JP7490231B2 - 整髪料 - Google Patents

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Description

本発明は、整髪料に関する。
近年、整髪料に求められる効果は多様化しており、整髪料由来の艶を抑えた自然な仕上がりの整髪料が好まれている。
艶を抑えた整髪料としては、例えば、特定の油分、カオリンを必須成分として含有するワックス状整髪料(特許文献1)や、特定の油膨潤性粘土鉱物、界面活性剤、油分を含有する油性固体状毛髪化粧料(特許文献2)が開示されている。
特開2002-114652号公報 特開2010-229071号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、艶の抑えが充分ではなかった。艶が抑えられない理由の一つとして、ワックス状整髪料に含まれる水によって艶が出てしまうことが考えられる。一方、特許文献2の技術では、艶は抑えられているものの、界面活性剤が高配合されているため、セット後の毛髪にべたつきがあった。また、ヘアスタイルの持続性も満足な品質ではなかった。
このようなことから、本発明は、艶を抑えた自然な仕上がりでありながら、べたつきが少なく、洗い落ちに優れ、ヘアスタイルの持続性にも優れる整髪料を提供することを課題とする。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した。その結果、以下の構成を有する整髪料により上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、例えば以下の[1]~[5]である。
[1]ポリオキシエチレンステアリルエーテル(A)2.4~10.5質量%と、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、ネオペンタン酸イソデシル、およびラウリン酸ヘキシルからなる群より選択される少なくとも1種のエステル油(B)2~8質量%と、45℃で固形のワックス類(C)12.5~20質量%と、カオリン(D)20~60質量%と、ワセリン(E)とを含み、前記成分(A)全体のHLBが8~11である、整髪料。
[2]前記成分(A)が、ステアレス-6およびステアレス-11からなる群より選択される少なくとも1種である、[1]に記載の整髪料。
[3]前記45℃で固形のワックス類(C)が、マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、およびパラフィンからなる群より選択される少なくとも1種である、[1]または[2]に記載の整髪料。
[4]前記カオリン(D)の平均粒子径が0.1~10μmである、[1]~[3]のいずれかに記載の整髪料。
[5]水の含有量が0.1質量%以下である、[1]~[4]のいずれかに記載の整髪料。
本発明は、艶を抑えた自然な仕上がりでありながら、べたつきが少なく、洗い落ちに優れ、ヘアスタイルの持続性にも優れる整髪料を提供することができる。
以下、本発明の整髪料について具体的に説明する。
<整髪料>
本発明の整髪料は、ポリオキシエチレンステアリルエーテル(A)(以下「成分(A)」とも記す。)2.4~10.5質量%と、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、ネオペンタン酸イソデシル、およびラウリン酸ヘキシルからなる群より選択される少なくとも1種のエステル油(B)2~8質量%と、45℃で固形のワックス類(C)12.5~20質量%と、カオリン(D)20~60質量%と、ワセリン(E)とを含み、前記成分(A)全体のHLBが8~11である。
本発明の整髪料は、ヘアワックスであることが好ましい。
なお、本発明における各成分の含有量は、整髪料全体を100質量%とした場合の含有量を示している。
<ポリオキシエチレンステアリルエーテル(A)>
本発明の整髪料は、ポリオキシエチレンステアリルエーテル(A)を2.4~10.5質量%、好ましくは2.4~9質量%、より好ましくは3.6~9質量%、最も好ましくは6~7.5質量%の量で含む。
本発明の整髪料は、成分(A)を上記の量で含むことによって、べたつきを抑えながら洗い落ちの良さを付与することができる。
成分(A)が前記下限量より少ないと、べたつきが増し、洗い落ちが悪くなることがあり、前記上限量より多いと、セット力が低下し、ヘアスタイルの持続性が悪くなる傾向がある。
