジスト膜
6b レジストパターン
7 基板(半導体基板)
8 成型部材
8a~8c 露光領域
9 金属膜
10 凸面基板(基板)
11 接着層
12 凹面基板(基板)
13 樹脂層
14 反射膜
15 回折格子(光学素子)
20 分光分析装置
21 白色光源
22a、22b 集光レンズ
23 容器
24 試料
25 スリット
26 検出器
50 フォトマスク(レチクル)
50a~50c マスクパターン
80a 露光領域
BP1~BP3 底部
BR 境界領域
CC1 凹部
CV1、CV2 凸部
GR1~GR3 溝
LB 遮光部
LI1、LI2 光
OP 開口部
OPa~OPc 第1箇所~第3箇所
S1~S11、S21~S23 ステップ
TP1~TP3 頂部

Claims (10)

  1. (a)第1基板と、前記第1基板上に形成され、且つ、複数の溝からなる表面形状を有するレジストパターンと、を備えた成型部材を用意する工程、
    (b)前記複数の溝を覆うように、前記レジストパターンの表面に第1金属膜を形成する工程、
    (c)前記成型部材から前記第1金属膜を剥離することで、前記レジストパターンの表面形状と反転する表面形状を有する前記第1金属膜を用意する工程、
    (d)その表面形状が凸面である第2基板を用意する工程、
    (e)前記第2基板の表面上に、接着層を形成する工程、
    (f)前記(a)~(e)工程後、前記第1金属膜の裏面が前記第2基板の表面に対向するように、前記第2基板の表面上に前記第1金属膜を設置する工程、
    (g)前記(f)工程後、前記第1金属膜の表面側から前記第1金属膜に荷重を加えることで、前記第2基板の表面形状に沿うように、前記第2基板の表面に、前記接着層を介して前記第1金属膜を貼り付ける工程、
    (h)その表面形状が凹面である第3基板を用意する工程、
    (i)前記第3基板の表面上に、樹脂層を形成する工程、
    (j)前記(g)~(i)工程後、前記第1金属膜の表面が前記樹脂層の表面に対向するように、前記樹脂層に前記第1金属膜を貼り付けることで、前記樹脂層の表面形状を前記第1金属膜の表面形状と反転させる工程、
    を有し、
    前記複数の溝は、複数の第1底部および複数の第1頂部を含み、
    前記複数の第1底部および前記複数の第1頂部は、平面視における第1方向において交互に繰り返され、且つ、それぞれ前記第1方向と直交する第2方向に延在し、
    前記第1方向において互いに隣接する前記第1底部の間隔は、段階的に変化し、
    前記(a)工程は、
    (a1)光源、ステージ、および、前記光源と前記ステージとの間に設けられた投影光学機構を備える露光装置を用意する工程、
    (a2)前記ステージ上に、前記第1基板と、前記第1基板上に形成されたレジスト膜との積層体を搭載する工程、
    (a3)前記光源と前記投影光学機構との間に、少なくとも第1マスクパターンを有するフォトマスクを挿入する工程、
    (a4)前記(a1)~(a3)工程後、前記光源からの光を前記フォトマスクへ照射し、前記第1マスクパターンを透過した光を、前記投影光学機構を介して前記レジスト膜に転写する第1露光処理を行う工程、
    (a5)前記(a4)工程後、前記レジスト膜に対して現像処理を行うことで、前記レジストパターンを形成する工程、
    を有し、
    前記ステージを前記第2方向へ移動することで、前記(a4)工程は、3回以上の奇数回行われ、
    前記レジスト膜のうち、3回以上の奇数回行われる前記第1露光処理によって露光される領域は、それぞれ前記第2方向において隣接し
    前記フォトマスクは、複数の第1開口部が形成された遮光膜を有し、
    前記第1マスクパターンは、前記複数の第1開口部からなり、
    前記複数の第1開口部の各々は、第1箇所、および、前記第1方向において前記第1箇所と連結して通じている第2箇所を含み、
    前記第1方向のうち前記第1箇所から前記第2箇所へ向かう方向において、前記第1箇所および前記第2箇所の各々の前記第2方向における長さは、段階的に長くなり、
    前記第1方向において、前記第2箇所の長さは、前記第1箇所の長さよりも長く、
    前記第2箇所の開口面積は、前記第1箇所の開口面積よりも大きい、回折格子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の回折格子の製造方法において、