成分(A)として、具体的には、ステアレス-1、ステアレス-2、ステアレス-3、ステアレス-4、ステアレス-5、ステアレス-6、ステアレス-7、ステアレス-8、ステアレス-9、ステアレス-10、ステアレス-11、ステアレス-12、ステアレス-13、ステアレス-14、ステアレス-15、ステアレス-16、ステアレス-17、ステアレス-18、ステアレス-20、ステアレス-21、ステアレス-25、ステアレス-27、ステアレス-30、ステアレス-40、ステアレス-50、ステアレス-80、およびステアレス-100が挙げられる。これらの中でも、成分(A)が、ステアレス-6およびステアレス-11からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
本発明の整髪料は、成分(A)が、ステアレス-6およびステアレス-11を含むことがより好ましく、セット力の高さと洗い落ちの良さを両立できることから、成分(A)が、ステアレス-6およびステアレス-11であることが最も好ましい。
成分(A)は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
本発明の整髪料は、成分(A)全体のHLBが8~11、好ましくは9~11、より好ましくは9~10である。
成分(A)全体のHLBが上記の値であることによって、べたつきを抑えることができる。
成分(A)全体のHLBが、前記下限値より低いと、べたつきが増し、洗い落ちが悪くなることがある。前記上限値より高いと、洗い落ちや剤の伸びが悪くなることがある。
本発明者は、本発明の整髪料が成分(A)を上述の量および上述の全体のHLBで含むことで、洗い落ちが良く、さらに、べたつきの少なさとヘアスタイルの持続性とを両立できると考えている。
<エステル油(B)>
本発明の整髪料は、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、ネオペンタン酸イソデシル、およびラウリン酸ヘキシルからなる群より選択される少なくとも1種のエステル油(B)(以下、単に「エステル油(B)」とも記す。)を2~8質量%、好ましくは2~6.5質量%、より好ましくは3~6.5質量%、最も好ましくは3.5~5質量%の量で含む。
本発明の整髪料は、エステル油(B)を上記の量で含むことによって、剤の伸びの良さおよび洗い落ちの良さを付与することができる。
エステル油(B)が前記下限量より少ないと、洗い落ちが悪くなることがあり、前記上限量より多いと、セット力が低下し、ヘアスタイルの持続性が悪くなる傾向がある。
本発明の整髪料は、エステル油(B)がイソノナン酸イソノニル、およびネオペンタン酸イソデシルからなる群より選択される少なくとも1種のエステル油(B)であることが好ましく、洗い落ちが良く、ヘアスタイルの作りやすさにも優れることから、エステル油(B)がイソノナン酸イソノニルであることがより好ましい。
エステル油(B)は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
<45℃で固形のワックス類(C)>
本発明の整髪料は、45℃で固形のワックス類(C)(以下、単に「ワックス類(C)」とも記す。)を12.5~20質量%、好ましくは13.5~19質量%、より好ましくは14~18質量%の量で含む。
本発明の整髪料は、ワックス類(C)を上記の量で含むことによって、毛髪を立ち上げて保持することができる高いセット力を付与することができる。
ワックス類(C)が前記下限量より少ないと、セット力が低く毛束が作りにくくなることがある。前記上限量より多いと、剤が固くなりすぎて、毛髪に塗布しにくくなる傾向がある。
ワックス類(C)としては、45℃で固形のワックス類であれば特に制限なく用いることができる。
ワックス類(C)として、具体的には、キャンデリラロウ、カルナバロウ、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、還元ラノリン、水添ホホバ油等のロウ類、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン等の炭化水素類が挙げられる。
これらの中でも、高いセット力を付与できることから、ワックス類(C)がマイクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、およびパラフィンからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましく、艶を抑え、マット感が強いことから、ワックス類(C)がマイクロクリスタリンワックスであることがより好ましい。
ワックス類(C)は、1種単独で用いても、2種以上組み合わせて用いてもよい。
なお、本明細書において、ワックス類(C)には、後述するワセリン(E)に該当するワックス類は含まれないものとする。また、ワックス類(C)には、水添ホホバ油は含まれるが、通常のホホバ油(25℃で液状のもの)は含まれないものとする。
<カオリン(D)>
本発明の整髪料は、カオリン(D)を20~60質量%、好ましくは30~55質量%、より好ましくは35~50質量%の量で含む。
本発明の整髪料は、カオリン(D)を上記の量で含むことによって、べたつきを低減できる。また、マット感を付与でき、艶を抑えた自然な仕上がりになる。
カオリン(D)が前記下限量より少ないと、べたつきが強くなり、マット感が弱くなることがある。前記上限量より多いと、毛髪に塗布する際にざらつきが強く生じ、塗布後に白浮きすることがある。
カオリン(D)は、化粧用のカオリンとして通常用いられているものであれば特に制限なく用いることができ、天然物、天然物からの精製物、または合成物のいずれであってもよい。
本発明の整髪料は、カオリン(D)の平均粒子径が好ましくは0.1~10μm、より好ましくは0.1~7μm、さらに好ましくは0.1~5μmである。
なお、本明細書において、平均粒子径は算術平均値であり、レーザー回折法で測定した値である。
<ワセリン(E)>
本発明の整髪料は、ワセリン(E)を好ましくは10~70質量%、より好ましくは15~45質量%の量で含む。
本発明の整髪料は、ワセリン(E)を含むことで、剤に粘性を付与することができ、ヘアスタイルを作りやすくなる。
ワセリン(E)としては、化粧用のワセリンとして通常用いられているものであれば特に制限なく用いることができる。
ワセリン(E)としては、例えば、黄色ワセリンおよび白色ワセリンが挙げられる。これらの中でも、ワセリン(E)が、白色ワセリンであることが好ましい。
<その他成分>
本発明の整髪料は、本発明の効果を損なわない範囲で、上記成分以外に、保湿剤、生薬類、pH調整剤、キレート剤、防腐剤、酸化防止剤、清涼剤、ビタミン類、タンパク質、香料、抗菌剤、および色素等の添加剤を含有することができる。
本発明の整髪料は、水を含む場合、水由来の艶を生じてしまう恐れがあるため、実質的に水を含まないことが好ましい。実質的に水を含まないとは、各成分の不純物として存在する水や、本発明の整髪料を製造する際に大気中から混入する水については、整髪料に含まれていてもよいが、通常水を意図的に添加しないことを意味する。
本発明の整髪料において、水の含有量が0.1質量%以下であることが好ましい。
<整髪料の製造等>
本発明の整髪料は、上述した各成分を上述の量で使用する以外は、例えば公知の方法で、撹拌、混合、加熱、溶解、乳化、分散等することによって製造することができ、製造方法は特に限定されない。製造方法としては各成分を均一に混合するために、好ましくは加熱条件下、例えば75~85℃の加熱条件下で、本発明の整髪料を製造することが好ましい。
〔剤型〕
本発明の整髪料の状態としては、例えば、クリーム状、半固形状および固形状が挙げられる。これらの中でも、本発明の整髪料は、半固形状および固形状が好ましく、セット力が高いことから、固形状であることがより好ましい。
本発明の整髪料は、非水系であることが好ましい。前記非水系とは、実質的に水を含まない油性の剤を指す。
本発明の整髪料は、例えば、白濁した外観が挙げられる。
本発明の整髪料は、非水系であり、白濁した外観であることが好ましい。
<用途>
本発明の整髪料は、毛髪に塗布して使用することができる。
本発明の整髪料は、洗髪後の水分等が付着していない乾いた状態の毛髪、および、セミドライの毛髪に塗布して使用することが好ましい。
本発明の整髪料は、適用する毛髪の長さに特に制限はないが、ヘアスタイルの持続性に優れることから、ショートヘア、およびミディアムヘアの毛髪に適用することが好ましい。
本発明の整髪料は、ヘアワックスおよびバームであることが好ましく、ヘアワックスであることがより好ましい。
本発明の整髪料は、艶を抑えた自然な仕上がりでありながら、べたつきが少なく、洗い落ちに優れ、ヘアスタイルの持続性にも優れる。
次に本発明について実施例を示してさらに詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
〔実施例1~32、比較例1~19〕
実施例および比較例では、表1に記載の市販品を使用した。
表2~9の処方の数値は、整髪料全体を100質量%とした場合の、各成分の質量%を表しており、純分換算した値を示す。
表2~9に示す処方で各成分を混合することにより整髪料を製造し、試料として以下の方法で評価した。