    前記第1方向において互いに隣接する前記第1底部の間隔は、段階的に広くなっている、回折格子の製造方法。
  3. 請求項2に記載の回折格子の製造方法において、
    前記第1方向において互いに隣接する2つの前記第1底部のうちの一方と、前記2つの前記第1底部の間に位置する前記第1頂部との間の距離は、前記2つの前記第1底部のうちの他方と、前記2つの前記第1底部の間に位置する前記第1頂部との間の距離よりも長い、回折格子の製造方法。
  4. 請求項1に記載の回折格子の製造方法において、
    前記フォトマスクは、前記遮光膜に形成された複数の第2開口部からなる第2マスクパターンを更に有し、
    前記複数の第2開口部の各々は、第3箇所、および、前記第1方向において前記第3箇所と連結して通じている第4箇所を含み、
    前記第1方向のうち前記第3箇所から前記第4箇所へ向かう方向において、前記第3箇所および前記第4箇所の各々の前記第2方向における長さは、段階的に長くなり、
    前記第1方向において、前記第3箇所の長さは、前記第2箇所の長さよりも長く、且つ、前記第4箇所の長さよりも短く、
    前記第3箇所の開口面積は、前記第2箇所の開口面積よりも大きく、且つ、前記第4箇所の開口面積よりも小さく、
    前記(a4)工程は、前記第1露光処理の前または後に、前記光源からの光を前記フォトマスクへ照射し、前記第2マスクパターンを透過した光を、前記投影光学機構を介して、前記レジスト膜のうち前記第1露光処理が行われる領域とは別の領域に転写する第2露光処理を行う工程を更に有し、
    前記(a4)工程では、前記第1方向において前記第2箇所および前記第3箇所が連結して通じるように、前記第1マスクパターンおよび前記第2マスクパターンの各々の位置が調整される、回折格子の製造方法。
  5. 請求項1に記載の回折格子の製造方法において、
    前記第1箇所および前記第2箇所の各々の前記第2方向において段階的に長くなる長さのうち、最も長い距離は、前記露光装置の解像限界以下である、回折格子の製造方法。
  6. 請求項1に記載の回折格子の製造方法において、
    (k)前記(j)工程後、前記樹脂層の表面に、金属材料からなる反射膜を形成する工程、
    を更に有する、回折格子の製造方法。
  7. 第1開口部が形成された遮光膜を有し、
    前記第1開口部は、第1箇所、および、平面視における第1方向において前記第1箇所と連結して通じている第2箇所を含み、
    前記第1方向のうち前記第1箇所から前記第2箇所へ向かう方向において、前記第1箇所および前記第2箇所の各々の前記第1方向と直交する第2方向における長さは、段階的に長くなり、
    前記第1方向において、前記第2箇所の長さは、前記第1箇所の長さよりも長く、
    前記第2箇所の開口面積は、前記第1箇所の開口面積よりも大きい、フォトマスク。
  8. 請求項7に記載のフォトマスクにおいて、
    前記第2方向において互いに隣接するように、前記遮光膜には、複数の前記第1開口部が形成されている、フォトマスク。
  9. 請求項8に記載のフォトマスクにおいて、
    前記複数の第1開口部からなる第1マスクパターンと、前記遮光膜に形成された複数の第2開口部からなる第2マスクパターンと、を更に有し、
    前記複数の第2開口部の各々は、第3箇所、および、前記第1方向において前記第3箇所と連結して通じている第4箇所を含み、
    前記第1方向のうち前記第3箇所から前記第4箇所へ向かう方向において、前記第3箇所および前記第4箇所の各々の前記第2方向における長さは、段階的に長くなり、
    前記第1方向において、前記第3箇所の長さは、前記第2箇所の長さよりも長く、且つ、前記第4箇所の長さよりも短く、
    前記第3箇所の開口面積は、前記第2箇所の開口面積よりも大きく、且つ、前記第4箇所の開口面積よりも小さい、フォトマスク。
  10. 請求項7に記載のフォトマスクにおいて、
    前記第1箇所は、各々の平面形状が四角形である複数の第1窓からなり、
    前記第1箇所から前記第2箇所へ向かう方向において、その開口面積が段階的に大きくなるように、前記複数の第1窓は、互いに連結して通じている、フォトマスク。
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