〔評価方法〕
室温(25℃)の条件下で、専門パネラー(美容師)10名が1人ずつ、試料2gを手に取り、てのひらに伸ばし広げた後、トップ10cm、ネープ3cmにカットしたPAMS社製人毛ウイッグUNに万遍なく塗布し、ヘアスタイルを作った。一連の施術およびヘアスタイルについて、後述する(1)~(7)の各項目に記載した評価項目および評価基準に従って官能評価を行った。
各項目につき10名の評価点の平均を算出し、以下のとおり評価した。
◎:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均点が3.5点以上である。
○:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均点が2.5点以上3.5点未満である。
△:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均点が1.5点以上2.5点未満である。
×:10人の専門パネラー(美容師)の評価点の平均点が1.5点未満である。
〔評価項目および評価基準〕
(1)セット力
毛髪全体に試料を塗布した後、根元を立ち上げ、毛束を作り、立体的なヘアスタイルを作った。その際の、毛流れ(ヘアスタイル)の作りやすさと根元の立ち上がりについて、触感で評価した。
4点:セット力が非常に高く、ヘアスタイルが非常に作りやすい
3点:セット力が高く、ヘアスタイルが作りやすい
2点:セット力が弱く、ヘアスタイルがやや作りづらい
1点:セット力が非常に弱く、ヘアスタイルが満足に作れない
(2)セット後のべたつき
毛髪全体に試料を塗布し、5分後の毛髪のべたつきを触感で評価した。
4点:べたつきがない
3点:べたつきが少ない
2点:べたつきがある
1点:とてもべたつきがある
(3)バサッとした束感
毛髪をつまむように毛束を作り、その毛束の先が適度にほぐれてバサッとしているかを目視で評価した。
4点:しっかりとした束になっていながらも、毛先がほぐれてバサッとしている
3点:束になりながらも毛先がほぐれてバサッとしている
2点:わずかに束になる、または毛先がほぼほぐれていない
1点:束にならない、または毛先が全くほぐれていない
(4)ヘアスタイルの持続性
毛髪全体に試料を塗布した後、根元を立ち上げ、毛束を作り、立体的なヘアスタイルを作った。その後、湿度50%、室温28℃の条件下で6時間放置し、ヘアスタイルが維持されているか目視で評価した。
4点:ヘアスタイルが崩れることなく全体的に維持されている
3点:ヘアスタイルが全体的に維持されている
2点:ヘアスタイルがボリュームダウンしているが、部分的に維持されている
1点:ヘアスタイルが全体的にボリュームダウンし、維持されていない
(5)洗い落ち
毛髪全体に試料を塗布し、毛髪が充分乾いた後、シャンプーを1.0g使用して30秒間洗い、水温38℃付近の水で1分間水洗した。その際の洗い落ちを触感で評価した。
シャンプーはシェルパ デザインサプリ シャンプー D-2(アリミノ社製)を使用した。
4点:非常に洗い落ちが良い
3点:洗い落ちが良い
2点:洗い落ちが悪い
1点:非常に洗い落ちが悪い
(6)剤の伸び
試料2gを手のひらに取り、手のひらで伸ばし広げたときの、剤の伸びのよさを触感で評価した。
4点:非常に伸びが良い
3点:伸びが良い
2点:伸びが悪い
1点:非常に伸びが悪い
(7)マット感
毛流れ(ヘアスタイル)のマット感を目視で評価した。
4点:艶が全くなく、マット感が強い
3点:艶がなく、マットに感じる
2点:艶があり、毛髪に何かがついているように感じる
1点:明らかな艶があり、毛髪に何かがついているように感じる
実施例1~32で製造した整髪料は、いずれも(1)~(7)の全ての評価項目において良好な結果となった。
本発明の整髪料は、艶を抑えた自然な仕上がりでありながら、べたつきが少なく、洗い落ちに優れ、ヘアスタイルの持続性にも優れることがわかる。
比較例1で製造した整髪料は、成分(A)の配合量が少ないため、洗い落ちが悪かった。
比較例2で製造した整髪料は、成分(A)の配合量が多いため、セット力が弱く、バサッとした束感が得られなかった。また、剤の伸びが悪かった。
比較例3で製造した整髪料は、成分(A)全体のHLBが8~11より低いため、べたつきがあり、洗い落ちが悪かった。また、ヘアスタイルの持続性も悪かった。
比較例4で製造した整髪料は、成分(A)全体のHLBが8~11より高いため、ヘアスタイルの持続性が悪く、剤の伸びも悪かった。
比較例5で製造した整髪料は、エステル油(B)の配合量が少ないため、洗い落ちが悪く、剤の伸びも悪かった。
比較例6で製造した整髪料は、エステル油(B)の配合量が多いため、セット力が弱く、ヘアスタイルの持続性も悪かった。また、マット感が弱かった。
比較例7で製造した整髪料は、ワックス類(C)の配合量が少ないため、セット力が弱く、ヘアスタイルの持続性も悪かった。
比較例8で製造した整髪料は、ワックス類(C)の配合量が多いため、洗い落ちが悪く、剤の伸びも悪かった。
比較例9で製造した整髪料は、カオリン(D)の配合量が少ないため、べたつきがあり、艶があった。
比較例10で製造した整髪料は、カオリン(D)の配合量が多いため、セット力が弱く、剤の伸びも悪かった。
比較例11~14で製造した整髪料は、成分(A)が配合されておらず、一般的にヘアワックスに用いられる界面活性剤が配合されている。
比較例11で製造した整髪料は、成分(A)の代わりにセテス-7が配合されているため、ヘアスタイルが維持されず、セット力が弱かった。また、べたつきがあり、非常に洗い落ちが悪かった。
比較例12で製造した整髪料は、成分(A)の代わりにモノステアリン酸ポリエチレングリコールが配合されているため、ヘアスタイルが維持されず、セット力が弱かった。また、非常にべたつきがあり、洗い落ちが悪かった。
比較例13で製造した整髪料は、成分(A)の代わりにPEG-60水添ヒマシ油が配合されているため、ヘアスタイルの持続性が悪く、セット力が弱かった。また、とてもべたつきがあり、非常に洗い落ちが悪かった。
比較例14で製造した整髪料は、成分(A)の代わりにトリイソステアリン酸PEG-20グリセリルが配合されているため、ヘアスタイルの持続性が悪く、セット力が弱かった。また、べたつきがあり、洗い落ちが悪かった。
比較例15~17で製造した整髪料は、エステル油(B)が配合されておらず、一般的にヘアワックスに用いられる液状油が配合されている。
比較例15で製造した整髪料は、エステル油(B)の代わりにミネラルオイルが配合されているため、ヘアスタイルの持続性が悪く、セット力が弱かった。また、べたつきがあり、非常に洗い落ちが悪かった。
比較例16で製造した整髪料は、エステル油(B)の代わりにエチルヘキサン酸セチルが配合されているため、セット力が弱く、非常に洗い落ちが悪かった。
比較例17で製造した整髪料は、エステル油(B)の代わりにオリーブ果実油が配合されているため、ヘアスタイルの持続性が悪く、セット力が弱かった。また、べたつきがあり、非常に洗い落ちが悪かった。
比較例18で製造した整髪料は、ワックス類(C)の代わりにホホバ油が配合されているため、ヘアスタイルが維持されず、セット力が非常に弱かった。また、べたつきがあり、バサッとした束感が得られなかった。
比較例19で製造した整髪料は、カオリン(D)が配合されておらず、一般的にヘアワックスに用いられる粘土鉱物の一種である、タルクが配合されている。比較例19で製造した整髪料は、ヘアスタイルの持続性が悪く、セット力が弱かった。また、マット感が弱かった。

Claims (5)

  1. ポリオキシエチレンステアリルエーテル(A)2.4~10.5質量%と、
    イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、ネオペンタン酸イソデシル、およびラウリン酸ヘキシルからなる群より選択される少なくとも1種のエステル油(B)2~8質量%と、
    45℃で固形のワックス類(C)12.5~20質量%と、
    カオリン(D)20~60質量%と、
    ワセリン(E)とを含み、
    前記成分(A)全体のHLBが8~11である、整髪料。
  2. 前記成分(A)が、ステアレス-6およびステアレス-11からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の整髪料。
  3. 前記45℃で固形のワックス類(C)が、マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラロウ、およびパラフィンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1または2に記載の整髪料。
  4. 前記カオリン(D)の平均粒子径が0.1~10μmである、請求項1~3のいずれか一項に記載の整髪料。
  5. 水の含有量が0.1質量%以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の整髪料。
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